JP3959655B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気マニホールドの吸気圧から判定した負荷と内燃機関回転数とに基づいて燃料噴射量を算出するようにした内燃機関の燃料噴射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばオートバイに搭載されている内燃機関は、空気を吸入するエアボックスから各気筒の吸気マニホールドを通して各気筒に空気を導入する独立吸気エンジンが多い。独立吸気エンジンでは、吸気マニホールドの上流側に吸気集合管が無いため、吸入空気量を測定することが困難であり、そのために、吸入空気量に代わるパラメータとして、スロットル開度とエンジン回転数を用い、スロットル開度とエンジン回転数とから燃料噴射量を算出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エンジン負荷によっては、スロットル開度とエンジン回転数とから決まる運転状態と吸入空気量との対応関係にずれが生じ、これが燃料噴射量の算出精度を低下させて、空燃比のずれを生じさせ、排気エミッション増加やドライバビリティ低下を招く要因となる。
【0004】
この欠点を解消するため、吸気マニホールドに吸気圧センサを設け、吸気マニホールドの吸気圧から判定した負荷とエンジン回転数とから燃料噴射量を算出することが考えられる。
【0005】
この場合、四輪自動車のように吸気マニホールド上流のサージタンクで吸気圧を検出する場合には、各気筒の吸気圧の変動がサージタンクで打ち消し合うため、平均的な吸気圧を検出できるが、独立吸気エンジンでは、吸気マニホールドで吸気圧を検出するため、吸気圧の変動が大きく、負荷を判定するのに適した平均的な吸気圧を検出するのが困難である。
【0006】
この問題を解決するために、各気筒の吸気マニホールドに連通する連通管を設けると共に、この連通管に吸気圧センサを設け、この吸気圧センサにより各気筒の平均吸気圧を検出することが考えられる。
【0007】
しかし、各気筒の吸気マニホールドを連通管で連通させると、各気筒の吸気マニホールドの吸気圧が連通管を通して互いに影響し合い、特に、低負荷領域においては、連通管を通して一方側の吸気マニホールドから他方側の吸気マニホールドに流れ込む空気流による影響が相対的に大きくなり、排気エミッションやドライバビリティに悪影響を及ぼすおそれがある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、吸気マニホールドの吸気圧から負荷を精度良く判定できて、燃料噴射量の算出精度を向上でき、排気エミッション低減やドライバビリティ向上を実現することができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の内燃機関の燃料噴射制御装置は、負荷の変動に応じて吸気マニホールドの吸気圧の変動パターン(図3参照)が変化する点に着目し、吸気行程毎に吸気圧検出手段で検出したボトム圧若しくはボトム圧近傍の圧力と、吸気圧が所定圧力以下に低下してから再び所定圧力以上に戻るまでの時間とに基づいて負荷を負荷判定手段により判定し、判定した負荷と内燃機関回転数とに基づいて燃料噴射量を燃料噴射量算出手段により算出するようにしたものである。つまり、吸気圧が所定圧力以下に低下してから再び所定圧力以上に戻るまでの時間から、吸気圧の変動パターンや平均的な吸気圧を推定できるため、この時間もボトム圧と同じく負荷判定のためのパラメータとして用いることができ、これら2つのパラメータから負荷を精度良く判定できると共に、この負荷と内燃機関回転数とに基づいて燃料噴射量を精度良く算出でき、排気エミッション低減やドライバビリティ向上を実現することができる。
【0013】
また、請求項のように、吸気圧を検出するタイミングをクランク角に基づいて決定するようにしても良い。つまり、ボトム圧のタイミングは内燃機関の運転状態に影響されず、ほぼ一定のクランク角でボトム圧となるので、吸気圧検出タイミングをクランク角で決めれば、ボトム圧や他の吸気圧の検出タイミングを簡単且つ精度良く決定することができる。
