JP3960023B2 - エンジン始動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プランジャにより可動接点を固定接点に当接させてスタータモータに給電する給電端子ボルトを備えたエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のエンジン始動装置としては、例えば図7に示すものがある。この図7において、給電端子ボルト50は、外周部が樹脂製のブッシュ50aにより一体に被覆され、スイッチカバー51の端面から外方に突き出るように取り付けられている。この給電端子ボルト50は、一端部に第1の固定接点52を取り付け、他端部にナット53により電源ケーブル54を取り付けている。
【0003】
また、受電端子ボルト55は、第2の固定接点56を有し、給電端子ボルト50の下方に位置するようにスイッチカバー51に取り付けられている。
エンジンの始動時、始動キーによりマグネット(図示せず)に通電されると、プランジャ57が変位して可動接点58を第1および第2の固定接点52、56の双方に当接させ、給電端子ボルト50と受電端子ボルト55とを電気接続する。
【0004】
これにより、バッテリーなどの電源から給電端子ボルト50、第1の固定接点52、可動接点58、第2の固定接点56、受電端子ボルト55およびリードワイヤ61を介してスタ−タモ−タ(図示せず)に給電されるとともに、オーバランニングクラッチ59によりピニオン60がリングギヤ(図示せず)に噛合してエンジンを始動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
エンジン始動装置では、始動時に電源を供給するため給電端子ボルト50に電源ケーブル54を取り付けているが、車種や車両への搭載時の位置関係から、給電端子ボルト50をスイッチカバー51の端面から外部に比較的長く突き出す場合がある。このため、組み付け後の出荷時などに何らかの理由でブッシュ50aおよび給電端子ボルト50が過大な荷重や衝撃Fを受けると、ブッシュ50aおよび給電端子ボルト50が変形(塑性変形)して第1の固定接点52が位置ずれしてしまうことがある。
【0006】
この状態で、組み付け後に出荷されて車両に搭載されると、第1の固定接点52の位置ずれにより、使用時に第1の固定接点52、あるいは第2の固定接点56、または双方に対して可動接点58が過度の圧接力で当接を繰り返すことになる。この結果、長期使用に伴い第1の固定接点52、第2の固定接点56および可動接点58の相互間で過度な磨耗が生じて早期に接点寿命に至り、エンジン始動装置の短命化を招く不都合がある。
また、エンジン始動装置を車両に搭載した後に、何らかの理由でブッシュ50aおよび給電端子ボルト50が過大な荷重や衝撃Fを受けてブッシュ50aおよび給電端子ボルト50が変形した場合も、上記と同様な問題が生じる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は出荷時などに何らかの理由でブッシュおよび給電端子ボルトが所定以上の荷重や衝撃を受けた場合、刻み溝部でブッシュおよび給電端子ボルトを意図的に破断させることにより、その破断を出荷などに先立って作業者に積極的に認識させるので、第1の固定接点が位置ずれしたまま出荷してしまうことがなくなり、車両搭載後には、その場で使用者に破断を認識させるので、いずれの場合も長期使用に伴い第1の固定接点、第2の固定接点および可動接点の相互間で過度の磨耗が起こることを未然に防ぎ、接点寿命を招くことなく長寿命化が図られるエンジン始動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1について)
電源用の給電端子ボルトは、スイッチカバーに取り付けられ、第1の固定接点を有するとともに、外周部がブッシュにより被覆され、
受電端子ボルトは、スイッチカバーに取り付けられ、第2の固定接点を有している。プランジャは、スイッチカバー内に設けられ、可動接点を第1の固定接点および第2の固定接点に対して接離方向に移動し、
