JP3963204B2 - 取引予約受付方法、取引予約受付システム、取引予約受付装置及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上にて商品又はサービスの提供料金を開示し、この提供料金によって提供を受けることの予約を受け付ける取引予約受付方法、その方法を実施するための取引予約受付システム及び取引予約受付装置、並びにコンピュータをその装置として機能させる為のコンピュータプログラムが記録してある記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の商品又はサービスを提供する店舗においては、取り扱う商品又はサービスの性質に応じて、顧客が少なくなる時間帯(以下、閑散時間帯という)が存在する。例えばレストラン等の料理を提供する店舗においては、朝食時と昼食時との間及び昼食時と夕食時との間が閑散時間帯となり得る。一方、スーパーマーケット等では昼食及び夕食等の時間帯が閑散時間帯となり得る。
【0003】
しかしながら商品又はサービスを効率的に提供するためには、このような閑散時間帯を可能な限り短縮することが望ましい。そこでこの閑散時間帯の短縮化を図るべく、通常料金よりも低価格に設定された割引料金により商品又はサービスを提供するタイムサービスが従来から行われている。
【0004】
また、例えばスーパーマーケット等において、当日中に販売すべき商品であって営業終了間際まで残っている商品等は、いわゆる見切り品として割引料金にて提供することが一般に行われている。これにより、売れ残りとなる商品の数の最小化を図っている。
【0005】
各店舗においては、このようなタイムサービス及び見切り品の提供(以下、割引サービスという)を行うために、通常料金が表示された値札及び料金表等を割引料金が表示された値札及び料金表等に変更する作業等を行っていた。また、割引料金にて商品又はサービスを提供することを宣伝するために、店頭での呼び込み及びチラシの配布作業等を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような値札及び料金表等の変更作業、並びに店頭での呼び込み及びチラシの配布作業は、何れも人手によるものであるため、相当な労力が必要となり、迅速に行うことが困難であった。そのため、割引サービスにおいて設定される割引料金の額を、刻々と変化する状況に応じた適切な額に変更することが不可能であるという問題があった。
【0007】
また同じく相当な労力が必要となるために、上述したような作業を大規模に行うことが困難であった。そのため、顧客は、割引サービスが行われていることを容易に知ることができないという問題があった。またこれに伴って、店舗においては、顧客の利用状況の平準化、すなわち閑散時間帯の短縮を図ることが困難であるという問題があった。
【0008】
ところで、近年は通信環境の整備の進展に伴いインターネットに代表される通信ネットワークが急速に普及しており、このような通信ネットワークを利用して各種のサービスを提供するコンピュータシステムが実現されている。これらのコンピュータシステムは、人手による場合に比し、少ない労力で、迅速且つ大規模にサービスを提供することができる。
【0009】
本発明はこのようなコンピュータシステムの進展に鑑みてなされたものであり、取引対象の取引における取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応して複数記憶し、所定の条件に基づき特典情報を抽出し、抽出した特典情報が含む値引率に基づき金銭の額に相当する有価価値を算出し、算出した有価価値を端末装置へ送信することによって、割引サービスが行われていることを、多くの顧客に対して迅速に伝えることができ、しかもその割引サービスの提供を受けることの予約を行うことができる取引予約受付方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る取引予約受付方法は、取引対象の取引を行う取引者からの入力を受け付ける第1端末装置と、前記取引を行う店舗に設置された第2端末装置と、各端末装置夫々に接続して取引対象の取引予約に関する情報を受信する取引予約受付装置とを用いる取引予約受付方法において、前記取引予約受付装置が、取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶し、前記端末装置からの送信要求に応じて記憶してある前記特典情報及び時間帯を該端末装置へ送信し、前記第1端末装置が、前記取引予約受付装置から送信された前記特典情報及び時間帯を受信して表示し、表示した前記特典情報及び時間帯から前記取引者が選択入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受け付けて前記取引予約受付装置へ送信し、前記取引予約受付装置が、前記第1端末装置から送信された前記取引予約情報を受信し、受信した前記取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶し、前記第2端末装置が、前記取引者が前記店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受け付けて前記取引予約受付装置へ送信し、前記取引予約受付装置が、前記第2端末装置から送信された前記予約確認情報を受信し、記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索し、該取引予約情報を検索した時刻が検索した取引予約情報が含む時間帯に属する場合、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出し、抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出し、算出した有価価値を第1又は第2端末装置へ送信することを特徴とする。
【0014】
第2発明に係る取引予約受付方法は、前記取引予約受付装置が、所定の値に基づいて、前記値引率を算出し、算出した前記値引率を記憶することにより、記憶してある前記特典情報を更新し、第1又は第2端末装置から送信された送信要求を受信したとき、受信した送信要求に応じ、更新した前記特典情報及び時間帯を送信し、前記第1端末装置が、前記取引予約受付装置から送信された前記特典情報及び時間帯を受信して表示し、表示した前記特典情報及び時間帯から前記取引者が選択入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受け付けることを特徴とする。
