JP3962749B2 - センサ及びガイドワイヤーアセンブリ - Google Patents

Description

発明の詳細な説明

本発明は、挿入される血管内の取扱い特性が改良された、脈管内圧力測定用のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリに関する。

脈管内圧力測定に使用するのに適したガイドワイヤーに取り付けたセンサは、国際特許出願第ＷＯ ９０／０１２９４号、米国再特許第３５，６４８号及び米国特許第５，７１５，８２７号に開示されている。１つの既知のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリは、コアワイヤーを備えており、コアワイヤーは、該コアワイヤーの少なくとも末端領域内で厚さが相違する部分を有している。電気導線が接続されたセンサをコアワイヤーに取り付けることが望ましい状況において、コアワイヤーは、管内に包み込まれ、電気導線は管内でコアワイヤーに沿って平行に伸びている。コアワイヤーは、管の基端まで伸びることができるが、そのように伸びるようにしなくてもよい。センサが圧力センサであるならば、例えば、曲がりによる人為的な機械的不良を防止するため、センサに対し何らかの型式の強化部材を提供することが好ましい。ガイドワイヤーのセンサ領域を強化し且つ保護するためセンサを包み込む短い保護管部分を提供することが既知である。しかし、この型式の強化部材は、幾つかの欠点を有する。

上述した型式の保護管部分の第一の欠点はコイルと保護管部分との間の接続部を形成することが難しく、コイルと管との不適合がしばしば生じることである。換言すれば、良好な同心状の適合性を得ることが難しい。

保護管部分の第二の欠点は、追加的な構造体、すなわち、保護管部分をセンサ及びガイドワイヤーアセンブリの一部として組み立てなければならないため、製造方法がより複雑となることである。保護管部分をセンサに取り付ける従来の手段は、糊又は別の適当な接着剤によることであるが、この取付け方法は、機械的な観点からして、接続部を最適なものではなくする。更に、接着剤の熱膨張率はセンサ及びガイドワイヤーアセンブリの他の部分にて使用される材料と相違し、そのことは問題を生じる可能性がある。また、保護管部分は、センサ領域を比較的硬くし、また、保護管部分の長さを望ましい程に短くすることはできない。

保護管部分の第三の欠点は、管部分が非対称で且つ非可撓性又は硬い部分を構成し、かかる部分が血管の曲がり部分にて曲がるのを妨げることである。
保護管部分の第四の欠点は、管部分の内径がワイヤーの区部分化を行う方法に制限を課す点である。

上述した難点は、これらに尽きるものではなく、従来のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリの効果及び製造効率を低下させる多くの難点の一部にしか過ぎないものである。その他の特記すべき問題点もある。しかし、上述したことは、過去に現れたかかるアセンブリが有意義な改良を必要としていることを示すのに十分であろう。

発明の概要

このように、センサの領域内で曲げ特徴が改良された、センサ及びガイドワイヤーアセンブリが必要とされている。

このため、本発明の１つの目的は、センサ要素が配置される箇所により平滑な遷移部分を提供し、且つ製造の観点からしてより容易に製造できるセンサ及びガイドワイヤーアセンブリを提供することである。

上記の目的を達成することを目的とする本発明の好ましい実施の形態は、取付け部材を含むセンサ及びガイドワイヤーアセンブリを有する。取付け部材は、センサが取り付けられるセンサ受け部又はリセス部を有する拡張部分を備えることが好ましい。このアセンブリは、全体的により硬く且つ機械的に堅牢な装置であり、従来の装置の上記の説明にて概説した別個の保護管部分に関係する問題点は存在しない。本発明のアセンブリは、センサ受け部又はリセス部が形成された拡張部分は、センサに対する保護された取付け箇所を提供するから、保護管部分を必要としない。

本発明によるセンサ及びガイドワイヤーアセンブリは、末端と、基端と、断面及び可撓性が相違する複数の部分とを有するコアワイヤーを備える。部分の少なくとも１つは拡張部分を有し、拡張部分は、センサ受け部を有している。管は、その長さの少なくとも一部分に亙ってコアワイヤーを包み込み、拡張部分を有するコアワイヤーが管の末端から伸びるようにする。該管は、センサ及びガイドワイヤーアセンブリを動脈内に挿入し且つ患者の体内の測定箇所まで進めることを可能にする形態とされている。センサは、コアワイヤーの拡張部分のセンサ受け部内に取り付けられている。第一のコイルは、管の末端から伸びるコアワイヤーの第一の部分を包み込むように配置されている。第一のコイルは、センサよりもコアワイヤーの基端により近い位置に配置されている。第二のコイルは、管の末端から伸びるコアワイヤーの第二の部分を包み込むように配置されている。第二のコイルはセンサよりもコアワイヤーの末端により近い位置に配置されている。第一のコイル及び第二のコイルの各々は、拡張部分の外径とも実質的に等しい外径を有することが好ましい。

