JPH06290090A - 遠隔ファイルアクセスシステム - Google Patents

遠隔ファイルアクセスシステム

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Publication number
JPH06290090A
JPH06290090A JP5079647A JP7964793A JPH06290090A JP H06290090 A JPH06290090 A JP H06290090A JP 5079647 A JP5079647 A JP 5079647A JP 7964793 A JP7964793 A JP 7964793A JP H06290090 A JPH06290090 A JP H06290090A
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JP
Japan
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data
communication control
data storage
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Application number
JP5079647A
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English (en)
Inventor
Noritake Okada
憲武 岡田
Yasunobu Tanaka
康宣 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔ファイルアクセスシステムにおいて、広
域ネットワークを介在して接続されたディスク装置への
アクセス動作の効率化及び低コスト化を図る。 【構成】 遠隔ファイルアクセスシステムは、遠方に設
置されたファイルサーバ5000とユーザ側の装置とが
広域ネットワーク9500によって接続されている。ユ
ーザ側には、複数の携帯型コンピュータ1000がロー
カルネットワーク7000によって接続され、さらに親
機情報通信制御装置2000を介して広域ネットワーク
9500に接続されている。携帯型コンピュータ100
0に接続された子機情報通信制御装置1030には、第
1次キャッシュ1033が設けられ、親機情報通信制御
装置2000には、大容量の第2次キャッシュ2030
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の情報
通信機器から広域網を介して遠隔地のディスク装置にア
クセスすることができる遠隔ファイルアクセスシステム
において、ディスク装置へのアクセス動作の効率化及び
低コスト化を図ることができる遠隔ファイルアクセスシ
ステムの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワーク(以
下、LANと称する)のような情報通信路に複数のコン
ピュータを接続し、共有のディスク装置(ファイルサー
バ)をアクセスする装置において、ネットワークトラフ
ィックを低減するため、クライアント側にキャッシュ装
置を備えたシステムが提案されてきている。
【0003】例えば、特開平02−253357号公報
に示されるシステムは、ファイルサーバと複数のワーク
ステーションとが情報通信路を介して接続されている。
そして、クラアイント側のワークステーション内に、高
速で小容量のキャッシュメモリが設けられている。この
キャッシュメモリは、ファイルサーバから読み出したデ
ータを順次記憶し、記憶容量が不足すると、使用頻度の
低いデータを消去してデータの更新が行われる。
【0004】ワークステーションからのアクセス動作に
おいて、先ずアクセス対象のデータがキャッシュメモリ
中に格納されているか否かを判定する。格納されていれ
ば、そのデータを読み出し、アクセスを終了する。存在
しなければ、ネットワークを介して遠方のファイルサー
バに対してデータアクセス動作を行う。このように、所
定のデータについては、ファイルサーバへのデータアク
セスをキャッシュメモリへのデータアクセスに代替する
ことにより、遠隔のディスクへのアクセス時間を短縮化
を目指している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成において、ワークステーションに設けられる
キャッシュメモリは、高速アクセスが可能であるが、デ
ィスク装置等に比べて記憶容量が少ない。このために、
アクセスするデータが多種に亘る場合には、キャッシュ
メモリ内に所望のデータが長期間に亘って格納される確
率が低くなり、キャッシュメモリの活用頻度が低下す
