JP3965316B2 - インダクタの磁化状態検出制御装置 - Google Patents

インダクタの磁化状態検出制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源部の電力をインダクタに磁気エネルギーとして蓄積するとともに、インダクタに蓄積された磁気エネルギーを負荷に供給する電源回路におけるインダクタの磁化状態検出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の電源回路の構成を示すブロック図である。この電源回路は、図6に示すように、トランスTの1次側に接続された電源部1と、トランスTの2次巻線の一端とインダクタLとの間に直列に接続され整流素子であるダイオードD1と、ダイオードD1とインダクタLの接続点とトランスTの2次巻線の他端との間に接続された整流素子であるダイオードD2と、電源部1とトランスTの1次側との間に設けられ導通・非導通に応じて電源部1から負荷側への電源の供給・非供給を切り替えるスイッチ素子5と、負荷2の電圧を監視する電圧監視部3と、スイッチ素子5の導通・非導通を制御するスイッチ制御部4とから構成される。
【0003】
このような電源回路において、スイッチ素子5が導通すると、電源部1よりトランスT及びダイオードD1を介してインダクタLに磁気エネルギーが蓄積され、スイッチ素子5が非導通になると、インダクタL、負荷2、ダイオードD2により構成される回路に電流が流れ、インダクタLに蓄積されている磁気エネルギーが負荷2に供給される。
【0004】
従来の電源回路の動作について図7を参照して説明する。まず、スイッチ制御部4が図7(g)の時点t1でスイッチ素子5をオン(ON)する(図7(a))。すると、トランスTの二次側電圧V1が正電圧となり(図7(b))、ダイオードD1,D2がそれぞれ導通状態、非導通状態となる。これにより、ダイオードD1を介してインダクタLに電流I1が流れて(図7(c))、電源部1の電力がトランスT及びダイオードD1を介してインダクタLに磁気エネルギーとして蓄積開始される。また、この電流I1はコンデンサC1を充電するとともに、負荷2にも供給される。一方、ダイオードD1を介して流れる電流I1によりインダクタLから発生する磁束が増大する(図7(e))。
【0005】
つぎに、図7(g)の時点t2でスイッチ制御部4はスイッチ素子5をオフ(OFF)する(図7(a))。すると、トランスTの二次側電圧V1はスイッチ素子5のオン時の電圧の逆電圧(負電圧)となる(図7(b))。これにより、ダイオードD1,D2は、それぞれ非導通状態、導通状態となりダイオードD2に電流I2が流れる(図7(d))。この結果、インダクタL、負荷2、ダイオードD2が直列に接続された回路が形成され、電流がインダクタLから負荷2に流れ続けることによって、今度はインダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給され、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが次第に低減し、これにより負荷2への供給電流も低減する。
【0006】
ここで、図7(g)の時点t3において、スイッチ制御部4は、スイッチ素子5を再びオンする(図7(a))。すると、ダイオードD1,D2がそれぞれ再び導通状態、非導通状態となり、電源部1の電力が再びトランスT及びダイオードD1を介してインダクタLに磁気エネルギーとして蓄積開始されるとともに、負荷2側にも供給される。これにより、インダクタLから発生する磁束が増加する(図7(e))。そして、図7(g)の時点t4で、スイッチ制御部4は同様にスイッチ素子5をオフする(図7(a))。これにより、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給される。
【0007】
ここでスイッチ制御部4は電圧監視部3およびトランスTの1次側電流の情報によりスイッチ素子5のオン・オフを制御し、負荷2に供給する電圧を一定に保つ動作を行っている。また、電源効率を最大とするため、スイッチ素子5のスイッチング動作として、連続動作と不連続動作の2つの動作を行うことができる。ここで、連続動作とは、インダクタLから負荷2に電力が供給されたときにインダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」にならないか、または「0」になると同時にスイッチ素子5が導通状態になる動作のことであり、不連続動作とは、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」になった後に、スイッチ素子5が導通状態になる動作、即ちインダクタLの蓄積磁気エネルギーが一定時間「0」となる動作のことである。図7ではインダクタLの磁束は「0」となると同時に増加しており(図7(e))、連続動作の状態を表している。不連続動作の状態を図8に示す。
【0008】
