JP3963912B2 - 取出口付き袋体 - Google Patents
取出口付き袋体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3963912B2 JP3963912B2 JP2004238132A JP2004238132A JP3963912B2 JP 3963912 B2 JP3963912 B2 JP 3963912B2 JP 2004238132 A JP2004238132 A JP 2004238132A JP 2004238132 A JP2004238132 A JP 2004238132A JP 3963912 B2 JP3963912 B2 JP 3963912B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dispensing
- outlet
- lid
- bag
- hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
本件出願人はこれら袋体について必要量取り出すために袋体の一部に、取出口を有する小出し部を設け、この小出し部と内容物を収容する収容部の中間にジッパーを取り付けた構造の袋体を提案している(特許文献1)。
この提案によれば、旅先などで必要量だけ内容物を収容部から小出し部に移動させることにより小出し部を小皿として機能させ、小出し部に移動させた内容物が残った場合には残りものを収容部に戻してジッパーを閉じることにより保管し、再度同じようにして一度開封した袋体の中身を繰り返し取り出すことができるようにしたもので、袋体の中身を必要量だけ取り出す場合に甚だ都合のよい構造である。
小出し部の取出口に移動させた内容物が残った場合、その内容物を収容部に戻しジッパーを閉じれば、つぎの機会に収容部より再度、取出部まで内容物を移動させ、容易に取り出すことができる。しかしながら、一旦、遮蔽シートを剥がしてしまうと、ジッパーにより小出し部と収容部との間は完全に遮蔽されるが、該袋体の保管中、取出部が開いているため、小出し部に埃やその他のものが入り込む可能性がある。これを防止するための手軽な方法として、開口している取出部の上に剥がした遮蔽シートで覆いをすることが考えられる。しかしながら、遮蔽シートは切り離してしまうため、開封時に捨てることが多く、また、この遮蔽シートで覆いをしても取出部の周囲に再度貼着できない(再剥離性感熱型粘着剤を使用)ため、保管中に取出口よりずれることがあり、防塵等に完全であるとはいえない。
合成樹脂フィルムまたはシートからなる袋状の収容部(2)と、
合成樹脂フィルムまたはシートからなり上端にフック掛用の孔(3f)を有するフック掛(3d)を有し収容部(2)の開口部に連設される袋状の小出し部(3)と、
収容部(2)と小出し部(3)の間を仕切る開閉自在のジッパー(4)と、
小出し部(3)の一面を、収容部(2)寄りに一端が繋がるように切り出すことにより取出口(6)を形成するとともに該切り出した部分が取出口(6)を遮蔽する機能を有する遮蔽シート部(3b)と、
再剥離性感熱粘着材が塗布され遮蔽シート部(3b)を含む小出し部(3)の略全体を覆って貼着され、その一部が小出し部(3)の上端より延出した突出部(5b)および小出し部(3)のフック掛(3d)のフック掛用の孔(3f)に対応させられる孔(5f)がフック掛(3d)対応部(5a)に設けられている蓋部(5)とを有し、
突出部(5b)を摘んで蓋部(5)をはがし、剥がした蓋部(5)に遮蔽シート部(3b)が蓋部(5)の裏面に貼着され、かつ一端が小出し部(3)に結合された状態で取出口(6)が開口され、剥がされた蓋部(5)は収容部(2)寄り位置を支点として収容部(2)側に起立させられることを特徴とする。
本発明による請求項2記載の取出口付き袋体は、請求項1記載の発明において、
小出し部(3)の一面から切り出される遮蔽シート部(3b)は、
切り出される遮蔽シート(3b)の形状と小出し部(3)の一面側に残る取出口(6)の形状は異なることを特徴とする。
本発明による請求項3記載の取出口付き袋体は、請求項1記載の発明において、
蓋部(5)の突出部(5b,5c)を除く部分に前記再剥離性感熱粘着剤を適量塗布したことを特徴とする。
本発明による請求項4記載の取出口付き袋体は、請求項1記載の発明において、
蓋部(5)は、小出し部(3)の左右端から突出した突出部(5c,5c)を有することを特徴とする。
本発明による取出口付き袋体は、1つの筒状に形成されたフィルムまたはシート等の内部に小出し部と収容部に分割するジッパーを設けて製造する場合や、菓子やつまみなど内容物を収容する収容部と小皿替わりとして機能する取出口を有する小出し部を別々に設けてこれらを熱融着して製造する場合があるが、この実施の形態は前者の方法である。
図1は、本発明による取出口付き袋体の実施の形態を示す図で、(a)は正面図,(b)はA−A断面図,(c)はB−B断面図である。