本発明の追加的な目的及び有利な点は、以下の説明に記載され且つその説明から一部分明らかになるであろうし、また、本発明を実施することにより知ることができよう。本発明の目的及び有利な点は、特許請求の範囲に特に記載した、計測器及び組合せ体によって実現し且つ得ることができる。

本明細書に含まれ且つ本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の現在の好ましい実施の形態を示すものであり、上記の全体的な説明及び以下の好ましい実施の形態の詳細な説明は、本発明の原理を説明する作用を果たすものである。

好ましい実施の形態の詳細な説明

次に、同様の部品を同様の参照符号で表示する図面、最初に、図１及び図１ａを参照すると、センサ及びガイドワイヤーアセンブリの1つの好ましい実施の形態が図示されている。図１及び図１ａに図示するように、該アセンブリは、全体として、コアワイヤー１と、コアワイヤー１が少なくとも部分的に挿入された管２と、コアワイヤーの末端部分を部分的に覆う少なくとも1つのコイル８、１５と、適当な取付け配置状態（以下に説明）にてコアワイヤー１に取り付けられたセンサ要素１２とを備えている。コアワイヤー１は拡張部分１０を有している。拡張部分１０の断面は、コアワイヤー１の他の部分の断面の主要寸法よりも大きい主要寸法を有している。円筒状のコアワイヤーの場合、拡張部分１０の主要寸法は、コアワイヤーの円形の断面の直径で示してあり、この直径はコアワイヤーの残りの部分の直径よりも大きい。図１及び図１ａの実施の形態において、アセンブリの先端７に取り付けられたコアワイヤー１０の末端は、拡張部分１０の直径よりも小さい直径を有する。

説明の都合上、アセンブリは、図１及び図１ａの５つの部分Ａ−Ｅに分割してある。部分Ａは、アセンブリの最末端部分である、すなわち、血管内を最も遠くまで挿入しようとする部分であり、部分Ｅは最基端部分である。部分Ｅには、雄型基端コネクタ２０が設けられている。１つの好ましい実施の形態において、部分Ａは約１０乃至５０ミリ、部分Ｂは約０．５乃至５ミリ、部分Ｃは約２００乃至４００ミリ、部分Ｄは約５００乃至３，５００ミリ、及び部分Ｅは約５乃至５０ミリの長さである。ガイドワイヤーの直径は０．２５乃至２ミリの範囲で相違する。冠状動脈内で使用するためには、この直径は通常、０．３５ミリである。

部分Ａは、例えば、ガイドワイヤーの操作中、位置マーカとして使用可能な、例えば、白金又は白金合金で出来た放射線不透過性コイル８を有することが好ましい。部分Ａの最末端には、半球状の外形を有する先端７が設けられている。該先端７は、溶接、はんだ付け又はその他の適当な取付け方法によりコイル８に取り付けることができる。

コアワイヤー１は、部分Ａに拡張部分１０を有している。部分Ａと部分Ｂとの間の遷移領域内で、コイル８の基端は、糊、はんだ又はその他の適当な接着剤によりコアワイヤー１の拡張部分１０に取り付けられている。これと代替的に、コイル８は拡張部分１０にねじ止めしてもよい（コイルを取り付ける更なる詳細は以下に掲げてある）。別のコイル１５が拡張部分１０の基端に取り付けられている。コイル１５は、コアワイヤー１の弧の領域内で可撓性を提供し且つケーブル１４を保護し得るように部分Ｃの上方を伸びている。

拡張部分１０内には、センサ１２が取り付けられたセンサ受け部、好ましくはスロット１１が設けられている。該センサは、例えば、圧力センサとすることができる。センサ１２が内部に取り付けられたコアワイヤー１の拡張部分１０は、血管の鋭角な曲がり部分の間でセンサ１２に加わる応力を減少させる。更に、拡張部分１０はスロット１１を設けることにより、コアワイヤー１を取り扱う間、機械的に損傷され又は血管壁と接触することで傷付かないようにセンサ１２を保護する。スロット１１内の側壁は、所望の保護を提供し得るように、センサ１２の上面の上方を一定の距離、伸びる必要がある。

