JP3959626B2 - 膜分離方法および膜分離装置 - Google Patents

膜分離方法および膜分離装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は膜分離方法および膜分離装置に関し、特には、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる膜分離方法および膜分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離するための膜モジュールと、膜透過水を一時的に貯留するために膜モジュールの下流側に配置された貯留槽と、貯留槽の下流側に配置された送水弁とを具備する膜分離装置が知られている。図9は従来の膜分離装置の全体構成図である。図9において、101は被処理水(原水)を膜透過水と膜濃縮水とに分離するための膜モジュール、102は膜透過水を一時的に貯留するために膜モジュール101の下流側に配置された貯留槽である。103は配水池、104は停止弁、105は排出弁、106は貯留槽102の下流側に配置された送水弁、107は配水弁、108は濁度計である。従来の膜分離装置では、膜モジュール101によって被処理水から分離された膜透過水が貯留槽102に一時的に貯留され、貯留槽102内の膜透過水が送水弁106を介して下流側に排出されるようになっている。
【0003】
具体的には、図9に示す従来の膜分離装置では、正常時には、濁度計108によって膜透過水の濁度が測定されつつ、停止弁104が開弁され、送水弁106が開弁されている。つまり、濁度計108によって膜透過水の濁度が測定されつつ、膜モジュール101から貯留槽102に膜透過水が流入せしめられ、貯留槽102に一時的に貯留された膜透過水が送水弁106を介して配水池103に排出されている。
【0004】
例えば膜モジュール101の破損等に伴って濁質(例えばクリプトスポリジウムのような病原性微生物等)が膜透過水中にリークし、濁度計108により測定された膜透過水の濁度が基準値以上になった時(異常時)には、停止弁104が開状態から閉状態に切替えられ、排出弁105が閉状態から開状態に切替えられ、膜モジュール101の運転が停止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の膜分離装置では、濁質が膜モジュール101から濁度計108まで移動するのにある程度の時間を要するため、濁質が膜透過水中にリークしてから、濁度計108により測定された膜透過水の濁度が基準値以上になるまでにも、ある程度の時間を要してしまう。その結果、濁質が膜透過水中にリークしてから、停止弁104が閉弁されるまでに、濁質が停止弁104及び送水弁106を通過してしまうおそれがあった。つまり、停止弁104を通過した濁質が配水池に流出してしまうおそれがあった。
【0006】
上述した問題点は、膜モジュール101と濁度計108とを連通する配管が、膜モジュール101と停止弁104とを連通する配管よりも細い場合に顕著であり、また、膜モジュール101と濁度計108とを連通する配管が、膜モジュール101と停止弁104とを連通する配管よりも長い場合に顕著であった。
【0007】
前記問題点に鑑み、本発明は、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる膜分離方法および膜分離装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、膜分離手段により被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離し、分離された膜透過水を貯留槽に流入させて一時的に貯留し、前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出する膜分離方法において、
前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが所定値未満であると判断されるまでは、前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出することなく貯留する工程と、
前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であるか否かを判断する工程と、
前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であると判断された場合に前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出する工程と、を含むことを特徴とする膜分離方法が提供される。
【0009】
請求項1に記載の膜分離方法では、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが所定値未満であると判断されるまでは、貯留槽内の膜透過水が下流側に排出されることなく貯留槽内に貯留される。つまり、例えば貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが明らかになっていない状態下では、貯留槽内の膜透過水が下流側に排出されない。次いで、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが明らかになった場合であって、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であると判断された場合にのみ、貯留槽内の膜透過水が下流側に排出される。そのため、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、前記膜分離手段から前記貯留槽への膜透過水の流入が停止された後に、前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の膜分離方法が提供される。
