JP3961903B2 - 超音波振動子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚群探知機などに用いられる超音波振動子に関し、特に、広帯域の周波数特性が得られる超音波振動子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
魚群探知機には、水中へ超音波パルスを発射するとともに、この超音波が水中の魚群や水底で反射して帰来するエコーを受信する超音波振動子を備えた送受波器が設けられている。このような超音波振動子で超音波の送受を行う場合、振動子と水のそれぞれの音響インピーダンスが大きく異なると、両者間のインピーダンス整合がとれず、超音波が境界面で反射する割合が増加して、感度特性における周波数帯域が狭くなる。そこで、両者の中間の音響インピーダンス値をもった整合層を超音波振動子に設けることにより、インピーダンス整合をとることが従来から行われている。
【0003】
この場合、振動子の共振周波数に対する波長をλとして、整合層の厚みをλ/4の奇数倍(λ/4,3λ/4,5λ/4,…)の厚みとし、かつ、音響インピーダンスZを次式のように選定することにより、良好なインピーダンス整合がとれることが知られている。
【数1】
Figure 0003961903
ここで、Zpは振動子の音響インピーダンスであって、
Zp=ρp ・Cp (ρp:振動子の密度、Cp:振動子中の音速)
で表される。また、Zwは水の音響インピーダンスであって、
Zw=ρw ・Cw (ρw:水の密度、Cw:水中の音速)
で表される。こうして整合層によりインピーダンス整合をとることで、境界面における反射が減少して周波数帯域の広い感度特性が得られる。
【0004】
図12は、上記のような音響インピーダンス整合層を設けた従来の超音波振動子Bの一例を示している。図において、101はアルミニウム等の金属材料からなるフロントマス、102および103はPZT等の圧電セラミックスからなる圧電素子、104は圧電素子102,103に電圧を印加するための電極、105はステンレス等の金属材料からなるリアマス、106はフロントマス101と、圧電素子102および103と、リアマス105とを固着するボルト、107はボルト106を締着するナット、108はフロントマス101の超音波放射面101aに設けられた音響インピーダンス整合層である。音響インピーダンス整合層108は、タングステンやアルミナの粉末を混合したエポキシ樹脂等のポリマーからなり、その厚みはλ/4に選定されている(λは共振周波数の波長)。以上のような超音波振動子Bは、フロントマス101が放射面側に向かって末広がりの形状をしたトンピルツ(Tonpiltz)型振動子と呼ばれているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、超音波放射面の材質がアルミニウムで、超音波の伝達媒体が水である場合、アルミニウムの音響インピーダンスは17.3×10[Ns/m]、水の音響インピーダンスは1.5×10[Ns/m]であるから、前記の式(1)より、音響インピーダンス整合層の音響インピーダンスは約5.1×10[Ns/m]となる。しかるに、このような音響インピーダンス値を持った材料は現実には存在しないため、上記のようにエポキシ樹脂等のポリマーにタングステン等を混合して、所望の音響インピーダンスを持った整合層を形成するのが一般的であった。
【0006】
このため、上述した従来の超音波振動子Bにおいては、音響インピーダンス整合層108を設けるにあたって、まず、エポキシ樹脂にタングステンやアルミナ等の粉末を混合したエポキシ・コンパウンドを製造し、これを所定の寸法(厚みλ/4)に切断したものをフロントマス101の表面に接着剤で貼り付けている。しかしながら、このような方法では作業が複雑で工数が増えるばかりでなく、コンパウンドの製造段階でタングステン等の混合物が下に沈むため、均一な混合物分布をもったコンパウンドを得るのが難しく、これから切り出した整合層108の音響インピーダンス値がばらつくことになって、安定した特性を維持するのが困難であるという問題があった。
【0007】
また、整合層108によって振動子と水との境界面における超音波の反射をなくし、完全なインピーダンス整合を実現するためには、整合層108の音響インピーダンスが振動子から水に向けて連続的に変化するのが理想的である。しかるに、上記のような単一の音響インピーダンス整合層108を設けた場合は、振動子と整合層と水の音響インピーダンスは階段状に変化し、理想的な連続変化とはならない。このため、音響インピーダンス整合層108を設けても、周波数帯域の改善には限界がある。そこで、この問題を解決する方法として、整合層を多層にすることにより音響インピーダンスの変化をできるだけ連続的な変化に近づけることが考えられる。特開平5−183996号公報には、このような多層の音響インピーダンス整合層を設けた超音波振動子が記載されている。しかしながら、整合層を多層にすると、その分だけ作業工数がさらに増大するとともに、音響インピーダンス値のばらつきも一層大きくなる。また、整合層を多層にしても、音響インピーダンスの変化はあくまでも階段状の変化であって完全な連続的変化ではないことから、依然として周波数帯域の改善には一定の限界がある。
