JP3966248B2 - データ転送システム及びそれに用いる再調整制御方法並びにそのプログラム - Google Patents

データ転送システム及びそれに用いる再調整制御方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明はデータ転送システム及びそれに用いる再調整制御方法並びにそのプログラムに関し、特にDLL(Delay Locked Loop)回路のサンプリングタイミングの再調整に関する。
近年、データの同期保持のためにDLL回路が組込まれるようになってきている。従来、電源投入時やパワーダウン動作からの復帰時に、DLL回路の位相調整が整わない間に、誤ったタイミングで入力信号が取込まれ、内部回路が誤動作を起こすことがある。
この問題を解決する方法としては、外部クロックと位相調整された入力取込みタイミング信号を生成するセルフタイミング制御回路を有する集積回路装置において、セルフタイミング制御回路が位相調整中の期間、入力回路において外部から供給されるコマンド入力信号、アドレス入力信号、データ入力信号等の入力信号が内部に取込まれるのを禁止する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この場合には、セルフタイミング制御回路の位相調整がある程度まで終了した段階で、入力回路における入力取込みタイミング信号を利用した入力信号の取込み動作を許可する。この動作を行うために、入力回路は、例えばDLL回路のロックオン信号やアジャスト信号、あるいは入力停止信号を利用して入力取込み制御信号を生成している。
特開2000−163963号公報(第6,7頁、図2)
上述した従来のDLL回路では、電源投入時やパワーダウン動作からの復帰時に、DLL回路の位相調整が整わない間に、誤ったタイミングで入力信号が取込まれ、内部回路が誤動作を起こすのを防ぐために、上記の特許文献1の場合、セルフタイミング制御回路が位相調整中の期間、入力回路において外部から供給される入力信号が内部に取込まれるのを禁止している。
しかしながら、従来のDLL回路では、データ転送の高速化に伴って温度や電圧変動が大きくなるにつれて、装置稼動中にサンプリングタイミングがずれてしまい、誤動作してしまう可能性がある。つまり、データ転送においては、データ同期保持が保証されないこととなる。
また、同じ値(例えば、“00・・・・00”等)が続く場合にも、DLL回路内で誤差を検出することができず、サンプリングタイミングがずれてしまう。従来の8B10Bという方法ではこれを防ぐことができるが、冗長なデータを付加して転送するため、転送効率が悪くなる(転送データの20%が余分なデータである)。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、8B10Bという方法を用いることなく、装置稼動中のデータ同期保持を実現することができるデータ転送システム及びそれに用いる再調整制御方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明によるデータ転送システムは、送信側装置と、前記送信側装置からのデータをDLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持する受信側装置とからなるデータ転送システムであって、
前記送信側装置は、前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器と、前記パターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するよう制御する制御手段とを備え、
前記DLL回路が、前記再調整用のパターンを用いて前記データのサンプリングタイミングを再調整し直すことで、前記DLL回路の再調整を定期的に行っている。
本発明による再調整制御方法は、送信側装置と、前記送信側装置からのデータをDLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持する受信側装置とからなるデータ転送システムに用いる再調整制御方法であって、
前記送信側装置が、前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するステップを実行し、前記DLL回路が前記再調整用のパターンを用いて前記データのサンプリングタイミングを再調整し直すことで、前記DLL回路の再調整を定期的に行っている。
本発明による再調整制御方法のプログラムは、送信側装置と、前記送信側装置からのデータをDLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持する受信側装置とからなるシステムを構成する前記送信側装置においてコンピュータが実行するプログラムであって、
前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出する処理を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明のデータ転送システムは、受信側装置のDLL(Delay Locked Loop)回路におけるサンプリングタイムの再調整を定期的に実施することで、データの同期保持を実現させている。本発明のデータ転送システムでは、その動作概要として、定期的な再調整間隔を示すカウンタによって通常データと再調整用のパターンとを切替えることを特徴としている。よって、本発明のデータ転送システムでは、受信側のDLL回路がこの定期的に送信される再調整用パターンでサンプリングタイミングを再度調整し直すことが可能となる。
現在、DLL回路では、様々なインタフェースでのデータ転送がますます高速になり、温度や電圧変動が大きくなってきているため、データ同期保持のためのサンプリングタイミングがずれてしまい、内部回路が誤動作を起こしてしまう場合がある。本発明のデータ転送システムでは、上記の動作を行うことで、この問題を解決することが可能となる。