【0015】
第3発明に係る取引予約受付方法は、前記所定の値は、予約の累積数を示す予約数を、予め設定された前記店舗への来店目標人数から予約せずに前記店舗へ来店する前記取引者の予想人数を示す未予約来店予想人数を減じた値で除算することにより算出してあることを特徴とする。
【0018】
第4発明に係る取引予約受付システムは、取引対象の取引を行う取引者からの入力を受け付ける一の端末装置と、前記取引を行う店舗に設置された他の端末装置と、各端末装置夫々に接続して取引対象の取引予約に関する情報を受信する取引予約受付装置とを備える取引予約受付システムにおいて、取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶してあるデータベースと、前記取引予約受付装置は、前記端末装置からの送信要求に応じて前記データベースに記憶してある前記特典情報及び時間帯を該端末装置へ送信する手段とを備え、前記一の端末装置は、前記取引予約受付装置から送信された前記特典情報及び時間帯を受信する手段と、受信した前記特典情報及び時間帯を表示する手段と、表示した前記特典情報及び時間帯から前記取引者が選択入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受け付ける手段と、受け付けた取引予約情報を前記取引予約受付装置へ送信する手段とを備え、前記取引予約受付装置は、前記一の端末装置から送信された前記取引予約情報を受信する手段と、受信した前記取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶する手段とを備え、前記他の端末装置は、前記取引者が前記店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受け付ける手段と、受け付けた前記予約確認情報を前記取引予約受付装置へ送信する手段とを備え、前記取引予約受付装置は、前記他の端末装置から送信された前記予約確認情報を受信する手段と、記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索する手段と、該取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属するか否かを判断する手段と、前記取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属すると判断したとき、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出する手段と、抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出する手段と、算出した有価価値を前記一の又は他の端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
第5発明に係る取引予約受付装置は、通信可能な外部装置から取引対象の取引予約に関する情報を受信する取引予約受付装置において、取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶してあるデータベースと、前記データベースに記憶してある前記特典情報及び時間帯を送信する手段と、前記取引対象の取引を行う取引者が入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受信する手段と、受信した該取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶する手段と、前記取引者が前記取引対象の取引を行う店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受信する手段と、記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索する手段と、該取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属するか否かを判断する手段と、前記取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属すると判断したとき、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出する手段と、抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出する手段と、算出した有価価値を前記外部装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
第6発明に係る取引予約受付装置は、所定の値に基づいて、前記値引率を算出する手段と、算出した前記値引率を記憶することにより、記憶してある前記特典情報を更新する手段と、前記外部装置から送信された送信要求を受信する手段と、受信した送信要求に応じ、更新した前記特典情報及び時間帯を該外部装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