【0008】
本発明は上記のような問題点を解決するものである。本発明の第1の目的は、製作が容易で品質の安定した超音波振動子を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、整合層の音響インピーダンスを連続的に変化させることにより広帯域化を実現した超音波振動子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、圧電素子と、この圧電素子とボルトで固着され当該圧電素子の振動により超音波を放射する金属材料からなるフロントマスとを備えた超音波振動子において、フロントマスの先端面をなす超音波放射面に、当該放射面より窪んだ凹部をあらかじめ設け、この凹部に液状のポリマーを前記超音波放射面と略同一面となるように充填し固化させて音響インピーダンス整合層を形成する。
【0010】
このようにすれば、超音波放射面の凹部にポリマーを充填するだけで、ポリマーと凹部周辺の金属とによって所望の音響インピーダンスを持った整合層が形成されるので、従来のような複雑な工程を経ることなく、簡単に整合層を形成することができる。また、あらかじめ製造しておいたコンパウンドを切断して得られる整合層を用いないこと、およびポリマーに金属粉末を混合しなくても所望の音響インピーダンスを得ることが可能であることから、従来問題となっていたポリマー中の混合物の分布不均一に基因する音響インピーダンス値のばらつきがなくなって、安定した品質を維持することができる。
【0011】
また、本発明では、ポリマーを充填する凹部の断面が超音波放射面側に広がるような形状にしている。
【0012】
このようにすることで、凹部に充填されるポリマーの量が超音波の放射方向に連続的に変化するため、ポリマーによって形成される整合層の音響インピーダンスも超音波の放射方向に連続的に変化する。したがって、整合層によって理想的な音響インピーダンス整合を実現することができ、広帯域の周波数特性を持った超音波振動子が得られる。また、整合層を多層に設ける必要がないので、製造工程が複雑になることもない。さらに、凹部の断面形状や寸法を変えることによって、音響インピーダンスの変化度合いをコントロールすることもできる。
【0013】
なお、ポリマーを充填する凹部としては、格子状の直線溝や、同心円状のリング溝、複数個の丸穴など、種々の形態が考えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るトンピルツ(Tonpiltz)型の超音波振動子A1を示した断面図である。図において、1はフロントマスであって、アルミニウム等の金属材料からなる。2および3は圧電素子であって、PZT等の圧電セラミックスからなる。4は圧電素子2,3に電圧を印加するための電極である。5は圧電素子2,3および電極4を挟んでフロントマス1と反対側に設けられたリアマスであって、ステンレス等の金属材料からなる。6は一端がフロントマス1に螺合されたボルトであって、他端に締着されるナット7とともに、フロントマス1と、圧電素子2および3と、リアマス5とを固着する。以上の構成からなる超音波振動子A1は、電極4に電圧を印加して圧電素子2,3を所定の周波数で振動させ、この振動によりフロントマス1とリアマス5を共振させることによって、フロントマス1の先端面をなす超音波放射面1aから超音波を放射するものである。
【0015】
8はフロントマス1の超音波放射面1aに当該放射面より窪むように設けられた凹部である。この凹部8は、フロントマス1を製作する段階であらかじめ形成されている。図2〜図4は、凹部8の各種パターンを示した平面図であって、図2は凹部8を格子状の直線溝8aで構成した例、図3は凹部8を同心円状のリング溝8bと、中央の丸穴8cとから構成した例、図4は、凹部8を複数個の丸穴8dで構成した例である。なお、丸穴8c、8dは円筒形の凹部からなる。9は凹部8に充填されたポリマー(高分子材料)であって、このポリマー9と凹部8の周辺の金属(アルミニウム等)とによって音響インピーダンス整合層が形成される。整合層の形成にあたっては、エポキシ樹脂等からなる液状のポリマー9を用意し、これを凹部8に超音波放射面1aと略同一面となるように流し込んで固化させる。ポリマー9としてはエポキシ樹脂以外の樹脂を用いてもよい。
【0016】
なお、一般に2種類以上の物質が混在する媒質が、ある周波数の音波に対して一様な媒質とみなされるためには、混在する物質が音波の波長よりも短い寸法で構成されていることが条件となる。したがって、エポキシ樹脂等のポリマー9とアルミニウム等の金属から構成される超音波放射面1aを一様な媒質とみなすために、凹部8の幅や相互間の間隔は、音波の波長に比べて十分小さな値に設定される。
【0017】