また、本発明のDLL回路の再調整制御方法では、DLL回路に、再調整中に通常データをホールドする機能や、再調整後のDLL回路の出力をチェックする機能をも持たせる。このチェック結果が成功ならば通常動作に戻り、失敗の場合には再調整をリトライすることとなる。
これによって、本発明のデータ転送システムでは、定期的なDLL回路の調整を実施し、装置稼動中のデータ同期保持を実現することが可能となる。但し、本発明のデータ転送システムでは、DLL回路の再調整を定期的に行うため、それが性能低下につながってしまうが、再調整間隔、パターン送出期間、ホールド期間、監視タイマ間隔を任意に指定することで、その性能低下を極力抑えることが可能となる。
本発明は、以下のような構成及び動作とすることで、8B10Bという方法を用いることなく、定期的なDLL回路の調整を実施し、装置稼動中のデータ同期保持を実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図1において、本発明の実施の形態によるデータ転送システムは送信側装置1と、受信側装置2とから構成されている。
受信側装置2はデータの同期保持のためのDLL(Delay Locked Loop)回路21を備えており、送信側装置1は再調整間隔時間を示すカウンタ12を備えた制御部11と、DLL回路21の再調整用のパターンを生成するパターン発生器13と、通常データAとパターン発生器13からのDLL回路21の再調整用のパターンとを切替えるセレクタ14と、各部の動作を実現するためのプログラム(コンピュータで実行可能なプログラム)を格納する記録媒体15とを備えている。
尚、パターン発生器13によるDLL回路21の再調整用のパターン生成処理とセレクタ14による切替処理とは制御部11による指示制御で行われているが、パターン発生器13がDLL回路21の再調整用のパターンを常に同じタイミングで生成しているのであれば、制御部11による指示制御を不要とすることも可能である。その場合、制御部11はパターン発生器13での生成タイミングに合わせてセレクタ14を切替えればよい。また、DLL回路21の再調整の方法としては、特開平7−84946号公報に開示された技術等を用いることが可能である。
これによって、本発明の実施の形態では、定期的なDLL回路21の調整を実施して、装置稼動中のデータ同期保持を実現することができる。但し、本発明の実施の形態では、DLL回路21の調整を定期的に行うため、それが性能低下につながってしまうが、再調整間隔、パターン送出期間、ホールド期間、監視タイマ間隔を任意に指定することで、性能低下を極力抑えることが可能となる。
図2は本発明の第1の実施例による送信側装置内の制御部の構成を示すブロック図である。尚、本発明の第1の実施例によるデータ転送システムは上記の図1に示す本発明の実施の形態によるデータ転送システムと同様の構成となっており、送信側装置1及び受信側装置2の構成も上記の本発明の実施の形態と同様である。
図2において、制御部11は再調整間隔カウンタ111と、セレクタ切替指示部112とから構成されている。再調整間隔カウンタ111(図1のカウンタ12に対応)は予め設定された再調整間隔を計数し、その計数値をセレクタ切替指示部112に通知する。セレクタ切替指示部112は再調整間隔カウンタ111からの計数値を基にセレクタ14へのセレクタ切替信号を生成する。
図3は本発明の第1の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図1〜図3を参照して本発明の第1の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。
DLL回路21の再調整を行わない場合には(図3のステップS1)、通常データAが受信側装置2のDLL回路21に送信され(図3のステップS2)、同期保持されたデータ(受信データB)を受信側装置2で受取ることとなる。
しかしながら、DLL回路21のサンプリングタイムがずれないで、常に正常動作をするとは限らないため、本実施例では再調整間隔カウンタ111(図1のカウンタ12)で指定した一定間隔毎に、DLL回路21のサンプリングタイムの再調整を実施する。
具体的なサンプリングタイムの再調整方法であるが、パターン発生器13は信号波形を定常波にさせるようなパターンを定常化に必要な期間送出する(図3のステップS3)。パターン発生器13は波形が定常化されるのに必要な期間が経過すると(図3のステップS4)、再調整用パターンをDLL回路21に送ることで、DLL回路21においてサンプリングタイミングを設定し直す(図3のステップS5)。ここで、この定常化させるパターンや再調整用パターンは任意に変更可能としている。また、定常化させるパターンの送出期間も変更可能とする。
上記のDLL回路21の再調整の際に必要な動作としては、結局、通常データAと再調整用のパターンとをセレクタ14で切替えて受信側装置2のDLL回路21に送出するのみである。したがって、制御部11内のカウンタ12が再調整間隔時間を示せば、セレクタ14を切替えてDLL回路21の再調整を開始する。但し、カウンタ12で指定する再調整間隔は任意に設定変更可能としてある。DLL回路21の再調整が終了すれば、セレクタ14は通常データA側に切替えられ、カウンタ12はリセットされてカウントアップを再開する。
図4は本発明の第2の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図4において、本発明の第2の実施例は送信側装置3の制御部11からホールド信号131を送出することで、通常データAの送信を止め、通常データAのホールド後、パターン発生器13からの再調整用のパターンへと送信を切替える構成とした以外は図1に示す本発明の実施の形態と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の実施の形態と同様である。
図5は本発明の第2の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図4及び図5を参照して本発明の第2の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。但し、図5のステップS11,S12,S14〜S16の処理は図3のステップS1〜S5の処理と同様であるので、それらの処理についての説明は省略する。また、制御部11の構成は図2に示す本発明の第1の実施例による制御部11の構成と同様である。