このように、連続動作状態ではダイオードD1,D2が導通状態、或いは非導通状態へ変化するタイミングは全てスイッチ制御部4により制御されるスイッチ素子5の動作に同期している。一方、不連続動作状態においては、ダイオードD1の導通状態、或いは非導通状態へ変化するタイミングおよびダイオードD2の導通状態に変化するタイミングは、スイッチ素子5の動作に同期しているものの、ダイオードD2の非導通状態に変化するタイミングはインダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」になった時点であり、スイッチ素子5の動作とは無関係である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電源回路は、整流素子としてダイオードD1,D2を用いているため、ダイオードの整流動作に伴って、例えば図8(c)に示すような、ノイズ(逆回復時間trrを有するノイズ)が発生する。ここで、スイッチ素子5のスイッチング周波数を上げていくと前記ノイズの占める割合が次第に多くなってくることから整流効率が次第に低下するという問題がある。また、整流素子としてダイオードを用いているため、図8(f)に示すように、ダイオードの順方向電圧Vfによる電力損失が生じる。このため、図6において、ダイオードD1の代わりに電界効果トランジスタ(FET)Q1、ダイオードD2の代わりに電界効果トランジスタQ2をそれぞれ整流素子として用い、インダクタLの蓄積磁気エネルギーを負荷2に供給することが検討されている。
【0010】
しかしながら、整流素子として前述のようなスイッチング素子を用いた場合、連続動作状態では電界効果トランジスタQ1,Q2のオン・オフのタイミングはスイッチ素子5の動作と全て同期しているため、スイッチ素子5を制御するスイッチ制御部4からの情報により制御可能であるが、不連続動作状態においては電界効果トランジスタQ2のオフタイミングを示すインダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」となる時点を検出できず、従って電界効果トランジスタQ2をオフすることができない。
【0011】
ここでインダクタLに流れる電流からインダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」になる時点を検出する方法が考えられる。この場合、インダクタLに流れる電流を求める手段としてインダクタLと負荷2の間に直列にセンス抵抗を接続しその両端に発生する電圧を同相除去し増幅した値より電流値を算出する方法が考えられる。しかしながらこのセンス抵抗の値が大きければ電力の損失を招く。そのため通常数十mΩ程度の値のセンス抵抗を使用し増幅率を大きくするが、ノイズによる誤動作が発生しやすく実用には問題があった。
【0012】
したがって、本発明は、電源回路の不連続動作時にインダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給する場合、その蓄積磁気エネルギー供給の完了時点を的確に検出可能にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、磁気エネルギーを蓄積するインダクタと、インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給する第1のスイッチング素子と、インダクタの磁化状態を検出する検出回路と、インダクタの蓄積磁気エネルギーの前記負荷への供給開始後に検出回路により検出されたインダクタの磁化状態に応じて第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路とを設け、さらに、検出回路を、インダクタが発生する磁束の変化率を検出し電圧信号として出力するコイルと、コイルの検出電圧を積分する積分回路と、積分回路の積分電圧と予め定めた所定値とを比較し、積分電圧が所定値以下になると所定の信号を出力する比較器とから構成し、制御回路は比較器による前記所定の信号の出力に応じて第1のスイッチング素子のオン・オフを制御するものである。
【0014】
この場合、制御回路は、比較器による前記所定の信号の出力から所定時間経過後に第1のスイッチング素子をオフするものである。
また、インダクタへの磁気エネルギーの蓄積前に積分回路を初期化するリセット回路を設けたものである。
また、電源部と、この電源部とインダクタとの間に設けられ一定時間オンして電源部の電力を磁気エネルギーとしてインダクタに蓄積する第2のスイッチング素子とを設け、制御回路は、第2のスイッチング素子のオフ後に第1のスイッチング素子をオンしてインダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給するものである。
【0015】