る。このことは、当然にファイルサーバへのアクセス動
作の必要性を生じさせ、ネットワークを介したデータ通
信量が増大する。特に、広域網を介して遠隔地のディス
クをアクセスする場合は、広域網の通信速度が低速であ
るため、ネットワークトラフィックの増大により、極端
にファイルサーバI/Oスールプットの低下が起こると
いった問題が生じる。また、広域網のネットワークトラ
フィックの増大に伴って通信料金が増大することも大き
な問題となる。
【0006】したがって、本発明は、上記のような問題
点を解消するためになされたもので、広域網を介在して
接続されたディスク装置へのアクセス動作の効率化及び
低コスト化を図ることが可能な遠隔ファイルアクセスシ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る遠
隔ファイルアクセスシステムは、ユーザに対して遠方に
設置され、種々のデータを格納するデータ格納手段と、
ユーザの操作によりデータ格納手段に格納された所定の
データに対してアクセス動作を行う端末情報機器と、複
数の端末情報機器とデータ格納手段との間に介在し、複
数の端末情報機器とデータ格納手段との間のデータ伝送
動作を制御する親機通信制御手段と、端末情報機器に接
続され、端末情報機器と親機通信制御手段との間のデー
タ伝送動作を制御する子機通信制御手段と、相対的に近
傍に設置された複数の端末情報機器の子機通信制御装置
と親機通信制御手段との間のデータの通信路を構成する
ローカルネットワークと、相対的に遠方に設置されたデ
ータ格納手段と親機通信制御手段との間のデータの通信
路を構成する広域ネットワークと、子機通信制御手段に
設けられ、この子機通信制御手段に接続された端末情報
機器がデータ格納手段から取り出したデータを記憶する
第1次キャッシュ手段と、親機通信制御手段に設けら
れ、親機通信制御手段を介して端末情報機器がデータ格
納手段から取り出したデータを記憶する第2次キャッシ
ュ手段とを備えている。
【0008】請求項2の発明に係る遠隔ファイルアクセ
スシステムにおいて、第1次キャッシュ手段は、データ
格納手段から取り出されたデータを格納する第1次デー
タ格納部を有し、第2次キャッシュ手段は、データ格納
手段から取り出したデータを格納するための、第1次デ
ータ格納部のデータ格納容量よりも大きいデータ格納容
量を有する第2次データ格納部を有する。
【0009】請求項3の発明に係る遠隔ファイルアクセ
スシステムは、ユーザに対して遠方に設置され、種々の
データを格納するデータ格納手段と、ユーザの操作によ
りデータ格納手段に格納された所定のデータに対してア
クセス動作を行う端末情報機器と、複数の端末情報機器
とデータ格納手段との間に介在し、複数の端末情報機器
とデータ格納手段との間のデータ伝送動作を制御する親
機通信制御手段と、端末情報機器に接続され、端末情報
機器と親機通信制御手段との間のデータ伝送動作を制御
する子機通信制御手段と、相対的に近傍に設置された複
数の端末情報機器と親機通信制御手段との間のデータの
通信路を構成する第1ローカルネットワークと、複数の
親機通信制御手段を接続する第2ローカルネットワーク
と、相対的に遠方に設置されたデータ格納手段と第2ロ
ーカルネットワークとの間を接続し、データ格納手段と
親機通信制御手段との間のデータの通信路を構成する広
域ネットワークと、広域ネットワークと第2ローカルネ
ットワークとの間を接続するネットワーク接続手段と、
子機通信制御手段に設けられ、この子機通信制御手段に
接続された端末情報機器がデータ格納手段から取り出し
たデータを記憶する第1次キャッシュ手段と、親機通信
制御手段に設けられ、親機通信制御手段を介して端末情
報機器がデータ格納手段から取り出したデータを記憶す
る第2次キャッシュ手段と、データ格納手段から取り出
されたデータが格納された第2次キャッシュ手段を識別
するための識別情報と、これらの第2次キャッシュ手段
への通信コスト情報を格納し、端末情報機器からのデー
タアクセス要求に応じて所定の通信コストの第2次キャ
ッシュ手段を選択するキャッシュデータ管理手段とを備
えている。
【0010】
【作用】請求項1及び請求項2の発明に係る遠隔ファイ
ルアクセスシステムにおいて、子機通信制御手段に設け
られた第1次キャッシュ手段は、この子機通信制御装置
が管理する端末情報機器からアクセスされたデータを記
憶する。また、親機通信制御手段に設けられた第2次キ
ャッシュ手段は、親機通信制御手段が管理する全ての端
末制御装置からアクセスされたデータを記憶する。従っ
て、端末情報機器単位でアクセス頻度の高いデータは第
1次キャッシュ手段に格納され、また、ローカルネット
ワークで接続された端末情報機器を使用するユーザ単位
で使用するデータは第2次キャッシュ手段に格納され