セレクタ14からの送信がパターン発生器13からの再調整用のパターンへs切替わっている間にも、通常データAは送信側装置3内部から送出されている場合、その通常データAは受信側装置2で受信することができない。
そこで、制御部11はDLL回路21の再調整の間(セレクタ14がパターン発生器13の出力を選択している間)、送信側装置3内部の通常データAの送出をホールドさせるホールド信号131を送出する(図5のステップS13)。
もともと、通常データAと再調整用のパターンとの衝突はセレクタ14によって起こらないが、この機能によって、DLL回路21の再調整中に送信側装置3内部から通常データAを流してしまうという動作を防止する。また、ホールド信号131によるホールド期間はDLL回路21への再調整パターン送出が終了するまでであるが(図5のステップS14〜S17)、任意に設定することも可能とする。
図6は本発明の第3の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図6において、本発明の第3の実施例は送信側装置4の制御部41にリトライ回数カウンタ42を設け、受信側装置5にチェック部51を設けた以外は図1に示す本発明の実施の形態と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の実施の形態と同様である。
チェック部51はDLL回路21の再調整時のエラーを検出しており、その結果を送信側装置4の制御部41に報告している。制御部41はその報告やその報告に基づいたリトライ回数カウンタ42のカウント値を基に、通常データAを送信するか、DLL回路21の再調整用のパターンを送信するかを判断する。
図7は本発明の第3の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図6及び図7を参照して本発明の第3の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。但し、図7のステップS21〜S25の処理は図3のステップS1〜S5の処理と同様であるので、それらの処理についての説明は省略する。また、制御部41の構成は図2に示す本発明の第1の実施例による制御部11の構成と同様である。
受信側装置5のチェック部51は再調整中、あるいは再調整直後のDLL回路21の出力データをチェックすることによって、DLL回路21の再調整の成功、失敗を検出する。チェック部51は検出結果を制御部41に報告するので、送信側装置4では通常動作を再開するか、再調整をリトライするかを判断し、通常動作の再開または再調整のリトライを実行する(図7のステップS26)。
送信側装置4の制御部41はチェック部51からの検出結果によってDLL回路21の再調整の失敗が報告され、再調整をリトライすると判断すると、再調整のリトライが予め設定された規定数以上かを判断する(図7のステップS27)。制御部41は再調整のリトライ回数が規定数以上であると判断すると、装置停止信号を送出して送信側装置4及び受信側装置5を停止させる(図7のステップS28)。制御部41は再調整のリトライ回数が規定数以上でないと判断すると、DLL回路21の再調整のリトライを実行する。
尚、装置停止信号を送出して送信側装置4及び受信側装置5を停止させるのは、送信側装置4及び受信側装置5のどちらに障害が発生しているのかを特定することができないためである。基本的には送信側装置4を停止させることで、受信側装置5はデータを何も受取らなくなるため、受信側装置5も動作しなくなる。
本実施例では、これらの機能を追加することで、DLL回路21の再調整用のパターンを送出した後、DLL回路21の再調整は終了したものとして通常データAの送出に復帰していた本発明の第1の実施例とは異なり、確実にDLL回路21の再調整を実施することとなる。つまり、本発明の第3の実施例では信頼性の向上を図ることができる。
また、DLL回路21の再調整のリトライ実行回数は設定することができ、この設定回数を越えてもDLL回路21の再調整が終了しない場合には、装置自体に何らかの故障があるとみなせるため、装置(送信側装置4及び受信側装置5)を停止する動作も可能にする。そのため、本実施例ではリトライ回数カウンタ42を制御部41内に設けている。
図8は本発明の第4の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図8において、本発明の第4の実施例は制御部61内に監視用タイマ62を設置し、指定した時間内に受信側装置5から結果報告を受取らなければ、もう一度再調整パターンを送出する機構を設けた以外は上記の図6の本発明の第3の実施例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第3の実施例と同様である。
上述した本発明の第3の実施例では、チェック部51の結果報告を受けてからセレクタ14の切替えを行っているので、その結果報告を受けることができなければ、延々と何もしない状態が続いてしまうこととなる。
このような状況を回避するために、本発明の第4の実施例では監視用タイマ62を制御部61内に設けている。この監視用タイマ62はDLL回路21の再調整中、カウントアップし続ける。DLL回路21の再調整はパターン送出によって実施しているため、結果報告を受取るタイミングは予想がつく。
この予想タイミングを越えて、監視用タイマ62がカウントアップし続ける場合には、DLL回路21の再調整が失敗しているものと考えることができるため、DLL回路21の再調整をリトライする。但し、指定しなければならない予想タイミングは設定変更可能としてある。
図9は本発明の第4の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図8及び図9を参照して本発明の第4の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。但し、図9のステップS31〜S35,S37の処理は図7のステップS21〜S26の処理と同様であるので、それらの処理についての説明は省略する。また、制御部61の構成は図2に示す本発明の第1の実施例による制御部11の構成と同様である。
