JPH1021174A - データ転送システム - Google Patents

データ転送システム

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JPH1021174A
JPH1021174A JP8170915A JP17091596A JPH1021174A JP H1021174 A JPH1021174 A JP H1021174A JP 8170915 A JP8170915 A JP 8170915A JP 17091596 A JP17091596 A JP 17091596A JP H1021174 A JPH1021174 A JP H1021174A
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JP
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data
server
client
cache server
transfer system
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JP8170915A
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Inventor
Kensaku Yamamoto
研策 山本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LAN上のクライアントからWANに接続さ
れたデータサーバに格納されたデータを要求、転送する
際の通信時間の増加を抑制し、データサーバの管理業務
の簡素化を可能とするデータ転送システムを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 クライアント1とキャッシュサーバ20
を高速通信回線3により接続したLANが低速通信回線
4を介してデータサーバ5を備えたセンター30にさ
れ、全体としてWANを構成している。クライアントか
らデータサーバへのデータ要求に対し、まずキャッシュ
サーバへのデータ要求を行ない、キャッシュサーバ内に
該当するデータが存在する場合、クライアントに該当デ
ータを高速で転送し、キャッシュサーバ内に該当するデ
ータが存在しない場合、データサーバに対してデータ要
求を行い、データサーバ内の該当するデータをキャッシ
ュサーバを介してクライアントに転送するとともに、キ
ャッシュサーバに格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送システ
ムに関し、特に狭域ネットワークの通信端末から広域ネ
ットワークを介して接続されたデータサーバへデータ要
求し、所望の情報を広域および狭域ネットワークを介し
て通信端末へ転送するデータ転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の狭域ネットワーク(Local
Area Network:LANと略記する)を接続する広域ネッ
トワーク(Wide Area Network:WANと略記する)に
は、各LANに共通のデータやファイル等が格納された
データサーバやファイルサーバ等が接続されている。各
LAN内のクライアント(通信端末)からWANのデー
タサーバ等へのアクセス(データ要求)は、LANおよ
びWANの回線を介して行なわれ、データサーバ内の所
望のデータはWANおよびLANの回線を介してクライ
アントに転送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、LAN内の接
続に高速のデータ転送速度を持つ通信回線を使用してい
るのに対して、LAN間を接続するWANの通信回線は
データ転送速度が低速の電話回線や専用回線であるた
め、イメージデータ等のデータサイズの大きいデータを
WANを介してデータサーバからクライアントへデータ
転送する場合、通信時間およびコストが増大する問題が
あった。特に、CD−ROM等から所定のデータサーバ
にイメージデータとして登録される技術情報や特許公報
等へのアクセスの場合、膨大な通信時間を費やすととも
に、データサーバが長時間占有される問題があった。そ
のため、比較的小規模の事業所内でのLAN毎にデータ
サーバを設置すれば、データ転送速度は改善され、通信
時間やコストを低く抑えることができるが、データサー
バに新規のデータベースを構築する際や既存のデータベ
ースの更新の際には、データの登録を各データサーバご
とに行う必要があり、サーバの管理業務が極めて繁雑に
なる問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、高速通信回線で
構築されたLANに補助的なデータ保持サーバ(以下、
キャッシュサーバと記す)を設置し、データサーバのデ
ータの一部を格納することにより、上記問題点を解決
し、クライアントからデータサーバへのアクセスに対
し、まずキャッシュサーバへのデータ要求を行ない、キ
ャッシュサーバ内に該当するデータが存在する場合に
