JP3963545B2 - 電気ケーブル端子接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は接続用端子をそれぞれ備えた一対の電気ケーブルを互いに接続するための電気ケーブル端子接続構造に関する。また、本発明は特に日本電力ケーブル接続技術協会のJCAA C 3104−1989の規格に準じた電気ケーブル端子接続構造に関する。なお、上記規定には6600Vのゴムとう管形の屋外電気ケーブル端子接続構造の規格と該屋外電気ケーブル端子接続構造(特に終端接続構造、以下同じ)の性能試験方法(詳細はJCAA A303−1922参照)とが記載されている。
【0002】
【従来の技術】
一対の電気ケーブルのそれぞれの先端に取り付けられた端子を互いに接続する電気ケーブル端子接続構造が知られている。また、接続された端子が外界に露出している場合において例えば小動物が端子に触れると、端子の領域で短絡が生じ、電気ケーブル端子接続構造が破損することがある。そこで、露出した端子をカバーで覆った電気ケーブル端子接続構造が知られている。さらに、例えば降雨時にカバーが濡れ、その濡れた部分に電流が漏れて帯電し、その部分が結果として高電圧となることがある。特に海に近いために雨に塩分が含まれているような地区ではこの電流漏れが大きい。一方、カバーに覆われているために雨に濡れていない電気ケーブルまたは端子の部分には電流が漏れておらず電圧がかかっていない部分がある。
【0003】
ここで風などの影響によりカバーの上記濡れた部分、すなわち高電圧の部分が電気ケーブルまたは端子の上記電圧がかかっていない部分に近づくと、これら高電圧の部分と電圧がかかっていない部分との間でアーク放電が生じ、放電によるカバーの焼損が発生し、結果的に電気ケーブル端子接続構造が破損することがある。そこで、特開平9−23555では端子に円盤状の突起部を設け、この突起部にカバーの内壁面を係合させることによりカバーを電気ケーブルまたは端子に対して位置決めし、カバーが電気ケーブルまたは端子に近づかないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−23555に開示された電気ケーブル端子接続構造が適用される端子は円盤状の突起部を備えた端子のみである。したがって端子を自由に選択することができず不便である。また、端子に円盤状の突起部を形成するための費用がかさむ。したがって、本発明の目的は既存の電気ケーブルを含む多種の電気ケーブルまたは端子に対してカバーを簡単に位置決めすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために一番目の発明によれば、一対の電気ケーブルのそれぞれの先端に取り付けられた一対の端子を互いに電気的に接続し、これら接続された端子をカバーにより覆うようにした電気ケーブル端子接続構造において、前記端子に装着されて該端子上に保持されるストッパ部材を具備し、前記カバーは該ストッパ部材に係合する係合部を具備しており、且つ該係合部が前記ストッパ部材と係合することにより予め定められた位置に保持される。
【0006】
上記課題を解決するために二番目の発明によれば、一番目の発明において、一方の端子は他方の端子に接続される接続部と電気ケーブルの先端を収容する収容部とを具備し、前記接続部と前記収容部との間に段部が形成され、前記ストッパ部材が該段部に係合する。これによればストッパ部材は段部に係合することにより端子上に保持される。
【0007】
上記課題を解決するために三番目の発明によれば、一番目の発明において、前記ストッパ部材が前記一対の端子を互いに接触させた状態で一時的に保持する端子保持手段を具備する。
【0008】
上記課題を解決するために四番目の発明によれば、三番目の発明において、前記端子保持手段が前記一対の端子を互いに接触させた状態で受容する端子挿入穴を具備する。
【0009】
上記課題を解決するために五番目の発明によれば、一番目の発明において、前記カバーが一方の電気ケーブルに取り付けられており、他方の電気ケーブルと前記互いに接続された端子との間で放電が生じるのを防止するための放電防止外被が前記他方の電気ケーブルに取り付けられており、該放電防止外被は前記他方の電気ケーブルを受容して保持するための受容穴を有し、前記放電防止外被が前記他方の電気ケーブルに取り付けられる前に該受容穴を拡げて保持するために細長い帯状体をらせん状に巻き重ねて形成された拡張部材が前記受容穴内に挿入され、前記他方の電気ケーブルを前記拡張部材内に挿入した状態で前記帯状体を前記他方の電気ケーブルの先端に取り付けられた端子側へと引っ張り、前記拡張部材を前記受容穴から排除することにより前記放電防止外被が前記他方の電気ケーブルに取り付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は本発明の第一実施形態の電気ケーブル端子接続構造の正面断面図であり、図2はその側面断面図である。