制御部61は監視用タイマ62が予想タイミングを越えてカウントアップし続けると、DLL回路21の再調整が失敗しているものと考え(図9ステップS36)、DLL回路21の再調整をリトライする(図9ステップS33)。
本実施例では、監視用タイマ62でチェック部51からの結果報告のタイムオーバを検出する機能を追加することで、チェック部51のチェックを簡素化することができる。つまり、監視用タイマ62を導入することで、チェック部51の論理が簡単になるというメリットもある。
図10は本発明の第5の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図10において、本発明の第5の実施例は外部指示Cによっても通常データA、パターン発生器13の出力をセレクタ14で切替え可能とした以外は上記の図6の本発明の第3の実施例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第3の実施例と同様である。但し、制御部11は本発明の第3の実施例とは異なり、内部にリトライ回数カウンタ42を備えていない。
つまり、本実施例では、外部指示Cによって任意のタイミングで、DLL回路21の再調整を実施することや、DLL回路21の再調整を禁止することもできる構成としている。
DLL回路21の再調整は通常動作を中断し、性能を低下させてしまう作業なので、極力実施したくない動作である。そこで、本実施例では、再調整を禁止させるモードも付加させておく。これはカウンタに関わらず、セレクタ14を常に通常データA側に向けておくことで実現することができる。
図11は本発明の第5の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図10及び図11を参照して本発明の第5の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。但し、図11のステップS42,S44〜S48の処理は図7のステップS21〜S26の処理と同様であるので、それらの処理についての説明は省略する。
本実施例では再調整禁止モードでない場合(図11ステップS41)、DLL回路21の再調整間隔時間になるか(図11ステップS42)、あるいは外部指示Cが入力されると(図11ステップS43)、パターン発生器13が信号波形を定常波にさせるようなパターンを定常化に必要な期間送出することで、サンプリングタイムの再調整を行う(図11ステップS45)。
このように、本実施例では外部指示Cによって再調整を実行できる機能を設けることで、上記の再調整禁止時にも実施することができるようにしておく。また、本実施例では、電源投入等の初期調整命令を受付けた場合にも、サンプリングタイミング調整を開始することができる。
図12は本発明の第6の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図12において、本発明の第6の実施例は送信側装置7にECC(Error Correction Coding)生成部72を設け、受信側装置8にECC部81を設けた以外は上記の図6の本発明の第3の実施例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第3の実施例と同様である。但し、制御部71は本発明の第3の実施例とは異なり、内部にリトライ回数カウンタ42を備えていない。
本発明の第6の実施例ではECCによってデータ転送時のビットエラーを訂正し、データ転送の信頼性をさらに高めることを実現した構成を示している。つまり、本実施例では、送信側装置7にECC生成部72を、受信側装置8にECC部81をそれぞれ設けている。
上記の構成では再調整エラーとビットエラーとをそれぞれ独立に検出しているが、DLL回路21の再調整中は受信データが不定で良いため、わざわざECCチェックをする必要はない。むしろ、DLL再調整を実施するために、ECCのパリティチャネルも、パリティでなく、データと同じ調整パターンを受取り、ビットエラーを検出してしまうため、ECCチェックを抑止しなければならない。
そのため、制御部71はECC制御信号701をECC部81に出力することで、ECCチェックの有無を制御する構成としている。このECC制御信号701を追加することの利点は、DLL回路21の再調整中に訂正不能エラーが起きても、DLL回路21の再調整に影響を与えないことが多いので、無駄なエラー検出をすることを抑止することができる。
図13は本発明の第6の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図12及び図13を参照して本発明の第6の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。但し、図13のステップS52,S53,S55〜S58の処理は図7のステップS21〜S26の処理と同様であるので、それらの処理についての説明は省略する。
本実施例ではまずECC生成部72でECCを生成し、パリティを付加する(図13ステップS51)。その後、本実施例では、DLL回路21の再調整を行わない場合(図13ステップS52)、通常データAを受信側装置8のDLL回路21に送信する(図13ステップS53)。
これに対し、本実施例では、DLL回路21の再調整を行う場合(図13ステップS52)、ECC制御信号701にてECC部81のECCチェックを抑止し(図13ステップS54)、パターン発生器13が信号波形を定常波にさせるようなパターンを定常化に必要な期間送出することで、サンプリングタイムの再調整を行う(図13ステップS55)。
また、本実施例ではDLL回路21の再調整に成功すると(図13ステップS58)、ECC制御信号701にてECC部81に対するECCチェックの抑止を解除する(図13ステップS59)。