【0014】
また、請求項のように、吸気圧検出手段で検出した複数点の吸気圧を重み付けして負荷判定に用いるようにしても良い。このようにすれば、吸気圧の検出タイミング等に応じて重み付けの係数を適宜設定することで、検出した複数点の吸気圧から平均的な吸気圧を精度良く求めることが可能となり、負荷の判定精度を更に向上できる。
或は、請求項4のように、吸気行程毎に、吸気圧検出手段で検出した複数点の吸気圧から負荷を判定するようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施形態(1)]
以下、本発明をオートバイに適用した実施形態(1)を図1乃至図3に基づいて説明する。内燃機関であるエンジン11の各気筒の吸気ポート10には、それぞれ吸気マニホールド12が接続され、各気筒の吸気マニホールド12の上流側にはエアボックス13が接続され、このエアボックス13内に吸入された空気が各気筒の吸気マニホールド12に吸い込まれる。このエアボックス13内にはエアクリーナ33が装着され、また、このエアボックス13には、吸気温を検出する吸気温センサ14が取り付けられている。
【0017】
各気筒の吸気マニホールド12の途中には、スロットルバルブ15が取り付けられ、このスロットルバルブ15の開度(スロットル開度)がスロットル開度センサ16によって検出される。更に、特定の気筒の吸気マニホールド12のうちのスロットルバルブ15の下流側には、吸気圧を検出する吸気圧センサ17(吸気圧検出手段)が設けられている。各気筒の吸気ポート10の近傍には燃料噴射弁18が取り付けられている。
【0018】
一方、燃料タンク19内から燃料ポンプ20で汲み上げられた燃料は、燃料配管21→燃料フィルタ22→燃料配管23→デリバリパイプ24に送られ、各気筒の燃料噴射弁18に分配される。デリバリパイプ24内の余剰燃料は、プレッシャレギュレータ25→リターン配管26の経路で燃料タンク19内に戻される。プレッシャレギュレータ25は、デリバリパイプ24内の燃料圧力と吸気圧との差圧が一定になるようにデリバリパイプ24内の燃料圧力を調整する。
【0019】
エンジン11のシリンダヘッドには、気筒毎に点火プラグ27が取り付けられ、点火タイミング毎に点火コイル28の二次側に発生する高電圧が各気筒の点火プラグ27に印加され、点火される。このエンジン11には、エンジン回転数を検出するために所定クランク角毎にパルス信号(クランク角信号)を出力するエンジン回転数センサ29(回転数検出手段)と、特定気筒を判別する気筒判別センサ30と、冷却水温を検出する水温センサ31とが取り付けられている。
【0020】
これら各種センサの出力信号は、エンジン制御回路35に入力される。このエンジン制御回路35は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵したROM36(記憶媒体)に記憶された点火制御プログラムや図2に示す燃料噴射量演算プログラム等を実行することで、点火制御や燃料噴射制御を行う。
【0021】
ここで、燃料噴射量演算に用いる吸気圧の検出タイミングについて図3に基づいて説明する。図3は吸気マニホールド12の吸気圧の挙動を示すタイムチャートである。クランク角カウンタNUMは、エンジン回転数センサ29から例えば90℃A毎に出力されるクランク角信号をカウントし、そのカウント値が7を越えると0にリセットされる。クランク角カウンタNUMが0にリセットされる時が吸気行程の開始時に対応する。吸気圧は、吸気行程中に低下し、吸気行程から圧縮行程に移行する付近で吸気圧がボトム圧PMBMとなり、その後、圧縮、膨張、排気の各行程で吸気圧は大気圧の近傍まで上昇する。この際、スロットル開度が大きくなるほど、吸気圧の上昇勾配が大きくなる傾向がある。
【0022】