【0011】
請求項2に記載の膜分離方法では、膜分離手段から貯留槽への膜透過水の流入が停止された後に、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であるか否かが判断される。そのため、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であると判断された後に濁質が膜分離手段から貯留槽に流入し、その濁質が例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、複数の貯留槽を前記膜分離手段の下流側に配置し、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時、前記膜分離手段によって分離された膜透過水を他の貯留槽に流入させることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜分離方法が提供される。
【0013】
請求項3に記載の膜分離方法では、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時、膜分離手段によって分離された膜透過水が他の貯留槽に流入せしめられる。そのため、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時であっても、膜分離手段の運転を継続することができる。つまり、膜分離手段を連続運転することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、前記水質を示すパラメータが濁度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の膜分離方法が提供される。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離する膜分離手段と、
前記膜分離手段により分離され、流入せしめられた膜透過水を一時的に貯留する貯留槽と、
前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出する送水弁と、
前記貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータを測定する測定手段と、
前記測定手段の測定値が所定値を満足していると判断されるまで前記送水弁を閉状態に維持し、前記貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足していると判断された場合に、前記送水弁を閉状態から開状態に切替えるように制御する制御手段と、を具備する膜分離装置。が提供される。
【0016】
請求項5に記載の膜分離装置では、貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが所定値を満足していると判断されるまで送水弁が閉状態に維持される。換言すれば、貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが所定値を満足していると判断されるまでは、貯留槽内の膜透過水が送水弁を介して下流側に排出されない。つまり、例えば貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが明らかになっていない状態下では、送水弁が閉状態に維持され、貯留槽内の膜透過水は送水弁を介して下流側に排出されない。次いで、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが明らかになった場合であって、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足していると判断された場合にのみ、送水弁が閉状態から開状態に切替えられ、送水弁を介して貯留槽内の膜透過水が下流側に排出される。そのため、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が送水弁を介して例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離する膜分離手段と、
前記膜分離手段により分離され、流入せしめられた膜透過水を一時的に貯留するために並列に設けられた複数の貯留槽と、
各貯留槽の下流側にそれぞれ設けられた送水弁と、
前記膜分離手段により分離された膜透過水の流入を一の貯留槽から他の貯留槽へ切替えるために、各貯留槽と前記膜分離手段の透過水側とを連絡する配管に設けられた切替弁と、
各貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータを測定する測定手段と、
一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが所定値を満足していると判断されるまで一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁を閉状態に維持し、一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足していると判断された場合に、一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁を閉状態から開状態に切替えるように制御する第一の制御手段と、
一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足しているか否かを判断するために一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時、前記膜分離手段によって分離された膜透過水を他の貯留槽に流入させるように前記切替弁を制御する第二の制御手段と、を具備する膜分離装置が提供される。
