JP2017149356A - 散布装置及び開口カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】散布装置における容器の開口から散布物が意に反して飛散してしまうことを抑制できる散布装置及び同散布装置における容器の開口の形状が少々変った場合でも柔軟に対応して開口を閉塞できる開口カバーを提供する。
【解決手段】散布装置11は、散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した散布物を放出可能とする放出口17が開口よりも下方に形成された容器14と、容器14に対して開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバー16と、を備えている。開口カバー16は可撓性を有しているため、容器14の開口の形状が変った場合でも柔軟に変形して対応する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヘリコプターに吊り下げられた状態で空中から消火剤等の散布物を散布する散布装置及び同装置における開口カバーに関する。
従来から、この種の散布装置の一例として、例えば特許文献1に記載の空中散布式消火装置(以下、「散布装置」という。)が知られている。この散布装置は、消火剤(散布物)を内部に収容した状態でヘリコプターに吊り下げられる容器と、その容器に対して同容器の上端に設けられた開口を閉塞可能に取り付けられる板材等からなる上蓋(開口カバー)と、を備えている。
また、容器の底部には開閉弁を有する放出口が形成されており、ヘリコプターにより空中に吊り下げられた状態において開閉弁を開弁動作させることにより、容器内に収容した消火剤を放出口から下方に散布可能とされている。なお、上蓋(開口カバー)は、消火剤を容器内に注入するときに容器の開口から取り外される一方、内部に消火剤が収容された容器をヘリコプターで吊り下げて空輸するときには容器に対して上向きの開口を閉塞するように取り付けられる。
特開平10−118209号公報
ところで、従来の散布装置で容器の開口を上蓋(開口カバー)で閉塞している理由は、容器を吊り下げて飛行中のヘリコプターからのダウンウォッシュや風等の影響で開口から消火剤(散布物)が意に反して飛散するのを抑制するためであるが、容器の種類は多種類であり、その開口の形状も一律ではない。そのため、開口を閉塞する上蓋(開口カバー)が板材等からなる固定形状のものであると、容器の種類が入れ替わって開口の形状が僅かでも変ると、その上蓋(開口カバー)では開口を閉塞できなくなり、飛行中に意に反して消火剤が開口から飛散してしまうことがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、散布装置における容器の開口から散布物が意に反して飛散してしまうことを抑制できる散布装置及び同散布装置における容器の開口の形状が少々変った場合でも柔軟に対応して開口を閉塞できる開口カバーを提供することにある。
上記課題を解決する散布装置は、散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した前記散布物を放出可能とする放出口が形成された容器と、前記容器に対して前記開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバーと、を備え、前記開口カバーは可撓性を有している。
また、上記課題を解決する開口カバーは、散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した前記散布物を放出可能とする放出口が前記開口よりも下方に形成された容器に対して前記開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバーであって、可撓性を有する材料で形成され、前記容器に対して取り付けられた場合に、前記開口を覆蓋する覆蓋部と、前記開口の周りを包囲する包囲部と、前記包囲部を前記容器における前記開口の周りに密着するように固定可能な固定部と、を有する。
本発明によれば、散布装置における開口の形状が少々変った場合でも、開口カバーが柔軟に対応して開口を閉塞でき、散布物が流体状の場合にも、そのような散布物が開口から意に反して飛散してしまうことを抑制できる。
実施形態の散布装置の使用状態を模式的に示す正面図。 散布装置の容器の平面図。 散布装置の容器に開口カバーが取り付けられた状態を示す平面図。 吊下部材で吊下げられた状態にある散布装置の正面図。 固定部が開口カバーを固定する前の状態を示す正面図。 散布装置における開口カバーが取り付けられた容器に散布物を注入する状態を示す平面図。