プランジャにより、可動接点が第1の固定接点および第2の固定接点に当接した時、給電端子ボルトと受電端子ボルトとが電気接続され、スタータモータを通電駆動してエンジンを始動するエンジン始動装置において、
ブッシュおよび給電端子ボルトの双方の外周部に、所定以上の荷重や衝撃により破断可能な刻み溝部を設けている。
【0009】
このため、出荷時などに何らかの理由でブッシュおよび給電端子ボルトが所定以上の荷重や衝撃を受けた場合、ブッシュおよび給電端子ボルトが変形する前に、刻み溝部でブッシュおよび給電端子ボルトを意図的に破断させる。
これにより、その破断を出荷などに先立って作業者に積極的に認識させることとなり、第1の固定接点が位置ずれしたまま出荷してしまうことがなくなる。この結果、車両搭載後の使用時に第1の固定接点、第2の固定接点および可動接点の相互間で過度の磨耗が起こることを未然に防ぎ、接点寿命を招くことなくエンジン始動装置の長寿命化が図られる。
また、車両搭載後に何らかの理由でブッシュおよび給電端子ボルトが所定以上の荷重や衝撃を受けた場合は、その場で使用者に破断を認識させるので、継続して使用することがなくなり上記と同様な効果が得られる。
【0010】
(請求項2について)
給電端子ボルトは、その後端部に取り付けた電源ケーブルとともに絶縁カバーにより覆われ、ブッシュに設けた刻み溝部は給電端子ボルトに設けた刻み溝部よりもスイッチカバー側に位置している。
【0011】
このため、エンジン始動装置を車両に搭載した後に過大な荷重や衝撃により、ブッシュおよび給電端子ボルトの双方が刻み溝部で破断した場合、給電端子ボルトの破断面部がブッシュの破断面部で覆われて外部に露出することがない。しかも、給電端子ボルトの後端部は、電源ケーブルとともに絶縁カバーにより覆われているので、電源から給電端子ボルトの後端部や破断面部を介して不用意に短絡することを防止できる。
【0012】
しかも、ブッシュの刻み溝部と給電端子ボルトの刻み溝部との位置関係から、ブッシュにおける刻み溝部に関するモーメントが、給電端子ボルトにおける刻み溝部に関するモーメントよりも大きくなる。
このため、特に給電端子ボルトが細径でブッシュの厚みが大きい時に、ブッシュおよび給電端子ボルトが所定以上の荷重や衝撃を受けた場合、ブッシュの刻み溝部が給電端子ボルトの刻み溝部よりも先に破断する。これにより、過重や衝撃により損傷あるいは破断した給電端子ボルトが無傷のブッシュに覆われたまま見過ごされてしまうことがなく、品質管理上有利である。
【0013】
(請求項3について)
ブッシュおよび給電端子ボルトの刻み溝部は、これらの外周部の全周にわたって連続的に形成されている。このため、ブッシュおよび給電端子ボルトが変形すると想定される所定以上の荷重や衝撃の大きさに応じて、破断すべき刻み溝部の幅および深さ寸法を容易に設定することができる。
【0014】
(請求項4について)
ブッシュおよび給電端子ボルトの刻み溝部は、これらの外周部の周方向に所定の間隔を置いて間欠的に形成されている。このため、請求項3と同様にブッシュおよび給電端子ボルトが変形すると想定される所定以上の荷重や衝撃の大きさに応じて、破断すべき刻み溝部の幅および深さ寸法を容易に設定することができる。
【0015】
(請求項5について)
ブッシュの刻み溝部は、給電端子ボルトの刻み溝部よりも深さ寸法が大きく設定されている。ブッシュおよび給電端子ボルトが所定以上の荷重や衝撃を受けた場合にブッシュの刻み溝部が給電端子ボルトの刻み溝部よりも先に破断する。
このため、請求項2と同様に、所定以上の荷重や衝撃により損傷あるいは破断した給電端子ボルトが無傷のブッシュに覆われたまま見過ごされてしまうことがなく、品質管理上有利である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の各実施例について図面を参照して説明する。