このように、フロントマス1に設けられた凹部8にポリマー9を充填するだけで、音響インピーダンス整合層が形成されるので、従来のように整合層を多層に接着する必要がなく、工程が大幅に簡略化されて製造コストを低減することができる。また、従来の整合層は、前述のように製造段階で混合物が偏在したコンパウンドを切断したものであるため、均一な特性を持った整合層を得るのが困難であったが、本発明では、ポリマー9と凹部8の周辺の金属とで整合層を形成するため、ポリマー9にタングステンやアルミナの粉末を混合しなくても、凹部8の幅、間隔、形状等を適切に選定することで所望の音響インピーダンス値を得ることができる。したがって、従来のようなコンパウンドを用いる必要はなく、かつ、ポリマー9に金属粉末を混合する必要もないことから、ポリマー9中の混合物の分布不均一に基因する音響インピーダンス値のばらつきがなくなり、安定した品質を維持することができる。
【0018】
図5は、本発明の他の実施形態による超音波振動子A2を示した断面図である。本実施形態は、ポリマー9を充填する凹部10の断面が超音波放射面1a側に広がるような形状にしたものである。その他の部分については図1と同一であるので、図1と同一部分には同一符号を付してある。なお、この場合も凹部10のパターンとしては、図2〜図4のような種々の形態を採用することができる。また、図5では、凹部10の断面形状は逆三角形となっているが、これに限らず、逆台形のような形状としてもよい。また、凹部10の側壁は逆三角形や逆台形のような直線である必要はなく、曲線であってもよい。
【0019】
図5の実施形態によると、凹部10に充填されるポリマー9の量が超音波の放射方向に連続的に変化するため、ポリマー9によって形成される整合層の音響インピーダンスも超音波の放射方向に連続的に変化する。したがって、整合層によって理想的な音響インピーダンス整合を実現することができ、広帯域の周波数特性を持った超音波振動子が得られる。また、整合層を多層に設ける必要がないので、製造工程が複雑になることもない。さらに、凹部10の断面形状や寸法を変えることによって、音響インピーダンスの変化度合いをコントロールすることもできる。
【0020】
図6は、本発明の他の実施形態による超音波振動子A3を示した断面図である。本実施形態は図5の変形例であって、ポリマー9を充填する単一の凹部11を超音波放射面1aより窪むように設け、その断面を超音波放射面1a側に広がる形状としたものである。その他の部分については図5と同一であるので、図5と同一部分には同一符号を付してある。なお、本実施形態では、凹部11は逆円錐台状(すり鉢状)に形成されている。ただし、これは一例であって、他にも逆円錐、逆角錐、逆角錐台、半球のような種々の形態を採用することができる。
【0021】
図6の実施形態によっても、凹部11に充填されたポリマー9によって形成される整合層の音響インピーダンスが連続的に変化するため、理想的な音響インピーダンス整合が実現でき、広帯域の周波数特性を持った超音波振動子が得られる。また、整合層を多層に設ける必要がないので、製造工程が複雑になることもない。さらに、凹部11の断面形状や寸法を変えることによって、音響インピーダンスの変化度合いをコントロールすることもできる。
【0022】
図7は、図6に示した超音波振動子A3における送波電圧感度の周波数特性の一例である。また、図8は、従来の超音波振動子(図12)における送波電圧感度の周波数特性の一例である。各図の横軸は超音波の周波数、縦軸は送波電圧感度を示している。送波電圧感度は、超音波振動子に1Vの電圧を印加したときに、振動子から1m離れた場所において感知される音圧の値である。
【0023】
図7と図8とを比較すれば明らかなように、図8の従来の超音波振動子では、一点鎖線で示したように、概ね25KHz付近に送波電圧感度のピークがあるが、それ以降40KHz付近までは送波電圧感度は低下している。これに対して、図7の本発明による超音波振動子の場合は、一点鎖線で示したように、概ね20〜40KHzの広帯域にわたって安定した送波電圧感度が得られる。周波数が40KHzを超えると、送波電圧感度の変動が大きくなるが、超音波振動子を魚群探知機に用いる場合は、20〜40KHzの周波数帯域で一定レベル以上の送波電圧感度が得られれば実用上問題はない。
【0024】
以上述べた実施形態では、トンピルツ型超音波振動子を例に挙げたが、本発明はこれ以外の超音波振動子にも適用することができる。
【0025】
図9は、ランジュバン型超音波振動子A4に本発明を適用した例である。20はPZT等の圧電セラミックスからなる圧電素子、21はアルミニウム等の金属材料からなるフロントマス、22は圧電素子20を挟んでフロントマス21と反対側に設けられたステンレス等の金属材料からなるリアマス、23はフロントマス21の超音波放射面21aに当該放射面より窪むように設けられた凹部、24は凹部23に充填された音響インピーダンス整合層を形成するポリマーである。凹部23は1個に限らず、図2〜図4に示したような種々の形態が可能であり、また断面形状も円錐状に限らず、前述したような種々の形態を採用することができる。