上側の電気ケーブル(以下、上側電気ケーブル)10の先端には端子(以下、上側端子)14が取り付けられている。一方、下側の電気ケーブル(以下、下側電気ケーブル)12の先端には端子(以下、下側端子)16が取り付けられている。なお、本明細書において『上側』および『下側』という用語はそれぞれ図面において上側および下側を意味する。これら上側端子14と下側端子16とは互いに電気的に接続されている。したがって、電気ケーブル10および12は各々の先端に取り付けられた端子14および16を介して互いに接続されている。接続された端子14および16にはストッパ部材18が取り付けられている。また、電気ケーブル10および12の一部および端子14および16を覆うカバー20が上側電気ケーブル10に取り付けられている。カバー20はストッパ部材18と係合することにより電気ケーブル10および12並びに端子14および16に対して位置決めされている。また、カバー20は概ね円錐形状をしている。
【0011】
また、端子14および16と下側電気ケーブル12との間で放電が生じることを防止するために四つの笠状部分22a〜22dを有する放電防止外被24が下側電気ケーブル12に取り付けられている。放電防止外被24は四つの笠状部分22a〜22dにより端子14および16と外部に露出した下側電気ケーブル12との間の距離を長くして端子14および16と下側電気ケーブル12との間で放電が生じることを防止する。
【0012】
次に第一実施形態の電気ケーブル端子接続構造の各構成要素を詳細に説明する。図3は第一実施形態の上側端子の斜視図である。上側端子14は上側電気ケーブル10の先端を収容するための収容部26と、下側端子16に接続される接続部28とを具備する。第一実施形態の上側端子14は環状のパイプの一端を収容部26を残しつつ押しつぶし加工(若しくは鋳造、鍛造等)して接続部28を形成することにより作製される。したがって、収容部26と接続部28との間には段部30が形成される。段部30の反対側に位置する接続部28の表面32は研磨されており、下側端子16に接触せしめられる接触面を構成する。
【0013】
また、収容部26は概ね円筒形で且つその内部に上側電気ケーブル10の先端を収容するための収容穴34を有する。上側電気ケーブル10が収容穴34に挿入された状態で収容部26を押しつぶすことにより上側電気ケーブル10が上側端子14に接続される。一方、接続部28は概ね平坦なプレートで且つその内部は中実である。また、接続部28には上側端子14の長手方向に沿って二つのボルト穴36および38が形成されている。なお、下側端子の構造は上側端子と同じであるので説明は省略する。
【0014】
図4は第一実施形態のストッパ部材の縦断面図であり、図5はその平面図である。ストッパ部材18は概ね円形断面を有し、その中央部には上側端子14および下側端子16を挿入するための長方形の端子挿入穴40が形成される。端子挿入穴40はストッパ部材18を貫通し、その広さは接触せしめられた二枚の端子14および16をちょうど収容する広さである。また、ストッパ部材18の厚さは端子14または16の接続部28に設けられた二つのボルト穴36および38間の長さより短い。なお、ストッパ部材18はEPDM、シリコーン或いはクロロプレンゴムなどのゴム、ポリエチレンなどのプラスチック、または銅、アルミニウム或いは黄銅などの合金から作製される。
【0015】
図6は第一実施形態のカバーの横断面図である。カバー20は概ね円形の横断面を有し且つその内部には電気ケーブル10および12、端子14および16並びにストッパ部材18を収容する空洞42が形成されている。また、上側電気ケーブル10に取り付けられるカバー20の一端には電気ケーブルの直径と略等しいか或いは僅かに小さい内径の第一開口44が形成されており、カバー20の他端にはストッパ部材18の直径より大きな内径の第二開口46が形成されている(図1および図2参照)。
【0016】
また、カバー20にはその内壁面から径方向内方へと突出した四つのリブ48a〜48dが設けられる。これらリブ48a〜48dはカバー20の第一開口44からカバー20の長手方向へカバー20の長さの概ね半分を越えて延在する(図1および図2参照)。なお、カバー20は例えばEPDM、シリコーン或いはクロロプレンゴムなどのゴム、またはポリエチレンなどのプラスチックから作製される。