このように、本実施例では、DLL回路21の再調整中以外の時にのみ、通常データAにECCを付加して送信することで、DLL回路21の再調整中の無駄なECCチェックを行うことなく、データ転送の信頼性をさらに高めることができる。
図14は本発明の第7の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図14において、本発明の第7の実施例は制御部91から受信側装置10に制御信号901を送ることで、DLL回路21やチェック部51の制御をも行える構成とした以外は上記の図10の本発明の第5の実施例と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第3の実施例と同様である。
図14は図10とは異なり、外部指示Cを図示していない。また、本実施例では、制御信号901専用のインタフェースを設けることで、通常データA、再調整用のパターンのインタフェース共有をも実現することができる。
図14では、制御部91から受信側装置10に制御信号901を送ることによって、受信側装置10のDLL回路21、チェック部51をも制御することを実現している構成を示している。この制御信号901によって、受信側装置10は送信側装置9から送られてくるデータが通常データAなのか、再調整用のパターンなのかが判別しやすくなる。しかも、チェック部51のチェック方法を変更させたり、チェック禁止とさせたりすることで、結果報告を受取る時間を省略させ、性能改善にも寄与する。
ここで、制御信号901用にインタフェースを追加する場合、そのチャネルには信頼性の高い別のインタフェースを使用することによって、そのチャネル自体の再調整を不用とすることも可能である。また、制御信号901の追加によって、他のインタフェースを共有化することもできる。
図15は本発明の第7の実施例による送信側装置内の制御部の構成を示すブロック図である。図15において、制御部91は再調整間隔カウンタ111と、セレクタ切替指示部112と、ホールド信号生成部113と、監視用タイマ114と、リトライ指示部115と、リトライ回数カウンタ116と、装置停止指示部117とから構成されている。
再調整間隔カウンタ111(図14のカウンタ12に対応)は予め設定された再調整間隔を計数し、その計数値をセレクタ切替指示部112及びホールド信号生成部113に通知する。セレクタ切替指示部112は再調整間隔カウンタ111からの計数値と受信側装置2からの結果報告とを基に、セレクタ14へのセレクタ切替信号を生成する。
ホールド信号生成部113は再調整間隔カウンタ111からの計数値を基にホールド信号を生成する。リトライ指示部115は監視用タイマ114からの時間情報と受信側装置2からの結果報告とを基に、リトライ信号を生成する。リトライ回数カウンタ116は受信側装置2からの結果報告を基に、リトライ回数を計数する。装置停止指示部117はリトライ回数カウンタ116からのリトライ回数を基に、装置停止信号を生成する。
本実施例では、制御部91を上記のような構成とし、各回路からセレクタ14へのセレクタ切替信号、ホールド信号、リトライ信号、装置停止信号をそれぞれ出力することで、上述した本発明の第1〜第6の実施例の動作を実現することができる。
図16は本発明の第8の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図16においては、共有メモリのような受信側が多くのポートに分岐している装置におけるDLL回路の再調整を行うための構成を示している。
本実施例では、制御部11、カウンタ12は送信側装置1に一つしか設けていないが、受信側ポート201〜20nのポート数分のパターン発生器13−1〜13−nと、受信側ポート201〜20nのポート数分のチェック部51−1〜51−nを備えている。
図16に示す構成では、それぞれの受信側ポート201〜20nに対応した通常データA1〜Anのインタフェース、パターン発生器13−1〜13−nを有しているが、一つのカウンタ12で全ての受信側ポート201〜20nのパターン発生器13−1〜13−nの出力へセレクタ14−1〜14−nを切替えている。
受信側ポート201〜20n各々では、チェック自体もポート毎に実施され、個別に結果報告(ポート#1結果報告〜ポート#n結果報告)を返信する。そして、DLL回路21−1〜21−nの再調整が正常終了した受信側ポート201〜20n毎に通常動作に復帰する(全ての受信側ポート201〜20nが正常にDLL回路21−1〜21−nの再調整を終えるまで、待つ必要はない)。
全ての受信側ポート201〜20nがDLL回路21−1〜21−nの再調整を終了した時点で、カウンタ12はリセットされ、カウントアップを開始する。よって、DLL回路21−1〜21−nの再調整の開始は全ての受信側ポート201〜20nで一斉実行しているが、その終了は受信側ポート201〜20n毎にすることで性能低下を抑えている。
図17は本発明の第8の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。これら図16及び図17を参照して本発明の第8の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理について説明する。但し、図17のステップS61〜S65,S67〜S69の処理は図3のステップS1〜S5の処理と同様であるので、それらの処理についての説明は省略する。
本実施例では送信側装置1が通常動作を再開するか、再調整をリトライするかを判断し、受信側ポート201〜20n各々において通常動作の再開または再調整のリトライを実行する(図17のステップS66,S70)。これによって、本実施例では、DLL回路21−1〜21−nの再調整の開始を全ての受信側ポート201〜20nで一斉に実行しているが、その終了を受信側ポート201〜20n毎にすることができる。
図16に示す構成では一つの送信側装置1に対して複数の受信側ポート201〜20nが存在しているが、逆に、複数の送信側に対して一つの受信側しかない場合も、DLL回路の再調整は可能である。その際、制御部11は受信側に一つ存在すれば、上記と同様に制御することができる。