は、該当データを高速でクライアントに転送し、またキ
ャッシュサーバ内に該当するデータがない場合には、デ
ータサーバに対してデータ要求を実行して、データサー
バ内の該当するデータをキャッシュサーバを介してクラ
イアントに転送するとともに、キャッシュサーバ内に格
納することができるデータ転送システムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、狭域ネットワークの通信
端末から広域ネットワークを介して接続されたデータサ
ーバへのデータ要求に対し、該データサーバに格納され
た所望の情報を前記広域ネットワークおよび前記狭域ネ
ットワークを介して前記通信端末へ転送するデータ転送
システムにおいて、前記狭域ネットワークに、前記広域
ネットワークに接続された前記データサーバの一部情報
を格納するデータ保持サーバを備え、前記通信端末から
前記データサーバへのデータ要求に先立って、前記デー
タ保持サーバへのデータ要求を行ない、所望の情報の存
否に応じて、前記データサーバへのデータ要求を行なう
とともに、前記データサーバから転送される所望の情報
を前記データ保持サーバに格納することを特徴としてい
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のデータ転送システムにおいて、前記通信端末からデ
ータ要求された前記データサーバ内の所望の情報を前記
データ保持サーバへ格納する際に、前記データ保持サー
バの記憶容量と該所望の情報のサイズとの比較に基づい
て前記データ保持サーバに保持された情報の一部を削除
することを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載のデータ転送システムにおいて、前記データサーバ
内の所望の情報を前記データ保持サーバへ格納する際に
削除される前記データ保持サーバ内の情報が、該情報へ
の参照時刻に基づいて決定されることを特徴としてい
る。そして、請求項4記載の発明は、請求項2または3
のいずれかに記載のデータ転送システムにおいて、前記
データサーバ内の所望の情報を前記データ保持サーバへ
格納する際に削除される前記データ保持サーバ内の情報
が、前記通信端末から該情報への参照回数に基づいて決
定されることを特徴としている。
【0008】このような本発明によれば、請求項1記載
の発明では、各LANにキャッシュサーバを設置するこ
とにより、クライアントからデータサーバへのデータ要
求に対し、まずキャッシュサーバへのデータ要求を行な
い、キャッシュサーバ内に該当するデータが存在する場
合、クライアントに該当データを高速で転送することが
できる。またキャッシュサーバ内に該当するデータが存
在しない場合、キャッシュサーバがWANに接続された
データサーバに対してデータ要求を行い、データサーバ
内の該当するデータをキャッシュサーバを介してクライ
アントに転送するとともに、キャッシュサーバに格納す
ることにより、次回以降同一のデータ要求に対し、キャ
ッシュサーバから高速でクライアントに所望のデータを
転送することができる。
【0009】また、請求項2記載の発明では、請求項1
のデータ転送システムにおいて、キャッシュサーバ内に
クライアントが要求するデータが存在せず、WANに接
続されたデータサーバから該当するデータをキャッシュ
サーバに格納する際、キャッシュサーバの記憶容量の残
量(空き容量)と格納するデータのサイズとを比較し
て、残量が少ない場合にはキャッシュサーバに記憶され
たデータの一部を削除した後、該当するデータを格納す
ることができるため、キャッシュサーバの記憶容量を監
視しながら、次回以降のデータ要求に対しキャッシュサ
ーバから高速に転送を行なうことができる。
【0010】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
2のデータ転送システムにおいて、キャッシュサーバの
記憶容量の残量と格納するデータのサイズとの比較によ
り、キャッシュサーバに格納されたデータの一部を削除
する際、アクセス履歴(時刻)の古いデータから削除さ
れるため、最近あるいは現在の業務で必要とされている
データをキャッシュサーバに格納することができ、クラ
イアントからのデータ要求に対して高速にデータ転送を
行なうことができる。
【0011】そして、請求項4記載の発明では、請求項
2または3のデータ通信システムにおいて、キャッシュ
サーバの記憶容量の残量と格納するデータのサイズとの
比較により、キャッシュサーバに格納されたデータの一
部を削除する際、アクセス回数の少ないデータから削除
されるため、アクセス回数が多く、必要度が高いデータ
をキャッシュサーバに保持することができ、クライアン
トからのデータ要求に対して高速にデータ転送を行なう
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は、請求項1から4のいずれかに記載のデ
ータ転送システムの構成を示す概略図である。図1にお
いて、1a、1b・・・はクライアント、20はキャッ
