JP3955190B2 - 個人データ配送方法、システム及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

個人データ配送方法、システム及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークにより接続される複数のファイルサーバの内特定のファイルサーバ又は利用端末に対して個人データファイルを格納し、ユーザの移動に追従して当該個人データファイルをユーザ近くのファイルサーバ又は利用端末に自動的に転送し、ユーザが即座に個人データファイルを利用できる個人データ配送方法、システム及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット上のファイルサーバに個人専用のディスクスペースを確保し、そのディスクスペースに個人のデータファイルを格納しておくシステムがある。当該システムにおいては、インターネット上に接続可能なPC等を用いてファイルサーバにアクセスすることにより、場所を問わずに個人のデータファイルをダウンロードすることが可能であった。
【0003】
しかしながら、この従来のシステムにおいては、個人のデータファイルがインターネットというスループットの保証がなされないネットワーク上に存在するファイルサーバに格納されているので、ネットワークの混み具合によっては、PC等で個人のデータファイルをダウンロードする際に非常に時間がかかるという問題がある。
【0004】
特にダウンロードするデータファイルの容量が大であるときには、ダウンロードに多くの時間を要する為に、データファイルが使用可能になるまでに時間がかかり、作業効率が悪く、しかも精神的に好ましい環境とはいえないという問題があった。
【0005】
かかる問題の解決は、従来では、予め、移動先で個人ユーザファイルをダウンロードするであろう端末に又は移動先で個人ユーザファイルをダウンロードするであろう端末と広帯域なネットワークに接続しているファイルサーバに、前もって個人データファイルを配送しておくという事前配送の手法がある。この手法を用いることにより、ユーザは移動先で即時に個人のデータファイルを使用することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この事前配送の手法にあっては、前もって個人データファイルを移動先の端末に又はファイルサーバに配送するといった事前の操作を必須とし、ユーザにとっては煩わしさを与えていたし、また、ユーザの予定外の突然の変更又は急遽に個人データファイルが必要となるといった場合には、事前の操作を行っていないので、瞬時に個人データファイルを利用することができないという問題があり、この事前配送の手法も問題又は限界もあった。
【0007】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
本発明の第1の目的は、ユーザからの事前の操作の煩わしさを可及的になくし個人データファイルを瞬時に任意の場所にて利用できる個人データ配送方法、システム及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、ユーザに予定外の移動場所の変更等が生じた場合においても、必要となる個人データファイルを瞬時に使用できる個人データ配送方法、システム及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
本発明の第3の目的は、インターネットというスループットの保証されないインターネットを有効利用できる個人データ配送方法、システム及びプログラム並びに個人データ配送プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。
【0011】
【課題を解決する為の手段】
本発明方法は、前記課題の解決に当たり、個人データファイルを格納する個人データ格納部を各々もち互いにネットワークにより相互接続される複数のファイルサーバの内の特定のファイルサーバに対して、各ユーザの個人データファイルをアップロードしてその個人データ格納部に格納しておき、当該ユーザの移動に伴い、当該複数のファイルサーバの内当該ユーザの現時点の位置に近いファイルサーバに当該アップロードされた当該ユーザの個人データファイルを転送して、当該ユーザの使用に供される特徴的構成手法を講じる。
【0012】
本発明システムは、前記課題の解決に当たり、ユーザが携帯する位置情報端末からの位置情報を受動的に取得し、当該ユーザの個人データファイルの配送の指示及び制御を行うデータ管理センタと、当該データ管理センタに狭帯域・広域ネットワークにより接続され、当該個人データファイルを格納する個人データファイル格納部を有し、当該配送の指示に基づき転送及び受信を行う複数のファイルサーバと、当該複数のファイルサーバの内の各それぞれに広帯域ネットワークにより接続され、ユーザ個人の個人データファイルのアップロードを可能にし、また当該ファイルサーバにおける個人データファイル格納部から自己の個人データファイルをダウンロードして使用可能ならしめる複数のダウンロード端末とによりシステム構築され、当該データ管理センタは、各ユーザ毎の移動に追従する様に、当該複数のファイルサーバの内最適とするファイルサーバを選定し、当該選定されたファイルサーバの個人データファイル格納部に該当ユーザの個人データファイルを転送させる特徴的構成手段を講じる。
【0013】
本発明プログラムは、前記課題の解決に当たり、ファイルサーバ又は位置情報端末からの接続待ちの状態で何れかの接続の後、当該位置情報端末からの位置情報通知コマンドか、ファイルサーバからのファイル保持情報通知コマンドかを認識するステップと、位置情報通知コマンドの場合には、その位置情報端末ID及び位置情報を取得した後、ユーザの特定を行い、当該特定されたユーザの個人データファイルを現在格納しているファイルサーバから他のファイルサーバに転送すべきかを判断し、転送すべきと判断した場合に限り、個人データファイルの転送先を選定し、当該現在格納しているファイルサーバに対して、当該選定された転送先のファイルサーバへ当該個人データファイルを転送する様に個人データファイル配送命令を送信し、当該送信を受けたファイルサーバから転送完了通知を受信すると、自己のユーザ管理データベースを更新するステップと、ファイル保持情報通知コマンドの場合には、ファイルサーバからのファイル保持情報通知により受信したユーザID及びファイルサーバ名をもとに自己のユーザ管理データベースを更新するステップとを踏むデータ管理センタ使用プログラムと、ユーザ使用の端末、データ管理センタ、別のファイルサーバ、ダウンロード端末の何れかからの接続待ちの状態において接続があると、何れかからの接続であるかをコマンド名から判断するステップと、当該判断においてアップロード要求に関するコマンドの場合には、ユーザID及びパスワードを受信してユーザ認証を行い、当該ユーザ認証に成功したことを条件として、個人データファイルを受信すると共にユーザID及び本ファイルサーバ名をデータ管理センタに通知するステップと、当該判断において個人データファイル配送命令に関するコマンドの場合には、ユーザID及び配送先ファイルサーバ情報を受信し、当該受信したユーザIDをもとに転送する個人データファイルを検索し、当該配送先ファイルサーバ情報が示す他のファイルサーバに対して当該検索した個人データファイルの配送を行い、当該配送の完了を検知すると、当該配送の完了を当該データ管理センタに配送先ファイルサーバアクセス情報をパラメータとして通知するステップと、当該判断において個人データファイル配送要求に関するコマンドの場合には、他のファイルサーバからの個人データファイル配送を受信し、当該受信した個人データファイルを格納するステップと、当該判断において個人データファイルダウンロード要求に関するコマンドの場合には、ユーザID及びパスワードを受信して、ユーザ認証を行い、当該ユーザ認証に成功したら、個人データファイルをダウンロードさせるステップとを踏むファイルサーバ格納プログラムとを具備する特徴的構成手順を講じる。