る。このため、新規にアクセスするデータを除いて、所
定のデータを第1次キャッシュ手段あるいは第2次キャ
ッシュ手段からデータを検索できる確率が向上する。
【0011】また、請求項3の発明に係る遠隔ファイル
アクセスシステムにおいて、キャッシュデータ管理手段
は、データ格納手段中のデータがどこの親機通信制御手
段の第2次キャッシュ手段に格納されているかの情報を
記憶している。さらに、各端末情報機器からデータがキ
ャッシュされた親機通信制御手段への通信コストあるい
はデータ格納手段への通信コスト情報を格納している。
そして、ある端末情報機器から所定のデータへのアクセ
ス要求を受け取ると、最も通信コストの安い第2次キャ
ッシュ手段を選択し、その情報を提供する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて詳
細に説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例における遠
隔ファイルアクセスシステムの構成を示すブロック図で
ある。図1を参照して、この遠隔ファイルアクセスシス
テムは、ローカルネットワーク7000によって接続さ
れた複数の携帯型コンピュータ1000、1100・・
が親機情報通信制御装置2000及び広域ネットワーク
(広域網)9500を介在して遠方に設置されたディス
ク装置(以下ではファイルサーバと称する)5000に
接続されている。
【0013】クラアイントが使用する携帯型コンピュー
タ1000、1100は、CPU1010、1110、
主記憶装置1020、1120及び子機情報通信制御装
置1030、1130がシステムバス1040、114
0で接続された構成を有する。また、子機情報通信制御
装置1030、1130は、第1次キャッシュディレク
トリィ1031、1131、第1次キャッシュ制御装置
1032、1132、および第1次キャッシュ103
3、1133を備えている。第1次キャッシュ103
3、1133は、ディスク装置5030に対して現在ア
クセス中のデータの写しを記憶するものであり、メモリ
などの高速小容量の記憶媒体で構成される。第1次キャ
ッシュディレクトリィ1031、1131は、第1次キ
ャッシュ1033、1133のブロックに対応したエン
トリを有し、ディスク装置5030上のブロックアドレ
スが格納されている。
【0014】親機情報通信制御装置2000は、第2次
キャッシュディレクトリィ2010、第2次キャッシュ
制御装置2020、および第2次キャッシュ2030を
備えている。第2次キャッシュ2030は、ディスク装
置等の大容量の記憶媒体であり、特定のブロック単位に
分割されており、この親機情報通信制御装置2000が
管理するローカルエリアネットワーク7000に接続さ
れた携帯型コンピュータ1000、1100・・が過去
においてアクセスしたファイルサーバ5000のディス
ク装置5030のデータの写しを記憶する。また、第2
次キャッシュディレクトリィ2010には、第2次キャ
ッシュ2030のブロックに対応したエントリがあり、
ディスク装置5030上のブロックアドレスが格納され
ている。
【0015】ローカルネットワーク7000は、構内や
比較的近距離内に設置された複数の携帯型コンピュータ
1000・・と、これらを管理する親機情報通信制御装
置2000とを接続するデータ通信路であり、例えばロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)やコードレス電話
網が用いられる。LANは構内や比較的近距離内に設置
されたコンピュータ等を高速伝送路で接続したものであ
り、例えばイーサネット(XEROX社等)等が利用さ
れる。また、コードレス電話網を利用する場合には、携
帯型コンピュータに接続したモデムと親機側のセルステ
ーションとがpoint−to−pointで無線接続
される。
【0016】ファイルサーバ5000は、広域ネットワ
ーク9500と接続される情報通信制御装置5010
と、ディスク制御装置5020と、種々のデータを記憶
する大容量のディスク装置5030で構成されている。
広域ネットワーク9500は、遠方に設置されたファイ
ルサーバ5000と親機情報通信制御装置2000とを
接続する通信網であり、ISDN(Integrate
d Services Digital Networ
k:サービス総合ディジタル網)等が利用される。な
お、この広域ネットワークは、一般的に上記のローカル
ネットワークに比べてデータ伝送速度は遅い。
【0017】上記の構成において、親機情報通信制御装
置2000に設けられた第2次キャッシュは、例えばフ
ァイルサーバ5000のディスク装置5030の記憶容
量に相当する程度の大容量の記憶領域を有し、複数の端
末コンピュータ1000、1100・・からアクセスさ