拡張部分１０は、該拡張部分の末端方向で且つ基端方向に伸びるより小さい直径の部分を形成し得るように拡張部分の公称直径を有する金属ワイヤーから材料を除去することにより、形成されることが好ましい。ワイヤーの機械加工は、色々な方法にて行うことができ、その他の方法も可能であるが、センターレス研磨が好ましい方法である。

尚、拡張部分は、例えば、はんだ付けにより短い管部分をコアワイヤーに取り付けることにより形成してもよい。又、センサの取付け受け部を形成する凹み部分は、スパーク機械加工により形成することができる。このようにして、構造体の全体は、図１及び図１ａの実施の形態に正確に類似したものとなる。

センサ１２には、センサの設計に依存してその数が相違する信号伝送ケーブル１４が取り付けられている。図示した実施の形態において、３つのケーブルが存在する（図１ｂ参照）。これらケーブル１４は、接着又は他の適当な技術により接着パッド（図示せず）の上でセンサ１２に取り付けられる。ケーブル１４のセンサ１２に対する取付け箇所は、環境から、すなわち、血液又はその他の体液から保護されることが好ましい。通常、このことは、かかる流体及びその他の環境の作用から十分に保護し得るようにスロット１１をシリコンゴム又は別のポリマー材料にて充填することにより行うことができる。

スロット１１は、約５０乃至２５０μｍの幅及び深さ寸法を有し、長さ寸法が約５０乃至２，５００μｍであることが好ましい。
図１ａにて理解し得るように、スロット１１は、コアワイヤー１の基端方向に伸びて、ケーブル１４が静止するより浅いリセス部１６内に変容する。スロット１１及びリセス部１６は、コイル１５を取り付けたとき、該コイル１５が傷付き易いケーブル１４を妨害したり又は傷付けないような形態とされている。この比較的浅いリセス部１６は、コアワイヤー１内に機械加工された棚状部分１７により画成される。この棚状部分１７を設ける主な理由は、スロット１１が比較的浅いリセス部１６の末端よりもコアワイヤー１の基端方向により遠方に伸びるならば、コアワイヤー１の拡張部分１０の強度が部分Ｂと部分Ｃとの間の遷移部分にて不十分となるからである。

リセス部１６と同様のリセス部１８がコアワイヤー１が管２内に挿入される箇所である、部分Ｃと部分Ｄとの間の遷移部分にてコアワイヤー１に形成されている。このリセス部１８は、例えば、組み立て中に傷付かないようにケーブル１４を保護すべく設けられている。

図示した実施の形態において、コアワイヤー１は、部分Ｄ内で比較的短い距離に亙ってのみ管２内に伸びている。その他の取付け方法が可能であるが、このコアワイヤーは、管２内の所定の位置に接着することができる。しかし、コアワイヤー１は、基端コネクタ２０まで全長さに亙ってアセンブリの全長に亙って伸びるようにすることも考えられ且つ実際には、そのようにすることが好ましい。この場合、研磨方法を介して拡張部分を有する長いコアワイヤーを形成することは好ましくないから、２つの部分を接続してコアワイヤーを形成する必要がある。過度の金属加工が必要とされるだけであろう。

部分Ａ内に配置された、拡張部分の末端は、僅かに円錐形の伸長部分を形成し得るようにテーパーを付け且つコイル８に対する取付け面として機能するようにすることが好ましい。この伸長部分は、アセンブリの先端７に定着させた細いワイヤーを形成し得るように狭小とされている。部分Ａ内にて先端に向けてコアワイヤー１に漸進的にテーパーを付ける結果、先端７に近付くにつれて漸進的により可撓性となるガイドワイヤーアセンブリの前面部分となる。このテーパー付きは、金属コアワイヤーを研磨することにより得ることができる。コアワイヤーの取付け面は、円錐形とする必要はなく、むしろ、コイル及び先端を取り付けることのできる平坦部分として形成してよい。

コイル８、１５は、以下に説明するように、異なる方法にてアセンブリの色々な部分に取り付けることができる。
図２には、更なる凹み部又はリセス部１９が拡張部分１０の底部に形成された本発明の１つの実施の形態が図示されている。このリセス部１９の目的は、コアワイヤー１が部分Ａ−Ｂ−Ｃの領域、特に、これら部分間の遷移部分にて曲がるならば、拡張部分１０の応力により発生されるであろう、任意の機械的応力がセンサの末端の圧力感知部分に加わらないことを確実にすることである。