以下、散布物を散布する際に用いられる散布装置及び同装置における開口を閉塞可能な開口カバーの一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、散布装置11は、ヘリコプター12にロープやワイヤー等からなる吊下部材13を介して空中に吊下げられた状態で散布予定地Dまで運ばれ、その散布予定地Dに上方から散布物Sを散布する。なお、散布物Sとしては、例えば、緑化剤、農薬等の粉体、植物の種子等の粉粒体、消火用の水等の液体、及びモルタル等の粘性のある液状体など、いわゆる流体状のものが散布される。因みに図1は、散布物Sの一種である緑化剤を崩落等のあった山腹を散布予定地Dとして、ヘリコプター12に吊り下げられた散布装置11から散布している状態を示している。
図1及び図2に示すように、散布装置11は、散布物Sを内部に収容可能な平面視形状が略円形の容器14と、その容器14の上部に形成された開口15を閉塞可能に容器14に取り付けられる開口カバー16とを備えている。開口15は、容器14内への散布物Sの注入を可能とするように上向きに開口しており、開口カバー16は、内部に散布物Sが収容された容器14をヘリコプター12により吊り下げて空輸する際に上向きの開口15を閉塞するように容器14に取り付けられる。
因みに、本実施形態における容器14は、その上下方向の中途から下方の形状が逆円錐形状をなし、その先細りの下端部には図示しない弁装置の開閉弁動作により開閉される放出口17が設けられている。また、散布装置11は、容器14を放出口17が下方を向く状態にして支持するフレーム部18と、そのフレーム部18に対して放出口17の直下に固定される円錐板形状の拡散部材19とを備えている。拡散部材19は、その頂部となる先端(上端)が放出口17の直下に位置しており、容器14内から放出口17を介して下方に放出された散布物Sを、その円錐面に沿って放射状に拡散させる。
また、本実施形態における容器14は、その上下方向の中途から上方の形状が円筒状をなし、その開口15が形成された上端部における周方向の複数箇所(本実施形態では90度の角度間隔をおいた4箇所)には、吊下部材13を掛止可能とする掛止部20が設けられている。すなわち、容器14における円筒状の上部の外周面において、フレーム部18における複数本(例えば4本)の縦フレーム18a(図4参照)の上端と各々対応する位置には、容器14の周方向に吊下部材13を挿入可能とする間隔をおいて対向する一対の突片部21が設けられ、その一対の突片部21間に架設されたボルト等により掛止部20は構成されている。
図3及び図4に示すように、開口カバー16は、容器14の上部に取り付けられた状態において開口15を上方から覆蓋する覆蓋部22と、覆蓋部22の周縁から垂れ下がった状態において開口15の周りを包囲する包囲部23と、その包囲部23を容器14の開口15の周りに密着するように固定可能な固定部24と、を有している。本実施形態の場合、開口カバー16における少なくとも覆蓋部22及び包囲部23は、可撓性を有するシート材で構成されている。覆蓋部22は容器14の開口15よりも少し大きな円形状に形成されたシート材であり、包囲部23は円形状の覆蓋部22の周縁に沿う帯環状に形成されたシート材である。
覆蓋部22の周縁における周方向の複数箇所(本実施形態では90度の角度間隔をおいた4箇所)には、容器14の上部外周面に設けられた複数(例えば4つ)の掛止部20を位置合わせ可能とする円弧状の凹部25が形成されている。そして、帯環状の包囲部23において、覆蓋部22の各凹部25と周方向で位置が対応する複数箇所(例えば4箇所)には、掛止部20及び突片部21を内側に配置可能とする切欠部26が下端縁から上方に向けて切欠形成されている。そのため、こうした切欠部26の存在により帯環状の包囲部23は複数の垂下片部27に分割されている。
図4及び図5に示すように、固定部24は、所定長さのベルト部材28と、そのベルト部材28の基端を包囲部23に縫い付けて接合する接合部29と、そのベルト部材28の先端側が差し込まれた状態で引っ張られることにより当該ベルト部材28を締め付け可能なバックル部30とを含んで構成されている。すなわち、開口カバー16は、ベルト部材28の先端側をバックル部30に差し込んだ状態でベルト部材28の先端を引っ張ると、切欠部26を挟んで周方向で隣り合う包囲部23の垂下片部27同士が切欠部26の間隔を狭める方向に接近し合って容器14の外周面に密着するように固定される。
