JPH10238734A - ロータリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け 方法 - Google Patents

ロータリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け 方法

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Publication number
JPH10238734A
JPH10238734A JP5400297A JP5400297A JPH10238734A JP H10238734 A JPH10238734 A JP H10238734A JP 5400297 A JP5400297 A JP 5400297A JP 5400297 A JP5400297 A JP 5400297A JP H10238734 A JPH10238734 A JP H10238734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary kiln
melting furnace
ash
discharge
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5400297A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Koshiba
克彦 小柴
Yasuyuki Oshiro
泰幸 大代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINNIHONKAI JUKOGYO KK
Original Assignee
SHINNIHONKAI JUKOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHINNIHONKAI JUKOGYO KK filed Critical SHINNIHONKAI JUKOGYO KK
Priority to JP5400297A priority Critical patent/JPH10238734A/ja
Publication of JPH10238734A publication Critical patent/JPH10238734A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属類を含む廃棄物の処理においては、溶融
炉を使用しなくて済み、また、運転中止を招かないロー
タリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け方法を
提供する。 【解決手段】 ロータリーキルンの先端が臨む出口フー
ドについて、キルンの回転の中心部位置で焼却残渣の排
出方向が左右に分かれる二股に形成し、二股の一方を溶
融炉として、他方を直接的な落下口としてそれぞれ構成
し、ロータリーキルンの回転方向の変換により前記排出
方向を選択できるように構成した。加えて、落下口以後
に、焼却残渣としての金属類と灰類とを分ける選別装置
を設け、回収した灰類を出口フードの溶融炉のホッパー
部に投入できるように構成すると、目的の達成に有効で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロータリーキルン形
焼却炉における排出残渣の振分け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみを焼却するロータリーキルンは、一
般的に図3に示すように、筒形のキルン30を支持ロー
ラ32により受けることにより、排出口に向かって傾斜
させて回転可能に支承し、その入口側には中に放炎する
バーナー34を備えたもので、固形ゴミばかりでなく、
汚泥や廃液等のごみであっても、それがバーナー34に
よる加熱で乾燥され(乾燥ゾーン)、通過中に自燃し
(燃焼ゾーン)、燃焼した灰等(灰成ゾーン)の焼却残
渣が排出口から放出される。
【0003】キルン30は、基端が入口フード36で、
先端が出口フード38で封じられ、入口のシュート40
からごみが投入され、灰等の焼却残渣が出口フード38
より落下するようになっている。しかし、最終処分とし
て埋め立てを行うについて、より安全且つ安定な状態で
最大限に減容化・減量化することが望まれており、それ
に応じる手段として、焼却した残渣を再度熱処理して溶
融しスラグ状とすることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ごみの出方を見ると、
汚泥や木屑・紙屑等の金属類を含まない廃棄物と、シュ
レッダーダスト、都市ごみ等の金属類を多く含む廃棄物
とに分けられるが、従来のロータリーキルンの使用にお
いては、廃棄物の種類と関係なく残渣を同じに排出して
いたので、一つしかない排出経路が詰まると運転を中止
する必要があった。
【0005】また、溶融炉を後続させる場合、汚泥や紙
屑等の灰類と同様に、金属類を含む残渣をも溶融するこ
とになるが、金属類の溶融処理においては、熱エネルギ
ーの消費に見合う処理効果が得られ難く、また、排出詰
まり等のトラブルの原因となる等の問題があった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
金属類を含む廃棄物の処理においては、溶融炉を使用し
なくて済み、また、運転中止を招かないロータリーキル
ン形焼却炉における排出残渣の振分け方法を提供するこ
とを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、ロータリーキルンの先端が臨む出口
フードについて、キルンの回転の中心部位置で焼却残渣
の排出方向が左右に分かれる二股に形成し、二股の一方
を溶融炉として、他方を直接的な落下口としてそれぞれ
構成し、ロータリーキルンの回転方向の変換により前記
排出方向を選択できるように構成したことを特徴とする
ロータリーキルン形焼却炉を構成した。
【0008】加えて、落下口以後に、焼却残渣としての
金属類と灰類とを分ける選別装置を設け、回収した灰類
を出口フードの溶融炉のホッパー部に投入できるように
構成すると、目的の達成に有効である。
【0009】
【作 用】ロータリーキルンにより焼却された残渣は、
ロータリーキルンの回転方向の変換により出口フードに
おいて振り分けられるから、一方の排出方向でトラブル
が発生したときには、他方をバイパスとして使用するこ
とにより、運転を続行できる。また、ごみの種類により
残渣を仕分けすることもできる。
【0010】残渣が汚泥や木屑等の金属類を含まないご
みの灰であると、それを溶融炉へ排出し、埋め立てに適
する残渣に処理できる。また、金属類を含むごみの焼却
残渣は、落下口に排出させ、金属類と仕分けした灰を溶
融炉で同じように処理できる。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1および図2は、一実施例を示したもの
で、そのロータリーキルン形焼却炉は、ロータリーキル
ン1が出口フード2に接続してあるが、その出口フード
2は、排出が分かれる二股形ないしパンツ形であって、
一方の排出側が溶融炉3として、他方が単なる排出用の
落下口4として構成される。そして、溶融炉3の排出口
15と、落下口4の下端がそれぞれ異なるガスシールの
ための水槽5,6に浸漬される。
【0013】ロータリーキルン1は、前記図3に示した
ように一般的な円筒形状であって、出口側へ低く傾斜さ
せて回転可能に支承され、入口側にバーナーを装備して