第7発明に係る記録媒体は、コンピュータに、取引対象の取引の予約を受け付けさせるプログラムが記録してあるコンピュータでの読み取り可能な記録媒体において、コンピュータに、取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶させるステップと、コンピュータに、記憶してある前記特典情報及び時間帯を送信させるステップと、コンピュータに、前記取引対象の取引を行う取引者が入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受信させるステップと、コンピュータに、受信した該取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶させるステップと、コンピュータに、前記取引者が前記取引対象の取引を行う店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受信させるステップと、コンピュータに、記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索させるステップと、コンピュータに、該取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属するか否かを判断させるステップと、コンピュータに、前記取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属すると判断したとき、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出させるステップと、コンピュータに、抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出させるステップと、コンピュータに、算出した有価価値を外部装置へ送信させるステップとを実行させるプログラムが記録してあることを特徴とする。
【0021】
本発明による場合、取引対象の取引における特典情報を時間帯に対応して複数記憶してある。記憶してある時間帯から選択した取引すべき時間帯を含む取引予約情報を受け付ける。受け付けた取引予約情報を記憶する。また、予約確認情報を受け付ける。そして、前記予約確認情報を受け付けた時間が記憶してある取引予約情報が含む時間帯に含まれる場合、該時間帯に対応して記憶してある特典情報を抽出する。
【0022】
このように、取引対象の取引における特典情報を時間帯に対応して複数記憶してあることによって、タイムサ─ビス及び見切り品の提供等の特別なサ─ビスを行っていることを多くの顧客に対して迅速に伝えることができる。
【0023】
また、記憶してある時間帯から選択した取引すべき時間帯を含む取引予約情報を受け付け、受け付けた取引予約情報を記憶し、予約確認情報を受け付け、前記予約確認情報を受け付けた時間が記憶してある取引予約情報が含む時間帯に含まれる場合、該時間帯に対応して記憶してある特典情報を抽出することによって、顧客は地理的な制約を受けることなく取引の予約を行うことができ、この予約に基づいた取引を行うことによって取引特典情報に示されている特典を享受することができる。
【0024】
なお、ここで予約確認情報を受け付けた時間とは、店舗にて商品を購入する場合はその購入を行う時間であり、またサービスの提供を受ける場合であればその提供を受ける時間である。
【0025】
本発明による場合、取引対象の取引における特典情報を時間帯に対応して複数記憶し、記憶してある時間帯から選択した取引すべき時間帯を含む取引予約情報を受け付け、受け付けた取引予約情報を予約ID又は顧客IDに対応付けて記憶し、予約ID又は顧客IDを含む予約確認情報を受け付け、前記予約確認情報を受け付けた時間が、記憶してある取引予約情報が含む時間帯に含まれる場合、該時間帯に対応して記憶してある特典情報を抽出する。そして、この抽出した特典情報に基づいて取引対象の取引を行うことの予約ができ、この予約に基づいた取引を行うことによって取引特典情報に示されている特典を享受することができる。
【0028】
本発明による場合、記憶してある特典情報を更新する。したがって、時間が経過する都度変化する状況に応じた適切な特典情報を生成することができる。
【0032】
このように、その取引条件に応じた特典、例えば有価価値に相当するポイント等が、予約して来店している顧客に与えられる。これにより、見かけ上は特定の条件に基づいた特別なサービスを提供していることがわからないので、予約をせずに来店している顧客に損失感を与えることがない。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの構成を示すブロック図である。図1において、1,1…は端末装置を示しており、この端末装置1,1…は、顧客の自宅10及び勤務会社11、並びに店舗12等に設置されている。顧客の自宅10及び勤務会社11では、端末装置1,1…を介して、各店舗にて実施されているサービス内容の確認及び予約が顧客によって行われる。なお、端末装置1,1…が携帯電話等の可搬装置である場合は、顧客は必要なときに必要な場所でサービス内容の確認及び予約を行うことが可能である。
【0034】
また店舗12では、端末装置1,1…を介して、サービス内容の登録、サービス内容を決定するための基礎データの登録、及び予約内容の確認等が店舗12の従業員によって行われる。
【0035】
またネットワーク3には、端末装置1,1…との間で通信を行う取引予約受付装置2が接続されており、例えば複数の店舗によって運営されているマシンセンタ13に設置されている。なお、取引予約受付装置2は、これに限らず、サービスプロバイダ等に委託してもよく、店舗内に設置するようにしてもよい。
【0036】
図2は、実施の形態1における本発明の取引予約受付装置2の構成を示すブロック図である。図2において、取引予約受付装置2はCPU21を有し、該CPU21に対して、CPU21において発生するデータを記憶するRAM22、実施の形態1における本発明の取引予約受付装置2のプログラムが記録されているCD−ROM又はフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体100から前記プログラムを読み取るCD−ROMドライブ又はフレキシブルディスクドライブ等からなる外部記憶装置23、外部記憶装置23により読み取った本発明のプログラムを格納するハードディスク24、及びネットワーク3に接続するための通信インタフェース25が接続されている。
【0037】
またハードディスク24は、後述する3つのデータベース(サービス情報DB240、基礎データDB241及び予約情報DB242)を有している。
【0038】
実施の形態1における本発明の取引予約受付装置2のプログラムは可搬型記録媒体100から読み取る以外にも、ネットワーク3を介して外部サーバコンピュータ4に接続し、外部サーバコンピュータ4に内蔵された前記プログラムを記録してある記録媒体5から取引予約受付装置2へ前記プログラムをダウンロードすることができる。そしてこのダウンロードしたプログラムをハードディスク24に格納し、格納されたプログラムをCPU21がRAM22にロードすることによって、取引予約受付装置2は後述する処理を実行することができる。
