JP3965770B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気浄化に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の排気通路に、流入排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOx(窒素酸化物)を吸収し、流入排気中の酸素濃度が低下したときに吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を配置し、機関をリーン空燃比で運転中に上記NOx吸収剤に排気中のNOxを吸収させる内燃機関の排気浄化装置が本願出願人により既に提案されている(国際公開公報第WO93−25806号参照)。同公報の排気浄化装置はNOx吸収剤に吸収されたNOx量を推定する推定手段を備えており、NOx吸収剤のNOx吸収量を運転中常時監視している。そして、この吸収NOx量が予め定められた量に到達したときにNOx吸収剤に流入する排気の酸素濃度を低下させてNOx吸収剤から吸収したNOxを放出させるとともに、放出されたNOxを排気中の未燃HC,CO等の還元成分により還元浄化している(なお、本明細書では上記NOx吸収剤からの吸収したNOxの放出と還元浄化とを行うための操作を「NOx吸収剤の再生操作」と呼ぶ)。上記公報の排気浄化装置では、NOx吸収剤のNOx吸収量が所定値に到達する毎に再生操作を行うことにより、NOx吸収剤のNOx量が過度に増大してNOx吸収剤が吸収したNOxにより飽和してしまうことが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにNOx吸収剤のNOx吸収量を推定し、機関運転中に推定したNOx吸収量が所定値に到達する毎にNOx吸収剤の再生操作を行う場合には、NOx吸収剤に流入する排気ガス中の空燃比がリーン状態を維持し続ける運転状態から空燃比がリーン状態時に排気中のNOxをNOx吸収剤に吸収し、吸収したNOx量が許容値を超えたと判断したときには吸収されたNOxを放出還元するため空燃比をリッチとする再生操作を備えた運転状態へ変化した時にはNOx吸収剤から未浄化のNOxが放出されたり、再生操作を行ってもNOx吸収剤に吸収されたNOxをほぼ全量放出されない可能性が生じる。
【0004】
通常、NOx吸収剤に流入する排気ガス中の空燃比がリーン状態を維持し続けるとNOx吸収剤に付着する酸素量は徐々に増加する。そのため、空燃比がリーン状態を維持し続ける運転状態が所定以上続くと、NOx吸収剤に多量の酸素が吸着している状態となる。この状態から通常の上記再生操作を行うと、空燃比がリッチの排気ガス中に含まれるHC,CO成分等が吸着している酸素と反応することで費やされるため、NOx吸収剤から一挙に放出されたNOxを還元するために必要なHC,CO成分等が不足することになり、NOxが浄化されないまま大気に放出される場合がある。また、NOx吸収剤から一挙に放出されずにNOx吸収剤に吸着し続けたとしても吸収している実際のNOx吸収量と推定値との間に差異が生じ、再生操作のタイミングが不正確になり、排気性状が悪化する場合が生じる。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑み、NOx吸収剤に流入する排気ガス中の空燃比がリーン状態を維持し続ける運転状態から再生操作を行うときには、空燃比のリッチ度合いを増やすことで未浄化のNOxの放出や再生操作のタイミングのずれが生じることを防止する内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によれば、流入する排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOxを吸収しリッチ空燃比雰囲気下で吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を内燃機関の排気通路に配置し、前記NOx吸収剤に吸収されたNOx量が許容値を超えたと判断したときには吸収されたNOxを放出還元するために該NOx吸収剤に流入する排気の空燃比をリッチとする第1の運転状態と、、前記NOx吸収剤の温度が該NOx吸収剤にNOxが吸収されない温度になる条件下で該NOx吸収剤に流入する排気の空燃比をリーン状態に維持する第2の運転状態とを切り換え可能な内燃機関の排気浄化装置において、前記第2の運転状態が所定期間以上続いた後に前記第1の運転状態が行われる場合には、第1の運転状態中の空燃比をリッチとする頻度、空燃比のリッチ時間、空燃比のリッチ度合いのパラメータの少なくとも1つを増大側に補正するリッチ補正手段を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置が提供される。
【0007】
すなわち、請求項1の発明では、NOx吸収剤に流入する排気ガス中の空燃比がリーン状態を維持し続ける第2の運転状態ではNOx吸収剤に酸素が多量に吸着されている。即ち、硝酸イオンNO3 -の形でNOx吸収剤内に存在する以外にも多量の酸素がNOx吸収剤表面に吸着されている。そのため、この第2の運転状態から空燃比がリーン状態時に排気中のNOxをNOx吸収剤に吸収し、吸収したNOx量が許容値を超えたと判断したときには吸収されたNOxを放出還元するため空燃比をリッチとする第1の運転状態へ切り換わったときには、空燃比をリッチにする割合を増やす即ち空燃比をリッチとする頻度、空燃比のリッチ時間、空燃比のリッチ度合いを増やすことで、HC,CO成分等を増加させ、この増加分がNOx吸収剤に吸着している酸素と反応して酸化せしめられる。その結果、その後の再生操作を繰り返す運転中のNOx吸収剤の吸収NOx量を正確に推定することが可能となり、再生操作のタイミングを正確に算出することが可能となる。また、再生操作を備えた運転状態へ変化した時にはNOx吸収剤から未浄化のNOxが放出されたりすることがなく、NOx吸収剤に吸収したNOxを全て放出還元することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の排気浄化装置を自動車用内燃機関に適用した場合の実施形態の概略構成を示す図である。ここで、内燃機関とは、排出される排気ガスが酸素過剰となるガソリンエンジンであってもよいが、ここではディーゼルエンジンにおける実施形態を説明することにする。図1を参照すると、1はディーゼル機関本体、2はピストン、3は燃焼室、4は燃料噴射弁、5は吸気弁、6は吸気ボート、7は排気弁、8は排気ボートを夫々示す。吸気ボート6は対応する吸気マニホルド9および吸気ダクト10を介してエアクリーナ11に連結され、吸気ダクト10内には吸気制御弁12が配置される。この吸気制御弁12は例えばステップモータのようなアクチュエータ13により開閉制御される。一方、排気ボート8は排気マニホルド14および排気管15を介してNOx吸収剤16を内蔵したケーシング17に連結され、ケーシング17の出口側に接続された排気管18内には排気ガス温を検出するための温度センサ19が配置される。
【0009】
排気マニホルド14からは再循環排気ガス(以下EGRガスと称す)導管20が分岐され、このEGRガス導管20は吸気制御弁12下流の吸気ダクト10内に連結される。EGRガス導管20内には例えばステップモータにより駆動されるEGR制御弁21が配置される。EGR制御弁21が開弁すると排気マニホルド14内の排気ガスがEGRガス導管20を介して吸気ダクト10内に供給され、吸気ダクト10内に供給された排気ガス、即ちEGRガスは吸気マニホルド9を介して各気筒に分配される。
【0010】
電子制御ユニット30はディジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続されたROM(リードオンリメモリ)B2、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ボート35および出力ボート36を具備する。温度センサ19はNOx吸収剤16を通過した排気ガスに比例した出力電圧を発生し、この出力電圧はAD変換器37を介して入力ボート35に入力される。また、アクセルペダル40の足沓込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が設けられ、この負荷センサ41の出力電圧がAD変換器38を介して入力ボート35に入力される。更に入力ボート35には機関回転数を表わす出力パルスを発生する回転数センサ42が接続される。一方、出力ボート36は夫々対応する駆動回路39を介して燃料噴射弁4、了クチュェータ13およびEGR制御弁21に接続される。
【0011】
