JP3967557B2 - 刃具選択方法及び工具自動決定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械において、加工条件に適した刃具を選択する方法、及び、選択した刃具をホルダに組み合わせて工具を自動的に決定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、NC工作機械用の加工プログラムを作成するにあたり、CAD/CAMシステム又はオペレータにより指定された加工条件をもとに、その加工に適した刃具を工具データベースから選択する方法が知られている。例えば、特開平6−246597号公報には、刃具に対し特定の加工条件をキーワードで関連付けて工具情報テーブルを作成し、多数のテーブルを工具情報知識ベースに登録し、この知識ベースを問い合せ式を用いて検索し、要求された加工条件に適合する刃具を選び出す技術が開示されている。
【0003】
また、特開平10−156662号公報には、加工条件に対し特定の刃具及びホルダを関連付けて刃具・ホルダ情報管理ファイルに登録し、CAD/CAMシステムに入力された加工内容をもとに刃具・ホルダ情報管理ファイルを参照して、加工に最適で本数が最小限になる刃具を選択するととともに、刃具の全長とホルダの最大つかみ代とから刃具の突出し長さを算出して、工具セットを作成する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来技術によると、加工条件と刃具とを固定的に関連付けているため、金型のエンドミル加工など刃具の送り方向や仕上げ程度が多岐にわたる場合に、要求条件を満たす刃具を検索できなかったり、逆に、要求条件が少ない場合に、多数の刃具が選択されたりする可能性が高かった。従って、刃具の最終決定に際して人間系の設定操作(特開平6−246597号公報の段落番号0021参照)が必要になり、習熟しないオペレータには取扱が困難であった。
【0005】
また、従来技術によると、一種類の工作機械を想定して工具セットを作成しているため、複数種の機械が稼動する工場の場合に、刃具・ホルダ情報管理ファイルを機械毎に登録する必要があり、工具管理システムが複雑化する問題点があった。特に、突出し長さの算出にあたっては、ホルダ側の最大つかみ代を固定値として用いているので(特開平10−156662号公報の段落番号0043参照)、ホルダに対する刃具の突出し長さが一定に制限され、刃具及びホルダを工具干渉を避けるための要求値と等しい突出し長さで組み合わせることができなかった。しかも、刃具側のつかみ代が考慮されていないため、長い刃具の場合につかみ代が不足し、加工精度に悪影響を及ぼすおそれもあった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、刃具の適性を多角的に評価して、要求された加工条件に最適な刃具を選択できる刃具選択方法、並びに、複数種の工作機械に汎用して、最適な工具セットを作成できる工具自動決定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明による刃具選択方法は、複数の各刃具に対し、複数の特定した加工条件内で夫々細分化した複数の項目毎に夫々の適合度を予め設定して記憶手段に記憶しておき、要求された加工条件の項目に基づいて、前記各刃具毎に前記記憶手段から該当する適合度を抽出して合計し、合計値が最大の刃具を選択することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明による刃具選択方法は、合計値が最大の刃具が複数ある場合に、加工条件の項目に基づいた優先順に最大適合度の刃具を選択することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明による工具自動決定装置は、加工条件を入力する加工条件入力部と、複数の各刃具に対し、複数の特定した加工条件内で夫々細分化した複数の項目毎に予め設定した夫々の適合度を記憶する刃具情報記憶部と、加工条件入力部に入力された加工条件の項目に基づいて、前記各刃具毎に刃具情報記憶部から該当する適合度を抽出して合計し、合計値が最大の刃具を選択する刃具選択部と、ホルダに関連する情報を記憶するホルダ情報記憶部と、工作機械の種類及び刃具に適合するホルダを選択するホルダ選択部とからなることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明による工具自動決定装置は、ホルダに対する刃具の突出し長さを含む組合せ情報を作成する工具セット作成部と、突出し長さに適合する切削条件を設定する切削条件設定部と、組合せ情報及び切削条件を出力する工具情報出力部