【0014】
本発明記録媒体は、前記課題の解決に当たり、前記本発明プログラムにより実録された特徴的構成手続を講じる。
【0015】
更に、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法、手段、手順又は手続を採用することにより、前記目的を達成するようになされる。
【0016】
本発明方法の第1の特徴は、各ユーザの個人データファイルをファイルサーバにアップロードしておき、定期的に各ユーザ携帯の位置情報端末から自動的に自らの位置情報を、前記個人データファイルの配送に関する指示及び制御を行うデータ管理センタに取得させ、当該データ管理センタにより、各位置情報端末からの取得した位置情報に基づき、ユーザの個人データファイルの転送の要否を判断しつつ、前記ユーザの平均移動速度を算出し、当該算出した平均移動速度がある一定の速度以下で移動している場合に限り、前記ファイルサーバに対し、前記ユーザの個人データファイル転送要求を行うと共に、当該個人データファイルの転送を行う場合には、前記ユーザの現在位置がそれぞれカバーエリア内である当該複数のファイルサーバ中から、現に当該個人データファイルを保有するファイルサーバとの距離が最短にあるファイルサーバを転送先として選定し、当該個人データファイルを保有するファイルサーバから当該選定された転送先のファイルサーバに対して転送する様に当該ファイルサーバに配送命令を発して、各ユーザによる自己の個人データファイルの使用を瞬時に可能ならしめてなる個人データ配送方法の構成採用にある。
【0023】
本発明システムの第1の特徴は、ユーザが携帯する位置情報端末からの位置情報を受動的に取得し、当該ユーザの個人データファイルの配送の要否の判断及び配送の指示、制御を行うデータ管理センタと、当該データ管理センタにネットワークにより接続され、前記個人データファイルを格納する個人データファイル格納部を有し、前記配送の指示に基づき転送及び受信を行う複数のファイルサーバと、当該複数のファイルサーバの内の各それぞれに別のネットワークにより接続され、ユーザ個人の個人データファイルのアップロードを可能にし、また当該ファイルサーバにおける個人データファイル格納部から自己の個人データファイルをダウンロードして使用可能ならしめる複数のダウンロード端末とによりシステム構築され、前記データ管理センタは、各ユーザ毎の移動に追従し、前記ユーザの位置情報から当該ユーザの平均移動速度を算出し、当該算出した平均移動速度がある一定の速度以下で移動している場合を条件として、前記複数のファイルサーバの内、当該ユーザの現在位置がそれぞれカバーエリア内に該当する複数のファイルサーバの中から、現に当該個人データファイルを保有するファイルサーバとの距離が最短に位置するファイルサーバを転送先ファイルサーバとして選定し、当該選定されたファイルサーバの個人データファイル格納部に該当ユーザの個人データファイルを転送させてなる個人データ配送システムの構成採用にある。
【0030】
本発明プログラムの第1の特徴は、個人データ配送システムにおけるデータ管理センタにおいて用いられるプログラムであって、ファイルサーバ又は位置情報端末からの接続待ちの状態で何れかの接続の後、前記位置情報端末からの位置情報通知コマンドか、ファイルサーバからのファイル保持情報通知コマンドかを認識し、位置情報通知コマンドの場合には、その位置情報端末ID及び位置情報を取得した後、ユーザの特定を行うとともに、ユーザの平均速度を算出し、その算出した値が所定の一定置未満であることを、またユーザの位置情報に応じて、個人データファイルを現在格納しているファイルサーバから他のファイルサーバへの転送の要否を判断し、転送要と判断した場合に限り、自己の保有するファイルサーバデータベースのカバーエリアフィールドを参照しながら前記複数の個人データファイルを保有していないファイルサーバ内で当該現在個人データファイルを格納しているファイルサーバから最短の距離に位置するファイルサーバを個人データファイルの転送先として選定し、当該現在格納しているファイルサーバに対して、当該選定された転送先のファイルサーバへ当該個人データファイルを転送する様に個人データファイル配送命令を送信し、当該送信を受けたファイルサーバから転送完了通知を受信すると、自己のユーザ管理データベースを更新する一方で、ファイル保持情報通知コマンドの場合には、ファイルサーバからのファイル保持情報通知により受信したユーザID及びファイルサーバ名をもとに自己のユーザ管理データベースを更新してなる個人データ配送プログラムの構成採用にある。
【0035】
本発明記録媒体の第1の特徴は、前記本発明プログラムの第1の特徴におけるプログラムを実録してなる個人データ配送プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明するに際して、その本質的な部分について先ず説明する。図1は、本発明の本質を説明する為の説明図である(尚、同図は、下記するシステム例の一例でもあり、各手段の内部については、下記するシステム例にて説明する)。
【0037】
同図の如く、ユーザが携帯する位置情報が取得可能な位置情報端末PTと、個人向けデータ保存領域(個人データファイル格納部FSa)と他のファイルサーバへのデータ転送機能を持つファイルサーバFS(FS−1乃至FS−N)と、ファイルサーバ設置場所及びユーザ情報を管理すると共に位置情報端末PTから送られてくる位置情報から最寄のファイルサーバに個人データファイルを転送するように現に個人データファイルを保持しているファイルサーバFSに命令を与えるデータ管理センタDCCと、ファイルサーバFSと広帯域ネットワークL(L1乃至LN)で接続されているダウンロード端末DT(尚、必ずしも広帯域ネットワークである必要性はない。)とでシステム構築される。
【0038】
以下のステップ1乃至ステップ6の各ステップを必要に応じて踏破することにより、本発明の目的を達成でき、ユーザが携帯する位置情報端末からの位置情報を用いることにより、ユーザの最寄のファイルサーバFSへ個人データファイルを自動的に転送することが可能となる。
【0039】
ステップ1として、ユーザは、個人データ配送システムが提供するサービスに加入し、位置情報端末IDと個人データIDやパスワードなどをデータ管理センタDCCに登録する。
【0040】