燃料噴射弁4からの燃料噴射量Qは図2に示されるようにアクセルペダル40の踏込み量Lおよび機関回転数Nに基いて制御される。なお、図2において各実線Q1,Q2,Q8・・・(Q,<Q2<Q3)は等噴射量を表わしており、従って図2からわかるように燃料噴射量Qはアクセルペダル40の踏込み量Lが大きくなるほど増大し、機関回転数Nが高くなるほど減少する。図2に示される燃料噴射量Qとアクセルペダル40の踏込み量L、機関回転数Nとの関係は予めROM32内に記憶されている。
【0012】
一方、吸気制御弁12は通常全開状態に保持されており、従って通常吸気ダクト10内はほぼ大気圧となっている。一方、排気マニホルド14内の平均圧力は大気圧よりも高くなっており、従ってEGR制御弁21が開弁すると排気マニホルド14内の圧力と吸気ダクト10内の圧力との圧力差によりEGRガスが吸気ダクト10内に供給される。図3に示されるようにEGR制御弁21の開度Sはアクセルペダル40の踏込み量Lと機関回転数Nに基いて制御され、図3に示されるようにこのEGR制御弁21は機関低速低負荷運転時には全開せしめられ、機関高負荷運転時又は機関高速運転時には全閉せしめられる。また、これらEGR制御弁21の全開領域と全閉領域との間ではEGR制御弁21の開度S1,S2,S3は全開領域から全閉領域に向けて徐々に小さくなる(S1>S2>S3)。
【0013】
ディーゼル機関においてNOxの発生を抑制するためには燃焼室3内に再循環せしめられるEGRガス量をできるだけ増大させることが好ましい。しかしながらEGRガス量を増大しすぎると空気過剰率が小さくなりすぎて燃焼が悪化する。従ってEGRガス量は通常燃焼が悪化しない範囲でできるだけ増大せしめられる。ところで機関低速低負荷運転時には空気過剰率が大きく、従ってこのときには多量のEGRガスを再循環しうる。一方、機関低速低負荷運転時には排気マニホルド14内の平均圧力は低く、従ってこのときできるだけ多くのEGRガスを再楯環すべく図3に示されるようにEGR制御弁21は全開せしめられる。
【0014】
一方、機関高負荷運転時には空気過剰率が小さいためにこのときEGRガスを再循環すると燃焼が悪化する。従って図3に示されるように機関高負荷運転時にはEGR制御弁21は全閉せしめられる。また、機関高速運転時には排気マニホルド14内の平均圧力が高くなり、従ってこのときEGR制御弁21を開弁するとEGRガスの再循環量が過剰になってしまう。従って機関高速運転時には図3に示されるようにEGR制御弁21が全閉せしめられる。なお、図3からわかるように機関中負荷運転時或いは機関中速運転時には機関負荷が高くなるほど、或いは機関回転数が高くなるほどEGR制御弁21の開度Sが減少せしめられる。このようにEGR制御弁21の開度Sはアクセルペダル40の踏込み量L、即ち機関負荷と機関回転数Nとに応じて制御されるが空気過剰率は機関負荷および機関回転数にかかわらずに1.0以上となっている。即ち、燃焼室3内における平均空燃比は機関負荷および機関回転数にかかわらずにリーンとなっている。
【0015】
再び図1に戻るとケーシング17内に収容されているNOx吸収剤16は例えばアルミナを担体とし、この担体上に例えばカリウムK、ナトリウムNa、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少くとも一つ、白金Ptのような貴金属とが担持されている。機関吸気通路およびNOx吸収剤16上流の排気通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比をNOx吸収剤16への流入排気ガスの空燃比と称するとこのNOx吸収剤16は流入排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、流入排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行う。なお、NOx吸収剤16上流の排気通路内に燃料(炭化水素)或いは空気が供給されない場合には流入排気ガスの空燃比は燃焼室3内における平均空燃比に一致し、従ってこの場合にはNOx吸収剤16は燃焼室3内における平均空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、燃焼室3内の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出することになる。図1に示すようなディーゼル機関では通常あらゆる運転状態において空気過剰率が1.0以上、即ち燃焼室3内における平均空燃比がりーンの状態で燃焼せしめられる。従ってこのとき排出されるNOxはNOx吸収剤16に吸収されることになる。
