JP3962981B2 - ジェット噴流用ミキサ - Google Patents

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    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速の内部流と低速の外部流を混合する流体混合装置(ミキサ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、航空機エンジン1(ジェットエンジン)は、空気を取り入れるファン2、取り入れた空気を圧縮する圧縮機3、圧縮した空気により燃料を燃焼させる燃焼器4、燃焼器4の燃焼ガスによりファン2及び圧縮機3を駆動するタービン5、推力増大のため再燃焼させるアフタバーナ6等を備えている。
【0003】
なお、この図で7はフレームホルダ(保炎器)、8は燃料ノズル、9は点火栓、10はアウターダクト、11は内側のライナ、12は排気ノズル、16はテールコーンである。
【0004】
また、ファン2で取り入れられた空気は、圧縮機3、燃焼器4およびタービン5を通るコア流14と、これらをバイパスするバイパス流13(ファン流)とに分岐され、ミキサ(混合器)15において合流する。
【0005】
ミキサ15は、図8に例示するように、横断面形状が波形形状の案内壁(隔壁)を有するとともに、この波形形状が下流ほど大きく成形され、この下流端で、ファン流13(実線)とコア流14(破線)が合流し、ミキサ15の下流に循環域Xを形成して効率よく混合するようになっている。かかる構造のミキサは一般にローブミキサと呼ばれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図8に例示したローブミキサは、エンジンの内部に設置される場合と外部に露出して設置される場合とがある。また、いずれの場合にも、コアエンジンの後方に離れて設置される場合もある。
【0007】
上述したローブミキサは、コア流とファン流の両方の中に端部が突入しているので混合効果が大きい。しかし、反面、端部の突入に伴って性能損失を引き起こすため、ノズル重量が増加し、かつスラスト損失が大きい問題点がある。また、このローブミキサは、騒音低減効果を高めようとすると、後流端部に発生する渦流により起振されて振動が発生しやすく、最悪の事態では作動中に破損することもあった。
【0008】
一方、ローブミキサと異なる構成のミキサーとして、特開平11−166451号、特開2000−80958、等が提案されている。
【0009】
特開平11−166451号の「シェヴロン排気ノズル」は、図9に示すように、噴流を導く排気ダクト17の後端部が三角形状のシェヴロン18に構成されたものである。シェヴロン18は、噴流内への突出が最小になるように排気ダクト17と同延上に形成されている。
この構成のミキサーは、シェヴロン18が排気ダクト17と同延上に形成されているため、噴流内への突出が少なく、スラスト損失が少ない特徴があるが、その反面、シェヴロン18を大きくしないと十分な混合効果が得られない欠点がある。また、シェヴロン18を大きくすると、シェヴロン端部に発生する渦流により起振されて振動が発生しやすい問題点がある。
【0010】
また、特開2000−80958の「ジェット騒音低減用のタブ付きノズル」は、図10に示すように、インナーノズル19又はアウターノズル20が、径方向内方及び外方へ向けて延設されたタブ21の配列部を有するものである。タブ21は、ノズルから径方向外方に延びる(折り曲げられた)三角形状の外方タブ21aと、ノズルから径方向内方に延びる三角形状の内方タブ21bとからなり、その間に形成されたノズルの延設部を有する。
この構成のミキサーは、三角形状の外方タブ21a及び内方タブ21bが、噴流内へ直接突出しているので、小さいタブで大きな混合効果が得られる。しかし、タブがノズルから径方向外方又は内方に折り曲げられた形状となっているので、噴流がタブ面に直接当たり、大きなスラスト損失が発生すると共に、タブ端部に発生する渦流によりタブが起振されて振動が発生しやすい問題点がある。
