JP3967962B2 - プラスチック擬竹、およびその製造方法 - Google Patents

プラスチック擬竹、およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然に近い外観のプラスチック擬竹、およびその製造方法に関し、更に詳しくは、竹表層に形の良い環瘤を形成することができ、施工性にも優れたプラスチック擬竹とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天然竹は青々として潤いがあり、心を和ませる風情があることから、和風建築における屋内外の建材や和風家具、建具の材料、更には物干し竿などとして、古来から日本人が好んで用いている。
【0003】
ところで、天然竹は経時劣化するものであり、同一規格のものを大量に得ることが困難であるという規格性の問題があることから、プラスチック製の人工的な擬竹が生産されている。
【0004】
この擬竹は、通常、実物の天然竹に出来るだけ倣って円形断面に作製されているが、最近では、整然と配列できて見栄えも良く施工ができるという点で、角形断面(特に略正方形)などの非円形のものも用いられるようになった。
【0005】
しかして、本出願人は、かつて、樹脂材料を押出成形して人工的な擬竹を製造する方法および装置(特開2001−322153号公報参照)を提案しており、この装置を使用してプラスチック製の擬竹を大量に生産することができる。
【0006】
しかしながら、例えば、角形の擬竹を製造するとき、内部層Cを形成するダイは図12のような角筒であって、押出時には樹脂肉厚が全周に均等であっても、樹脂が冷却されて硬化してゆく際に辺部が膨張または収縮によって変形してしまったり、あるいは、内部層Cに竹表層Sを層着する際に、押出機による樹脂の圧力によって内部層Cが外圧を受け、各辺が等分布加重を受けて辺部中央のたわみ量が大きくなることにより、図13の(a)(b)に示すように内側または外側に反曲して形態変化してしまい、表層加工機によって竹表層に成形する竹節様の環瘤が全周に亙って形成できず、満足な製品を生産できないという問題があった。
【0007】
また、半円筒形や楕円形の擬竹を製造するときについても、押出機による樹脂の圧力によって内部層Cが外圧を受けて角形のとき同様に形態変化してしまい、表層加工機によって竹表層に成形する竹節様の環瘤が全周に亙って形成できず、満足な製品を生産できないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、プラスチック擬竹を製造するにあたって、上記のような不満があったことに鑑みて為されたものであり、竹表層に形の良い環瘤を形成することができ、施工性にも優れたプラスチック擬竹およびその製造方法を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0010】
即ち、本発明は、角筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された角筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの各入隅部C当該内部層Cにおける各壁体部C よりも厚肉に成形されて、前記各入隅部C を除く壁体部C の内側をアーチ状に支持して変形を阻止するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を完成させた。
【0011】
また、本発明は、半円筒を構成する内部層内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された半円筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における円弧状に湾曲する内部層Cの弧部Cにおける各端部がこの弧部C の中央部よりも厚肉に成形されて剛性を付与して変形を阻止するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を完成させた。
【0012】
また、本発明は、角筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された角筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの壁体部C同士を、中心方向へ伸びるビス受けスリットBが形成されるリブAにより連結補強して変形を阻止するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を完成させた。
【0013】
また、本発明は、半円筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された半円筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの弧部Cおよび弦部C、中心方向へ伸びるビス受けスリットBが形成されるリブAにより連結補強して変形を阻止するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を完成させた。
【0014】
また、本発明は、楕円筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された楕円筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの内側を、中心方向へ伸びるビス受けスリットBが形成されるリブAにより連結補強して変形を阻止するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を完成させた。
【0015】
(削除)
【0016】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、内部層Cの内部に発泡樹脂を充填するという技術的手段を採用した。
【0017】
また、本発明は、角形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して角筒を構成する内部層Cを形成し、
この内部層Cの各入隅部Cの肉厚を各辺の肉厚よりも大きくして前記各入隅部C を除く壁体部C の内側をアーチ状にし、樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を製造することができる。
【0018】
また、本発明は、半円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して半円筒を構成する内部層Cを形成し、
この内部層Cの弧部Cにおける各端部の肉厚を中央部の肉厚よりも大きくして樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を製造することができる。
【0019】
また、本発明は、角形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して角筒を構成する内部層Cを形成し、
この内部層Cの各壁体部C同士を連結補強するリブAを内側に形成して樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、かつ、当該リブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成すると共に、
次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を製造することができる。