【0018】
請求項6に記載の膜分離装置では、一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが所定値を満足していると判断されるまで一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁が閉状態に維持される。換言すれば、一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが所定値を満足していると判断されるまでは、一の貯留槽内の膜透過水が一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁を介して下流側に排出されない。つまり、例えば一の貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが明らかになっていない状態下では、一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁が閉状態に維持され、一の貯留槽内の膜透過水は一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁を介して下流側に排出されない。次いで、一の貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが明らかになった場合であって、一の貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足していると判断された場合にのみ、一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁が閉状態から開状態に切替えられ、その送水弁を介して一の貯留槽内の膜透過水が下流側に排出される。そのため、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が送水弁を介して例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。更に、請求項6に記載の膜分離装置では、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時、膜分離手段によって分離された膜透過水が他の貯留槽に流入せしめられる。そのため、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時であっても、膜分離手段の運転を継続することができる。つまり、膜分離手段を連続運転することができる。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、前記水質を示すパラメータが濁度であることを特徴とする請求項5又は6に記載の膜分離装置が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0021】
図1は本発明の膜分離装置の一実施形態の全体構成図である。図1において、1は被処理水(原水)を膜透過水と膜濃縮水とに分離するための膜モジュールである。この膜モジュール1として、例えばUF膜、MF膜、NF膜等、任意の膜モジュールを用いることが可能である。2は膜透過水を一時的に貯留するための第一貯留槽、3は膜透過水を一時的に貯留するための第二貯留槽、4は配水池である。5は第一切替弁、6は第二切替弁、7は排出弁、8は第一サンプリング弁、9は第二サンプリング弁、10は第一貯留槽2の下流側に配置された第一送水弁、11は第二貯留槽3の下流側に配置された第二送水弁、12は配水弁である。13は第一貯留槽2および第二貯留槽3内の膜透過水の濁度を測定するための高感度濁度計である。濁度計13の出力信号は制御装置に送られ、その出力信号に基づいて第一切替弁5、第二切替弁6、排出弁7、第一サンプリング弁8、第二サンプリング弁9、第一送水弁10、第二送水弁11が制御される。
【0022】
本実施形態の膜分離装置では、被処理水が膜モジュール1に供給され、膜モジュール1による膜分離が開始されると、まず、第一切替弁5が開弁され、膜モジュール1において分離された膜透過水が第一貯留槽に送られて、一時的に貯留される。その時、第二切替弁6は閉弁され、排出弁7は閉弁され、第一サンプリング弁8は開弁され、第二サンプリング弁9は閉弁され、第一送水弁10は閉弁され、第二送水弁11は閉弁される。配水弁12は、膜分離装置の制御とは無関係に、必要に応じて制御される。
【0023】
上述したように、第一切替弁5および第一サンプリング弁8が開弁されるため、膜モジュール1において分離された膜透過水が第一貯留槽2に貯留され続け、第一貯留槽2内の膜透過水の一部が濁度計13に送り続けられる。つまり、第一貯留槽2内の膜透過水の濁度が濁度計13によって監視し続けられる。
【0024】
膜モジュール1において分離された膜透過水が第一貯留槽2に貯留されている時に膜モジュール1が破損等して被処理水中の濁質が膜透過水中にリークした場合には、濁度計13の測定値が基準値以上になることによってそのリークが把握され、開弁されていた第一切替弁5が閉弁され、閉弁されていた排出弁7が開弁され、膜モジュール1への被処理水の供給が停止されて膜モジュール1の運転が停止される。上述したように、膜モジュール1の運転が開始されてから第一送水弁10は閉状態に維持され続けていたため、第一貯留槽1内の濁質が第一送水弁10を介して配水池4に流出してしまうのが確実に阻止される。
【0025】
一方、濁質がリークすることなく第一貯留槽2が満水になった場合には、開弁されていた第一切替弁5が閉弁され、閉弁されていた第二切替弁6が開弁され、膜モジュール1において分離された膜透過水が第二貯留槽3に貯留され始める。
