JP3963871B2 - 王冠打栓不良検査装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビール壜等の壜容器の壜口に打栓された王冠の打栓不良を検出する王冠打栓不良検査装置に係り、特に王冠が壜口に斜めに打栓されていることを検出することができる王冠打栓不良検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ビール等の飲料をガラス壜からなる壜容器に充填した後に、壜口を密封するために打栓装置により王冠を打栓することが行われている。この場合、王冠が壜口に斜めに打栓されるなどの打栓不良が発生することがある。王冠が斜めに打栓されると、通常、壜口と王冠との間に隙間ができることから、隙間から飲料(ビール等)が漏れて入味不足が発生するため、この入味不足を検査装置により検出することにより、王冠の斜め打栓を検出している。
【0003】
【特許文献1】
特開昭61−273386号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の斜め打栓を含む打栓不良には次の三種類が存在する。
(1)打栓が非常に甘く王冠がコンベヤ上で脱落する。
(2)打栓が甘く壜と王冠の間に隙間が発生する。
(3)打栓は通常に行われるが斜めに打栓する。
上記(1)と(2)の場合には、検査装置の前工程で壜容器の壜底に振動を与えることで壜内の飲料(ビール等の炭酸飲料)を発泡させると、壜内より飲料が溢れ出て入味不足が発生するので、この入味不足を検査装置で検出し、王冠の斜め打栓を検出している。
しかしながら、上記(3)の斜め打栓の場合には、密封の程度は正常打栓と同等で、充填した内容物に何ら影響を与えることはない。更に、壜底に振動を与えて壜内の飲料を発泡させても入味不足は発生させることができないことから、検査装置は正常な入味壜であると判定してしまう。
【0005】
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、壜容器に斜めに打栓された王冠を検出することができる王冠打栓不良検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明の王冠打栓不良検査装置は、壜容器に打栓された王冠の打栓不良を検出する王冠打栓不良検査装置であって、打栓された王冠に投光する照明と、王冠からの反射光を撮影するCCDカメラからなる撮像装置と、撮像装置で得られた画像を処理して王冠の打栓不良の有無を判定する画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記画像を処理して王冠の中心を求め、この中心から所定半径の2重円で囲まれた領域を求め、この2重円の領域内の多数の画素の信号に基づき王冠の打栓不良の有無を判定することを特徴とするものである。
【0007】
本発明によれば、照明からの投光は、王冠の天面に入射して反射され、この反射光はCCDカメラからなる撮像装置により撮像される。撮像装置により得られた画像は画像処理装置により処理され、王冠が斜めに打栓されているか否かが判定される。画像処理装置は、得られた画像より、王冠の中心を求め、この中心から所定半径の2重円の領域を求め、この2重円の領域内の多数の画素の信号から所定の処理を行って王冠の打栓不良を検出する。
【0008】
本発明の1態様によれば、前記照明を検査対象の壜容器の斜め上方に配置し、壜容器の上方に照明からの投光を反射して王冠に入射させるハーフミラーを配置したことを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記王冠からの反射光は、前記ハーフミラーを透過して撮像装置に入射することを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記2重円における外側の円は、王冠の外周縁と略一致しているか、又は王冠の外周縁の近傍であることを特徴とする。
【0009】
本発明の1態様によれば、隣接する所定数の画素の集合を1つのエレメントとして、前記2重円の領域内を複数のエレメントに分割し、各エレメント内の画素の明暗を表す信号から各エレメントの明暗を表す信号を求め、この各エレメントの明暗を表す信号から王冠の打栓不良の有無を判定することを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記複数のエレメントより互いに対をなすエレメントを選定し、対をなすエレメントの明暗を表す二つの信号の比較を行い、王冠の打栓不良の有無を判定することを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記対をなすエレメントは、互いに隣接していることを特徴とする。