ステップ2として、ユーザは、パーソナルコンピュータなどの各種の情報器機を用いて、回線交換網、インターネット、広帯域ネットワークなどに代表されるネットワーク(このネットワークは図1には必ずしも図示していない。)を介して、移動先で使用したいデータファイルをファイルサーバFSの個人データ保存領域(個人データファイル格納部FSa)にアップロードしておく。
【0041】
ステップ3として、データ管理センタDCCは、定期的にユーザが所持する位置情報端末PTから位置情報を取得し、最寄のファイルサーバFSが現在ユーザの個人データファイルを格納しているか判定する。
【0042】
ステップ4として、最寄のファイルサーバFSが個人データファイルを格納している場合にはステップ3の処理を繰り返し行う一方で、最寄の個人データファイルを格納していない場合にはデータ管理センタDCCは現在個人データファイルを格納しているファイルサーバFSに対してそのユーザの最寄のファイルサーバFSへ当該個人データファイルを転送する様に個人データファイル転送命令を行う。
【0043】
ステップ5として、データ管理センタDCCからの最寄ファイルサーバFSへの個人データファイル転送命令を受けたファイルファーバFSは最寄ファイルサーバFSへ個人データファイルの転送を開始する。
ステップ6として、ユーザは個人データファイルを使用したいときに例えばダウンロード端末DTを使用して、例えば広帯域ネットワークLを介しファイルサーバFSへアクセスし、個人データファイルをダウンロードするなどして使用する。
【0044】
尚、図面におけるファイルサーバの符号FS−1乃至FS−N、広帯域ネットワークの符号L1乃至LNは、特定のファイルサーバ、特定の広帯域ネットワークを指す場合を除いて、説明に用いる符号はFS、Lとする。
【0045】
では、本発明の実施形態について、本発明の基本例をシステム例、方法例、プログラム例及び記録媒体例として説明する。
【0046】
(システム例)
本発明の一実施形態である個人データ配送システムを説明する。
図1は、その個人データ配送システムの一例である。
個人データ配送システムは、位置情報端末PTとデータ管理センタDCCと複数のファイルサーバFSを必須とし、データ管理センタDCCと複数のファイルサーバFSとは狭帯域・広域ネットワークLa(例えばインターネットなど)により接続される。
【0047】
そして、例えば、図1に示す様に、各ユーザが所持する位置情報端末PTとデータ管理センタDCCとは、回線交換網、インターネットなどのネットワークLbと接続され、各ファイルサーバFSは、各ダウンロード端末DTと広帯域ネットワークL(L1乃至LN)、例えばLANなどにより接続される。
【0048】
以下、個人データ配送システムの構成手段について更に説明する。
[位置情報端末]
位置情報端末PTは、その存在位置がデータ管理センタDCCから取得可能な端末であり、例えば、PHS、GPS付き携帯電話機、位置情報送信機能付きパーソナルコンピュータなどを具体例として挙げることができる。
【0049】
この位置情報端末PTは、自立的に自端末の位置検出を行うGPS装置などの位置情報検出部PTaと、データ管理センタDCCに接続する為のネットワークインターフェース(例えば回線交換網用インターフェース、インターネット用インターフェース、その他の通信インターフェース)である通信部PTbを具備する。
【0050】
[データ管理センタ]
データ管理センタDCCは、▲1▼個人データ配送システムにより提供されるサービスにおいて、個人のユーザに関して管理すべき情報(例えば、ユーザ認証にかかるユーザIDやパスワード、携帯する位置情報端末PTの端末ID、現在使用しているファイルサーバ名)及びファイルサーバFSに関して管理すべき情報(例えば、ファイルサーバFSの配置情報やファイルサーバFSの個人データファイル格納部FSaの空き容量に関する情報)について管理を行う。
【0051】
それと共に、▲2▼位置情報端末PTからの位置情報を取得し、▲3▼最寄のファイルサーバFSにそのユーザの個人データファイルがあるか否かの判定を行い、もし、最寄のファイルサーバFSに個人データファイルが存在しない場合には、その個人データファイルを現に格納しているファイルサーバFSに対して、その最寄のファイルサーバFSにその個人データファイルを転送するよう命令を発する。
【0052】
データ管理センタDDCは、位置情報端末PTと接続する為のネットワークインターフェースである第一通信部DDCaと、狭帯域・広域ネットワークLaを介して各ファイルサーバFSと接続する為のネットワークインターフェースである第二通信部DDCbと、位置情報端末PTからの位置情報を第一通信部DCCaを介して取得する位置情報取得部DDCcと、各ファイルサーバFSに関する管理情報を格納しているファイルサーバデータベース(ファイルサーバDB)DDCdと、各ユーザに関する管理情報を格納しているユーザ管理データベース(ユーザ管理DB)DDCeと、位置情報端末PTから位置情報取得部DCCcを介して取得した位置情報をファイルサーバデータベースDDCd、ユーザ管理データベースDDCeにそれぞれ格納している各種の情報から配送の要否及び適切な配送先の選択を行い現にその個人データファイルを格納しているファイルサーバFSにその個人データファイルの転送命令を行う配送選択部DDCfとを、具備している。
【0053】
図2は、そのユーザ管理データベースDDCeの構造の一例を示したものである。ユーザ管理データベースDDCeは、図の如く、ユーザID,パスワード、現ファイル格納ファイルサーバ名,位置情報端末IDを保持するフィールドを持っている。
【0054】
図3は、そのファイルサーバデータベースDDCdの構造の一例を示したものである。ファイルサーバデータベースDDCdは、図の如く、ファイルサーバ名、カバーエリア、ファイルサーバアクセス情報及び収納端末を保持するフィールドを持っている。
【0055】
特に本発明の一例においては、ファイルサーバアクセス情報フィールドには、ファイルサーバFSのIPアドレス、収容端末にはファイルサーバFSと広帯域ネットワークLを介して接続しているダウンロード端末名が保持されている。
【0056】
カバーエリアには、そのファイルサーバFSが管理するエリアを示す情報を格納する。カバーエリアを示す情報としては、範囲を示す情報であれば何でもよく、例えば同図に例示してある、緯度経度で表示した二点を指定し矩形でその範囲を表現してもよいし、また本ファイルサーバFSを中心として何km以内といった円形で表現してもよいし、その他の表現形式、形状をもって表してもよい。
【0057】
カバーエリアについて更に説明すると、図1に示したシステム構成図におけるカバーエリアの一例を示した図が図4である。同図において、カバーエリアは各ファイルサーバFSが管理している範囲を示しており、ファイルサーバFS1においては破線で示された矩形のカバーエリアが、ファイルサーバFS2においては同様に円形のカバーエリアが、ファイルサーバFS3においては同様に矩形のカバーエリアが、それぞれ設定されている。
【0058】
このカバーエリアの範囲設定については、各ファイルサーバFS配下の広帯域ネットワークLに接続されたダウンロード端末DTを全て含む様に設定することが望ましい。また、各ファイルサーバFSは各カバーエリアを持つものの、同図にも示す様に、それらのカバーエリアは重複する様に設定してもよい。各ファイルサーバFSのカバーエリアの設定については、全ての領域をカバーする様に範囲指定する必要はなく、どのファイルサーバFSのカバーエリアにも指定されない領域が存在してもよい。
