JP3954252B2 - 液体容器 - Google Patents

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    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
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    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1028Pumps having a pumping chamber with a deformable wall
    • B05B11/1029Pumps having a pumping chamber with a deformable wall actuated by a lever
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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、例えば、整髪料や洗顔料などの乳液、シャンプーやリンス、液体石鹸など粘性液体を、使用者の手動操作によって排出可能とした液体容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の液体容器は、例えば、実公平9−2566859号公報、実公平10−2587089号公報、特開平8−119309号公報、特開平9−56630号公報、特開平10−264955号公報などに開示されている。
【0003】
しかしながら、上記従来技術にはそれぞれ、以下のような問題がある。
【0004】
先ず、実公平9−2566859号公報に記載されている液体容器は、ボトル容器の蓋部に固定された注出ノズルと共にポンプを動作させる可動管を取り付け、この可動管の上下動によりポンプ動作を行うものである。また、ボトル容器の蓋部には、湾曲レバーの一端が回動自在に取り付けられ、この湾曲レバーの他端が注出ノズルの上方に配されている。ボトル容器内の液体を注出する際には、片手の親指を前記レバーの先端上に置き、同じ手の掌部分を注出ノズルの先端部下方に置き、この状態で湾曲レバーを押し下げることよって前記可動管の上端を押圧する。この押圧で可動管が下動して、注出ノズルから排出された液体が掌に落下する。この場合、掌を上に向けた状態で湾曲レバーを操作するため、親指にかかる負担が大きいという不都合がある。
【0005】
次に、実公平10−2587089号公報に記載されている液体容器は、容器のキャップから突出したピストンに設けたノズルの下方に泡受皿を設けたものである。ボトル容器内の液体を注出する際には、片手でノズルを押えて前記ピストンを上下動させることで、注出ノズルから排出された液体を泡受皿の凹みに落下させ、この泡受皿から液体をすくいとる。この場合、すべての操作を片手で済ませることができるものの、容器から液体を排出する動作と、排出された液体を泡受皿からすくい取る動作とを別々に行わなければならないという不都合がある。
【0006】
さらに、特開平8−119309号公報に記載されている液体容器は、定量ポンプを容器本体に対し横方向に装着し、この定量ポンプのピストンを支持するステムに押ボタンを取り付けると共に容器本体に押ボタンを操作するための把持部を取り付けたものである。ボトル容器内の内容物を注出する際には、押ボタンを片手で掌を上に向けながら、この掌で押ボタンを横方向に押圧することにより、液体が吐出ノズルから吐出されて同じ掌に取り出される。この場合、片手で掌を上に向けながら、この手の指を把持部に係合させると共に同じ掌で押ボタンを横方向に押圧するから、片手操作を実現できるものの、掌で受け止める液体の量が制限されると共に、腕にかかる負担が大きいという不都合がある。
【0007】
特開平9−56630号公報に記載されている液体容器は、手の四指部で保持可能なノズル部を有する基部と、この基部に設けた支柱に対して回動自在に連結されたレバーと、このレバーによる押圧に伴うピストン運動によって動作するポンプ機構とを有するものである。ボトル容器内の液体を注出する際には、手の四指部をノズル部の下方に位置させると共に、この手の親指の腹をレバーの端部に当て、このレバーを親指によって操作することにより、液体がノズル部から吐出されて同じ手の四指部に取り出される。この場合、前記ノズル部を手の四指部で保持して同じ手の親指でレバー操作するから、片手操作を実現できるものの、四指部で受け止めることができる液体の量が制限されると共に、腕にかかる負担が大きいという不都合がある。