【0017】
図7は下側電気ケーブルに取り付けられるまえの第一実施形態の放電防止外被の斜視図であり、図8はその断面図である。放電防止外被24は予め定められた間隔を開けて互いに重ねられた四つの笠状部材22a〜22dを有する(図1および図2参照)。笠状部材22a〜22dは径の最も小さい小径部分50a〜50dから最も径の大きな大径部分52a〜52dまで徐々に広がる概ね円錐台形である。これら笠状部材22a〜22dは一方の笠状部材22a〜22cの大径部分52a〜52cが他の笠状部材22b〜22dの小径部分50b〜50dに重ねられるように組み合わされている。また、放電防止外被24はその内部に下側電気ケーブル16を通して受容するための受容穴54を有する(図8参照)。受容穴54の直径は下側電気ケーブル16の外径と略等しい或いは僅かに小さい。
【0018】
下側電気ケーブル16に取り付けられるまえの放電防止外被24の収容穴34内にはプラスチック製の拡張部材56が挿入されている。拡張部材56は細長い帯状体58をらせん状に巻き重ねて形成される。拡張部材56は下側電気ケーブル16を受け入れる第一開口60と受け入れた下側電気ケーブル16を抜き出す第二開口62とを有する。また、拡張部材56の直径は放電防止外被24の受容穴54の内径よりも大きい。したがって、下側電気ケーブル16に取り付けられるまえにおいて放電防止外被24の受容穴54は拡張部材56により拡げられている。
【0019】
拡張部材56を構成する帯状体58の先端64は拡張部材56の第一開口60から第二開口62まで延びており、第二開口62から外部に出ている。拡張部材56は第二開口56から外部に出た帯状体58の先端64を引っ張ることにより徐々に解かれて帯状体58が放電防止外被24の受容穴54内から完全に引き抜かれる。なお、拡張部材56の第一開口60は放電防止外被24の最も下側の端部にある笠状部材22dの大径部分52d側にあり、拡張部材56の第二開口62はそれとは反対側の最も上側の端部にある笠状部材22aの小径部分50a側にある。
【0020】
次に本発明の第一実施形態の組み立て方法を説明する。まず、一方の電気ケーブル、すなわち第一実施形態では上側電気ケーブル10の先端をカバー20の第一開口44からカバー20の空洞42内へと挿入する。次に空洞42内に挿入された上側電気ケーブル10の先端をカバー20の第二開口46からカバー20の外部に露出させる。この露出された上側電気ケーブル10の先端を上側端子14の収容部26の収容穴34に挿入し、収容部26を押しつぶして上側端子14を上側電気ケーブル10の先端に取り付ける。
【0021】
ところで、カバー20の第一開口44の内径が上側電気ケーブル10の外径と略等しい或いは僅かに小さく且つカバー20が弾性を有する。このため、上側電気ケーブル10がカバー20に挿入されたときにカバー20は上側電気ケーブル10の長手方向において上側電気ケーブル10に位置決めされる。したがってカバー20を上側電気ケーブル10に位置決めするための特別な手段を設けることなくカバー20を上側電気ケーブル10に対して位置決めできるため、接続作業が容易になる。
【0022】
また、他方の電気ケーブル、すなわち第一実施形態では下側電気ケーブル12の先端を放電防止外被24の受容穴54内に配置された拡張部材56の第一開口60から挿入し、拡張部材56の第二開口62から露出させる。次に上述したのと同様にして下側端子16を下側電気ケーブル12の先端に取り付ける。次に放電防止外被24を下側端子16に対して下側電気ケーブル12上で位置決めし、拡張部材56を構成する帯状体58の先端64を引き抜く。このとき、放電防止外被24は帯状体58が解かれた領域から収縮して下側電気ケーブル12に密着する。このため、放電防止外被24を容易に下側電気ケーブル12に密着した状態で取り付けられる。ところで、帯状体58の先端64を拡張部材56に対して下側電気ケーブル12側へと引き抜くと、帯状体58が下側電気ケーブル12に絡まるため引き抜き作業がしづらい。第一実施形態では拡張部材56に対して下側端子16側から帯状体58の先端64を引き抜いているため、帯状体58の引き抜き作業が非常にし易くなる。
【0023】
次に各端子14および16をストッパ部材18の端子挿入穴40にストッパ部材18の両側から挿入し、上側端子14のボルト穴36、38と下側端子16のボルト穴36、38とが互いに整列するようにこれら端子14および16を接触させる。次にこれら整列された二つのボルト穴36、38により形成された上下二つのボルト穴の間にストッパ部材18を配置する。次に上下二つのボルト穴にそれぞれボルト66および68を通してそれぞれナット70および72で端子14および16を互いに締結する。