図3及び図6に示すように、開口カバー16における覆蓋部22の複数箇所(本実施形態の場合は2箇所)には、覆蓋部22が開口15を覆蓋している状態において容器14内に開口15を通して散布物Sの注入を可能とさせる注入口31が形成されている。注入口31は、その開口形状が矩形状であり、円形状の覆蓋部22の中心を基準として周方向に180度の角度間隔をおいた2箇所に形成されている。また、覆蓋部22における注入口31の口縁近傍には、注入口31を開放する開放位置(図6に示す位置)と注入口31を閉塞する閉塞位置(図3及び図4に示す位置)との間を変位可能に構成された可撓性を有するシート材からなる開閉部材32が設けられている。
開閉部材32は、その形状が注入口31の開口形状よりも大きな矩形状をなすシート材であり、その基端部が覆蓋部22における注入口31の口縁近傍に縫糸等からなる縫着構造の接合部33により接合されている。具体的には覆蓋部22における注入口31の口縁近傍のうち注入口31から見て覆蓋部22の中心側に位置する箇所に接合部33は設けられている。また、開閉部材32は、その基端部が接合部33により覆蓋部22に接合された状態において、その先端部が覆蓋部22の周縁よりも外側まで突出する長さに形成されている。
そして、開閉部材32における先端部の左右両隅角部には左右一対の紐部材34が設けられ、各紐部材34の先端にはフック部材35が取り付けられている。すなわち、紐部材34は、図4に示すように、開口カバー16における包囲部23の上下方向(幅方向)の寸法よりも若干短い長さであり、開閉部材32が注入口31を閉塞する閉塞位置にある場合には、その先端に取り付けられているフック部材35が、容器14の外周面に密着している包囲部23の下端縁に係止可能とされている。
そこで次に、以上のように構成された散布装置11及び開口カバー16の作用について説明する。
さて、散布装置11の容器14に開口カバー16を取り付ける際には、開口カバー16における固定部24のベルト部材28の先端側をバックル部30から外すと共に、覆蓋部22と包囲部23とを展開状態にした上で、その開口カバー16を覆蓋部22が容器14の開口15を上方から閉塞するように容器14上に被せる。そして、図3に示すように、覆蓋部22の周縁の4箇所に形成されている各凹部25が容器14における上部外周面の4箇所から突出する各突片部21に位置合わせされるように容器14に対する開口カバー16の位置取りを微調整する。
そして次に、覆蓋部22の周縁から包囲部23を構成する各垂下片部27を垂れさせて容器14の上部外周面に沿って包囲部23が開口15を包囲する状態となるようにする。そして、その状態において固定部24におけるベルト部材28の先端側をバックル部30に差し込んで引っ張る。すると、開口カバー16は、少なくとも覆蓋部22と包囲部23(垂下片部27)が可撓性を有しているため、ベルト部材28における引っ張り力の作用で包囲部23が容器14の開口15の周りに密着するように変形し、容器14の開口15を覆蓋部22が閉塞した状態で容器14に対して強固に取り付けられる。
このとき、容器14における上端部の形状が、従前の容器14よりも、開口15の開口形状も含めて少々変っていたとしても、開口15と対応する覆蓋部22及び包囲部23が可撓性を有するシート材であるため、開口カバー16は、そうした容器14の開口15を閉塞するべく柔軟に変形して対応する。すなわち、容器14の上端部の形状が同じ円形でも少々小さな円形に変った場合や、大きさが同程度であっても例えば平面視で八角形など非円形に変った場合などにおいて、可撓性を有する開口カバー16は、その形状を柔軟に変形させて対応可能とされる。
次に、容器14の上端部に開口カバー16が開口15を閉塞するように取り付けられた散布装置11をヘリコプター12により吊り下げて散布物Sを空中から散布する場合は、まず、容器14内に散布物Sが注入される。ここで、例えばヘリコプター12に散布装置11を吊り下げて行う空中散布を複数回に亘って行う場合は、一回の飛行による散布作業が終了する毎に、地上まで降ろした容器14内に散布物Sが注入されるが、それらの注入作業を行う毎に容器14に対する開口カバー16の取り外し作業及び取り付け作業を行う必要はない。すなわち、本実施形態の散布装置11を用いる場合は、容器14の上端部に開口カバー16を取り付けた状態のままで容器14内に散布物Sを注入可能とされる。
散布物Sの注入時には、まず、図4に示すように開口カバー16における開閉部材32が注入口31を閉塞する閉塞位置にあり且つフック部材35が包囲部23の下端縁に係止しているため、そのフック部材35の包囲部23に対する係止状態を解除する。そして、開閉部材32を閉塞位置から図6に示す開放位置に変位させる。すると、容器14の開口15と上下方向で連通している注入口31が露出するため、この注入口31を介して容器14内への散布物Sの注入が可能とされる。