また、本発明は、磁気エネルギーを蓄積するインダクタと、インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給する第1のスイッチング素子と、インダクタの磁化状態を検出する検出回路と、インダクタの磁気エネルギーの前記負荷への供給開始後に検出回路により検出されたインダクタの磁化状態に応じて第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路と、電源部と、この電源部とインダクタの間に設けられ、一定時間オンして電源部の電力をインダクタに蓄積する第2のスイッチング素子と、インダクタへの磁気エネルギーの蓄積前に積分回路を初期化するリセット回路とを備え、検出回路は、インダクタが発生する磁束の変化率を検出し電圧信号として出力するコイルと、コイルの検出電圧を積分する積分回路と、積分回路の積分電圧と予め定めた所定値とを比較し、積分電圧が所定値以下になると所定の信号を出力する比較器とからなり、制御回路は、第2のスイッチング素子のオフ後に第1のスイッチング素子をオンしてインダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給するとともに、比較器による所定の信号の出力に応じて第1のスイッチング素子のオフを制御し、リセット回路は、第2のスイッチング素子のオン時に積分回路を初期化することを特徴とする。
ここで、制御回路は、比較器による所定の信号の出力から所定時間経過後に第1のスイッチング素子をオフする
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は本発明を適用した同期整流型電源回路の構成を示すブロック図である。本電源回路は、図1に示すように、トランスTの1次側に接続された電源部1と、トランスTの2次巻線の一端とインダクタLとの間に直列にスイッチング素子として接続された電界効果トランジスタ(以下、トランジスタ)Q1と、トランジスタQ1とインダクタLの接続点とトランスTの2次巻線の他端との間にスイッチング素子として接続されたトランジスタQ2と、電源部1とトランスTの1次側との間に設けられ導通・非導通に応じて電源部1から負荷側への電源の供給・非供給を切り替えるスイッチ素子5と、負荷2の電圧を監視する電圧監視部3と、スイッチ素子5の導通・非導通を制御するスイッチ制御部4と、インダクタLが発生する磁束の変化率(単位時間当たりの磁束の変化量)を検出し電圧V2として出力するコイル11と、コイル11の発生電圧V2を入力して積分する積分回路12と、積分回路12の積分動作開始前(即ちスイッチ素子5の導通(オン)と同時)に積分回路12のコンデンサの蓄積電荷を放電させ積分回路12をリセットするリセット回路12Aと、積分回路12の積分電圧を入力して所定電圧と比較し比較結果を出力するコンパレータ13と、コンパレータ13の出力とスイッチ制御部4の出力とを受けてトランジスタQ1,Q2のオン・オフを制御するFET制御回路14とから構成される。
【0017】
次に、本電源回路の連続動作について図2のタイムチャートを参照して説明する。
まず、スイッチ制御部4が図2(h)の時点t1でスイッチ素子5をオンする(図2(a))と同時に、リセット回路12Aにより積分回路12を初期化させ、かつFET制御回路14に対してトランジスタQ1のオン指示、及びトランジスタQ2のオフ指示を行う。これにより、トランジスタQ1がオン(導通)し、トランジスタQ2がオフ(非導通)となる(図2(e)、図2(f))。すると、トランスTからインダクタLに電流が流れて、電源部1の電力がトランスT及びトランジスタQ1を介してインダクタLに磁気エネルギーとして蓄積開始される。また、この電流はコンデンサC1を充電するとともに、負荷2にも供給される。一方、トランジスタQ1を介して流れる電流によりインダクタLから発生する磁束が増加することにより、この発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2が生じる(図2(c))とともに、コイル11の電圧V2を積分する積分回路12の出力が上昇する(図2(d))。
【0018】
ここで、図2(h)の時点t2でスイッチ制御部4はスイッチ素子5をオフする(図2(a))と同時に、FET制御回路14にトランジスタQ1のオフ指示、及びトランジスタQ2のオン指示を行う。これにより、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンする(図2(e)、図2(f))。スイッチ素子5のオフにより、トランスTの二次側電圧V1はスイッチ素子5のオン時の電圧の逆電圧となる(図2(b))。このとき、トランジスタQ1,Q2はFET制御回路14によりそれぞれ非導通状態、導通状態とされる。この結果、インダクタL、負荷2、トランジスタQ2が直列接続された回路が形成され、電流がインダクタLから負荷2に流れ続けることによって、今度はインダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給される。この場合、インダクタLの磁束の変化は前述した方向と逆向きに変化することから、その発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2も逆向きとなる(図2(c))。これにより、積分回路12の積分電圧が次第に低下する(図2(d))とともに、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給されて次第に低減する。
