JP3960275B2 - 灰溶融炉の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、焼却残渣を溶融処理するための灰溶融炉の運転方法に関する。
都市ごみ等の一般廃棄物や産業廃棄物は、これまで埋立処理されていたものでも、埋立地の枯渇や環境破壊等の問題から、次第に焼却処理されるようになってきている。しかし、焼却処理を行っても、例えばストーカ炉や流動床炉等の焼却炉の炉底から排出される主灰(焼却灰)や、当該焼却炉の排ガス等からフィルタ等で捕集される飛灰(これらの主灰および飛灰を焼却残渣と定義する)に、重金属類やダイオキシン類等の含れる率が高いため、これらをそのまま埋立処理するには問題がある。
このため、近年、焼却残渣を灰溶融炉に投入し、高温雰囲気下において溶融処理することにより、ダイオキシン類等の有害物質の無害化を図るとともに、焼却残渣の減容化を図ることが行われている。
このような灰溶融炉の一つとして、化石燃料(例えば灯油)の燃焼によって加熱する方式のバーナ(加熱手段)を備え、かつ補助加熱手段としてテルミット剤を投入することによって、焼却残渣を内外から効率よく加熱して溶融処理する灰溶融炉が開発されている。
従来、上記テルミット剤を投入する方式の灰溶融炉においては、最初に行う焼却残渣に関する溶融実験によって、その溶融に最適なバーナへの燃料の供給量やテルミット剤の投入量を決定している。このため、主灰と飛灰の混合比が変わることにより、溶融温度が実験の時と異なる焼却残渣が供給されると、その焼却残渣を溶融処理する上で問題が生じることになる。
例えば、塩基度(CaO/SiO2 (質量比))が高く、したがって溶融温度の高い飛灰の混合割合が大きくなった場合には、バーナへの燃料の供給量を増加することによって、焼却残渣を溶融処理するための熱量を即座に確保することができるものの、そのままでは燃料の消費量の増加により溶融処理コストが増加するとともに、灰溶融炉内の雰囲気温度をいたずらに高める結果となり、当該灰溶融炉における耐熱材の劣化を早めることになる。
一方、塩基度の低く、したがって溶融温度の低い主灰の混合割合が大きくなった場合には、バーナへの燃料の供給量を低減することによって、焼却残渣を溶融処理するための熱量を即座に削減することができるものの、それだけではテルミット剤の供給量が過剰になる場合があり、効率の良い溶融運転を行うことができなくなる。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、塩基度の変化に応じてテルミット剤の投入量を決定することにより、効率の良い溶融処理や、耐熱材の劣化の進行を抑えることのできる灰溶融炉の運転方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、加熱手段を備えた灰溶融炉で焼却残渣を溶融処理する灰溶融炉の運転方法であって、上記加熱手段による加熱によって発熱する補助加熱手段としてのテルミット剤の上記灰溶融炉への供給量を、上記焼却残渣中に含まれるCaOとSiO2 との質量比であるCaO/SiO2 としての塩基度の増加に応じて増加させるとともに、上記灰溶融炉の昇温効率の増加に応じて減少させることを特徴としている。
なお、テルミット剤とは、粉末状の酸化鉄と、粉末状のアルミニウムとを一定の割合(酸化鉄とアルミニウムとのモル比が1:2となる割合)で混合したものであり、所定の高温(1050〜1100℃)に加熱することにより、下記の式(1)に示すテルミット反応による発熱を生じるものである。テルミット反応式は下記の通りである。
Fe2 3 +2Al=2Fe+Al2 3 +198.3kcal …(1)
このテルミット反応においては、酸化鉄1モルと、アルミニウム2モルから、198.3kcalの反応熱を得ることができる。なお、この反応熱のうち、焼却残渣の溶融に寄与する熱量は、15〜35%である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記テルミット剤を10〜400g毎に上記灰溶融炉に投入することを特徴としている。
