JP3968553B2 - ギアポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はギアポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
ギアポンプにおいては、一般に、キャビティ内に噛み合い状態で配置された一対のギアの回転により、キャビティに連通する吸引口から流体を吸引して、ギアの噛み合い位置を挟んで吸引口の反対側に設けられた吐出口から流体を吐出する。
【0003】
従来のこの種のギアポンプの構成例を図3に断面図で示し、図4にはそのA−A断面図を示す。この例は外接型のギアポンプを示している。ハウジング1はハウジング本体1aとその両端を閉鎖するカバー1b,1cとからなり、その内部に全体として軸直交断面が略繭形状をしたキャビティ2が形成されている。そのキャビティ2内に、ドライブギア3とドリブンギア4が噛み合い状態で収容され、これらの各ギア3,4の両側には、可動側板(サイドプレート)5,6が配置されている。各可動側板5,6には、弾性材料からなるシール7,8が装着されており、この各シール7,8は、図3における矢視Bにて略3の字の形状を有してキャビティ2内を吸引口9に連通する低圧エリアと、吐出口10に連通する高圧エリアに区切ると同時に、各可動側板5,6を各ギア3,4の側面に対して弾性的に押圧することによって、高圧時に各ギア3,4の側面に過度の隙間が生じることを防止し、圧抜けによるポンプ効率の低下を図っている。
【0004】
ここで、各ギア3,4は、その中心部に設けられた支軸3a,4aを介して可動側板5,6に回転自在に支持されており、このうち、ドライブギア3の支軸3aの一端側は一方のカバー1bを貫通してハウジング1外に持ち出され、例えばベルト伝導機構等を介して回転動力が伝達される。
【0005】
各ギア3,4と支軸3a,4aとは、従来、強度や耐圧性能、あるいはポンプ効率等の観点から、通常は一体形成された構造が採られている。また、特殊なものとしては、ギア3,4と支軸3a,4aとを別部材として、ギア3,4の中心部にスプライン孔を形成するとともに、支軸3a,3bの外周面にはそのスプライン孔の歯に噛み合うスプライン歯を形成してスプライン機構により相互に係合させた構造も採用される場合がある。
【0006】
また、上記とは別に内接型のギアポンプが知られており、この内接型のギアポンプにおいては、インターナルギアとその内側で噛み合うギアが用いられ、通常はインターナルギアが固定され、その内側のギアに支軸が設けられて外部からの回転動力が伝達される。この原動側のギアとその支軸との関係についても、上記したギア3,4と支軸3a,4aの関係と同等である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した図3,図4で示すギアポンプの構造において、各ギア3,4とその支軸3a,4aとの直角度、つまり支軸3,4の外径面と、可動側板5,6に対して摺動接触するギア3,4の側面(端面)との直角度、同じくギア3,4の側面(端面)の平面精度並びに面粗度、更にはギア3,4どうしの平行度を、それぞれに高精度にしなければ所要のポンプ性能を得ることができない。
【0008】
従来のギアポンプのうち、各ギア3,4とその支軸3a,4aとを一体形成したものにおいては、上記した精度を得るにはアンギュラ研削盤を用いた極めて緻密な加工が必要となり、その加工コストが極めて高くなるという問題がある。
【0009】
また、従来のギアポンプのうち、各ギア3,4とその支軸3a,4aをスプライン結合したものにおいては、ギア3,4の歯先輪郭と中心部に形成したスプライン孔との同軸を出すのが困難であり、支軸3a,4aを結合した場合にギア3,4と支軸3a,4aとの同軸が出ず、ポンプ性能が低下してしまうという問題がある。
【0010】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、所要のポンプ性能を低下させることなく、コストを低減させることのできる構造を有するギアポンプの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のギアポンプは、ハウジングに形成されたキャビティ内に一対のギアが互いに噛み合い状態で収容されてなるギアポンプにおいて、上記各ギアのうち支軸を有するギアは、当該支軸と別部材により形成されているとともに、このギアにはその中心軸に沿った基準孔が形成されている一方、上記支軸にはその基準孔に嵌合して当該支軸とギアとの同軸を得るための基準軸部が形成され、かつ、このギアおよび支軸には、それぞれの基準孔もしくは基準軸部と同軸上に、互いに係合して相対回転を阻止するための回り止め機構部が形成されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
【0012】