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明による工具自動決定装置は、工具セット作成部は、刃具の最大及び最小つかみ代とホルダの最大及び最小つかみ代とに基づいて要求突出し長さと略等しい突出し長さを算出する手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明による工具自動決定装置は、切削条件設定部が基準つかみ代を把握し基準切り込み量で切削したときの刃具に固有の基準条件を突出し長さによる刃具の剛性変化に応じて変更することで切削条件を設定する手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。この実施形態の工具自動決定装置は図1に示す機能部から構成され、図2に示す手順で工具を自動的に決定する。加工条件入力部1はCAD/CAMシステム又はオペレータから要求された加工条件を入力する(ステップS1)。加工条件には、刃具の刃先形状、仮想刃先径、刃先の突出し長さ、刃具の送り方向、仕上げ程度、ワークの素材名、工作機械の種類(機械名)等が含まれる。
【0014】
刃具情報記憶部2には刃具11(図5参照)に関連する情報が記憶されている。この刃具情報には、刃具のシャンクタイプ(ストレート、サイドロック等)、シャンク長、最大シャンクつかみ代及び最小シャンクつかみ代等のシャンク形状情報と、加工条件に対する刃具の適合度情報とが含まれる。そして、刃具選択部3はこの適合度情報に基づいて最適な刃具を選択する(ステップS2)。
【0015】
刃具選択方法について詳述すると、適合度情報は工場に保管されている全ての刃具について予め図3に示すフォーマットで記憶されている。ここで加工条件は、ワークの素材を定義する素材区分、刃具の送り方向を定義する方向区分、仕上げ程度を定義する仕上げ区分の3項目に分類され、各項目毎に刃具の周速、送り速度及び切込速度等を考慮して5段階の適合度(1が不適合、5が最適合)が付されている。
【0016】
刃具選択部3は、入力された3項目の加工条件に該当する適合度を合計し、その合計値が最大の刃具を選択する。また、合計値が最大の刃具が複数ある場合に、刃具選択部3は加工条件の優先順に最大適合度の刃具を選択する。例えば図4において、最優先の加工条件が素材区分であれば刃具1を、方向区分であれば刃具2を、仕上げ区分であれば刃具3を選択し、各項目にそれぞれ同じ適合度の刃具が複数あればオペレータが最終的に決定する。
【0017】
上記刃具選択方法によれば、加工条件毎に刃具の適合度が付されているため、金型加工など素材や送り方向や仕上げ程度が多岐にわたる場合でも、3項目にわたる適合度を合計して刃具の適性を多角的に評価し、多数の刃具のうちから要求条件を満たす最適な刃具を簡単に選択でき、もって、高精度、高能率加工に貢献することができる。また、加工条件の優先順位を考慮した手法を用いているので、習熟しないオペレータであっても、合計値が同じ複数の刃具の中から一つを容易に厳選することもできる。
【0018】
次に、ホルダ・コレット情報記憶部4にはホルダ12及びコレット13(図5参照)に関連する情報が記憶されている。ホルダ・コレット情報には、ホルダのタイプ、その内外径、最大ホルダつかみ代、最小ホルダつかみ代、クーラント通路の有無、ホルダを主軸に取り付けるためのプルスタッドボルトの規格、コレットの内外径等のデータが含まれる。そして、ホルダ・コレット選択部5は、入力された工作機械の種類と選択された刃具のシャンク形状とに適合するホルダ及びコレットを選択する(ステップS3)。
【0019】
こうすれば、指定された機種の主軸に把握できるタイプであって、かつ選択された刃具のシャンク形状にも適合する寸法のホルダ及びコレットを選択することができる。従って、複数種の工作機械が設置された加工工場において、保有する多数の工具パーツを一元的に管理し、そのうちから実際に使用する機械に適したパーツを選択して、実加工に最適な工具セットを作成することができる。また、予定と違う機械に変更された場合でも、新たな機械情報を入力してパーツを再選択すれば、工具セットをすばやく更新できて、生産ラインのフレキシビリティーが向上する。
【0020】
続いて、工具セット作成部6では、選択された刃具、ホルダ及びコレットの組み合わせに必要な工具組合せ情報が作成される(ステップS4)。工具組合せ情報には、ホルダに対する刃具の突出し長さが含まれる。工具セット作成部6は、刃具の最大及び最小つかみ代とホルダの最大及び最小つかみ代とに基づいて、入力値と略等しい突出し長さを算出する手段を備える。該手段による突出し長さの算出方法を以下に詳述する。
【0021】