【0019】
ここで、図2(h)の時点t3においてスイッチ制御部4は、スイッチ素子5を再びオンする(図2(a))と同時に、リセット回路12Aにより積分回路12を初期化させ、かつFET制御回路14に対してトランジスタQ1のオン指示、及びトランジスタQ2のオフ指示を行い、トランジスタQ1をオン、トランジスタQ2をオフさせる(図2(e)、図2(f))。すると、電源部1の電力が再びトランスT及びトランジスタQ1を介してインダクタLに磁気エネルギーとして蓄積開始されるとともに、負荷2側にも供給される。これにより、インダクタLから磁束が発生しこの発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2が生じる(図2(c))とともに、コイル11の電圧V2を積分する積分回路12の出力が上昇する(図2(d))。そして、図2(h)の時点t4で、スイッチ制御部4は同様にスイッチ素子5をオフする(図2(a))と同時に、FET制御回路14にトランジスタQ1のオフ指示、及びトランジスタQ2のオン指示を行い、トランジスタQ1をオフ、トランジスタQ2をオンさせる(図2(e)、図2(f))。これにより、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給される。 即ち、連続動作状態ではトランジスタQ1、Q2のオン・オフ制御はスイッチ素子5の動作と同期するため、FET制御回路14はスイッチ制御部4からのスイッチ素子5の制御情報に従い、トランジスタQ1、Q2のオン・オフ制御を行う。
【0020】
次に図1の電源回路の不連続動作について図3を参照して説明する。
この不連続動作時においても、スイッチ制御部4は連続動作時と同様、スイッチ素子5のオン・オフ制御を行う。また、トランジスタQ1のオン・オフ制御についてもスイッチ素子5のオン・オフと連動した制御を行う。なお、トランジスタQ2についてはスイッチ素子5のオフに連動してトランジスタQ2のオンを制御する。
【0021】
即ち、図3に示すように、まず、スイッチ制御部4が図3(h)の時点t1でスイッチ素子5をオンする(図3(a))と同時に、リセット回路12Aにより積分回路12を初期化させ、かつFET制御回路14に対してトランジスタQ1のオン指示、及びトランジスタQ2のオフ指示を行う。これにより、トランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフする(図3(e)、図3(f))。すると、トランスTからインダクタLに電流が流れて、電源部1の電力がトランスT及びトランジスタQ1を介してインダクタLに磁気エネルギーとして蓄積開始される。また、この電流はコンデンサC1を充電するとともに、負荷2にも供給される。一方、トランジスタQ1を介して流れる電流によりインダクタLから発生する磁束が増加することにより、この発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2が生じる(図3(c))とともに、コイル11の電圧V2を積分する積分回路12の出力が上昇する(図3(d))。
【0022】
ここで、図3(h)の時点t2でスイッチ制御部4はスイッチ素子5をオフする(図3(a))と同時に、FET制御回路14にトランジスタQ1のオフ指示、及びトランジスタQ2のオン指示を行う。これにより、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンする(図3(e)、図3(f))。スイッチ素子5のオフにより、トランスTの二次側電圧V1はスイッチ素子5のオン時の電圧の逆電圧となる。このとき、トランジスタQ1,Q2はFET制御回路14によりそれぞれ非導通状態、導通状態とされる。この結果、インダクタL、負荷2、トランジスタQ2が直列接続された回路が形成され、電流がインダクタLから負荷2に流れ続けることによって、今度はインダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給される。この場合、インダクタLの磁束の変化は前述した蓄積方向と逆向きに変化することから、その発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2も逆向きとなる(図3(c))。これにより、積分回路12の積分電圧が次第に低下する(図3(d))とともに、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給されて次第に低減する。
【0023】
即ち、磁気エネルギーを蓄積するインダクタLから発生する磁束Φの変化率をコイル11により電圧V2、
V2=dΦ/dt (1)