シュサーバ、10aは少なくともクライアント1a、1
b・・・とキャッシュサーバ20を高速通信回線3aを
介して接続したLANが構築された事業所であって、ク
ライアント1a、1b・・・は、各々個別にキャッシュ
サーバ20にデータ要求することができる。このような
事業所10a、10b・・・毎に構築されたLANは電
話回線等の低速通信回線4を介して相互に接続され、W
AN100を構成している。WAN100には全ての事
業所10a、10b・・・のLANに接続されたクライ
アントが共通に使用できるデータサーバ5を備えたセン
ター30が設置されており、データサーバ5はセンター
30において一括して管理、運用が行われる。
【0013】次に、本発明の特徴であるキャッシュサー
バ20の構成について図2にブロック図を示す。キャッ
シュサーバ20は、クライアント1からのデータ要求を
受け付けるとともに、クライアント1に該当するデータ
を転送する入出力機能を有するクライアントインターフ
ェイス(クライアントI/F)部21、データサーバ5
にデータ要求を送るとともに、データサーバ5から転送
されるデータを受ける入出力機能を有するサーバインタ
ーフェイス(サーバI/F)部22、クライアント1か
らのデータ要求の際に受け取る識別信号(ID)等にし
たがって、要求されたデータが格納されたデータ内に存
在するか否かを調べるとともに、データサーバ5から転
送されたデータの格納位置を求めるデータ管理部23、
データ管理部23からの指示にしたがってデータサーバ
5から転送されたデータをデータファイル群25の所定
の位置に格納するとともに、データファイル群25の記
憶容量の残量および格納されるデータのサイズに応じて
既存のデータを削除するデータ格納部24、クライアン
ト1からキャッシュサーバ20に格納された各データへ
のアクセス(参照)時刻あるいはアクセス(参照)回数
等の参照情報を参照情報管理ファイル27に格納し、デ
ータサーバ5からのデータを格納する際、データファイ
ル群25の記憶容量の残量および格納されるデータのサ
イズに応じて、データファイル群25に格納されたデー
タから参照時刻の古い、あるいは参照回数の少ないデー
タを判別し、その判別結果をデータ格納部24に通知す
るデータ参照情報管理部26とを有して構成される。
【0014】次に、図1および図2に示したキャッシュ
サーバ20を有する請求項1記載のデータ転送システム
のデータ転送処理について図3に模式図を示して説明す
る。図3に示すように、各事業所毎に構築されたLAN
にはクライアント1とキャッシュサーバ20が高速通信
回線に3より接続され、各LANは低速通信回線4を介
してセンターのデータサーバ5に接続されている。ま
ず、処理パターン1として、キャッシュサーバ20にク
ライアント1が要求するデータが存在する場合について
説明すると、クライアント1からのデータ要求は事業
所内の高速通信回線3を介してキャッシュサーバ20に
伝達され、キャッシュサーバ20内でデータ要求チェ
ックが行なわれ、格納されたデータから該当するデータ
が取り出されて、高速通信回線3を介してクライアン
ト1にデータ転送される。
【0015】次に、処理パターン2として、キャッシュ
サーバ20にクライアント1が要求するデータが存在し
ない場合について説明する。クライアントからのデー
タ要求は事業所内の高速通信回線3を介してキャッシュ
サーバ20に伝達され、キャッシュサーバ20内でデ
ータ要求チェックが行なわれる。ここではキャッシュサ
ーバに格納されたデータに要求されたデータが存在しな
いため、キャッシュサーバ20は低速通信回線4を介
してセンターのデータサーバ5にデータ要求を行なう。
次いでデータサーバ5内でデータ要求チェックが行な
われ、格納されたデータから該当するデータが取り出さ
れて、低速通信回線4を介してキャッシュサーバ20
に転送される。キャッシュサーバ20は転送されたデ
ータを高速通信回線3を介してクライアント1に転送
し、次いで該当するデータを所定の位置に格納する。
【0016】このようなキャッシュサーバ20のデータ
転送処理におけるデータ要求チェック処理の一実施例に
ついて、図4のフローチャートを参照して説明する。本
実施例では、データ要求を行なうクライアントが接続さ
れたLANとデータサーバとが近傍に位置し、他のLA
Nが近傍にない場合のデータ要求チェック処理を対象と
する。
【0017】キャッシュサーバ20のクライアントI/
F部21は、クライアント1から高速通信回線3を介し
てデータ要求を受けると(S11)、データ管理部23
は、データ要求信号に含まれる識別情報(データの識別
子)からデータの位置を判別し(S12)、データ格納
部24を介してデータファイル群25の該当する位置に
データが存在するか否かをチェックする(S13)。該
当するデータが存在する場合には、データ管理部23
は、データファイル群25から該当するデータを取り出
してクライアントI/F部21から高速通信回線3を介
してクライアント1に転送する(S14)。次いでデー
タ参照情報管理部26は、参照情報管理ファイル27の