本実施形態の場合は、図6に示すように、注入口31内に散布物注入用の注入管36の屈曲した先端部37が差し込まれる。そして、その注入管36の先端部37から不図示のポンプなどの駆動に基づき給送された散布物Sが開口15を通して容器14内に注入される。なお、この場合において地上に降ろされて散布物Sを注入されている容器14の上空にはヘリコプター12がホバリングしているため、そのダウンウォッシュによる強い風が容器14に対して上方から吹き付けられる。
そのため、このとき容器14の上端部から散布物Sの注入時に開口カバー16が取り外されていると、ダウンウォッシュによる強い下向きの風が上向きの開口15を介して容器14内に入り込み、容器14内から散布物Sが開口15を介して飛散する虞がある。この点、本実施形態の場合は、容器14の上部に対して開口カバー16が開口15を閉塞した状態で取り付けられたままであるため、容器14内にダウンウォッシュによる強い下向きの風が入り込むことが抑制される。したがって、そのような容器14内からの散布物Sの意に反した飛散も起こらない。
そして、容器14内への散布物Sの注入が完了すると、それまで図6に示す開放位置にあった開閉部材32が再び図3及び図4に示す閉塞位置に変位させられ、紐部材34の先端に取り付けられているフック部材35が再び図4に示すように包囲部23の下端縁に係止させられる。そして、その散布装置11を吊り下げた状態のまま再びヘリコプター12が次回の飛行を開始し、次回の散布作業を所定の散布予定地Dに対して行う。
上記の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)容器14の種類が入れ替わって開口15の形状が少々変った場合でも、開口カバー16は可撓性を有しているため、柔軟に対応して容器14の開口15を閉塞でき、散布物Sが飛散しやすい流体状をなしている場合にも、そのような散布物Sが開口15から意に反して飛散してしまうことを抑制できる。
(2)開口カバー16が容器14に取り付けられると、容器14の開口15が覆蓋部22により上方から覆蓋されると共に、開口15の周りを包囲している包囲部23を固定部24により固定すると、容器14における開口15の周りに包囲部23が密着する。したがって、容器14の開口15の形状が少々変った場合でも、可撓性を有する覆蓋部22で開口15を覆蓋した状態において、同じく可撓性を有する包囲部23を固定部24で固定することにより、容器14における開口15を容易に閉塞できる。
(3)例えば容器14を吊り下げるワイヤー等の掛止部20が容器14の開口15の周縁の複数箇所に位置する場合において、それらの掛止部20が切欠部26の内側に位置するように開口カバー16を容器14の開口15に対して位置調整すれば、開口カバー16による開口15の閉塞状態に掛止部20が邪魔になって支障が生じる虞を低減できる。
(4)例えば一回目の散布の終了後に次回の散布用の散布物Sを容器14の内部に開口15を介して注入するとき、容器14に取り付けられて開口15を閉塞している開口カバー16を容器14から取り外す必要がない。すなわち、開閉部材32を閉塞位置から開放位置に変位させれば、容器14における開口15と連通する注入口31が露出するため、その注入口31を介して容器14内に散布物Sを迅速且つ容易に注入することができる。
(5)開口カバー16の開閉部材32は、覆蓋部22に対する接合部33が注入口31よりも覆蓋部22の中心側に位置しており、散布物Sの注入時に閉塞位置から開放位置に変位したときには注入口31よりも覆蓋部22の中心側に寄せられる。そのため、注入口31内に散布物注入用の注入管36の屈曲した先端部37を差し込むときに開閉部材32が邪魔になることもなく、注入管36の屈曲した先端部37を容器14の開口縁に対して容易に引っ掛けて支持することができる。
なお、上記の実施形態は以下のように変更してもよい。
・散布装置11は有人のヘリコプター12に吊り下げられる事例に限らず、例えば遠隔操作で飛行する無人の飛行体に吊り下げられて散布予定地Dまで空輸されてもよい。
・開口カバー16の覆蓋部22に形成される注入口31の開口形状は矩形に限らない。例えば円形や星形または注入管36の先端部37を挿入可能とする所定長さのスリットであってもよい。因みに、そのようなスリットによって注入口31が構成される場合には、注入口31を開放する開放位置と閉塞する閉塞位置との二位置間を変位する開閉部材32は省略してもよい。
・開口カバー16において注入口31の口縁近傍に設けられる開閉部材32は可撓性を有するシート材に限らず、例えばプラスチック製の板材など可撓性を有しない開閉部材であってもよい。要するに、開口カバー16は、少なくとも覆蓋部22と包囲部23が可撓性を有していればよい。
・開閉部材32の先端に紐部材34及びフック部材35を設けることなく、開口カバー16を容器14に被せた状態において覆蓋部22の周縁よりも外側まで突出した開閉部材32の先端部分を下方に折り曲げた後、その折り曲げられた部分をロープ等の縛り部材を用いて容器14の上部外周面に密着するように縛り付けてもよい。