【0008】
特開平10−264955号公報に記載されている液体容器は、容器の蓋に手動式ポンプを取り付け、このポンプを動作させるための押し部から延在し該押し部に開口する屈曲可能なパイプノズル部と、前記押し部に取り付けられてこの押し部上面に開口するよう曲折する支持具とを有するものである。ボトル容器内の液体を注出する際には、手の甲で支持具を押し下げて、前記押し部を操作することにより、容器内の液体がノズル部に設けた屈曲パイプから吐出されて同じ手の掌に落下する。この場合も、片手で掌を上に向けながら、同じ手の甲で支持具を押し下げて押し部を操作するから、片手操作を実現できるものの、腕にかかる負担が大きいという不都合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解消するためになされたものであって、手の掌や腕に負担をかけない自然な片手操作によって、液体容器から液体を排出させると共に上向きにした状態の手の掌に適正量の液体を受けることのできる液体容器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、本発明液体容器は、弾性材料からなり、かつ、内向きに変形可能な外壁を有した液体を収める容器本体と、容器本体内部に連通し、その先端部分が容器本体の上部と反対向きに折り返されてなる液体排出ノズルと、容器本体に関連して設けられ、使用者の片手操作によって液体を液体排出ノズルから排出させる手動操作手段とを具え、該手動操作手段は、容器本体外部に装着され、使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設された操作突部を含み、この操作突部の手動操作により容器本体外壁を内向きに変形させて容器本体内の液体を加圧して容器本体内の液体を、操作突部を操作した掌で受け止める配置としたことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明液体容器は、液体を収める容器本体と、容器本体の内部に連通する液体排出ノズルと、容器本体に関連して設けられ、使用者の片手操作によって液体を液体排出ノズルから排出させる手動操作手段とを具え、容器本体の頂部に、内向きに変形可能な外壁を有する弾性材料製のカップ状定量ユニットが装着され、さらに、前記手動操作手段は、カップ状定量ユニット外部に使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設された操作突部を含み、この操作突部の手動操作により定量ユニットの外壁を内向きに変形させて当該カップ状定量ユニット内の液体を加圧して容器本体内の液体を、操作突部を操作した掌で受け止める配置としたことを特徴とするものである。
【0012】
この場合、使用者が掌を上向きにした状態で、その片手の指先間で操作突部を挟んで、操作突部を片手操作することにより排出ノズルから液体を排出する。この際、前記ノズルから排出された液体は、片手操作に用いられた手の掌で受け止められる。
【0013】
従って本発明によれば、手の掌や腕に負担をかけない自然な動作で操作突部を容易かつ確実に片手操作することができるため、液体容器から液体を排出させると共に上向きにした状態の手の掌に適正量の液体を受けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明においては、容器本体が弾性材料からなり、かつ、内向きに変形可能な外壁を有し、さらに、前記手動操作手段が容器本体外部に装着され、かつ、操作突部の手動操作により容器本体外壁を内向きに変形させて容器本体内の液体を加圧することができる。この場合、弾性部材からなる液体容器の外部に前記手動操作手段を装着し、この手動操作手段に含まれる操作突部を手動操作することにより、容器本体の外壁を内向きに変形させて容器本体に収められた液体を加圧するから、操作突部を挟んで操作する際に、手の指先間にかかる負担を軽減することができる。
【0015】
また、上記の実施形態において、前記手動操作手段は、1対の端部がそれぞれ前記操作突部を構成するほぼU字形状の操作部材を具え、該操作部材は、容器本体外部に装着したときに前記操作突部が容器本体の側方に突出し、かつ、手動操作により前記操作突部が互いに接近するように弾性変形可能とすることができる。この場合、自然な手動操作で前記操作突部が互いに接近するように弾性変形することによって、容器本体外部に装着されたU字形状操作部材が、容器本体外壁を内向きに変形させて容器本体内の液体を加圧するから、指先間で挟んで操作する操作突部に加わる力が制限され、必要以上の量の液体が排出されることを防止することができる。