ここで、本発明を外接型のギアポンプに適用する場合には、一対のギアのそれぞれが支軸を有し、その各ギアが、それぞれの支軸と別部材により形成され、各ギアにはそれぞれの中心軸に沿った基準孔が形成されている一方、各支軸にはその基準孔に嵌合して当該各支軸と各ギアとの同軸を得るための基準軸部が形成され、かつ、各ギアおよび各支軸には、それぞれの基準孔もしくは基準軸部と同軸上に、互いに係合して相対回転を阻止するための回り止め機構部が形成された構成(請求項2)を採用する。
【0013】
また、本発明においては、上記各ギアを焼結体とした構成(請求項3)、および、同じく各ギアを樹脂材料とした構成(請求項4)を採用することができる。
【0014】
本発明は、支軸を有するギアについては、ギアと支軸とを別部材とすることにより、この種のギアポンプの各ギア並びに支軸に要求される前記した諸精度を得るための加工を容易化してコストを低減するとともに、各ギアと支軸との結合構造を、これら両部材の同軸をだすための部位と、相対回転を阻止して回転動力を伝達するための部位とに分かつことにより、結合後のギアと支軸との同軸を得ることを容易化している。
【0015】
すなわち、請求項1および請求項2に係る発明において、ギアと支軸とを別部材とすることにより、アンギュラ研削盤等を用いた特殊な加工を採用することなく、各部材単体を容易に高精度化することができる。また、ギアと支軸とを、基準孔に基準軸部を嵌合することにより同軸を出す構造の採用により、ギアにスプライン孔を形成する場合に比して、基準孔と歯先面との同軸を容易に出すことができると同時に、孔と軸間に相当の隙間を要するスプライン結合に比して、支軸との同軸を容易により高精度化することが可能となる。そして、この基準孔と基準軸部とは別に、これらと同時に形成した回り止め機構部、例えばギアには互いに対向する平行な二平面を有してなる二面孔を、また、支軸にはその二面孔に対応した二平面を備えた軸部を形成するか、ギアに円の一部が平面となったいわゆる一面孔を、支軸にはその一面孔に対応して円筒の一部が平面状に切りかかれた軸部を形成するか、あるいは基準孔並びに基準軸部とは軸方向に隣接した孔並びに軸部を形成してこれらの間にキーを介在させた構造等を採用し、その回り止め機構部で回転動力の伝達を担わせることにより、例えば基準孔に基準軸部を圧入して回り止めする場合に比して、結合部における耐久性を向上させることができると同時に、寸法管理を容易化することができる。
【0016】
ここで、回り止め機構としてキーを有する構造を採用する場合、部品点数の増加、組立工数の増加、キー溝部の応力集中による強度低下、キー加工の困難さといった問題が生じ易いが、二面孔や一面孔を用いたキーを要しない回り止め機構を採用することにより、このような問題が生じないためにより好ましい。
【0017】
また、請求項3および4に係る発明は、ポンプ性能を低下させることなくギアと支軸とを別部材とする請求項1あるいは請求項2に係る発明の特徴的構成を利用し、ギア並びに支軸それぞれに用途に応じた好適な材料を用いることで、潤滑性の良好でない油種を取り扱う際の摩耗を防止し、あるいは静粛性を得ようとするものである。
【0018】
すなわち、ギアと支軸とを一体化した従来のこの種のギアポンプにおいては、ギアと支軸の材質として、ギアおよび支軸の双方に対して有効な材料であるSCM等の構造用鋼が一般に用いられている。ここで、例えば自動車の駆動系に使用するポンプは、油圧の使用域が産業用のポンプに比べて低く、従ってこの種の用途においてはギア単体の必要強度は産業用のポンプにおけるそれに対して大幅に低くてすむ。
【0019】
そこで、請求項3に係る発明では、ギアと支軸とを別部材とする本発明の構成を利用して、ギアの材質を焼結体とすることによって、従来のSCM材を用いる場合に比してギア自体に良好な潤滑性を持たせることができ、例えばブレーキオイル等の潤滑性の良好でない流体を対称とする場合において特に有効であり、あるいはドライ状態となっときにおいてもギアが急激に摩耗することを抑制することができる。この場合、焼結材料としては、ギアの噛み合いに耐えるべく引張強さの高い高密度材とすることが望ましい。ギアに焼結体を用いると、切削工程を省略もしくは大幅に簡素化することができ、加工コストを低減させる効果も奏することができる。
【0020】
また、請求項4に係る発明においては、同じくギアと支軸とを別部材とする本発明の構成を利用して、ギアの材質を樹脂とすることによって、ギアの噛み合い音量を大幅に低減させることができ、ポンプとしての静粛性を向上させることができる。ここで、ギアの樹脂材料としては、潤滑性が良好で耐摩耗性に優れたものを選定することが望ましく、例えばフェノール樹脂(熱硬化性樹脂)を好適に採用することができる。また、ギアを樹脂製とすることにより軽量化を図ることができるとともに、構造用鋼製の場合のように他部材に対する攻撃性を有さないため、初期性能を確保すべく従来のようになじみ運転によりハウジングや可動側板を故意に摩耗させる必要がなくなり、ギア自体の製造コストの低減と併せてギアポンプ全体としてのコストを低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明を適用したギアポンプに用いられるギアとその支軸の組立状態を示す軸平行断面図であり、図2(A)はそのA−A断面図で、同図(B)は同じくB−B断面図である。この例は、ポンプ全体としての基本構成は図3,図4に示したものと同等であり、従ってその詳細な説明は省略する。
