JP3959019B2 - 端子装着装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の圧接端子を互いに平行な状態で取り付ける絶縁体に圧接端子を装着する端子装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、搭載される種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給するためにワイヤハーネスが配索されている。前記ワイヤハーネスは、複数の電線と、これらの電線それぞれの端部に取り付けられた端子金具としての複数の圧接端子と、前記圧接端子を収容する絶縁体としてのコネクタハウジングなどを備えている。
【0003】
前記コネクタハウジングと複数の端子とはコネクタを構成している。なお、ワイヤハーネスは、一般に、前記コネクタを複数備えている。前述したワイヤハーネスは、コネクタハウジングに圧接端子を取り付けた後、電線を前記圧接端子に圧接して組立られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、前述したワイヤハーネスは、前記自動車に搭載される電子機器の増加に伴い、前記電線などの数が増加する傾向である。このため、前述したコネクタはより小型であることが望まれているとともに、コネクタハウジング内に挿入される圧接端子の数も増加する傾向である。
【0005】
このため、前述した圧接端子とコネクタハウジングは、勿論、小型であることが望まれている。コネクタハウジングに装着される圧接端子間の間隔が狭くなるとともに、一つのコネクタハウジングに取り付けられる圧接端子の数も増加する傾向であった。
【0006】
従来、コネクタハウジングに圧接端子を取り付ける際には、端がベルト状の板金でつながれた連鎖状の圧接端子を、一つずつ切り離して、前述したコネクタハウジングに装着してきた。このため、コネクタハウジングに取り付ける圧接端子の数が増加すると、コネクタハウジングに圧接端子を取り付けるためにかかる時間が長時間化して、ワイヤハーネスの生産効率が低下することとなる。また、圧接端子間の間隔が狭いため、同時に複数の圧接端子をコネクタハウジングに取り付けることは、困難となる傾向であった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、コネクタを構成する絶縁体に圧接端子を効率的で確実に装着できる端子装着装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の端子装着装置は、絶縁体の互いに平行な複数の端子挿入溝内に圧接端子を挿入する端子装着装置において、複数の圧接端子を掴むとともに前記端子挿入溝内に挿入するチャック部を備え、前記チャック部は、前記絶縁体に対し相対的に移動自在な本体部と、前記本体部から前記圧接端子に向かって突出しているとともに前記絶縁体の端子挿入溝が並ぶ方向に沿って等間隔に並べられた複数の第1突起と、前記本体部に対し前記複数の第1突起が並んだ方向に沿って移動自在に支持されかつ圧接端子に向かって突出しているとともに前記絶縁体の端子挿入溝が並ぶ方向に沿って等間隔に並べられた複数の第2突起を有したチャック部材と、を備え、前記第1突起と第2突起との間それぞれに圧接端子を挟むとともに、互いの間に圧接端子を挟んだ第1突起と第2突起とが離れる方向に前記チャック部材を移動させて挟んだ圧接端子を離すとともに、前記絶縁体は、表面上に前記圧接端子を位置付ける平板状の絶縁体本体と、この絶縁体本体の表面から突出した複数の隔壁とを備え、前記隔壁は、互いに平行でかつ等間隔に配されているとともに互いの間が前記端子挿入溝を形成しており、前記圧接端子を前記端子挿入溝間の間隔に応じた間隔で並べる端子整列部を備え、前記チャック部は、互いの間に圧接端子を挟む第1突起と第2突起とが互いに近づく方向に前記チャック部材を移動させて、前記端子整列部で並べられた圧接端子を各第1突起と第2突起との間に挟んだ後、前記絶縁体本体の表面に対し直交する方向に沿って前記絶縁体に近づいて、前記端子挿入溝内に第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を挿入することを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の本発明の端子装着装置は、請求項1に記載の端子装着装置において、前記チャック部は、前記絶縁体本体の表面に対し直交する方向に沿って前記本体部に移動自在に支持された押圧部を備え、前記押圧部は、前記絶縁体本体の表面に対し直交する方向に沿って前記絶縁体に接離自在に支持された押圧部本体と、前記押圧部本体から絶縁体に向かって突出しているとともに前記押圧部本体が前記絶縁体に近づくと前記圧接端子に接触する複数の押圧突起と、を備え、前記押圧部本体は、前記第1突起と第2突起との間に圧接端子を挟んで、挟んだ圧接端子を端子挿入溝に挿入するまでは前記絶縁体から離れており、前記第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を端子挿入溝に挿入した後、押圧部本体が前記絶縁体に近づいて、前記押圧突起が前記圧接端子を端子挿入溝内に圧入することを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の本発明の端子装着装置は、請求項1または請求項2に記載の端子装着装置において、前記絶縁体は、前記端子挿入溝それぞれに対応した凹みを備え、前記チャック部は、前記本体部から前記絶縁体に向かって突出しかつ前記絶縁体の端子挿入溝が並んだ方向に沿って等間隔に並べられた位置決め突起を備え、前記第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を端子挿入溝内に挿入する際に、前記位置決め突起は前記凹み内に侵入して、前記チャック部と前記絶縁体との相対的な位置を前記圧接端子を端子挿入溝内に挿入できる位置に保つことを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載の本発明の端子装着装置は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の端子装着装置において、端子整列部は、表面上に複数の圧接端子を互いに平行に等間隔で位置付け、かつ前記圧接端子が並べられる方向に沿って並べられた複数のスリットが形成された整列部本体と、この整列部本体に対し移動自在に支持されているとともに、前記スリット内に挿入される複数の壁を備えた移動部と、を備え、前記スリット間の間隔は、前記端子挿入溝間の間隔に応じた間隔となっており、前記移動部は、前記壁が前記スリット内に侵入して前記整列部本体の表面から突出する第1の位置と、前記壁が前記スリット内に没する第2の位置とに亘って、前記整列部本体に対し移動自在となっており、前記圧接端子を整列させる際には前記移動部が前記第1の位置となり、前記チャック部が圧接端子を掴む際には前記移動部が前記第2の位置となることを特徴としている。
