JP3968708B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、BS/CSデジタルセットトップボックス、BS/CSデジタルTV、通信機能付きファクシミリ・電話機器などのように公衆回線と接続される組込用のデータ通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公衆回線と接続されるデータ通信装置の一例としてモデムについて従来技術を記す。現在、BSデジタル放送など新しい放送サービスにおいて、双方向のサービスが提供されている。このような、双方向のサービスのため、BSデジタルTVやBS/CSデジタルセットトップボックスなどは、データ通信を行うためのモデム装置を内蔵している。これらの機器には、内部をコントロールするホストコントローラ(マイコン、CPUなど)があり、電話回線に接続されるモデム装置をコントロールしている。
【0003】
BS/CSデジタルセットトップボックスなどは、このモデムを使用して、データ通信を行ない、課金情報の送出や、インターネットからの情報のダウンロードに使用している。このような機器では、電話回線を占有しているのではなく、常に同じ電話回線に電話機が並列して存在している。
【0004】
このような場合、モデムを持った機器が、通信を始めようとした場合に、もし、併設された電話機がオフフック状態(受話器を上げた状態)であれば、このままダイヤリングしても正常にダイヤリングできないし、ユーザーの通信を妨げないためにも通信の開始を止める必要がある。この併設電話機の使用状態をチェックするには、別途、電話回線に電流が流れているかどうかの併設電話のオフフック検出回路を設けることが必要である。
【0005】
【特許文献1】
特表2000−513186号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図3に併設電話機のオフフック検出回路例を示す。併設電話機がオフフックされると、その併設電話機のトランスが閉結され、回線が通じる。そして回線には電流が流れ、ホトカプラ205にも電流が流れるため、電流検出信号がLowとなり、併設電話機がオフフックされた状態であるかをチェックすることができる。しかし、別途回路を設けることは、コストアップになるため、通信開始時に併設電話機がオフフックされていることを検出する機能は無い場合が多い。なお、図3中で、201はモデム、202は電話回線、203は100Ωの抵抗、204はバリスタ、205はホトカプラである。なお、併設電話のオフフック、オンフック検出回路があるDAA(データアクセスアレンジメント)回路の従来技術を記載した文献として、例えば、上記特許文献1などがある。
【0007】
本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたもので、電話回線に接続された通信装置において、別途併設電話のオフフック検出回路を設けなくても併設電話のオフフックを容易に検出できるような通信装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信装置は、電話回線に接続し、データ通信を行う装置において、その電話回線には別の電話機が併設されている電話回線に関し、通信装置をコントロールするホストから通信開始の指示が出された場合、オフフックする前に電話回線の電圧を測定するDAA回路と、その測定値が予め設定されていたしきい値以下であれば、同じ電話回線に並列に接続された外部電話機がオフフック状態であることを認識し、通信開始を中止し、ホストへその中止を知らせるDSPとを有することを特徴としている。
【0009】
また、本発明に係る上記通信装置において、予め設定されたしきい値は、パラメータとして外部から設定できることを特徴としている。
【0010】
最近では、従来の巻き線を使用した従来のトランスの変わりに、集積回路でその機能を代替するシリコンDAAが使われるようになってきた。このシリコンDAAの機能の中には、回線電圧を測定できる機能がある。回線電圧は併設電話がオフフックされた場合には、回線が閉じるため回線が開いているときよりも回線電圧が低下する。そのため、オフフックする前に電話回線の電圧をチェックすることによって、併設電話のオフフック状態を検出できるようになる。つまり、モデムがオフフックする前に回線電圧をチェックして、電圧がある値以下であれば、併設電話がオフフックしていることが判断できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
公衆回線と接続される通信装置の一例としてモデムを使って具体的な実施例を説明する。
【0012】