本発明の1態様によれば、複数対のエレメントの信号の比較の結果得られた複数の比較値より最大の比較値を求め、最大の比較値が閾値より大きい値であれば、王冠の打栓不良と判定することを特徴とする。
【0010】
本発明の飲料の充填打栓システムは、飲料を壜容器に充填した後に壜容器に王冠を打栓する充填打栓装置と、上記王冠打栓不良検査装置と、該王冠打栓不良検査装置の下流に設置されたリジェクト装置とを備え、リジェクト装置により打栓不良の壜容器を正規の搬送経路から排出することを特徴とするものである。
本発明の飲料の充填打栓システムによれば、壜容器にビール等の飲料を充填し、王冠を打栓した後に、仕上げ検査装置の上流側に配置された王冠打栓不良検査装置により、王冠の打栓不良の有無を検査し、打栓不良の壜容器をリジェクト装置により正規の搬送経路から排出し、正常に打栓された壜容器のみを仕上げ検査装置などの次工程に搬送することができる。
本発明の王冠打栓不良検査装置は、外周縁にヒダ部が連設された王冠を壜容器に打栓した時の打栓不良を検出する王冠打栓不良検査装置であって、打栓された王冠に投光する照明と、王冠からの反射光を撮影するCCDカメラからなる撮像装置と、撮像装置で得られた画像を処理して王冠の打栓不良の有無を判定する画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記画像を処理して王冠の中心を求め、この中心から所定半径の2重円で囲まれた領域を求め、この2重円における外側の円は、王冠の外周縁と略一致しているか又は王冠の外周縁の近傍であり、この2重円の領域内の多数の画素の信号に基づき、王冠のヒダ部が王冠の内側に折れて壜容器の壜口部の内側に入り込み打栓されている場合または王冠のヒダ部が斜めに傾いて打栓されている場合の王冠の打栓不良を検出することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る王冠打栓不良検査装置の一実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1は本発明の王冠打栓不良検査装置の検査対象である斜めに打栓された王冠の例を示す斜視図である。図1(a)は内折れ打栓により生じた打栓不良の王冠1を示す図であり、図1(b)はセンタリング不良打栓により生じた打栓不良の王冠1を示す図である。これら内折れ打栓とセンタリング不良打栓は斜め打栓の代表的な例である。図1(a)に示すように、王冠1のヒダ部1aが王冠の内側に折れて壜容器の壜口部2aの内側に入り込み、そのまま打栓されている。この内折れ打栓の場合には、密封性は低く液漏れしやすいが、比較的しっかり打栓されているため、王冠1はコンベヤ搬送等により生ずる振動では落下しない。図1(b)に示すように、王冠1の中心と壜口部2の中心とがずれて王冠のセンタリング不良で王冠1はそのまま打栓されている。このため、王冠1のヒダ部1aが斜めに傾いて打栓されてしまう。このセンタリング不良打栓の場合には、密封性が高く液漏れしにくいが、センタリングの度合いが悪くなるほど(偏心量が大きいほど)、王冠1が緩み、コンベヤ搬送等で生ずる振動で落下しやすくなる。
【0012】
本発明の王冠打栓不良検査装置は、図1(a)及び図1(b)に示すような斜め打栓された王冠の有無を検査する装置である。図2は飲料の充填打栓システムの全体構成を示す平面図である。図2に示す飲料の充填打栓システムは、ビール(又は発泡酒)をビール壜などの壜容器2に充填した後に王冠1を打栓し、斜め打栓された王冠を検出し、斜め打栓の王冠を有する壜容器2を不良品として排出し、正常に打栓された王冠1を有する壜容器2のみを良品として次工程に搬送するものである。図2に示すように、ビール壜などの壜容器2は入口コンベヤ3および入口スターホイール4により充填打栓装置5に供給される。充填打栓装置5において、壜容器2は円形軌道上を搬送されている間にビールが充填され、ビールが充填された壜容器2の壜口部2aに王冠1が打栓され、ビール充填および王冠打栓が完了した壜容器2は出口スターホイール6によりコンベヤ7に排出され、壜容器2は王冠打栓不良検査装置10に供給される。
【0013】