【0039】
次に、上述した3つのデータベースについて説明する。
第1のデータベースであるサービス情報DB240は、タイムサービス等の限定された時間帯における特別なサービスに関するサービス情報を記憶する。なお、このサービス情報は後述する手順にしたがって端末装置1,1…から受信する。
【0040】
図3はサービス情報DB240に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。図3に示すとおり、サービス情報DB240には、店舗IDフィールド40a、年月日フィールド40b、時間フィールド40c、サービス対象フィールド40d及び値引率フィールド40eの5つのフィールドが用意されている。
【0041】
店舗IDフィールド40aには、店舗を識別するための店舗識別子(以下、店舗IDという)が格納され、年月日フィールド40bにはその店舗が提供するサービスが実施される年月日が、時間フィールド40cには同じくサービスが実施される時間が夫々格納される。
【0042】
またサービス対象フィールド40dには、そのサービスの対象となる商品の商品名が格納され、値引率フィールド40eには、その商品に対して適用される値引率が格納される。なおこの値引率は後述する手順にしたがって算出される。
【0043】
図3に示すフォーマット例では、例えば店舗IDが“A”である店舗において、1999年11月10日の午前9時乃至午前11時において、この店舗が扱っている商品が一律10%値引きされて提供されることを示している。
【0044】
第2のデータベースである基礎データDB241は、上述した値引率を算出する際に使用する各種のデータ(以下、基礎データという)をテーブル形式で記憶する。なお、これらの基礎データは後述する手順にしたがって端末装置1,1…から受信する。
【0045】
図4は基礎データDB241に格納されているテーブルのフォーマット例を示す概念図である。図4(a)は来店目標人数及び予想人数テーブルを示しており、このテーブルには、来店目標人数と来店予想人数とが時刻別に定められ格納されている。また図4(b)及び(c)は曜日係数テーブル及び天候係数テーブルを夫々示しており、このテーブルには、各曜日別及び各天候別に予想される来店人数に応じて定められた係数が夫々格納されている。さらに図4(d)は値引率テーブルを示しており、このテーブルには、後述する手順にしたがって算出された予約率に対応した値引率が格納されている。
【0046】
なお、基礎データDB241に記憶されるテーブルは上述したテーブルに限定されるものではなく、各店舗が取り扱う商品又はサービスに応じて、例えば月別又は気温別に予想される来店人数に応じて定められた係数が格納されているテーブルを記憶してもよい。またこれらのテーブルは各店舗毎に用意され記憶されている。
【0047】
第3のデータベースである予約情報DB242は、各顧客から受け付けた予約に関する予約情報を記憶する。なお、この予約情報は後述する手順にしたがって端末装置1,1…から受信する。
【0048】
図5は予約情報DB242に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。図5に示すとおり、予約情報DB242には、顧客IDフィールド42a、店舗IDフィールド42b、日時フィールド42c、予約データフィールド42d及び予約IDフィールド42eの5つのフィールドが用意されている。
【0049】
顧客IDフィールド42aには、顧客である各顧客毎を識別するための顧客識別子(以下、顧客IDという)が格納され、店舗IDフィールド42bには、各店舗の店舗IDが格納されている。また日時フィールド42cには予約を受け付けた日時が、予約データフィールド42dにはその予約の内容を示す情報が、予約IDフィールド42eにはその予約を識別するための予約識別子(以下、予約IDという)が夫々格納されている。
【0050】
図5に示すフォーマット例では、例えば顧客IDが“123456”である顧客が、店舗IDが“A”である店舗において、1999年11月10日の午前10時に、商品が一律値引き10%となる割引サービスの予約を行っており、その予約の予約IDが“1”であることを示している。
【0051】
なお、顧客IDフィールド42aに格納される顧客IDは、例えば会員制を設けているような店舗においてはその会員の識別子を用い、またそのような会員制を設けていないような店舗においては顧客の名前等が用いられる。
【0052】
次に、実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作について説明する。
図6はサービス情報又は基礎データの登録処理の際の実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
端末装置1,1…は、サービス情報(又は基礎データ)の入力を促す画面を端末装置1,1…が備える表示画面上にて表示している。この画面に対し、各店舗の従業員等は、サービス情報(又は基礎データ)の入力を行う。
【0053】
端末装置1,1…は、サービス情報(又は基礎データ)を受け付けた場合(S101)、受け付けたサービス情報(又は基礎データ)を取引予約受付装置2へ送信する(S102)。
【0054】
取引予約受付装置2は、端末装置1,1…からサービス情報(又は基礎データ)を受信した場合(S201)、受信したサービス情報(又は基礎データ)をサービス情報DB240(又は基礎データDB241)に登録する(S202)。そしてサービス情報DB240(又は基礎データDB241)への登録が完了したことを示す登録完了情報を端末装置1,1…へ送信する(S203)。
【0055】
端末装置1,1…は、取引予約受付装置2から登録完了情報を受信した場合(S103)、受信した登録完了情報を端末装置1,1…が備える表示画面上に表示する(S104)。
【0056】
このようにして店舗の従業員等は所望のサービス情報(又は基礎データ)を取引予約受付装置2へ登録することができる。これらの登録処理は以前に登録したサービス情報(又は基礎データ)の変更が必要であると判断された場合にその都度実行される。
【0057】