該当データの参照情報を更新する(S15)。また、デ
ータファイル群25の該当する位置にデータが存在しな
い場合には、データ管理部23は、サーバI/F部22
から低速通信回線4を介してデータサーバ5にデータ要
求を行なう(S16)。データサーバ5は、該当するデ
ータがデータ記憶部に存在するか否かをチェックし、該
当するデータを取り出して、低速通信回線4を介してキ
ャッシュサーバ20へ転送する。キャッシュサーバ20
は、データサーバ5から受け取ったデータを高速通信回
線3を介してクライアント1へ転送し、次いでデータ格
納部24を介してデータファイル群25へ格納する。
【0018】このようなデータ転送処理によれば、同様
の業務を担当するユーザーが所属する事業所において、
LANに接続された各クライアントからデータ要求が行
なわれると、該当するデータがデータサーバからキャッ
シュサーバに転送、格納されるため、業務内容に関連す
るデータを高速通信回線に接続されたキャッシュサーバ
に格納することができ、以降のデータ要求の際にキャッ
シュサーバに格納されているデータの場合には、クライ
アントに高速でデータ転送することができる。また、各
キャッシュサーバはデータサーバのデータの一部を格納
する構成となっているため、データの新規登録や更新作
業はデータサーバにおいて一括して管理すればよく、管
理運用業務を軽減することができる。
【0019】次に、キャッシュサーバ20におけるデー
タ要求チェック処理の他の実施例について、図5のフロ
ーチャートを参照して説明する。本実施例では、データ
要求を行なうクライアントが接続されたLANとデータ
サーバとが遠隔して位置し、比較的近傍に他のLANが
存在する場合のデータ要求チェック処理を対象とする。
【0020】キャッシュサーバ20は、クライアント1
からデータ要求を受けると(S21)、データの識別子
からデータの位置を判別し(S22)、データファイル
群25の該当する位置にデータが存在するか否かをチェ
ックする(S23)。該当するデータが存在する場合に
は、上述した実施例同様、データファイル群25から該
当するデータを取り出して高速通信回線3を介してクラ
イアント1に転送し(S44)、参照情報管理ファイル
27の該当データの参照情報を更新する(S25)。デ
ータファイル群25の該当する位置にデータが存在しな
い場合には、データ管理部23は、サーバI/F部22
から低速通信回線4を介して近傍のLANに接続された
複数のキャッシュサーバ20′、20″・・・に対して
該当するデータが存在するか否かを問い合わせる(S2
6)。問い合わせを受けた各キャッシュサーバ20′、
20″・・・は自己のデータファイル群に該当するデー
タが存在するか否かをチェックし(S27)、その結果
をキャッシュサーバ20に返す。キャッシュサーバ20
は、問い合わせ結果に基づいて、該当するデータを格納
しているキャッシュサーバのうち最も近傍に位置するキ
ャッシュサーバ(たとえば20″)に対してデータ要求
を行なう(S28)。キャッシュサーバ20″は、デー
タ要求を受け取って自己のデータファイル群から該当す
るデータを取り出し、低速通信回線4を介してキャッシ
ュサーバ20に転送する。キャッシュサーバ20は、転
送されたデータを高速通信回線3を介してクライアント
1へ転送し、次いでデータ格納部24を介して自己のデ
ータファイル群25へ格納する。また近傍のキャッシュ
サーバ20′、20″・・・への問い合わせに対し、い
ずれのキャッシュサーバ20′、20″・・・も該当す
るデータを格納していないことが判明した場合には、キ
ャッシュサーバ20は、低速通信回線4を介してデータ
サーバ5にデータ要求を行ない(S29)、データサー
バ5は、該当するデータを取り出して、キャッシュサー
バ20へ転送する。キャッシュサーバ20は、データサ
ーバ5から受け取ったデータを高速通信回線3を介して
クライアント1へ転送し、次いでデータファイル群25
へ格納する。
【0021】このようなデータ転送処理によれば、ユー
ザーが所属する事業所において、LANに接続されたキ
ャッシュサーバに要求されたデータが存在しない場合、
近傍の複数の事業所(LAN)のキャッシュサーバに対
し、問い合わせを行ない、その結果に応じてデータ要求
するキャッシュサーバあるいはデータサーバを決定する
ため、データの転送に際して経由する低速通信回線を短
くすることができ、クライアントへのデータ転送を最短
時間で行なうことができる。
【0022】次に、請求項1または2記載のキャッシュ
サーバ20のデータ転送処理におけるデータ格納処理の
一実施例について、図6のフローチャートを参照して説
明する。本実施例では、自己のデータファイル群に存在
しないデータを格納するものであるので、格納されるデ
ータはデータサーバから転送されたもの、あるいは他の
キャッシュサーバから転送されたものであってもよい。
【0023】キャッシュサーバ20は、データサーバ5
あるいは他のキャッシュサーバ20′、20″・・・か
ら低速通信回線4およびサーバI/F部22を介してデ
ータを受け取ると(S31)、クライアントI/F部2
