JP3967705B2 - 掃除具 - Google Patents

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本発明は、室内の掃除に用いられる掃除具に関し、更に詳しくは、掃除か所に堆積する塵埃を叩き落としつつ捕集する掃除具に関する。
室内掃除用の掃除具として古来から使用されている「はたき」は、棒状をなす把手の先端に、布、毛等の柔軟性を有する叩き片を多数取付けてなり、前記把手を把持してなされる振り操作により先端の叩き片を掃除か所に叩きつけ、この掃除か所に堆積する塵埃を叩き落とすようにしたものである。
このような「はたき」は、床,天井のコーナ、窓,障子の桟及びレール、各種家具の表面、室内に置かれた観葉植物の葉表面等、複雑な凹凸形状を有する掃除か所の掃除に好便に用い得るという利点を有する反面、叩き落とされた塵埃の捕集作業が別途必要となるという難点がある。
この点に着目して本願発明者は、真空吸引式の掃除機の吸気パイプに取付け、該吸気パイプに吸込まれる吸気を利用して、叩き動作と併せて塵埃の捕集をも可能とした掃除具を提案している(例えば、特許文献1参照)。
この掃除具は、吸気パイプの先端への取付けにより該吸気パイプと連続する風路を形成する筒形の基台に、柔軟性を有する細径中空の叩き棒を多数本束ねて取付けてなり、前記基台を吸気パイプの内部に配した羽根車から伝動により動作させ、前記叩き棒の先端により掃除か所を叩き、当該か所の塵埃を叩き出す一方、叩き出されたき塵埃を、夫々の叩き棒の中空部を経て吸気パイプ内に吸引し、該吸気パイプに接続された掃除機に捕集させる構成としたものである。
特開2000−166822号公報
このように、特許文献1に開示された掃除具は、古来から使用されている「はたき」に塵埃の捕集機能を併せ持つように構成されており、掃除か所の形態を選ばずに効率的な掃除を可能とし得る優れたものであるが、叩き動作を行わせるために.吸気パイプ内部の羽根車と、この羽根車からの伝動手段を備えており、全体構成が複雑となるという問題があった。
この問題を解消するため、掃除機への吸気を塵埃の捕集手段としてのみ利用することも可能であるが、この場合、吸気パイプの先端に取り付けられた掃除具に叩き動作を行わせる操作が困難であり、掃除に必要な機動性に劣るという不具合がある。
また、掃除機の吸気パイプをそのまま用いるのではなく、吸気パイプ又は掃除機本体の吸気源に接続される軽量の吸気チューブを備え、この吸気チューブの先端に前述した構成を有する掃除具を取付けて、機動性を確保する構成とすることも可能であるが、吸気チューブの存在が叩き操作を阻害することが避けられず、十分な機動性の改善効果が得られない上、掃除範囲を拡げるために長寸の吸気チューブが必要となるという新たな不具合が発生する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、「はたき」と同等の使用により塵埃
の叩き出しと共に捕集が可能であり、掃除か所を選ばずに簡便に使用でき、効果的な掃除を可能とする掃除具を提供することを目的とする。
本発明の第1発明に係る掃除具は、把手を備える基台上に可撓性を有する複数本の叩き棒を取付けてなり、前記把手を把持して前記基台と共に振り動かされる前記叩き棒により掃除か所を叩き、該掃除か所に付着堆積する塵埃を叩き出すべく用いられる掃除具において、前記叩き棒の少なくとも一部は、粘着性を有する粘着部を外表面の複数か所に開口する窓孔から露出させてある粘着棒としてあることを特徴とする。
本発明においては、外表面に開設された複数の窓孔から粘着部が露出させてある粘着棒を基台と共に振り動かし、掃除か所に付着堆積する塵埃を叩き出し、叩き出された塵埃を粘着部に粘着捕集する。粘着部は、夫々の窓孔を介して露出させ、複数の粘着棒の粘着部同士が相互に粘着することを防止する。粘着棒の粘着部は、粘着性を有する樹脂材料を棒状に成形して構成することができ、この場合、粘着捕集された塵埃は、粘着性を損なうことなく水洗いにより除去される。