【0016】
また、上記実施形態においては、容器本体には、前記操作部材を嵌合させるためにほぼU字形状とした凹陥部を設けることができる。この場合、前記操作部材の位置決めが容易である。
【0017】
さらに、上記実施形態においては、容器本体をブロー成形された比較的軟質の合成樹脂製ボトルとし、前記操作部材を該ボトルよりも硬質の合成樹脂で射出成形することができる。この場合、前記容器本体および前記操作部材を容易に成形することができる。
【0018】
加えて、本発明においては、容器本体の頂部に、内向きに変形可能な外壁を有する弾性材料製のカップ状定量ユニットが装着され、さらに、前記手動操作手段はカップ状定量ユニット外部に使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設された操作突部を含み、この操作突部の手動操作によりカップ状定量ユニットの外壁を内向きに変形させて当該カップ状定量ユニット内の液体を加圧することが可能である。この場合、弾性材料製のカップ状定量ユニットの外部に装着された前記手動操作手段に含まれた操作突部が、手動操作により定量ユニットの外壁を内向きに変形させて当該ユニット内の液体を加圧するから、操作突部を挟んで操作する際に、容器本体を変形させて容器本体内の液体を加圧する場合に比べて、手の指先間にかかる負担を軽減することができる。
【0019】
さらに加えて上記実施形態において、前記カップ状定量ユニットは、容器本体内部からカップ状定量ユニット内部に向かう液体の流入を許容するも、その逆流を阻止する第1の逆止弁と、カップ状定量ユニット内部から排出ノズルに向かう液体の流出を許容するも、その逆流を阻止する第2の逆止弁とを具えることが可能である。この場合、第1の逆止弁が、容器本体内部からカップ状定量ユニット内部に向かう液体の流入を許容すると共にその逆流を阻止して、容器本体内の液体をカップ状定量ユニット内に供給し、また、第2の逆止弁が、カップ状定量ユニット内部から排出ノズルに向かう液体の流出を許容すると共にその逆流を阻止して液体を排出ノズルから排出するから、複雑な構造を有することなく、1回の手動操作でノズルから排出される液体を正確な一定量とすることができる。
【0020】
また、上記実施形態において、前記手動操作手段は、1対の端部がそれぞれ前記操作突部を構成するU字形状の操作部材を具え、該操作部材は、カップ状定量ユニット外部に装着したときに前記操作突部が容器本体の側方に突出し、かつ、手動操作により前記操作突部が互いに接近するように弾性変形可能とすることができる。この場合、自然な手動操作で前記操作突部が互いに接近するように弾性変形することによって、カップ状定量ユニット外部に装着されたU字形状操作部材が、手動操作により定量ユニットの外壁を内向きに変形させて定量ユニット内の液体を加圧するから、指先間で挟んで操作する操作突部に加わる力が制限され、必要以上の量の液体が排出されることを防止できる。
【0021】
上記実施形態において、前記カップ状定量ユニットの外面に、前記操作部材における互いに対向する内面を接触させる1対の平坦部を設けることができる。この場合、手動操作により定量ユニットの外壁を内向きに変形させる力を効率的に取り出すことができる。
【0022】
上記実施形態において、前記カップ状定量ユニットを比較的軟質のゴム状弾性体とし、前記操作部材を該ゴム状弾性体よりも硬質の合成樹脂で射出成形することができる。この場合、前記カップ状定量ユニットおよび前記操作部材を容易に成形することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、添付図面に基づき詳細に説明する。
【0024】
図1および図2はそれぞれ、本発明の第1実施例に係る液体容器の斜視図および側面図である。
【0025】
図1,2に示す如く、第1実施例の液体容器は、液体を収める容器本体であるブロー成形されたボトル1と、このボトル1内部に連通する液体排出ノズル2と、ボトル1に関連して設けられ、使用者の片手操作によって液体をノズル2から排出させる手動操作手段とを具える。
【0026】
ボトル1は、弾性材料からなり、かつ、内向きに変形可能な外壁1fを有し、その外壁1fには、後述の操作部材3を嵌合させるためにほぼU字形状とした凹陥部1aが設けられている。また、ボトル1の上部には、打栓タイプのキャップ1cが取り付けられている。
【0027】
排出ノズル2は、ボトル1の内部と底部付近で連通し、その先端部分2eには、使用時に取り除かれる球形キャップ2cが、例えば、ノズル2と一体に成形されている。
【0028】
手動操作手段は、ボトル1の外部に装着されたほぼU字形状の操作部材3を具え、この部材3における1対の端部がそれぞれ、ボトル1の外部に装着したときにボトル1の側方に突出する操作突部3pを構成する。
【0029】
操作部材3は、操作突部3pを片手操作して液体をノズル2から排出する際に、その液体を、操作突部3pを操作した掌で受け止めるように配置される。また、操作突部3pは、使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設される。なお、操作突部3pには、滑り止めのための窪みが形成されることが好ましい。
【0030】
上述した構成の第1実施例に係る液体容器は、次のように使用するものである。
【0031】
使用者がボトル1内の液体を必要とする場合、使用者は、掌を上向きにした状態で、その手の指先間で一対の操作突部3pを挟んで操作突部3pを片手操作することにより、ボトル1の外壁1fを内向きに変形させてボトル1内の液体を加圧する。操作突部3pの手動操作によって、ノズル2からボトル1の液体を排出する。この際、ノズル2から排出された液体は、片手操作に用いられた手の掌で受け止められる。
【0032】
従って本実施例によれば、手の掌や腕に負担をかけない自然な動作で操作突部3pを容易かつ確実に片手操作することができ、その片手操作によってボトル1から液体を排出させると共に上向きにした状態の掌に適正量の液体を受けることができる。
【0033】
また、本実施例では、弾性部材からなるボトル1の外部に操作部材3を装着し、この操作部材の突部3pを手動操作することにより、ボトル1の外壁1fを内向きに変形させてボトル1に収められた液体を加圧するから、操作突部3pを挟んで操作する際に手の指先間にかかる負担を軽減することができる。
【0034】
特に、ボトル1の外部に装着されたU字形状操作部材3は、手動操作で操作突部3pが互いに接近するように弾性変形することによって、ボトル1の外壁1fを内向きに変形させてボトル1内の液体を加圧する。この場合、指先間で挟んで操作する操作突部3pに加わる力が制限され、必要以上の量の液体が排出されることを防止することができる。
【0035】
また、ボトル1には、操作部材3を嵌合させるためにほぼU字形状とした凹陥部1aが設けられている。この場合、操作部材3の位置決めが容易である。
【0036】
加えて、本実施例は、ボトル1がブロー成形された比較的軟質の合成樹脂製ボトルであり、操作部材3が該ボトル1よりも硬質の合成樹脂を射出成形してなるから、ボトル1および操作部材3を容易に成形することができる。
【0037】
図3および図4はそれぞれ、本発明に係る液体容器における第2実施例の斜視図および側面を示した一部断面図である。
【0038】
図3,4に示す如く、本実施例の容器は、液体を収める容器本体であるボトル10と、このボトル10内部の液体を排出するノズル12と、ボトル10に関連して設けられ、使用者の片手操作によって液体をノズル12から排出させる手動操作手段とを具える。
【0039】
ボトル10は、その頂部が開口し、この頂部開口10hに、内向きに変形可能な外壁を有する弾性材料からなるカップ状定量ユニット14が装着されている。カップ状定量ユニット14は、排出ノズル12が取り付けられた比較的軟質のゴム状弾性体である弾性変形可能なカップ部14aと、このカップ部14aを頂部開口10hに取り付ける取付具14bとで構成される。
【0040】
このとき、カップ部14aの外面には、操作部材13における互いに対向する内面を接触させる1対の平坦部14fが設けられている。
【0041】
また、カップ状定量ユニット14は、図4に示す如く、ボトル10の内部からチューブ15を経て液体が供給され、定量ユニット14内部に向かう液体の流入を許容すると共に、その逆流を阻止する第1の逆止弁16と、定量ユニット14内部から排出ノズル12に向かう液体の流出を許容すると共に、その逆流を阻止する第2の逆止弁17とを具える。
【0042】
手動操作手段は、カップ部14aの外部に装着されたほぼU字形状の操作部材13を具え、この部材3における1対の端部がそれぞれ、定量ユニット14の外部に装着したときに定量ユニット14の側方に突出する操作突部13pを構成する。
【0043】
操作部材13は、カップ部14aを構成するゴム状弾性体よりも硬質の合成樹脂を射出成形してなり、操作突部13pを片手操作して液体をノズル12から排出する際にその液体を、操作突部13pを操作した掌で受け止めることができるように配置される。また、操作突部13pは、使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設される。なお、操作突部13pの表面には、滑り止めの溝を形成することが好ましい。
【0044】
上述した構成の第2実施例に係る液体容器は、次のように使用するものである。
【0045】
使用者がボトル10内の液体を必要とする場合、使用者は掌を上向きにした状態で、その片手の指先間で一対の操作突部13pを挟んで操作突部13pを片手操作することにより、カップ状定量ユニット14のカップ部14aの外壁を内向きに変形させて定量ユニット14内の液体を加圧する。
【0046】
この場合、ボトル10内部からチューブ15を経て導入された液体は、第1の逆止弁16が、カップ状定量ユニット14内部に向かう液体の流入を許容すると共にその逆流を阻止して、ボトル10内の液体をカップ状定量ユニット14内に供給され、また、第2の逆止弁17が、カップ状定量ユニット14内部から排出ノズル12に向かう液体の流出を許容すると共にその逆流を阻止して液体を排出ノズル12から排出する。
【0047】
すなわち、本実施例によれば、操作突部13pの手動操作によってノズル12からボトル10の液体を排出し、ノズル12から排出された液体が片手操作に用いられた手の掌で受け止められる。但し、始めて使用する際には、1回目の手動操作でボトル10内の液体をチューブ15からカップ状定量ユニット14内に汲み上げ、2回目以降の手動操作でノズル12からの排出が行われるものとする。
【0048】
従って第2実施例においても、手の掌や腕に負担をかけない自然な動作で操作突部13pを容易かつ確実に片手操作することができ、その片手操作によってボトル10から液体を排出させると共に上向きにした状態の掌に適正量の液体を受けることができる。
【0049】
また、ボトル10の頂部に弾性部材からなる定量ユニット14と共にこの定量ユニット14外部に操作部材13を装着し、この操作部材の突部13pを手動操作することにより、定量ユニット14のカップ部14aを内向きに変形させて定量ユニット14に収められた液体を加圧するから、操作突部13pを挟んで操作する際に、ボトル10全体を変形させてボトル10内の液体を加圧する場合に比べて、手の指先間にかかる負担を軽減することができる。
【0050】
特に、ボトル10の外部に装着されたU字形状操作部材13は、手動操作で操作突部13pが互いに接近するように弾性変形することによって、定量ユニット14のカップ部14aを内向きに変形させてカップ部14a内の液体を加圧するから、指先間で挟んで操作する操作突部3に加わる力が制限され、片手操作によって大量の液体が排出されることを防止できる。
【0051】
ところで、カップ状定量ユニット14は、ボトル10内部から定量ユニット14内部に向かう液体の流入を許容すると共に、その逆流を阻止する第1逆止弁16と、定量ユニット14内部から排出ノズル12に向かう液体の流出を許容すると共に、その逆流を阻止する第2逆止弁17を具える。この場合、複雑な構造を有することなく、1回の手動操作でノズル12から排出される液体を正確な一定量とすることができる。
【0052】
また、カップ状定量ユニット14の外面には、操作部材13における互いに対向する内面を接触させる1対の平坦部14fが設けられている。この場合、手動操作により定量ユニット14の外壁を内向きに変形させる力を効率的に取り出すことができる。
【0053】
加えて、本実施例は、カップ状定量ユニット14が比較的軟質のゴム状弾性体からなり、操作部材13がこのゴム状弾性体よりも硬質の合成樹脂を射出成形してなるから、操作部材13および定量ユニット14を容易に成形することができる。なお、具体的なゴム状弾性体としては、例えば、エラストマやNBR(ニトリルゴム)などがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る液体容器を示す斜視図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 本発明の第2実施例に係る液体容器を示す斜視図である。