【0017】
請求項1に記載された本発明によれば、本体部から突出した複数の第1突起と、本体部に対し移動自在なチャック部材から突出した複数の第2突起を備えている。このため、本体部に対しチャック部材を移動させることで、互いに隣り合う第1突起と第2突起との間に圧接端子を挟むことができる。さらに、挟んだ圧接端子を離すことができる。
【0018】
縁体本体の表面に対し直交する方向に沿ってチャック部が移動して、圧接端子を端子挿入溝内に挿入するので、複数の圧接端子を確実に端子挿入溝内に挿入できる。
【0019】
また、端子挿入溝間の間隔に応じた間隔で圧接端子を並べる端子整列部を備えている。端子整列部で並べられた圧接端子を掴んで端子挿入溝内に挿入するので、圧接端子を確実に端子挿入溝内に挿入できる。
【0020】
請求項2に記載された本発明によれば、第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を端子挿入溝に挿入した後、押圧部本体が絶縁体に近づいて、押圧突起が圧接端子を絶縁体に向かって押圧する。このため、端子挿入溝内に挿入した圧接端子を、端子挿入溝の奥まで圧入でき、確実に絶縁体に取り付けることができる。
【0021】
請求項3に記載された本発明によれば、圧接端子を端子挿入溝に挿入する際に、位置決め突起が端子挿入溝それぞれに対応する凹み内に侵入して、チャック部と絶縁体とを相対的に位置決めする。このため、チャック部は、確実に絶縁体の端子挿入溝内に圧接端子を挿入できる。
【0022】
請求項4に記載された本発明によれば、圧接端子を整列させる際には移動部が第1の位置となって、整列部本体の表面から壁が突出する。壁間の間隔が、端子挿入溝間の間隔に応じた値となっている。このため、壁間に圧接端子を位置付けることで、圧接端子を端子挿入溝の間隔に応じた間隔で並べることができる。
【0023】
チャック部が圧接端子を掴む際には移動部が第2の位置となって、壁がスリット内に没する。このため、チャック部は、圧接端子を第1突起と第2突起との間に確実に挟むことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態にかかる端子装着装置1を、図1ないし図29を参照して説明する。端子装着装置1は、図26などに示す絶縁体としての絶縁プレート2に圧接端子3を装着する装置である。前記絶縁プレート2は、装着された圧接端子3に電線が圧接されて、アウタハウジング4(図26に示す)内に収容されてコネクタ5(図26に示す)を構成する。則ち、コネクタ5は、図26に示すように、アウタハウジング4と、絶縁プレート2と、圧接端子3とを備えている。
【0025】
アウタハウジング4は、絶縁性の合成樹脂からなる箱状に形成されている。アウタハウジング4は、絶縁プレート2を収容する収容室6を複数備えている。図示例では、アウタハウジング4は、収容室6を3つ備え、これら3つの収容室6は互いに重ねられている。
【0026】
また、アウタハウジング4は、相手側のコネクタのコネクタハウジングに嵌合するためのロックアーム7を備えている。ロックアーム7は、弾性変形自在である。アウタハウジング4は、ロックアーム7が一旦弾性変形した後、このロックアーム7などが相手側のコネクタなどに嵌合する。アウタハウジング4は、ロックアーム7の弾性復元力により、該ロックアーム7が相手側のコネクタのコネクタハウジングに嵌合した状態に保たれることで、相手側のコネクタに嵌合する。
【0027】
絶縁プレート2は、絶縁性の合成樹脂からなり、図26ないし図29に示すように、プレート状則ち平板状に形成されている。絶縁プレート2は、平板状の絶縁体本体8と、この絶縁体本体8の表面8aから立設した複数の隔壁9と、一つの端壁10とを一体に備えている。
【0028】
複数の隔壁9は、互いに平行でかつ間隔をあけている。複数の隔壁9は、等間隔に配されている。互いに隣り合う隔壁9間は、端子挿入溝11をなしている。図示例では、端子挿入溝11は、7つ設けられている。端子挿入溝11は、圧接端子3を収容する。
【0029】
端壁10は、絶縁体本体8から立設している。端壁10の長手方向(図26中に矢印Pで示す)は、隔壁9の長手方向に対し直交している。矢印Pは、複数の隔壁9が、並ぶ方向をなしている。則ち、矢印Pは、端子挿入溝11が並ぶ方向であり圧接端子3が並ぶ方向である。端壁10は、複数の隔壁9の一端に連なっている。則ち、端壁10は、隔壁9同士を連結している。
【0030】
また、端壁10には、複数の凹み12が設けられている。凹み12は、端子挿入溝11それぞれに対応して設けられている。則ち、凹み12は、絶縁プレート2の絶縁体本体8に設けられている。凹み12は、端子挿入溝11と同数設けられている。凹み12は、図示例では、7つ設けられている。凹み12は、端壁10の絶縁体本体8の表面8aから離れた側の端面から凹に形成されている。凹み12は、隣り合う隔壁9間則ち端子挿入溝11に開口している。このため、凹み12は、端子挿入溝11の一部を構成している。
【0031】
さらに、それぞれの隔壁9には、係止爪13が一体に形成されている。係止爪13は、端子挿入溝11内に収容された圧接端子3の後述の切欠き20に係止して、圧接端子3が端子挿入溝11内から抜け出ることを防止する。
【0032】
絶縁プレート2は、図27ないし図29に二点鎖線で示すように、隔壁9が7つ以上立設した絶縁体本体8が所望の長さに切断されて得られる。
【0033】
圧接端子3は、導電性の板金などからなる。圧接端子3は、図26に示すように、電線接続部14と、電気接触部15とを一体に備えている。電線接続部14は、表面上に電線が置かれる平坦な底壁16と、底壁16の両縁から立設した一対の側壁17と、側壁17に設けられた複数対の圧接刃18a,18bとを備えている。
【0034】
一対の側壁17は、互いに間隔をあけて相対しかつ互いに平行である。圧接刃18a,18bは、図示例では3対設けられている。圧接刃18a,18bは、側壁17から互いに近づく方向に延びており、互いに間隔をあけて相対している。圧接刃18a,18bは、互いの間に電線が圧入される。圧接刃18a,18bは、互いの間に圧入された電線の被覆部を切り込んで芯線と接触する。圧接刃18a,18bが芯線と接触することで、電線接続部14は、電線と電気的に接続する。
【0035】