れたディスク装置5030内のデータを記憶する。ま
た、各端末の携帯型コンピュータ1000・・の子機情
報通信制御装置1030・・に設けられた第1次キャッ
シュは、小容量のキャッシュメモリ等で構成され、各端
末のコンピュータからアクセスしたデータのみを記憶す
る。従って、各端末毎に使用頻度の高いデータは、親機
情報通信制御装置側の第2次キャッシュのみならず、各
端末側の第1次キャッシュに記憶される場合が多く、ま
た、それほど使用頻度が高くなくても過去においてアク
セスされたデータは親機情報通信制御装置側の第2次キ
ャッシュに記憶されている。これにより、ユーザは、新
規なデータのアクセスを除いて、第1次キャッシュある
いは第2次キャッシュに記憶されたデータ中から必要と
するデータを検出できる可能性が高くなり、その分広域
ネットワークを利用したファイルサーバ5000へのア
クセス回数を低減することができる。
【0018】次に、第1実施例の遠隔ファイルアクセス
システムにおけるファイルサーバ5000へのアクセス
動作について、図2のフローチャートに従って説明す
る。 (201)ユーザが携帯型コンピュータ1000を用い
てファイルサーバ5000内のディスク装置5030内
のデータに対しアクセスを開始する。 (202)CPU1010は、アクセス要求を子機情報
通信制御装置1030に発行する。
【0019】(203)第1次キャッシュ制御装置10
32は、第1次キャッシュディレクトリィ1031を検
索し、アクセス対象のディスクデータが第1次キャッシ
ュ1033に存在するか否かを検索する。存在すれば、
ステップ(204)に移行し、存在しなければ、ステッ
プ(205)の動作に移る。 (204)第1次キャッシュ制御装置1032は、第1
次キャッシュ1033からアクセス対象のディスクデー
タを抽出し、携帯型コンピュータ1000内の主記憶装
置1020にシステムバス1040を通じて高速に転送
する。これにより、所定の処理が終了する。
【0020】(205)第1次キャッシュ中に対象デー
タが存在しないので、ネットワーク7000を介して親
機情報通信制御装置2000に対して、アクセス対象の
データが記憶されたディスク装置5030のブロックへ
のアクセス要求を発行する。 (206)親機情報通信制御装置2000内の第2次キ
ャッシュ制御装置2020は、第2次キャッシュディレ
クトリィ2010を検索し、アクセス対象のディスクデ
ータが第2次キャッシュ2030に存在するか否かを検
索する。第2次キャッシュ2030中に存在すればステ
ップ(212)に移行し、存在しなければ次のステップ
に移る。
【0021】(207)広域ネットワーク9500を介
してファイルサーバ5000に対してディスク装置50
30へのアクセス要求を発行する。 (208)ファイルサーバ5000内の情報通信制御装
置5010は、受け取ったアクセス要求をディスク制御
装置5020へ送る。 (209)ディスク制御装置5020は、アクセス要求
を解読してディスク装置5030からアクセス対象のデ
ータブロックを読み出し、情報通信制御装置5010に
送る。
【0022】(210)情報通信制御装置5010は、
広域ネットワーク9500を介して親機情報通信制御装
置2000へ読み出したデータブロックを送出する。 (211)親機情報通信制御装置2000は、広域ネッ
トワーク9500を介して受信したデータブロックを第
2次キャッシュ2030内の空きブロックに格納し、該
当ブロックに対応した第2次キャッシュディレクトリィ
2010内のエントリに、そのデータブロックが記憶さ
れていたディスク装置5030内のブロックアドレスを
書き込む。
【0023】(212)さらに、親機情報通信制御装置
2000は、広域ネットワーク9500を介して受信し
たデータブロックをローカルネットワーク7000を介
してアクセス要求を発行した携帯型コンピュータ100
0へ送出する。 (213)携帯型コンピュータ1000内の子機情報通
信制御装置1030は、受信したデータブロックを第1
次キャッシュ1033内の空きブロックに格納し、格納
したブロックに対応した第1次キャッシュディレクトリ
ィ1031内のエントリに、データブロックが記憶され
ていたディスク装置5030内のブロックアドレスを書
き込む。
【0024】また、第1次キャッシュ1033に空きブ
ロックが存在しない場合は、例えば使用中のブロックの
中から最後に参照された時点が最も古いブロックを掃出
すような制御方式(Least Recently U
sed)により空きブロックを作成し、現在受信してい
るデータブロックを記憶する。 (214)さらに、情報通信制御装置1030は、同時
に上記データブロック内のデータを携帯型コンピュータ
1000内の主記憶装置1020に転送する。これによ