また第2発明に係る掃除具は、第1発明における粘着部が、前記窓孔の開口縁から段落ちされた露出面を備えることを特徴とする。
この発明においては、粘着性を有する粘着部を夫々の窓孔の周縁から段落ちするように露出させ、複数の粘着棒の粘着部同士が相互に接触して粘着することを、より確実に防止する。
また第発明に係る掃除具は、第1、第2発明における粘着棒が、前記基台上に複数列に並べ、各列の粘着部の露出域を長さ方向にオーバラップさせて取付けてあることを特徴とする。
この発明においては、複数列に並べた粘着棒の並設方向への振り動かして用いることにより、相互にオーバラップさせてある各列の粘着棒の粘着部が掃除か所に作用し、叩き出された塵埃は全ての粘着棒に効果的に粘着捕集される。
また第発明に係る掃除具は、第1〜第発明における粘着棒が、夫々の軸心回りでの回転可能に前記基台上に取り付けてあることを特徴とする。
この発明においては、振り動かし、及び掃除か所への叩きつけにより粘着棒が回転し、夫々の粘着部の全周が掃除か所に作用し、叩き出された塵埃は、各粘着棒の全周に効果的に粘着捕集される。
また第発明に係る掃除具は、第1〜第発明における叩き棒の残部が、先端にブラシ毛が植設されたブラシ棒としてあることを特徴とする。
この発明においては、基台上に取付けられた叩き棒の一部をブラシ毛を有するブラシ棒とし、ブラシ毛の作用により凹凸を有する掃除か所から塵埃を効果的に叩き出し、粘着棒の粘着捕集する。
更に第発明に係る掃除具は、前記基台の内部に収納され、該基台の振り動きに伴って相互に接触し、静電気を発生する複数の樹脂ブロックを備えることを特徴とする。
この発明においては、掃除か所を叩くべくなされる基台の振り動きにより、該基台の内
部に収納された樹脂ブロックが相互に接触し、これにより発生する静電気の作用により掃除か所から叩き出された塵埃を引き付けて粘着棒の表面に効果的に粘着捕集する。
本発明の第1発明に係る掃除具においては、基台に取付けられた複数本の叩き棒の少なくとも一部が、外表面に設けた窓孔から露出する粘着部を有する粘着棒としてあるから、基台と共に振り動かされる粘着棒により掃除か所から叩き出される塵埃を粘着捕集することができ、またこのとき、夫々の窓孔から露出する粘着棒の粘着部が相互に粘着する虞れが少なく、古来から用いられている「はたき」と同等の簡便な使用を可能としながら塵埃捕集のための作業が不要となり、掃除か所を選ばずに効率的な掃除が可能となる。
また本発明の第2発明に係る掃除具においては、粘着棒の粘着部が相互に粘着せしめられる虞れがより確実に緩和され、使用中に粘着棒同士の干渉に配慮する必要はなく、良好な使用感が得られるようになる。
また第,第発明に係る掃除具においては、粘着棒に設けられた粘着部の全域を有効利用することができ、また第発明に係る掃除具においては、掃除か所からの塵埃の叩き出しがより有効になされ、更に第発明に係る掃除具においては、叩き出された塵埃を粘着棒に引き付けることが可能となって、より効率的な掃除が可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る掃除具の外観を示す側面図、図2は、同じく斜視図であり、これらの図に示す如く本発明に係る掃除具1は、矩形箱形をなす基台2の一面(上面)に、叩き棒としての粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…を取り付けて構成されている。
基台2の他面(下面)には、中央部に向けてテーパ状に縮幅するテーパ部20が連設されており、該テーパ部20の先端には、円筒状をなす把手21が突設されている。把手21の外周面には、該把手21を把持する使用者の手指の滑り止め作用をなすべく、他部よりも大径とされたリング部22,22…が適宜の間隔毎に一体成形されている。
また把手21の先端には、図示しない延長パイプを接続するための接続孔23が開設され、更に把手21の基端部周面には、周方向の一か所に開口する止め孔24(図2参照)が設けてあり、接続孔23を経て差し込まれる延長パイプの先端は、止め孔24の形成位置に達し、周面の一か所に突出する係止爪を止め孔24に係合させ、軸方向及び周方向への移動不可に一体化されるようになしてある。