図5に示すように、刃具11及びホルダ12の組付長さは所定の範囲で調整可能である。刃具11は、それ以下の長さでは十分な把握力が得られない最小シャンクつかみ代(同図A参照)と、それ以上の長さではホルダ12で把握できない最大シャンクつかみ代(同図B参照)とを持つ。刃具11の全長をシャンク長とすると、以下の関係が成立する。
シャンク長=最大突出し長さ+最小シャンクつかみ代
シャンク長=最小突出し長さ+最大シャンクつかみ代
【0022】
これと同様に、ホルダ12も、それ以下の長さでは十分な把握力が得られない最小ホルダつかみ代と、それ以上の長さでは刃具11を把握できない最大ホルダつかみ代とを持つ。なお、
最小ホルダつかみ代<最小シャンクつかみ代
の場合は、最小シャンクつかみ代が優先されるため、最小ホルダつかみ代は最小シャンクつかみ代と等しいとみなされる。
【0023】
工具セット作成部6は、突出し長さの算出にあたり、まず、選択されたホルダの中から要求された突出し長さを確保できる深さのホルダを抽出する。図6に示すように、要求突出し長さをL、そのプラス側許容値をα、マイナス側許容値をβとすると、シャンク長が
L+α+最大ホルダつかみ代≧シャンク長≧最小シャンクつかみ代+L−βの関係を満たすホルダを抽出する。次に、そのうちから最大ホルダつかみ代が
シャンク長−L
より大きくかつ最も近いホルダを決定する。
【0024】
続いて、図7に示すように、シャンク長を考慮して突出し長さλを決定する。
シャンク長が
(A)L+α+最大ホルダつかみ代≧シャンク長>L+最大ホルダつかみ代
である場合は、刃具を最大ホルダつかみ代に相当する長さでつかむため、突出し長さλaは
λa=シャンク長−最大ホルダつかみ代
である。シャンク長が
(B)L+最大ホルダつかみ代≧シャンク長>L+最小シャンクつかみ代
である場合は、刃先端を要求突出し長さLに合わせて、刃具を最小シャンクつかみ代以上、最大ホルダつかみ代未満の長さでつかむため、突出し長さλbは
λb=L
である。また、シャンク長が
(C)L+最小シャンクつかみ代>シャンク長≧L−β+最小シャンクつかみ代
である場合は、刃具を最小シャンクつかみ代に相当する長さでつかむため、突出し長さλcは
λc=シャンク長−最小シャンクつかみ代
である。
【0025】
こうれば、刃具のつかみ代を最小シャンクつかみ代から最大ホルダつかみ代までの範囲で調整可能であるから、刃具を要求値とほぼ等しい突出し長さでホルダに組み付けることができる。従って、短い刃具の場合にホルダがワークに干渉するおそれがなく、長い刃具の場合につかみ代が不足して加工精度に悪影響を及ぼすおそれもなく、実加工に適った切削効率のよい工具セットを作成することができる。なお、図7の(B)及び(C)に示す工具セットの場合は、突出し長さを確定するためのアジャスタ14がホルダ12に螺着される。
【0026】
工具セットが作成されると、次に、切削条件設定部7は刃具の突出し長さに応じた切削条件を設定する(ステップS5)。切削条件は刃具の周速、送り速度及び切込速度を含む。先に選択された刃具は所要の加工条件(素材区分、方向区分、仕上げ区分)に応じた切削条件を持つが、これは図8に示すように、充分な剛性を保有する保持具15で基準つかみ代を把握し基準切込量で切削したときの基準となる条件である。切削条件設定部7は、その刃具に固有の基準条件を突出し長さによる刃具の剛性変化に応じて変更する手段を備える。該手段による基準条件の変更方法を以下に詳述する。
【0027】
基準条件で切削したときに刃先にかかる平均荷重ωは次の一般式で求められる。
ω=μf(v,s,f)
v:周速 s:切削面積 f:送り速度 μ:刃具に応じた比例定数
また、刃具の剛性については、一般に基準条件下の平均荷重ωによる刃先のたわみ量σが適正であるとみなされる。従って、突出し長さの変化により刃具の剛性が変化した場合に、このときのたわみ量が適正量と等しくなるような平均荷重とこれを生じさせる切削条件とを求めれば、その突出し長さに最適な条件を設定することができる。
【0028】
具体的には、エンドミルを円柱とみなすと、基準条件下における刃具の突出し長さがλであるとき、刃先のたわみ量σは
σ=ωλ3/3EΙ
より求められる。エンドミルの断面2次モーメントΙは
Ι=πd4/64
であるから、刃先のたわみ量σは
σ=64・ωλ3/3Eπd4
となり、定数部をαとすると、
σ=α・ω・λ3/d4
より求められる。
【0029】
突出し長さλが変化したときのたわみ量が基準条件下のたわみ量σと等しくなる平均荷重ωは、
ω=σ・d4/α・λ3
より求められる。ここで、突出し長さλの変化率をβとしたときの平均荷重ω'は、
ω'=σ・d4/α・(βλ)3
=σ・d4/α・β3・λ3
=ω/β3
となる。つまり、適正な平均荷重は突出し長さ変化率の3乗に反比例する。
【0030】