この発明の取出口付き袋体1は、通常矩形状の合成樹脂フィルムまたはシートから成形された袋体からなるもので、それらの袋体はポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン,塩化ビニル,ナイロン製のフィルムまたはシートを折り畳んで、または2枚を重ねて、さらには筒状に形成されたフィルムまたはシート等の端部を熱融着などして接合することにより形成される。本発明は1つの袋体のフィルムまたはシート等(以下「フィルム等」という)の中に開閉自在なジッパー4を熱融着して小出し部3と収容部2を分割形成するものである。
小出し部3の上端部および収容部2の下端部の上面と下面部分を熱融着することにより袋体を完成させる。なお、収容部2には内容物を充填した後に下端部を熱融着する。
また、上端の中央部にはフックなどに掛けるための孔3fを有するフック掛3dが設けられている。
蓋部5は図1の小出し部3の上面全体を覆うように点線9で示す部分に熱貼着されるものである。蓋部5は小出し部3の左右端より突出し(突出部5c)、さらに上端およびフック掛3dより突出した(突出部5b)状態で貼着される。上端の突出部5bは開封するためのつまみ部として機能する。なお、左右端の突出部5cも補助的なつまみ部として機能させることが可能である。
蓋部5の裏面の貼着剤は再剥離性感熱型粘着剤等であり、突出部5b,5cを除いた部分(フック掛対応部5aを含めて)に適量塗布されて遮蔽シート部を含む周囲まで密閉するもので、消費者が内容物を取り出すために蓋部5を剥がした場合には、再密封することが困難なものである。小出し部3を構成するフィルム等に非再熱シール性のシーラントなどを塗布しておけば、さらに確実に再密封を防止することができる。
熱貼着された蓋部5の突出部5bをつまみ、小出し部3を押さえて蓋部5を引っ張りあげると、蓋部5を剥がすことができる。剥がす方向は収容部2側の方向である。蓋部5の裏面に遮蔽シート部3bが貼着されているので、蓋部5の起立に伴い、遮蔽シート部3bも起立する。切り出して形成される遮蔽シート3bは3eの位置で小出し部3に繋がっているため、蓋部5は3eの位置まで剥がすことができる。これにより取出口6は完全に開口する。図3は蓋部5が二点鎖線で表され、3eの位置で折れ曲がり略90度起立させられた状態を示している。
図4(a)において内容物としてピーナツ7と煎餅8が多数収容されている。上述のように突出部5bを摘んで蓋部5を小出し部3より剥がすと、遮蔽シート部3bが蓋部5の裏面に付いた状態で開き取出部6が現れる。遮蔽シート部3bの切れていない端部の位置3eを支点として蓋部5が収容部2を背にして起き上がる。取出部6を押さえ3eの内側に指を入れて上に持ち上げると、ジッパー4を外すことができる。図4(a)はジッパー4が外れて収容部2の中心部が膨らんだ状態を示している。この状態で、袋体1を小出し部3側が下がるように傾けるとピーナツ7と煎餅8が小出し部3に向かって滑っていくため取出口6にピーナツ7と煎餅8を導くことができる。
また、蓋部5は再度被せても小出し部3に貼着することがないため、袋体を内側に折り曲げて蓋部5を収容部で押すような状態で保管するか、または折り曲げないで上向きに保管する場合には蓋部5を重りなどで押さえ付けない限り、遮蔽シート部の弾性により浮き上がったり、または保管場所が戸外のシーツの上などの場合には風などの影響により簡単に浮き上がってしまい小出し部に埃などが進入してしまう。
しかしながら蓋部に可塑性シートを用いれば、図4(b)に示すように小出し部3より突出している突出部5bを折り曲げて上端(フック掛け3d)に係止することが可能なため、保管中の遮蔽シート部の弾性や風などによる浮き上がりを確実に防止できる。5Cは図1に示すように小出し部3の側端の張り出し部であり、補助的なつまみおよび折り曲げ係止に利用できる。
また、筒状のフィルム内の所定の箇所にジッパーを熱融着させるとともに小出し部と収容部をそれぞれ形成し、小出し部に取出口を形成すべき切り込みを形成し、収容部に菓子などの内容物を充填し、小出し部と収容部の上下端部を熱融着し、蓋部を小出し部に加熱貼着する工程により製造する例を説明したが、例えば小出し部と収容部を別々に設け、後に貼着接合して袋体を形成する工程も可能である。
2 収容部
2a,3a 熱融着部
3 小出し部
3b 遮蔽シート部
3c 切り口
3d フック掛
3f 孔
4 ジッパー
5 蓋部
5a フック掛対応部
5b,5c 突出部
5f 3f対応孔
6 取出口
7,8 内容物(ピーナツ,煎餅など)
Claims (4)
- 合成樹脂フィルムまたはシートからなる袋状の収容部(2)と、
合成樹脂フィルムまたはシートからなり上端にフック掛用の孔(3f)を有するフック掛(3d)を有し収容部(2)の開口部に連設される袋状の小出し部(3)と、
収容部(2)と小出し部(3)の間を仕切る開閉自在のジッパー(4)と、
小出し部(3)の一面を、収容部(2)寄りに一端が繋がるように切り出すことにより取出口(6)を形成するとともに該切り出した部分が取出口(6)を遮蔽する機能を有する遮蔽シート部(3b)と、
再剥離性感熱粘着材が塗布され遮蔽シート部(3b)を含む小出し部(3)の略全体を覆って貼着され、その一部が小出し部(3)の上端より延出した突出部(5b)および小出し部(3)のフック掛(3d)のフック掛用の孔(3f)に対応させられる孔(5f)がフック掛(3d)対応部(5a)に設けられている蓋部(5)とを有し、