電気接触部15は、電線接続部14に連なっている。電気接触部15は、筒状の筒部19と、この筒部19内に収容された図示しないばね片とを備えている。筒部19は、底壁16と側壁17とに連なっている。
【0036】
筒部19内には、相手側のコネクタの端子金具の板状のタブが侵入する。ばね片は、筒部19内に侵入した前述したタブを筒部19の内面に押し付けて、前記タブが筒部19内から抜け出ることを防止する。筒部19内に相手側のコネクタの端子金具のタブが挿入され、該タブをばね片が筒部19の内面に向かって押し付け出ることで、電気接触部15は、相手側のコネクタの端子金具と電気的に接続する。
【0037】
また、電線接続部14と電気接触部15との間には、切欠き20が設けられている。切欠き20は、側壁17の筒部19寄りの端部に設けられている。切欠き20は、それぞれの側壁17に設けられている。切欠き20は、側壁17の底壁16から離れた側の縁から底壁16に向かって、側壁17を切り欠いている。
【0038】
前述した構成のコネクタ5は、以下のようにして組立られる。ます、絶縁プレート2の各端子挿入溝11内に圧接端子3を挿入する。このとき、圧接端子3を絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿って、絶縁体本体8に近づける。係止爪13が切欠き20に係止した後、各圧接端子3の圧接刃18a,18b間に電線を圧入する。則ち、圧接端子3に電線を圧接する。絶縁プレート2をアウタハウジング4の収容室6内に挿入する。こうして、前述した構成のコネクタ5が、組み立てられる。
【0039】
前述したように組み立てられたコネクタ5は、ロックアーム7が相手側のコネクタなどに嵌合して、相手側のコネクタと嵌合する。すると、相手側のコネクタの端子金具のタブが圧接端子3の筒部19内に侵入して、圧接端子3と相手側のコネクタの端子金具とが電気的に接続する。こうして、コネクタ5は、相手側のコネクタなどと嵌合して、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成するとともに、前記自動車の各電子機器などの所望の電力や信号などを伝送する。
【0040】
図1などに示す端子装着装置1は、圧接端子3を端子挿入溝11内に挿入して、圧接端子3を絶縁プレート2に取り付ける装置である。端子装着装置1は、図1に示すように、ベース21と、図示しない端子供給部と、端子送り出し部23と、端子搬送部24と、プレート搬送部25と、チャック部26とを備えている。
【0041】
ベース21は、工場などのフロア上などに設置される。ベース21の表面は水平方向に沿って平坦である。端子供給部は、複数の圧接端子3からなる連鎖体22を端子送り出し部23に供給する。連鎖体22は、複数の圧接端子3と、圧接端子3の電線接続部14の電気接触部15から離れた側の縁を連結したキャリア22aとを備えている。キャリア22aは、帯板状である。連鎖体22は、複数の圧接端子3を互いに平行でかつ等間隔に並べている。
【0042】
端子送り出し部23は、ベース21に設置されている。端子送り出し部23は、連鎖体22のキャリア22aから圧接端子3を一つずつ切り離して、キャリア22aから切り離した圧接端子3を端子搬送部24の後述の端子整列部としての整列治具28の壁33間に挿入する。端子送り出し部23は、連鎖体22の圧接端子3を一つずつ整列治具28の壁33間に挿入する。
【0043】
端子搬送部24は、搬送ユニット27と、端子整列部としての整列治具28とを備えている。搬送ユニット27は、ベース21に設置されている。搬送ユニット27は、整列治具28が複数の圧接端子3を並べる方向(図1中に矢印P1で示す)と平行な矢印P2に沿って、整列治具28を移動させる。搬送ユニット27は、端子送り出し部12の近傍と前記端子送り出し部23から離れた位置とに亘って、整列治具28を移動させる。
【0044】
また、前記矢印P1,P2は、端子供給部が供給する連鎖体22のキャリア22aの長手方向則ち連鎖体22の複数の圧接端子3が並ぶ方向(図1中に矢印P3に示す)と平行である。
【0045】
整列治具28は、搬送ユニット27に設置されている。整列治具28は、端子送り出し部23の近傍と端子送り出し部23から離れた位置とに亘って、搬送ユニット27により移動される。整列治具28は、図2ないし図5に示すように、整列部本体29と、移動部30とを備えている。整列部本体29は、平板状に形成されかつ表面29a上に複数の圧接端子3が互いに平行な状態でかつ等間隔に並べられる。
【0046】
また、整列部本体29には、複数のスリット31が設けられている。スリット31は、勿論、整列部本体29を貫通している。スリット31は、矩形状に形成されている。複数のスリット31は、互いに平行でかつ等間隔に配されている。互いに隣り合うスリット31間の間隔は、絶縁プレート2の端子挿入溝11の幅則ち互いに隣り合う隔壁9の互いに相対する内面間の間隔と等しい。
【0047】
スリット31の幅は、一つの端子挿入溝11を構成する互いに隣り合う隔壁9の外面間の間隔則ち端子挿入溝11の幅と一対の隔壁9の厚みとの和に等しい。こうして、スリット31の幅とスリット31間の間隔とは、前述した絶縁プレート2の端子挿入溝11間の間隔に応じた値となっている。
【0048】
移動部30は、整列部本体29の図2ないし図4中の下側に重ねられている。移動部30は、整列部本体29の表面29aに対し直交する方向則ち図2ないし図4中の鉛直方向に沿って移動自在に整列部本体29に支持されている。移動部30は、図示しないシリンダなどにより整列部本体29の表面29aに対し直交する方向に沿って移動される。
【0049】
移動部30は、平板状の移動部本体32と、この移動部本体32から立設した複数の壁33とを備えている。壁33は、互いに平行でかつ等間隔に配されている。壁33の厚みは、スリット31の幅と等しい。互いに隣り合う壁33間の間隔は、前述したスリット31間の間隔と等しい。こうして、壁33の厚みと壁33間の間隔とは、前述した絶縁プレート2の端子挿入溝11間の間隔に応じた値となっている。壁33は、スリット31内に通される。
【0050】
前述した移動部30は、整列部本体29の下方に移動部本体32が配されかつ各壁33がスリット31内に通されている。そして、移動部30は、整列部本体29の表面29aに対し直交する方向に沿って移動することで、図2及び図4に示す壁33が整列部本体29の表面29aから突出する第1の位置と、図3及び図5に示す壁33が整列部本体29のスリット31内に没する第2の位置とに亘って、移動自在である。
【0051】