【0059】
[ファイルサーバ]
ファイルサーバFSは、各ユーザの個人データファイルを格納しておくディスク保有領域を持つサーバであり、インターネットの様な広域ネットワーク上に複数配置される手段である。
【0060】
ユーザは、インターネット等の広域ネットワークを介して、ファイルサーバFSにアクセスし、様々な端末からそれぞれの個人データファイルをダウンロードすることができる。更には、広帯域ネットワークLを介して接続しているダウンロード端末DTからは、瞬時に個人データファイルをダウンロードを高速に行うことができる。
【0061】
ファイルサーバFSは、個人データファイルを格納しておくディスクである個人データファイル格納部FSaと、データ管理センタDCCに接続する為のネットワークインターフェース(例えば回線交換網用インターフェース、インターネット用インターフェース、その他の通信インターフェース)である第一通信部FSbと、複数のダウンロード端末DTを収容している広帯域ネットワークLに接続する為のネットワークインターフェース(例えば、回線交換網用インターフェース、インターネット用インターフェース、その他の通信インターフェース)である第二通信部FScと、データ管理センタDCCからのファイル転送命令を受信し、配送先のファイルサーバFSに対して、個人データファイル格納部FSaに格納しているところのファイル転送命令に係る個人データファイルをデータ転送するなどの一連の動作を制御する制御部FSdとを、具備する。
【0062】
[ダウンロード端末DT]
ダウンロード端末DTは、ユーザが自分の個人データファイルをファイルサーバからダウンロードする際に使用する端末であり、広帯域ネットワークLを介してファイルサーバFSに接続されている。ダウンロード端末DTは、データのダウンロードが行える各種の情報通信機器であればよく、例えばパーソナルコンピュータがそれに該当する。ダウンロード端末自体についての特段の説明は要しないであろう。
【0063】
(方法例)
本発明の一実施形態である個人データ配送方法について、前記システム例で説明した個人データ配送システムにおけるメッセージシーケンスを用いて説明する。
図4は、個人データ配送システムのメッセージシーケンスである。
【0064】
前提条件として、ユーザは、個人データ配送システムが提供するサービスに加入している必要がある。サービスに加入することにより、データ管理センタDCCのユーザ管理データベースDDCeにおける、ユーザIDフィールドにサービス加入者のID、パスワードフィールドにユーザ指定のパスワードが保持される。そして、ユーザはサービスに加入することによって、任意のファイルサーバFSに個人データファイルを格納することが可能な個人用のディスク領域(個人データファイル格納部FSa内に存在)を使用する権限が付与される。
【0065】
サービスに加入したユーザはPC等により、任意のファイルサーバFSに外出先で使用するであろう個人データファイルをアップロードする。アップロード要求を受けたファイルサーバFSは、アップロードされた個人データファイルを格納後、データ管理センタDCCに対して、「現在ユーザの個人データファイルを格納しているファイルサーバは、本ファイルサーバである」旨通知する。尚、ファイルサーバFSにおけるこれらの動作などについては、下記プログラム例及び記録媒体例にて詳細に説明する。
【0066】
以下、図5のメッセージシーケンス図における、ST1−1乃至ST1−15の各段階処理について説明する。
ST1−1として、ユーザが現に携帯する位置情報端末PTからデータ管理センタDCCへ位置情報端末PTが自立的に検出した位置情報及び位置情報端末固有の端末IDをデータ管理センタDCCに通知する。このST1−1の処理は、以下のST1−2以降の処理とは非同期的にしかも定期的に実行される。
【0067】
ST1−2として、データ管理センタDCCは、ST1−1でユーザ所持の位置情報端末PTから送信された位置情報を取得する。
ST1−3として、データ管理センタDCCは、ST1−2で受信した端末ID及び位置情報をもとに、最適な配送先のファイルサーバFSを選択する。この最適な配送先のファイルサーバFSの選択に関しては、下記するプログラム例及び記録媒体例にて詳細に説明する。
【0068】
ST1−4として、データ管理センタDCCは、ユーザの個人データファイルを現に格納しているファイルサーバ(説明上、ファイルサーバFS−1とする。)に対して、ST1−3で選択した最適な配送先ファイルサーバ(説明上、ファイルサーバFS−Nとする。)へそのユーザの個人データファイルを転送する命令を送信する。
【0069】
ST1−5として、ST1−4によるデータ管理センタDCCからの「個人データファイル配送命令」を受信したファイルサーバFS−1は、ST1−4で受信したユーザIDをもとに、配送する個人データファイルを検索する。個人データファイルの検索に関してはプログラム例及び記録媒体例にて詳細に説明する。
【0070】
ST1−6として、ファイルサーバFS−1は、ST1−4で受信した配送先ファイルサーバアクセス情報(例えば、配送先ファイルサーバFSのIPアドレス)を用いて、ファイルサーバFS−Nに対して、ST1−5で検索した個人データファイルのファイル転送(ファイル転送に際して使用するプロトコールについては、例えば、FTP、HTTP、独自ソケット使用などがあるものの、それに限定されない。)をする。
【0071】
ST1−7として、ファイルサーバFS−Nは、ST1−6によりファイルサーバFS−1からの「個人データファイル転送」により受信した個人データファイルの格納を行う。尚、この格納については、下記するプログラム例及び記録媒体例にて詳細に説明する。
ST1−8として、ファイルサーバFS−1は、個人データファイルの転送を完了したことを検知したら、「個人データファイル転送完了」をデータ管理センタDCCに伝える。
【0072】
ST1−9として、ファイルサーバFS−1からの「個人データファイル転送完了」を受信したデータ管理センタDCCは、ユーザ管理データベースDCCeのデータ格納ファイルサーバ名を更新(本例においては、ファイルサーバFS−Nに更新)する。この更新に関しては、下記するプログラム例及び記録媒体例にて詳細に説明する。
以上が、ファイルサーバFS間における個人データファイルの転送である。
【0073】
次に、ユーザがダウンロード端末DTを用いて、ファイルサーバFSに格納されている個人データファイルを使用することを説明する。尚、ダウンロード端末DTを用いることは必須ではなく、そのファイルサーバFSに対して接続可能な端末であればよい。
【0074】
ST1−10として、ダウンロード端末DTを用いて、広帯域ネットワークL(本例では、LN)を介してファイルサーバFS(本例では、FS−N)に接続する。尚、ダウンロード端末DTには、予め広帯域ネットワークLに存在する一つのファイルサーバFSに接続する為の設定が事前になされているものとし、本例においては、ダウンロード端末DTはファイルサーバFS−Nが存在する広帯域ネットワークLNに収容されているので、ファイルサーバFS−Nへ自動的に接続することになる。
【0075】
ST1−11として、ユーザがファイルサーバFS−Nに接続し、個人のデータファイルを使用する為にユーザID/パスワードをファイルサーバFS−Nに送信する。
ST1−12として、ファイルサーバFS−Nは、ST1−11で受信したID/パスワードによりユーザの認証を行う。詳細については、下記するプログラム例及び記録媒体例にて詳細に説明する。
【0076】
ST1−13として、ファイルサーバFS−Nは、ST1−12にてユーザ認証の成功を経て個人データファイルのダウンロードを許可し、ダウンロード端末DTは、該当の個人データファイルをダウンロードする。
【0077】
ST1−14として、ST1−13で受信した個人データファイルをダウンロード端末DTに格納する。
ST1−15として、必要な個人データファイルをダウンロードしたダウンロード端末DTは、ファイルサーバFS−Nとの接続を切断し、ファイルサーバFS-Nとの通信を終了する。
【0078】
(プログラム例及び記録媒体例)
本発明一実施形態である個人データ配送プログラムを記録した記録媒体は、本発明一実施形態である個人データ配送プログラムを記録媒体(尚、媒体の種類は問わない。)にコンピュータ読み取り可能に記録した物であって、該プログラムは、本発明一実施形態であるデータ管理センタDCC、ファイルサーバFSに格納されて当該プログラムを実行することにより、前記方法例にて説明した一連の処理が行われる。
【0079】
尚、前述した方法例等の説明と重複する部分については、説明を省略し、以下説明されるデータ管理センタDCC及びファイルサーバFSの個別具体的な処理動作は、単なる例示に過ぎない。
【0080】
図6乃至8は、本発明一実施形態である個人データ配送プログラムをその担当毎に応じてデータ管理センタDCC及びファイルサーバFSに格納し、該プログラムを実行させることにより実施される、データ管理センタDCCの動作(ST2−1乃至ST2−12)、データ管理センタDCCの動作の内の個人データファイル転送の判断ST2−5の詳細アルゴリズム(ST3−1乃至ST3−7)、ファイルサーバFSの動作(ST4−1乃至ST4−21)である。
【0081】
[データ管理センタDCCに格納されるプログラム]
本発明の一実施形態である個人データ配送プログラムの内のデータ管理センタDCC分を格納したデータ管理センタDCCは、該プログラムの実行により、以下のST2−1乃至ST2−12、ST3−1乃至ST3−7を行う。
【0082】
ST2−1として、データ管理センタDCCは、ファイルサーバFSからの接続又は位置情報端末PTからの接続待ち状態である。
ST2−2として、ST2−1で待ち状態を接続により抜け、位置情報端末PTからの位置情報通知か否かコマンド名から判断する。位置情報通知であればST2−3へ、その他のコマンドであればST2−10へ進む。
【0083】
ST2−3として、位置情報端末PTから送信された端末ID及び位置情報を取得する。
ST2−4として、ST2−3で受信した端末IDをもとに、ユーザ管理データベースDCCdの端末IDフィールドを参照して、受信した位置情報が何れのユーザ(ユーザ所持の位置情報端末PT)からかを特定する。
【0084】
ST2−5として、ST2−4で特定されたユーザの個人データファイルを現に格納しているファイルファーバFSから他のファイルサーバFSに転送すべきか否かを受信した位置情報に基づいて判断する。その判断(配送判断)は、ST3−1乃至ST3−7のアルゴリズムにより決定される。
【0085】
即ち、ST3−1として、ST2−4で特定したユーザをもとに、現に個人データファイルを格納しているファイルサーバ名をユーザ管理データベースDCCeから取得する。
ST3−2として、ST3−1で取得したファイルサーバ名をもとに、ファイルサーバデータベースDCCdを参照して、現に個人データファイルを格納しているファイルサーバFSのカバーエリアを取得する。
【0086】
ST3−3として、ST2−3で位置情報端末から受信した位置情報が、ST3−2で取得したカバーエリア内に位置しているか判定する。もし、カバーエリア内であればST3−4へ、カバーエリア外であればST3−5へ進む。
ST3−4として、個人データファイル配送不要と判断する。
【0087】
ST3−5として、ST2−3で取得した位置情報をカバーエリア内とするファイルサーバFSがあるか否かを判定する。この判定は、データ管理センタDCCのファイルサーバデータベースDCCdのカバーエリアフィールドを参照することで行う。ユーザ位置をカバーしているファイルサーバFSが存在すればST3−6へ、現ユーザの位置が何れのファイルサーバFSのカバーエリアにも属さない場合にはST3−7へ進む。
【0088】
ST3−6として、個人データファイル配送必要と判断する。
ST3−7として、個人データファイル配送不要と判断する。
かように、ST3−1乃至ST3−7に例示される個人データファイル配送要否の判定(ST2−5)の後、個人データファイル配送必要との判断の場合にはST2−6へ、個人データファイル配送不要との判断の場合にはST2−1へ移行する。
【0089】
ST2−6として、個人データ配送先を選定する。具体的には、個人データファイルの配送先は、ファイルサーバデータベースDCCdのカバーエリアを参照して、ST2−3で取得した位置情報をカバーしているファイルサーバFSを検索することで行わる。
【0090】
カバーしているファイルサーバFSが一つの場合には、そのファイルサーバFSを配送先のファイルサーバFSとして選定し、二つ以上の場合には、何らかの判断基準を用いて、−例えば、配送候補である複数のファイルサーバFSの内から任意に一つをランダムに選定するなどして−、一つのファイルサーバFSに選定する。
【0091】
ST2−7として、現にST2−4で特定されたユーザの個人データファイルを格納しているファイルサーバFSに対して、そのユーザの個人データファイルをST2−6で選定したファイルサーバFSに転送するような配送命令を送信する。そのパラメータはユーザID及び配送先ファイルサーバアクセス情報である。
【0092】
ST2−8として、その配送命令の送信先であるファイルサーバFSからの配送先ファイルサーバ情報(配送先のファイルサーバFSのIPアドレスなど)と共に当該配送命令にしたがって個人データファイルの転送完了の通知を受信する。
ST2−9として、ファイルサーバデータベースDCCdから配送先のファイルサーバ名を取得し、ユーザ管理データベースDCCeの現ファイル格納ファイルサーバ名を更新する。
【0093】
ST2−10として、接続待ち状態を抜けた接続が、ファイルサーバFSからのファイル保持情報通知(個人データファイルをアップロードされたときの通知)か否かをコマンド名から判断する。接続してきたコマンドがファイル保持情報通知の場合にはST2−11へ、その他のコマンドの場合にはST2−12へ移行する。
【0094】
ST2−11として、ファイルサーバFSからのファイル保持情報通知により受信したユーザID及びファイルサーバ名に加えて、ユーザ管理データベースDCCeのユーザIDフィールドを参照して、対応レコードの現ファイル格納ファイルサーバ名を通知されたファイルサーバ名に更新する。