すなわち、受信側には複数の送信側に対応して複数のDLL回路が配設されており、それら複数の送信側から対応するDLL回路に再調整用のパターンを送信することで、各DLL回路の再調整は可能である。その場合には、制御部11を受信側に配置することで、制御部11内のカウンタが所定期間をの経過を通知する毎に複数の送信側に対して再調整の開始を指示することができる。但し、複数の送信側各々に制御部11を配置することも可能である。
図18は本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。図18においては、CPU−メモリ間双方向転送のような、双方向に対してDLL回路307,406の再調整可能な構成を示している。つまり、装置(#1)30→装置(#2)40、装置(#2)40→装置(#1)30双方でそれぞれDLL回路307,406の再調整パターンを送受信し、サンプリングタイムを再調整している。
装置(#1)30は装置#1内部回路301と、制御部302と、チェック部303と、IO(入出力)マクロ回路304とからなり、IOマクロ回路304にはTX(トランスミッタ)305と、DLL回路307を持つRX(レシーバ)306とを備えている。装置(#2)40は装置#2内部回路401と、チェック部402と、IOマクロ回路403とからなり、IOマクロ回路403にはTX404と、DLL回路406を持つRX405とを備えている。
上記のように、本実施例によるデータ転送システムでは、装置(#1)30のみに制御部302があり、チェック部303,402は装置(#1,#2)30,40それぞれで保持している。DLL回路307,406はRX306,405内にあるものとしている。尚、制御部302の構成は図15に示す制御部91と同様の構成となっている。
図18を参照して本実施例によるデータ転送システムの双方向転送時におけるDLL回路307,406の再調整について説明する。一定時間になると、装置(#1)30の制御部302から装置(#2)40へDLL回路307,406の再調整開始指示を送出する。その後に、本実施例では装置(#1)30→装置(#2)40、装置(#2)40→装置(#1)30の方向へそれぞれ再調整パターン送出を開始する。
本実施例ではチェック部303,402でエラーを検出し、その検出結果を制御部302へ送出する。本実施例では装置(#1)30→装置(#2)40、装置(#2)40→装置(#1)30のどちらのDLL回路307,406の再調整も終了すれば、通常データ送出動作に戻る。本実施例ではDLL回路307,406の再調整が失敗すれば、制御部302はもう一度再調整パターン送出を指示し、成功するまでリトライする。
図19は本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの動作例を示すシーケンスチャートであり、図20は本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの他の動作例を示すシーケンスチャートである。これら図18〜図20を参照して本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの動作について説明する。尚、本実施例では制御チャネル311,411を持つことによって、通常データ、再調整パターン、結果報告のインタフェースを共有化している。
本実施例によるデータ転送システムの動作例のケース#1では、図19に示すように、まず装置(#1)30→装置(#2)40の方向でのDLL回路406の再調整が終了してから(図19のa1〜a5)、装置(#2)40→装置(#1)30の方向でのDLL回路307の再調整を行っている(図19のa6〜a8)。
装置(#1)30→装置(#2)40への再調整中は、装置(#2)40→装置(#1)30の転送は通常データ転送可能なため、結果報告を正常に受取ることができる。したがって、一方向ずつDLL回路307,406を再調整するケースでは片方の転送は通常動作を行うことができるため、信頼性の高いDLL回路307,406の再調整を実施することができる。しかしながら、DLL回路307,406の再調整が一方ずつ実行されるので、時間がかかってしまい、性能が低下してしまう。
これに対し、本実施例によるデータ転送システムの動作例のケース#2では、図20に示すように、装置(#1)30→装置(#2)40、装置(#2)40→装置(#1)30の方向でのDLL回路307,406の再調整を同時に行うことで、性能を向上させている。図20においては、装置(#1)30→装置(#2)40、装置(#2)40→装置(#1)30の方向での定常波パターンの送出を同時に行っているが(図20のb3)、再調整パターンの送出は定常波パターンの送出に比べて短時間で済むため、装置(#1)30→装置(#2)40、装置(#2)40→装置(#1)30の方向で別々に行っており、また、装置(#2)40のエラー結果を装置(#1)30に知らせるためにも別々に行っている(図20のb4,b5)。
但し、このケース#2ではそれぞれの結果報告転送も再調整インタフェースを用いるため、再調整が正常に終了しなければ報告を受取ることができない。そのため、図20に示すように、装置(#2)40内でチェック結果から動作を判断する機構が必要になる。また、装置(#2)40からの応答を省略することで、さらに高速化を見込むことができるが、信頼性は低下してしまう。
このように、本発明では、定期的なDLL回路21,21−1〜21−n,307,406の再調整を実施し、装置稼動中のデータ同期保持を実現することができる。但し、DLL回路21,21−1〜21−n,307,406の再調整を定期的に行うため、性能低下につながってしまうが、再調整間隔、パターン送出期間、ホールド期間、監視タイマ間隔を任意に指定することで、性能低下を極力抑えることが可能である。尚、上述した各実施例は相互に適用することも可能である。
この再調整制御は双方向転送や多ポート転送の装置にも適用可能であるため、様々な装置に対して実施可能な発明である。