図7は、サービス情報を表示する際の実施の形態1における取引予約受付装置2の動作の流れを示すフローチャートである。
取引予約受付装置2は、予約をせずに来店する顧客の予想人数である未予約来店予想人数を算出する(S301)。この算出は、例えば図4(a)に示した来店目標人数及び予想人数テーブルに格納されている来店予想人数に、図4(b)に示した曜日係数テーブルに格納されている係数、及び図4(c)に示した天候係数テーブルに格納されている係数を乗じることによって行われる。この算出例によれば、例えば雨が降っている土曜日の午前10時における未予約来店予想人数は、10時の来店予想人数である50(人)に、雨の場合の天候係数である80(%)及び土曜日の場合の曜日係数である120(%)を乗じて得られた結果である48(人)となる。
【0058】
次に、ステップS301にて算出した未予約来店予想人数に基づいて、後述するようにして各顧客が行った予約の予約率を算出する(S302)。この算出は、例えば予約の累積数を示す予約数を、図4(a)に示した来店目標人数及び予想人数テーブルに格納されている来店目標人数から前記未予約来店予想人数を減じた値で割ることによって行われる。この算出例によれば、例えば雨が降っている土曜日の午前10時における予約数が76の場合の予約率は、76/(200−48)の結果である0.5、すなわち50(%)となる。
【0059】
次に、ステップS302にて算出した予約率に基づいて提供するサービスにおける値引率を算出する(S303)。この算出は、図4(d)に示した値引率テーブルを用いて行う。したがって上述の例のように予約率が50(%)の場合は、値引き率は20(%)となる。
【0060】
このようにして算出された値引率をサービス情報DB240の値引率フィールド40eに格納することによってサービス情報DB240の内容を更新する(S304)。そして更新されたサービス情報DB240の内容を表示する(S305)。ここで表示とはネットワーク3上に公開することを示しており、各顧客は端末装置1,1…を用いてこのサービス情報DB240の内容を確認することができる。
【0061】
なお、値引率はこのように取引予約受付装置2が算出する以外にも、各店舗の従業員等によって定めた値としてもよい。この場合は、従業員が端末装置1,1…を用いてその値引率の値を取引予約受付装置2へ送信する。そして取引予約受付装置2は、受信した値引率の値をサービス情報DB240の値引率フィールド40eに格納し、これを表示する。
【0062】
上述した処理は、顧客の端末装置1,1…からサービス情報の表示の要求があった場合に行ってもよく、また一定時間毎にステップS301乃至S304を実行しておき、顧客の端末装置1,1…からサービス情報の表示の要求があった場合にステップS305を実行するようにしてもよい。
【0063】
図8は、予約を受け付ける際の実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
端末装置1,1…は、予約の申込みを示す予約申込情報の入力を促す画面を端末装置1,1…が備える表示画面上にて表示している。この画面に対し、各顧客は、予約申込情報の入力を行う。
【0064】
端末装置1,1…は、予約申込情報を受け付けた場合(S401)、受け付けた予約申込情報を取引予約受付装置2へ送信する(S402)。
【0065】
取引予約受付装置2は、端末装置1,1…から予約申込情報を受信した場合(S501)、受信した予約申込情報を予約情報DB242に登録する(S502)。そして予約情報DB242への登録が完了したことを示す登録完了情報を端末装置1,1…へ送信する(S503)。この登録完了情報には、予約情報DB242への登録の際に採番された予約IDが含まれている。
【0066】
端末装置1,1…は、取引予約受付装置2から登録完了情報を受信した場合(S403)、受信した登録完了情報を端末装置1,1…が備える表示画面上に表示する(S404)。
【0067】
なお上述した予約IDは数字でもよいし、バーコード等でもよい。予約IDが数字の場合は、顧客は予約IDを紙に書き取る等して店舗に持参し、精算時にレジ係員に口頭で伝える。また別の形態としては、予約IDの数字又はバーコード等を印刷装置にて印刷し、印刷されたものを店舗に持参するようにしてもよい。この場合では、店舗の端末装置1,1…にてOCR又はバーコードリーダを利用して予約IDの確認をすることができる。またこの場合は端末装置1,1…は取引予約の専用装置ではなく、POS端末であってもよい。
【0068】
さらに、予約IDを携帯電話の記憶装置に記憶させてこれを店舗に持参し、店舗内の端末装置1,1…と携帯電話とを通信させることによって予約IDの確認を行うようにしてもよい。
【0069】
さらに、会員制を導入している店舗においては、予約IDではなく、会員の会員番号で予約の有無を確認するようにしてもよい。この場合では、精算時に会員カードの読み取りを行う際に、予約情報DB242の顧客IDフィールド42aに格納されている顧客IDと会員カードに書き込まれている会員番号とを突き合わせることによって予約の確認をすることができる。
【0070】
このようにして各顧客は所望の予約の申込みを行うことができる。また取引予約受付装置2は、この予約の申込みに応じて上述した予約率及び値引率の値が変更される場合があるので、その場合は上述した手順にしたがってサービス情報DB240の更新を行った後に新たなサービス情報をネットワーク3上に公開する。
【0071】
各顧客は、予約した時間に各店舗へ出向き、予約IDを店頭にて伝える。そして後述する手順にしたがってこの予約の確認が行われる。
【0072】
図9は、予約の確認を行う際の実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
各店舗において、予約IDが伝えられた場合、従業員等は、予約の確認を行うためにこの予約IDを含む予約確認情報を端末装置1,1…へ入力する。端末装置1,1…は、予約確認情報を受け付けた場合(S601)、受け付けた予約確認情報を取引予約確認装置2へ送信する(S602)。
【0073】
