JP3962514B2 - 微粒状物散布装置 - Google Patents

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農薬等の微粒状物を農耕地に散布するための微粒状物散布装置に関するものである。
【0002 】
【従来の技術】
農薬は、作物を荒らす病害虫の駆除、農耕地に生える雑草の除去に使用される等、近代農業には欠かせないものとなっている。この農薬には、粉末状のもの、粒状のもの、液状のもの等、様々な形態のものが存在する。
【0003 】
防虫および栽培された作物の土中の病気予防を目的として、農耕地に粒状の農薬を散布するには、トラクタ搭載型の農薬散布装置が使用されている。従来のトラクタ搭載型の農薬散布装置を図8に示す。図において、符号1はトラクタ、2は農薬散布装置、3は農薬の収納部、4は農薬の放出孔、5は農薬の撹拌軸である。この農薬散布装置2では、収納部3に収納された農薬を撹拌軸5を回転させて撹拌しながら放出孔4に向けて押し出すことで農薬を放出するようになっている。
【0004 】
この農薬散布装置では、散布に際し、トラクタを走行させながら、トラクタの前部に取り付けた農薬散布装置から農薬を地上に散布し、トラクタの後部に取り付けたロータリで土起こしを行うことで農薬を土壌にすき込んでいくのである。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のトラクタ搭載型の農薬散布装置は、微粒状の農薬に比べて粒径の大きな(3〜5mm程度)のペレット状の農薬を散布することを目的としている。そのため、例えば粒径の小さな(0.1mm程度)の微粒状と称される農薬を散布しようとすると、放出孔4から農薬がまとまって多量に放出されてしまい、適量散布が行い難くなるといった問題がある。
また、収納部3に農薬を多量に投入した場合、撹拌軸5上で農薬がブリッヂ現象(農薬が撹拌軸5の上方で締め固まり、下方に落ちなくなる現象)を起こす可能性がある。
さらに、撹拌軸5が回転することで静電気が生じ、農薬が撹拌軸5等に付着してしまうために撹拌軸5による押し出しの効果が半減したり故障の原因となるといった問題があった。
【0006 】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、農薬等の微粒状物を農耕地に効率よく散布することが可能な微粒状物散布装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、次のような構成の微粒状物散布装置を採用する。すなわち、請求項1記載の微粒状物散布装置は、農薬等の微粒状物を散布する微粒状物散布装置であって、基台と、該基台に取り付られて前記微粒状物を収納する収納部と、前記基台から吊持手段を介して吊り下げ支持されて前記収納部と連通し、該収納部から流入する微粒状物を外部に放出する放出孔が形成された散布ヘッドと、該散布ヘッドに振動を加えて微粒状物の放出を促す振動付加手段とを備え、前記吊持手段は、前記散布ヘッドにステーを介して立設されるロッド部と、中央に孔が形成され、その孔に前記ロッド部を挿通される2枚の円板と、前記ロッド部を挿通され、かつ前記2枚の円板の間に介装されて前記2枚の円板を互いに離間する方向に付勢するコイルバネと、前記2枚の円板のうち下側の円板に、前記ロッド部を跨ぐようにして固定される引掛け部とを備え、前記2枚の円板のうち上側の円板は、前記ロッド部に、同円板よりも上位に取り付けられた制止部材によって前記ロッド部の上方への脱却を阻止され、前記2枚の円板のうち下側の円板は、前記ロッド部に、同円板よりも下位に取り付けられた制止部材によって前記ロッド部の下方への脱却を阻止されていることを特徴とする。
【0008 】
請求項1記載の微粒状物散布装置においては、振動付加手段の振動が散布ヘッドに伝達され、吊り下げ支持された散布ヘッドが振動する。散布ヘッドに流入する微粒状物は、散布ヘッドが振動することにより上方からの圧迫による締め固めが解消されて詰まりを生じにくくなり、放出孔から安定的に放出される。
【0010】