として取り出し、さらに積分回路12を通すことにより、インダクタLの磁束Φ
Φ=∫V・dt+C (2)
を得る。
【0024】
ここで、式(2)中のCは不定値であり、積分回路12のコンデンサの蓄積電荷に基づく値である。このため、積分回路12の積分動作が開始される前の時点、即ちスイッチ素子5のオンと同時にリセット回路12Aにより積分回路12のコンデンサの電荷を放電させることにより積分回路12を初期化する。これにより、式(2)中のCの値が「0」になり、この結果、積分回路12により、インダクタLの磁束Φを的確に検出できる。
このようにして得られた積分回路12の電圧波形は図3(d)のような三角波(電圧Vと時間tとが互いに比例または反比例の関係にある波形)となり、したがって、電圧が或る設定値からGNDレベル(0V)に達するまでの時間が予測可能である。
【0025】
ところで、インダクタLに蓄積磁気エネルギーが残っている状態でトランジスタQ2が非導通になれば、FETの構造上、ドレイン−ソース間に内蔵されるダイオードの特性が現れ、Vfによる電力損失およびtrrによるノイズにより整流効率の低下を招く。また、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」になった時点以降もトランジスタQ2が導通状態であればコンデンサC1から電流の逆流が起こり整流動作とはならない。したがって、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」になると同時にトランジスタQ2が非導通になることが最良の制御となる。また、FET制御回路14に使用されるデバイスやトランジスタQ1,Q2には一般に遅延時間が存在するため、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」であることを検出した後トランジスタQ2を非導通にする制御を開始すると、遅延時間により前述した電流の逆流が発生する。このため、FET制御回路14に使用されるデバイスやトランジスタQ2の遅延時間分だけ制御の開始を早める必要がある。そこで、FET制御回路14に使用されるデバイスやトランジスタQ2の遅延時間を考慮した値をコンパレータ13に設定することにより、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」(即ち、磁束が「0」)になると同時にトランジスタQ2を非導通とする。
【0026】
こうして積分回路12の積分電圧が次第に低下し予め定めた設定値になると、コンパレータ13は「L」レベルの信号をFET制御回路14に出力する。すると、FET制御回路14は、コンパレータ13の前記設定電圧値から予測可能な時間が経過した積分回路12の電圧が0Vになる時点、即ち図3(h)の時点t3または時点t4でトランジスタQ2を非導通にする(図3(f))。
【0027】
このように、本電源回路は、不連続動作時において、電源部1から供給され蓄積されたインダクタLの蓄積磁気エネルギーを負荷2に供給した場合、その蓄積磁気エネルギーが負荷2に供給されて「0」になる時点を検出して、インダクタLの蓄積磁気エネルギーを負荷2に供給するためのトランジスタQ2をオフできるようにしたものである。この結果、不連続動作時に確実にトランジスタQ2をオフできることから、トランジスタを整流素子として用いた同期整流を実現可能とする。
【0028】
また、本電源回路は、スイッチング素子としてトランジスタQ1,Q2を用いたことにより、例えば図8(c)に示すような、従来回路のダイオードの整流動作に伴って発生するノイズ(逆回復時間trrを有するノイズ)を阻止できる。この結果、整流効率を低下させることなくスイッチ素子5のスイッチング周波数を上げることができ、トランスTやインダクタLの小型化が実現できる。また、本電源回路は、スイッチング素子としてトランジスタQ1,Q2を用いたことにより、図8(f)に示すような、従来回路のダイオードの順方向電圧Vfによる電力損失を防止できる。この結果、素子の小型化や放熱板の小型化を実現できる。また、磁束φの検出をCRローパスフィルタである積分回路を通し得ることより、ノイズの影響を受けにくい実用的な電源回路を実現できる。
【0029】
図4は、図1の電源回路の要部をさらに詳細に示すブロック図である。図1の構成に対し、FET制御回路14を省略し、かつスイッチ制御部4内に時間調整回路15を設けるとともに、スイッチ制御部4とスイッチ素子5間にフォトカプラ20を設ける。さらに、スイッチ制御部4の出力の立ち下がりを出発点とする時間延長回路17と、スイッチ制御部4の出力とコンパレータ13の反転出力との論理和をとるオア回路16と、時間延長回路17の出力をセット入力端子Sに、かつオア回路16の出力をリセット入力端子Rにそれぞれ入力し、出力結果をトランジスタQ2に出力するF/F回路18と、コンパレータ13の出力を反転させてオア回路16に与えるインバータ19とを設ける。
【0030】