いるものであるが、正転と逆転とのいずれにも駆動が掛
けられるように構成されている。そこで、動安息角7,
8から、正転と逆転とでは残渣Da,Dbの排出位置の
いずれかに相反して偏ることになる(図1参照)。
【0014】出口フード2は、このような正転の残渣D
aと逆転の残渣Dbとを振り分け得るように、キルン1
の下方においてその中心の位置を頂点とする二股の分岐
壁11を有し、分岐壁11の一側が溶融炉3側に傾斜
し、他側が落下口4側に傾斜している。
【0015】溶融炉3は、二股分岐壁11を一側として
上広いホッパー部13が形成され、そのホッパー部13
と垂下形の排出口15との間に、段状に溶融室14を設
けたもので、溶融室14においては、排出口15に向か
う傾斜底壁17となっており、また、これに対して上に
間を隔てる天井壁19が同じく排出口15に向かって傾
斜しており、その天井壁19にバーナー21が装備さ
れ、ホッパー部13から傾斜底壁17に落ちる残渣Da
にバーナー21の炎が噴射されるようになっている。
【0016】溶融炉3おいては、バーナー21の炎が当
たる部分へ灰分残渣Daを押し出すプッシャー20を備
えている。また、煙突へのキルン1の排気口23が出口
フード2の上端に開口されており、溶融炉3の排気管2
5がその排気口23に通じるように、出口フード2の上
部に接続される。
【0017】溶融炉3の排出用の水槽5と、落下口4の
排出用の水槽6には、それぞれ水の中に埋没する水封コ
ンベアー27,28が設けてある。そこで、溶融炉3か
ら落下した灰の溶融物が水中において凝固すると同時
に、水封コンベアー27に掛かり、それにより屋外の運
搬口に送られる。
【0018】一方、落下口4から落下した残渣Dbにつ
いては、金属類が水封コンベアー28に引っ掛かり、灰
分が水封コンベアー28から抜けて水槽6の底に溜まる
ので、それを掻出し装置により集められ、溶融炉3にそ
の灰類Dcが送られ溶融される(図1の矢印P)。従っ
て、図1において、金属類(回収方向Q)と灰類との選
別装置29は、別途構成される。
【0019】この点については、出口フード2の側部に
副ホッパー31が備えられ、水槽6からこのように送ら
れてきた灰類Dcがこのホッパー31に投入され、耐熱
スクリューフィーダ33により溶融炉3のホッパー部1
3に押し出される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ロータリーキルンの単なる回転方向の変換により、
ごみの種類に応じて残渣の排出方向を都合良く選択で
き、この選択性があるために、一方の排出方向でトラブ
ルが発生したときには、他方をバイパスとして使用する
ことにより、支障なく運転を続行できるし、ごみの種類
により残渣を合理的に仕分けすることもできる。殊に、
排出方向の一方に溶融炉を設けたときには(請求項1お
よび2))、排出方向の選択が特に合理的となり、埋め
立てのための残渣の処理に適すると同時に、リサイクル
のための金属類の回収に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるロータリーキルン形焼却炉の要
部を示す正面から見た断面説明図である。
【図2】動ロータリーキルン形焼却炉の要部を示す側面
から見た断面説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン 2 出口フード 3 溶融炉 4 落下口 7,8 動安息角 11 分岐壁 13 ホッパー部 29 選別装置 Da,Db 残渣 Dc 灰類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27D 3/14 F27D 3/14 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリーキルンの先端が臨む出口フー
    ドについて、キルンの回転の中心部位置で焼却残渣の排
    出方向が左右に分かれる二股に形成し、二股の一方を溶
    融炉として、他方を直接的な落下口としてそれぞれ構成
    し、ロータリーキルンの回転方向の変換により前記排出
    方向を選択できるように構成したことを特徴とするロー
    タリーキルン形焼却炉。
  2. 【請求項2】 落下口以後に、焼却残渣としての金属類
    と灰類とを分ける選別装置を設け、回収した灰類を出口
    フードの溶融炉のホッパー部に投入できるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のロータリーキルン形
    焼却炉。
JP5400297A 1997-02-20 1997-02-20 ロータリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け 方法 Pending JPH10238734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5400297A JPH10238734A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 ロータリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け 方法

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JP5400297A JPH10238734A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 ロータリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け 方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10238734A true JPH10238734A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12958398

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5400297A Pending JPH10238734A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 ロータリーキルン形焼却炉における排出残渣の振分け 方法

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JP (1) JPH10238734A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292350A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Dowa Mining Co Ltd 廃棄物処理方法及び廃棄物処理システム
US8857074B2 (en) * 2004-05-13 2014-10-14 Holcop Bio-thermal method and system for stabilizing timber

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8857074B2 (en) * 2004-05-13 2014-10-14 Holcop Bio-thermal method and system for stabilizing timber
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