車両用のエンジン始動装置を示す図1ないし図3(第1実施例)において、スタータモータ1は、ヨーク2内に固定子および回転子 (図示せず)を配設してなり、回転子の回転軸3はオーバーランニングクラッチ4を介してピニオン5を嵌着している。
【0017】
スタータモータ1の上面部には、ケーシング6に連結された樹脂製のスイッチカバー7が取り付けられている。ケーシング6内には、マグネット(図示せず)により駆動され、先端部に可動接点9を有するプランジャ8が軸方向に往復移動可能に設けられている。スイッチカバー7の右端面には、先端部に第1の固定接点11を有する給電端子ボルト(B端子ボルト)10が貫通状態に取り付けられている。給電端子ボルト10は、これを被覆する絶縁性(樹脂製)のブッシュ12と一体にインサート成形されている。給電端子ボルト10の後端部は、ナット13により取り付けられた電源ケーブル14を接続している。
【0018】
給電端子ボルト10の後端部、ナット13、電源ケーブル14の接続部およびブッシュ12の後端部は、ゴムなどで略L字管状に形成された絶縁カバー14aにより被覆されている。
この場合、第1の固定接点11から給電端子ボルト10の後端部までの長さ寸法(L)を50mm、あるいはそれ以上に設定し、車両への搭載時の位置関係から、給電端子ボルト10がスイッチカバー7の端面から外部に比較的長く突き出る場合に対処している。
また、給電端子ボルト10の外周部の全周に、所定以上の過大な荷重や衝撃Fmにより破断可能な断面略V字形の刻み溝部15を連続的に形成し、ブッシュ12の外周部の全周にも、同様に破断可能な断面略V字状の刻み溝部16を連続的に形成している。
【0019】
刻み溝部16、15の幅および深さ寸法は、例えばブッシュ12および給電端子ボルト10が変形すると想定される過大な荷重や衝撃Fmで、刻み溝部16、15が破断する関係に設定されている。
このため、ブッシュ12および給電端子ボルト10が受ける過大な荷重や衝撃Fmの大きさに応じて、破断すべき刻み溝部16、15の幅および深さ寸法を容易に設定することができる。
また、刻み溝部16、15の設定にあたっては、ブッシュ12および給電端子ボルト10が変形する前の過大な荷重や衝撃に基づいて算出してもよいなど状況や機種などに応じて種々に算定することができる。
なお、断面略V字形の刻み溝部15、16は、その深部に荷重が集中する点で破断上有利であるが、刻み溝部15、16の断面は略U字形をはじめ略半円形、矩形あるいは方形であってもよい。
【0020】
また、ブッシュ12の刻み溝部16が給電端子ボルト10の刻み溝部15よりもスイッチカバー7側に位置するように配している。このため、給電端子ボルト10の後端部から刻み溝部16までの腕部(T)が、給電端子ボルト10の後端部から刻み溝部15までの腕部(S)より長く、腕部(T)に関するモーメントが腕部(S)に関するモーメントよりも大となる。
【0021】
さらに、スイッチカバー7の右端面の下部位には、先端部に第2の固定接点17を有する受電端子ボルト(M端子ボルト)18が貫通状態に取り付けられている。受電端子ボルト18は、ナット20により締結されたリードワイヤ19を介してスタータモータ1に電気接続されている。そして、受電端子ボルト18の第2の固定接点17と給電端子ボルト10の第1の固定接点11とは、スイッチカバー7内に同一長さ寸法だけ突出してプランジャ8の可動接点9にそれぞれ対向している。
【0022】
上記構成において、エンジン始動装置を車両に登載した後、エンジンの始動キーによりマグネットが通電されると、プランジャ8が図1および図2に矢印Nで示す方向に変位し、可動接点9を第1の固定接点11および第2の固定接点17の双方に当接させる。これにより、給電端子ボルト10が第1の固定接点11、可動接点9および第2の固定接点17の給電路Epを介して受電端子ボルト18に電気接続される。
【0023】
このため、バッテリーなどの電源から電源ケーブル14、給電端子ボルト10、給電路Ep、受電端子ボルト18およびリードワイヤ19を介してスタータモータ1に通電される。