【図4】 図3を一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
1 ボトル
1a 凹陥部
1c 打栓キャップ
1f ボトル表面
2 排出ノズル
2c ノズルキャップ
2e 先端部分
3 操作部材
3p 操作突部
10 ボトル
10f ボトル表面
10h ボトル頂部開口
12 排出ノズル
13 操作部材
13p 操作突部
14 カップ状定量ユニット
14a カップ部
14b 取付部
14f 平坦部(カップ外面)
15 チューブ
16 第1逆止弁
17 第2逆止弁

Claims (10)

  1. 弾性材料からなり、かつ、内向きに変形可能な外壁を有した液体を収める容器本体と、容器本体の内部に連通し、その先端部分が容器本体の上部と反対向きに折り返されてなる液体排出ノズルと、容器本体に関連して設けられ、使用者の片手操作によって液体を液体排出ノズルから排出させる手動操作手段とを具え、該手動操作手段は、容器本体外部に装着され、使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設された操作突部を含み、この操作突部の手動操作により容器本体外壁を内向きに変形させて容器本体内の液体を加圧して容器本体内の液体を、操作突部を操作した掌で受け止める配置としたことを特徴とする液体容器。
  2. 請求項1記載の液体容器において、前記液体排出ノズルは、容器本体の内部に当該容器本体の底部付近で連通し、当該底部から容器本体の上部に向かって延在し、その先端部分が折り返されてなることを特徴とする液体容器。
  3. 請求項1又は2記載の液体容器において、前記手動操作手段は、1対の端部がそれぞれ前記操作突部を構成するほぼU字形状の操作部材を具え、該操作部材は、容器本体外部に装着したときに前記操作突部が容器本体の側方に突出し、かつ、手動操作により前記操作突部が互いに接近するように弾性変形可能であることを特徴とする液体容器。
  4. 請求項3記載の液体容器において、容器本体には、前記操作部材を嵌合させるためにほぼU字形状とした凹陥部が設けられていることを特徴とする液体容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体容器において、容器本体がブロー成形された比較的軟質の合成樹脂製ボトルであり、前記操作部材が該ボトルよりも硬質の合成樹脂を射出成形してなることを特徴とする液体容器。
  6. 液体を収める容器本体と、容器本体の内部に連通する液体排出ノズルと、容器本体に関連して設けられ、使用者の片手操作によって液体を液体排出ノズルから排出させる手動操作手段とを具え、
    容器本体の頂部に、内向きに変形可能な外壁を有する弾性材料製のカップ状定量ユニットが装着され、さらに、前記手動操作手段は、カップ状定量ユニット外部に使用者が手の掌を上向きにした状態で、その手の指先間で挟んで操作し得るように配設された操作突部を含み、この操作突部の手動操作によりカップ状定量ユニットの外壁を内向きに変形させて当該カップ状定量ユニット内の液体を加圧して容器本体内の液体を、操作突部を操作した掌で受け止める配置としたことを特徴とする液体容器。
  7. 請求項6記載の液体容器において、前記カップ状定量ユニットは、容器本体内部からカップ状定量ユニット内部に向かう液体の流入を許容するも、その逆流を阻止する第1の逆止弁と、カップ状定量ユニット内部から排出ノズルに向かう液体の流出を許容するも、その逆流を阻止する第2の逆止弁とを具えることを特徴とする液体容器。
  8. 請求項7記載の液体容器において、前記手動操作手段は、1対の端部がそれぞれ前記操作突部を構成するU字形状の操作部材を具え、該操作部材は、カップ状定量ユニット外部に装着したときに前記操作突部が容器本体の側方に突出し、かつ、手動操作により前記操作突部が互いに接近するように弾性変形可能であることを特徴とする液体容器。
  9. 請求項8記載の液体容器において、前記カップ状定量ユニットの外面に、前記操作部材における互いに対向する内面を接触させる1対の平坦部が設けられていることを特徴とする液体容器。
  10. 請求項乃至9のいずれか一項に記載の液体容器において、前記カップ状定量ユニットが比較的軟質のゴム状弾性体からなり、前記操作部材が該ゴム状弾性体よりも硬質の合成樹脂を射出成形してなることを特徴とする液体容器。
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