移動部30は、搬送ユニット27により端子送り出し部23の近傍に位置付けられると、前記第1の位置に保たれる。そして、壁33間に端子送り出し部23により圧接端子3が挿入される。また、移動部30は、搬送ユニット27により端子送り出し部23から離されると、前記第2の位置に保たれる。そして、壁33間に挿入した圧接端子3がチャック部26により掴まれる。
【0052】
前述した構成の整列治具28は、搬送ユニット27により端子送り出し部23の近傍に位置付けられて、壁33間に圧接端子3が挿入される。整列治具28は、壁33間に圧接端子3が挿入されることで、一つおきの端子挿入溝11間の間隔則ち端子挿入溝11間の間隔に応じた間隔で、圧接端子3を並べる(整列する)。このように、整列治具28は、圧接端子3を整列させる際には、移動部30が前記第1の位置になる。
【0053】
また、整列治具28は、搬送ユニット27により端子送り出し部23から離されると、壁33間の圧接端子3がチャック部26に掴まれる。このように、整列治具28は、チャック部26が圧接端子3を掴む際には、移動部30が前記第2の位置になる。
【0054】
また、前述した構成の端子搬送部24は、端子供給部から供給されて端子送り出し部23から送り出された圧接端子3を整列治具28の壁33間に位置付ける。そして、端子搬送部24は、複数の圧接端子3を一つおきの端子挿入溝11間の間隔則ち端子挿入溝11間の間隔に応じた間隔で並べる(整列させる)。そして、端子搬送部24は、整列治具28で整列させた圧接端子3を端子送り出し部23から離れた位置まで搬送する。
【0055】
プレート搬送部25は、搬送ユニット34と、プレート取付治具35とを備えている。搬送ユニット34は、ベース21に設置されている。搬送ユニット34は、プレート取付治具35に取り付けられる絶縁プレート2が複数の圧接端子3を並べる方向(図1中に矢印Pで示す)と平行な矢印P4に沿って、プレート取付治具35を移動させる。
【0056】
搬送ユニット34は、端子搬送部24の端子送り出し部23から離れた整列治具28の近傍と、前記端子搬送部24の整列治具28から離れた位置とに亘って、プレート取付治具35を移動させる。また、前記矢印P4は、前述した矢印P2と平行である。則ち、端子搬送部24が整列治具28を移動させる方向P2と、プレート搬送部25がプレート取付治具35を移動させる方向P4とは、整列治具28に圧接端子3が並べられる方向P1と絶縁プレート2に圧接端子3が並べられる方向Pとの双方に平行である。
【0057】
プレート取付治具35は、搬送ユニット34に設置されている。プレート取付治具35は、端子送り出し部23から離れた整列治具28の近傍と、この整列治具28から離れた位置とに亘って、搬送ユニット34により移動される。プレート取付治具35には、絶縁プレート2が着脱自在となっている。プレート取付治具35は、絶縁プレート2が圧接端子3を並べる方向Pが、前述した矢印P4と平行になる状態で絶縁プレート2を取り付ける。
【0058】
チャック部26は、端子送り出し部23から離れた位置に位置付けられた整列治具28に並べられた圧接端子3をチャックして(掴んで)、チャックした(掴んだ)圧接端子3を、整列治具28寄りに位置付けられたプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2の端子挿入溝11内に圧入する。このとき、チャック部26は、一つおきの端子挿入溝11内に圧接端子3を圧入する。
【0059】
チャック部26は、整列治具28上の圧接端子3を掴んで、絶縁プレート2の端子挿入溝11に圧入するために、図1に示す互いに交差(直交)する矢印X,Yに沿って移動自在となっている。さらに、チャック部26は、整列治具28とプレート取付治具35の上方に位置付けられて、これらの治具28,35に接離自在となっている。則ち、チャック部26は、昇降自在となっている。なお、接離とは、互いに近づいたり離れたりすることである。
【0060】
チャック部26は、図6ないし図15に示すように、本体部36と、第1突起37と、チャック部材38と、押圧部39と、位置決め突起40とを備えている。本体部36は、金属からなりかつ枠状に形成されている。本体部36は、端子搬送部24の整列治具28と、プレート搬送部25のプレート取付治具35の上方に配されている。
【0061】
本体部36は、図1中の矢印X,Yに沿って移動自在に支持されているとともに、端子搬送部24の整列治具28とプレート搬送部25のプレート取付治具35とに接離自在則ち昇降自在に支持されている。本体部36は、プレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2に対し相対的に移動自在となっている。
【0062】
本体部36は、図7及び図8に示すように、枠状の枠部41と、枠部41の内側に設けられた連結梁42とを一体に備えている。連結梁42は、直線状に形成されかつ枠部41の互いに相対する内縁同士を連結している。連結梁42の長手方向は、前述した矢印P,P1,P2,P3,P4と平行である。
【0063】
第1突起37は、図12に示すように、本体部36の連結梁42から下方に向かって突出している。則ち、第1突起37は、連結梁42から整列治具28上に整列された圧接端子3に向かって突出している。第1突起37は、複数設けられている。図示例では、第1突起37は、4つ設けられている。第1突起37は、連結梁42の長手方向に沿って等間隔に並べられている。則ち、第1突起37は、プレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2の端子挿入溝11が並ぶ方向Pに沿って、等間隔に並べられている。
【0064】
互いに隣り合う第1突起37間の間隔D1(図12に示す)は、第1突起37が後述の第2突起44との間に挟んだ圧接端子3を、一つおきの端子挿入溝11に圧入できる間隔となっている。このように、互いに隣り合う第1突起37間の間隔D1は、端子挿入溝11間の間隔に応じた間隔となっている。
【0065】
チャック部材26は、図8、図10、図13及び図14に示すように、部材本体43と、複数の第2突起44とを備えている。部材本体43は、図7及び図8に示すように、一対の直線梁45と、これら一対の直線梁45を互いに連結する連結梁46とを備えてコ字状に形成されている。一対の直線梁45は、互いに間隔をあけて配されているとともに、互いに平行である。直線梁45の長手方向は、前述した矢印P,P1,P2,P3,P4と平行である。
【0066】
連結梁46は、直線梁45の一端同士を連結している。連結梁46の長手方向は、直線梁45の長手方向に対し直交している。連結梁46は、前述した矢印P,P1,P2,P3,P4に沿ってスライド自在に本体部36に支持されている。則ち、チャック部材38は、矢印P,P1,P2,P3,P4に沿ってスライド自在に本体部36に支持されている。チャック部材38は、本体部36に対し複数の第1突起37が並んだ方向に沿って移動自在に支持されている。チャック部材38は、図示しないエアシリンダなどにより矢印P,P1,P2,P3,P4に沿って本体部36に対して移動される。