上記王冠打栓不良検査装置10において、斜め打栓された打栓不良の王冠の検査が行われ、検査後の壜容器2はリジェクト装置8を具備した多列コンベヤからなる移送装置9に供給される。王冠打栓不良検査装置10において、斜め打栓された王冠であると判定された不良品は、リジェクト装置8によりリジェクトされて、移送装置9の排出側9bに排出される。一方、王冠打栓不良検査装置10において、正常に打栓されていると判定された良品は、移送装置9の良品側9aにより次工程に搬送される。
【0014】
図3は本発明の王冠打栓不良検査装置を示す正面図である。王冠打栓不良検査装置10は、コンベヤ7により壜容器2が搬送されている間に、王冠1が斜めに打栓されているか否かについて検査をすることができるようになっている。図3に示すように、王冠打栓不良検査装置10は、王冠1に投光するための照明11およびハーフミラー12と、王冠1の上方に配置され王冠1を上方から撮影する撮像装置を構成するCCDカメラ13と、CCDカメラ13で撮影された画像を処理する画像処理装置14とから構成されている。照明11は壜容器2の斜め上方に配置され、ハーフミラー12は壜容器2の上方に配置されている。照明11およびCCDカメラ13は、王冠打栓不良検査装置10の入口部に設置された同期センサ(透過型センサ)が壜容器2の到着を検知した際に、壜を撮像する所定の位置まで移動してから稼働するタイミングが設定されている。照明11は多数のLEDから構成されており、LEDからの高輝度かつ均一な光は、ハーフミラー12を介してCCDカメラ13に対して同軸上に王冠1に照射されるようになっている。すなわち、図3に示す照明11とハーフミラー12の組み合わせからなる構成により、照明11からの投光は、ハーフミラー12を介して王冠1の天面の全面にCCDカメラ13の光軸13aと平行に入射する。王冠1に入射した光は王冠1により上方に反射され、この反射光はハーフミラー12を透過してCCDカメラ13により撮像される。CCDカメラ13によって得られた画像は画像処理装置14により処理され、王冠1が斜めに打栓されているか否かが判定される。
【0015】
次に、CCDカメラ13により撮像された王冠の画像から、画像処理装置14により斜め打栓と判定する方法について説明する。この検査は以下の工程で行われる。
(ステップ1:撮像した王冠の中心を以下の手順で求める。)
(1)撮像した画像を横方向659画素と縦方向494画素のマトリックス状に分割する。このとき、各画素が持つ明るさの要素は0(明)から255(暗)までの256段階に分けられて数値化されている。このマトリックス状に分割された画像を図4(a)に示す。
(2)各画素の256段階に分けられた明暗の濃淡を基準となる基準値と比較して、基準値以上の画素は黒色、基準値以下の画素は白色に画素を塗り替えて2値化する。このとき、王冠が撮像されていると想定される画素が白色となるように基準値を定める。この2値化された画像を図4(b)に示す。
【0016】
(3)王冠の中心を求めるために画面のX方向(横方向)の直線とY方向(縦方向)の直線について、別々に線引きの処理を実施する。この処理工程を図4(c)に示す。図4(c)に示すように、X方向の場合、画面の左端から一番近い部分を検索してポイントAとし、次に画面の左端から一番遠い部分を検索しポイントBとして、このAとBを結ぶ直線を描く。Y方向の場合も同様に、画面の上から一番近い部分を検索しポイントCとし、次に画面の上から一番遠い部分を検索しポイントDとして、このCとDを結ぶ直線を描く。これにより、AとBを結ぶ直線とCとDを結ぶ直線の交点が求められ、この交点を撮像した王冠の中心Oとする。このとき、AとBを結ぶ線およびCとDを結ぶ線は、それぞれ各画素を結んで構成される直線である。
【0017】
(ステップ2:ステップ1で求めた王冠の中心から2重円で囲まれた領域を定める。)
(1)撮像した王冠の中心点を求めた2値化画像をステップ1の(1)における各画素が0から255の明暗の濃淡要素を持つ画面に戻す。
(2)王冠の中心点から外円C1を87.5画素、内円C2を70.5画素の2重円を定める。すなわち、中心点より外側半径87.5の面積画素(24040.6画素)と内側半径70.5の面積画素(15606.6画素)の各面積画素より、この2重円で囲まれた面積画素(8434画素)を求める。この場合、外側半径87.5画素を選択した理由は、以下の通りである。王冠天面部の直径は25mmであり、1画素(正方形)の1辺が0.143mmであるため、王冠の直径25mmは175画素、すなわち王冠の半径は87.5画素に相当する。このように、外円は、王冠の外周縁と略一致している。なお、外円は王冠の外周縁と一致していなくても、その近傍であればよい。この2重円が描かれた画像を図5に示す。