【0016】
上述のNOx吸収剤16を機関排気通路内に配置すればこのNOx吸収剤16は実際にNOxの吸放出作用を行うがこの吸放出作用の詳細なメカニズムについては明らかでない部分もある。しかしながらこの吸放出作用は図4に示すようなメカニズムで行われているものと考えられる。次にこのメカニズムについて担体上に白金PtおよびバリウムBaを担持させた場合を例にとって説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類、希土類を用いても同様なメカニズムとなる。
【0017】
即ち、ディーゼル機関では排気ガス中に多量の酸素が存在し、これら酸素O2は図4(A)に示されるようにO2 -の形で白金Ptの表面に付着する。一方、流入排気ガス中のNOは白金Ptの表面上でO2 -と反応し、NO2となる(2NO+O2→2NO2)。次いで生成されたNO2の一部は白金Pt上で酸化されつつ吸収剤内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら図4(A)に示されるように硝酸イオンNO3 -の形で吸収剤内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤16内に吸収される。
【0018】
流入排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Ptの表面でNO2が生成され、吸収剤のNOx吸収能力が飽和しない限りNO2が吸収剤内に吸収されて硝酸イオンNO3 -が生成される。これに対して流入排気ガス中の酸素濃度が低下してNO2の生成量が低下すると反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進み、斯くして吸収剤内の硝酸イオンNO3 -がNO2の形で吸収剤から放出される。即ち、流入排気ガス中の酸素濃度が低下するとNOx吸収剤16からNOxが放出されることになる。この場合、燃焼室3内における平均空燃比のりーンの度合が低くなれば流入排気ガス中の酸素濃度が低下し、従って燃焼室3内における平均空燃比のリーンの度合を低くすればたとえ燃焼室3内における平均空燃比がリーンであってもNOx吸収剤16からNOxが放出されることになる。
【0019】
一方、このとき燃焼室3内における平均空燃比をリッチにすると機関からは多量の未燃HC,COが排出され、これら未燃HC,COは白金Pt上の酸素O2−と反応して酸化せしめられる。また、燃焼室3内における平均空燃比がリッチになると排気ガス中の酸素濃度が極度に低下するために吸収剤からNO2が放出され、このNO2は図4(B)に示されるように未燃HC,COと反応して還元せしめられる。このようにして白金Ptの表面上にNO2が存在しなくなると吸収剤から次から次へとNO2が放出される。従って燃焼室3内における平均空燃比をリッチにすると短時間のうちにNOx吸収剤16からNOxが放出されることになる。
【0020】
即ち、燃焼室3内における平均空燃比をリッチにするとまず始めに未燃HC,COが白金Pt上のO2 -とただちに反応して酸化せしめられ、次いで白金Pt上のO2 -が消費されてもまだ未燃HC,COが残っていればこの未燃HC,COによって吸収剤から放出されたNOxおよび機関から排出されたNOxが還元せしめられる。従って燃焼室3内における平均空燃比をリッチにすれば短時間のうちにNOx吸収剤16に吸収されているNOxが放出され、しかもこの放出されたNOxが還元されるために大気中にNOxが排出されるのを阻止することができることになる。また、NOx吸収剤16は還元触媒の機能を有しているので燃焼室3内における平均空燃比を理論空燃比にしてもNOx吸収剤16から放出されたNOxが還元せしめられる。しかしながら燃焼室3内における平均空燃比を理論空燃比にした場合にはNOx吸収剤16からNOxが徐々にしか放出されないためにNOx吸収剤16に吸収されている全NOxを放出させるには若干長い時間を要する。
【0021】