取引予約受付装置2は、端末装置1,1…から予約確認情報を受信した場合(S701)、予約情報DB242を参照し(S702)、この予約確認情報に含まれている予約IDをキーとして検索する(S703)。ここで検索に失敗した場合(S703でNO)、予約の確認ができなかったことを示す確認失敗情報を端末装置1,1…へ送信する(S704)。
【0074】
端末装置1,1…は、取引予約受付装置2から確認失敗情報を受信した場合(S603)、受信した確認失敗情報を端末装置1,1…が備える表示画面上に表示する(S604)。
【0075】
一方、ステップS703にて予約情報DB242の検索に成功した場合(S703でYES)、予約の確認ができたことを示す確認成功情報を端末装置1,1…へ送信する(S705)。
【0076】
端末装置1,1…は、取引予約受付装置2から確認成功情報を受信した場合(S605)、受信した確認成功情報を端末装置1,1…が備える表示画面上に表示する(S606)。
【0077】
このようにして予約が確認できた場合であって、この確認ができた時間が予約情報に示されている時間帯に含まれるとき、顧客は、その予約に係るサービスの提供を受けることができる。
【0078】
なお、来店時間が予約情報に示されている時間帯に含まれる場合にそのサービスを受けることができるようにしてもよい。この場合は、例えば来店時に来店時間を印刷した紙を顧客が受け取る等して来店時間を特定することができるようにする。
【0079】
また、本発明の取引予約受付システムによって実現する取引予約受付サービスをサービスプロバイダ等が代行して行う場合は、代行を依頼している側(店舗等)に対してサービスプロバイダが代行サービスの利用料を請求するようにしてもよい。この場合、請求する利用料は、一定の額としてもよく、また予約に係る取引が実際に行われた場合にその取引の取引料金に基づいて算出した額としてもよい。
【0080】
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2における本発明の取引予約受付システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態2における本発明の取引予約受付システムが備える取引予約受付装置2は、実施の形態1における本発明の取引予約受付装置2と異なり、ハードディスク24に第4のデータベースである特典ポイントDB243が付加されている。また実施の形態2における本発明の取引予約受付装置2のプログラムは可搬型記録媒体300に記録されている。さらにそのプログラムは、外部サーバコンピュータ4に内蔵された記録媒体5に記録されており、このプログラムをダウンロードすることもできる。それ以外の構成は実施の形態1の場合と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0081】
図11は、上述した第4のデータベースである特典ポイントDB243に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
図11に示すとおり、特典ポイントDB243には、顧客IDフィールド43a、店舗IDフィールド43b及びポイントフィールド43cの3つのフィールドが用意されている。
【0082】
顧客IDフィールド43aには、顧客である各顧客を識別するための顧客IDが格納され、店舗IDフィールド43bには、各店舗の店舗IDが格納されている。またポイントフィールド43cには、有価価値に相当するポイント、例えば1ポイントで1円相当の商品を購入することができる等のポイントが格納されている。
【0083】
図11に示すフォーマット例では、例えば顧客IDが“123456”である顧客に対して、店舗IDが“A”である店舗において使用できるポイントが500ポイント分与えられていることを示している。
【0084】
次に実施の形態2における本発明の取引予約受付システムの動作について説明する。なお、サービス情報及び基礎データの登録、サービス情報の表示、並びに予約の受付の各処理における動作は実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
【0085】
図12は、予約の確認を行う際の実施の形態2における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。なお、この処理において実施の形態1の場合と同様の処理は、同一符号を付して説明を省略する。
【0086】
ステップS703にて予約情報DB242の検索に成功した場合(S703でYES)、確認ができた予約に係る値引率に相当するポイントを算出する(S801)。この算出は、例えば値引額分の料金をポイントとすることによって行う。この算出例によれば、5000円の商品に対して値引率10%が設定される場合のポイントは、500ポイントとなる。
【0087】
このようにして算出したポイントを特典ポイントDB243のポイントフィールド43cに格納することによって特典ポイントDB243を更新する(S802)。そしてこの更新した内容に基づき、今回追加されたポイント及びポイントの累積値を示すポイント情報を端末装置1,1…へ送信する(S803)。
【0088】
端末装置1,1…は、取引予約受付装置2からポイント情報を受信した場合(S901)、受信したポイント情報を端末装置1,1…が備える表示画面上に表示する(S902)。
【0089】
なお、本実施の形態では予約に対する取引が行われた時にポイントの算出を行う例を示しているが、所定の時間毎又は所定の件数毎等にポイントの算出を行うようにしてもよい。
【0090】
このように予約の確認ができた場合、顧客は、その予約に係るサービス内容に応じたポイントを取得することができる。これにより、見かけ上は、サービス情報において示されている特別なサービスが提供されていることがわからないため、予約をせずに来店している顧客に対して損失感を与えることはない。
【0091】
なお、予約が実施されなかった場合、相応のポイントをペナルティとして減算するようにしてもよい。この場合、減算するポイントは予め所定の値を定めておいてもよく、予約された商品及びサービスに応じて算出するようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明によれば、取引対象の取引における特典情報を時間帯に対応して複数記憶してあることによって、タイムサ─ビス及び見切り品の提供等の特別なサ─ビスを行っていることを多くの顧客に対して迅速に伝えることができる。また、顧客は地理的な制約を受けることなく取引の予約を行うことができ、この予約に基づいた取引を行うことによって取引特典情報に示されている特典を享受することができる。また、顧客は地理的な制約を受けることなく取引の予約を行うことができ、この予約に基づいた取引を行うことによって取引特典情報に示されている特典を享受することができる。