突出部(5b)を摘んで蓋部(5)をはがし、剥がした蓋部(5)に遮蔽シート部(3b)が蓋部(5)の裏面に貼着され、かつ一端が小出し部(3)に結合された状態で取出口(6)が開口され、剥がされた蓋部(5)は収容部(2)寄り位置を支点として収容部(2)側に起立させられることを特徴とする取出口付き袋体。 - 小出し部(3)の一面から切り出される遮蔽シート部(3b)は、
切り出される遮蔽シート(3b)の形状と小出し部(3)の一面側に残る取出口(6)の形状は異なることを特徴とする請求項1記載の取出口付き袋体。 - 蓋部(5)の突出部(5b,5c)を除く部分に前記再剥離性感熱粘着剤を適量塗布したことを特徴とする請求項1記載の取出口付き袋体。
- 蓋部(5)は、小出し部(3)の左右端から突出した突出部(5c,5c)を有することを特徴とする請求項1記載の取出口付き袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004238132A JP3963912B2 (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 取出口付き袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004238132A JP3963912B2 (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 取出口付き袋体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006056537A JP2006056537A (ja) | 2006-03-02 |
JP3963912B2 true JP3963912B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=36104342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004238132A Expired - Fee Related JP3963912B2 (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 取出口付き袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3963912B2 (ja) |
-
2004
- 2004-08-18 JP JP2004238132A patent/JP3963912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006056537A (ja) | 2006-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3765595A (en) | Heat sealed food container | |
US10046897B2 (en) | Bags, gravity fed bags, and uses thereof | |
US20060188178A1 (en) | Packaging container consisting of a plastic film | |
KR20000069253A (ko) | 플라스틱 지퍼 백의 다층 핀 | |
US20150183563A1 (en) | Food container and method | |
KR20180127354A (ko) | 재밀봉 가능한 내부 패키지를 갖는 용기 | |
JP3963912B2 (ja) | 取出口付き袋体 | |
JP3131104U (ja) | 包装容器 | |
WO2001025102A1 (en) | Multiwall bag with easy open and reclose | |
US6312157B1 (en) | Packaging bags and method of producing same | |
JP3654968B2 (ja) | スリーブ式同時開封カートン | |
JPH10147365A (ja) | 包装体 | |
JP2018508431A (ja) | 喫煙品用パッケージ、対応するブランクおよびそのようなパッケージを形成する方法 | |
JP4044544B2 (ja) | 取出口付き袋体 | |
JP4077069B2 (ja) | 小袋集合包装体 | |
JP6376351B2 (ja) | 包装箱 | |
JPH11124150A (ja) | 包装用袋 | |
JPS6126201Y2 (ja) | ||
US11597586B2 (en) | Container for consumer goods | |
JP3037338U (ja) | 開封片付き包装体 | |
JPH0454912Y2 (ja) | ||
GB2447958A (en) | Tobacco container with overlapping seals | |
JP3025736U (ja) | 収容物検査が容易な包装体 | |
JPS636017Y2 (ja) | ||
JP3043958U (ja) | 開封容易な食品収納袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |