JP3962510B2 - 照射装置の粒子線取出窓構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子線、イオンビーム、陽電子、X線等の粒子線を照射する照射装置又は電磁波発生装置(以下単に照射装置と称す。)に関し、特に粒子線や電磁波の取出窓構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子線、イオンビーム、陽電子、X線や電磁波は、現在工業分野において広く利用されている。例えば、滅菌、殺菌又は硬化等の照射効果を利用するため、電子線が被照射物に照射される。その照射効果は、電子線の線量や被照射物の組成に依存している。照射される電子線は一般に照射装置の真空雰囲気中で発生されるが、取り扱いの利便性から被照射物は一般に大気中に置かれ、従って真空雰囲気中から電子線を大気中に導く部分に大気と真空雰囲気とを隔離する取出窓が使用される。
【0003】
に従来の電子線照射装置の全体構造が示されている。シート状の被照射物である材料Wに照射処理を行う電子線照射装置1は、電子線発生部3、電子線5を大気中に取り出す取出窓7、電子線発生部3と取出窓7とを連絡する真空容器9、及び真空排気装置12を有し、更に走査磁石13を備えている。真空排気装置12は電子線発生部3と真空容器9の内部を真空に保持するため排気を行い、電子線発生部3で発生たスポット状ビームの電子線5は走査磁石13により任意幅の走査に使用される。取出窓7は取フランジ11により固定されるが、取り替え利便性を考慮して補助フランジ15を介して真空容器9に取り付けられている。
【0004】
に従来の取出窓7の詳細構造が示されている。(a)図に示されるように、真空容器9は細長い矩形開口を有するが、これは取出窓7によって閉じられている。更に詳しく説明すると、(b)図に示されるように、補助フランジ15に締め付けボルト17を介して固定される取り付けフランジ11と、補助フランジ15との間に取出窓7が挟まれ、溝内に配設されたガスケット19が補助フランジ15と取出窓7との間の密封を行っている。このような取出窓7、取り付けフランジ11及び補助フランジ15は、ボルト・ナット21により真空容器9のフランジ部すなわち受けフランジ9aに固定されている。受けフランジ9aと補助フランジ15の間の密封はガスケット23が行っている。なお、この図からも推測できるように、補助フランジ15を省略して取り付けフランジ11をフランジ部9aに直接固定することも技術的には可能であるが、薄い構造の取出窓7の取り替え時などの取り扱いには補助フランジ15を使用する方が便利である。更に、補助フランジ15には、冷却水通路15aが形成され、電子線通過による発熱を冷却し、又取り付けフランジ11に形成されたエアノズル11aから冷却風が噴き出て取出窓7の外面側を冷却する。この種の構造が実開昭60−148999号公報及び同60−149000号公報等に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の取出窓の構造では、かなりの厚さの取り付けフランジ11が被照射物である材料Wと取出窓7との間に在し、取出窓7と材料Wとの空間距離が大きくなる。電子線は一般に大気中でエネルギ減衰を生じ、一定距離以上進行後は全エネルギを失い停止する(図参照。)。電子線のエネルギを有効に利用するため、前記空間距離は所定の範囲内に定められるが、この距離内において有意なエネルギ損失連続的に生じ、且つビーム半径方向拡がりを生ずるため、前記空間距離の縮小が求められている。又、窒素置換雰囲気など特殊環境以外では、大気中の酸素と電子と相互作用によりオゾンを発生することから、オゾン発生量を最小にするためにも前記空間距離の縮小が求められている。
従って、本発明は、粒子線や電磁波の取出窓と粒子線や電磁波の照射を受ける被照射物である材料との距離を最小化し、粒子線や電磁波による照射効果を十分に利用できる照射装置の粒子線や電磁波の取出窓構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
如上の課題を解決するために、本発明は次のものを提案する。
(1)粒子線や電磁波の発生部と、発生した粒子線や電磁波が移動する真空空間を画成する真空容器と、この真空容器の粒子線や電磁波の出口を流体的に閉じるところの粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造において、取出窓取り付け構造が、前記粒子線や電磁波の出口を取り囲む真空容器の受けフランジと、この受けフランジ気密に取り付けられ、中心部の平坦面とこの平坦面から材料の進行方向に沿って傾斜する傾斜面を有する補助フランジと、取出窓を固定するため、補助フランジの傾斜面と対向して傾斜する取り付け面によって補助フランジに接して配置される取り付けフランジと、そして前記補助フランジの外周側面に設けられた冷却空気吹き出しノズルとからなり、前記取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルは、前記補助フランジの平坦面より低く没していると共に、前記冷却空気吹き出しノズルに近い取り付けフランジの隅部が面取りされて、取り付けフランジの外面に沿って取出窓に向かう冷却空気がコアンダ効果流を形成するように滑らかな部分円筒面に形成されている。
(2)粒子線や電磁波の発生部と、発生した粒子線や電磁波が移動する真空空間を画成する真空容器と、この真空容器の粒子線や電磁波の出口を流体的に閉じるところの粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造において、取出窓の取り付け構造が、前記粒子線や電磁波の出口を取り囲む真空容器の受けフランジと、この受けフランジに気密に取り付けられ、中心部の平坦面とこの平坦面から材料の進行方向に沿って傾斜する傾斜面を有する補助フランジと、取出窓を固定するための、補助フランジの傾斜面と対向して傾斜する取り付け面によって補助フランジに接して配置される取り付けフランジと、そして前記受けフランジの外周側面に、前記取り付けフランジを覆うように設けられた冷却空気導入フランジおよびその外周に設けられた冷却空気吹き出しノズルとからなり、前記冷却空気導入フランジ及び冷却空気吹き出しノズルは、前記補助フランジの平坦面より低く没していると共に、この冷却空気導入フランジの隅部が面取りされて、取出窓に向かう冷却空気にコアンダ効果流が形成されるように滑らかな部分円筒面形成されている。
(3)粒子線や電磁波の発生部と、発生した粒子線や電磁波が移動する真空空間を画成する真空容器と、この真空容器の粒子線や電磁波の出口を流体的に閉じるところの粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造において、取出窓の取り付け構造が、前記粒子線や電磁波の出口を取り囲む真空容器の受けフランジと、この受けフランジに気密に取り付けられ、中心部の平坦面とこの平坦面から材料の進行方向に沿って傾斜する傾斜面を有する補助フランジと、取出窓を固定するための、補助フランジの傾斜面と対向して傾斜する取り付け面によって補助フランジに接して配置される取り付けフランジと、そして前記受けフランジの外周側面に固定された冷却空気吹き出しノズルと、この冷却空気吹き出しノズルに覆われると共にその冷却空気吹き出しノズルの吹き出し口から先端にかけて滑らかな表面の冷却空気導入溝を形成した冷却空気導入フランジとからなり、前記取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルの先端は、前記補助フランジの平坦面より低く没していると共に、取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルの先端との間には、前記冷却空気導入溝からの冷却空気を吹き出し、取出窓に向かう壁面噴流を形成するように一定間隔の隙間が形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。先ず図1乃至図3を参照するに、電子線照射装置30の真空容器31は図示しない電子線発生部に連絡した真空空間33を内部に画成し、端部に矩形の受けフランジ31aを備えている。この真空空間33は電子線の進行空間であり、細長い矩形の断面を有している。同じような矩形の開口を有する補助フランジ35、ボルトナット組立体37,39によって受けフランジ31aに固定されている。補助フランジ35は、受けフランジ31aと同じ寸法矩形外形を有、内部に冷却水通水穴35aを有すると共に中心部に形成された平坦面41を備えた外面43を有している。
【0008】
特に図2を参照するに、補助フランジ35の外面43(図)には、平坦面41から電子線照射を受ける被照射物であるシート状のWの移動方向に沿って、一対の傾斜面45a,45bが平坦面41を挟んで削成されている。平坦面41と傾斜面45a,45bは、補助フランジ35の両側に壁(図示しない)を残して形成された切り通しのような凹みの中に形成されこの凹み即ち傾斜面45a,45bの幅は、被照射物であるシート状のWの移動方向と交差する方向(図面において紙面に直角)において、少なくともシート状のWの幅、すなわち、前記矩形開口の幅より大きい。そして、取出窓55を固定する押さえ板である取り付けフランジ47a,47bがその幅の中に入って取り付けスクリュー49により補助フランジ35に固定されている。なお、この取り付けフランジは、補助フランジ35の傾斜面と対向して傾斜する取り付け面を有するために3角形断面を有する、前部47aおよび後部47b(材料の進行に対して)からなり、それらの外面(図2において下面)及びスクリュー49の頭は、平坦面41より内側(図2において上側)に没している。平坦面41及び傾斜面45a,45bに接触して配置された取出窓55が、前述のように取り付けフランジの前部47aおよび後部47bによって押さえられ、真空空間33と大気空間の隔壁になっている。
【0009】