ここで、スイッチ制御部4内に設けた時間調整回路15は、トランジスタQ2が非導通の状態で、スイッチ素子5の導通と、トランジスタQ1の導通と、積分回路12のリセットとを行う場合、スイッチ素子5を導通させるまでのスイッチ素子5及びフォトカプラ20の各遅延時間と、トランジスタQ1を導通させるまでのトランジスタQ1の遅延時間と、積分回路12をリセットするまでの積分回路12及びリセット回路12Aの遅延時間とをそれぞれ考慮した時間調整を行うものであり、スイッチ制御部4は、時間調整回路15の調整結果に基づき遅延時間の大きい順に整列させ、時間差をおいて、積分回路12をリセットするための信号、スイッチ素子5を導通するための信号、トランジスタQ1を導通するための信号を順次出力する。これにより、スイッチ素子5の導通と、トランジスタQ1の導通と、積分回路12のリセットとを同時に行うことができる。
【0031】
また、時間調整回路15は、スイッチ素子5の非導通と、トランジスタQ1の非導通と、トランジスタQ2の導通とを行う場合、スイッチ素子5を非導通させるまでのスイッチ素子5及びフォトカプラ20の各遅延時間と、トランジスタQ1を非導通にさせるまでのトランジスタQ1の遅延時間と、トランジスタQ2を導通させるまでの時間延長回路17,F/F回路18及びトランジスタQ2の各遅延時間とをそれぞれ考慮した時間調整を行い、スイッチ制御部4は、時間調整回路15の調整結果に基づき遅延時間の大きい順に整列させ、時間差をおいて、トランジスタQ2を導通するための信号、スイッチ素子5を非導通にするための信号、トランジスタQ1を非導通するための信号を順次出力する。これにより、スイッチ素子5の非導通と、トランジスタQ1の非導通と、トランジスタQ2の導通とを同時に行うことができる。
【0032】
図5は、図4に示す電源回路の各部の動作タイミングを示すタイムチャートであり、不連続動作の場合の例を示すものである。図5のタイムチャートは、時間調整回路15による前述の時間調整の結果に基づくタイミングを示している。図5をもとに本電源回路の要部動作をさらに詳細に説明する。
スイッチ制御部4は、まず図5(i)の時点t1でフォトカプラ20を介してスイッチ素子5をオンする(図5(a))と同時に、リセット回路12Aに積分回路12を初期化させ、かつトランジスタQ1をオンする(図5(f))。すると、トランスTからインダクタLに電流が流れて、電源部1の電力がトランスT及びトランジスタQ1を介してインダクタLに磁気エネルギーとして蓄積開始される。また、この電流はコンデンサC1を充電するとともに、負荷2にも供給される。一方、トランジスタQ1を介して流れる電流によりインダクタLから発生する磁束が増加することにより、この発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2が生じる(図5(c))とともに、コイル11の電圧V2を積分する積分回路12の出力が上昇する(図5(d))。
【0033】
ここで、積分回路12の出力電圧が上昇し、図5(i)の時点t2で設定値Vrefを上回るとコンパレータ13は「H」レベル信号を出力する(図5(e))。その後、図5(i)の時点t3でスイッチ制御部4は今度はスイッチ素子5をオフし(図5(a))、かつトランジスタQ1をオフさせる(図5(f))。このスイッチ制御部4によるトランジスタQ1のオフタイミングで時間延長回路17が起動され一定時間の「H」レベルパルス信号を出力し(図5(b))、このパルス信号がF/F回路18のセット入力端子Sに出力されることから、F/F回路18は出力端子Qから「H」レベルの信号をトランジスタQ2に出力しトランジスタQ2をオンさせる(図5(g))。
【0034】
スイッチ素子5のオフにより、トランスTの二次側電圧V1はスイッチ素子5のオン時の電圧の逆電圧となる。このとき、トランジスタQ1,Q2はそれぞれ非導通状態、導通状態となっていることから、インダクタL、負荷2、トランジスタQ2が直列接続された回路が形成され、電流がインダクタLから負荷2に流れ続けることによって、今度はインダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給される。この場合、インダクタLの磁束の変化は前述した方向と逆向きに変化することから、その発生磁束の変化率を検出するコイル11の端子間電圧V2も逆向きとなる(図5(c))。これにより、積分回路12の積分電圧が次第に低下する(図5(d))とともに、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが負荷2側に供給されて次第に低減する。
【0035】
こうして積分回路12の積分電圧が次第に低下しその電圧が図5(i)の時点t4で設定値Vrefになると、コンパレータ13は「L」レベル信号を出力する(図5(d)、図5(e))。このコンパレータ13からの「L」レベル信号は、インバータ19により反転されて「H」レベルとなり、オア回路16を介してF/F回路18のリセット入力端子Rに出力されることから、F/F回路18はリセットされる。これにより、F/F回路18の出力端子Qから「L」レベル信号がトランジスタQ2に出力され、トランジスタQ2がオフされる(図5(g))。