上述したようにディーゼル機関では通常燃焼室3内における平均空燃比がリーンとなっているので機関が運転されるとNOxがNOx吸収剤16に吸収される。しかしながらNOx吸収剤16のNOx吸収能力には限度があり、NOx吸収剤16のNOx吸収能力が飽和すればNOx吸収剤16はもはやNOxを吸収しえなくなる。従ってNOx吸収剤16のNOx吸収能力が飽和する前にNOx吸収剤16からNOxを放出させる必要がある。そこで本発明による実施例ではNOx吸収剤16に或る程度NOxが吸収された時点で燃焼室3内における平均空燃比をリッチにし、それによってNOx吸収剤16からNOxを放出させるようにしている。そこで次にNOx吸収剤16からNOxを放出するために燃焼室3内における平均空燃比をリッチにする方法について説明する。
【0022】
機関低速運転時にアクセルペダル40の踏込み量Lを変化させた場合のEGR制御弁21の開度Sの変化が図5において破線で示されている。前述したようにEGR制御弁21は機関低負荷運転時(図5の領域I)には全開せしめられ、機関高負荷運転時(図5の領域III)には全開せしめられ、機関中負荷運転時(図5の領域II)には機関負荷が増大するほど開度Sが減少せしめられることがわかる。一方、吸気制御弁12は図5において破線で示されるように機関の運転状態にかわらずに全開状態に保持されている。
【0023】
一方、図5において実線はNOx吸収剤16からNOxを放出すべく燃焼室3内における平均空燃比をリッチにする場合を示している。図5からわかるように燃焼室3内における平均空燃比をリッチにする場合には吸気制御弁12がΔθだけ閉弁せしめられると共にEGR制御弁21が開度SがΔSだけ増大せしめられ、図5に示してはいないが同時に燃料噴射量QがΔQだけ増大せしめられる。即ち、吸気制御弁12を閉弁すれば燃焼室3内に供給される吸入空気量が減少するために燃焼室3内における平均空燃比は小さくなり、EGR制御弁21の開度Sを大きくすればEGRガス量が増大して吸入空気量が減少するために燃焼室3内における平均空燃比は小さくなり、また燃料噴射量Qが増大せしめられれば当然のことながら燃焼室3内の平均空燃比が小さくなる。従って本発明では吸気制御弁12、EGR制御弁21および燃料噴射量Qの三者を制御することにより燃焼室3内における平均空燃比をリッチにするようにしている。
【0024】
ところでディーゼル機関では吸入空気量を減少させることによって燃焼室3内における平均空燃比をリッチにすると燃焼が悪化するために機関の出力トルクが低下する。従って吸入空気量を減少させることにより燃焼室3内における平均空燃比をリーンからりッチに切換えるとショックが発生することになる。そこで本発明による実施例では吸入空気量を減少させることにより燃焼室3内における平均空燃比をリーンからリッチに切換えるときには吸入空気量の減少による機関出力トルクの低下分だけ機関出力トルクを増大させるのに必要な追加燃料量ΔQを算出し、この追加燃料量ΔQだけ噴射燃料量を増量させるようにしている。このようにすると燃焼室3内における平均空燃比がリーンからリッチに切換えられても機関の出力トルクは変化せず、斯くしてショックが発生するのを阻止することができることになる。
【0025】
次に図5を参照しつつ平均空燃比のリッチ制御についてもう少し詳しく説明する。図5に示されるように機関低負荷運転時IにはEGR制御弁21は全開せしめられており、従ってこのときにはEGR制御弁21を制御することによって燃焼室3内における平均空燃比を小さくすることはできない。従ってこのときには吸気制御弁12の開度θを全開状態からΔθだけ減少せしめ、同時に燃料噴射量QをΔQだけ増大せしめることによって燃焼室3内における平均空燃比がリーンからリッチに切換えられる。この燃料噴射量Qの増量分ΔQは吸気制御弁12の閉弁作用による機関出力トルクの低下分だけ機関出力トルクを増大させるのに必要な量であり、従って上述したように燃焼室3内における平均空燃比がリーンからりッチに切換えられてもショックが発生しないことになる。
【0026】
一方、機関高負荷運転時IIIには空気過剰率は小さく、従ってこのときにはEGRガス量のみを制御することによって燃焼室3内における平均空燃比をリーンからリッチに切換えることができる。従ってこのときには吸気制御弁12を全開状態に保持した状態でEGR制御弁21を開弁させると共に燃料噴射量QをΔQだけ増加することによって燃焼室3内における平均空燃比をリーンからリッチに切換えるようにしている。なお、このときの燃料噴射量Qの増量分ΔQはEGR制御弁21の開弁作用による機関出力トルクの低下分だけ機関出力トルクを増大させるのに必要な量である。