【0026】
第一切替弁5を最後に通過した膜透過水が第一貯留槽2及び第一サンプリング弁8を介して濁度計13に到達し、膜モジュール1から第一貯留槽2に送られたすべての膜透過水の濁度が基準値未満であり、第一貯留槽2内に濁質は存在しないと判断されるまで、第一送水弁10の閉状態は維持される。次いで、膜モジュール1から第一貯留槽2に送られたすべての膜透過水の濁度が基準値未満であり、第一貯留槽2内に濁質は存在しないと判断された場合に、閉弁されていた第一送水弁10が開弁され、第一貯留槽2内の膜透過水が配水池4に送水される。また、開弁されていた第一サンプリング弁8が閉弁され、閉弁されていた第二サンプリング弁9が開弁され、第二貯留槽3内の膜透過水の一部が濁度計13に送られ始める。つまり、濁度計13による第二貯留槽3内の膜透過水の濁度の監視が開始され、続けられる。
【0027】
一方、第一切替弁5を最後に通過した膜透過水が第一貯留槽2及び第一サンプリング弁8を介して濁度計13に到達するまでの間に濁度計13の測定値が基準値以上になり、第一貯留槽2内に濁質が存在すると判断された場合には、第一送水弁10が閉状態のまま維持され、閉弁されていた排出弁7が開弁され、膜モジュール1への被処理水の供給が停止されて膜モジュール1の運転が停止される。そのため、第一貯留槽2に流入した濁質が第一送水弁10を介して配水池4に流出してしまうのが確実に阻止される。
【0028】
膜モジュール1において分離された膜透過水が第二貯留槽3に貯留されている時に膜モジュール1が破損等して被処理水中の濁質が膜透過水中にリークした場合には、濁度計13の測定値が基準値以上になることによってそのリークが把握され、開弁されていた第二切替弁6が閉弁され、閉弁されていた排出弁7が開弁され、膜モジュール1への被処理水の供給が停止されて膜モジュール1の運転が停止される。上述したように、膜モジュール1の運転が開始されてから第二送水弁11は閉状態に維持され続けていたため、第二貯留槽3内の濁質が第二送水弁11を介して配水池4に流出してしまうのが確実に阻止される。
【0029】
一方、濁質がリークすることなく第二貯留槽3が満水になった場合には、開弁されていた第二切替弁6が閉弁され、閉弁されていた第一切替弁5が開弁され、膜モジュール1において分離された膜透過水が第一貯留槽2に貯留され始める。
【0030】
第二切替弁6を最後に通過した膜透過水が第二貯留槽3及び第二サンプリング弁9を介して濁度計13に到達し、膜モジュール1から第二貯留槽3に送られたすべての膜透過水の濁度が基準値未満であり、第二貯留槽3内に濁質は存在しないと判断されるまで、第二送水弁11の閉状態は維持される。次いで、膜モジュール1から第二貯留槽3に送られたすべての膜透過水の濁度が基準値未満であり、第二貯留槽3内に濁質は存在しないと判断された場合に、閉弁されていた第二送水弁11が開弁され、第二貯留槽3内の膜透過水が配水池4に送水される。また、開弁されていた第二サンプリング弁9が閉弁され、閉弁されていた第一サンプリング弁8が開弁され、第一貯留槽2内の膜透過水の一部が濁度計13に送られ始める。つまり、濁度計13による第一貯留槽2内の膜透過水の濁度の監視が開始され、続けられる。
【0031】
一方、第二切替弁6を最後に通過した膜透過水が第二貯留槽3及び第二サンプリング弁9を介して濁度計13に到達するまでの間に濁度計13の測定値が基準値以上になり、第二貯留槽3内に濁質が存在すると判断された場合には、第二送水弁11が閉状態のまま維持され、閉弁されていた排出弁7が開弁され、膜モジュール1への被処理水の供給が停止されて膜モジュール1の運転が停止される。そのため、第二貯留槽3に流入した濁質が第二送水弁11を介して配水池4に流出してしまうのが確実に阻止される。
【0032】
以下、上述した工程が繰り返される。
【0033】
本実施形態では、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度を測定するのに必要な時間と、満水の貯留槽2,3内の膜透過水を配水池4に全量排出するのに必要な時間とを合計した時間分の滞留時間が確保できるように、貯留槽2,3の容量が設定されている。
【0034】
上述したように、本実施形態では、切替弁5,6を最後に通過した膜透過水が濁度計13に到達するまで、貯留槽2,3内に濁質が存在しないという判断は行われない。そのため、切替弁5,6を最後に通過した膜透過水が濁度計13に到達するまでに比較的長い時間を要する場合であっても、濁質が配水池4に流出してしまうのが確実に阻止される。
【0035】
また本実施形態では、図1に示すように、膜モジュール1と第一貯留槽2とを連通する配管の出口と、第一貯留槽2と濁度計13とを連通する配管の入口とが隣接して配置されている。つまり、第一貯留槽2内の膜透過水の濁度が基準値未満であるか否かを判断するために第一貯留槽2内に流入した直後の膜透過水の濁度が測定されるようになっている。同様に、膜モジュール1と第二貯留槽3とを連通する配管の出口と、第二貯留槽3と濁度計13とを連通する配管の入口とが隣接して配置されている。つまり、第二貯留槽3内の膜透過水の濁度が基準値未満であるか否かを判断するために第二貯留槽3内に流入した直後の膜透過水の濁度が測定されるようになっている。そのため、感度良く膜透過水の濁度を測定することができる。
【0036】
上述したように、本実施形態では、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が基準値未満であると判断されるまで送水弁10,11が閉状態に維持される。換言すれば、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が基準値未満であると判断されるまでは、貯留槽2,3内の膜透過水が送水弁10,11を介して下流側の配水池4に排出されない。つまり、例えば貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が明らかになっていない状態下では、送水弁10,11が閉状態に維持され、貯留槽2,3内の膜透過水が送水弁10,11を介して下流側の配水池4に排出されない。次いで、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が明らかになった場合であって、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が基準値未満であると判断された場合にのみ、送水弁10,11が閉状態から開状態に切替えられ、送水弁10,11を介して貯留槽2,3内の膜透過水が下流側の配水池4に排出される。そのため、例えば膜モジュール1の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が送水弁10,11を介して配水池4に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0037】
また本実施形態では、上述したように、膜モジュール1から貯留槽2,3への膜透過水の流入が停止された後に、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が基準値未満であるか否かが判断される。そのため、貯留槽2,3内の膜透過水の濁度が基準値未満であると判断された後に濁質が膜モジュール1から貯留槽2,3に流入し、その濁質が配水池4に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0038】
更に本実施形態では、上述したように、第一貯留槽2への膜透過水の流入が停止されている時、膜モジュール1によって分離された膜透過水が第二貯留槽3に流入せしめられ、第二貯留槽3への膜透過水の流入が停止されている時、膜モジュール1によって分離された膜透過水が第一貯留槽2に流入せしめられる。そのため、一方の貯留槽2,3への膜透過水の流入が停止されている時であっても、膜モジュール1の運転を継続することができる。つまり、膜モジュール1を連続運転することができる。
【0039】
上述したように、本実施形態では、二つの貯留槽が設けられているが、他の実施形態では、貯留槽の数を1個にすることも可能である。貯留槽の数が1個の場合でも、貯留槽内の膜透過水の濁度が基準値未満であると判断されるまで貯留槽内の膜透過水を配水池に排出するのを禁止することにより、つまり、膜モジュールを間欠運転することにより、濁質が配水池に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0040】
また、上述したように、本実施形態では、貯留槽2,3内の膜透過水を抜き出して膜透過水の濁度を測定することで貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータを測定しているが、他の実施形態では、第一貯留槽と第二貯留槽とに分岐する前の配管から膜透過水を抜き出して膜透過水の濁度を測定することも可能である。その場合には、第一貯留槽への送水が停止された後も、第二貯留槽への膜透過水を送液するなどしてその配管に膜透過水が送液し続けられ、第一貯留槽への膜透過水の送液を所定時間停止した後もその配管を流れる膜透過水の濁度が測定され、それでも濁質のリークが検出されなければ、第一貯留槽内の膜透過水には濁質がリークしておらず、第一貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが所定値未満であると判断される。第一貯留槽への膜透過水の送液を停止しながらその配管に膜透過水を流す方法としては、この方法の他に膜透過水を排出したり、あるいは、原水側に返送するものがあるが、膜透過水を無駄にしないためには、第二貯留槽に送液するのが好ましい。
【0041】
また、上述したように、本実施形態では、濁度計によって膜透過水の濁度が測定されているが、他の実施形態では、代わりに、例えば電導度計、TOC計、粒度分布計などによって膜透過水の水質を示すパラメータを測定することも可能である。
【0042】
[実施例]
中空糸膜モジュールの1本の中空糸に糸を結び、任意に中空糸を切断できる構造の実験用モジュールを製作した。図2は実験用中空糸膜モジュールの概略構成図である。
【0043】
(比較例)
図3は比較例用の膜分離装置の全体構成図である。図3に示すように、膜モジュールAを透過した膜透過水の濁度を測定するために濁度計1を配置し、貯留槽内の膜透過水の濁度を測定するために濁度計2を配置し、配水池内の膜透過水の濁度を測定するために濁度計3を配置した。
【0044】
本比較例では、まず、停止弁を開弁し、排出弁を閉弁し、送水弁を開弁した状態で、濁度10度の原水を膜モジュールAに通水し、膜透過水を得た。各ポイントにおける膜透過水の濁度を濁度計1、濁度計2、濁度計3によって連続測定し、中空糸膜切断前の濁度の経時データを採取した。図4は中空糸膜切断前における濁度の経時変化を示した図である。図4に示すように、中空糸膜切断前においては、濁度計1、濁度計2、濁度計3により測定された濁度は、それぞれ測定下限値(濁度0.0001度)の値を示した。
【0045】
次に、中空糸膜を切断用糸により切断した。次いで、濁度計1により測定された濁度が0.0005度になった時に、停止弁を閉弁し、排出弁を開弁し、膜モジュールの運転を停止した。図5は中空糸膜切断時における濁度の経時変化を示した図である。図5に示すように、時間t1に中空糸膜が切断されると濁度計1、濁度計2、濁度計3の測定値がそれぞれ上昇した。中空糸膜が切断されてから、時間t2に濁度計1の測定値に基づいて中空糸膜が切断されたと判断されるまでに、5秒を要した。上述したように、中空糸膜が切断されたと判断された時点(時間t2)で停止弁が閉弁され、排出弁が開弁された。しかしながら、その時点には、停止弁よりも下流側の配管内に濁質が既に流入していたため、その後、停止弁よりも下流側に配置された濁度計2の測定値は上昇し続けた。また、中空糸膜が切断されたと判断された時点(時間t2)には、送水弁よりも下流側の配管内に濁質が既に流入していたため、その後、送水弁よりも下流側に配置された濁度計3の測定値は上昇し続けた。