1および高速通信回線3を介してクライアント1にデー
タを転送する(S32)。次いでデータ管理部23は、
転送されたデータの識別子からデータの格納位置を判別
し(S33)、データ格納部24に対してデータファイ
ル群25へのデータの格納に際し、充分な空き容量があ
るか否かをチェックするように指示する。データ格納部
24はデータファイル群25の空き容量をチェックし、
データ管理部23は、その結果と格納するデータ容量
(データサイズ)とを比較し、データファイル群への格
納が可能か否かを判断する(S34)。データファイル
群25の空き容量が格納するデータ容量よりも大きい場
合には、データ格納部24を介してデータファイル群2
5の所定の格納位置に転送されたデータを格納する(S
35)。データファイル群25の空き容量が格納するデ
ータ容量よりも小さい場合には、データファイル群25
の空き容量を大きくするために、すでに格納されている
データから削除するデータを決定し(S36)、削除対
象となったデータをデータファイル群25から削除する
(S37)。次いで再びデータファイル群25の空き容
量と格納するデータ容量とを比較する。このようなデー
タ削除処理をデータファイル群25の空き容量が格納さ
れるデータ容量よりも大きくなるまで繰り返す。
【0024】ここで、データファイル群25の空き容量
が少ない場合に削除されるデータの決定方法について説
明する。削除対象となるデータを決定する因子である参
照情報には、各データへの参照時刻、参照回数、あるい
は参照データのタイトル、分類等種々考えられるが、請
求項3に記載した参照時刻、請求項4に記載した参照回
数による方法が、判断や管理が容易なため有効である。
【0025】すなわち、請求項3の発明においては、デ
ータ参照情報管理部26は、各データが参照される度に
参照時刻を更新して参照情報管理ファイル27に格納
し、各データ毎に管理する。そして、データファイル群
25のデータの削除の際に、参照情報管理ファイル27
から最終参照時刻の古いデータを選択し、削除対象とす
る。これは、ユーザーが必要とするデータは参照される
確率が高く、常に最終参照時刻が新しい(若い)ことに
着目したもので、最終参照時刻が古いデータは利用価値
が低いと判断できるため、そのようなデータを削除対象
として決定する。
【0026】また、請求項4の発明においては、データ
参照情報管理部26は、各データが参照される度に参照
回数を更新(増加)して参照情報管理ファイル27に格
納し、各データ毎に管理する。そして、データファイル
群25のデータの削除の際に、参照情報管理ファイル2
7から参照回数の少ないデータを選択し、削除対象とす
る。これは、ユーザーが必要とするデータは参照される
確率が高く、常に参照回数が多いことに着目したもの
で、参照回数の少ないデータは利用価値が低いと判断で
きるため、そのようなデータを削除対象として決定す
る。
【0027】このようなデータ転送処理によれば、参照
時刻の古いデータ、あるいは参照回数の少ないデータを
削除し、最新の参照データ、あるいは参照回数の多い、
すなわち利用頻度の高いデータのみがキャッシュサーバ
に格納されるため、ユーザーの業務内容に関連の深いデ
ータをユーザーが所属する事業所のキャッシュサーバか
ら高速で転送することができる。
【0028】なお、上述した実施例では、データファイ
ル群25のデータの削除を行うか否かの判断をデータフ
ァイル群の空き容量と格納されるデータ容量との比較に
より行なったが、本発明はこの判断方法以外にも、デー
タファイル群25の空き容量を監視し、たとえば前記憶
容量に対する空き容量の比率が5%となったところで上
記参照情報に基づいてデータの削除を行なってもよい
し、ユーザーが空き容量や格納されているデータの利用
状況等からデータの削除をマニュアルで指示して行なっ
てもよい。
【0029】また、上述した各実施例では、キャッシュ
サーバへのデータ要求後、該当するデータが存在しない
場合にはデータサーバあるいは他のキャッシュサーバに
データ要求を行なうが、この際自己のLANに接続され
たキャッシュサーバからのデータ転送に比べ、必然的に
クライアントへのデータ転送に要する時間が長くなるた
め、クライアントを操作するユーザーに対して、 『ただいま近隣のキャッシュサーバを検索中です。』 あるいは、 『ただいまデータサーバにデータ要求中です。』 等の表示を行なうことにより、要求したデータあるいは
関連するデータの利用状況や転送状況等をユーザーが判
断することができる。また、データサーバへのデータ要
求に対し、データサーバのデータ記憶部に該当するデー
タが存在しなかった場合には、 『該当するデータはデータサーバに格納されていませ
ん。』 等の表示を行なってもよい。
【0030】さらに、各実施例中では要求するデータに
ついて特に限定するものではないが、データサーバに対
してデータの読み出し動作のみを行なうものであるの
で、特定のデータを指定するものであってもよいし、検
索式等により抽出されたデータ群を指定するものであっ
てもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ転