上記請求項1又は2に記載の発明においては、加熱手段によって灰溶融炉内が高温の雰囲気下となり、当該灰溶融炉内に供給されたテルミット剤が1050〜1100℃に加熱されると、当該テルミット剤が反応を開始して発熱を始める。このため、灰溶融炉内に供給された焼却残渣は、上記加熱手段による高温の雰囲気下において外側から加熱されるとともに、焼却残渣に混在するテルミット反応熱によって内側から加熱されて溶融することになる。
また、主灰と飛灰との混合比が変化することによって焼却残渣の塩基度が変化し、これによって当該焼却残渣の溶融温度が変化することになる。すなわち、塩基度の高い飛灰の混合割合が大きくなるにしたがって、全体の塩基度が増加し、焼却残渣の溶融温度が上昇することになるが、この焼却残渣の塩基度の増加に応じて、テルミット剤の灰溶融炉への供給量を増加するようになっているので、当該焼却残渣を溶融させるのに適した量のテルミット剤を供給することができる。
なお、焼却残渣の溶融温度は、当該焼却残渣の塩基度の増加にほぼ対数比例して増加することになる(図3参照)。このため、焼却残渣の塩基度によって焼却残渣の溶融温度を間接的に知ることができる。また、焼却残渣の塩基度は、主灰および飛灰の塩基度がすでに明らかになっていることから、当該主灰と飛灰の混合比によって推定できる。
したがって、テルミット剤の供給量を焼却残渣の塩基度の増加に応じて増加させることにより、焼却残渣の溶融に適する量のテルミット剤を供給することができるので、効率の良い溶融処理を行うことができるととに、耐熱材の劣化の進行を抑えることができる。
さらには、テルミット剤の供給量を灰溶融炉の昇温効率の増加に応じて減少させることにより、昇温効率の異なる各種の灰溶融炉において、テルミット剤を過不足なく供給して焼却残渣を確実に溶融することができる
すなわち、灰溶融炉の昇温効率が高い場合には、テルミット剤の反応熱が焼却残渣に伝達される割合が多くなるので、当該テルミット剤の供給量を低減しても焼却残渣を十分溶融するまで加熱することができる。また、灰溶融炉の昇温効率が低い場合には、テルミット剤の反応熱が焼却残渣に伝達されずに灰溶融炉外に逃げる割合が多くなるので、テルミット剤の供給量を増加させることによって、焼却残渣を確実に溶融させることができる
そして、昇温効率の違いによって、テルミット剤が過剰に供給されるのを防止することができるので、溶融処理コストの低減を図ることができる
また、テルミット剤の灰溶融炉への供給量を、0.3〜2.0の範囲の塩基度に対して、焼却残渣に対する質量割合(テルミット剤供給割合)で0%〜40%の範囲で変化させるようにした場合には、昇温効率が15%以上の灰溶融炉において、上記塩基度の範囲の焼却残渣の溶融に適する量のテルミット剤を供給することができる
例えば、塩基度が0.3の場合は、焼却残渣の溶融温度の推定値(融点推定値)が図3に示すように1200℃以下と低いことから、表2に示すように5%以下のテルミット剤を投入することによって余裕をもって焼却残渣を溶融することができる。
なお、テルミット反応は、通常1050〜1100℃に上昇することによって開始するが、焼却残渣内部への熱伝達を考慮すると、このテルミット反応を生じさせるためには、溶融炉の炉内雰囲気温度で1200〜1300℃程度まで加熱する必要がある
また、塩基度が1.0〜2.0の場合は、焼却残渣の溶融温度の推定値(融点推定値)が図3に示すように1300℃以上と高温になるため、テルミット剤の供給量を増加させることによって対応することができる。この場合、テルミット剤で加熱するという条件のもとで、テルミット剤の焼却残渣に対する質量割合(テルミット剤供給割合)と、焼却残渣の温度上昇推定値との関係を計算により求めると、表2および表3の通りになる。表3から、テルミット剤の焼却残渣に対する質量割合(テルミット剤供給割合)を40%とすることにより、焼却残渣の温度を炉内温度に対し200〜470℃上昇させることができるので、炉内温度を1300℃に設定することにより、塩基度が2.0で溶融温度の最大値(融点推定値)が1500℃と推定される焼却残渣を溶融させることができることがわかる
したがって、テルミット剤を0〜40%の範囲で供給することにより、塩基度が0.3〜2.0の焼却残渣を溶融することができる。しかも、灰溶融炉内の雰囲気温度を1300℃以下に抑えることができるので、耐熱材の劣化が早まるのを確実に防止することができる。
以上説明したように、請求項1又は2に記載の発明によれば、テルミット剤の供給量を焼却残渣の塩基度の増加に応じて増加させることにより、焼却残渣の溶融に適する量のテルミット剤を供給することができ、効率の良い溶融運転を可能にすることができる。
また、上述のようにテルミット剤によって焼却残渣を適切な温度に加熱することができることから、加熱手段によって灰溶融炉内の雰囲気温度を過度に高めることがなくなる。よって、加熱手段への例えば燃料や電力の過剰供給により溶融処理コストが上昇するのを防止することができるとともに、灰溶融炉内の耐熱材の劣化が早まるのを防止することができる。
なお、焼却残渣の塩基度は、例えば灰溶融炉に供給前の焼却残渣の成分を分析することにより求められる。また、焼却残渣として提供される主灰および飛灰のそれぞれの塩基度がほぼ一定の値となることから、これらの主灰および飛灰の混合割合から焼却残渣の塩基度を推定することもできる。
以上の結果、溶融温度の異なる焼却残渣が供給されることによって、溶融処理の効率が低下したり、耐熱材の劣化が早まったりするのを簡単に防止することができる。
加えて、テルミット剤の供給量を灰溶融炉の昇温効率の増加に応じて減少させることにより、昇温効率の異なる各種の灰溶融炉においても、テルミット剤を過不足なく供給して焼却残渣を確実に溶融することができる。よって、テルミット剤が過剰に供給されるのを防止することができるので、溶融処理コストの低減を図ることができる
また、テルミット剤の灰溶融炉への供給量を、0.3〜2.0の範囲の塩基度に対して、焼却残渣に対する質量割合(テルミット剤供給割合)で0%〜40%の範囲で変化させるようにした場合には、昇温効率が15%以上の灰溶融炉において、上記塩基度の範囲の焼却残渣の溶融に適する量のテルミット剤を供給することができる
以下、この発明の一実施の形態としての灰溶融炉の運転方法について、その方法の実施に直接使用するテルミット式溶融設備とともに、図面を参照しながら説明する。
この実施の形態で示すテルミット式溶融設備は、図1に示すように、計量手段1と、袋詰装置2と、制御手段3と、焼却残渣ホッパ4と、搬送コンベヤ5と、投入コンベヤ6と、灰溶融炉7とを備えた構成になっている。
計量手段1は、焼却残渣ホッパ4と灰溶融炉7との間に配置されたものであって、灰溶融炉7に投入する焼却残渣の質量を計量するようになっている。
この計量手段1は、計量コンベヤ11と、この計量コンベヤ11を下から支えるロードセル(荷重変換器)12とを備えた構成になっている。計量コンベヤ11は、円筒状のケーシング11aと、搬送用のスクリュ11bと、このスクリュ11bを回転駆動する電動モータ11cとを備えている。ケーシング11aには、基端側に投入口11dが設けられ、先端側に搬出口11eが設けられている。電動モータ11cは、その起動および停止が制御手段3によって制御されるようになっている。
ロードセル12は、例えばひずみ量を電気的な信号に変換する方式のもので構成されており、この信号を制御手段3で検出することにより、計量コンベヤ11の全体の質量を検出するようになっている。
すなわち、ケーシング11a内のデッドスペースに焼却残渣が充填された状態を前提とし、スクリュー11bで焼却残渣を搬送している状態の計量コンベヤ11の全質量をロードセル12で測定し、この質量からスクリュー11bによって焼却残渣をはき出した後の計量コンベヤ11の全質量を差し引くことにより、計量コンベヤ11が搬送している焼却残渣の質量を検出し、さらにスクリュー11bの回転数を加味することにより、焼却残渣の供給量(単位時間当たりの供給質量)を算出できるようになっている。この計算は、制御手段3によってなされることになる。
なお、図1においては、2つのロードセル12で計量コンベヤ11を下から支えるように構成したが、直線上にない3つのロードセル12によって計量コンベヤ11を下から支えるように構成してもよい。
上記焼却残渣は、一般廃棄物や産業廃棄物を焼却処理した後の主灰および飛灰が混合されたものである。この焼却残渣は、粉砕、乾燥、磁選による鉄分等の磁性物の排除、篩い分けによる粗大物の排除等の前処理がなされた後のものが焼却残渣ホッパ4内に投入されて一時的に蓄えられることになる。
焼却残渣ホッパ4は、その底部に設けられたロータリーバルブ等の排出計量手段41によって、内部に蓄えられた焼却残渣を古いものから順に外部に排出するようになっている。排出計量手段41は、その回転数等が制御手段3によって制御されるようになっており、これにより焼却残渣の排出量が調整されるようになっている。
排出計量手段41から排出された焼却残渣は、フライトコンベヤ、スクレーパコンベヤ、エンマッセコンベヤ、ディスクコンベヤ、バケットコンベヤ、ケースコンベヤ、スクリューコンベヤ、ベルトコンベヤ等の搬送コンベヤ(搬送手段)5によって計量手段1の投入口11dまで搬送されるようになっている。
搬送コンベヤ5は、その駆動手段51の起動および停止が制御手段3によって制御されるようになっており、計量手段1に供給すべき焼却残渣の量が調整可能になっている。
計量コンベヤ11の搬出口11eから搬出された焼却残渣は、搬送コンベヤ5と同じ型式の投入コンベヤ(搬送手段)6によって灰溶融炉7の投入ホッパ71に搬送されるようになっている。投入コンベヤ6は、その駆動手段61の起動および停止が制御手段3によって制御されるようになっており、投入ホッパ71への搬送量が調整可能になっている。
上記袋詰装置2は、テルミット剤の成分である酸化鉄が1モル、アルミニウムが2モルの割合となるように、それぞれ粉末状にされた酸化鉄含有廃棄物およびアルミニウム含有廃棄物を、燃焼可能なポリエチレン等の樹脂製の袋に充填して密封するようになっている。なお、この実施の形態においては、アルミニウム含有廃棄物として、いわゆるアルミドロスを用い、酸化鉄含有廃棄物として、いわゆる赤泥を用いている。
すなわち、袋詰装置2は、図2に示すように、アルミドロスを蓄えるアルミホッパ21と、赤泥を蓄える酸化鉄ホッパ22と、第1計量ターンテーブル23と、第2計量ターンテーブル24と、供給ターンテーブル25と、密封装置26とを備えている。
第1計量ターンテーブル23は、回転円板部230と、固定円板部231とを上下に積層させたもので構成されている。回転円板部230は、水平に設置された固定円板部231上を軸心回りに回転駆動されるようになっており、その軸心を中心とする円周上には6つの円形貫通孔からなる定量升(定量孔部)23aが等間隔に備えられている。各定量升23aは、その下端開口部が通常は固定円板部231によって塞がれており、固定円板部231における第1供給ステージ23bの位置に移動した際に、固定円板部231に形成された図示しない貫通孔を介して第1供給パイプ28aに連通するようになっている。
また、アルミホッパ21は、その下端供給部が各定量升23aが配置された円周と同一の円周上の位置に配設されており、回転円板部230が所定の角度(この実施の形態の場合は60度)回転するごとに、アルミドロスを各定量升23aに供給するようになっている。なお、回転円板部230上から盛り上がるように過剰に供給されたアルミドロスは、スクレーパ27によって取り除かれるようになっている。すなわち、各定量升23aには常に一定量のアルミドロスが供給されるようになっている。
第2計量ターンテーブル24は、第1計量ターンテーブル23と同様に構成された回転円板部240、固定円板部241、定量升24a及びスクレーパ27を備えている。ただし、各定量升24aは、固定円板部241における第2供給ステージ24bの位置に移動した際に、固定円板部241に形成された図示しない貫通孔を介して第2供給パイプ28bに連通するようになっている。また、酸化鉄ホッパ22は、その下端供給部が各定量升24aが配置された円周と同一の円周上の位置に配設されており、回転円板部240が所定の角度(この実施の形態の場合は60度)回転するごとに、赤泥を各定量升24aに供給するようになっている。