【0011】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、スラスト損失とノズルの重量増加を招くことなく、高速の内部流と低速の外部流を効率良く混合させてジェット騒音を低減することができ、かつ振動の発生を抑制することができるミキサーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、高速の内部流と低速の外部流の間を仕切る筒状隔壁(22)を有し、該隔壁の下流端(22a)より下流側で内部流と外部流の流れが混合するジェット噴流用ミキサであって、前記筒状隔壁の下流端部に周方向に間隔を隔てて設けられ、内部流及び/又は外部流に突出し1つの稜線(24a)が流れの上流側に向いた複数の三角錘体(24)を有し、前記三角錘体(24)は、前記稜線(24a)を含む2つの上流側斜面(25a)と、底辺が隔壁の下流端(22a)に位置する下流側斜面(25b)と、底面(25c)とからなり、前記2つの上流側斜面(25a)は、スラスト損失の実質的な増加を招かない緩い傾斜角に設定されており、前記下流側斜面(25b)は、内部流と外部流を効率良く混合させてジェット騒音を低減できる十分な大きさに設定されており、前記下流側斜面(25b)の大きさは、内部流の流路面積の約0.25〜0.5%である、ことを特徴とするジェット噴流用ミキサが提供される。
【0013】
本発明の構成によれば、筒状隔壁(22)の下流端部に周方向に間隔を隔てて設けられた複数の三角錘体(24)が、内部流及び/又は外部流に突出しているので、高速の内部流と低速の外部流を効率良く混合させてジェット騒音を低減することができる。また、この三角錘体(24)の1つの稜線(24a)が流れの上流側に向いているので、稜線を挟む斜面が流れに対して緩い傾斜面となり、スラスト損失の実質的な増加を防止することができる。
また、緩い傾斜角に設定された2つの上流側斜面(25a)で、スラスト損失の実質的な増加を招かずに、流れを半径方向に向けることができる。また、下流側斜面(25b)を十分な大きさに設定しているので、半径方向に向いた流れにより渦を強制的に発生させて、内部流と外部流を効率良く混合し、ジェット騒音を低減することができる。
さらに、本発明の実施例から、三角錘体(24)の下流側斜面(25b)の大きさを内部流の流路面積の約0.25〜0.5%に設定することにより、スラスト損失の実質的な増加を招かずに、ジェット騒音を低減する効果が得られることが、試験結果により確認された。
【0017】
本発明の好ましい一実施形態によれば、前記三角錘体(24)は、少なくとも上流側斜面(25a)と下流側斜面(25b)が一体成形され、筒状隔壁(22)に固着されている。
この構成により、中実又は中空の三角錘体(24)を一体成形により製作した後、溶接等で筒状隔壁(22)に固着することにより、隔壁の下流端部の剛性を高め、渦流により起振されても振動の発生を抑制することができる。
【0018】
また、本発明の好ましい別の実施形態によれば、前記三角錘体(24)は、下流側斜面(25b)と底面(25c)が開口し、上流側斜面(25a)が折り曲げ成形により筒状隔壁(22)と一体に成形されている。
この構成により、折り曲げ成形された三角錘体(24)により、隔壁の下流端部の剛性を高め、渦流により起振されても振動の発生を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0020】
図1は、本発明によるジェット噴流用ミキサの第1実施形態を示す図である。この図において、(A)は全体斜視図であり、(B)はその部分拡大図である。図1(A)に示すように、本発明のジェット噴流用ミキサは、高速の内部流aと低速の外部流bの間を仕切る筒状隔壁22を有し、隔壁22の下流端22aより下流側で内部流aと外部流bの流れが混合するようになっている。
【0021】
高速の内部流aは、例えばジェットエンジンの圧縮機、燃焼器およびタービンを通るコア流であり、低速の外部流bは、例えば、これらをバイパスするバイパス流である。なお、ジェット噴流を直接外気に噴射する場合には、内部流aはジェット噴流であり、外部流bは外部の空気流である。
【0022】
本発明のジェット噴流用ミキサは、更に、筒状隔壁22の下流端部に周方向に間隔を隔てて設けられた複数の三角錘体24を有する。この三角錘体24は、内部流aと外部流bの両方又は少なくとも一方に突出するように、隔壁22の内面及び/又は外面に設けられる。
【0023】
各三角錘体24は、1つの稜線24aが流れの上流側に向いている。すなわち、この例では、三角錘体24は、図1(B)に示すように、流れの上流側に向いた稜線24aを含む2つの上流側斜面25aと、底辺が隔壁の下流端22aに位置する下流側斜面25bと、底面25cとからなる。
【0024】
また、2つの上流側斜面25aは、スラスト損失の実質的な増加を招かないように緩い傾斜角に設定されている。更に、下流側斜面25bは、内部流aと外部流bを効率良く混合させてジェット騒音を低減できる十分な大きさに設定されている。この下流側斜面25bの大きさは、内部流の流路面積の約0.25〜0.5%であるのがよく、稜線24aは隔壁22に対して約15〜30°であるのがよい。約0.25%未満では騒音低減効果が不十分であり、0.5%を超すとスラスト損失が明らかに増加する。また下流側斜面25bは、突出した側の流れ(内部流a又は外部流b)に対して、ほぼ直交するのが好ましいが、本発明はこれに限定されず、わずかに上流側に傾斜していてもよい。