図3は、上面側から見た基台2の斜視図である。本図に示す如く粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…が取付けられる基台2の上面には、所定の高さを有する鍔縁25により縁取られ、全面に亘って開口する開口部が設けてある。該鍔縁25の短辺の中央部及び長辺の2か所には、所定の長さを有して矩形の止め孔26,26…が形成されており、各止め孔26,26…の両側には、所定の深さを有して変形補助用のスリット27,27…が形成されている。このような基台2は、高強度を有する樹脂材料製の成形品として、把手21を含めて一体形成することができる。
粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…は、以上の如き基台2の上面開口部に固定される矩形平板状をなす支え板5及び押え板6を介して取り付けられる。図4は、支え板5の表面側からの斜視図、図5は、同じく裏面側からの斜視図、図6は、押え板6の表面側からの斜視図である。
支え板5及び押え板6は、基台2の上面開口部に嵌め込み可能なサイズを有する略同形の平板である。支え板5には、図4に示す如く、円形断面を有する複数の支持孔50,50…と矩形断面を有する複数の支持孔51,51…とが、縦横各複数列に並べて表裏に貫通形成されており、また、面内の複数か所に矩形断面を有する係止孔52,52…が表裏に貫通形成されている。
支持孔50,50…は、後述する粘着棒3,3…を各別に支持するための孔であり、また支持孔51,51…は、後述するブラシ棒4,4…を各別に支持するための孔であって、これらの数及び位置は、粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…の必要数及び必要位置に応じて適宜に選定することができる。
また支え板5の裏面には、図5に示す如く各支持孔50,50…の形成位置に、これらよりも大径の円筒形をなす支持筒53,53…が同軸的に囲繞するように設けられ、また各支持孔51,51…の形成位置に、これらと同形の支持枠54,54…が略直角に交叉するように設けられている。更にこのような支え板5の周縁には、基台2の鍔縁25に設けられた止め孔26,26…の夫々と対応する位置に、これらへの嵌め込みが可能な矩形の係合爪55,55…が外向きに張り出すように突設されている。
一方押え板6の表面には、図6に示す如く、支え板5の裏面に設けられた支持筒53,53…の夫々と整合する位置に、これらへの嵌め込みが可能な外径を有する短寸円柱形の押え突起60,60…が突設され、同じく支持枠54.54…の夫々と整合する位置に、これらへの嵌め込みが可能な短寸角柱形の押え突起61,61…が突設されている。更に、押え板6の表面には、支え板5に貫通形成された係止孔52,52…の夫々と整合する位置に、鉤型に屈曲する係止爪を先端に備える長寸の係止突起62,62…が突設されている。
以上の如く構成された支え板5と押え板6とは、支え板5の裏面に押え板6の表面を相互に整合するように重ね、押え板6に突設された係止突起62,62…の夫々を支え板5の係止孔52,52…に嵌め込み、夫々の係止突起62,62…先端の係止爪を係止孔52,52…の表面側周縁に係止させて一体化される。図7は、一体化された支え板5及び押え板6の斜視図である。
このとき、押え板6の押え突起60,60…及び61,61…は、支え板5の支持筒53,53…及び支持枠54,54…の夫々に嵌め込まれることとなり、支え板5と押え板6との一体化は、各支持筒53と押え突起60との間に粘着棒3の基部を、また各支持枠54と押え突起61との間にブラシ棒4の基部を後述の如く挾持して実現される。