【0067】
第2突起44は、図10及び図14に示すように、直線梁45から下方に向かって突出している。則ち、第2突起44は、直線梁45から整列治具28上に整列された圧接端子3に向かって突出している。図示例では、第2突起44は、直線梁45それぞれに4つずつ設けられている。第2突起44は、直線梁45の長手方向に沿って等間隔に並べられている。則ち、第2突起44は、プレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2の端子挿入溝11が並ぶ方向Pに沿って、等間隔に並べられている。
【0068】
また、第2突起44は、連結梁46則ちチャック部材38が前述した矢印P,P1,P2,P3,P4に沿ってスライドすることで、矢印P,P1,P2,P3,P4に沿って第1突起37に接離する。第2突起44が最も第1突起37に近づいたときの第1突起37と第2突起44との矢印P,P1,P2,P3,P4方向の間隔D2(図6などに示す)は、圧接端子3の幅と端子挿入溝11の幅との双方と略等しい。
【0069】
互いに隣り合う第2突起44間の間隔D3(図10に示す)は、第1突起37との間に挟んだ圧接端子3を、一つおきの端子挿入溝11に圧入できる間隔となっている。このように、互いに隣り合う第2突起44間の間隔D3は、端子挿入溝11間の間隔に応じた間隔となっている。
【0070】
前述した構成によれば、チャック部26は、チャック部材38が本体部36に対し矢印P,P1,P2,P3,P4に沿ってスライドして、第2突起44が第1突起33に最も近づくと、第1突起37と第2突起44との間それぞれに圧接端子3を挟む。チャック部26は、チャック部材38が本体部36に対し矢印P,P1,P2,P3,P4に沿ってスライドして、互いの間に圧接端子3を挟んだ第1突起37と第2突起44が離れて掴んだ圧接端子3を離す。
【0071】
押圧部39は、図11及び図15に示すように、押圧部本体47と、複数の押圧突起48とを備えている。押圧部本体47は、板状に形成されかつ前記本体部36の上方に重ねられている。押圧部本体47は、鉛直方向に沿って昇降自在に前記本体部36に支持されている。このため、押圧部本体47は、絶縁プレート2の絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿って、プレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2に接離自在に、前記本体部36に支持されている。押圧部本体47は、図示しないエアシリンダにより昇降される則ちプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2に接離する。
【0072】
押圧突起48は、押圧部本体47からプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2に向かって突出している。押圧突起48は、複数設けられている。押圧突起48は、押圧部本体47が絶縁プレート2から離れると第1突起37と第2突起44との間に挟んだ圧接端子3の上方に位置する。押圧突起48は、押圧部本体47が絶縁プレート2に近づくと第1突起37と第2突起44との間に挟んだ圧接端子3に接触するとともに該圧接端子3を下方に押圧する。
【0073】
前述した構成の押圧部39は、チャック部26が第1突起37と第2突起44との間に圧接端子3を挟んで、挟んだ圧接端子3をプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2の端子挿入溝11に挿入までは、押圧部本体47が絶縁プレート2から離れている。押圧部39は、チャック部26が第1突起37と第2突起44との間に挟んだ圧接端子3をプレート取付治具25に取り付けられた絶縁プレート2の端子挿入溝11に挿入すると、押圧部本体47が絶縁プレート2に近づく。
【0074】
位置決め突起40は、図9に示すように、本体部36の枠部41に複数設けられている。位置決め突起40は、枠部41から下方に突出している。則ち、位置決め突起40は、枠部41からプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2に向かって突出している。位置決め突起40は、前述した矢印P,P1,P2,P3,P4に沿って等間隔に並べられている。位置決め突起40の幅は、絶縁プレート2の凹み12の幅と等しい。互いに隣り合う位置決め突起40間の間隔は、絶縁プレート2の互いに隣り合う凹み12間の間隔と等しい。
【0075】
位置決め突起40は、チャック部26が第1突起37と第2突起44との間に挟んだ圧接端子3を端子挿入溝11に挿入する際に、前述した凹み12則ち端子挿入溝11内に侵入する。位置決め突起40は、凹み12内に侵入すると、チャック部26とプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2との相対的な位置を、圧接端子3を端子挿入溝11に挿入できる位置に保つ。
【0076】
次に、前述した構成の端子装着装置1が、絶縁プレート2に圧接端子3を装着する過程を、図16ないし図25などを参照して説明する。絶縁プレート2に圧接端子3を装着する際には、プレート搬送部25のプレート取付治具35に絶縁プレート2を取り付けて、プレート取付治具35を図1中実線で示すように整列治具28寄りに位置付ける。
【0077】
また、端子搬送部24の整列治具28を図1中実線で示すように端子送り出し部23寄りに位置付けて、端子供給部から連鎖体22となった圧接端子3を端子送り出し部23に向かって供給する。このとき、整列治具28の移動部30は、図16に示すように、第1の位置に位置付けられて、壁33が整列部本体29の表面29aから突出している。
【0078】
そして、端子送り出し部23が、キャリア22a則ち連鎖体22から圧接端子3を一つづつ切り離して、切り離した圧接端子3を整列治具28の壁33間に順に挿入する。そして、図17に示すように、整列治具28の各壁33間に圧接端子3が挿入されることとなる。
【0079】
その後、端子搬送部24の搬送ユニット27は、整列治具28を図1中に二点鎖線で示す端子送り出し部23から離れた位置まで移動する。すると、整列治具28の移動部30が降下して、壁33がスリット31内に没する。そして、図18に示すように、整列治具28の移動部30が第2の位置に位置付けられる。すると、整列部本体29の表面29a上に圧接端子3は、一つおきの端子挿入溝11間の間隔で互いに平行に並べられる。