り、所望のデータを取り出すことができる。 (第2実施例)次に、本発明の第2実施例による遠隔フ
ァイルアクセスシステムについて説明する。
【0025】図3は、第2実施例の遠隔ファイルアクセ
スシステムの構成を示すブロック図である。図3を参照
して、この遠隔ファイルアクセスシステムは、ローカル
ネットワーク8000a、8000bによって複数の携
帯型コンピュータ1000、・・が接続される親機情報
通信制御装置2000、3000と、この複数の親機情
報通信制御装置2000、3000をPBX(構内交換
機)4000及び広域ネットワーク9500を介在して
接続されるディスク装置5000及び管理サーバ600
0とから構成される。
【0026】ここで、クラアイントが使用する携帯型コ
ンピュータ1000及び複数の親機情報通信制御装置2
000、3000、広域ネットワーク9500およびフ
ァイルサーバ5000の構成は、図1に示す第1実施例
のものと同等であるので再度の説明を省略する。ローカ
ルネットワーク8000a、8000bは、構内や比較
的近距離内に設置された複数の携帯型コンピュータ10
00・・と、これらを管理する親機情報通信制御装置2
000とを接続するデータ通信路であり、例えばローカ
ルエリアネットワーク(LAN)やコードレス電話網が
用いられる。また、図中点線で示した領域は、携帯型コ
ンピュータ1000と親機情報通信制御装置との間の通
信可能領域8000c、8000dを示している。
【0027】また、複数の親機情報通信制御装置200
0、3000とPBX4000とを接続するネットワー
ク9000は、例えばLAN等が使用される。管理サー
バ6000は、例えば、ファイルサーバ5000側に設
置され、ファイルサーバ5000から読み出された各フ
ァイルのキャッシュ先情報と、第2次キャッシュを有す
る親機情報通信制御装置2000、3000相互間ある
いは親機情報通信制御装置2000、3000とファイ
ルサーバ5000間の通信コスト情報を管理する。図5
(a)は、キャッシュ先管理情報の一例を示しており、
ファイル名の項目には、ファイルサーバ5000中のデ
ィスク装置5030から読み出されたデータファイルの
ファイル名が格納され、キャッシュ先の項目には、読み
出したデータが記憶された第2次キャッシュが備えられ
た親機情報通信制御装置の識別名が格納される。また、
「Version」の項目には、そのファイルがいつ更
新されたものであるかを示すデータが格納される。ま
た、図5(b)は、通信コスト情報の一例を示してお
り、表の横覧及び縦覧の各々は、親機情報通信制御装置
とファイルサーバの識別記号を示している。また、表中
のデータは通信コストを示している。例えば、図5
(b)の例では親機情報通信制御装置3000とファイ
ルサーバ5000との間の通信コストは「100」であ
り、親機情報通信制御装置2000と親機情報通信制御
3000との間では、通信コストは発生しない。
【0028】次に、第2実施例の遠隔ファイルアクセス
ファイルシステムのファイルアクセス動作について、図
4に示すフローチャートに従って説明する。なお、以下
の例では、携帯型コンピュータ1000が通信ゾーン8
000cから通信ゾーン8000dに移動し、通信ゾー
ン8000d内においてファイルサーバ5000へアク
セス動作を行う場合について説明する。
【0029】まず、ユーザは、親機情報通信制御装置2
000に接続された携帯型コンピュータ1000を用い
てファイルサーバ5000にアクセス動作を行う。そし
て、所望のファイルデータを読み出す。この処理によっ
て、読み出したデータが親機情報通信制御装置2000
中の第2次キャッシュ2030及び携帯型コンピュータ
1000中の第1次キャッシュ1033に記憶される。
その後、この携帯型コンピュータ1000から種々の他
のデータファイルへのアクセス動作が行われたことによ
り、先のデータは第1次キャッシュ1033中から消去
されたものとする。
【0030】(401)ユーザは、携帯型コンピュータ
1000を持ち、通信ゾーン8000cから通信ゾーン
8000d内へ移動した後、携帯型コンピュータ100
0を親機情報通信制御装置3000に接続する。そし
て、移動前にアクセスしていたファイルサーバ5000
内のデータに対して、再びアクセスを開始する。 (402)携帯型コンピュータ1000のCPUが、ア
クセス要求を子機情報通信制御装置1030に発行す
る。
【0031】(403)第1次キャッシュ制御装置は、
第1次キャッシュディレクトリィを検索し、アクセス対
象のディスクデータが第1次キャッシュに存在するか否
かを検索する。存在すれば、ステップ412の動作に移
り、第1次キャッシュからアクセス対象のディスクデー
タを抽出し、主記憶装置に転送する。また、ディスクデ
ータが存在しなければ、次のステップ(404)の動作
に移る。
【0032】(404)本例の場合、第1次キャッシュ
中に対象データが存在しないので、ネットワーク800
0bを介して親機情報通信制御装置3000に対して、
アクセス対象のデータが記憶されたディスク装置503
0のブロックへのアクセス要求を発行する。 (405)親機情報通信制御装置3000内の第2次キ
ャッシュ制御装置3020は、第2次キャッシュディレ
クトリィ3010を検索し、アクセス対象のディスクデ
ータが第2次キャッシュ3030に存在するか否かを検
索する。第2次キャッシュ3030中に存在すれば、第
2次キャッシュからディスクデータを抽出し、ステップ
411に移行する。存在しなければ次のステップ(40
6)に移る。
【0033】(406)親機情報通信制御装置3000
は、管理サーバ6000に対象データを含むブロックの
キャッシュ先を問い合わせる。管理サーバ6000は、
図5(a)に示すキャッシュ先管理表に基づいて、目的
のディスクデータがキャッシュされている親機情報通信
制御装置を検索する。本例の場合、キャッシュ先として
親機情報通信制御装置2000が検索される。この結
果、目的とするデータは、ファイルサーバのディスク装
置5030と親機情報通信制御装置2000に格納され
ていることが分かる。
【0034】(407)さらに、管理サーバ6000
は、図5(b)に示す通信コスト表に基づいて、最も通
信料金の安いキャッシュ先を選択してそのキャッシュ先
情報200を親機情報通信制御装置3000に送信す
る。図5(b)の場合、親機情報通信制御装置3000
からキャッシュ先の親機情報通信制御装置2000に通
信する場合のコストは「0」であり、ファイルサーバ5
000との通信コストは「100」であるため、低料金
のアクセス先として親機情報通信制御装置2000が選
択される。
【0035】(408)キャッシュ先情報を受けて、親
機情報通信制御装置3000は、通信ゾーン8000c
を管理している親機情報通信制御装置2000に対し
て、目的とするデータを含むブロックへのアクセス要求
を発行する。 (409)親機情報通信制御装置2000は、親機情報
通信制御装置3000へデータ400を転送する。この
場合、関連する(同じファイル)ブロックを全て送って
もよい。
【0036】(410)親機情報通信制御装置3000
は、受信したデータブロック(群)を自身の第2次キャ
ッシュに格納するとともに、目的とするデータブロック
を携帯型コンピュータ1000へ送出する。 (411)携帯型コンピュータ1000は、受信したデ
ータブロックを自身の第1次キャッシュに格納するとと
もに、主記憶装置1020へ転送する。
【0037】以上のように、第2実施例によれば、複数
の親機情報通信制御装置が管理する複数の通信領域内を
携帯型コンピュータが移動する場合においても、いずれ
かの親機情報通信制御装置の第2次キャッシュに格納さ
れたディスクデータについては、ファイルサーバにアク
セスすることなくそのディスクデータにアクセスするこ
とができる。また、この場合に、管理サーバが最も低料
金のキャッシュ先情報を提供することにより、比較的伝
送速度の遅い通信料金の掛かる広域ネットワークの利用
を低減することができる。
【0038】
【発明の効果】このように、請求項1及び2の発明に係
る遠隔ファイルアクセスシステムにおいては、端末情報
機器毎に第1次キャッシュ手段を設けるのみならず、広
域ネットワークに接続され、かつ複数の端末情報機器を
管理する親機通信制御手段に大容量の第2次キャッシュ
手段を設けたことにより、各端末情報機器から過去にお
いてアクセスされたデータの格納容量が増大し、遠隔地
にあるデータ格納手段に広域ネットワークを利用してア
クセスするネットワークトラフィック量が少なくなり、
データ格納手段へのアクセス動作の効率化及び低コスト
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による遠隔ファイルアクセ
スシステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1に示す遠隔ファイルアクセスシステムの動
作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例による遠隔ファイルアクセ
スシステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】図3に示す遠隔ファイルアクセスシステムの動
作を説明するフローチャートである。
【図5】図3に示す遠隔ファイルアクセスシステムを構
成する管理サーバが保持するキャッシュ先管理表データ
(a)と通信コスト表データ(b)を示す図である。
【符号の説明】