本発明の実施の形態によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例による送信側装置内の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第7の実施例による送信側装置内の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第8の実施例によるサンプリングタイムの再調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの動作例を示すシーケンスチャートである。 本発明の第9の実施例によるデータ転送システムの他の動作例を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1,3,4,6,7,9 送信側装置
2,5,8,10 受信側装置
11,41,61,71,
91,302 制御部
12 カウンタ
13,13−1〜13−n パターン発生器
14,14−1〜14−n セレクタ
15 記録媒体
21,21−1〜21−n,
307,406 DLL回路
30 装置(#1)
40 装置(#2)
42,116 リトライ回数カウンタ
51,51−1〜51−n,
303,402 チェック部
62,114 監視用タイマ
72 ECC生成部
81 ECC部
111 再調整間隔カウンタ
112 セレクタ切替指示部
113 ホールド信号生成部
115 リトライ指示部
117 装置停止指示部
201〜20n 受信側ポート
301 装置#1内部回路
304,403 IOマクロ回路
305,404 TX
306,405 RX
401 装置#2内部回路

Claims (34)

  1. 送信側装置と、前記送信側装置からのデータをDLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持する受信側装置とからなるデータ転送システムであって、
    前記送信側装置は、前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器と、前記パターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するよう制御する制御手段とを有し、
    前記DLL回路が、前記再調整用のパターンを用いて前記データのサンプリングタイミングを再調整し直すことで、前記DLL回路の再調整を定期的に行うことを特徴とするデータ転送システム。
  2. 前記DLL回路の再調整間隔を計数するカウンタと、通常データと前記再調整用のパターンとを切替えて前記受信側装置へ送信するセレクタとを含み、
    前記制御手段は、前記カウンタから前記再調整間隔が示される毎に前記セレクタの切替制御を行って前記再調整用のパターンを定期的に前記DLL回路に送出することを特徴とする請求項記載のデータ転送システム。
  3. 前記DLL回路の再調整中の間、前記通常データをホールドすることを特徴とする請求項記載のデータ転送システム。
  4. 前記DLL回路の再調整の結果を検出するチェック手段を前記受信側装置に含み、
    前記制御手段は、前記チェック手段の検出結果が前記DLL回路の再調整の成功であれば通常動作に戻し、前記DLL回路の再調整の失敗であれば前記DLL回路の再調整のリトライを指示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のデータ転送システム。
  5. 前記DLL回路の再調整のリトライの回数を計数する手段を前記送信側装置に含み、
    前記リトライの回数を計数する手段の計数値が予め設定された設定値以上となった時に前記送信側装置と前記受信側装置とを停止させることを特徴とする請求項記載のデータ転送システム。
  6. 前記制御手段は、前記送信側装置と前記受信側装置とを制御自在としたことを特徴とする請求項から請求項のいずれか記載のデータ転送システム。
  7. 前記チェック手段の検出結果を受信するまでの時間を監視するタイマを前記送信側装置に含み、
    前記制御手段は、前記タイマの時間が予め設定された設定時間を超えた時に前記リトライを指示することを特徴とする請求項から請求項のいずれか記載のデータ転送システム。
  8. 前記DLL回路の再調整を禁止するモードを設定自在としたことを特徴とする請求項から請求項のいずれか記載のデータ転送システム。
  9. 外部指示に応じて前記DLL回路の再調整を任意のタイミングで実施することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のデータ転送システム。
  10. 前記受信側装置の電源投入時を少なくとも含む初期設定において前記DLL回路を調整自在としたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のデータ転送システム。
  11. 前記通常データの転送時に当該データのECC(Error Correction Coding)によるエラーチェックを行い、前記再調整用のパターンの転送時に当該パターンの前記ECCによるエラーチェックを抑止することを特徴とする請求項から請求項10のいずれか記載のデータ転送システム。
  12. 一つの前記送信側装置に対して複数の受信側ポートが接続されたことを特徴とする請求項から請求項11のいずれか記載のデータ転送システム。
  13. 一つの前記受信側装置に対して複数の送信側ポートが接続されたことを特徴とする請求項から請求項11のいずれか記載のデータ転送システム。
  14. 複数の送信側ポートと複数の受信側ポートとが接続されたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか記載のデータ転送システム。
  15. 互いにデータの送受信を行う双方向転送を行う第1及び第2の装置において、前記第1及び第2の装置の前記DLL回路の再調整を同時に行うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか記載のデータ転送システム。