図１及び図２から理解し得るように、拡張部分１０は、コイル８、１５の外径に略等しい外径を有する。このことは、センサ及びガイドワイヤーアセンブリの全体の直径をその長さに亙って等しくすることになる。更に、コイル及び拡張部分の中心は、長手方向軸線の上に設定される。更に、外面は、挿入する間、凸凹部分に固着し又は引っ掛かることにより問題を生じる可能性がある「端縁」をコイルと拡張部分との間の接続部分に全く発生させない。

上述したように、コイル８、１５を拡張部分１０及び管２にそれぞれ取り付ける幾つかの代替的な方法がある。また、コアワイヤー１を管２に取り付けるための色々な代替的な方法がある。これらの代替的な方法の幾つかについて、以下に説明する。

図３には、コイル８、１５が拡張部分１０に螺着された（箇所１００にて）１つの実施の形態が図示されている。この目的のため、拡張部分１０は、各々が拡張部分１０の主要部分に対して縮小径を有する末端伸長部２１及び基端伸長部２２をそれぞれ有するように形成されている。ねじ１００は、ＥＤＭ又はマイクロ機械加工により形成されることが最も便宜である。このねじの数は、重要ではないが、４乃至１０のねじ山とすることが適当である。

図４ａにおいて、各々が拡張部分１０の主要部分に対して縮小径を有する末端伸長部５１及び基端伸長部５２がそれぞれ設けられている。コイル８、１５は、例えば、溶接、はんだ付け又は接着により取り付けられる。しかし、これらの伸長部５１、５２は、図３の実施の形態の伸長部２１、２２よりも短くすることができる。図３及び図４の実施の形態の双方において、コイル部分の外径は拡張部分１０の外径と実質的に等しいことが重要である。

図４ｂにおいて、拡張部分１０は、基端伸長部５３を形成し得るように、その長さのより長い部分に亙ってより小径であるように形成されており、このため、基端コイル１５は、取り付けた時、スロット１１のより大きい部分（２／３以上に亙って）をカバーする。これによりセンサ１２の更なる保護が提供される。

また、これらの実施の形態において、スロット１１は、保護目的のためケーブル１４を配置することのできるリセス部１６を形成し得るように、基端方向に伸びている。

図５ａ及び図５ｂにおいて、スロット１１が拡張部分１０を通って伸びる１つの実施の形態が図示されている。センサ１２をスロット１１内の所定の位置に固着するため、スロット１１には、シリコンゴム又はその他の材料のような材料を充填する。シリコンは、保護効果を有する。また、この実施の形態において、ケーブル１４を受け入れるリセス部１６も設けられている。

図５ａ及び図５ｂの拡張部分の１つの特別な特徴は、末端及び基端方向へのそのテーパー付きの伸長部６１、６２である。導入部分に示したように、センサに対して保護管を設けることは、コイルと管との不適合のため、製造上の問題点を生じさせ勝ちとなる。また、接続の質も著しく相違し、アセンブリ毎に、センサ領域内の可撓性を相違させる。拡張部分１０をテーパー付き部分６１、６２を有するように形成することにより、コイル８、１５は、その取付け位置に拡張部分１０まで案内することができるから、コイル８、１５を取り付けることは比較的容易となる。

図６において、別個のワイヤー２００をコアワイヤー１に取り付け且つ該ワイヤーを先端７内で定着することにより、コアワイヤー１を先端７内で固着する方法が図示されている。

次に、コアワイヤー１及びコイル１５を管２に取り付ける多数の可能性について、図７乃至図１３を参照しつつ説明する。これら全ての図面において、コアワイヤー１は、管２内に短い距離を伸びるように示してある。しかし、十分な曲げ強度を提供するという観点からして、コアワイヤー１は、管２を通じてその基端（図１に参照番号２０で示したコネクタが設けられる）まで伸びるようにすることが望ましい。