また、第1計量ターンテーブル23の定量升23aと、第2計量ターンテーブル24の定量升24aの容積は、それぞれアルミニウム成分が2モル、酸化鉄成分が1モルとなるような比率に設定されている。そして、定量升23a、24aで計量されるアルミドロスと赤泥の合計質量は、10〜400gの範囲に設定されている。
すなわち、10g未満であると、テルミット反応が不安定になるおそれがあり、400g超ではテルミット反応が激しくなって局部的に高温になり過ぎる部分が生じ、灰溶融炉7の例えば床面7aの耐熱材に悪影響を及ぼすことがあり得るからである。
供給ターンテーブル25も、第1及び第2計量ターンテーブル23、24と同様に、回転円板部250と固定円板部251とを備えたもので構成されている。回転円板部250は、固定円板部251によって水平方向に支持された状態で軸心回りに回転駆動されるようになっており、その軸心を中心とする円周上には6つの円形貫通孔からなる収容孔部25aが等間隔に設けられている。
各収容孔部25aは、回転円板部250が一定の方向に所定角度回転して第1角度位置25bに移動した際に第1供給パイプ28aの真下に位置して定量升23aからアルミドロスの供給を受け、更に回転円板部250が同一方向に所定角度(この実施の形態では180度)回転して第2角度位置25cに移動した際に第2供給パイプ28bの真下に位置して定量升24aから赤泥の供給を受けるようになっている。これにより、各収容孔部25aには、上述した割合のアルミニウム成分と酸化鉄成分とからなるテルミット剤が収容された状態になる。
また、供給ターンテーブル25の上記固定円板部251には、上記第2角度位置25cから所定角度(この実施の形態では120度)回転した第3角度位置25dに、収容孔部25aと供給流路25eとを連通する図示しない貫通孔が設けられている。
すなわち、固定円板部251は、各収容孔部25aの下端開口部を通常は塞いだ状態になっているが、各収容孔部25aが第3角度位置25dの位置に移動した際には、貫通孔を介して収容孔部25aと供給流路25eとを連通させ、収容孔部25a内のテルミット剤を供給流路25eに供給するようになっている。
密封装置26は、ロール状に巻かれた状態から繰り出されるポリエチレン製の包装フィルム26aによって袋26bを形成し、当該袋26bに上記テルミット剤を順次充填して密封することにより、袋詰めテルミット剤26fを製造するようになっている。この密封装置26は、主要工程部として、山折り部26cと、L字ヒートシール部26dと、切断部26eと、図示しない排出ダクトとを備えた構成になっている。
山折り部26cは、帯状に形成された包装フィルム26aの長手方向に沿う一方の縁と他方の縁とを合わせるように折り重ねようになっている。
L字ヒートシール部26dは、包装フィルム26aの互いに重ねられた上記一方の縁部と他方の縁部を熱溶着により貼り合わせると共に、袋26bの底部に相当する部分を熱溶着により貼り合わせることによって、全体としてL字状の溶着部を形成し、これにより、上部が開口する袋26bを形成するようになっている。
また、アルミドロスおよび赤泥からなるテルミット剤は、袋26bが形成された直後に、当該袋26b内に供給されることになる。
すなわち、上述した回転円板部230、240、250のそれぞれの回転のタイミングと、山折り部26cおよびL字ヒートシール部26dによる袋26bを製造するタイミングとが制御手段3によって制御され、袋26bが製造されるごとに、供給流路25eから袋26b内にテルミット剤が供給されるようになっている。
なお、上記袋26bの底部に相当する部分を熱溶着することによって、その直下に位置する袋26bの開口部に相当する頂部が密封された状態になる。したがって、L字ヒートシール部26dの下側では、テルミット剤が密封された袋詰めテルミット剤26fが順次製造されることになる。
切断部26eは、各袋26bにおける頂部と底部との間のほぼ中央の位置で切断することにより、個々に分割された袋詰めテルミット剤26fを得るようになっている。
個々に分割された袋詰めテルミット剤26fは、排出ダクト(図示せず)から投入コンベア6に供給されることになる。