【0046】
この結果から、図3に示した比較例用の膜分離装置においては、リークした濁質が送水弁よりも下流側に流出してしまうことが示された。
【0047】
(実施例)
比較例と同様に、中空糸膜を任意に切断できる構造の実験用モジュールを使用した。
【0048】
図6は実施例用の膜分離装置の全体構成図である。図6に示すように、貯留槽1内の膜透過水の濁度を測定するために濁度計1、濁度計2を配置し、貯留槽2内の膜透過水の濁度を測定するために濁度計3を配置し、配水池内の膜透過水の濁度を測定するために濁度計4を配置した。
【0049】
本実施例では、まず、濁度10度の原水を膜モジュールBに通水し、各ポイントにおける膜透過水の濁度を濁度計1、濁度計2、濁度計3、濁度計4によって連続測定し、中空糸膜切断前の濁度の経時データを採取した。図7は中空糸膜切断前における濁度の経時変化を示した図である。
【0050】
詳細には、まず、切替弁AV2を開弁し、切替弁AV3を閉弁し、膜透過水を貯留槽1に貯留した。次いで、貯留槽1が満水になった時点で、切替弁AV2を閉弁し、切替弁AV3を開弁し、膜透過水の貯留を貯留槽2に切替えた。次いで、切替弁AV6を開弁し、切替弁AV7を閉弁し、貯留槽1内の膜透過水の濁度を濁度計1、濁度計2により測定した。図7に示すように、濁度計1、濁度計2により測定された貯留槽1内の膜透過水の濁度が0.0001度であり、基準値以下であったため、送水弁AV4を開弁し、貯留槽1内の膜透過水を配水池に送水した。次いで、配水池への送水が完了した時点で、送水弁AV4を閉弁した。配水池内の膜透過水の濁度を濁度計4により測定した。
【0051】
次いで、貯留槽2が満水になった時点で、切替弁AV2を開弁し、切替弁AV3を閉弁し、膜透過水の貯留を貯留槽1に切替えた。貯留槽2内の膜透過水の濁度を濁度計3により測定した。図7に示すように、濁度計3により測定された貯留槽2内の膜透過水の濁度が0.0001度であり、基準値以下であったため、送水弁AV5を開弁し、貯留槽2内の膜透過水を配水池に送水した。次いで、配水池への送水が完了した時点で、送水弁AV5を閉弁した。次いで、貯留槽1が満水になった時点で、切替弁AV2を閉弁し、切替弁AV3を開弁し、上述した工程を繰り返した。
【0052】
図8は中空糸膜切断時における濁度の経時変化を示した図である。本実施例では、膜透過水が貯留槽1に貯留されている時(時間t11)に、中空糸膜を切断用糸により切断した。次いで、貯留槽1が満水になった時点(時間t12)で、切替弁AV2を閉弁し、切替弁AV3を開弁し、膜透過水の貯留を貯留槽2に切替えた。図8に示すように、時間t13に濁度計1、濁度計2により測定された貯留槽1内の膜透過水の濁度が0.0005度まで上昇したため、その時点で、切替弁AV3を閉弁し、排出弁AV1を開弁し、排出弁AV1を介して膜透過水を放出し、膜モジュールBの運転を停止した。送水弁4、送水弁5は閉状態のまま維持された。そのため、送水弁AV4、送水弁AV5よりも下流側に配置された濁度計4の測定値は上昇しなかった。
【0053】
本実施例では、濁度計1、濁度計2により測定された貯留槽1内の膜透過水の濁度が基準値以下でなければ、送水弁AV4が開弁されず、貯留槽1内の膜透過水は配水池に送水されない。また同様に、濁度計3により測定された貯留槽2内の膜透過水の濁度が基準値以下でなければ、送水弁AV5が開弁されず、貯留槽2内の膜透過水は配水池に送水されない。つまり、中空糸膜が切断されても送水弁AV4、送水弁AV5よりも下流側の配管内に濁質が流入しないように膜分離装置が構成されている。
【0054】
この結果から、図6に示した実施例用の膜分離装置においては、リークした濁質が送水弁AV4、送水弁AV5よりも下流側に流出せず、配水池まで到達しないことが示された。
【0055】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0056】
請求項2に記載の発明によれば、貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが所定値未満であると判断された後に濁質が膜分離手段から貯留槽に流入し、その濁質が例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0057】
請求項3に記載の発明によれば、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時であっても、膜分離手段の運転を継続することができる。つまり、膜分離手段を連続運転することができる。
【0058】
請求項5に記載の発明によれば、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が送水弁を介して例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0059】
請求項6に記載の発明によれば、例えば膜分離手段の破損等に伴って膜透過水中にリークした濁質が送水弁を介して例えば配水池のような貯留槽よりも下流側の部分に流出してしまうのを確実に阻止することができる。更に、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時であっても、膜分離手段の運転を継続することができる。つまり、膜分離手段を連続運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の膜分離装置の一実施形態の全体構成図である。