図７には、コアワイヤー１が管部分２４内に包み込まれ又は挿入された１つの実施の形態が図示されており、この管部分２４は、管２の内径に相応し又はそれよりも僅かに小さい外径を有し、コアワイヤー１と管２との間にて緊密な嵌まり状態が得られるようにする。長手方向リセス部２６がケーブル１４を受け入れ得るように、管部分２４に形成されている。管部分２４の断面は、Ｃ字形に類似しており、この場合、ケーブル１４は、「Ｃ字形」部分の開口部内を伸びている。この管部分２４の材料は、ポリイミドであることが好ましいが、これにのみ限定されるものではない。管２の材料厚さは、コイル１５を形成するワイヤーの直径と実質的に等しいことが好ましい。これにより、コイル１５の外径は、管２の外径に実質的に等しくなる。管２の端縁３２から伸びる管部分２４の部分は、コイル１５に対する取付け部として機能する。コイル１５は、管部分２４まで押し且つ接着、溶接、はんだ付け又はその他の適当な任意の技術により固着される。

図８において、コアワイヤー１の直径を増大させコアワイヤー部分２７を形成することにより、コアワイヤー１と管２との間で緊密な嵌まり状態が得られ、このコアワイヤー部分２７の直径は、管２の内径に相応し又はこの内径よりも僅かだけ小さい。ケーブル１４を受け入れるため、研磨又はその他の機械加工方法又は何らかのその他の適当な方法により、コアワイヤー部分２７にリセス部２８が形成されている。コアワイヤー部分２７は、管２の端縁３２から伸びて、図７の実施の形態と同様に、コイル１５に対する取付け箇所を提供する。

図９には、図８の実施の形態と同様の実施の形態が図示されており、その相違点は、リセス部を提供することに代えて、棚状部分３０を画成する平坦面が得られるようにコアワイヤー材料が除去されている点である。棚状部分３０は、上記ケーブル１４を受け入れるスペースを提供する。コイル１５の巻き線は、管２へのコイルの取付け箇所からリセス部２８の末端までのリセス部２８の長さに沿って見えず、拡張部分２７の材料がコイル巻き線の視界を遮ることを示す一方、コイル巻き線は、リセス部２８ではなくて平坦な棚状部分３０を示す図９にて同一の領域内で見ることができる。コイル１５は、図８に示すように、コアワイヤー部分２７に取り付けられる。

図１０には、図８に図示したコイル１５の代替的な取付け状態が図示されている。この場合、コアワイヤー部分２７には、コイル巻き線３６を受け入れることのできるねじ３４が設けられている。このようにして、ねじは、勿論、接着又ははんだ付け等により補充することができる。

図１１には、ら旋状の構造体３８が得られるように管２をその末端にて機械加工した１つの実施の形態が図示されている。コアワイヤー１のコアワイヤー部分２７には、ら旋状構造体３８と協働し得るようにされたねじ３９が設けられ、管２とコアワイヤー１との間に係合状態を形成する。コイル１５は、コアワイヤー部分２７の非ねじ部分に取り付けられ、この非ねじ部分は、コイル１５に対する取付け箇所４０を形成する。

図１２は、図１１の実施の形態の更なる展開例であり、この場合、コイル１５及び管２の双方がコアワイヤー部分２７のねじ３９に螺着されている。勿論、コアワイヤー部分２７のコイル１５及びねじ３９の管２への取り付けは、接着剤又ははんだ付けにより補充することができる。

図１３の実施の形態において、管２の末端は、管２の他の部分よりも小さい外径及び薄い厚さを有し、このため、末端はコイル１５に対する取付け箇所４２を提供することができる。

当業者には、追加的な利点及び改変が容易に明らかであろう。このため、本発明は、そのより広い局面において、図示し且つ本明細書に記載した特定の詳細及び代表的な装置にのみ限定されない。従って、特許請求の範囲に記載した本発明の全体的な概念の精神又は範囲から逸脱せずに、色々な改変例が具体化可能である。

本発明のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリの全長の断面図である。 図１ａは、本発明のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリの長手方向側面図である。 図１ｂは、図１ａの線ｂ−ｂに沿った断面図である。 センサを取り付ける別の方法を示す、詳細な断面側面図である。 センサ及びガイドワイヤーアセンブリのコアワイヤーの拡張部分にコイルを脱着可能に取り付ける方法を示す、詳細な断面側面図である。 ４ａは、コイルをコアワイヤーに取り付ける別の方法を示す、詳細な断面側面図である。４ｂは、１つのコイルがセンサを保護する機能を果たす、図４ａの実施の形態の１つの変更例を示す、詳細な断面側面図である。 ５ａは、センサに対する取付けスロットが拡張部分を通って伸びる1つの実施の形態の詳細な断面側面図である。５ｂは、図５ａの線ｂ−ｂに沿った断面図である。 センサ及びガイドワイヤーアセンブリの先端又は末端を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをセンサ及びガイドワイヤーアセンブリのコアワイヤー及び管に取り付ける１つの方法を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをコアワイヤー及び管に取り付ける１つの代替的な方法を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをコアワイヤー及び管に取り付ける更なる方法を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをコアワイヤー及び管に取り付ける更に別の方法を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをコアワイヤー及び管に取り付ける別の方法を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをコアワイヤー及び管に取り付ける更に代替的な方法を示す、詳細な断面側面図である。 コイルをコアワイヤー及び管に取り付ける更に別の方法を示す、詳細な断面側面図である。

