JP3965998B2 - ツインスクリュー型搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシング内の雄ロータと雌ロータとを回転させて土砂等のスラリー状物質を搬送するツインスクリュー型搬送装置に係り、特に、礫等の異物を噛み込んでロータの回転がロックしたときにそれを解消できるツインスクリュー型搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者等は、先に、一端に土砂導入口が他端に土砂排出口が形成されたケーシング内に、雄ネジ形状の雄ロータとこれに噛み合う雌ネジ形状の雌ロータとを収容し、各ロータの回転軸を駆動手段により相互に逆回転させてスラリー状の土砂を圧送するツインスクリュー型搬送装置を開発した。この搬送装置の概要を図1および図2を用いて説明する。
【0003】
ケーシング1内に収容された雄ロータ2および雌ロータ3の回転軸2a、3aは、その両端側が軸受4を介してケーシング1に支持されており、回転自在となっている。各回転軸2a、3aの一端部には、同期ギヤ5がそれぞれキー6を介して装着されており、一方の同期ギヤ5には、駆動ギヤ7が連結されている。そして、駆動ギヤ7は、モータ8(駆動手段)のピニオン9に噛合されている。
【0004】
この構成によれば、モータ8を駆動することで、各ロータ2、3が同期して相互に逆回転する。これにより、土砂導入口10からケーシング1内に導かれたスラリー状の土砂が、ロータ2、3とケーシング1内面とで区画される空間11内をネジ送りされ、土砂排出口12から排出されることになる。
【0005】
ところで、かかるツインスクリュー型土砂搬送装置においては、土砂中の礫等の硬質異物が雄ロータ2と雌ロータ3との間隙や各ロータ2、3とケーシング1内面との間隙に噛み込み、ロータ2、3の回転がロックすることがある。そして、モータ8の装備トルクでは、各ロータ2、3を正逆回転させることが不可能となる事態が発生する。
【0006】
そこで、この対策として、▲1▼モータ8のトルク発生値を変更し、より大きなトルクで各ロータ2、3を正逆回転させ、硬質異物の噛み込み解除を試みる方式や、▲2▼ケーシング1を分解し、ロックの原因となった硬質異物を取り除いた後、再組立して運転を再開する方式が考えられた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、▲1▼のモータトルク変更方式では、モータ8(電気モータ、油圧ポンプ等)のトルクアップには実際には電源容量やポンプ容量等から決定される上限があり、硬質異物の噛み込みを解除できるトルクが得られない場合がある上、設定変更に時間がかかる。
【0008】
また、モータ8から回転軸2a、3aへのトルク伝達の経路がモータ8→駆動ギヤ7→同期ギヤ5→キー6→回転軸2a、3aとなっているため、モータ8のトルクアップによってトルク伝達機械部品の負荷荷重が設定値を超えると、各種ギヤ5、7およびキー6等の機械部品の破損を招く。
【0009】
他方、▲2▼のケーシング分解方式では、ケーシング1の分解作業に時間がかかり、分解のための作業員も必要なためコストが嵩む。また、分解後に、ロータ2、3の回転をロックさせている異物、即ち噛み込み停止の原因となっている異物の発見・特定が困難である。
【0010】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、機械部品に過負荷をかけることなく且つ短時間・低コストで、異物の噛み込みを解除できるツインスクリュー型搬送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、一端に導入口が他端に排出口が形成されたケーシング内に、雄ネジ形状の雄ロータとこれに噛み合う雌ネジ形状の雌ロータとを収容し、各ロータの回転軸の一端部に設けられた駆動手段によりこれらロータを相互に逆回転させてスラリー状の物質を搬送するツインスクリュー型搬送装置において、上記各ロータの回転軸の他端部を上記ケーシング外に延出させ、これら回転軸の他端部に、ロータがスラリー状物質中の異物を噛み込んでロックしたときに、上記駆動手段とは別に回転力を与える補助駆動手段をそれぞれ設け、これら補助駆動手段が、延出された回転軸の他端部に固設される回転板と、該回転板の近傍に上記回転軸に対して回転自在に設けられた静止板と、これら静止板と回転板にそれぞれ周方向に所定間隔を隔てて複数設けられた穴と、これら静止板と回転板とを連結・分離すべく上記穴に挿抜されるロックピンと、上記静止板に設けられ径方向外方に延びるアーム部と、このアーム部に設けられ静止板を介して回転板を回動させるためのジャッキとを備えたものである。
【0012】
本発明によれば、回転軸に、通常運転時に各ロータを回転駆動する駆動手段とは別に、異物の噛み込みを解除するための補助駆動手段を設けたので、噛込解除のための十分なトルクを発生できる。また、通常の駆動手段のトルクを大きくしているわけではないので、その通常の駆動手段から回転軸へのトルク伝達機械部品に、過負荷が加わることはない。また、ケーシングを分解する必要がないので、短時間・低コストで異物の噛み込みを解消できる。
【0014】
また、通常運転時には、ロックピンを穴から抜き取っておく。これにより、回転板が静止板から切り離された状態で通常の駆動手段によって回転され、スラリー状物質が搬送される。そして、異物を噛み込んでロータの回転がロックしたときには、ロックピンを穴に挿入して、静止板と回転板とを連結し、補助駆動手段によって静止板を回動させる。これにより、異物の噛み込みを解消できる。
【0016】
た、これら各補助駆動手段が、同期して作動されるものであってもよい。各ロータの噛み合いを適正に保ちつつ、異物の噛み込みを解除できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0018】
図6は、本実施形態に係るツインスクリュー型(土砂)搬送装置TSを二機備えた風力(土砂)搬送機の説明図であり、図6(a)は平面図、図6(b) は側面図である。この風力搬送機は、ツインスクリュー型搬送装置TSの土砂排出圧力およびエアを利用し、浚渫土を埋立地まで搬送するものである。図示するように、ツインスクリュー型搬送装置TSの導入口10には、浚渫土などの泥状土砂(スラリー状物質)が投入されるホッパ13が設けられている。ホッパ13から導入口10に投入された土砂は、ケーシング1内の後述する雄ロータ2と雌ロータ3とによって軸方向に圧送され、排出口12から輸送管14内に排出される。
【0019】
輸送管14内に排出された土砂は、ツインスクリュー型搬送装置TSの排出圧力によって圧送され、エアー供給管15から供給された高圧エアと混合される。この結果、以降、輸送管14内の土砂は、自然と管長手方向にエア部分と土砂部分とが交互に配置された状態となって、その土砂部分が栓となって搬送装置TSの排出圧力で圧送され、埋立地まで搬送される。このため、搬送装置TSの排出圧力が小さくとも、土砂を遠くまで搬送できるのである。また、土砂は、固化剤注入管16から注入された固化剤(コンクリート等)がエアによって混合されるため、搬送先にて時効固化する。
【0020】
上記ツインスクリュー型搬送装置TSについて説明する。図1は平断面図、図2は側断面図、図3は正面図、図4は横断面図である。図1および図2に示すように、このツインスクリュー型搬送装置TSは、一端に導入口10が他端に排出口12が形成されたケーシング1を有する。導入口10には、浚渫土等の泥状土砂(スラリー状物質)が投入されるホッパ13が取り付けられ、排出口12には、輸送管14が接続される。ケーシング1は、上面に導入口10が設けられた入口ヘッダ室1aと、側面に排出口12が設けられた出口ヘッダ室1bと、入口ヘッダ室1aと出口ヘッダ室1bとの間に配置された圧送室1cと、圧送室1c内のロータ2、3を駆動するためのギヤ収容室1dとを有する。ギヤ収容室1dと入口ヘッダ室1aとは、隔壁17によって仕切られている。
【0021】