【0093】
また、取引対象の取引における特典情報を時間帯に対応して複数記憶によって、実際にその特典に基づいた取引がどの程度行われるのかを予測することが可能になる。
【0094】
また、本発明においては、記憶してある特典情報を更新することによって、時間が経過する都度変化する状況に応じた適切な特典情報を生成することができる。
【0095】
このように、割引サービス等の特別なサービスを、その予約をした顧客のみが享受することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1における本発明の取引予約受付装置の構成を示すブロック図である。
【図3】サービス情報DBに格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
【図4】基礎データDBに格納されているテーブルのフォーマット例を示す概念図である。
【図5】予約情報DBに格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
【図6】サービス情報又は基礎データの登録処理の際の実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】サービス情報を表示する際の実施の形態1における取引予約受付装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】予約を受け付ける際の実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】予約の確認を行う際の実施の形態1における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】実施の形態2における本発明の取引予約受付システムの構成を示すブロック図である。
【図11】特典ポイントDBに格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。
【図12】予約の確認を行う際の実施の形態2における本発明の取引予約受付システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 端末装置
2 取引予約受付装置
100,300 可搬型記録媒体
240 サービス情報DB
241 基礎データDB
242 予約情報DB
243 特典ポイントDB
Claims (7)
- 取引対象の取引を行う取引者からの入力を受け付ける第1端末装置と、前記取引を行う店舗に設置された第2端末装置と、各端末装置夫々に接続して取引対象の取引予約に関する情報を受信する取引予約受付装置とを用いる取引予約受付方法において、
前記取引予約受付装置が、
取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶し、
前記端末装置からの送信要求に応じて記憶してある前記特典情報及び時間帯を該端末装置へ送信し、
前記第1端末装置が、
前記取引予約受付装置から送信された前記特典情報及び時間帯を受信して表示し、
表示した前記特典情報及び時間帯から前記取引者が選択入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受け付けて前記取引予約受付装置へ送信し、
前記取引予約受付装置が、
前記第1端末装置から送信された前記取引予約情報を受信し、
受信した前記取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶し、
前記第2端末装置が、
前記取引者が前記店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受け付けて前記取引予約受付装置へ送信し、
前記取引予約受付装置が、
前記第2端末装置から送信された前記予約確認情報を受信し、
記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索し、
該取引予約情報を検索した時刻が検索した取引予約情報が含む時間帯に属する場合、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出し、
抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出し、
算出した有価価値を第1又は第2端末装置へ送信することを特徴とする取引予約受付方法。 - 前記取引予約受付装置が、
所定の値に基づいて、前記値引率を算出し、
算出した前記値引率を記憶することにより、記憶してある前記特典情報を更新し、
第1又は第2端末装置から送信された送信要求を受信したとき、受信した送信要求に応じ、更新した前記特典情報及び時間帯を送信し、
前記第1端末装置が、
前記取引予約受付装置から送信された前記特典情報及び時間帯を受信して表示し、
表示した前記特典情報及び時間帯から前記取引者が選択入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の取引予約受付方法。 - 前記所定の値は、予約の累積数を示す予約数を、予め設定された前記店舗への来店目標人数から予約せずに前記店舗へ来店する前記取引者の予想人数を示す未予約来店予想人数を減じた値で除算することにより算出してあることを特徴とする請求項2に記載の取引予約受付方法。
- 取引対象の取引を行う取引者からの入力を受け付ける一の端末装置と、前記取引を行う店舗に設置された他の端末装置と、各端末装置夫々に接続して取引対象の取引予約に関する情報を受信する取引予約受付装置とを備える取引予約受付システムにおいて、
取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶してあるデータベースと、
前記取引予約受付装置は、