【0027】
一方、機関中負荷運転時IIには吸気制御弁12がΔθだけ閉弁せしめられ、EGR制御弁21の開度SがΔSだけ増大せしめられ、燃料噴射量QがΔQだけ増大せしめられる。このときの燃料噴射量Qの増量分ΔQは吸気制御弁12の閉弁作用およびEGR制御弁21の開弁作用による機関出力トルクの低下分だけ機関出力トルクを増大させるのに必要な量である。
【0028】
NOx吸収剤16からNOxを放出すべきときのEGR制御弁21の開弁量ΔS、吸気制御弁12の閉弁量Δθおよび燃料噴射量Qの増量分ΔQは予め実験により求められ、夫々アクセルペダル40の路込み量Lおよび機関回転数Nの関数として図6(A),(B),(C)に示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。
【0029】
ところで前述したようにNOx吸収剤16からはNOx吸収能力が飽和する前にNOxを放出させる必要がある。そのためにはNOx吸収剤16にどの程度のNOxが吸収されているかを推定する必要があり、次にこのNOx吸収量の推定方法について説明する。燃焼室3内における平均空燃比がリーンであるときには機関負荷が高くなるほど単位時間当り機関から排出されるNOx量が増大するために単位時間当りNOx吸収剤16に吸収されるNOx量が増大し、また機関回転数が高くなるほど単位時間当り機関から排出されるNOx量が増大するために単位時短当りNOx吸収剤16に吸収されるNOxが増大する。従って単位時間当りNOx吸収剤16に吸収されるNOx量は機関負荷と機関回転数の関数となる。この場合、機関負荷はアクセルペダル40の踏込み量Lでもって代表することができるので単位時間当りNOx吸収剤16に吸収されるNOx量はアクセルペダル40の踏込み量Lと機関回転数Nの関数となる。従って本発明による実施例では単位時間当りNOx吸収剤16に吸収されるNOx量NOXAをアクセルペダル40の踏込み量Lおよび機関回転数Nの関数として予め実験により求め、このNOx量NOXAがLおよびNの関数として図7に示すマップの形で予めROM32内に記憶されている。なお、上述したように燃焼室3内における平均空燃比がリーンのときには単位時間当りのNOx吸収量がNOXAで表わされるのでNOx吸収剤16に吸収されていると推定されるNOx量ΣNOXは次式を用いて算出できることになる。
【0030】
ΣNOX=ΣNOX+NOXA
図8は機関中速中負荷運転が継続して行われている場合を示している。図8に示されるように機関の運転が行われている間、NOx吸収剤16に吸収されていると推定されるNOx量ΣNOXは徐々に増大する。本発明による実施例ではNOx量ΣNOXが予め定められた許容値MAXを越えると燃焼室3内における平均空燃比が一時的にリーンからリッチに切換えられ、この間にNOx吸収剤16に吸収されている全NOxがNOx吸収剤16から放出される。なお、機関中速中負荷運転時に燃焼室3内における平均空燃比をリーンからリッチに切換える場合には前述したように図8に示される如くEGR制御弁21の開度SがΔSだけ増大せしめられ、吸気制御弁12がΔθだけ閉弁せしめられ、燃料噴射量QがΔQだけ増大せしめられる。
【0031】
図9および図10は燃料噴射の制御ルーチンを示しており、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行される。
図9および図10を参照すると、まず初めにステップ90において温度センサ19により検出された排気ガス又はNOx吸収剤16の温度が予め定められた温度ToとT1の間であるか否かが判別される。T<ToのときにはNOx吸収剤16の温度が低いと考えられ、このときにはNOx吸収剤16が活性温度以下で、NOx吸収剤16にNOxが吸収されなかったり、流入する排気ガスの空燃比をリッチにしてもNOx吸収剤16からNOxが良好にNOxが放出還元されない。また、T>T1のときにはNOx吸収剤16の温度が高くなりすぎてNOx吸収剤16にNOxが吸収されない。このような運転状態の時にはステップ91に進んで通常のリーン運転し続ける第2の運転状態が実行される。具体的には、ステップ91に進んで図2に示す関係から燃料噴射量Qが算出される。