Claims (14)

1. 末端と、基端と、基端にある拡張部分とを有し、該拡張部分にスロット(１１)形態のセンサ取付け部材を設けられたコアワイヤー(１)と、
   該コアワイヤーの前記拡張部分のセンサ取付け部材に設けられたセンサ(１２)とを有するセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、
   前記センサ取付け部材は実質的に円筒状部材を備え、前記スロット(１１)は該円筒状部材の中に形成されて前記センサを収容し得るようにされ、
   前記スロット(１１)内の側壁は、機械的干渉から前記センサを十分に保護するために該センサ(１２)の上面の上方を一定の距離伸びることを特徴とするセンサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
2. 請求項１に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記スロット(１１)は、５０乃至２５０μｍの幅及び深さ寸法を有し、長さ寸法が５０乃至２５００μｍである、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
3. 請求項１に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、シリコンゴム、ラテックス及びその他のポリマー材料から成る群から選んだ柔軟な材料内に前記センサを埋め込むことにより、該センサが所定の位置に固着される、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
4. 請求項１に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、さらに凹み部(１９)がセンサ(１２)の末端の直下において前記拡張部分(１０)の底部に形成され、これにより任意の機械的応力がセンサの末端の圧力感知部分に加わらないようにした、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
5. 請求項１に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記センサが取り付けられる前記スロットが、前記拡張部分を貫通して伸びる、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
6. 請求項１に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、該コアワイヤーの長さの少なくとも一部に亙って前記コアワイヤーを包み込む管(２)であって、前記コアワイヤー(１)が該管の末端から外に伸び、前記センサ及びガイドワイヤーアセンブリを動脈内に挿入し且つ身体内の測定箇所まで進め得る形態とされた管を備える、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
7. 請求項６に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記管(２)の基端に向けた方向に前記管の少なくとも一部分を貫通して前記センサから伸びるワイヤー(１４)と、
   前記管の内径と実質的に等しい外径を有する管部分(２４)であって、前記コアワイヤーを前記管内の所定の位置に固着し得るように前記コアワイヤーと前記管との間にて前記管と締り嵌め状態に配置され、前記管の前記部分を貫通して前記ワイヤーが通るのを許容する形態とされた前記管部分とを備える、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
8. 請求項７に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記管部分の一部分が、該管の前記末端から外に伸び、前記管の前記末端から外に伸びる前記管部分の前記部分に取り付けられたコイル(１５)を更に備え、前記管部分が該管の外径に実質的に等しい外径を有する、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
9. 請求項６に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記コアワイヤーが、締り嵌め状態に前記管に取り付けられ、前記コアワイヤーの外径が前記管の内径に略等しいようにする、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
10. 請求項１乃至９のいずれかに記載のセンサ及びコアガイドアセンブリにおいて、前記コアワイヤーが前記ワイヤーを受け入れる長手方向リセス部(２８)を有する、センサ及びコアガイドアセンブリ。
11. 請求項１乃至１０のいずれかに記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記コアワイヤーが前記ワイヤーを受け入れる平坦面(３０)を有する、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
12. 請求項１乃至１０のいずれかに記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記管の末端から外に伸びる前記コアワイヤーの一部分に取り付けられたコイル(８)を更に備える、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
13. 請求項６に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記コアワイヤーが、前記管に螺着可能に係合し、前記コアワイヤーが、前記管の前記末端に形成されたら旋状構造体と相補的な雄ねじを有し、前記管の前記ら旋状構造体が前記コアワイヤーの前記ねじの少なくとも幾つかと螺着可能に係合する、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。
14. 請求項１３に記載のセンサ及びガイドワイヤーアセンブリにおいて、前記コアワイヤーの前記ねじの末端のねじと螺着可能に係合するコイル巻き線を有するコイルを更に備える、センサ及びガイドワイヤーアセンブリ。

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