また、投入コンベヤ6に供給される袋詰めテルミット剤26fの量は、焼却残渣ホッパ4から供給される焼却残渣の量に対して質量割合で所定の量となるように制御手段3によって制御されるようになっている。なお、袋詰めテルミット剤26fの投入量は、焼却残渣の供給量に対して質量割合で、0〜40%の範囲に設定することが好ましい。
投入コンベヤ6から供給される焼却残渣及び袋詰めテルミット剤26fは、図1に示すように、一度、灰溶融炉7に一体的に併設された投入ホッパ71内に蓄えられることになる。
投入ホッパ71の底部には、灰溶融炉7内に連通する開口部71aが形成されており、この開口部71aに対向する投入ホッパ71側の位置には、投入ホッパ71内の焼却残渣およびテルミット剤26fを灰溶融炉7内へと投入するプッシャ72が設けられている。なお、プッシャ72による灰溶融炉7への投入量も制御手段3によって制御されるようになっている。
また、投入ホッパ71には、蓄積された焼却残渣等のレベルを検知する図示しない下限レベルスイッチ及び上限レベルスイッチが設けられている。
他方、灰溶融炉7には、開口部71aから下方に傾斜する床面7aが形成され、当該床面7aの下方に、溶融スラグの排出口7bが形成されている。さらに、床面7aに対向する天井部には、バーナ(加熱手段)7cが設けられている。このバーナ7cは、灯油(化石燃料)を燃焼させることによって、床面7aに供給された焼却残渣およびテルミット剤26fを加熱するようになっている。また、灰溶融炉7内の温度を検知する温度センサ(図示せず)が設けられており、この温度センサで検知された温度情報が制御手段3に入力されるようになっている。さらに、バーナ7cへの灯油の供給量が制御手段3によって制御されるようになっている。
また、上記灰溶融炉7の排出口7bの下方には、スラグ排出コンベヤ(図示せず)を備えた水槽(図示せず)が設置されている。この水槽においては、排出口7bから滴下する溶融スラグが急冷されて水砕スラグとなり、この水砕スラグが上記スラグ搬送コンベアによって水槽から排出されることになる。また、水槽から排出された水砕スラグは、図示しないスラグバンカに蓄えられた後、ダンプカー等の搬送手段によって溶融設備から搬出されることになる。
次に、この発明の一実施の形態としての灰溶融炉の運転方法について説明する。
この灰溶融炉の運転方法は、バーナ7cを備えた灰溶融炉7で焼却残渣を溶融処理する方法であり、焼却残渣中に含まれるCaOとSiO2 との質量比で示されるCaO/SiO2 としての塩基度の増加に応じて、補助加熱手段としての袋詰めされたテルミット剤26fの灰溶融炉7への供給量を増加させる方法である。すなわち、テルミット剤26fの供給量を、塩基度の増加に比例して増加させる方法を用いている。
特に、テルミット剤26fの供給量は、0.3〜2.0の範囲の塩基度に対して、焼却残渣に対する質量割合で0%〜40%の範囲で変化させるようになっている。ここで、テルミット剤26fの焼却残渣に対する質量割合とは、下記の式(2)によって計算される値である。
(テルミット剤26fの焼却残渣に対する質量割合)
=((テルミット剤26fの質量)/(焼却残渣の質量))×100% …(2)
なお、テルミット剤26fの焼却残渣に対する質量割合を、以下の説明、表および図においてテルミット剤供給割合の名称で示す。
次に、上記のように構成されたテルミット式溶融設備および灰溶融炉の運転方法における作用効果について説明する。
焼却残渣の塩基度と溶融温度(融点)との関係についての実験データおよび文献データを表1に記載する。
Figure 0003960275
また、表1の塩基度と溶融温度(融点)との関係を散布図で示したのが図3である。この図3から、塩基度の増加にしたがって焼却残渣の溶融温度も直線的に増加し、塩基度と溶融温度とが強い比例関係にあることがわかる。この比例関係を最小自乗法による近似式で示すと、
y=183Ln(x)+1300 …(3)
となる。なお、xは塩基度であり、yは溶融温度である。上記式(3)は、図3の実線で示す直線に対応する。
上記式(3)および図3から、塩基度が0.3〜0.5、0.5〜1.0、1.0〜2.0のときの焼却残渣の溶融温度推定値(融点推定値)を計算すると、下記の表2のようになる。