【0022】
さて、図1はドライブギア3とその支軸3aとを示しており、ギア3には、その中心軸上に、断面真円形の基準孔31と、互いに平行な2つの平坦面321,322を有して断面略小判形をしてなる二面孔32とが、それぞれの端面側から軸方向に略等寸法ずつ形成されている。二面孔32の平坦面321,322間の寸法は、基準孔31の直径よりも若干大きく設定されている。
【0023】
支軸3aには、ギア3の基準孔31に対して僅かな隙間をもって嵌合する断面真円形の基準軸部31aと、互いに平行な2つの平坦面321a,322aを有してギア3の二面孔32に対して嵌まり込む断面小判形軸部32aが同軸上に形成されている。この支軸3aは、基準軸部31aと断面小判形軸部32aの両側に設けられている軸部331,332において図3に示したものと同等の可動側板5,6によって支持され、軸部332はカバー1bを介してハウジング1外に持ち出され、ベルト伝導機構等を介して回転動力が付与される。
【0024】
ギア3と支軸3aは、基準孔31に対して基準軸部31aが嵌合されることによって同軸が出されたうえで、二面孔32に断面小判形軸部32aが嵌まり込むことにより、平坦面321と321a、および322と322aとが当接して相対回転が阻止され、支軸3aに伝達された回転動力がギア3に対して確実に伝達される。
【0025】
以上はドライブギア3とその支軸3aの係合関係について述べたが、ドリブンギア4とその支軸4aについても、上記と全く同じ関係のもとに互いに係合しており、ドリブンギア4については、上記したドライブギア3と共通の部品とすることができる。
【0026】
以上の実施の形態によると、各ギア3,4は、別部材により形成された支軸3a,4aに対して各ギア3,4とそれらの支軸3a,4aを別部材としているので、ギア3,4並びに支軸3a,4aをそれぞれに単独で加工することができ、各ギア3,4の各々の両端面の平面精度や面粗度、両端面どうしの平行度を容易に高精度化することができるとともに、基準孔31は断面真円形の通常の孔であるため、ギア3ないしはギア4の歯先形状との同軸を容易に得ることができる。従って、それぞれの支軸3aないしは4aに対して係合した状態においては、支軸3a,4aとギア3,4の歯先形状との同軸を容易に得ることができるとともに、支軸3a,4aとギア3,4の側面との直角度を容易に高精度化することができる。更に、ギア3,4がポンプに組み込まれた状態において、ギア3,4どうしの平行度が得易くなる。よってポンプを構成するギアの両方が支軸を有する外接型のギアポンプでは、特に効果が大きい。
【0027】
ここで、各ギア3,4の材質については、その用途等に応じて適宜に選択することができる。また、支軸3a,4aの材質についても、特に限定されるものではないが、従来のこの種のギアポンプと同様にSCM材をはじめとする構造用鋼を好適に用いることができる。
【0028】
なお、以上の実施の形態においては、ギア3とその支軸3aとの相対回転を阻止するための機構として、二面孔32と断面小判形軸部32aとの組み合わせを採用したが、本発明はこれに限定されることなく、一面孔と、それに対応する一つの平面が円筒の外周面の一部を切り欠くように形成された軸部との組み合わせや、通常の孔と軸のそれぞれにキー溝を形成してキーを介在させる機構を採用してもよい。また、その他にも、ギア3と支軸3aとの相対回転を阻止するための種々の公知の機構があるが、これらの機構のうち、ギアポンプの性能を害しない限りにおいてどのような機構も採用することができる。
【0029】
さて、ギア3,4の材質は、油圧(流体圧)の使用域が高い場合には、従来と同様のSCM材を選択することが好ましく、自動車の駆動系に用いられるように比較的油圧の使用域が低い場合には、ギア3,4自体の強度は高くする必要がないことから、焼結体や樹脂を採用することができる。
【0030】
焼結体を用いる場合には、価格の安い一般焼結鋼を採用し、ギアの噛み合いに耐え得る引張強さの最も高い高密度材を採用し、かつ、潤滑性能の良好なものを選定することが好ましい。ギア3,4としてこのような焼結体を採用することによって、加工コストの低減を達成すると同時に、対象流体としてブレーキオイル等の潤滑性が良好でないオイルを扱っても摩耗しにくく、また、ドライ状態となった場合にも急激な摩耗を生じることがなく、これによって耐久性の良好なギアポンプが得られる。また、SCM材を用いる場合に比して軽量化も達成可能であり、噛み合い時の衝撃エネルギが小さくなる分、噛み合い音も小さくなるという利点もある。
【0031】