【0024】
ところで、上述したように、ストッパ部材18の端子挿入穴40は二つの端子14および16がちょうど嵌合するような大きさである。すなわち、二つの端子14および16がストッパ部材18により一時的に保持され、端子挿入穴40は一対の端子を互いに接触させた状態で一時的に保持する端子保持手段として機能する。したがって二つの端子14および16が接触せしめられた状態で保持されているため、ボルト66および68による端子14および16の締結が容易になる。また、ストッパ部材18の厚さは各端子14、16に設けられたボルト穴36とボルト穴38との間の長さより小さいため、ストッパ部材18がボルト66および68による端子14および16の締結を阻害しない。
【0025】
最後にストッパ部材18にカバー20のリブ48a〜48dが当接するまでカバー20を下方へと下げることにより電気ケーブル端子接続構造の組み立てが完了する。なお、カバー20を最も下方まで下げたときにはストッパ部材18は下側のボルト68のヘッドに当接して端子14および16に対して位置決めされる。また、カバー20はストッパ部材18により位置決めされる。端子は一般にボルトにより接続されるため、必ず端子の表面から突出した部分が形成される。第一実施形態ではこの必然的に形成される端子の突出部を利用してストッパ部材を保持するため、ストッパ部材を構成部品として追加するだけでカバーを電気ケーブルまたは端子に対して位置決めすることができる。
【0026】
ところで、第一実施形態ではストッパ部材が端子に設けられた二つのボルト穴の間に配置されるため、ボルトによる端子の締結作業を実行しづらい。そこで、本発明の第二実施形態ではボルトによる端子の締結作業を実行しやすくする。
【0027】
図9は本発明の第二実施形態の電気ケーブル端子接続構造の正面断面図であり、図10はその側面断面図である。第二実施形態ではストッパ部材74が下側端子16の接続部28と収容部26との間の段部30に載置されている。
【0028】
次に第二実施形態のストッパ部材を詳細に説明する。図11は第二実施形態のストッパ部材の縦断面図であり、図12はその平面図である。ストッパ部材74の中央部には第一実施形態と同じ長方形の端子挿入穴40に繋がる概ね半球状の溝76が設けられている。半球状の溝76はストッパ部材74が下側端子16の段部30に載置されたときに段部30をちょうど収容する。したがって下側端子16をボルト66および68により締結するときにストッパ部材74は下側端子16の段部30上に載っているため、締結作業がし易くなる。また、第二実施形態では半球状の溝76の頂部に穴78が設けられており、段部30の頂部が穴78を通過するため、ストッパ部材74を下側へと配置することができ、さらに締結作業がし易くなる。また、端子には一般に段部が形成される。第二実施形態ではこの必然的に形成される段部を利用してストッパ部材を保持するため、ストッパ部材を構成部品として追加するだけでカバーを電気ケーブルまたは端子に対して位置決めすることができる。
【0029】
第二実施形態のその他の構成は第一実施形態と同じであるので説明は省略する。なお、上記実施形態ではカバーの内壁面にリブを設けたが、カバーが円錐形状の内壁面を有するのであれば、リブを設けなくてもカバーをストッパ部材に係合させて位置決めすることが可能である。また、本発明を適用した電気ケーブル端子接続構造を用い、電気共同研究20巻1号(配電設備の塩害対策)5.4(人口汚損試験法)に準じて塩水注入法により加速試験を行った結果では、最大漏れ電流が100mA以上であるときにおいてアーク放電の発生および電気ケーブル端子接続構造の部品の浸食がないことが分かった。なお、試験に使用した電気ケーブル端子接続構造は3M社の6.6kV常温収縮型屋外用端末処理材料(QT−IIIキット)に適用できるものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明の一番目から五番目の発明によれば、カバーがストッパ部材により位置決めされる。すなわち、カバーを位置決めするためにカバーと係合する部分を端子に形成する必要がない。したがって、本発明によれば、簡単にカバーを位置決めすることができる。
【0031】
さらに本発明の三番目の発明によれば、端子が互いに接触ざれた状態で一時的に保持されるため、その後の接続作業が容易となる。
【0032】