Figure 0003960275
一方、テルミット剤26fのテルミット反応によって生じる発熱量から焼却残渣の温度上昇推定値を計算すると、下記の表3のようになる。
Figure 0003960275
この場合、酸化鉄1モルとアルミニウム2モルとの合計量である214gに対して上述した198.3kcalの熱量が発生することから、所定の質量のテルミット剤26fによって生じるテルミット発熱量Q(kcal)は、下記の式(4)によって計算することができる。
Q=198.3×テルミット剤の質量/0.214 …(4)
ただし、質量の単位としてkgを用いる。
そして、焼却残渣およびテルミット剤26fを混合したものの比熱を
0.2kcal/kg・℃とすると、上記テルミット発熱量Qによる焼却残渣の温度上昇推定値ΔT(℃)は下記の式(5)によって計算することができる。
ΔT=Q/(0.2×(焼却残渣の質量+テルミット剤の質量)) …(5)
上記式(4)、(5)によってテルミット剤供給割合に対するテルミット発熱量や焼却残渣の温度上昇推定値を計算することができる。なお、表3において、昇温効率とは、灰溶融炉7内に供給された熱量Q1に対する当該灰溶融炉7に残留する熱量Q2の割合であり、下記の式(6)で示すことができる。
η=(Q2/Q1)×100(%) …(6)
ただし、ηは昇温効率である。
この昇温効率は、灰溶融炉の実証運転等において確認されている(赤外線カメラの温度測定により測定できる)が、通常15〜35%である。なお、表3には、昇温効率が15%、25%、35%のときの焼却残渣の温度上昇推定値を示した。また、図4は、表3におけるテルミット剤供給割合と焼却残渣の温度上昇推定値との関係をグラフにしたものである。
ここで、バーナ7cによって灰溶融炉7内が高温の雰囲気下となり、焼却残渣と混在した状態で灰溶融炉7内に供給されたテルミット剤26fが1050〜1100℃に加熱されると、当該テルミット剤26fが反応を開始し、大量の熱を発することになる。このため、灰溶融炉7内に供給された焼却残渣は、上記バーナ7cによる高温の雰囲気下において外側から加熱されるとともに、テルミット反応熱によって内側から加熱されることになる。
また、焼却残渣の溶融温度は、図3に示すように、当該焼却残渣の塩基度の増加にほぼ対数比例して増加することになることから、焼却残渣の塩基度を知ることによって焼却残渣の溶融温度を間接的に知ることができる。この場合、塩基度に対する溶融温度は、表2に示すように、塩基度が0.3〜0.5の範囲において1200℃以下になり、0.5〜1.0の範囲において1200〜1300℃になり、1.0〜2.0の範囲において1300〜1500℃になると推定できる。
ここで、1200〜1300℃までは、バーナ7cによって加熱し、この1200〜1300℃を超えて加熱するのに要する熱量をテルミット剤26fによって賄うという条件のもとで、テルミット剤26fの供給量を計算すると、表2のようになる。
なお、灰溶融炉7内の雰囲気温度が1300℃以下であれば、灰溶融炉7の耐熱材の劣化が早まるのを十分に防止することができる。
また、昇温効率が25%の場合は、表3から、テルミット剤供給割合を0〜5%に設定することによって、温度上昇推定値が1200〜1260℃(バーナ7cで1200℃まで加熱した場合)ないし1300〜1360℃(バーナ7cで1300℃まで加熱した場合)となり、溶融温度推定値が1200℃以下(表2における塩基度が0.3〜0.5の場合)の焼却残渣を十分溶融処理することができる。さらに、テルミット剤供給割合を0〜10%に設定することによって、温度上昇推定値が1200〜1310℃(バーナ7cで1200℃まで加熱した場合)ないし1300〜1410℃(バーナ7cで1300℃まで加熱した場合)となり、溶融温度推定値が1200〜1300℃(表2における塩基度が0.5〜1.0の場合)の焼却残渣を十分溶融処理することができる。さらにまた、テルミット剤供給割合を0〜40%に設定することによって、温度上昇推定値が1200〜1530℃(バーナ7cで1200℃まで加熱した場合)ないし1300〜1630℃(バーナ7cで1300℃まで加熱した場合)となり、溶融温度推定値が1300〜1500℃(表2における塩基度が1.0〜2.0の場合)の焼却残渣を十分溶融処理することができる。