プランジャ8が矢印Nの方向に変位する際に、スタータモータ1の回転軸3が図1に矢印Mで示す方向に移動するので、スタータモータ1の通電に伴い、ピニオン5がエンジンクランクのリングギヤ(図示せず)に噛合してエンジンを始動する。
【0024】
エンジン始動装置を車両に登載した後は、上記のようにエンジン始動装置が作動するものであるが、エンジン始動装置を組み付けた後で出荷などを行う時に、何らかの理由で、図2に示すように過大な荷重や衝撃Fmがブッシュ12および給電端子ボルト10に加わることがある。
とりわけ、ブッシュ12および給電端子ボルト10は、車種や搭載時の電源ケーブル14との位置関係などにより、スイッチカバー7から外方に突き出すことがあるので、過大な荷重や衝撃Fmを受け易い関係にある。
【0025】
ブッシュ12および給電端子ボルト10に過大な荷重や衝撃Fmが加わると、ブッシュ12および給電端子ボルト10が変形する前に、図3に示すようにブッシュ12の刻み溝部16および給電端子ボルト10の刻み溝部15に破断が生じる。
【0026】
このように、本実施例では、出荷時などに何らかの理由でブッシュ12および給電端子ボルト10が過大な荷重や衝撃Fmを受けた場合、ブッシュ12および給電端子ボルト10が変形する前に、刻み溝部16、15でブッシュ12および給電端子ボルト10を意図的に破断するようにしている。
【0027】
これにより、破断を出荷などに先立って作業者に積極的に認識させることになり、第1の固定接点11が位置ずれしたまま出荷してしまうことがなくなる。このため、車両搭載後の使用時に第1の固定接点11、第2の固定接点17および可動接点9の相互間で過度の磨耗が起こることを未然に防ぎ、接点寿命を招くことなくエンジン始動装置の長寿命化が図られる。
また、エンジン始動装置を車両に搭載した後に何らかの理由でブッシュ12および給電端子ボルト10が過大な荷重や衝撃Fmを受けた場合は、その場で使用者に破断を認識させるので、継続して使用することがなくなり上記と同様な効果が得られる。
【0028】
また、給電端子ボルト10は、その後端部に取り付けた電源ケーブル14とともに絶縁カバー14aにより覆われ、ブッシュ12の刻み溝部16は給電端子ボルト10の刻み溝部15よりもスイッチカバー7側に位置している。
【0029】
この結果、エンジン始動装置の車両搭載後に過大な荷重や衝撃Fmにより、ブッシュ12および給電端子ボルト10の双方が刻み溝部16、15で破断した場合、図3に示すように給電端子ボルト10の破断面部15aがブッシュ12の破断面部16aで覆われて外部に露出することがない。しかも、給電端子ボルト10の後端部は、電源ケーブル14とともに絶縁カバー14aにより覆われているので、電源から給電端子ボルト10の後端部や破断面部15aを介して不用意に短絡することを防止できる。
【0030】
しかも、ブッシュ12の刻み溝部16と給電端子ボルト10の刻み溝部15との位置関係から、ブッシュ12における刻み溝部16の腕部(T)に関するモーメントが、給電端子ボルト10における刻み溝部15の腕部(S)に関するモーメントよりも大となる。
【0031】
このため、特に給電端子ボルト10が細径でブッシュ12の厚みが大きい時に、ブッシュ12および給電端子ボルト10が過大な荷重や衝撃Fmを受けた場合、ブッシュ12の刻み溝部16が給電端子ボルト10の刻み溝部15よりも先に破断する。このため、図4にRで示すように、過大な荷重や衝撃Fmにより損傷あるいは破断した給電端子ボルト10が無傷のブッシュ12に覆われたまま見過ごされてしまうことがなく、品質管理上有利である。
【0032】
図5は本発明の第2実施例を示す。
第2実施例が第1実施例と異なるところは、第2実施例では、ブッシュ12および給電端子ボルト10の刻み溝部16、15を、これらの外周部の周方向に所定の間隔を置いて間欠的に形成したことである。
このため、ブッシュ12および給電端子ボルト10が変形すると想定される過大な荷重や衝撃Fmの大きさに応じて、破断すべき刻み溝部16、15の幅および深さ寸法を容易に設定することができる。