  16. 互いにデータの送受信を行う双方向転送を行う第1及び第2の装置において、前記第1及び第2の装置の前記DLL回路の再調整を交互に行うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか記載のデータ転送システム。
  17. 送信側装置と、前記送信側装置からのデータをDLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持する受信側装置とからなるデータ転送システムに用いる再調整制御方法であって、
    前記送信側装置が、前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するステップを実行し、前記DLL回路が前記再調整用のパターンを用いて前記データのサンプリングタイミングを再調整し直すことで、前記DLL回路の再調整を定期的に行うことを特徴とする再調整制御方法。
  18. 前記送信側装置が、前記再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するステップにおいて、前記DLL回路の再調整間隔を計数するカウンタから前記再調整間隔が示される毎に、通常データと前記再調整用のパターンとを切替えて前記受信側装置へ送信するセレクタの切替制御を行って前記再調整用のパターンを定期的に前記DLL回路に送出することを特徴とする請求項17記載の再調整制御方法。
  19. 前記DLL回路の再調整中の間、前記通常データをホールドすることを特徴とする請求項18記載の再調整制御方法。
  20. 前記送信側装置が、前記再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するステップにおいて、前記受信側装置に設けられかつ前記DLL回路の再調整の結果を検出するチェック手段の検出結果が前記DLL回路の再調整の成功であれば通常動作に戻し、前記DLL回路の再調整の失敗であれば前記DLL回路の再調整のリトライを指示することを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか記載の再調整制御方法。
  21. 前記送信側装置に設けられかつ前記DLL回路の再調整のリトライの回数を計数する手段の計数値が予め設定された設定値以上となった時に前記送信側装置と前記受信側装置とを停止させることを特徴とする請求項17から請求項20のいずれか記載の再調整制御方法。
  22. 前記送信側装置が、前記再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するステップにおいて、前記送信側装置と前記受信側装置とを制御自在としたことを特徴とする請求項18から請求項21のいずれか記載の再調整制御方法。
  23. 前記送信側装置が、前記再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するステップにおいて、前記送信側装置に設けられかつ前記チェック手段の検出結果を受信するまでの時間を監視するタイマの時間が予め設定された設定時間を超えた時に前記リトライを指示することを特徴とする請求項20から請求項22のいずれか記載の再調整制御方法。
  24. 前記DLL回路の再調整を禁止するモードを設定自在としたことを特徴とする請求項17から請求項23のいずれか記載の再調整制御方法。
  25. 外部指示に応じて前記DLL回路の再調整を任意のタイミングで実施することを特徴とする請求項17から請求項24のいずれか記載の再調整制御方法。
  26. 前記受信側装置の電源投入時を少なくとも含む初期設定において前記DLL回路を調整自在としたことを特徴とする請求項17から請求項25のいずれか記載の再調整制御方法。
  27. 前記通常データの転送時に当該データのECC(Error Correction Coding)によるエラーチェックを行い、前記再調整用のパターンの転送時に当該パターンの前記ECCによるエラーチェックを抑止することを特徴とする請求項18から請求項26のいずれか記載の再調整制御方法。
  28. 前記データ転送システムは、一つの前記送信側装置に対して複数の受信側ポートが接続されたことを特徴とする請求項17から請求項27のいずれか記載の再調整制御方法。
  29. 前記データ転送システムは、一つの前記受信側装置に対して複数の送信側ポートが接続されたことを特徴とする請求項17から請求項27のいずれか記載の再調整制御方法。
  30. 前記データ転送システムは、複数の送信側ポートと複数の受信側ポートとが接続されたことを特徴とする請求項17から請求項27のいずれか記載の再調整制御方法。
  31. 前記データ転送システムは、互いにデータの送受信を行う双方向転送を行う第1及び第2の装置からなり、前記第1及び第2の装置の前記DLL回路の再調整を同時に行うことを特徴とする請求項17から請求項27のいずれか記載の再調整制御方法。
  32. 前記データ転送システムは、双方向転送を行って互いにデータの送受信を行う第1及び第2の装置からなり、前記第1及び第2の装置の前記DLL回路の再調整を交互に行うことを特徴とする請求項17から請求項27のいずれか記載の再調整制御方法。
  33. 送信側装置と、前記送信側装置からのデータをDLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持する受信側装置とからなるシステムを構成する前記送信側装置においてコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出する処理を含むことを特徴とするプログラム。
  34. 受信側装置が、DLL(Delay Locked Loop)回路を用いて同期保持するデータを送信する送信装置であって、
    前記DLL回路の再調整用のパターンを発生するパターン発生器と、前記パターン発生器からの再調整用のパターンを前記DLL回路に定期的に送出するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする送信装置。
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