ケーシング1内には、雄ネジ形状の雄ロータ2とこれに噛み合う雌ネジ形状の雌ロータ3とが回転自在に収容されている。雄ロータ2は、回転軸2aの中央に設けられた太径部2cに螺旋状に取り付けられた薄肉フライト2bを有し、回転軸2aの両端側が軸受4を介してケーシング1に支持されている。雌ロータ3は、回転軸3aの中央に螺旋状に取り付けられた厚肉フライト3bを有し、回転軸3aの両端側が軸受4を介してケーシング1に支持されている。上記薄肉フライト2bは、その先端が回転軸3aまで延出されて厚肉フライト3bの間に噛み合い、上記厚肉フライト3bは、その先端が太径部2cまで延出されて薄肉フライト2bの間に噛み合っている。
【0022】
各ロータ2、3は、ケーシング1の圧送室1c内に位置している。圧送室1cは、図4に示すように、各ロータ2、3のフライト2b、3bを囲繞する断面瓢箪型の筒体からなり、各フライト2b、3bとの間に土砂の圧送空間11(図1参照)を形成する。従って、図1および図2において、各ロータ2、3の回転軸2a、3aを相互に逆回転すると、圧送空間11内の土砂がフライト2b、3bの先端と圧送室1cの内面との間で圧力(土砂圧送圧力)がシールされつつ軸方向に圧送される。各ロータ2、3の回転軸2a、3aは、駆動手段18によって同期して相互に逆回転される。
【0023】
駆動手段18は、図1および図2に示すように、隔壁17を貫通した各回転軸2a、3aの端部にそれぞれキー6を介して取り付けられ相互に噛合する同期ギヤ5と、一方の同期ギヤ5に固設された駆動ギヤ7と、駆動ギヤ7に噛合されたピニオン9と、ピニオン9を回転駆動するモータ8とを有する。同期ギヤ5、駆動ギヤ7およびピニオン9は、ギヤ収容室1d内に収容されている。モータ8は、各ロータ2、3が土砂を搬送するのに必要な回転トルクに応じて、適宜複数設けられている。
【0024】
この構成によれば、モータ8を駆動すると、ピニオン9→駆動ギヤ7→同期ギヤ5→キー6を介して各回転軸2a、3aが相互に逆回転され、導入口10から入口ヘッダ室1aに投入された泥状土砂が各ロータ2、3によって圧送室1c内を圧送され、出口ヘッダ1bの排出口12から図6に示す輸送管14内へ排出される。その後、土砂は、既述のようにケーシング1の圧送室1c内において保たれる排出圧力によって輸送管14内を圧送され、エアー供給管15の高圧エアおよび固化剤注入管16の固化剤と混合され、搬送先(埋立地)まで搬送される。
【0025】
ところで、上記ツインスクリュー型搬送装置TSにおいては、ケーシング1の圧送室1c内における土砂圧送中に、土砂中の礫等の硬質異物が雄ロータ2と雌ロータ3との間隙や各ロータ2、3とケーシング1内面との間隙に噛み込んでロータ2、3の回転がロックし、モータ8の装備トルクでは各ロータ2、3を正逆回転させることが不可能となる事態が発生し得る。
【0026】
そこで、本実施形態では、各ロータ2、3の回転軸2a、3aに上記駆動手段18(モータ8等)とは別に回転力を与える補助駆動手段19を設け、この補助駆動手段19によって異物の噛み込みによりロックした各ロータ2、3を適宜正逆回転させ、噛み込みロックを解消するようにしている。
【0027】
補助駆動手段19は、図1乃至図3に示すように、各ロータ2、3の回転軸2a、3aに、上記駆動手段18(モータ8等)とは反対側の端部に位置して装備されており、回転軸2a、3aに固設された回転板20と、回転板20の近傍にその回転とは切り離して配置され回転軸2a、3aに枢支された静止板21と、これら静止板21と回転板20とを連結・分離すべく静止板21および回転板20に穿たれた穴22、23に挿抜されるロックピン24と、ロックピン24が挿入された状態で静止板23を回動させるジャッキ25(回転手段)とを有する。
【0028】
回転板20は、図5にも示すように、各回転軸2a、3aの端部に形成された縮径部2x、3xに被嵌される円筒部20aと、円筒部20aの外周に固設された円板部20bとからなる。かかる回転板20は、固定板26に挿通されたボルト27を縮径部2x、3xの端面にネジ込むことで、円筒部20aが固定板26と段差部との間に挟持され、回転軸2a、3aに固定される。回転板20の円筒部20aの外周には、滑り軸受28を介して静止板21が回転自在に支持されている。