更に、以上のような補助フランジ35の上面及び下面にはガスケット溝が削成され、これらにガスケット51,53がそれぞれ充填され、ボルトナット組立体37,39により締付けられて、受けフランジ31aと取出窓55との間の真空シール確立されている。被照射物であるシート状のWは図において右方に進行するが、冷却空気を吹き出す冷却ノズル57が受けフランジ31aの前部側面や補助フランジ35の前部側面に取り付けられ、それらの側面から下方に向かって冷却空気59が吹き出されることになっている。の冷却ノズル57に近い取り付けフランジの前部47aの隅部は面取りされて滑らかな部分円筒状面47c形成されている。なお、取り付けフランジの前部47aと後部47b対称形に形成る場合には、取り付けフランジの後部47bの隅も部分円筒状面にしてもよい
【0010】
以上のような構成の取出窓構造を有する電子線照射装置30において、図示しない電子線発生部にいて発生た電子線は、真空空間33を進行し、取出窓55を透過してシート状のWに照射される。同時に、補助フランジ35の通水穴35aに冷却水が流されて冷却作用を行うと共に冷却ノズル57から冷却空気59が吹き出され、コアンダ効果により壁面噴流となって、取り付けフランジ47aの外面に沿って流れる。取り付けフランジの前部47aの隅部は部分円筒状面47c滑らかな形状になっているからコアンダ効果による流れを妨げず、且つ冷却空気59の流れ方向はシート状のWの移動方向と同じなので、これによって乱されることもない。このようにして、冷却空気59は吹き付けられて取出窓55に容易に到達し、これを効果的に冷却する。
【0011】
次にコアンダ効果による壁面噴流の冷却作用を改良するための他の実施形態を、図4を参照して説明する。図において、前述の実施形態と同じ部分には同一の番号を付しその説明を割愛し、異なる部分を中心にして本実施形態を説明する。補助フランジ35の傾斜面45aに対向して傾斜する取り付け面を有するフランジ147は厚さ乃至背が小さく形成され、スクリュー49によって補助フランジ35に固定される。そして、このスクリュー49及び取フランジ147を被うように冷却空気導入フランジ141が取り付けられる。冷却空気導入フランジ141は、ほぼL形の断面を有し、鉛直部が冷却ノズル157と共に取り付けボルト143により受けフランジ31aの側面に固定されている。冷却空気導入フランジ141の外面141aは滑らかに形成され、その部は丸められて部分円筒に形成されている。なお、この冷却空気導入フランジ141も傾斜面45aと共に切り通しのような凹み内に設けられ、平坦面41より外側(図において下側)に出ることはない。このようにして、冷却ノズル157から吹き出された冷却空気59は矢印に示すように壁面噴流となって進み、取出窓に吹きかけられてこれを効果的に冷却する。
【0012】
前述の図3の実施形態において、冷却空気59が沿って流れる面には、スクリュー49の頭などがあって、完全な円滑面では無く凹凸がある。このような場合にはコアンダ効果が弱められて冷却対象位置において十分な風速が得れない虞がある。これは、十分熱負荷除去効果を果たせない原因になるが、冷却ノズル57から冷却対象の取出窓55までの距離の大きさも冷却風量の確保に関係している。しかしながら、この実施形態によれば、図4に示されるように冷却空気導入フランジ141を使用し冷却空気59が壁面噴流となって流れる面を完全に円滑化することができ、冷却空気59の損失が少なく、取出窓55を効率的に冷却することができる。
【0013】
更に図4の実施形態の一部を改変した実施形態を説明する。図5を参照するに、冷却空気導入フランジ241と冷却空気吹き出しノズル257が取り付けボルト243により受けフランジ31a前部側面に固定されている。冷却空気吹き出しノズル257の内面と接する冷却空気導入フランジ241の外面には、冷却空気導入溝241aが形成されている。この冷却空気導入溝241aは、冷却空気吹き出しノズル257の吹き出し口から先端に延びると共に、冷却空気吹き出しノズル257われている。ここにおいて、冷却空気導入フランジ241や冷却空気吹き出しノズル257の外面、補助フランジ35の中心部において、その平坦面41より外側(下位)にあるものではない更に冷却空気吹き出しノズル257の先端と取フランジ147との間には一定間隔の隙間が設けられているしたがって、冷却空気59は、冷却空気吹き出しノズル257の吹き出し口から冷却空気導入溝241aを通って先端に至り、隙間から吹き出され壁面噴流となって図示しない取出窓に至り、これを冷却する。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、補助フランジに接して配置される取出窓を、補助フランジの中心部の平坦面に没して固定される取り付けフランジにより固定するので、取出窓と被照射物である材料との間隔を最小化して照射効果を最大化することができる。更に、取フランジや取り付けフランジを覆う冷却空気導入フランジおよび冷却空気吹き出しノズルを取出窓の外面より低位に没するようにし、取り付けフランジや取り付けフランジを覆う冷却空気導入フランジの冷却空気吹き出しノズルに近い隅部を滑らかな部分円筒面とし、コアンダ効果により冷却空気の壁面噴流を形成して取出窓を冷却するので、前記照射効果を十分に発揮させることができる。また、取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルの先端の間に、一定間隔の間隙を設けて冷却空気を吹き出させ、冷却空気の壁面噴流を形成して取出窓を冷却することにより、上記照射効果を十分に発揮させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態の平面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 前記実施形態の一部を改変した改変実施形態を示す断面図である。