図8は、粘着棒3の外観斜視図である。粘着棒3は、細径丸棒状の保持棒30と、該保持棒30に保持された粘着部31とを備えてなり、図8(a)には、粘着部31の保持前の状態が示され、図8(b)には、粘着部31の保持後の状態が示されている。
保持棒30は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の弾性に富む樹脂材料により所定の撓み変形が可能な外径を有して成形された棒体であり、図8(a)に示す如く保持棒30の軸心部には、先端に開口を有し基部に向けて延びる保持孔31が形成され、また保持棒30の基端部には、他部よりも大径化され、支え板5裏面の支持筒53への遊嵌が可能な円板形をなす座板32が同軸上に一体形成されている。
保持孔31は、軸長方向に離隔した複数か所(図においては4か所)にて、周方向に等配をなして開設された各複数(図においては各4つ)の窓孔33,33…により外部に連通されている。また保持孔31の先端開口の周縁には、複数本(図においては4本)支え棒34,34…が軸長方向に突設されている。
粘着棒3の粘着部31は、オレフィン樹脂等の高い粘着性を有する樹脂材料を、保持棒30の軸心に設けられた保持孔31内に充填固化せしめて形成されている。この粘着部31の形成は、図8(b)に示す如く、保持棒30の中途部において、各窓孔33,33…の開口部から外部に露出させ、更に、保持棒30の先端部において、前記支え棒34,34…を中芯とする短寸円柱形の突出部を有して実現されている。なお、窓孔33,33…からの粘着部31の露出面は保持棒30の周面よりもわずかに内側に位置するように設定されている。
オレフィン樹脂は、硬化後の粘着性及び弾性を、その組成により自在にコントロールすることが可能であり、十分な粘着性と弾性とを併せて備えるオレフィン樹脂により粘着部31を形成することにより、粘着棒3の表面に、該粘着棒3の撓みを阻害することなく粘着性を持たせることができる。粘着部31の表面を保持棒30の周面よりも内側に位置させてあるのは、後述する取付け状態において相隣する粘着棒3,3同士が粘着せしめられることを防止するためである。
図9は、ブラシ棒4の外観斜視図である。ブラシ棒4は、粘着棒3と同様、ポリプロピレン、ポリエチレン等の弾性に富む樹脂材料により所定の撓み変形が可能な外径を有して成形された丸棒であり、該ブラシ棒4の先端には、斜めに交叉する円筒形のブラシ筒40が連設されており、このブラシ筒40には、多数本のブラシ毛41が斜め外側に向けて植設されている。またブラシ棒4の先端には、支え板5に貫通形成された支持孔51、及びこれと同形の支持枠54への嵌め込みが可能な矩形形状を有する座板42が一体形成されている。
図10は、粘着棒3及びブラシ棒4の取付け手順の説明図である。粘着棒3の取付けは、図10(a)に示す如く、支え板5に設けた支持孔50に裏面側から、先端部を先として挿通し、図10(b)に示す如く、粘着棒3の基端に設けられた座板32を支持孔50を囲繞する支持筒53に遊嵌して、この後に支持筒53に嵌め込まれる押え板6の押え突起60との間に緩く挾持せしめて実現されている。このように取付けられた粘着棒3は、支持筒53内での座板32の相対回動により軸回りに遊転することができる。
一方ブラシ棒4の取付けは、粘着棒3とは逆に、図10(a)に示す如く、ブラシ棒4の基端側を先とし、該基端部に一体形成された座板42を支え板5に設けた支持孔51に表面側から挿通し、図10(b)中に2点鎖線により示す如く、座板42を支え板5の裏面側に十分に突出させた位置において、軸回りに略90°回転させて引き戻し、この回転により向きを変えた座板42を、図10(b)中に実線により示す如く、支え板5の裏面に設けられた支持枠54に嵌め込み、この後に支持枠54に嵌め込まれる押え板6の押え突起61との間に挾持せしめて実現されている。このように取付けられたブラシ棒4は、軸回りの回転不可に固定される。