【0029】
これら回転板20および静止板21には、図3に示すように、周方向に所定間隔を隔てて、それぞれ複数の穴22、23が穿たれている。いくつかの穴22、23には、ロックピン24が挿抜される。ロックピン24の本数は、補助駆動手段19の必要回転トルクに応じて適宜設定される(例えば2本)。各ロックピン24は、回転軸2a、3aをバランスよく回動させるため、回転軸2a、3aの中心に対して対称に配置される。
【0030】
静止板21には、図3に示すように、アーム部21aが設けられている。アーム部21aとケーシング1の基台29との間には、静止板21を回動させる回転手段としてジャッキ25が介設されている。ジャッキ25の設置位置は、ジャッキ25を伸長させたとき静止板21が回転軸2a、3aの通常回転方向(ロータ2、3で土砂を圧送する方向)と逆方向に回動するように、設定されている。すなわち、各回転軸2a、3aは、通常運転時、図3に実線矢印Aで示す方向に回転され、ジャッキ25の伸長によって破線矢印方向Bに回転させる。
【0031】
本実施形態の作用を述べる。
【0032】
ツインスクリュー型搬送装置TSの通常運転時には、ロックピン24を穴22、23から引き抜き、静止板21を回転板20から切り離しておく。すると、静止板21がジャッキ25によって回転止された状態で、回転板20の図3の実線矢印方向Aへの回転が許容され、駆動手段18により回転される各ロータ2、3によって土砂が搬送される。このとき、図5に示すように回転板20の円筒部20aに軸受28を介して支持された静止板21は、回転板20の回転に引き摺られて図3の実線矢印方向Aに回転しようとするが、アーム部21aがジャッキ25に押し付けられて静止されるため、連れ回ることはない。また、この静止板21は、回転板20の防護カバーとしても機能する。
【0033】
運転中、ケーシング1の圧送室1c内にて礫等の硬質異物を噛み込んでロータ2、3の回転がロックしたときには、駆動手段18のモータ8を一旦停止し、ロックピン24を各板の穴22、23に挿入し、静止板21と回転板20とを連結する。そして、ジャッキ25を伸長させ、静止板21を回転軸20の通常回転方向(実線矢印方向A)と逆方向(破線矢印方向B)に回動させる。すると、ロックピン24および回転板20を介して、回転軸2a、3bが通常回転方向と逆方向に回動し、異物の噛み込みを解除できる。
【0034】
各ジャッキ25は同期して伸長させることが好ましい。各ロータ2、3の薄肉フライト2bと厚肉フライト3bとの適正な噛み合いを保つためである。また、各ジャッキ25を小刻みに伸縮させて回転軸2a、3aを周方向に揺するようにしてもよい。異物を効果的に噛み合い箇所から外すためである。また、噛み込み解除の発生トルクの増大を図るべく、ジャッキ25の作動と同期させてモータ8を作動させてもよい。
【0035】
このように、異物の噛み込みを解除するための補助駆動手段19(ジャッキ25等)を、通常運転時に各ロータ2、3を回転駆動する駆動手段18(モータ8等)とは別に設けたので、モータ8の設定トルクを一切変更することなく、ジャッキ25によって異物噛込解除のために十分なトルクを発生できる。よって、モータ8の設定トルク変更のための時間を省略できる。また、異物を除去するためにケーシング1を分解する必要がないので、短時間・低コストで異物の噛み込みを解消できる。
【0036】
また、通常の駆動手段18のモータ8のトルクを大きくしているわけではないので、そのモータ8から回転軸2a、3aへのトルク伝達機械部品(キー6や各ギヤ5、7等)に、設計荷重を超える過負荷が加わることはない。よって、それらトルク伝達機械部品(キー6や各ギヤ5、7等)の破損を回避できる。
【0037】