送システムによれば、高速通信回線により構築されたL
ANにキャッシュサーバを設置し、クライアントからデ
ータサーバへのアクセスに対し、まずキャッシュサーバ
へのデータ要求を行なうことにより、キャッシュサーバ
内に該当するデータが存在する場合には、該当データを
高速通信回線を介してクライアントに高速転送すること
ができ、またキャッシュサーバ内に該当するデータがな
い場合には、データサーバに対してデータ要求を実行し
て、データサーバ内の該当するデータをキャッシュサー
バを介してクライアントに転送するとともに、キャッシ
ュサーバ内に格納することができる。
【0032】そのため、LANに接続された各クライア
ントからデータ要求が行なわれる度に、ユーザーの業務
内容に関連するデータのみがデータサーバからキャッシ
ュサーバに転送、格納され、以降のデータ要求の際にキ
ャッシュサーバに格納されているデータを、クライアン
トに高速で転送することができる。また、各キャッシュ
サーバはデータサーバのデータの一部を格納する構成と
なっているため、データの新規登録や更新作業はデータ
サーバにおいて一括して管理することができ、管理運用
業務を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ転送システムの構成例を示
す図である。
【図2】本発明に係るデータ転送システムに適用される
キャッシュサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るデータ転送システムにおけるデー
タ転送処理を示す模式図である。
【図4】本発明の請求項1に係るデータ転送システムに
おけるデータ要求チェック処理の一実施例を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の請求項1に係るデータ転送システムに
おけるデータ要求チェック処理の他の実施例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の請求項1から4のいずれかに係るデー
タ転送システムにおけるデータ格納処理の一実施例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a、1b クライアント 3、3a 高速通信回線 4 低速通信回線 5 データサーバ 10a、10b 事業所 20 キャッシュサーバ 21 クライアントI/F部 22 サーバI/F部 23 データ管理部 24 データ格納部 25 データファイル群 26 データ参照情報管理部 27 参照情報管理ファイル 30 センター 100 WAN

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】狭域ネットワークの通信端末から広域ネッ
    トワークを介して接続されたデータサーバへのデータ要
    求に対し、該データサーバに格納された所望の情報を前
    記広域ネットワークおよび前記狭域ネットワークを介し
    て前記通信端末へ転送するデータ転送システムにおい
    て、 前記狭域ネットワークに、前記広域ネットワークに接続
    された前記データサーバの一部情報を格納するデータ保
    持サーバを備え、 前記通信端末から前記データサーバへのデータ要求に先
    立って、前記データ保持サーバへのデータ要求を行な
    い、所望の情報の存否に応じて、前記データサーバへの
    データ要求を行なうとともに、前記データサーバから転
    送される所望の情報を前記データ保持サーバに格納する
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ転送システムにおい
    て、前記通信端末からデータ要求された前記データサー
    バ内の所望の情報を前記データ保持サーバへ格納する際
    に、前記データ保持サーバの記憶容量と該所望の情報の
    サイズとの比較に基づいて前記データ保持サーバに保持
    された情報の一部を削除することを特徴とするデータ転
    送システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデータ転送システムにおい
    て、前記データサーバ内の所望の情報を前記データ保持
    サーバへ格納する際に削除される前記データ保持サーバ
    内の情報が、該情報への参照時刻に基づいて決定される
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  4. 【請求項4】請求項2または3のいずれかに記載のデー
    タ転送システムにおいて、前記データサーバ内の所望の
    情報を前記データ保持サーバへ格納する際に削除される
    前記データ保持サーバ内の情報が、前記通信端末から該
    情報への参照回数に基づいて決定されることを特徴とす
    るデータ転送システム。
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