前記端末装置からの送信要求に応じて前記データベースに記憶してある前記特典情報及び時間帯を該端末装置へ送信する手段と
を備え、
前記一の端末装置は、
前記取引予約受付装置から送信された前記特典情報及び時間帯を受信する手段と、
受信した前記特典情報及び時間帯を表示する手段と、
表示した前記特典情報及び時間帯から前記取引者が選択入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受け付ける手段と、
受け付けた取引予約情報を前記取引予約受付装置へ送信する手段と
を備え、
前記取引予約受付装置は、
前記一の端末装置から送信された前記取引予約情報を受信する手段と、
受信した前記取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶する手段と
を備え、
前記他の端末装置は、
前記取引者が前記店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受け付ける手段と、
受け付けた前記予約確認情報を前記取引予約受付装置へ送信する手段と
を備え、
前記取引予約受付装置は、
前記他の端末装置から送信された前記予約確認情報を受信する手段と、
記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索する手段と、
該取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属するか否かを判断する手段と、
前記取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属すると判断したとき、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出する手段と、
抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出する手段と、
算出した有価価値を前記一の又は他の端末装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とする取引予約受付システム。 - 通信可能な外部装置から取引対象の取引予約に関する情報を受信する取引予約受付装置において、
取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶してあるデータベースと、
前記データベースに記憶してある前記特典情報及び時間帯を送信する手段と、
前記取引対象の取引を行う取引者が入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受信する手段と、
受信した該取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶する手段と、
前記取引者が前記取引対象の取引を行う店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受信する手段と、
記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索する手段と、
該取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属するか否かを判断する手段と、
前記取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属すると判断したとき、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出する手段と、
抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出する手段と、
算出した有価価値を前記外部装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とする取引予約受付装置。 - 所定の値に基づいて、前記値引率を算出する手段と、
算出した前記値引率を記憶することにより、記憶してある前記特典情報を更新する手段と、
前記外部装置から送信された送信要求を受信する手段と、
受信した送信要求に応じ、更新した前記特典情報及び時間帯を該外部装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とする請求項5に記載の取引予約受付装置。 - コンピュータに、取引対象の取引の予約を受け付けさせるプログラムが記録してあるコンピュータでの読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータに、取引すべき取引対象の価格の値引率を含む特典情報を時間帯に対応付けて複数記憶させるステップと、
コンピュータに、記憶してある前記特典情報及び時間帯を送信させるステップと、
コンピュータに、前記取引対象の取引を行う取引者が入力した、取引の予約時間及び特典情報からなる取引予約情報を受信させるステップと、
コンピュータに、受信した該取引予約情報に、採番した予約IDを付与して順次記憶させるステップと、
コンピュータに、前記取引者が前記取引対象の取引を行う店舗に来店した際に入力した、予約IDを含む予約確認情報を受信させるステップと、
コンピュータに、記憶してある前記取引予約情報から、受信した前記予約確認情報が含む予約IDと同一の予約IDが付与された取引予約情報を検索させるステップと、
コンピュータに、該取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属するか否かを判断させるステップと、
コンピュータに、前記取引予約情報を検索した時刻が、検索した取引予約情報が含む時間帯に属すると判断したとき、検索した取引予約情報が含む特典情報を抽出させるステップと、
コンピュータに、抽出した特典情報が含む前記値引率に基づいて、金銭の額に相当する有価価値を算出させるステップと、
コンピュータに、算出した有価価値を外部装置へ送信させるステップと
を実行させるプログラムが記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取り可能な記録媒体。
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