すなわち、回転軸2a、3aの一端に通常の駆動手段18(モータ8等)を設けると共に他端に補助駆動手段19(ジャッキ25等)を設けて、モータ8から回転軸2a、3aへのトルク伝達経路と、ジャッキ25から回転軸2a、3aへのトルク伝達経路とを別個に設定しているため、ジャッキ25から回転軸2a、3aへのトルク伝達経路のトルク伝達機械部品(各ギヤ20、21、ピン24等)の強度を、モータ8から回転軸2a、3aへのトルク伝達経路のトルク伝達機械部品(キー6や各ギヤ5、7等)とは別に強度設計できる。
【0038】
また、図3に示すように、ロックピン24が挿入される穴22、23を、静止板21および回転板20の周方向に所定間隔を隔ててそれぞれ複数設定したので、異物の任意の噛み込み位置(ロータ2、3の任意のロック位置)に対応でき、またジャッキ25のストロークも短くできる。
【0039】
なお、ロックピン24は、シリンダ等のアクチュエータ(図示せず)によって遠隔操作で穴22、23に挿入するようにしてもよい。この場合、ジャッキ25を遠隔操作で適宜伸縮させつつ、アクチュエータでピン24を押し込むようにし、穴22、23のずれに対応する。
【0040】
また、上記補助駆動手段19は、静止板21と回転板20とをロックピン24で係脱するものに限られることはなく、静止板21と回転板20との間にこれらを係脱するクラッチ(ドグクラッチ等)を介設したものであってもよい。また、上記ジャッキ25の代わりに静止板21を回転させるモータを設け、これを回転手段としてもよい。
【0041】
また、上記ツインスクリュー型搬送装置TSの被搬送物質は、浚渫土(泥状土砂)に限られず、空気や水等の流体に礫や金属片等の硬質異物が混合されたスラリー状物質であってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るツインスクリュー型搬送装置によれば、機械部品に過負荷をかけることなく且つ短時間・低コストで、異物の噛み込みを解除できる十分なトルクを回転軸に加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るツインスクリュー型搬送装置の平断面図である。
【図2】上記ツインスクリュー型搬送装置の側断面図(図1のII-II線断面図)である。
【図3】上記ツインスクリュー型搬送装置の正面図(図2のIII-III線矢示図)である。
【図4】上記ツインスクリュー型搬送装置の横断面図(図1のIV-IV線断面図)である。
【図5】上記回転補助装置の平断面図である。
【図6】上記ツインスクリュー型搬送装置を備えたた風力搬送機の説明図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 雄ロータ
2a 回転軸
3 雌ロータ
3a 回転軸
10 導入口
12 排出口
18 駆動手段
19 補助駆動手段
20 回転板
21 静止板
22 穴
23 穴
24 ロックピン
25 ジャッキ
TS ツインスクリュー型搬送装置

Claims (2)

  1. 一端に導入口が他端に排出口が形成されたケーシング内に、雄ネジ形状の雄ロータとこれに噛み合う雌ネジ形状の雌ロータとを収容し、各ロータの回転軸の一端部に設けられた駆動手段によりこれらロータを相互に逆回転させてスラリー状の物質を搬送するツインスクリュー型搬送装置において、上記各ロータの回転軸の他端部を上記ケーシング外に延出させ、これら回転軸の他端部に、ロータがスラリー状物質中の異物を噛み込んでロックしたときに、上記駆動手段とは別に回転力を与える補助駆動手段をそれぞれ設け、これら補助駆動手段が、延出された回転軸の他端部に固設される回転板と、該回転板の近傍に上記回転軸に対して回転自在に設けられた静止板と、これら静止板と回転板にそれぞれ周方向に所定間隔を隔てて複数設けられた穴と、これら静止板と回転板とを連結・分離すべく上記穴に挿抜されるロックピンと、上記静止板に設けられ径方向外方に延びるアーム部と、このアーム部に設けられ静止板を介して回転板を回動させるためのジャッキとを備えたことを特徴とするツインスクリュー型搬送装置。
  2. 上記各補助駆動手段が、同期して作動される請求項1記載のツインスクリュー型搬送装置。
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