【0080】
そして、チャック部26の本体部36が、図1中の二点鎖線で示す整列治具28の上方に位置付けられる。そして、チャック部26が降下するとともに、チャック部材38がスライドして互いの間に圧接端子3を挟む第1突起37と第2突起44とが離れる。そして、図19に示すように、チャック部26が整列治具28上に重なる。そして、図示しないエアシリンダなどにより、互いの間に圧接端子3を挟む第1突起37と第2突起44とが互いに近づく方向にチャック部材38がスライドする。そして、図20に示すように、第1突起37と第2突起44との間に圧接端子3を挟む。
【0081】
そして、チャック部26は、上昇した後、図1中の矢印X,Yに沿って移動して、図1中実線で示すプレート取付治具35に取り付けられた絶縁プレート2の上方に位置付けられる。そして、チャック部26は降下して則ち絶縁プレート2の絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿って、絶縁プレート2に近づいて、図21に示すように、一つおきの端子挿入溝11内に圧接端子3を挿入する。このとき、図25に示すように、各位置決め突起40が凹み12内に侵入して、チャック部26と絶縁プレート2とを相対的に位置決めする。
【0082】
そして、図示しないエアシリンダなどにより本体部26に対して押圧部39の押圧部本体47が降下して則ち絶縁プレート2に近づいて、押圧突起48が圧接端子3を端子挿入溝11内に圧入する。そして、絶縁プレート2の係止爪13が各圧接端子3の切欠き20に係止する。そして、圧接端子3が端子挿入溝11から抜け出ることが防止される。こうして、図22に示すように、一つおきの端子挿入溝11に圧接端子3が装着される。
【0083】
また、前述した整列治具28上の圧接端子3がチャック部26により掴まれると、端子搬送部24の搬送ユニット27は、整列治具28を再び図1中に実線で示す端子送り出し部23寄りに位置付ける。そして、端子送り出し部23が、先ほどと同様に、各壁33間に圧接端子3を挿入する。なお、図示例では、3つの圧接端子3を壁33間に挿入する。そして、搬送ユニット27は、整列治具28を図1中に二点鎖線で示す端子送り出し部23から離しておく。
【0084】
一つおきの端子挿入溝11に圧接端子3を圧入したチャック部26は、先ほどと同様に、整列治具28上に並べられた圧接端子3を掴む。そして、チャック部26は、再び、一つおきの端子挿入溝11に圧接端子3が圧入された絶縁プレート2の上方に位置付けられる。
【0085】
そして、チャック部26は、降下して則ち絶縁プレート2の絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿って、絶縁プレート2に近づいて、図23に示すように、圧接端子3が挿入されていない一つおきの端子挿入溝11内に圧接端子3を挿入する。このとき、各位置決め突起40が凹み12内に侵入して、チャック部26と絶縁プレート2とを相対的に位置決めする。
【0086】
そして、図示しないエアシリンダなどにより本体部36に対して押圧部39の押圧部本体47が降下して則ち絶縁プレート2に近づいて、押圧突起48が圧接端子3を端子挿入溝11内に圧入する。そして、絶縁プレート2の係止爪13が各圧接端子3の切欠き20に係止する。そして、圧接端子3が端子挿入溝11から抜け出ることが防止される。こうして、図24に示すように、全ての端子挿入溝11に圧接端子3が装着される。
【0087】
そして、チャック部26がプレート取付治具35から離れるとともに、プレート搬送部25の搬送ユニット34がプレート取付治具35を図1中二点鎖線で示すように整列治具28から離す。そして、プレート取付治具35から圧接端子3が装着された絶縁プレート2を取り外すとともに、圧接端子3が取り付けられていない絶縁プレート2を再度プレート取付治具35に取り付ける。そして、前述した工程を繰り返し、絶縁プレート2に圧接端子3を装着する。
【0088】
本実施形態の端子装着装置1によれば、本体部36から突出した複数の第1突起37と、本体部36に対し移動自在なチャック部材38の部材本体43から突出した複数の第2突起44を備えている。このため、本体部36に対しチャック部材37を移動させることで、互いに隣り合う第1突起37と第2突起44との間に圧接端子3を掴むことができる。さらに、掴んだ圧接端子3を離すことができる。
【0089】
このため、第1突起37と第2突起44との間に挟んだ圧接端子3を確実に端子挿入溝11に挿入できる。さらに、第1突起37と第2突起44とは、複数設けられている。このため、チャック部26は、複数の圧接端子3を掴むことができる。このため、複数の圧接端子3を同時に確実に端子挿入溝11に挿入できる。したがって、複数の圧接端子3を絶縁プレート2に確実でかつ効率的に取り付けることができる。
【0090】
絶縁プレート2の絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿ってチャック部26が移動して、圧接端子3を端子挿入溝11内に挿入するので、複数の圧接端子3を確実に端子挿入溝11内に挿入できる。
【0091】
また、端子挿入溝11間の間隔に応じた間隔で圧接端子3を並べる端子整列部としての整列治具28を備えている。整列治具28で並べられた圧接端子3を掴んで端子挿入溝11内に挿入するので、圧接端子3を確実に端子挿入溝11内に挿入できる。したがって、整列治具28が端子挿入溝11間の間隔に応じた間隔で圧接端子3を並べるので、より確実に複数の圧接端子3を端子挿入溝11内に挿入でき、絶縁プレート2に取り付けることができる。
【0092】
第1突起37と第2突起44との間に挟んだ圧接端子3を端子挿入溝11に挿入した後、押圧部本体47が絶縁プレート2に近づいて、押圧突起48が圧接端子3を絶縁プレート2に向かって押圧する。このため、端子挿入溝11内に挿入した圧接端子3を、端子挿入溝11の奥まで圧入でき、確実に絶縁プレート2に取り付けることができる。したがって、圧接端子3を絶縁プレート2に確実に取り付けることができる。
【0093】
圧接端子3を端子挿入溝11に挿入する際に、位置決め突起40が端子挿入溝11に対応する凹み12内に侵入して、チャック部26と絶縁プレート2とを相対的に位置決めする。このため、チャック部26は、確実に絶縁プレート2の端子挿入溝11内に圧接端子3を挿入できる。したがって、圧接端子3を絶縁プレート2に確実に取り付けることができる。
【0094】
圧接端子3を整列させる際には移動部30が第1の位置となって、整列部本体29の表面29aから壁33が突出する。壁33間の間隔が、端子挿入溝11間の間隔に応じている。このため、壁33間に圧接端子3を位置付けることで、圧接端子3を端子挿入溝11の間隔に応じた間隔で並べることができる。
【0095】
チャック部26が圧接端子3を掴む際には移動部30が第2の位置となって、壁33がスリット31内に没する。このため、チャック部26は、圧接端子3を第1突起37と第2突起44との間に確実に挟むことができる。したがって、より確実に複数の圧接端子3を端子挿入溝11内に挿入でき、絶縁プレート2に取り付けることができる。
【0096】
前述した実施形態では、一つおきの端子挿入溝11に圧接端子3を圧入している。しかしながら、本発明では、幾つおきの端子挿入溝11に圧接端子3を圧入しても良い。則ち、本発明では、一以上おきの端子挿入溝11に圧接端子3を圧入すればよい。
【0097】
また、前述した実施形態によれば、以下の端子装着方法が得られる。
(付記1)絶縁プレート2の互いに平行な複数の端子挿入溝11内に圧接端子3を挿入する端子装着方法において、
複数の圧接端子3を等間隔で掴んだ後、掴んだ複数の圧接端子3を一以上の端子挿入溝11おきに同時に挿入することを特徴とする端子装着方法。
【0098】
(付記2)前記絶縁プレート2は、表面8a上に前記圧接端子3を位置付ける平板状の絶縁体本体8と、この絶縁体本体8の表面8aから突出した複数の隔壁9とを備え、前記隔壁9は、互いに平行でかつ等間隔に配されているとともに互いの間が前記端子挿入溝11を形成しており、
掴んだ圧接端子3を前記絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿って前記端子挿入溝11内に挿入することを特徴とする付記1記載の端子装着方法。
【0099】
付記1に記載の本発明は、複数の圧接端子3を同時に端子挿入溝11に挿入する。このため、圧接端子3を絶縁プレート2に取り付ける際にかかる所要時間を短縮できる。したがって、圧接端子3を効率的に絶縁プレート2に取り付けることができる。一以上の端子挿入溝11おきに圧接端子3を挿入する。このため、同時に端子挿入溝11に挿入する圧接端子3を確実に掴むことができるとともに、複数の圧接端子3を絶縁プレート2に確実に取り付けることができる。
【0100】
付記2に記載の本発明は、絶縁体本体8の表面8aに対し直交する方向に沿って圧接端子3を端子挿入溝11内に挿入するので、複数の圧接端子3を確実に端子挿入溝11内に挿入できる。したがって、複数の圧接端子3を絶縁プレート2に確実に取り付けることができる。
【0101】
【発明の効果】
【0103】
請求項1に記載の本発明は、本体部から突出した複数の第1突起と、本体部に対し移動自在なチャック部材から突出した複数の第2突起を備えている。このため、本体部に対しチャック部材を移動させることで、互いに隣り合う第1突起と第2突起との間に圧接端子を挟むことができる。さらに、挟んだ圧接端子を離すことができる。
【0104】
第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を確実に端子挿入溝に挿入できる。さらに、第1突起と第2突起とは、複数設けられている。このため、チャック部は、複数の圧接端子を掴むことができる。このため、複数の圧接端子を同時に確実に端子挿入溝に挿入できる。したがって、複数の圧接端子を絶縁体に確実でかつ効率的に取り付けることができる。
【0105】
縁体本体の表面に対し直交する方向に沿ってチャック部が移動して、圧接端子を端子挿入溝内に挿入するので、複数の圧接端子を確実に端子挿入溝内に挿入できる。
【0106】
また、端子挿入溝間の間隔に応じた間隔で圧接端子を並べる端子整列部を備えている。端子整列部で並べられた圧接端子を掴んで端子挿入溝内に挿入するので、圧接端子を確実に端子挿入溝内に挿入できる。したがって、端子整列部が端子挿入溝間の間隔に応じた間隔で圧接端子を並べるので、より確実に複数の圧接端子を端子挿入溝内に挿入でき、絶縁体に取り付けることができる。
【0107】
請求項2に記載の本発明は、第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を端子挿入溝に挿入した後、押圧部本体が絶縁体に近づいて、押圧突起が圧接端子を絶縁体に向かって押圧する。このため、端子挿入溝内に挿入した圧接端子を、端子挿入溝の奥まで圧入でき、確実に絶縁体に取り付けることができる。したがって、圧接端子を絶縁体に確実に取り付けることができる。
【0108】
請求項3に記載の本発明は、圧接端子を端子挿入溝に挿入する際に、位置決め突起が端子挿入溝に対応する凹み内に侵入して、チャック部と絶縁体とを相対的に位置決めする。このため、チャック部は、確実に絶縁体の端子挿入溝内に圧接端子を挿入できる。したがって、圧接端子を絶縁体に確実に取り付けることができる。
【0109】
請求項4に記載の本発明は、圧接端子を整列させる際には移動部が第1の位置となって、整列部本体の表面から壁が突出する。壁間の間隔が、端子挿入溝間の間隔に応じている。このため、壁間に圧接端子を位置付けることで、圧接端子を端子挿入溝の間隔に応じた間隔で並べることができる。
【0110】
チャック部が圧接端子を掴む際には移動部が第2の位置となって、壁がスリット内に没する。このため、チャック部は、圧接端子を第1突起と第2突起との間に確実に挟むことができる。したがって、より確実に複数の圧接端子を端子挿入溝内に挿入でき、絶縁体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる端子装着装置の構成を示す平面図である。
【図2】同実施形態の端子装着装置の整列治具の構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示された整列治具の移動部が第2の位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。
【図4】図2中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3中のV−V線に沿う断面図である。
【図6】同実施形態の端子装着装置のチャック部の正面図である。
【図7】図6に示されたチャック部の平面図である。
【図8】図6中のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7中のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図7中のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図7中のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図7中のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】図7中のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図14】図7中のXIV−XIV線に沿う断面図である。