ST2−12として、「エラーメッセージ送信」などの、接続要求してきた手段に対してエラーメッセージを送信する。
【0095】
[ファイルサーバFSに格納されるプログラム]
本発明の一実施形態である個人データ配送プログラムの内のファイルサーバFS担当分を格納したファイルサーバFSは、該プログラムを実行により、以下のST4−1乃至ST4−21を行う。
ST4−1として、ファイルサーバFSは、ユーザ使用のPCなどからの接続、データ管理センタDCCからの接続、他のファイルサーバFSからの接続及びダウンロード端末DTからの接続の待ち状態である。
【0096】
ST4−2乃至ST4−5として、「アップロード要求」か、「個人データファイル配送命令」か、他のファイルサーバからの「個人データ配送要求」か、「個人データファイルダウンロード要求」か又はそれ以外であるかをコマンド名をもって判断し、それぞれST4−6、ST4−11、ST4−16、ST4−18、ST4−22へ移行する。
【0097】
ST4−6として、ユーザからユーザID及びパスワードを受信する。
ST4−7として、ユーザ認証を行い、サービス加入済みのユーザであることを判断し、肯定の判断の場合にはST4−8へ、否定(ユーザ認証結果により不正なユーザ、ここではサービス未加入のユーザとの判断)の場合にはST4−10へ移行する。
【0098】
ここで、ユーザ認証の判断は、データ管理センタDCCへ問い合わせ、データ管理センタDCCがユーザ管理データベースDDCeのユーザIDフィールドとパスワードフィールドを参照して、ユーザ認証結果をファイルサーバFSに返信することで行われる。尚、ファイルサーバFS自身がユーザ管理データベースをもち、認証を行う様に構成することもできる。
【0099】
ST4−8として、個人データファイルを受信する。
ST4−9として、ファイルサーバFSはデータ管理センタDCCに、個人データファイル保持情報通知、即ち、アップロードを受信したユーザID及び本ファイルサーバ名をデータ管理センタDCCに通知する。
ST4−10として、ユーザ認証エラーをユーザ使用のPC等に返送する。
【0100】
ST4−11として、ST3−3で受信した個人データファイル配送のパラメータであるユーザID及び転送先ファイルサーバ情報を受信する。
ST4−12として、ST4−11で受信したユーザIDをもとに転送する個人データファイルを検索する。ここで、ファイルサーバFSは、ユーザIDと個人データファイルとを対応付けて格納しており、例えば、ユーザIDとファイルシステムにおけるディレクトリを対応付けた表などを保持することにより実現できる。
【0101】
ST4−13として、ST4−3で受信した配送先ファイルサーバ情報が示すところの他のファイルサーバFSに対して、ST4−12で検索した個人データファイルの配送を開始する。
ST4−14として、ST4−13で配送された個人データファイルの送信が完了したことを検出する。
【0102】
ST4−15として、個人データファイルの送信が完了したことを、配送先ファイルサーバアクセス情報をパラメータとして、データ管理センタDCCに通知する。
ST4−16として、ST4−4のファイル配送要求を受け付ける。
ST4−17として、他のファイルサーバFSから配送される個人データファイルを受信し、ユーザIDと対応付けて個人データファイルを格納する。
【0103】
ST4−18として、ST4−5で個人データファイルのダウンロード要求をしたダウンロード端末DTから送信されてきたコマンドのパラメータであるユーザID及びパスワードを受信する。
ST4−19として、ST4−18で受信したユーザID及びパスワードをもとにユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合にはST4−20へ、不成功の場合にはST4−21へ移行する。
【0104】
尚、このユーザ認証は、データ管理センタDCCのユーザデータベースを参照して認証する様に構成してもよいし、個々のファイルサーバFSがデータ管理センタDCCのユーザデータベースをマスターとするユーザデータベースをもって認証を行ってもよい。
【0105】
ST4−20として、ダウンロード端末DTからの個人データファイルのダウンロード要求を受け付け、個人データファイルがダウンロード端末DTによりダウンロードされる。
ST4−21として、ダウンロード端末DTに対して、認証失敗を意味するエラーメッセージを送信する。
ST4−22として、「エラーメッセージ送信」を示す様に、接続要求してきた端末にエラーメッセージを送信する。
【0106】
以上説明した、プログラム例及び記録媒体例については、前述のステップ1乃至6を実行できる様に、適宜臨機応変に変更できるものである。例えば、ダウンロード端末DTの代わりに図1のシステムに図示していないところの、ファイルサーバFSアクセス可能とする端末でダウンロードをする様にしてもよい。
【0107】
(実施例1)
以下、システム例、方法例、プログラム例及び記録媒体例にて説明した基本例を前提原理として応用した本発明の一実施形態を説明する。
基本例においては、ユーザの位置情報のみで個人データファイルの配送を行っていたものの、この配送が行われてもユーザがその配送された個人データファイルを使用するとは限らないことから、データ管理センタDCC、ファイルサーバFS及び各種のネットワークの資源を浪費することになる。
【0112】
このことから、実施例1として、データ管理センタDCCにおいて、ファイルサーバFSにファイル配送要求を出す為の判断基準を位置情報についての時刻Tと時刻T+1との差分を算出し、ある一定値を超えていた場合に限り、即ち、ユーザがある一定の速度以下で移動している場合に限り、個人データファイル転送要求を行う形態が考えられる。
【0113】
これにより、ユーザが自動車に乗車、各種交通機関を利用している場合には、ダウンロード端末DTから個人データファイルを使用することの蓋然性が少ないことから、無駄なファイル転送処理をなくすことが可能となる。
【0114】
その手段としては、データ管理センタDCCのファイル配送判断に、かかる基準を設けることで実現できる。以下、具体的な一例として、ユーザ管理データベースDCCの構成及び配送判断基準を示すフローチャートを示して説明する。
図9、10には、実施例1におけるそのユーザ管理データベースの構成、配送判断基準を示すフローチャートである。
【0115】
図9に示す様に、ユーザ管理データベースDCCeは、ユーザID、パスワード、現ファイル格納ファイルサーバ名、位置情報端末ID及びT時の位置情報(但し、Tは任意の時刻である。)を保持するフィールドを含んでいる。
図10に示す配送判断基準を示すフローチャートは、図6のST2−5の「個人ユーザファイル転送?」の詳細となる。
【0116】
同図において、ST5−1乃至ST5−4については、図7におけるST3−1乃至ST3−4と同一であるので、この説明はカットする。
ST5−5として、ST5−3にてユーザがカバーエリア外の場合、ユーザ管理データベースの「T時の位置情報」フィールドに格納されている位置情報とST5−3で取得した位置情報とから、時刻Tから現時刻の間に移動した距離を計算する。
【0117】