さらに、散布ヘッドの振動が、吊り下げ方向に弾性変形可能な吊持部がダンパとして機能することで吸収され、基台への伝達が抑制される。
【0019】
請求項記載の微粒状物散布装置は、前記放出孔から放出される微粒状物を受け止めるとともに該微粒状物を斜め下方に滑落させる傾斜面を有する拡散部が、前記散布ヘッドに、前記放出孔の下方に位置するように設けられていることを特徴とする。
【0020】
請求項記載の微粒状物散布装置においては、放出孔を通じて散布ヘッドから放出された微粒状物が傾斜面上に落下してバウンドし、さらに傾斜面を滑り落ちる過程で拡散されて地上に落下する。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係る微粒状物散布装置をトラクタ搭載型の農薬散布装置に適用した実施形態を図1ないし図7に示して説明する。図1は当該農薬散布装置の分解斜視図である。図において、符号10はフレーム、20は農薬を収納する収納部、30は収納部20から流入する農薬を散布する散布ヘッド、40はフレーム10から散布ヘッド30を吊り下げ支持する吊持部である。
【0024】
フレーム10は、トラクタ(図示略)に着脱可能に取付られるアタッチメント11と、アタッチメント11に固定される上フレーム12と、上フレーム12から複数の吊り下げベルト13により吊り下げ支持される下フレーム14とから構成されている。
【0025 】
アタッチメント11は、後述するようにトラクタの前部に設けられている多目的用途の取付バー(図示略)にボルト・ナット等によって固定されるようになっている。
【0026 】
上フレーム12は、断面円形の鋼製パイプを長方形をなすように屈曲して形成されたもので、アタッチメント11から延びる2本のバー11aに長手方向をトラクタの車幅方向に向けて固定されている。
【0027 】
下フレーム14は、断面矩形の鋼製パイプを長短2本ずつ組み合わせて長方形をなしたもので、上フレーム12の直下にあって上フレーム12と同様にトラクタの車幅方向に向けて配置され、4隅を吊り下げベルト13に吊り下げられている。
【0028 】
収納部20は、上フレーム12および下フレーム14の周囲を囲むようにして上フレーム12から吊り下げられたビニールシート製で、上下方向の幅は両フレームの間隔よりも広く形成されており、下端の開口21は下フレーム14の内側に填め込まれてさらに下方に突出した状態となっている。また、収納部20の上部には上フレーム12の外側に覆い被さるように同じくビニールシート製の蓋部22が取付られている。
【0029 】
散布ヘッド30は、下フレーム14と同形状の流入口31を有し、流入口31の内側にはトラクタの車幅方向に延在する溝32が形成されており、下フレーム14の直下にあってしたフレーム14と平行に配置され、下フレーム14から複数の吊持部40を介して吊り下げ支持されている。
【0030 】
図2ないし図4はいずれも散布ヘッド30をトラクタの車軸方向から見た断面図である。流入口31には収納部20下端の開口21が挿入され、両者は連通した状態となっており、収納部20に収納された農薬は散布ヘッド30に流入するようになっている。
【0031 】
図2に示すように、散布ヘッド30の底は断面V字型に形成されており、その先端にあたる部分には、収納部20から流入する農薬を放出するための放出孔33が設けられている。放出孔33は、トラクタの車幅方向に等間隔に離間して複数形成されており、散布ヘッド30に流入した農薬は各放出孔33から一斉に放出されるようになっている。
【0032】
散布ヘッド30には、放出孔33のシャッタの役目を果たすとともに放出孔33の開口面積を変化させて農薬の放出量を調節する放出量調節機構34が設けられている。放出量調節機構34は、トラクタの車幅方向に延在し車軸方向から見た断面が散布ヘッド30の底と同じくV字型に折り曲げられた遮蔽板35を有している。遮蔽板35は、散布ヘッド30の底に下方から密着されて各放出孔33を遮るように配置されている。
【0033 】
遮蔽板35には、トラクタの車長方向に離間する上縁に外側に折り返されたレール部36がそれぞれ設けられている。遮蔽板35は、これらレール部36が散布ヘッド30から垂設された鈎状のガイド部37に係止されることでトラクタの車幅方向に移動可能に支持されている。