【図15】図7中のXV−XV線に沿った断面図である。
【図16】同実施形態の端子装着装置の第1の位置の整列治具の説明図である。
【図17】図16に示された整列治具の壁間に圧接端子が挿入された状態を示す説明図である。
【図18】図17に示された整列治具の移動部が第2の位置に移動した状態を示す説明図である。
【図19】図18に示された整列治具にチャック部が重なった状態を示す説明図である。
【図20】図19に示された整列治具上の圧接端子をチャック部が掴んだ状態を示す説明図である。
【図21】図20に示されたチャック部に掴まれた圧接端子を一つおきの端子挿入溝に挿入した状態を示す説明図である。
【図22】図21に示された圧接端子を一つおきの端子挿入溝内に圧入した状態を示す説明図である。
【図23】図22に示された絶縁プレートの圧接端子が挿入されていない端子挿入溝内に圧接端子を挿入した状態を示す説明図である。
【図24】図23に示された圧接端子を端子挿入溝内に圧入した状態を示す説明図である。
【図25】同実施形態の端子装着装置のチャック部の位置決め突起が絶縁プレートの凹み内に侵入した状態を示す説明図である。
【図26】図1に示された端子装着装置で圧接端子が装着される絶縁プレートなどを備えたコネクタを分解して示す斜視図である。
【図27】図26に示された絶縁プレートの斜視図である。
【図28】図27に示された絶縁プレートの平面図である。
【図29】図28中のXXIX−XXIX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 端子装着装置
2 絶縁プレート(絶縁体)
3 圧接端子
8 絶縁体本体
8a 表面
9 隔壁
11 端子挿入溝
12 凹み(端子挿入溝)
26 チャック部
28 整列治具(端子整列部)
29 整列部本体
29a 表面
30 移動部
31 スリット
33 壁
36 本体部
37 第1突起
38 チャック部材
39 押圧部
40 位置決め突起
44 第2突起
47 押圧部本体
48 押圧突起
P 端子挿入溝が並ぶ方向

Claims (4)

  1. 絶縁体の互いに平行な複数の端子挿入溝内に圧接端子を挿入する端子装着装置において、
    複数の圧接端子を掴むとともに前記端子挿入溝内に挿入するチャック部を備え、
    前記チャック部は、前記絶縁体に対し相対的に移動自在な本体部と、前記本体部から前記圧接端子に向かって突出しているとともに前記絶縁体の端子挿入溝が並ぶ方向に沿って等間隔に並べられた複数の第1突起と、前記本体部に対し前記複数の第1突起が並んだ方向に沿って移動自在に支持されかつ圧接端子に向かって突出しているとともに前記絶縁体の端子挿入溝が並ぶ方向に沿って等間隔に並べられた複数の第2突起を有したチャック部材と、を備え、
    前記第1突起と第2突起との間それぞれに圧接端子を挟むとともに、互いの間に圧接端子を挟んだ第1突起と第2突起とが離れる方向に前記チャック部材を移動させて挟んだ圧接端子を離すとともに、
    前記絶縁体は、表面上に前記圧接端子を位置付ける平板状の絶縁体本体と、この絶縁体本体の表面から突出した複数の隔壁とを備え、前記隔壁は、互いに平行でかつ等間隔に配されているとともに互いの間が前記端子挿入溝を形成しており、
    前記圧接端子を前記端子挿入溝間の間隔に応じた間隔で並べる端子整列部を備え、
    前記チャック部は、互いの間に圧接端子を挟む第1突起と第2突起とが互いに近づく方向に前記チャック部材を移動させて、前記端子整列部で並べられた圧接端子を各第1突起と第2突起との間に挟んだ後、前記絶縁体本体の表面に対し直交する方向に沿って前記絶縁体に近づいて、前記端子挿入溝内に第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を挿入することを特徴とする端子装着装置。
  2. 前記チャック部は、前記絶縁体本体の表面に対し直交する方向に沿って前記本体部に移動自在に支持された押圧部を備え、
    前記押圧部は、前記絶縁体本体の表面に対し直交する方向に沿って前記絶縁体に接離自在に支持された押圧部本体と、前記押圧部本体から絶縁体に向かって突出しているとともに前記押圧部本体が前記絶縁体に近づくと前記圧接端子に接触する複数の押圧突起と、を備え、
    前記押圧部本体は、前記第1突起と第2突起との間に圧接端子を挟んで、挟んだ圧接端子を端子挿入溝に挿入するまでは前記絶縁体から離れており、
    前記第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を端子挿入溝に挿入した後、押圧部本体が前記絶縁体に近づいて、前記押圧突起が前記圧接端子を端子挿入溝内に圧入することを特徴とする請求項1記載の端子装着装置。
  3. 前記絶縁体は、前記端子挿入溝それぞれに対応した凹みを備え、前記チャック部は、前記本体部から前記絶縁体に向かって突出しかつ前記絶縁体の端子挿入溝が並んだ方向に沿って等間隔に並べられた位置決め突起を備え、
    前記第1突起と第2突起との間に挟んだ圧接端子を端子挿入溝内に挿入する際に、前記位置決め突起は前記凹み内に侵入して、前記チャック部と前記絶縁体との相対的な位置を前記圧接端子を端子挿入溝内に挿入できる位置に保つことを特徴とする請求項1または請求項2記載の端子装着装置。
  4. 端子整列部は、表面上に複数の圧接端子を互いに平行に等間隔で位置付け、かつ前記圧接端子が並べられる方向に沿って並べられた複数のスリットが形成された整列部本体と、
    この整列部本体に対し移動自在に支持されているとともに、前記スリット内に挿入される複数の壁を備えた移動部と、を備え、
    前記スリット間の間隔は、前記端子挿入溝間の間隔に応じた間隔となっており、
    前記移動部は、前記壁が前記スリット内に侵入して前記整列部本体の表面から突出する第1の位置と、前記壁が前記スリット内に没する第2の位置とに亘って、前記整列部本体に対し移動自在となっており、
    前記圧接端子を整列させる際には前記移動部が前記第1の位置となり、前記チャック部が圧接端子を掴む際には前記移動部が前記第2の位置となることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の端子装着装置。
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