【0025】
図1の実施形態において、三角錘体24は、少なくとも上流側斜面25aと下流側斜面25bが一体成形され、筒状隔壁22に固着されている。従って、この構成では、中実又は中空の三角錘体24を一体成形により製作した後、溶接等で筒状隔壁22に固着することができ、三角錘体24が補強部材として作用して隔壁22の下流端部の剛性を高め、渦流により起振されても振動の発生を抑制することができる。
【0026】
また、図1の構成によれば、筒状隔壁22の下流端部に周方向に間隔を隔てて設けられた複数の三角錘体24が、内部流a及び/又は外部流bに突出しているので、内部流aに突出した三角錘体24で高速の内部流aを半径内方に流れを向け、かつ外部流bに突出した三角錘体24で低速の外部流bを半径外方に流れを向け、これにより半径方向の混合を促進してジェット騒音を低減することができる。また、この三角錘体24の1つの稜線24aが流れの上流側に向いているので、稜線を挟む斜面(上流側斜面25a)が流れに対して緩い傾斜面となり、スラスト損失の実質的な増加を防止することができる。
【0027】
図2は、本発明によるジェット噴流用ミキサの第2実施形態を示す図である。この図において、(A)は全体斜視図であり、(B)はその部分拡大図である。なお、その他の構成は、図1の第1実施形態と同様である。
この実施形態において、三角錘体24は、下流側斜面25bと底面25cが開口し、上流側斜面25aが折り曲げ成形により筒状隔壁22と一体に成形されている。従って、この構成のジェット噴流用ミキサでは、折り曲げ成形された三角錘体24により、隔壁の下流端部の剛性を高め、渦流により起振されても振動の発生を抑制することができる。
【0028】
また、図2の構成によれば、筒状隔壁22の下流端部に周方向に間隔を隔てて設けられた複数の三角錘体24が、内部流a及び/又は外部流bに突出しているので、内部流aに突出した三角錘体24で高速の内部流aを半径内方に流れを向けると共に、下流側斜面25bと底面25cが開口しているので内部流aに突出した三角錘体24で低速の外部流bを半径内方に流れを向けることができる。また、同様に、外部流bに突出した三角錘体24で低速の外部流bを半径外方に流れを向けると共に、下流側斜面25bと底面25cが開口しているので外部流bに突出した三角錘体24で高速の内部流aを半径外方に流れを向けることができる。従って高速の内部流aと低速の外部流bを効率良く混合させてジェット騒音を低減することができる。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
図3及び図4は、ジェット噴流用ミキサがインターナルミキサ(エンジンの内部に設置されたミキサ)である場合の実施例であり、図3は、各インターナルミキサのディスプレイ上の中間画像であり、図4は各インターナルミキサの試験結果を示す周波数特性図である。
【0030】
図3において、▲1▼は、基本(ベース)であり、通常の単純なノズルの場合である。▲2▼は、図9に示したシェヴロン排気ノズルである。また、▲4▼〜▲7▼は、本発明の例であり、▲4▼は三角錘体(タブ)が内側に大6つの場合、▲5▼は同様に大12の場合、▲6▼は内外に大6つづつの場合、▲7▼は三角錘体(タブ)が内側に小12の場合である。なお、ここで大きいタブは、内部流の流路面積の約0.5%であり、小さいタブは同約0.25%である。また、この▲4▼〜▲7▼の例では、スラスト損失の実質的な増加を招かないことが試験的に確認されている。
【0031】
図4において、横軸は周波数であり、縦軸は騒音レベルである。また図中の各数字は、図3の番号に対応している。この図から、▲1▼の基本(ベース)に対して、▲2▼のシェヴロン排気ノズル及び▲4▼〜▲7▼の本発明のジェット噴流用ミキサは明らかに騒音低減効果がほぼ全周波数範囲で認められることがわかる。
【0032】
図5及び図6は、ジェット噴流用ミキサがエクスターナルミキサ(エンジンの外部に設置されたミキサ)である場合の実施例であり、図3は、各エクスターナルミキサのディスプレイ上の中間画像であり、図4は各エクスターナルミキサの試験結果を示す周波数特性図である。
【0033】
図5において、▲1▼は、基本(ベース)であり、通常の単純なノズルの場合である。▲2▼は、図9に示したシェヴロン排気ノズルである。また、▲6▼は、本発明の例であり、三角錘体(タブ)が内外に大6つづつの場合である。
【0034】