【図2】実験用中空糸膜モジュールの概略構成図である。
【図3】比較例用の膜分離装置の全体構成図である。
【図4】中空糸膜切断前における濁度の経時変化を示した図である。
【図5】中空糸膜切断時における濁度の経時変化を示した図である。
【図6】実施例用の膜分離装置の全体構成図である。
【図7】中空糸膜切断前における濁度の経時変化を示した図である。
【図8】中空糸膜切断時における濁度の経時変化を示した図である。
【図9】従来の膜分離装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 膜モジュール
2 第一貯留槽
3 第二貯留槽
4 配水池
5 第一切替弁
6 第二切替弁
10 第一送水弁
11 第二送水弁
13 濁度計

Claims (7)

  1. 膜分離手段により被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離し、分離された膜透過水を貯留槽に流入させて一時的に貯留し、前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出する膜分離方法において、
    前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが所定値未満であると判断されるまでは、前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出することなく貯留する工程と、
    前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であるか否かを判断する工程と、
    前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であると判断された場合に前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出する工程と、を含むことを特徴とする膜分離方法。
  2. 前記膜分離手段から前記貯留槽への膜透過水の流入が停止された後に、前記貯留槽内の膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値未満であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の膜分離方法。
  3. 複数の貯留槽を前記膜分離手段の下流側に配置し、一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時、前記膜分離手段によって分離された膜透過水を他の貯留槽に流入させることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜分離方法。
  4. 前記水質を示すパラメータが濁度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の膜分離方法。
  5. 被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離する膜分離手段と、前記膜分離手段により分離され、流入せしめられた膜透過水を一時的に貯留する貯留槽と、
    前記貯留槽内の膜透過水を下流側に排出する送水弁と、
    前記貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータを測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値が所定値を満足していると判断されるまで前記送水弁を閉状態に維持し、前記貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足していると判断された場合に、前記送水弁を閉状態から開状態に切替えるように制御する制御手段と、を具備する膜分離装置。
  6. 被処理水を膜透過水と膜濃縮水とに分離する膜分離手段と、前記膜分離手段により分離され、流入せしめられた膜透過水を一時的に貯留するために並列に設けられた複数の貯留槽と、
    各貯留槽の下流側にそれぞれ設けられた送水弁と、
    前記膜分離手段により分離された膜透過水の流入を一の貯留槽から他の貯留槽へ切替えるために、各貯留槽と前記膜分離手段の透過水側とを連絡する配管に設けられた切替弁と、
    各貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータを測定する測定手段と、
    一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが所定値を満足していると判断されるまで一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁を閉状態に維持し、一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足していると判断された場合に、一の貯留槽の下流側に設けられた送水弁を閉状態から開状態に切替えるように制御する第一の制御手段と、
    一の貯留槽内に貯留されている膜透過水の水質を示すパラメータが前記所定値を満足しているか否かを判断するために一の貯留槽への膜透過水の流入が停止されている時、前記膜分離手段によって分離された膜透過水を他の貯留槽に流入させるように前記切替弁を制御する第二の制御手段と、を具備する膜分離装置。
  7. 前記水質を示すパラメータが濁度であることを特徴とする請求項5又は6に記載の膜分離装置。
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