その計算した移動距離に時刻Tから現時刻までの時間で割ることにより、ユーザの時刻Tから現時刻までに平均移動速度を算出し、その算出した平均移動速度が一定値S(任意に指定可)以上か否かを判断し、一定値S以上ではST5−6へ、一定値S未満ではST5−7へ移行する。
ST5−6として、個人データファイル配送不要と判断する。
ST5−7乃至ST5−9は、図7におけるST3−5乃至ST3−7と同一であるので、説明をカットする。
【0118】
以上説明したデータ管理センタDCCの判断基準に関するフローチャート以外の動作などは、前述の基本例に準じるので、同様な説明については省略する。
【0119】
(実施例2)
前述の基本例においては、個人データファイルが配送されても、ユーザの現在の位置情報のみでファイル転送が行われていたので、個人データファイルが転送さえてもユーザが個人データファイルを利用するとは限らないことから、データ管理センタDCC、ファイルサーバFS及びネットワークの資源の無駄使いとなる。
【0120】
この点、実施例1によりその無駄使いを減少させることはできても、完全にその問題を解決することはできないことから、変更例3では、一度ダウンロード端末DTを用いて個人データファイルのダウンロードを行ったファイルサーバFSから、データ管理センタDCCに対してユーザの使用状況を登録する様にし、そして、ユーザのファイルサーバFSへの使用履歴をデータ管理センタDCCで管理する構成とする。
【0121】
しかも、データ管理センタDCCが、ユーザの位置情報だけでなく、過去の使用状況をも加味し、個人データファイル転送命令を与える判断基準を持つようすることにより、ユーザの現在位置をカバーしているファイルサーバFSが重複している場合にも、ユーザが過去にダウンロードを行ったファイルサーバFSはよりダウンロードが行われやすいとする傾向又は習性がある。
【0122】
その様な考えの下において、ユーザのファイルサーバFSの使用履歴から使用頻度の多いファイルサーバFSを配送先として選択し、よりユーザが使用するであろうファイルサーバFSへの個人データファイルの配送を可能な限り実現するものである。
【0123】
これは、データ管理センタDCCのファイル配送先判断において(図6のST2−6における処理に相当)、かような判断基準を設けることにより、実現できる。図11、12は、実施例2におけるユーザ管理データベースの構成、配送判断を示すフローチャートである。
【0124】
図11の様に、ユーザ管理データベースDCCeは、ユーザID、パスワード、現ファイル格納ファイルサーバ名、位置情報端末ID及びユーザが何れのファイルサーバから個人データファイルを使用したかを示すファイルサーバ使用履歴を保持するフィールドを含む。
【0125】
実施例2では、ユーザ毎のファイルサーバ使用履歴は、ダウンロード端末DTが狭帯域・広域ネットワークLaを介して、自ダウンロード端末DTを収容している広帯域ネットワークL以外のファイルサーバFSから個人データファイルをダウンロードした際に、ファイルサーバFSがアクセスしてきたダウンロード端末DTに関する情報をデータ管理センタDCCに通知することにより更新するように構成する。
【0126】
図12に示す配送判断基準を示すフローチャートは、図6のST2−6の「個人データファイル配送先選択」の詳細である。
図12の様に、ST6−1として、ST2−2で受信したユーザの位置情報をもとに、ファイルサーバ管理データベースDCCdのカバーエリアフィールドを参照して、ユーザの現在位置がカバーエリア内であるファイルサーバFSを全て検索する。
【0127】
ST6−2として、ST6−1で取得したファイルサーバ数が1以下であるか否かを判定し、1以下であればST6−3へ、1を超えると(即ち、ユーザの現在位置をカバーしているファイルサーバFSが二つ以上で重複している場合には)ST6−4へ移行する。
ST6−3として、そのファイルサーバFSを個人データファイルの配送先のファイルサーバFSとして決定する。
【0128】
ST6−4として、ST2−4で特定されたユーザ名をもとに、重複しているファイルサーバFSの何れのファイルサーバFSについて使用履歴が多いかをユーザ管理データベースDCCeの使用履歴フィールドを参照することにより選定し、そのファイルサーバFSを個人データファイルの配送先のファイルサーバFSとする。この際、使用履歴が全く同じである場合には、ランダムに決定してもよい。
【0129】
以上説明したデータ管理センタDCCの配送判断基準についてのフローチャート以外に関する動作などは、前述の基本例に準じるので、同様な説明については省略する。
【0130】
かように本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲において、適宜変更して実施可能であり、更に例を挙げると、前述の基本例乃至実施例2においては、個人データファイルの転送先は、一つのファイルサーバを選定するとして説明しているものの、必ずしも選定されるファイルサーバは一つでなければならない論理必然性はなく、複数のファイルサーバに対して、転送を行う様に構成することも可能である。
【0131】
これにより、複数のファイルサーバへの転送を行うことにより不意にユーザが個人データファイルを使用したいときにダウンロード端末を用いて、ファイルサーバへアクセスした際に個人データファイルが既に格納されている可能性が高まる。
【0132】
例えば前述の基本例においてファイルサーバの配送先の選定にて、カバーエリアの重複より、配送先のファイルサーバの候補が複数ある場合に、その複数全てのファイルサーバに個人データファイルを転送してもよい。個人データファイルの転送先ファイルサーバが複数である場合には、データ管理センタのユーザ管理データベースの現ファイル格納ファイルサーバ名フィールドには、当然複数のファイルサーバ名が格納されることになる。
【0133】
即ち、複数のファイルサーバに対して同一の個人データファイルが保持されることになるものの、その際には位置情報端末から位置情報を受信するデータ管理センタは、ユーザ管理データベースの現ファイル格納ファイルサーバ名フィールドとファイルサーバデータベースのカバーエリアフィールドを参照して、ユーザの位置がカバーエリアから一定以上はなれたことを検知したら、該当のファイルサーバに対して個人データファイルの削除命令を出すように構成することで、ファイルサーバのディスク容量に関して資源有効利用が可能になる。
【0134】
また、前述の基本例及び各実施例においてファイルサーバは、カバーエリアという担当範囲を持っているが、カバーエリアが極小である場合、即ち、カバーエリアがファイルサーバの設置位置のみという場合も当然考え得る。
【0135】
かかる場合には、位置情報端末からの送信される位置情報とファイルサーバの設定位置情報からファイルサーバとユーザとの距離を求め、個人データファイルの次の配信先ファイルサーバを決めることになるが、単純に最短の距離に設置してあるファイルサーバに配送するのではなく、現在の個人データファイルを格納しているファイルサーバとの距離とを比較して一定以上距離が短縮されるファイルサーバ中で、最短な距離のファイルサーバに配送することによって、無駄なファイルサーバ配送を防ぐことが可能となる。
【0136】
また、実施例2で説明した使用履歴との優先なども勘案して、例えば、使用履歴の多いファイルサーバに関しては、ユーザとの距離を短くみなし、配送先ファイルサーバを決定することが望ましい。