以上の如く、支持孔50,50…の夫々に粘着棒3,3…を取付け、また支持孔51,51…の夫々にブラシ棒4,4…を取付け、更に、図7に示す如く支え板5と押え板6とを一体化せしめた後、これらを、支え板5を上、押え板6を下として基台2の上面開口部に嵌め込み、支え板5の周縁に張り出す係合爪55,55…を基台2の鍔縁25に設けられた止め孔26,26…に係合させることにより、本発明に係る掃除具1が図1及び図2に示す如く構成される。図11は、支え板5及び押え板6の基台2への取付け態様の説明図である。
粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…は、長さの異なるものを各複数組用い、図1に示す如く、基台2の短辺方向の一側に向けて先端高さが段階的に減少するように取り付けるのが望ましい。粘着棒3,3…の先端高さは、図中に白抜矢符にて示す如く高さが低い側から見たとき、各粘着棒3の粘着部31が露出する窓孔33,33…の形成域のオーバラップ長が可及的に少なくなるように設定されており、またブラシ棒4,4…の先端高さは、夫々
の先端のブラシ筒40に植設されたブラシ毛41の先端が、近傍に位置する粘着棒3,3…の先端と略一致するように設定されている。なお図2には、図面の煩雑化を避けるべく、最も長い粘着棒3,3…の組、及び最も短い粘着棒3,3…の組と、これらの近傍に位置するブラシ棒4,4…の組とを示し、更に各ブラシ棒4の先端のブラシ毛41の図示を省略してある。
以上の如く構成された本発明に係る掃除具1は、基台2の下側に突設された把手21を把持し、上側に取付けられた粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…を、図1中に矢符に示す如く、これらの高さ変化の方向に振り動かして所望の掃除か所を叩くように使用される。粘着棒3,3…及びブラシ棒4,4…は、前述の如く可撓性を有しており、把手21を把持してなされる振り動かしにより撓みを伴いつつ掃除か所に当接し、該掃除か所を効果的に叩くことができる。
本発明に係る掃除具1に備えられた粘着棒3,3…は、窓孔33,33…を介して表面に露出する粘着部31,31…を有しており、前述した叩きにより掃除か所に付着堆積する塵埃を叩き出す作用をなすと共に、叩き出された塵埃を前記粘着部31,31…に粘着せしめて捕集する作用をなす。粘着棒3,3…は、前述した高さ変化を有して取付けてあるため、夫々の粘着部31,31…は、相互にオーバラップすることなく掃除か所に当接又は近接することができ、これらによる塵埃の粘着捕集は効果的に行われる。
また夫々の窓孔33,33…から露出する粘着部31は、保持棒30の周面よりも内側に位置させてあるから、前述した使用状態において撓みを生じた粘着棒3,3…同士が粘着し、また粘着棒3とブラシ棒4とが粘着する虞れを回避することができ、前述した使用に支障を来す虞れはない。
更に、粘着棒3,3…は、軸回りでの回転を可能として基台2に取付けてあるから、これらの粘着棒3,3…は、前述した使用中に適宜に回転することとなり、各粘着棒3,3…の外周の全面に露出する粘着部31,31…を有効利用することができ、多くの塵埃を粘着捕集することが可能である。
一方ブラシ棒4,4…は、先端に植設されたブラシ毛41,41…を有しており、前述した使用時に、これらのブラシ毛41,41…の先端が掃除か所に当たり、該掃除か所の表面に細かい凹凸が存在する場合であってもこれらからの塵埃の叩き出しを確実に行わせることが可能となる。
これらのブラシ棒4,4…は、軸回りの回転不可に基台2に取付けてあるから、各ブラシ棒4は、多数の粘着棒3,3…の先端間から夫々のブラシ毛41.41…を露出させた姿勢を安定して保つことができ、前述した作用は安定してなされる。
このように本発明に係る掃除具1は、古来から用いられている「はたき」と同様に、把手21を把持して掃除か所を叩き、該掃除か所に付着堆積する塵埃を叩き出すべく簡易に使用することができ、このように叩き出された塵埃は、粘着棒3,3…の表面に粘着捕集されるから、この捕集のための別途の作業が不要であり、室内各部の掃除、特に、床,天井のコーナ、窓,障子の桟及びレール、各種家具の表面、室内に置かれた観葉植物の葉表面等、複雑な凹凸形状を有する掃除か所の掃除を高能率に実施することができる。