【0036】
ここで、コンパレータ13に設定されるVrefの値は、前述したように、インダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」となる時点よりΔt(コンパレータ13、インバータ19、オア回路16、F/F回路18、及びトランジスタQ2の各遅延時間の総和の時間)前における積分電圧であり、これによりインダクタLの蓄積磁気エネルギーが「0」になると同時にトランジスタQ2をオフすることができる。なお、連続動作の場合は、コンパレータ13側からのリセット信号より先に、スイッチ制御部4からトランジスタQ1をオンするためのHレベル信号がオア回路16の一方の入力端子に出力されることにより、F/F回路18がリセットされ、これによりトランジスタQ2がオフされる。この結果、本電源回路は、連続動作状態及び不連続動作状態の何れの動作状態であってもトランジスタQ2をオフすることができる。
なお、トランジスタQ2をオフする場合、コンパレータ13を用いずに積分回路12の積分電圧をA/D変換してデジタル値として読み込み、このデジタル値に基づいてトランジスタQ2を前記磁気エネルギー供給完了時点でオフすることも可能である。
【0037】
本実施の形態では、フォーワード方式の電源回路の例を説明したが、インダクタに磁気エネルギーを蓄え、その蓄えた磁気エネルギーを整流素子として使用するトランジスタを制御することにより同期整流し、負荷側に伝達する電源回路(フライバック方式電源回路、DC/DCコンバータ、チョークコンバータを含む)の全てに利用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、磁気エネルギーを蓄積するインダクタと、インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給する第1のスイッチング素子と、インダクタの磁化状態を検出する検出回路とを設け、インダクタの電力の前記負荷への供給開始後に検出回路により検出されたインダクタの磁化状態に応じて第1のスイッチング素子のオン・オフを制御するようにしたので、インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給した場合、その蓄積磁気エネルギーが負荷に供給されて「0」になる時点を的確に検出して、第1のスイッチイング素子をオフできる。この結果、従来の電源回路に見られたダイオードのVfによる電力損失やtrrによるノイズのない高効率な同期整流を行うことができる。
【0039】
この場合、検出回路を、インダクタが発生する磁束の変化率を検出し電圧信号として出力するコイルと、コイルの検出電圧を積分するCRローパスフィルタである積分回路と、積分回路の積分電圧と予め定めた所定値とを比較し、積分電圧が所定値以下になると所定の信号を出力する比較器とから構成し、比較器による所定の信号の出力に応じて第1のスイッチング素子のオン・オフを制御するようにしたので、インダクタの磁化状態を検出する検出回路として、ノイズ対策の実施された実用的な検出回路を提供できる。
【0040】
また、比較器による所定の信号の出力から所定時間経過後に第1のスイッチング素子をオフするようにしたので、インダクタの蓄積磁気エネルギーが「0」になると同時に第1のスイッチング素子をオフし負荷側への電力供給を終了させることができる。
また、インダクタへの電力の蓄積前に積分回路を初期化するリセット回路を設けるようにしたので、インダクタの磁化状態を的確に検出できる。
また、電源部と、一定時間オンして電源部の電力をインダクタに磁気エネルギーとして蓄積する第2のスイッチング素子とを設け、第2のスイッチング素子のオフ後に第1のスイッチング素子をオンしてインダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給するようにしたので、インダクタに的確に磁気エネルギーを蓄積できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した電源回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 上記電源回路の連続動作時における各部の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図3】 上記電源回路の不連続動作時における各部の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図4】 図1の電源回路の要部詳細構成を示すブロック図である。