・開口カバー16における包囲部23は、切欠部26により複数の垂下片部27に分割される構成に限らず、切欠部26を省略して1つの帯環状をなす構成にしてもよい。この場合も、包囲部23は可撓性を有しているため、シワを作りつつ変形して容器14の開口15の周りに密着する。
・開口カバー16における固定部24は、バックル部30にベルト部材28の先端側を差し込んで引っ張ることで締め付け固定する構成に限らず、例えばロープ等の縛り部材を用いて容器14の上部外周面に対して包囲部23を密着した状態に縛り付けることで固定してもよい。さらには、包囲部23を容器14における開口15の周りに対して接着したり螺子止めしたりすることで固定する固定部24であってもよい。
・開口カバー16における開閉部材32を注入口31の口縁近傍に接合する接合部33は縫糸等からなる縫着構造に限らず、超音波溶接や接着など、その他の接合構造であってもよい。
11…散布装置、14…容器、15…開口、16…開口カバー、17…放出口、22…覆蓋部、23…包囲部、24…固定部、26…切欠部、31…注入口、32…開閉部材。
上記課題を解決する散布装置は、散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した前記散布物を放出可能とする放出口が形成された容器と、前記容器に対して前記開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバーと、を備え、前記開口カバーは可撓性を有するシート材で構成されている。
また、上記課題を解決する開口カバーは、散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した前記散布物を放出可能とする放出口が前記開口よりも下方に形成された容器に対して前記開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバーであって、可撓性を有するシート材で構成され、前記容器に対して取り付けられた場合に、前記開口を覆蓋する覆蓋部と、前記開口の周りを包囲する包囲部と、前記包囲部を前記容器における前記開口の周りに密着するように固定可能な固定部と、を有する。

Claims (6)

  1. 散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した前記散布物を放出可能とする放出口が形成された容器と、
    前記容器に対して前記開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバーと、
    を備え、
    前記開口カバーは可撓性を有していることを特徴とする散布装置。
  2. 前記開口カバーは、前記容器に取り付けられた状態において前記開口を上方から覆蓋する覆蓋部と、前記覆蓋部の縁から垂れ下がった状態において前記開口の周りを包囲する包囲部と、前記包囲部を前記容器における前記開口の周りに密着するように固定可能な固定部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の散布装置。
  3. 前記開口カバーにおける前記包囲部は、前記覆蓋部の周縁に沿う環状に形成され、その周方向における複数箇所に切欠部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の散布装置。
  4. 散布物を内部に注入可能とする開口が上部に形成されると共に内部に収容した前記散布物を放出可能とする放出口が形成された容器に対して前記開口を閉塞可能に取り付けられる開口カバーであって、
    可撓性を有する材料で形成され、前記容器に対して取り付けられた場合に、前記開口を覆蓋する覆蓋部と、前記開口の周りを包囲する包囲部と、前記包囲部を前記容器における前記開口の周りに密着するように固定可能な固定部と、を有することを特徴とする開口カバー。
  5. 前記包囲部は、前記覆蓋部の周縁に沿う環状に形成され、その周方向における複数箇所に切欠部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の開口カバー。
  6. 前記覆蓋部には、同覆蓋部が前記開口を覆蓋している状態において前記容器内に前記開口を通して前記散布物の注入を可能とさせる注入口と、前記注入口を開放する開放位置と前記注入口を閉塞する閉塞位置との間を変位可能に構成された開閉部材と、が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の開口カバー。
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