負荷判定に用いる吸気圧は、ボトム圧PMBMと、その前後の圧力PM1,PM2である。ボトム圧PMBMは、吸気行程から圧縮工程に移行する付近で発生し、この時期はクランク角カウンタNUMの値が2になるのとほぼ同じ時期である。ボトム圧PMBMは、吸気圧センサ17の出力信号をピークホールド処理して求めても良いし、或は、クランク角カウンタNUMの値が2になった時の吸気圧をボトム圧PMBMとして読み込んでも良い。ボトム圧PMBMの前後の圧力PM1,PM2の検出タイミングは、クランク角カウンタNUMの値が1になった時と3になった時である。
【0023】
次に、図2の燃料噴射量演算プログラムの処理内容を説明する。本プログラムは、吸気行程毎に実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、クランク角カウンタNUMの値が1になった時の吸気圧PM1(ボトム圧前の圧力)を読み込む。次のステップ102で、クランク角カウンタNUMの値が3になった時の吸気圧PM2(ボトム圧後の圧力)を読み込む。更に、ステップ103で、吸気圧センサ17の出力信号をピークホールド処理して求めたボトム圧PMBMを読み込む。尚、このボトム圧PMBMは、クランク角カウンタNUMの値が2になった時の吸気圧をボトム圧PMBMとして読み込んでも良いことは前述した通りである。
【0024】
この後、ステップ104で、エンジン回転数センサ29の出力信号から検出されたエンジン回転数NEを読み込んだ後、ステップ105で、スロットル開度センサ16の出力信号(スロットル開度)TVAを読み込む。次のステップ106で、ボトム圧PMBMとその前後の圧力PM1,PM2から、負荷PMTPを次式により判定する。
【0025】
PMTP=(k1・PM1+k2・PM2+k3・PMBM)/A
ここで、k1,k2,k3は重み付け係数であり、PM1,PM2,PMBMの検出タイミングやエンジン11の個体差(ばらつき)に応じて適宜設定すれば良い。Aは定数である。尚、上式において、k1=k2=k3=1、A=3として、PM1,PM2,PMBMの平均圧力を算出して負荷PMTPを求めるようにしても良い。このステップ106の処理が特許請求の範囲でいう負荷判定手段として機能する。
【0026】
そして、次のステップ107で、低負荷領域で使用する基本噴射時間TPDを負荷PMTPとエンジン回転数NEとに基づいて算出する。この算出方法は、予め実験又はシミュレーション等によって負荷PMTPとエンジン回転数NEとをパラメータとする基本噴射時間TPDの二次元マップを作成し、このマップをエンジン制御回路35のROM36に記憶しておき、ステップ107で、このマップを検索して、その時点の負荷PMTPとエンジン回転数NEとに応じた基本噴射時間TPDを求める。
【0027】
この後、ステップ108で、中負荷・高負荷領域で使用する基本噴射時間TPAをスロットル開度VTAとエンジン回転数NEとに基づいて算出する。この算出方法は、予め実験又はシミュレーション等によってスロットル開度VTAとエンジン回転数NEとをパラメータとする基本噴射時間TPAの二次元マップを作成し、このマップをエンジン制御回路35のROM36に記憶しておき、ステップ108で、このマップを検索して、その時点のスロットル開度VTAとエンジン回転数NEとに応じた基本噴射時間TPAを求める。
【0028】
この後、ステップ109で、現在の運転領域が低負荷領域であるか否かを判定し、低負荷領域であれば、ステップ111に進み、最終噴射時間TAUの算出に用いる基本噴射時間TPとして、上記ステップ107で負荷PMTPとエンジン回転数NEとから算出したTPDを用いる。
【0029】
一方、中負荷・高負荷領域の場合には、ステップ109からステップ110に進み、最終噴射時間TAUの算出に用いる基本噴射時間TPとして、上記ステッ108でスロットル開度VTAとエンジン回転数NEとから算出したTPAを用いる。
【0030】
以上のようにして基本噴射時間TPをTPD又はTPAに決定した後、ステップ112で、各種の補正係数Kを算出する。例えば、水温センサ31の出力信号(冷却水温)に応じた暖機増量補正係数、始動後増量補正係数、吸気温センサ14の出力信号(吸気温)に応じた吸気温補正係数等、各種の補正係数Kを算出する。
【0031】
この後、ステップ113で、電源電圧に基づいて燃料噴射弁18の応答遅れ時間、つまり無効噴射時間TVを算出し、次のステップ114で、燃料噴射弁18に出力する噴射パルスのパルス幅である最終噴射時間TAUを、基本噴射時間TPと各種補正係数Kと無効噴射時間TVを用いて次式により算出する。
TAU=TP×K+TV
上述したステップ107〜114の処理が特許請求の範囲でいう燃料噴射量算出手段として機能する。
【0032】
以上説明した実施形態(1)によれば、吸気圧の変動パターンの特徴を最も良く表す、ボトム圧PMBMとその前後の圧力PM1,PM2を検出し、これら3点の吸気圧PMBM,PM1,PM2から負荷PMTPを判定するようにしたので、吸気圧の変動が大きい独立吸気エンジンでも、吸気圧から負荷PMTPを精度良く判定できる。これにより、燃料噴射量を精度良く算出でき、排気エミッション低減やドライバビリティ向上を実現することができる。
【0033】
尚、上記実施形態(1)では、負荷判定に用いる吸気圧を3点としたが、2点としても良く、この場合には、ボトム圧PMBMとその後の圧力PM2を検出することが好ましい。つまり、低負荷領域では、負荷が変動しても、ボトム圧PMBMの変化量は比較的少ないが、ボトム圧PMBMから後の吸気圧の戻り具合に負荷変動の影響が現れる。従って、ボトム圧PMBMから後の吸気圧の戻り具合を検出することで負荷を判定することが可能である。
【0034】
尚、4点以上の吸気圧を検出して、4点以上の吸気圧から負荷を判定するようにしても良いことは言うまでもない。また、ボトム圧PMBMを正確に検出することが困難な場合には、ボトム圧PMBMの近傍の圧力を検出するようにしても良い。また、吸気圧の検出値を前回の検出値を用いてなまし処理するようにしても良い。
【0035】
また、上記実施形態(1)においては、中負荷・高負荷領域では、スロットル開度VTAが負荷を示すパラメータとなる点に着目し、中負荷・高負荷領域では、スロットル開度VTAとエンジン回転数NEとから算出した基本噴射時間TPAを用いるようにしたが、中負荷・高負荷領域でも、低負荷領域と同じく、吸気圧から求めた負荷PMTPとエンジン回転数NEとから算出した基本噴射時間TPDを用いるようにしても良い。この場合には、図2のステップ108,109,110の処理が不要となる。
【0036】
[実施形態(2)]
図4及び図5に示す本発明の実施形態(2)では、ボトム圧PMBMと、吸気圧が所定圧力PM3以下に低下してから再び所定圧力PM3以上に戻るまでの時間(以下「圧力回復時間」という)TPMとに基づいて負荷PMTPを判定するようにしている。この処理は、図4の燃料噴射量演算プログラムによって次のように実行される。まず、ステップ201で、吸気圧センサ17の出力信号をピークホールド処理して求めたボトム圧PMBMを読み込む。尚、このボトム圧PMBMは、クランク角カウンタNUMの値が2になった時の吸気圧をボトム圧PMBMとして読み込んでも良い。
【0037】
そして、次のステップ202で、吸気圧が所定圧力PM3以下に低下してから再び所定圧力PM3以上に戻るまでの圧力回復時間TPMを読み込む。ここで、所定圧力PM3は、図5に示すように、クランク角カウンタNUMの値が1になった時の吸気圧である。クランク角カウンタNUMの値が1になると、タイマが計時動作を開始し、その後、吸気圧がボトム圧PMBMを経てPM3まで回復した時点で、タイマの計時動作を終了する。このようにして、タイマで計測した圧力回復時間TPMが読み込まれる。
【0038】
この後、ステップ203で、エンジン回転数NEを読み込んだ後、ステップ204で、スロットル開度センサ16の出力信号(スロットル開度)TVAを読み込む。次のステップ205で、ボトム圧補正係数PMSBをエンジン回転数NEと圧力回復時間TPMとに基づいて算出する。この算出方法は、エンジン回転数NEと圧力回復時間TPMとをパラメータとするボトム圧補正係数PMSBの二次元マップを作成しておき、その時点のエンジン回転数NEと圧力回復時間TPMとに応じてマップからボトム圧補正係数PMSBを求める。このボトム圧補正係数PMSBのマップは、基本的には圧力回復時間TPMが短くなるほど、ボトム圧補正係数PMSBが大きくなるように設定されている。