【図5】 図4の電源回路の不連続動作時における各部の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図6】 従来の電源回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来回路の連続動作時における各部の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図8】 従来回路の不連続動作時における各部の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…電源部、2…負荷、3…電圧監視部、4…スイッチ制御部、5…スイッチ素子、11…コイル、12…積分回路、12A…リセット回路、13…コンパレータ、14…FET制御回路、16…オア回路、17…時間延長回路、18…F/F回路、19…インバータ、20…フォトカプラ、Q1,Q2…トランジスタ、T…トランス、L…インダクタ、C1…コンデンサ。

Claims (6)

  1. 磁気エネルギーを蓄積するインダクタと、
    前記インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給する第1のスイッチング素子と、
    前記インダクタの磁化状態を検出する検出回路と、
    前記インダクタの磁気エネルギーの前記負荷への供給開始後に前記検出回路により検出された前記インダクタの磁化状態に応じて前記第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路と
    を備え
    前記検出回路は、
    前記インダクタが発生する磁束の変化率を検出し電圧信号として出力するコイルと、
    前記コイルの検出電圧を積分する積分回路と、
    前記積分回路の積分電圧と予め定めた所定値とを比較し、前記積分電圧が前記所定値以下になると所定の信号を出力する比較器と
    からなり、
    前記制御回路は、前記比較器による前記所定の信号の出力に応じて前記第1のスイッチング素子のオン・オフを制御することを特徴とするインダクタの磁化状態検出制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御回路は、前記比較器による前記所定の信号の出力から所定時間経過後に前記第1のスイッチング素子をオフすることを特徴とするインダクタの磁化状態検出制御装置。
  3. 請求項において、
    前記インダクタへの磁気エネルギーの蓄積前に前記積分回路を初期化するリセット回路を設けたことを特徴とするインダクタの磁化状態検出制御装置。
  4. 請求項において、
    電源部と、
    この電源部と前記インダクタの間に設けられ、一定時間オンして前記電源部の電力を前記インダクタに蓄積する第2のスイッチング素子とを備え、
    前記制御回路は、前記第2のスイッチング素子のオフ後に前記第1のスイッチング素子をオンして前記インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給することを特徴とするインダクタの磁化状態検出制御装置。
  5. 磁気エネルギーを蓄積するインダクタと、
    前記インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給する第1のスイッチング素子と、
    前記インダクタの磁化状態を検出する検出回路と、
    前記インダクタの磁気エネルギーの前記負荷への供給開始後に前記検出回路により検出された前記インダクタの磁化状態に応じて前記第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路と、
    電源部と、
    この電源部と前記インダクタの間に設けられ、一定時間オンして前記電源部の電力を前記インダクタに蓄積する第2のスイッチング素子と、
    前記インダクタへの磁気エネルギーの蓄積前に前記積分回路を初期化するリセット回路と
    を備え、
    前記検出回路は、
    前記インダクタが発生する磁束の変化率を検出し電圧信号として出力するコイルと、
    前記コイルの検出電圧を積分する積分回路と、
    前記積分回路の積分電圧と予め定めた所定値とを比較し、前記積分電圧が前記所定値以下になると所定の信号を出力する比較器と
    からなり、
    前記制御回路は、前記第2のスイッチング素子のオフ後に前記第1のスイッチング素子をオンして前記インダクタの蓄積磁気エネルギーを負荷に供給するとともに、前記比較器による前記所定の信号の出力に応じて前記第1のスイッチング素子のオフを制御し、
    前記リセット回路は、前記第2のスイッチング素子のオン時に前記積分回路を初期化することを特徴とするインダクタの磁化状態検出制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記制御回路は、前記比較器による前記所定の信号の出力から所定時間経過後に前記第1のスイッチング素子をオフすることを特徴とするインダクタの磁化状態検出制御装置。
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