JP3967660B2 - 移動部材の原点位置検出機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、フォトリフレクタと反射部材を用いた、相対移動する二つの部材の原点位置検出機構に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
例えばズームレンズ鏡筒においては、カム環等の回転部材を回転駆動してズーミングを実行し、あるいはレンズ鏡筒を収納位置から撮影位置へ移動させる。このようなズームレンズ鏡筒では、回転部材の原点位置を検出して、収納位置の検出、焦点距離の検出、焦点距離端(ストップ位置)の制御等の各種の制御を行う必要がある。
【0003】
このような原点位置検出機構の一種として従来、フォトリフレクタと反射部材が用いられてきた。すなわち相対回動する一方の部材、例えば固定環にフォトリフレクタを固定し、他方の部材、例えば回転環に反射部材(反射シート)を接着固定している。フォトリフレクタと反射部材は、両部材の予め定めた位置に固定され、その結果、フォトリフレクタの出力が生じる位置で原点検出ができる。
【0004】
問題は、反射部材の接着固定位置の精度にある。通常、反射部材を接着固定する部材には、反射部材の位置を示す固定座が設けられているが、予め定めた位置に正確に反射部材を固定することは困難であった。すなわち、反射部材はそのエッジ部の位置が重要であるが、如何に注意深くその位置を定めても、作業者による作業では、必ず僅かな誤差が生じていた。この誤差は、より高精度な制御を行おうとするとき問題となる。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、以上の問題意識に基づき、反射部材の固定位置精度が問題とならない移動部材の原点位置検出機構を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、反射部材を固定する部材に、反射部材のエッジとは別に、反射部材の一部を覆ってフォトリフレクタから見たエッジを構成するエッジを設ければ、反射部材の固定精度は問題にならないという着眼に基づいて完成されたものである。
【0007】
すなわち本発明は、相対移動する二つの部材の一方にフォトリフレクタを設け、他方に、このフォトリフレクタの発光素子からの出射光を反射して該フォトリフレクタの受光素子に戻す反射部材を固定し、該反射部材の位置から相対移動部材の原点位置を検出する機構において、反射部材を固定する部材に、反射部材固定座と、この反射部材固定座の上記相対移動方向の一端部に位置するハングオーバエッジ部とを設け、このハングオーバエッジ部に、該反射部材固定座上に固定した反射部材上に延び、該反射部材のエッジ部より内側にフォトリフレクタから見たエッジを構成するエッジ面を形成したことを特徴としている。
【0008】
ハングオーバエッジ部は、反射部材とは非平行でフォトリフレクタからの反射光を該フォトリフレクタに戻さない面から形成し、ノイズがフォトリフレクタに入射しないようにすることが望ましい。
【0009】
相対移動する二部材は、相対回転する環状部材、相対直線運動する直進部材のいずれでもよい。
【0010】
【発明の実施形態】
図は、本発明をズームレンズ鏡筒の固定環10に回転自在に支持された回転環20の原点位置検出機構に適用した実施形態である。図1に全体形状を示す固定環10はカメラボディに固定される固定部材であり、その周面一部に、フォトリフレクタ30を挿入する径方向の段付貫通穴11と、フォトリフレクタ固定板ばね31の固定ビス座12と先端支持突起13(図3参照)とが形成されている。フォトリフレクタ固定板ばね31は、その一端部が先端支持突起13下面に挿入され、他端部が固定ねじ32によって固定ビス座12に固定される。この固定状態で、固定板ばね31の押圧突起31aがフォトリフレクタ30を押圧して段付貫通穴11に固定する。フォトリフレクタ30は周知のように発光素子と受光素子をペアで有し、発光素子から発し反射部材で反射した光が受光素子に入射する。発光素子と受光素子は、図3の左右方向に並ぶ態様、紙面に垂直方向に並ぶ態様のいずれも可能である。
【0011】
この固定環10内に回転自在に支持された回転環20は、周面一部に形成したギヤ21を介して回転駆動される。回転環20が回転駆動されると、図示しない回転部材及び光軸方向移動部材を介してズーミング動作及び沈胴動作が実行される。本実施形態は、このズーミング機構あるいは沈胴機構の如何を問わないが、回転環20の回転位置でズームレンズ鏡筒の原点位置(例えば沈胴終了位置)が検知される。原点位置からの回転角は、例えばパルサーによって検出管理され、ズームレンズ鏡筒の停止位置制御、焦点距離検出等の各種制御が行われる。
【0012】