【0018】
(ステップ3:ステップ1で求めた2重円で囲まれた領域内の隣接する所定数の画素の集合であるエレメントを求め、隣接するエレメント間の濃淡を比較する。)
(1)2重円で囲まれた面積画素(8434画素)を10画素の集合であるエレメントに分割(約843エレメント)する。すなわち、2重円で囲まれた各画素列の始点から順番に10画素毎の集合を作り、次の集合を作る際に当該列で不足した画素数は次列の画素を加えて10画素の集合を作る。この10画素の集合を1つのエレメントとし、この繰り返しにより多数のエレメント(約843個)を作る。
【0019】
図6(a)は、上記(1)の手順を示す模式図である。図6(a)に示すように、2重円内の外円C1と内円C2の幅を、1列が13画素から構成されていると仮定した場合、以下のようにエレメントを作成する。
i)1列目の第1番目の画素から第10番目までの合計10画素を集合とし、第1エレメントE1とする。
ii)1列目の第11番目の画素から第13番目までの3画素と、2列目の第1番目の画素から第7番目までの7画素の合計10画素を集合とし、第2エレメントE2とする。
iii)2列目の第8番目の画素から第13番目までの6画素と、3列目の第1番目の画素から第4番目までの4画素の合計10画素を集合とし、第3エレメントE3とする。
iv)3列目の第5番目の画素から第13番目までの9画素と、4列目の第1番目の1画素の合計10画素を集合とし、第4エレメントE4とする。
以下、この手順を繰り返し、全ての画素について複数のエレメント(約843個)を作成する。
(2)各エレメントを横1列に並べる。図6(b)はこの(2)の工程を示す。
【0020】
(3)各エレメントを構成する10画素の濃淡(明0〜暗255)の平均値を求める。
(4)各エレメントの濃淡の平均値を隣のエレメントと比較し、さらに、この比較の対象となった隣のエレメントと次のエレメントの濃淡の平均値を比較する。この順序で全エレメントを隣同士で比較し、比較値を絶対値(|A−B|)より求める。ここでAはn番目のエレメントEの濃淡の平均値、Bは(n+1)番目のエレメントEn+1の濃淡の平均値を表す(図6(b)参照)。n=1〜842である。
【0021】
(ステップ4:ステップ3で求めた比較値をもとに斜めに打栓された王冠か否かを判定する。)
(1)各比較値の絶対値より最大の絶対値を求める。
(2)前記最大の絶対値と基準値(閾値)とを比較し、最大の絶対値が基準値(閾値)より大きい値ならば、王冠は斜めに打栓されていると判定する。
【0022】
以上の工程を経て、画像処理装置14により、斜め打栓された王冠であると判定された不良品は、リジェクト装置8によりリジェクトされて、移送装置9の排出側9bに排出される。そして、正常に打栓されていると判定された良品は、移送装置9の良品側9aにより次工程に搬送される。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の王冠打栓不良検査装置によれば、打栓された王冠を撮像し、得られた画像を処理することにより、壜容器に斜めに打栓された王冠を検出することができる。
本発明の飲料の充填打栓システムによれば、壜容器にビール等の飲料を充填し、王冠を打栓した後に、仕上げ検査装置の上流側に配置された王冠打栓不良検査装置により、王冠の打栓不良の有無を検査し、打栓不良の壜容器をリジェクト装置により正規の搬送経路から排出し、正常に打栓された壜容器のみを仕上げ検査装置などの次工程に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)及び図1(b)は本発明の王冠打栓不良検査装置の検査対象である斜めに打栓された王冠の例を示す斜視図であり、図1(a)は内折れ打栓により生じた打栓不良の王冠を示す図であり、図1(b)はセンタリング不良打栓により生じた打栓不良の王冠を示す図である。
【図2】飲料の充填打栓システムの全体構成を示す平面図である。
【図3】本発明の王冠打栓不良検査装置を示す正面図である。
【図4】図4(a)は撮像した画像を横方向659画素と縦方向494画素のマトリックス状に分割した画像を示す図であり、図4(b)は各画素の256段階に分けられた濃淡を基準となる基準値と比較して、基準値以上の画素は黒色、基準値以下の画素は白色に画素を塗り替えて2値化した画像を示す図であり、図4(c)は王冠の中心を求めるために実施される画面のX方向(横方向)の直線とY方向(縦方向)の直線についての線引きの処理工程を示す図である。