【図5】 図4の実施形態の一部を更に改変した改変実施形態を示す断面図である。
【図6】 本発明が適用される装置の一例を示す全体斜視図である。
【図7】 従来技術の構造を示す平面図及び部分断面図である。
【図8】 電子線の挙動を説明するグラフである。
【符号の説明】
30 電子線照射装置
31 真空容器
31a 受けフランジ
33 真空空間
35 補助フランジ
37、39 ボルトナット組立体
41 平坦面
43 外面
45a、45b 傾斜面
47a、47b 取り付けフランジの前部と後部
47c 部分円筒状面
49 スクリュー
51、53 ガスケット
55 取出窓
57 冷却ノズル
59 冷却空気

Claims (3)

  1. 粒子線や電磁波の発生部と、発生した粒子線や電磁波が移動する真空空間を画成する真空容器と、この真空容器の粒子線や電磁波の出口を流体的に閉じるところの粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造において、取出窓の取り付け構造が、前記粒子線や電磁波の出口を取り囲む真空容器の受けフランジと、この受けフランジに気密に取り付けられ、中心部の平坦面とこの平坦面から材料の進行方向に沿って傾斜する傾斜面を有する補助フランジと、取出窓を固定するための、補助フランジの傾斜面と対向して傾斜する取り付け面によって補助フランジに接して配置される取り付けフランジと、そして前記補助フランジの外周側面に設けられた冷却空気吹き出しノズルとからなり、前記取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルは、前記補助フランジの平面より低く没していると共に、前記冷却空気吹き出しノズルに近い取り付けフランジの隅部が面取りされて、取り付けフランジの外面に沿って取出窓に向かう冷却空気がコアンダ効果流を形成するように滑らかな部分円筒面に形成されていることを特徴とする照射装置の粒子線取出窓構造。
  2. 粒子線や電磁波の発生部と、発生した粒子線や電磁波が移動する真空空間を画成する真空容器と、この真空容器の粒子線や電磁波の出口を流体的に閉じるところの粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造において、取出窓の取り付け構造が、前記粒子線や電磁波の出口を取り囲む真空容器の受けフランジと、この受けフランジに気密に取り付けられ、中心部の平坦面とこの平坦面から材料の進行方向に沿って傾斜する傾斜面を有する補助フランジと、取出窓を固定するための、補助フランジの傾斜面と対向して傾斜する取り付け面によって補助フランジに接して配置される取り付けフランジと、そして前記受けフランジの外周側面に、前記取り付けフランジを覆うように設けられた冷却空気導入フランジおよびその外周に設けられた冷却空気吹き出しノズルとからなり、前記冷却空気導入フランジ及び冷却空気吹き出しノズルは、前記補助フランジの平面より低く没していると共に、この冷却空気導入フランジの隅部が面取りされて、取出窓に向かう冷却空気にコアンダ効果流が形成されるように滑らかな部分円筒面に形成されていることを特徴とする粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造。
  3. 粒子線や電磁波の発生部と、発生した粒子線や電磁波が移動する真空空間を画成する真空容器と、この真空容器の粒子線や電磁波の出口を流体的に閉じるところの粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造において、取出窓の取り付け構造が、前記粒子線や電磁波の出口を取り囲む真空容器の受けフランジと、この受けフランジに気密に取り付けられ、中心部の平坦面とこの平坦面から材料の進行方向に沿って傾斜する傾斜面を有する補助フランジと、取出窓を固定するための、補助フランジの傾斜面と対向して傾斜する取り付け面によって補助フランジに接して配置される取り付けフランジと、そして前記受けフランジの外周側面に固定された冷却空気吹き出しノズルと、この冷却空気吹き出しノズルに覆われると共にその冷却空気吹き出しノズルの吹き出し口から先端にかけて滑らかな表面の冷却空気導入溝を形成した冷却空気導入フランジとからなり、前記取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルの先端は、前記補助フランジの平面より低く没していると共に、取り付けフランジと冷却空気吹き出しノズルの先端との間には、前記冷却空気導入溝からの冷却空気を吹き出し、取出窓に向かう壁面噴流を形成するように一定間隔の隙間が形成されていることを特徴とする粒子線照射装置や電磁波発生装置の取出窓構造。
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