前述の如くオレフィン樹脂製の粘着部31を備える粘着棒3は、表面に粘着捕集された塵埃を水洗いにより除去することができ、また粘着部31の粘着性は、多数回の水洗いの後にも失われることなく維持されるから、本発明に係る掃除具1は、日常の頻繁な掃除機会において簡易に、しかも効果的に使用することができる。
以上の如き塵埃の捕集効果は、基台2の中空部を利用した以下の構成により更に高めることができる。図12は、捕集効果を高める構成を備える基台2の斜視図である。本図に示す基台2の特徴は、支え板5及び押え板6の取付けのための開口を有するテーパ部20の内部に、多数の樹脂ブロック7,7 …が収納されているところにある。図示の如く樹脂ブロック7は、薄肉の短寸円筒形の筒部70と、該筒部70の一側開口を閉塞する中空の半球形をなす蓋部71とを備えて構成されている。他の部分の構成は、図3に示す基台2と同一であり、対応する部分に図3と同一の参照符号を付して説明を省略する。
このような樹脂ブロック7を多数収納してなる基台2を備える掃除具1においては、前述した使用により基台2が振り動かされた場合、該基台2の内部において多数の樹脂ブロック7,7…が相互に接触を繰り返して動き、この接触により発生する静電気による電場が基台2の周辺に生成される。従って、粘着棒3,3…及びブラシ棒4、4…により前述の如く叩き出された塵埃は、基台2に引き付けられて粘着棒3,3…の近くに集まり、該粘着棒3,3 …により、より確実に粘着捕集されることとなる。
基台2内部の樹脂ブロック7,7…の材料は、相互の接触により静電気を発生し得るものであればよいが、シリコン樹脂製とするのが望ましい。また図12に示す樹脂ブロック7の形状は、薄肉円筒形の筒部70により軽量化を図り、また半球形の蓋部71により接触面積の増加を図るべく決定されているが、樹脂ブロック7は、短寸円筒、中実の球体等、適宜の形状となし得ることは言うまでもない。
本発明に係る掃除具の外観を示す側面図である。 本発明に係る掃除具の外観を示す斜視図である。 上面側から見た基台の斜視図である。 支え板の表面側からの斜視図である。 支え板の裏面側からの斜視図である。 押え板の表面側からの斜視図である。 一体化された支え板及び押え板の斜視図である。 粘着棒の外観斜視図である。 ブラシ棒の外観斜視図である。 粘着棒及びブラシ棒の取付け手順の説明図である。 支え板及び押え板の基台への取付け態様の説明図である。 捕集効果を高める構成を備える基台の斜視図である。
符号の説明
1 掃除具
2 基台
3 粘着棒
4 ブラシ棒
5 支え板
6 押え板
7 樹脂ブロック
31 粘着部
33 窓孔

Claims (6)

  1. 把手を備える基台上に可撓性を有する複数本の叩き棒を取付けてなり、前記把手を把持して前記基台と共に振り動かされる前記叩き棒により掃除か所を叩き、該掃除か所に付着堆積する塵埃を叩き出すべく用いられる掃除具において、
    前記叩き棒の少なくとも一部は、粘着性を有する粘着部を外表面の複数か所に開口する窓孔から露出させてある粘着棒としてあることを特徴とする掃除具。
  2. 前記粘着部は、前記窓孔の開口縁から段落ちされた露出面を備える請求項記載の掃除具。
  3. 前記粘着棒は、前記基台上に複数列に並べ、各列の粘着部の露出域を長さ方向にオーバラップさせて取付けてある請求項1又は請求項2に記載の掃除具。
  4. 前記粘着棒は、夫々の軸心回りでの回転可能に前記基台上に取り付けてある請求項1乃至請求項のいずれかに記載の掃除具。
  5. 前記叩き棒の残部は、先端にブラシ毛が植設されたブラシ棒としてある請求項1乃至請求項のいずれかに記載の掃除具。
  6. 前記基台の内部に収納され、該基台の振り動きに伴って相互に接触し、静電気を発生する複数の樹脂ブロックを備える請求項1乃至請求項のいずれかに記載の掃除具。
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