【図5】2重円が描かれた画像を示す図である。
【図6】図6(a)はステップ3における(1)の手順を示す模式図であり、図6(b)はステップ3における(2)の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 王冠
1a ヒダ部
2 壜容器
2a 壜口部
3 入口コンベヤ
4 入口スターホイール
5 充填打栓装置
6 出口スターホイール
7 コンベヤ
8 リジェクト装置
9 移送装置
9a 良品側
9b 排出側
10 王冠打栓不良検査装置
11 照明
12 ハーフミラー
13 CCDカメラ
13a 光軸
14 画像処理装置
C1 外円
C2 内円
E1,E2,E3,E4 エレメント
O 王冠の中心

Claims (10)

  1. 壜容器に打栓された王冠の打栓不良を検出する王冠打栓不良検査装置であって、
    打栓された王冠に投光する照明と、
    王冠からの反射光を撮影するCCDカメラからなる撮像装置と、
    撮像装置で得られた画像を処理して王冠の打栓不良の有無を判定する画像処理装置とを備え、
    前記画像処理装置は、前記画像を処理して王冠の中心を求め、この中心から所定半径の2重円で囲まれた領域を求め、この2重円の領域内の多数の画素の信号に基づき王冠の打栓不良の有無を判定することを特徴とする王冠打栓不良検査装置。
  2. 前記照明を検査対象の壜容器の斜め上方に配置し、壜容器の上方に照明からの投光を反射して王冠に入射させるハーフミラーを配置したことを特徴とする請求項1記載の王冠打栓不良検査装置。
  3. 前記王冠からの反射光は、前記ハーフミラーを透過して撮像装置に入射することを特徴とする請求項2記載の王冠打栓不良検査装置。
  4. 前記2重円における外側の円は、王冠の外周縁と略一致しているか、又は王冠の外周縁の近傍であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の王冠打栓不良検査装置。
  5. 隣接する所定数の画素の集合を1つのエレメントとして、前記2重円の領域内を複数のエレメントに分割し、各エレメント内の画素の明暗を表す信号から各エレメントの明暗を表す信号を求め、この各エレメントの明暗を表す信号から王冠の打栓不良の有無を判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の王冠打栓不良検査装置。
  6. 前記複数のエレメントより互いに対をなすエレメントを選定し、対をなすエレメントの明暗を表す二つの信号の比較を行い、王冠の打栓不良の有無を判定することを特徴とする請求項5記載の王冠打栓不良検査装置。
  7. 前記対をなすエレメントは、互いに隣接していることを特徴とする請求項6記載の王冠打栓不良検査装置。
  8. 複数対のエレメントの信号の比較の結果得られた複数の比較値より最大の比較値を求め、最大の比較値が閾値より大きい値であれば、王冠の打栓不良と判定することを特徴とする請求項6又は7記載の王冠打栓不良検査装置。
  9. 飲料を壜容器に充填した後に壜容器に王冠を打栓する充填打栓装置と、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の王冠打栓不良検査装置と、該王冠打栓不良検査装置の下流に設置されたリジェクト装置とを備え、リジェクト装置により打栓不良の壜容器を正規の搬送経路から排出することを特徴とする飲料の充填打栓システム。
  10. 外周縁にヒダ部が連設された王冠を壜容器に打栓した時の打栓不良を検出する王冠打栓不良検査装置であって、
    打栓された王冠に投光する照明と、
    王冠からの反射光を撮影するCCDカメラからなる撮像装置と、
    撮像装置で得られた画像を処理して王冠の打栓不良の有無を判定する画像処理装置とを備え、
    前記画像処理装置は、前記画像を処理して王冠の中心を求め、この中心から所定半径の2重円で囲まれた領域を求め、この2重円における外側の円は、王冠の外周縁と略一致しているか又は王冠の外周縁の近傍であり、この2重円の領域内の多数の画素の信号に基づき、王冠のヒダ部が王冠の内側に折れて壜容器の壜口部の内側に入り込み打栓されている場合または王冠のヒダ部が斜めに傾いて打栓されている場合の王冠の打栓不良を検出することを特徴とする王冠打栓不良検査装置。
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