【0039】
そして、次のステップ206で、ボトム圧PMBMに補正係数PMSBを乗算することで、負荷PMTPを求める(PMTP=PMBM×PMSB)。これらステップ205,206の処理が特許請求の範囲でいう負荷判定手段として機能する。
これ以降の処理(ステップ207〜214)は、図2のステップ107〜114と全く同じであるため、説明を省略する。
【0040】
以上説明した実施形態(2)では、ボトム圧PMBMと、吸気圧が所定圧力PM3以下に低下してから再び所定圧力PM3以上に戻るまでの圧力回復時間TPMとを用いて、負荷PMTPを判定するようにしており、これにより、吸気圧から負荷PMTPを精度良く判定できる。
【0041】
尚、上記実施形態(2)においても、ボトム圧PMBMを正確に検出することが困難な場合には、ボトム圧PMBMの近傍の圧力を検出するようにしても良い。また、ボトム圧PMBMの検出値を前回の検出値を用いてなまし処理するようにしても良い。
【0042】
また、上記実施形態(2)においても、中負荷・高負荷領域の時に、スロットル開度VTAとエンジン回転数NEとから算出した基本噴射時間TPAを用いるようにしたが、中負荷・高負荷領域でも、低負荷領域と同じく、吸気圧から求めた負荷PMTPとエンジン回転数NEとから算出した基本噴射時間TPDを用いるようにしても良い。この場合には、図4のステップ208,209,210の処理が不要となる。
【0043】
尚、本発明の適用範囲は、オートバイに限定されず、四輪自動車に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態(1)を示すエンジン制御システム全体の概略構成図
【図2】実施形態(1)の燃料噴射量演算プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図3】実施形態(1)の吸気圧の検出タイミングを説明するタイムチャート
【図4】実施形態(2)の燃料噴射量演算プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図5】実施形態(2)のボトム圧PMBMの検出タイミングと圧力回復時間TPMの測定方法を説明するタイムチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気マニホールド、13…エアボックス、15…スロットルバルブ、16…スロットル開度センサ、17…吸気圧センサ(吸気圧検出手段)、18…燃料噴射弁、29…エンジン回転数センサ(回転数検出手段)、35…エンジン制御回路(負荷判定手段,燃料噴射量算出手段)、36…ROM。

Claims (4)

  1. 内燃機関回転数を検出する回転数検出手段と、
    内燃機関の吸気マニホールドの吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、
    吸気行程毎に前記吸気圧検出手段で検出したボトム圧若しくはボトム圧近傍の圧力と、吸気圧が所定圧力以下に低下してから再び所定圧力以上に戻るまでの時間とに基づいて負荷を判定する負荷判定手段と、
    前記負荷と前記内燃機関回転数とに基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記吸気圧検出手段は、吸気圧を検出するタイミングをクランク角に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記負荷判定手段は、前記吸気圧検出手段で検出した複数点の吸気圧を重み付けして負荷判定に用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記負荷判定手段は、吸気程毎に、前記吸気圧検出手段で検出した複数点の吸気圧から負荷を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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