回転環20には、フォトリフレクタ30と対をなして原点位置を検出するための反射シート(反射部材)40を接着固定するために、反射部材固定座22とハングオーバエッジ部23とが形成されている。図4で説明すると、反射部材固定座22は、回転環20の径方向と直交する固定平面22aを有している。ハングオーバエッジ部23は、この固定平面22a(反射部材固定座22)の周方向(固定環10との相対移動方向)の一端部から回転環20の径方向に延び、さらに固定平面22aの内方に向かって延びている。そして、このハングオーバエッジ部23は、延長面が固定平面22aと直交する(回転環20の径方向に向く)エッジ面23aと、固定平面22aとは非平行な山形面(傾斜面)23b、23cを有している。エッジ面23aは、固定平面22aに固定した反射シート40上に延び、該反射シート40のエッジ部より内側にフォトリフレクタ30から見たエッジを構成する。また山形面23b、23cは、反射シート40とは非平行であって、フォトリフレクタ30の受光素子から出た光が仮にこれらの山形面23b、23cで僅かに反射しても、受光素子には戻さないような傾斜が与えられた面である。図4に鎖線で示すように、エッジ面23aと山形面(傾斜面)23cを延長し、山形面23bを省略するナイフエッジ形状としても同様の作用が得られる。エッジ面23a及び山形面23b、23cの各面は、図2ないし図4の紙面と直交する方向に延びている。
【0013】
反射部材固定座22に反射シート40を接着固定する際には、図2に示すように、反射シート40をハングオーバエッジ部23の下方まで挿入して接着固定する。すると、フォトリフレクタ30は、反射シート40自体のエッジではなく、ハングオーバエッジ部23のエッジ面23aを反射シート40のエッジとして認識する。エッジ面23aの位置は、機械加工(回転環20の成形型)によって精密に管理できるから、回転環20の原点位置を正確に検出できることとなる。図3(A)は回転環20が矢印方向に回転するとき、フォトリフレクタ30がハングオーバエッジ部23(エッジ面23a)によるエッジを認識する直前の状態を示し、同(B)は同エッジを認識した直後の状態を示している。
【0014】
以上の実施形態は、本発明を相対回転する二部材間の原点位置検出機構に適用したものであるが、本発明は相対的に直進移動する二部材間の原点位置検出機構にも同様に適用することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、相対移動する二つの部材の一方にフォトリフレクタを設け、他方に、このフォトリフレクタの発光素子からの出射光を反射して該フォトリフレクタの受光素子に戻す反射部材を固定し、該反射部材の位置から相対移動部材の原点位置を検出する機構において、反射部材の固定位置精度を問題とせず、正しい原点位置を検出できる移動部材の原点位置検出機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動部材の原点位置検出機構をズームレンズ鏡筒に適用した実施形態を示す相対回転二部材の分解斜視図である。
【図2】(A)、(B)は、反射部材を、該反射部材を固定する回転環に固定する前と固定後の状態を示す要部の正面図である。
【図3】(A)、(B)は、フォトリフレクタが反射部材を検出する前と後の状態を示す要部の断面図である。
【図4】反射部材を接着する反射部材固定座とオーバハングエッジ部の拡大図である。
【符号の説明】
10 固定環
11 段付貫通穴
12 固定ビス座
13 先端支持突起
20 回転環
21 ギヤ
22 反射部材固定座
22a 固定平面
23 ハングオーバエッジ部
23a エッジ面
23b 23c 山形面(傾斜面)
30 フォトリフレクタ
31 フォトリフレクタ固定板ばね
40 反射シート

Claims (3)

  1. 相対移動する二つの部材の一方にフォトリフレクタを設け、他方に、このフォトリフレクタの発光素子からの出射光を反射して該フォトリフレクタの受光素子に戻す反射部材を固定し、該反射部材の位置から相対移動部材の原点位置を検出する機構において、
    上記反射部材を固定する部材に、反射部材固定座と、この反射部材固定座の上記相対移動方向の一端部に位置するハングオーバエッジ部とを設け、
    このハングオーバエッジ部に、該反射部材固定座上に固定した反射部材上に延び、該反射部材のエッジ部より内側にフォトリフレクタから見たエッジを構成するエッジ面を形成したことを特徴とする移動部材の原点位置検出機構。
  2. 請求項1記載の移動部材の原点位置検出機構において、ハングオーバエッジ部は、反射部材とは非平行でフォトリフレクタからの反射光を該フォトリフレクタに戻さない面から形成されている移動部材の原点位置検出機構。
  3. 請求項1または2記載の移動部材の原点位置検出機構において、相対移動する二部材は、相対回転する環状部材である移動部材の原点位置検出機構。
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