【0026】
図10は、ボルト締めランジュバン型超音波振動子A5に本発明を適用した例である。30はPZT等の圧電セラミックスからなる圧電素子、31はアルミニウム等の金属材料からなるフロントマス、32は圧電素子30を挟んでフロントマス31と反対側に設けられたステンレス等の金属材料からなるリアマス、33は一端がフロントマス31に螺合されたボルト、34はボルト33の他端に締着されるナット、35はフロントマス31の超音波放射面31aに当該放射面より窪むようにあらかじめ設けられた凹部、36は凹部33に超音波放射面31aと略同一面となるように充填された音響インピーダンス整合層を形成するポリマーである。この場合も、凹部35は1個に限らず、図2〜図4に示したような種々の形態が可能であり、また断面形状も円錐状に限らず、前述したような種々の形態を採用することができる。
【0027】
図11は、本発明のさらに他の実施形態であって、PZT等の圧電セラミックスからなる圧電素子40の片面に、上述したランジュバン型超音波振動子のフロントマス21,31に相当するヘッド部41を貼り合わせ、ヘッド部41に超音波放射面より窪むように形成された凹部42に音響インピーダンス整合層を形成するポリマー43を充填して、超音波振動子A6を構成したものである。
【0028】
以上の実施形態では、魚群探知機用の超音波振動子を例に挙げたが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、超音波診断装置に用いられる振動子にも適用が可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、フロントマスの超音波放射面にあらかじめ設けられた凹部に液状のポリマーを超音波放射面と略同一面となるように充填して固化することにより音響インピーダンス整合層が形成されるので、複雑な工程を経ることなく、簡単に整合層を形成することができるとともに、音響インピーダンス値のばらつきを小さくして、品質の安定した超音波振動子を得ることができる。
【0030】
また、ポリマーを充填する凹部の断面が超音波放射面側に広がるような形状にすることで、音響インピーダンスを連続的に変化させることができ、これによって広帯域の周波数特性を持った超音波振動子を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る超音波振動子を示した断面図である。
【図2】凹部のパターンを示した平面図である。
【図3】凹部の他のパターンを示した平面図である。
【図4】凹部の他のパターンを示した平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態による超音波振動子を示した断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態による超音波振動子を示した断面図である。
【図7】本発明の超音波振動子における送波電圧感度特性の一例である。
【図8】従来の超音波振動子における送波電圧感度特性の一例である。
【図9】本発明の他の実施形態による超音波振動子を示した断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態による超音波振動子を示した断面図である。
【図11】本発明の他の実施形態による超音波振動子を示した断面図である。
【図12】従来の超音波振動子を示した断面図である。
【符号の説明】
フロントマス
1a 超音波放射面
2 圧電素子
3 圧電素子
8 凹部
8a 直線溝
8b リング溝
8d 丸穴
9 ポリマー
A1〜A6 超音波振動子

Claims (5)

  1. 圧電素子と、この圧電素子とボルトで固着され当該圧電素子の振動により超音波を放射する金属材料からなるフロントマスとを備えた超音波振動子において、
    前記フロントマスの先端面をなす超音波放射面に、当該放射面より窪んだ凹部をあらかじめ設け、この凹部に液状のポリマーを前記超音波放射面と略同一面となるように充填し固化させて音響インピーダンス整合層を形成したことを特徴とする超音波振動子。
  2. 請求項1に記載の超音波振動子において、
    前記凹部は、断面が超音波放射面側に広がるような形状であることを特徴とする超音波振動子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の超音波振動子において、
    前記凹部は、格子状の直線溝からなることを特徴とする超音波振動子。
  4. 請求項1または請求項2に記載の超音波振動子において、
    前記凹部は、同心円状のリング溝からなることを特徴とする超音波振動子。
  5. 請求項1または請求項2に記載の超音波振動子において、
    前記凹部は、複数個の丸穴からなることを特徴とする超音波振動子。
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