【0034 】
また、遮蔽板35には、車幅方向の移動に伴い放出孔33との相対位置を変化させて放出孔33の開口面積を変化させる放出量調節孔38が形成されている。放出量調節孔38は、放出孔33と同じくトラクタの車幅方向に等間隔に離間して複数形成されている。
【0035】
図5は放出孔33ならびに放出量調節孔38の形状を示す図である。散布ヘッド30を下方から見上げると、放出孔33は、車長方向の開口幅が車幅方向の一方に向かうに従い漸次狭くなる領域Aを有する5角形に形成されている。また、放出量調節孔38は、放出孔33を余すところなく露出させられる大きさの4角形に形成されている。放出量調節孔38は、遮蔽板53の移動に伴って放出孔33との相対位置を変化させるようになっており、その範囲は、放出孔33をすべて露出させる位置と完全に覆い隠す位置との間で無段階に設定されている。
【0036 】
吊持部40は、下フレーム14側のステー15に固定されたフック部41と、散布ヘッド30側のステー39に固定されてフック部41に引っ掛けられる弾性変形部42とから構成されている。フック部41は鈎状に屈曲された先端41aを下に、ボルト状に形成された基端41bを上にして配置されており、ステー15に形成された孔に他端41bを挿通させ、螺着されたナット41cでステー15を上下から挟むようにして固定されている。
【0037】
弾性変形部42は、ステー39上に立設されたロッド部43と、中央に形成された孔をロッド部43に挿通された2枚の円板44,45と、ロッド部43に挿通されかつ円板44,45間に介装されて円板44,45を離間する方向に付勢するコイルバネ46と、ロッド部43を跨ぐようにして下側の円板45に固定されてフック部41に引っ掛けられる逆U字型の引掛け部47とを備えている。
【0038 】
ロッド部43は全体がボルト状をなしており、ステー39に形成された孔に下端43aを挿通させ、螺着されたナット43bでステー39を上下から挟むようにして固定されている。円板44,45はステー39から上方に突出したロッド部43に挿通されており、上側の円板44よりも上に螺着されたナット43cと下側の円板45よりも下に螺着されたナット43dとによりロッド部からの脱却を阻止されている。
【0039 】
円板44,45はコイルバネ46に付勢されることでロッド部43に沿って上下に離間し、それぞれナット43c,43dに突き当たった状態が保持されているが、コイルバネ46の付勢力に抗して接近可能であり、引掛け部47を上方に引けばコイルバネ46が吊り下げ方向に弾性変形(圧縮)するようになっている。各弾性変形部42は、引掛け部47がフック部41に引っ掛けられることでコイルバネ46に散布ヘッド30その他の重量に等しい荷重をそれぞれに分担して負荷されている。
【0040】
散布ヘッド30の内部には、収納部20から流入する農薬の一部を堰き止める流量制限部50が着脱可能に設けられている。流量制限部50は、トラクタの車幅方向に延在し車軸方向から見た断面が逆V字型となるように折り曲げられた整流板51と、整流板51の下部に裏板52を介して垂直に固定された仕切板53とから構成されている。
【0041 】
図6は流量制限部50の散布ヘッド30への取付構造を示す斜視図である。仕切板53は数カ所で分割されており、各仕切板53間には裏板52からガイド軸54が垂設されている。流量制限部50は、ガイド軸54を散布ヘッド30の内部の台座55に形成された小孔56に挿入させ、台座55で裏板52を下方から支持することにより取付られている。ところで、台座55は、トラクタの車長方向に離間する両内壁間に架設された連結ステー57と、連結ステー57に固定された座板58とからなり、略水平に折り曲げられた座板58の上端に小孔56が形成されている。
【0042】
散布ヘッド30の下部には、放出孔33から放出される農薬を拡散させる拡散板60が設けられている。拡散板60は、トラクタの車幅方向に延在するとともに、トラクタの進行方向前方に向く拡散面61を斜め上方に向けて傾斜配置されている。
【0043】
図3に示すように、散布ヘッド30には、散布ヘッド30に振動を加えて農薬の放出を促す振動付加機構70が設けられている。振動付加機構70は、駆動モータ71と、駆動モータ71の回転軸に固定されたアンバランスウェイト72とから構成されている。駆動モータ71は、散布ヘッド30の外側面に固定されたモータ取付部73にブラケット74を介して固定され、さらにモータ取付部73に固定された函状のカバー75で覆われている。
【0044】
また、図4に示すように、散布ヘッド30には、遮蔽板35を移動させる遮蔽板移動機構80が設けられている。遮蔽板移動機構80は、ステッピングモータ81と、遮蔽板35に固定されたアーム82と、アーム82に固定されたラック83と、ステッピングモータ81の回転軸に固定されてラック83と噛み合うピニオン84とから構成されている。
【0045 】
ステッピングモータ81は、散布ヘッド30の外側面に固定されたモータ取付部85にブラケット86を介して固定され、さらにモータ取付部85に固定された函状のカバー87で覆われている。モータ取付部85にはアーム82の移動を許容するスリット88が形成されており、アーム82はスリット88を通じて配設されている。また、スリット88にはカバー87内への異物の侵入を防止するゴム製の遮蔽カーテン89が設けられている。
【0046 】
さらに、散布ヘッド30には、必要に応じて個々の放出孔33を閉じる蓋体90が設けられている。蓋体90は短冊状で、下端91が散布ヘッド30の底に併せてV字型に折り曲げられており、散布ヘッド30の内側から放出孔33上に配置されるようになっている。また、蓋体90には長さ方向に長孔92が形成されており、この長孔92に散布ヘッド30の内側斜面に立設された係止フック93を通して係止されている。
【0047 】
図7は農薬散布装置をトラクタに装着した状態を示す斜視図である。図に示すように、アタッチメント11は、トラクタTの前部に設けられている多目的用途の取付バーBに固定される。さらに、農薬散布装置には、放出される農薬が風に吹かれる等して必要以上に拡散しないように、散布ヘッド30の周囲を囲うビニールシート製の防風カーテンCが取付られる。
【0048 】
上記のように構成された農薬散布装置は、走行するトラクタTから地上に向けて農薬を散布する。散布に際し農薬散布装置においては、駆動モータ71がアンバランスウェイト72を回転させることで振動を発生させ、この振動が散布ヘッド30に伝達されて散布ヘッド30自体が振動する。収納部20に収納されて散布ヘッド30に流入する農薬は、散布ヘッド30が振動することにより、上方からの圧迫による締め固めが解消され、詰まりを生じることなく放出孔33から放出される。なお、駆動モータ71は、トラクタTの運転席に近接して設けられている操作部(図示略)により操作される。
【0049 】
ところで、散布ヘッド30に生じる振動は、吊り下げ方向に弾性変形可能な吊持部40がダンパとしての機能を発揮することで吸収され、下フレーム14への伝達が阻止される。
【0050 】
散布ヘッド30に流入する農薬は、整流板51により流れを堰き止められて放出孔33に向かう流量を制限されることにより、上方からの圧迫が弱められてブリッジ現象の発生が抑制される。
【0051 】
また、逆V字型に形成された整流板51の先端が上方からの圧迫による締め固めを下方から突き崩すことにより、散布ヘッド30内部における農薬のブリッジ現象の発生が抑制される。
【0052 】
放出孔33から放出される農薬は、放出孔33と放出量調節孔38との相対位置の変化に伴い放出量が調節される。放出量を調節する場合は、操作部からの指示によりステッピングモータ81が作動してピニオン84を回転させ、ピニオン84の回転をラック83が直線方向の移動量に変換し、アーム82を介して遮蔽板35を移動させ、放出孔33に対して放出量調節孔38の位置を変化させることで行われる。
【0053 】
放出孔33ならびに放出量調節孔38を通じて散布ヘッド30の外部に放出された農薬は、拡散板60上に落下してバウンドし、さらに拡散面61を滑り落ちる過程で拡散されて地上に落下する。
【0054 】