さらに本発明の五番目の発明によれば、端子に突出した部分がないため、帯状体を端子側に引っ張ることが容易であり、また、引っ張り出した後の帯状体が電気ケーブルに絡まることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の電気ケーブル端子接続構造の正面断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態の電気ケーブル端子接続構造の側面断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態の端子の斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態のストッパ部材の縦断面図である。
【図5】本発明の第一実施形態のストッパ部材の平面図である。
【図6】本発明の第一実施形態のカバーの横断面図である。
【図7】本発明の第一実施形態の取付け前における放電防止外被の斜視図である。
【図8】本発明の第一実施形態の取付け前における放電防止外被の縦断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態の電気ケーブル端子接続構造の正面断面図である。
【図10】本発明の第二実施形態の電気ケーブル端子接続構造の側面断面図である。
【図11】本発明の第一実施形態のストッパ部材の縦断面図である。
【図12】本発明の第一実施形態のストッパ部材の平面図である。
【符号の説明】
10…上側電気ケーブル
12…下側電気ケーブル
14…上側端子
16…下側端子
18、74…ストッパ部材
20…カバー
66、68…ボルト
30…段部

Claims (5)

  1. 一対の電気ケーブルのそれぞれの先端に取り付けられた一対の端子を互いに電気的に接続し、これら接続された端子をカバーにより覆うようにした電気ケーブル端子接続構造において、前記端子に装着されて該端子上に保持されるストッパ部材を具備し、前記ストッパ部材は端子挿入穴及び該端子挿入穴に連通する溝を有し、前記カバーは該ストッパ部材に係合する係合部を具備しており、且つ該係合部が前記ストッパ部材と係合することにより予め定められた位置に保持され、一方の端子は他方の端子に接続される接続部と電気ケーブルの先端を収容する収容部とを具備し、前記接続部と前記収容部との間に段部が形成され、該段部が前記ストッパ部材に形成された前記溝に収容されることを特徴とする電気ケーブル端子接続構造。
  2. 前記段部は、前記接続部を形成するための押しつぶし加工により形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気ケーブル端子接続構造。
  3. 前記ストッパ部材の前記溝の頂部に、前記段部の頂部が通過可能な穴が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気ケーブル端子接続構造。
  4. 一対の電気ケーブルのそれぞれの先端に取り付けられた一対の端子を互いに電気的に接続し、これら接続された端子をカバーにより覆うようにした電気ケーブル端子接続構造において、前記端子に装着されて該端子上に保持されるストッパ部材を具備し、前記カバーは該ストッパ部材に係合する係合部を具備しており、且つ該係合部が前記ストッパ部材と係合することにより予め定められた位置に保持され、前記ストッパ部材は前記一対の端子を互いに接触させた状態で一時的に保持する端子保持手段を具備し、かつ前記端子保持手段は前記一対の端子を互いに接触させた状態で受容する端子挿入穴を具備することを特徴とする電気ケーブル端子接続構造。
  5. 前記カバーが一方の電気ケーブルに取り付けられており、他方の電気ケーブルと前記互いに接続された端子との間で放電が生じるのを防止するための放電防止外被が前記他方の電気ケーブルに取り付けられており、該放電防止外被は前記他方の電気ケーブルを受容して保持するための受容穴を有し、前記放電防止外被が前記他方の電気ケーブルに取り付けられる前に該受容穴を拡げて保持するために細長い帯状体をらせん状に巻き重ねて形成された拡張部材が前記受容穴内に挿入され、前記他方の電気ケーブルを前記拡張部材内に挿入した状態で前記帯状体を前記他方の電気ケーブルの先端に取り付けられた端子側へと引っ張り、前記拡張部材を前記受容穴から排除することにより前記放電防止外被が前記他方の電気ケーブルに取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気ケーブル端子接続構造。
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