次いでステップ92では図3に示す関係からEGR制御弁21の開度Sが算出され、次いでステップ93では吸気制御弁12が全開せしめられる。次いでステップ94ではカウント値Bが1だけインクリメントされ、次いでステップ95ではカウント値Bが予め定められた期間B0よりも大きくなったか否かが判別される。即ち、NOx吸収剤16に流入する排気ガスの空燃比がリーン状態を維持し続ける第2の運転状態であるか否かを判別している。従って、B>B0即ち第2の運転状態が続いたと判断してステップ97に進むと許容値MAXは予め定められた通常の値MAX0よりもΔMAX分差し引くことでNOx放出フラグのセットを早めている。一方、B<B0の時には第2の運転状態が続いいないと判断してステップ96に進んで許容値MAXは予め定められた通常の値MAX0のままとなっている。
【0032】
ステップ90においてT1>T>Toであるときには、空燃比がリーン状態時に排気中のNOxをNOx吸収剤に吸収し、吸収したNOx量が許容値を超えたと判断したときには吸収されたNOxを放出還元するため空燃比をリッチとする再生操作を繰り返す第1の運転状態を実行するため、ステップ100へ進む。このステップ100ではNOx放出フラグがセットされているか否かが判別される。通常NOx放出フラグはリセットされているのでステップ101に進み、NOx量ΣNOXが許容値MAXを越えたか否かが判別される。ΣNOX≦MAXのときにはステップ102に進んで図2に示す関係から燃料噴射量Qが算出される。次いでステップ103では図3に示す関係からEGR制御弁21の開度Sが算出され、次いでステップ104では吸気制御弁12が全開せしめられる。次いでステップ105では図7に示す関係からNOx吸収量NOXAが算出され、次いでステップ106ではNOx量ΣNOX(=ΣNOX+NOXA)が算出される。従ってこのときには、即ち通常運転時には図2に示す量Qの燃料が噴射され、EGR制御弁21は図3に示す開度Sとされ、吸気制御弁12は全開状態に保持される。
【0033】
一方、ステップ101においてΣNOX>MAXになったと判別されたときにはステップ109でNOx量ΣNOXに定数Kを乗算することによって燃焼室3内における平均空燃比をリッチに維持すべき期間Co(=K・ΣNOX)が算出される。次いでステップ110に進む。なお、NOx放出フラグがセットされると次の処理サイクル以後はステップ100からステップ110にジャンプする。
【0034】
ステップ110では図2に示す関係から燃料噴射量Qが算出され、図6(C)に示す関係から増量分ΔQが算出される。次いでステップ111ではQにΔQを加算することによって最終的な燃料噴射量Q(=Q+ΔQ)が算出される。なお、最終的な燃料噴射量Q(=Q+ΔQ)で噴射することで、排気ガスの空燃比をリッチにしている。次いでステップ112では図3に示す関係からEGR制御弁21の開度Sが算出され、図6(A)に示す関係から開弁量ΔSが算出される。次いでステップ113ではSにΔSを加算することによって最終的なEGR制御弁21の開度S(=S+ΔS)が算出される。次いでステップ114では図6(B)に示す関係から吸気制御弁12の閉弁量Δθが算出される。従ってこのとき燃料噴射量QはΔQだけ増大せしめられ、EGR制御弁21の開度SはΔSだけ開弁せしめられ、吸気制御弁12はΔθだけ閉弁せしめられる。
【0035】
次いでステップ115ではカウント値Cが1だけインクリメントされ、次いでステップ116ではカウント値Cがステップ109で算出された期間C0よりも大きくなったか否かが判別される。C>C0になるとステップ117に進んでNOx放出フラグがリセットされ、ステップ118に進んでΣNOXが零とされる。次いでステップ119においてカウント値Cが零とされる。さらに、ステップ120においてMAXがMAX0であるか否かが判別される。MAXがMAX0より小さいと判別したときにはステップ121に進んでMAXをインクリメントするとともにステップ122においてカウンタ値Bを零にリッセットする。次いで通常の運転状態に戻る。なお、燃料噴射の制御ルーチンを示した図9および図10のタイムチャートを図11に示す。横軸は時間、縦軸は空燃比及びNOx吸収剤出口側NOx濃度となっている。
【0036】