【0020】
また、本発明は、楕円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して楕円筒を構成する内部層Cを形成し、
この内部層Cの内側を連結補強するリブAを形成して樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、かつ、当該リブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成すると共に、
次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を製造することができる。
【0021】
また、本発明は、半円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して半円筒を構成する内部層Cを形成し、
この内部層Cの弧部Cおよび弦部Cを連結補強するリブAを内側に形成して樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、かつ、当該リブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成すると共に、
次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形するという技術的手段を採用することによりプラスチック擬竹を製造することができる。
【0022】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、内部層Cの各壁体部C同士を連結補強するリブAを十字型に形成するという技術的手段を採用した。
【0023】
(削除)
【0024】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、内部層Cの内部に発泡樹脂を充填する工程を含むという技術的手段を採用した。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
【0026】
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図4に基いて説明する。図中、符号1で指示するものは押出成形装置であり、この押出成形装置1は(角形断面の)ダイ11を有する内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出すことができる。また、符号2で指示するものは冷却槽であり、符号3で指示するものは表層加工機である。
【0027】
しかして、本実施形態におけるプラスチック擬竹を製造する過程を以下に説明する。
【0028】
まず、内層成形エクストルダー12から押し出される樹脂材料(例えばABS樹脂)から成るパイプ状の内部層Cは、冷却層2を通過することにより硬化され、引取コンベア4に引き取られて角形金型に至る。
【0029】
次に、表層加工機3の表層樹脂エクストルダー31から前記内部層Cの周囲に着色合成樹脂(本実施形態では、青竹色)を押出層着して竹表層Sを形成して、かつ、竹節様の環瘤R・R…を作出する。
【0030】
本実施形態の特徴としては、この内部層Cの各入隅部Cの肉厚を各辺の肉厚よりも大きくして、冷却時の樹脂硬化による外辺形状の形態変化あるいは竹表層Sの押出成形時の外圧に対する外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめた点にあり、竹表層Sを略均一厚さに層着することができると共に、形の良い竹節様の環瘤部R・R…を成形することができる。
【0031】
また、本実施形態では、半円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して内部層Cを形成し、この内部層Cの弧部Cにおける各端部の肉厚を中央部の肉厚よりも大きくして構成することも可能である(図4参照)。
【0032】
更にまた、本実施形態では、必要に応じて、内部層Cの内部に発泡樹脂を充填することができ、剛性を付与して部材強度を向上せしめることができる。
【0033】
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図5から図7に基いて説明する。本実施形態では、内部層Cの壁体部C同士を連結補強するリブAを内側に形成することによって冷却時の樹脂硬化による外辺形状の形態変化あるいは竹表層Sの押出成形時の外圧に対する外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめるところが第1実施形態と異なる点である。
【0034】
また、本実施形態では、図8に示すような半円形断面に構成し、内部層Cの弧部Cおよび弦部CをリブAにより連結補強して変形を阻止することが可能であり、更にまた、図8に示すような楕円形断面に構成し、内部層Cの内側をリブAにより連結補強して変形を阻止することも可能である。
【0035】
また、本実施形態では、内部層Cの各壁体部C同士を連結補強するリブAを十字型に形成することにより安定的な形状を保つことができる。更にまた、図9に示すように内部層CのリブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成することが可能であり、このように形成することによって図10に示すようにビスVを打ちつけることができて各種部材を確実に固定することができ、リブAによる剛性を付与しつつも施工性能を向上することができるのである。
【0036】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、擬竹自体は角筒の場合、三角筒、五角筒などの多角筒形態であっても良いし、また、例えば、内部層CのリブAの形状は十字型に限らず、図11(a)(b)に示すような格子またはハニカム構造などが採用できる。
【0037】
また、内部層Cおよび竹表層Sを形成する合成樹脂材料は、ABS樹脂に限らず、ポリエステル樹脂、高密度ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、あるいはポリアミド樹脂など強度的に使用目的に適合する限り、従来周知の合成樹脂材料を採用することができ、更に要すればガラス繊維やカーボン繊維を補強材として含有させることもでき、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0038】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明においては、内部層の肉厚に変化を持たせるか、あるいは、リブを形成したことにより、冷却時の樹脂硬化による外辺形状の形態変化および/または竹表層の押出成形時の外圧に対する外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、変形を阻止し、竹表層に形の良い環瘤を形成することができる。
【0039】
従って、見栄えも良く、施工性にも優れたプラスチック擬竹を得ることができることから、実用的利用価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の製造工程の装置を表わす説明図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の製造方法における内部層の端面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態において作製されたプラスチック擬竹の完成品を表わす斜視図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の製造方法における変形例の内部層の端面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の製造方法における内部層の端面図である。