農薬の放出量をさらに減らしたいときには、農薬を収納部20に収納する前の段階で蓋体90により放出孔33のいくつかを閉じ、放出孔33の数が減らすことで対応する。
【0055 】
以上説明したように、上記のように構成された農薬散布装置によれば、散布ヘッド30に振動を加えることで農薬の詰まりを防止するとともに、農薬の粒径に対応して適切な流量を設定することで、農薬を農耕地に効率よく散布することができる。
【0056 】
【発明の効果】
本発明に係る請求項1記載の微粒状物散布装置によれば、振動付加手段によって散布ヘッドを振動させることで、散布ヘッドに流入する微粒状物について上方からの圧迫による締め固めが解消されて詰まりを生じ難くなるので、微粒状物が放出孔から滞りなく安定的に放出される。これにより、微粒状物を均一に、かつ効率良く散布することができる。
【0057】
さらに、散布ヘッドの振動が、吊り下げ方向に弾性変形可能な吊持部がダンパとして機能することで吸収され、基台への伝達が抑制されるので、余計な振動の伝達を無くして振動付加手段の駆動に必要な動力のロスを低く抑えることができる。
【0062】
請求項記載の微粒状物散布装置によれば、放出孔を通じて散布ヘッドから放出された微粒状物が拡散部上に落下してバウンドし、さらに傾斜面を滑り落ちる過程で拡散されるので、微粒状物をより均一に散布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る微粒状物散布装置をトラクタ搭載型の農薬散布装置に適用した実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1におけるII−II線矢視断面図である。
【図3】 同じく、図1におけるIII−III線矢視断面図である。
【図4】 同じく、図1におけるIV−IV線矢視断面図である。
【図5】 放出孔ならびに放出量調節孔の形状を示す要部拡大図である。
【図6】 流量制限部の取付構造を示す分解斜視図である。
【図7】 農薬散布装置をトラクタに装着した状態を示す斜視図である。
【図8】 従来のトラクタ搭載型の農薬散布装置の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 フレーム
11 アタッチメント
20 収納部
30 散布ヘッド
33 放出孔
34 放出量調整機構
35 遮蔽板
38 放出量調節孔
40 吊持部
46 コイルバネ
50 流量制限部
60 拡散板
61 拡散面
70 振動付加機構
80 遮蔽板移動機構
T トラクタ

Claims (2)

  1. 農薬等の微粒状物を散布する微粒状物散布装置であって、基台と、該基台に取り付られて前記微粒状物を収納する収納部と、前記基台から吊持手段を介して吊り下げ支持されて前記収納部と連通し、該収納部から流入する微粒状物を外部に放出する放出孔が形成された散布ヘッドと、該散布ヘッドに振動を加えて微粒状物の放出を促す振動付加手段とを備え
    前記吊持手段は、前記散布ヘッドにステーを介して立設されるロッド部と、
    中央に孔が形成され、その孔に前記ロッド部を挿通される2枚の円板と、
    前記ロッド部を挿通され、かつ前記2枚の円板の間に介装されて前記2枚の円板を互いに離間する方向に付勢するコイルバネと、
    前記2枚の円板のうち下側の円板に、前記ロッド部を跨ぐようにして固定される引掛け部とを備え、
    前記2枚の円板のうち上側の円板は、前記ロッド部に、同円板よりも上位に取り付けられた制止部材によって前記ロッド部の上方への脱却を阻止され、
    前記2枚の円板のうち下側の円板は、前記ロッド部に、同円板よりも下位に取り付けられた制止部材によって前記ロッド部の下方への脱却を阻止されていることを特徴とする微粒状物散布装置。
  2. 前記放出孔から放出される微粒状物を受け止めるとともに該微粒状物を斜め下方に滑落させる傾斜面を有する拡散部が、前記散布ヘッドに、前記放出孔の下方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の微粒状物散布装置。
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