また、ギア3,4を樹脂製とする場合には、例えばフェノール樹脂など、潤滑性能並びに耐摩耗性に優れた熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。ギア3,4の材質としてこのような樹脂を用いることにより、軽量化と噛み合い時の静粛性を達成することができるとともに、ギア自体の製造コストの低減と、他部品に対する攻撃性を有さないことから、なじみ運転の省略が可能であるなど、ポンプ全体としてのコストを大幅に低減することができる。
【0032】
また、以上は外接型のギアポンプに本発明を適用した例を示したが、本発明は内接型のギアポンプにも適用することができ、この場合、支軸を有するギアとその支軸との関係について、上記に例示したギア3,4と支軸3a,4aとの関係を採用すればよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ハウジングのキャビティ内に互いに噛み合った状態で収容される一対のギアを、それぞれの支軸と別部材によって形成するとともに、各ギアと各支軸との係合関係を、ギアの中心に基準孔を設ける一方、支軸にはその基準孔に嵌合する基準軸部を形成して同軸を出すとともに、ギアと支軸との相対回転は、基準孔並びに基準軸部とは別にこれらと同時上に設けた二面孔と断面小判形軸部、あるいはキーによる結合機構などの回転阻止機構によって阻止するように構成しているので、ギア並びに支軸をそれぞれ単体で加工することができ、ギアと支軸とを一体化した従来のものに比して、それぞれの単体精度を容易に高精度化することができるとともに、ギアと支軸とを別部材としてスプライン結合した従来のものに比して、基準孔と基準軸部との隙間を小さくできる分、および孔の加工のたやすさに起因して、ギアと支軸との同軸を容易に高精度化することができ、更にはギアと支軸とを別部材として圧入により固定する場合に比しても、結合部における耐久性および寸法管理の容易化を図ることができ、これらの結果として、ポンプ性能を低下させることなく、安価なギアポンプが得られる。
【0034】
また、ギアと支軸とを別部材とすることを利用して、ギアを焼結体とする請求項2に係る発明によると、ギアの加工コストの低減を達成できるとともに、材質の選択によって自己潤滑性を持たせることが容易であることから、ドライ状態となった場合等においても急激な摩耗が生じず、耐久性を向上させることができ、また、構造用鋼を用いる場合に比して軽量化できるため、噛み合い時における衝撃エネルギが小さくなって噛み合い音も小さくすることができる。
【0035】
更に、同じくギアと支軸を別部材とすることを利用して、ギアを樹脂製とする請求項3に係る発明によると、大幅な軽量化と静粛化を達成することができ、従来のギアポンプにおいて特に問題となる高回転時における高周波音の発生を防止することができるとともに、加工コストの低減並びになじみ運転の不要化等によってポンプ全体のコストを大幅に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したギアポンプに用いられるギア3と支軸3aの組立状態における軸平行断面図である。
【図2】(A)は図1のA−A断面図で、(B)は同じくB−B断面図である。
【図3】公知の外接型のギアポンプの構成例を示す断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
3 ドライブギア
31 基準孔
32 二面孔
321,322 平坦面
3a 支軸
31a 基準軸部
32a 断面小判形軸部
321a,322a 平坦面
4 ドリブンギア
4a 支軸
5,6 可動側板

Claims (4)

  1. ハウジングに形成されたキャビティ内に一対のギアが互いに噛み合い状態で収容されてなるギアポンプにおいて、
    上記各ギアのうち支軸を有するギアは、当該支軸と別部材により形成されているとともに、このギアにはその中心軸に沿った基準孔が形成されている一方、上記支軸にはその基準孔に嵌合して当該支軸とギアとの同軸を得るための基準軸部が形成され、かつ、このギアおよび支軸には、それぞれの基準孔もしくは基準軸部と同軸上に、互いに係合して相対回転を阻止するための回り止め機構部が形成されていることを特徴とするギアポンプ。
  2. 当該ギアポンプが外接型のギアポンプであって、一対のギアのそれぞれが支軸を有し、その各ギアが、それぞれの支軸と別部材により形成され、各ギアにはそれぞれの中心軸に沿った基準孔が形成されている一方、各支軸にはその基準孔に嵌合して当該各支軸と各ギアとの同軸を得るための基準軸部が形成され、かつ、各ギアおよび各支軸には、それぞれの基準孔もしくは基準軸部と同軸上に、互いに係合して相対回転を阻止するための回り止め機構部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のギアポンプ。
  3. 上記各ギアが焼結体からなることを特徴とする請求項1または2に記載のギアポンプ。
  4. 上記各ギアが樹脂材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載のギアポンプ。
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