【図6】 本発明の第2実施形態において作製されたプラスチック擬竹の完成品を表わす斜視図である。
【図7】 本発明の第2実施形態の変形例において作製されたプラスチック擬竹の完成品を表わす斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施形態の変形例において作製されたプラスチック擬竹の完成品を表わす斜視図である。
【図9】 本発明の第2実施形態の変形例において作製された内部層の端面図である。
【図10】 本発明の第2実施形態の変形例において作製されたプラスチック擬竹の施工例を表わす端面図である。
【図11】 本発明の実施形態の変形例において作製された内部層の端面図である。
【図12】 従来のプラスチック擬竹の内部層の加熱押出直後の端面図である。
【図13】 従来のプラスチック擬竹の内部層の冷却硬化後の端面図である。
【符号の説明】
1 押出成形装置
11 ダイ
12 内層成形エクストルダー
2 冷却槽
3 表層加工機
31 表層樹脂エクストルダー
4 引取コンベア
C 内部層
入隅部
壁体部
弧部
弦部
S 竹表層
R 環瘤部
A リブ
V ビス
B ビス受けスリット

Claims (13)

  1. 角筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された角筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの各入隅部C当該内部層Cにおける壁体部C よりも厚肉に成形されて、前記各入隅部C を除く壁体部C の内側をアーチ状に支持して変形を阻止したことを特徴とするプラスチック擬竹。
  2. 半円筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された半円筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における円弧状に湾曲する内部層Cの弧部Cにおける各端部がこの弧部C の中央部よりも厚肉に成形されて剛性を付与して変形を阻止したことを特徴とするプラスチック擬竹。
  3. 角筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された角筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの壁体部C同士を、中心方向へ伸びるビス受けスリットBが形成されるリブAにより連結補強して変形を阻止したことを特徴とするプラスチック擬竹。
  4. 半円筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された半円筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの弧部Cおよび弦部C、中心方向へ伸びるビス受けスリットBが形成されるリブAにより連結補強して変形を阻止したことを特徴とするプラスチック擬竹。
  5. 楕円筒を構成する内部層Cの表面が竹表層Sにて被覆されており、かつ、この竹表層Sの外面には所要間隔ごとに竹節様の環瘤部R・R…が形成された楕円筒形のプラスチック竿状物であって、当該竿状物における内部層Cの内側を、中心方向へ伸びるビス受けスリットBが形成されるリブAにより連結補強して変形を阻止したことを特徴とするプラスチック擬竹。
  6. 内部層Cの内部に発泡樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一つに記載のプラスチック擬竹。
  7. 角形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して角筒を構成する内部層Cを形成し、
    この内部層Cの各入隅部Cの肉厚を各辺の肉厚よりも大きくして前記各入隅部C を除く壁体部C の内側をアーチ状にし、樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形することを特徴とするプラスチック擬竹の製造方法。
  8. 半円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して半円筒を構成する内部層Cを形成し、
    この内部層Cの弧部Cにおける各端部の肉厚を中央部の肉厚よりも大きくして樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形することを特徴とするプラスチック擬竹の製造方法。
  9. 角形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して角筒を構成する内部層Cを形成し、
    この内部層Cの各壁体部C同士を連結補強するリブAを内側に形成して樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、かつ、当該リブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成 すると共に、
    次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形することを特徴とするプラスチック擬竹の製造方法。
  10. 楕円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して楕円筒を構成する内部層Cを形成し、
    この内部層Cの内側を連結補強するリブAを形成して樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、かつ、当該リブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成すると共に、
    次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形することを特徴とするプラスチック擬竹の製造方法。
  11. 半円形断面のダイ11を有する押出成形装置1の内層成形エクストルダー12から樹脂材料を棒状に押し出して半円筒を構成する内部層Cを形成し、
    この内部層Cの弧部Cおよび弦部Cを連結補強するリブAを内側に形成して樹脂硬化時の外辺形状の形態変化量を減じて剛性を付与せしめ、かつ、当該リブAの芯部にビス受けスリットBを形成し、竹表層Sの側面から螺入したビスVのスクリューを受け止め可能に構成すると共に、
    次いで、この内部層Cの外周面に着色合成樹脂材料を押し出して竹表層Sを層着しながら、帯熱柔軟状態にある当該竹表層Sの周囲を局部的に握締しつつ所要の間隔ごとに押出方向へ皺寄せすることによって竹節様の環瘤部R・R…を成形することを特徴とするプラスチック擬竹の製造方法。
  12. 内部層Cを連結補強するリブAを十字型に形成することを特徴とする請求項9〜11の何れか一つに記載のプラスチック擬竹の製造方法。
  13. 内部層Cの内部に発泡樹脂を充填する工程を含むことを特徴とする請求項7〜12の何れか一つに記載のプラスチック擬竹の製造方法。
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