昇温効率が15%と低い場合は、表3から、上記テルミット剤供給割合を0〜5%に設定することによって、温度上昇推定値が1200〜1230℃(バーナ7cで1200℃まで加熱した場合)ないし1300〜1330℃(バーナ7cで1300℃まで加熱した場合)となり、溶融温度推定値が1200℃以下(表2における塩基度が0.3〜0.5の場合)の焼却残渣を十分溶融処理することができる。さらに、テルミット剤供給割合を0〜10%に設定することによって、温度上昇推定値が1200〜1260℃(バーナ7cで1200℃まで加熱した場合)ないし1300〜1360℃(バーナ7cで1300℃まで加熱した場合)となり、溶融温度推定値が1200〜1300℃(表2における塩基度が0.5〜1.0の場合)の焼却残渣を十分溶融処理することができる。さらにまた、テルミット剤供給割合を0〜40%に設定することによって、温度上昇推定値が1200〜1400℃(バーナ7cで1200℃まで加熱した場合)ないし1300〜1500℃(バーナ7cで1300℃まで加熱した場合)となり、溶融温度推定値が1300〜1500℃(表2における塩基度が1.0〜2.0の場合)の焼却残渣を溶融処理することができる。
以上より、灰溶融炉7の昇温効率が15%以上であれば、テルミット剤26fを0〜40%の範囲で供給することにより、塩基度が0〜2.0の焼却残渣を溶融することができる。しかも、灰溶融炉7内の雰囲気温度が1200〜1300℃となるようにバーナ7cによる加熱を抑えることができるので、灯油の過剰供給によって溶融処理コストが上昇するのを防止することができるとともに、灰溶融炉7内の耐熱材の劣化が早まるのを確実に防止することができる。なお、灰溶融炉7の昇温効率が25%以上であれば、上記塩基度が0〜2.0の焼却残渣をより確実に溶融することができる。
また、焼却残渣の塩基度の増加に比例して、テルミット剤26fの灰溶融炉7への供給量を増加するようになっているので、溶融温度の異なる焼却残渣が供給された場合でも当該焼却残渣を溶融させるのに最適な量のテルミット剤26fを供給することができる。
焼却残渣の塩基度は、灰溶融炉7に投入される焼却残渣の成分を分析することにより求めることができる。また、焼却残渣として供給される主灰および飛灰のそれぞれの塩基度がほぼ一定の値となることから(表1参照)、これらの主灰と飛灰との混合割合から焼却残渣の塩基度を推定できる。
また、焼却残渣を1200〜1300℃まで加熱する手段として灯油を燃焼させる構造のバーナ7cを用いた例を示したが、このバーナ7cとしては灯油以外の燃料を燃焼させる構造のものであってもよい。また、この種の燃料を燃焼させる構造の加熱手段に代えて、電気式の加熱手段を用いてもよい。
この発明の実施に直接使用する装置の一例として示したテルミット式溶融設備のブロック図である。 同テルミット式溶融設備における袋詰手段を示す概念図である。 この発明の一実施の形態として示した灰溶融炉の運転方法における塩基度と溶融温度(融点)との関係を示す散布図である。 同灰溶融炉の運転方法におけるテルミット剤供給割合と焼却残渣の温度上昇推定値との関係を示すグラフである。
符号の説明
7 灰溶融炉
7c バーナ(加熱手段)
26f テルミット剤(補助加熱手段)

Claims (2)

  1. 加熱手段を備えた灰溶融炉で焼却残渣を溶融処理する灰溶融炉の運転方法であって、
    上記加熱手段による加熱によって発熱する補助加熱手段としてのテルミット剤の上記灰溶融炉への供給量を、
    上記焼却残渣中に含まれるCaOとSiO2 との質量比であるCaO/SiO2 としての塩基度の増加に応じて増加させるとともに、上記灰溶融炉の昇温効率の増加に応じて減少させることを特徴とする灰溶融炉の運転方法。
  2. 上記テルミット剤は、10〜400g毎に上記灰溶融炉に投入することを特徴とする請求項1に記載の灰溶融炉の運転方法。
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