単純に最短の距離に設定してあるファイルサーバに配送しないのは、ファイルの配送をコロコロと発生する事態を防ぐ目的による。
【0137】
カバーエリアに基づいて配送先を決める場合には、カバーエリアが重複するように設定することによりファイルの配送をコロコロと発生する事態を防げる。そして、この場合には、ユーザがカバーエリアから一定距離以上離れた場合にはその個人データファイルを削除することにより、個人データファイルの削除及び蓄積をコロコロ発生する事態を防ぐのに資する。
【0138】
【発明の効果】
本発明によれば、位置情報検出可能な位置情報端末をユーザが持ち運ぶことにより、ユーザは広帯域のネットワーク上に位置するファイルサーバに個人データファイルを格納しておき、何ら事前操作を可能な限り必要とせずに、個人データファイルを使用したいときに瞬時にできるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提原理を説明する説明図であり、また、本発明一実施形態である個人データ配送システムのシステム構成図でもある。
【図2】 図1のユーザ管理データベースの構成についての一例である。
【図3】 図1のファイルサーバデータベースの構成についての一例である。
【図4】 図1の個人データ配送システムでのカバーエリアを説明する説明図である。
【図5】 図1における個人データ配送システムのメッセージシーケンス図である。
【図6】 図1のデータ管理センタに格納される個人データ配送プログラムのフローチャートである。
【図7】 図6のフローチャートにおけるST2−5の詳細フローチャートである。
【図8】 図1のファイルサーバに格納される個人データ配送プログラムのフローチャートである。
【図9】 本願発明における実施例1のユーザ管理データベースの構成である。
【図10】 本願発明における実施例1のフローチャートである。
【図11】 本願発明における実施例2のユーザ管理データベースの構成である。
【図12】 図6のST2−6の詳細フローチャートである。
【符号の説明】
DT…ダウンロード端末
DCC…データ管理センタ
DCCa…第一通信部
DCCb…第二通信部
DCCc…位置取得部
DCCd…ファイルサーバデータベース
DCCe…ユーザ管理データベース
DCCf…配送先選択部
FS、FS−1、FS−N…ファイルサーバ
FSa…個人データファイル格納部
FSb…第一通信部
FSc…第二通信部
FSd…制御部
La…狭帯域・広域ネットワーク
Lb…ネットワーク
L1、L2、L3、LN…広帯域ネットワーク
PT…位置情報端末
PTa…位置検出部
PTb…通信部

Claims (4)

  1. 各ユーザの個人データファイルをファイルサーバにアップロードしておき、
    定期的に各ユーザ携帯の位置情報端末から自動的に自らの位置情報を、前記個人データファイルの配送に関する指示及び制御を行うデータ管理センタに取得させ、
    当該データ管理センタにより、各位置情報端末からの取得した位置情報に基づき、ユーザの個人データファイルの転送の要否を判断しつつ、前記ユーザの平均移動速度を算出し、当該算出した平均移動速度がある一定の速度以下で移動している場合に限り、前記ファイルサーバに対し、前記ユーザの個人データファイル転送要求を行うと共に、
    当該個人データファイルの転送を行う場合には、前記ユーザの現在位置がそれぞれカバーエリア内である当該複数のファイルサーバ中から、現に当該個人データファイルを保有するファイルサーバとの距離が最短にあるファイルサーバを転送先として選定し、当該個人データファイルを保有するファイルサーバから当該選定された転送先のファイルサーバに対して転送する様に当該ファイルサーバに配送命令を発して、各ユーザによる自己の個人データファイルの使用を瞬時に可能ならしめる、
    ことを特徴とする個人データ配送方法。
  2. ユーザが携帯する位置情報端末からの位置情報を受動的に取得し、当該ユーザの個人データファイルの配送の要否の判断及び配送の指示、制御を行うデータ管理センタと、
    当該データ管理センタにネットワークにより接続され、前記個人データファイルを格納する個人データファイル格納部を有し、前記配送の指示に基づき転送及び受信を行う複数のファイルサーバと、
    当該複数のファイルサーバの内の各それぞれに別のネットワークにより接続され、ユーザ個人の個人データファイルのアップロードを可能にし、また当該ファイルサーバにおける個人データファイル格納部から自己の個人データファイルをダウンロードして使用可能ならしめる複数のダウンロード端末とによりシステム構築され、
    前記データ管理センタは、各ユーザ毎の移動に追従し、前記ユーザの位置情報から当該ユーザの平均移動速度を算出し、当該算出した平均移動速度がある一定の速度以下で移動している場合を条件として、前記複数のファイルサーバの内、当該ユーザの現在位置がそれぞれカバーエリア内に該当する複数のファイルサーバの中から、現に当該個人データファイルを保有するファイルサーバとの距離が最短に位置するファイルサーバを転送先ファイルサーバとして選定し、当該選定されたファイルサーバの個人データファイル格納部に該当ユーザの個人データファイルを転送させる、
    ことを特徴とする個人データ配送システム。
  3. 個人データ配送システムにおけるデータ管理センタにおいて用いられるプログラムであって、
    ファイルサーバ又は位置情報端末からの接続待ちの状態で何れかの接続の後、前記位置情報端末からの位置情報通知コマンドか、ファイルサーバからのファイル保持情報通知コマンドかを認識し、
    位置情報通知コマンドの場合には、その位置情報端末ID及び位置情報を取得した後、ユーザの特定を行うとともに、ユーザの平均速度を算出し、その算出した値が所定の一定置未満であることを、またユーザの位置情報に応じて、個人データファイルを現在格納しているファイルサーバから他のファイルサーバへの転送の要否を判断し、転送要と判断した場合に限り、自己の保有するファイルサーバデータベースのカバーエリアフィールドを参照しながら前記複数の個人データファイルを保有していないファイルサーバ内で当該現在個人データファイルを格納しているファイルサーバから最短の距離に位置するファイルサーバを個人データファイルの転送先として選定し、当該現在格納しているファイルサーバに対して、当該選定された転送先のファイルサーバへ当該個人データファイルを転送する様に個人データファイル配送命令を送信し、当該送信を受けたファイルサーバから転送完了通知を受信すると、自己のユーザ管理データベースを更新する一方で、
    ファイル保持情報通知コマンドの場合には、ファイルサーバからのファイル保持情報通知により受信したユーザID及びファイルサーバ名をもとに自己のユーザ管理データベースを更新する、
    ことを特徴とする個人データ配送プログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムを実録した、
    ことを特徴とする個人データ配送プログラムを記録した記録媒体。
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