図1に最近のシリコンDAAを使用したモデム装置の構成を示す。301は、モデムチップで、内部は、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)コア303(CPUコアがある場合もある)、ROM307、RAM308、シリコンDAAインタフェース306、通信用I/O304、NCU(ネットワークコントロールユニット)コントロール用I/O305を内蔵している。モデム301は、パーソナルコンピュータや、マイコンなどのホスト302と通信I/O304(シリアル通信I/O 又は パラレル通信I/O)とで接続され、通常ATコマンドと呼ばれるコマンドで制御される。ATコマンドは、コマンドの先頭の文字が「AT」または「at」で始まり、その後にコマンドが続く形となる。
【0013】
311は、シリコンDAA317のシステム側デバイスチップで、313は、シリコンDAA317のライン側デバイスチップである。312は、1次側と2次側を電気的に隔離するためのアイソレーションバリア用のコンデンサである。このコンデンサ312を通して、シリコンDAA317のシステム側デバイス311とライン側デバイス313が相互に通信を行なっている。モデム301とシリコンDAA317は、シリアル通信でステータスやコマンドをやり取りしてモデム301からコントロールする。
【0014】
システム側デバイス311は、ライン側デバイス313とのデータ通信を行い、ライン側デバイス313へオフフックの指示としてオフフック信号309を与えたり、ライン側デバイス313からオフフック時の回線電流値データ、リング信号310などを受け取ったりする。また、通信時は、回線へのD/A変換を行う送信データや回線からのA/D変換データを受信し、、DSP303との間でデータの送受信を行う。オフフックする場合、モデム301は、NCU用I/O305のオフフック出力端子をONにする。シリコンDAA317のシステム側チップ311は、オフフックの動作をライン側デバイス313に指令し、ライン側デバイス313でオフフック動作を行う。
【0015】
図2はオフフック検出の処理のフローチャート図である。
モデム301は、ホスト302からATコマンドで通信開始を指示されたとき、オフフック動作を行う前に、シリコンDAA317に対して回線電圧データ要求しそのデータを得る(図2:ステップ2)。そのデータが予め設定されたしきい値以下であれば(図2:ステップ3)、併設電話機がオフフックされている状態であると判断して、ホストへ「LINE IN USE」リザルトコードを出力し併設電話がオフフックされている状態で、通信開始が中止された事を示す(図2:ステップ4)。このリザルトコードは、別のものでもよい。もし、電圧値がしきい値以上であれば、ダイヤリングを開始する(図2:ステップ5)。そしてそれが終了すれば、通常通信動作になる(図2:ステップ6)。
【0016】
このしきい値は、予め設定されているが、Sレジスタ(モデム301の内部レジスタ)で外部から設定できるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シリコンDAAを使った通信装置において、別途併設電話のオフフック検出回路を設けることなく、併設電話がオフフックされていることを検出することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコンDAAを使用したモデム装置の構成例図である。
【図2】本発明の処理手順を説明するフローチャート図である。
【図3】併設電話機オフフックチェック回路例図である。
【符号の説明】
201 モデム
202 電話回線
203 抵抗(100Ω)
204 バリスタ
205 ホトカプラ
301 モデム
302 ホスト
303 DSP
304 通信用I/O
305 NCU I/O
306 シリコンDAAインターフェース
307 ROM
308 RAM
309 オフフック信号
310 リング信号
311 システム側チップ
312 アイソレーションバリア用のコンデンサ
313 ライン側チップ
314 周辺回路
315 ライン1
316 ライン2
317 シリコンDAA
Claims (2)
- 電話回線に接続し、データ通信を行う通信装置の通信開始制御方法であって、
該通信装置をコントロールするホストからATコマンドで通信開始の指示が出されると、オフフックする前に、具備したDAA回路に対して電話回線の電圧の測定を要求するステップと、
前記DAA回路において前記電話回線の電圧を測定するステップと、
該DAA回路による測定値が予め設定されていたしきい値以上であれば、ダイヤリングを開始するステップと、
前記DAA回路による測定値が予め設定されていたしきい値以下であれば、通信開始を中止し、前記ホストへその中止を知らせるステップとを有することを特徴とした通信開始制御方法。 - 請求項1に記載の通信開始制御方法であって、前記予め設定されたしきい値を、パラメータとして外部から設定することを特徴とした通信開始制御方法。
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