図9および図10の燃料噴射の制御ルーチンでは許容値MAXを低くすることで空燃比をリッチにする頻度を多くしているが、それに限定されるものではなくステップ97の(MAX=MAX0−ΔMAX)を(C0=C1+ΔC)に、ステップ96の(MAX=MAX0)を(C0=C1)に、ステップ120の(MAX=MAX0)を(C0=C1)に、ステップ121の(MAX=MAX0+1)を(C0=C1−1)に変更することによって空燃比をリッチにする時間を長くすることも考えられる。また、ステップ97の(MAX=MAX0−ΔMAX)を(ΔQ=ΔQ1+ΔQ2)に、ステップ96の(MAX=MAX0)を(ΔQ=ΔQ1)に、ステップ120の(MAX=MAX0)を(ΔQ=ΔQ1)に、ステップ121の(MAX=MAX0+1)を(ΔQ=ΔQ1−1)に変更することによって空燃比をリッチにするリッチ度合いを大きくすることも考えられる。さらには、排気ガスの平均空燃比をリッチにする装置、手段としては上記実施形態に限られるものではなく、NOx吸収剤16の上流側排気管に還元剤を添加する添加装置を設け、この添加装置から還元剤を添加することによって排気ガスの平均空燃比をリッチにすることができる。また、本発明はディーゼルエンジンに限定されるものではなく、排出される排気ガスが酸素過剰となるガソリンエンジンであってもよく、その場合第2の運転状態としては減速時燃料カットが継続して行われた場合となる。
【0037】
【発明の効果】
本発明では、NOx吸収剤に流入する排気ガスの空燃比がリーン状態を維持し続ける第2の運転状態から空燃比がリーン状態時に排気中のNOxをNOx吸収剤に吸収し、吸収したNOx量が許容値を超えたと判断したときには吸収されたNOxを放出還元するため空燃比をリッチとする第1の運転状態へ切り換わった後でも、NOx吸収剤に吸収したNOxを全て放出還元することができる。また、切換え時吸収しているNOxをほぼ全量放出し、還元浄化することが可能となるため、切換え後の未浄化のNOxの放出や再生操作のタイミングのずれにより排気性状が悪化することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディーゼル機関の全体図である。
【図2】燃料噴射量Qを示す図である。
【図3】EGR制御弁の開度Sを示す図である。
【図4】NOxの吸放出作用を説明するための図である。
【図5】EGR制御弁の開度S及び吸気制御弁の開度θを示す図である。
【図6】開度ΔS、Δθ及び増量分ΔQのマップを示す図である。
【図7】NOx吸収量NOXAのマップを示す図である。
【図8】NOx放出制御のタイムチャートである。
【図9】燃料噴射を制御するためのフローチャートである。
【図10】燃料噴射を制御するためのフローチャートである。
【図11】本発明のNOx放出タイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
4…燃料噴射弁
12…吸気制御弁
16…NOx吸収剤
21…EGR制御弁
Claims (2)
- 流入する排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOxを吸収しリッチ空燃比雰囲気下で吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を内燃機関の排気通路に配置し、前記NOx吸収剤に吸収されたNOx量が許容値を超えたと判断したときには吸収されたNOxを放出還元するために該NOx吸収剤に流入する排気の空燃比をリッチとする第1の運転状態と、前記NOx吸収剤の温度が該NOx吸収剤にNOxが吸収されない温度になる条件下で該NOx吸収剤に流入する排気の空燃比をリーン状態に維持する第2の運転状態とを切り換え可能な内燃機関の排気浄化装置において、
前記第2の運転状態が所定期間以上続いた後に前記第1の運転状態が行われる場合には、第1の運転状態中の空燃比をリッチとする頻度、空燃比のリッチ時間、空燃比のリッチ度合いのパラメータの少なくとも1つを増大側に補正するリッチ補正手段を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 請求項1において、前記リッチ補正手段は、前記許容値を小さくすることにより、前記第1の運転状態中の空燃比をリッチとする頻度を高めることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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