従って、その平均荷重を生じさせる切削条件(v,s,f)を求めれば、これをその突出し長さにおける最適条件として設定することができる。それ故、金型加工等に際して、工具干渉や刃具振れを防止するために、突出し長さを必要最小限に決定した場合でも、この突出し長さに応じて刃具の剛性を変化させ、その工具セットの性能を最大限に活かして、切削効率及び加工精度を向上させることができる。
【0031】
こうして切削条件が設定されると、最後に、工具情報出力部8は、工具組合せ情報に切削条件を合わせてパラメータファイル形式の工具情報を作成し、これをCAD/CAMシステムの参照フィールドに出力する(ステップS6)。従って、この実施形態の工具自動決定装置によれば、CAD/CAMシステム又は自動プログラミング装置を工具部門から支援して、工作機械用のNCプログラムを効率よく作成することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、加工条件毎に付された適合度の合計値に基づいて刃具を選択するので、刃具の適性を多角的に評価して、要求された加工条件に最適な刃具を選択できるという優れた効果を奏する。
【0033】
請求項2の発明によれば、加工条件の優先順を考慮して刃具を選択するので、合計値が同じ複数の刃具が選択された場合でも、その中から一つを容易に厳選できる効果がある。
【0034】
請求項3の発明によれば、機種を考慮してホルダを選択するので、複数種の工作機械が設置された加工工場において、多数の工具パーツを一元的に管理し、実機に適った工具を決定できる効果がある。
【0035】
請求項4の発明によれば、刃具の突出し長さに適した切削条件を付加して工具の組合せ情報を出力するので、実加工に適った工具セットを簡単に入手できる効果がある。
【0036】
請求項5の発明によれば、刃具及びホルダ双方のつかみ代を考慮して入力値と略等しい突出し長さを算出するので、切削効率のよい工具セットを簡単に入手できる効果がある。
【0037】
請求項6の発明によれば、突出し長さによる刃具の剛性変化を考慮して切削条件を設定するので、工具セットの性能を最大限に活かして、切削効率及び加工精度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す工具自動決定装置のブロック図である。
【図2】同装置の作用を示すフローチャートである。
【図3】刃具選択方法を説明する適合度情報のフォーマット図である。
【図4】加工条件の優先順による刃具選択方法の説明図である。
【図5】シャンクつかみ代の説明図である。
【図6】要求突出し長さの説明図である。
【図7】突出し長さ算出方法の説明図である。
【図8】切削条件設定方法の説明図である。
【符号の説明】
1・・加工条件入力部、2・・刃具情報記憶部、3・・刃具選択部、4・・ホルダ・コレット情報記憶部、5・・ホルダ・コレット選択部、6・・工具セット作成部、7・・切削条件設定部、8・・工具情報出力部、11・・刃具、12・・ホルダ、13・・コレット。
Claims (6)
- 複数の各刃具に対し、複数の特定した加工条件内で夫々細分化した複数の項目毎に夫々の適合度を予め設定して記憶手段に記憶しておき、要求された加工条件の項目に基づいて、前記各刃具毎に前記記憶手段から該当する適合度を抽出して合計し、合計値が最大の刃具を選択する刃具選択方法。
- 合計値が最大の刃具が複数ある場合に、加工条件の項目に基づいた優先順に最大適合度の刃具を選択する請求項1記載の刃具選択方法。
- 加工条件を入力する加工条件入力部と、複数の各刃具に対し、複数の特定した加工条件内で夫々細分化した複数の項目毎に予め設定した夫々の適合度を記憶する刃具情報記憶部と、加工条件入力部に入力された加工条件の項目に基づいて、前記各刃具毎に刃具情報記憶部から該当する適合度を抽出して合計し、合計値が最大の刃具を選択する刃具選択部と、ホルダに関連する情報を記憶するホルダ情報記憶部と、工作機械の種類及び刃具に適合するホルダを選択するホルダ選択部とからなる工具自動決定装置。
- ホルダに対する刃具の突出し長さを含む組合せ情報を作成する工具セット作成部と、突出し長さに適合する切削条件を設定する切削条件設定部と、組合せ情報及び切削条件を出力する工具情報出力部とを備えた請求項3記載の工具自動決定装置。
- 工具セット作成部は、刃具の最大及び最小つかみ代とホルダの最大及び最小つかみ代とに基づいて要求突出し長さと略等しい突出し長さを算出する手段を備えた請求項4記載の工具自動決定装置。
- 切削条件設定部は、基準つかみ代を把握し基準切り込み量で切削したときの刃具に固有の基準条件を、突出し長さによる刃具の剛性変化に応じて変更することで切削条件を設定する手段を備えた請求項4または請求項5記載の工具自動決定装置。
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