図6において、(A)は騒音計測位置が前方から125°の場合、(B)は同150°の場合である。また、各図において、横軸は周波数であり、縦軸は騒音レベルである。また図中の各数字は、図5の番号に対応している。
この図から、本発明のジェット噴流用ミキサは、▲1▼の基本(ベース)及び▲2▼のシェヴロン排気ノズルと比較して、特に約3200Hz以下の周波数領域において、騒音低減効果が大きいことがわかる。人間の耳に感じる耳障りな音は、主として約1000〜3000Hzの範囲と言われている。また、5000Hz以上の高周波音は、大気中の減衰効果が大きいため、高空ではほとんど問題とならない。従って、約3200Hz以下の周波数領域における騒音低減効果が大きい本発明のジェット噴流用ミキサは、非常に効果的であるといえる。
【0035】
また、本発明の構造から、上述したように、スラスト損失とノズルの重量増加を招くことなく、高速の内部流と低速の外部流を効率良く混合させてジェット騒音を低減することができる。
更に、隔壁の下流端部の剛性を高め、渦流により起振されても振動の発生を抑制することができる。
【0036】
なお、本発明は上述した実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更できることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
上述したように、本発明のジェット噴流用ミキサは、スラスト損失とノズルの重量増加を招くことなく、高速の内部流と低速の外部流を効率良く混合させてジェット騒音を低減することができ、かつ振動の発生を抑制することができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるジェット噴流用ミキサの第1実施形態を示す図である。
【図2】本発明によるジェット噴流用ミキサの第2実施形態を示す図である。
【図3】本発明の実施例におけるインターナルミキサのディスプレイ上の中間画像である。
【図4】図3の各インターナルミキサの周波数特性図である。
【図5】本発明の実施例におけるエクスターナルミキサのディスプレイ上の中間画像である。
【図6】図5の各エクスターナルミキサの周波数特性図である。
【図7】従来のミキサを有するジェットエンジンの構成図である。
【図8】従来のミキサの部分斜視図である。
【図9】従来の別のジェット噴流用ミキサの構成図である。
【図10】従来の更に別のジェット噴流用ミキサの構成図である。
【符号の説明】
1 航空機エンジン(ジェットエンジン)、2 ファン、
3 圧縮機、4 燃焼器、5 タービン、6 アフタバーナ、
7 フレームホルダ、8 燃料ノズル、9 点火栓、
10 アウターダクト、11 ライナ、12 排気ノズル、
13 バイパス流(ファン流)、14 コア流、
15 ミキサ(混合器)、16 テールコーン、
17 排気ダクト、18 シェヴロン、
19 インナーノズル、20 アウターノズル、
21 タブ、21a 外方タブ、21b 内方タブ
22 隔壁、22a 下流端、24 三角錘体、24a 稜線、
25a 上流側斜面、25b 下流側斜面、25c 底面

Claims (3)

  1. 高速の内部流と低速の外部流の間を仕切る筒状隔壁(22)を有し、該隔壁の下流端(22a)より下流側で内部流と外部流の流れが混合するジェット噴流用ミキサであって、前記筒状隔壁の下流端部に周方向に間隔を隔てて設けられ、内部流及び/又は外部流に突出し1つの稜線(24a)が流れの上流側に向いた複数の三角錘体(24)を有し、
    前記三角錘体(24)は、前記稜線(24a)を含む2つの上流側斜面(25a)と、底辺が隔壁の下流端(22a)に位置する下流側斜面(25b)と、底面(25c)とからなり、前記2つの上流側斜面(25a)は、スラスト損失の実質的な増加を招かない緩い傾斜角に設定されており、前記下流側斜面(25b)は、内部流と外部流を効率良く混合させてジェット騒音を低減できる十分な大きさに設定されており、
    前記下流側斜面(25b)の大きさは、内部流の流路面積の約0.25〜0.5%である、ことを特徴とするジェット噴流用ミキサ。
  2. 前記三角錘体(24)は、少なくとも上流側斜面(25a)と下流側斜面(25b)が一体成形され、筒状隔壁(22)に固着されている、ことを特徴とする請求項に記載のジェット噴流用ミキサ。
  3. 前記三角錘体(24)は、下流側斜面(25b)と底面(25c)が開口し、上流側斜面(25a)が折り曲げ成形により筒状隔壁(22)と一体に成形されている、ことを特徴とする請求項に記載のジェット噴流用ミキサ。
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