【0033】
図6は本発明の第3実施例を示す。
第3実施例が第1実施例と異なるところは、第3実施例では、ブッシュ12の刻み溝部16を給電端子ボルト10の刻み溝部15よりも深さ寸法(d)を大きく設定したことである。
【0034】
このため、ブッシュ12および給電端子ボルト10が過大な荷重や衝撃Fmを受けた場合にブッシュ12の刻み溝部16が給電端子ボルト10の刻み溝部15よりも先に破断する。これにより、第2実施例と同様に、過大な荷重や衝撃Fmにより破断した給電端子ボルト10が無傷のブッシュ12に覆われたまま見過ごされてしまうことがなく、品質管理上有利である。
【0035】
なお、本発明の具体的な実施にあたっては、刻み溝部15、16は幅狭のピッチで二重あるいは三重の螺旋状に形成してもよいなど本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用のエンジン始動装置を示す部分的縦断面図である(第1実施例)。
【図2】ブッシュ、給電端子ボルトおよびその周辺部を示す縦断面図である。
【図3】ブッシュおよび給電端子ボルトの破断状態を示す縦断面図である。
【図4】過大な荷重や衝撃により損傷あるいは破断した給電端子ボルトが無傷のブッシュに覆われた状態を示す縦断面図である。
【図5】ブッシュ、給電端子ボルトおよびその周辺部を示す縦断面図である(第2実施例)。
【図6】ブッシュ、給電端子ボルトおよびその周辺部を示す縦断面図である(第3実施例)。
【図7】従来の車両用のエンジン始動装置を示す部分的縦断面図である。
【符号の説明】
1 スタータモータ
7 スイッチカバー
8 プランジャ
9 可動接点
10 給電端子ボルト
11 第1の固定接点
12 ブッシュ
14 電源ケーブル
14a 絶縁カバー
15、16 刻み溝部
17 第2の固定接点
18 受電端子ボルト
Claims (5)
- スイッチカバーに取り付けられ、第1の固定接点を有するとともに、外周部がブッシュにより被覆された電源用の給電端子ボルトと、
前記スイッチカバーに取り付けられ、第2の固定接点を有する受電端子ボルトと、
前記スイッチカバー内に設けられ、可動接点を前記第1の固定接点および前記第2の固定接点に対して接離方向に移動するプランジャとを備え、
前記プランジャにより、前記可動接点が前記第1の固定接点および前記第2の固定接点に当接した時、前記給電端子ボルトと前記受電端子ボルトとが電気接続され、スタータモータを通電駆動してエンジンを始動するエンジン始動装置において、
前記ブッシュおよび前記給電端子ボルトの双方の外周部に、所定以上の荷重や衝撃により破断可能な刻み溝部を設けたことを特徴とするエンジン始動装置。 - 前記給電端子ボルトは、その後端部に取り付けた電源ケーブルとともに絶縁カバーにより覆われ、前記ブッシュに設けた前記刻み溝部は、前記給電端子ボルトに設けた前記刻み溝部よりも前記スイッチカバー側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
- 前記ブッシュおよび前記給電端子ボルトの前記刻み溝部は、これらの外周部の全周にわたって連続的に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン始動装置。
- 前記ブッシュおよび前記給電端子ボルトの前記刻み溝部は、これらの外周部の周方向に所定の間隔を置いて間欠的に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン始動装置。
- 前記ブッシュの前記刻み溝部は、前記給電端子ボルトの前記刻み溝部よりも深さ寸法が大きく設定され、所定以上の荷重や衝撃を受けた場合に前記ブッシュの前記刻み溝部が前記給電端子ボルトの前記刻み溝部よりも先に破断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエンジン始動装置。
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