1000、1100 携帯型コンピュータ 1030、1130 子機情報通信制御装置 1033、1133 第1次キャッシュ 2000、3000 親機情報通信制御装置 2030、3030 第2次キャッシュ 4000 PBX 5000 ファイルサーバ 5030 ディスク装置 6000 管理サーバ 7000 ローカルネットワーク 8000a、8000b ローカルネットワーク 9000 ローカルネットワーク 9500 広域ネットワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザに対して遠方に設置され、種々の
    データを格納するデータ格納手段と、 ユーザの操作により前記データ格納手段に格納された所
    定のデータに対してアクセス動作を行う端末情報機器
    と、 複数の前記端末情報機器と前記データ格納手段との間に
    介在し、複数の前記端末情報機器と前記データ格納手段
    との間のデータ伝送動作を制御する親機通信制御手段
    と、 前記端末情報機器に接続され、前記端末情報機器と前記
    親機通信制御手段との間のデータ伝送動作を制御する子
    機通信制御手段と、 相対的に近傍に設置された複数の前記端末情報機器の前
    記子機通信制御装置と前記親機通信制御手段との間のデ
    ータの通信路を構成するローカルネットワークと、 相対的に遠方に設置された前記データ格納手段と前記親
    機通信制御手段との間のデータの通信路を構成する広域
    ネットワークと、 前記子機通信制御手段に設けられ、この前記子機通信制
    御手段に接続された前記端末情報機器が前記データ格納
    手段から取り出したデータを記憶する第1次キャッシュ
    手段と、 前記親機通信制御手段に設けられ、前記親機通信制御手
    段を介して前記端末情報機器が前記データ格納手段から
    取り出したデータを記憶する第2次キャッシュ手段とを
    備えた、遠隔ファイルアクセスシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1次キャッシュ手段は、前記デー
    タ格納手段から取り出されたデータを格納する第1次デ
    ータ格納部を有し、 前記第2次キャッシュ手段は、前記データ格納手段から
    取り出したデータを格納するための、前記第1次データ
    格納部のデータ格納容量よりも大きいデータ格納容量を
    有する第2次データ格納部を有する、請求項1記載の遠
    隔ファイルアクセスシステム。
  3. 【請求項3】 ユーザに対して遠方に設置され、種々の
    データを格納するデータ格納手段と、 ユーザの操作により前記データ格納手段に格納された所
    定のデータに対してアクセス動作を行う端末情報機器
    と、 複数の前記端末情報機器と前記データ格納手段との間に
    介在し、複数の前記端末情報機器と前記データ格納手段
    との間のデータ伝送動作を制御する親機通信制御手段
    と、 前記端末情報機器に接続され、前記端末情報機器と前記
    親機通信制御手段との間のデータ伝送動作を制御する子
    機通信制御手段と、 相対的に近傍に設置された複数の前記端末情報機器と前
    記親機通信制御手段との間のデータの通信路を構成する
    第1ローカルネットワークと、 複数の前記親機通信制御手段を接続する第2ローカルネ
    ットワークと、 相対的に遠方に設置された前記データ格納手段と前記第
    2ローカルネットワークとの間を接続し、前記データ格
    納手段と前記親機通信制御手段との間のデータの通信路
    を構成する広域ネットワークと、 前記広域ネットワークと前記第2ローカルネットワーク
    との間を接続するネットワーク接続手段と、 前記子機通信制御手段に設けられ、この前記子機通信制
    御手段に接続された前記端末情報機器が前記データ格納
    手段から取り出したデータを記憶する第1次キャッシュ
    手段と、 前記親機通信制御手段に設けられ、前記親機通信制御手
    段を介して前記端末情報機器が前記データ格納手段から
    取り出したデータを記憶する第2次キャッシュ手段と、 前記データ格納手段から取り出されたデータが格納され
    た前記第2次キャッシュ手段を識別するための識別情報
    と、これらの第2次キャッシュ手段への通信コスト情報
    を格納し、前記端末情報機器からのデータアクセス要求
    に応じて所定の通信コストの前記第2次キャッシュ手段
    を選択するキャッシュデータ管理手段とを備えた、遠隔
    ファイルアクセスシステム。
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