JP2003200088A - 二液小出しパッケージ - Google Patents

二液小出しパッケージ

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JP2003200088A
JP2003200088A JP2002271345A JP2002271345A JP2003200088A JP 2003200088 A JP2003200088 A JP 2003200088A JP 2002271345 A JP2002271345 A JP 2002271345A JP 2002271345 A JP2002271345 A JP 2002271345A JP 2003200088 A JP2003200088 A JP 2003200088A
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pump
applicator
package
liquid
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JP2002271345A
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Leonora M Brozell
エム ブロゼル レオノラ
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Owens Illinois Closure Inc
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • A45D34/04Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分溶液、例えば二成分デオドラント(脱
臭剤)を収容して塗布するパッケージを提供する。 【解決手段】 二成分溶液を収容して塗布するパッケー
ジは、塗布される関連の液体を収容する第1及び第2の
室を備えたハウジングと、各ハウジング内の第1及び第
2の室内に設けられた第1及び第2の液体カートリッジ
ポンプとを有する。各ポンプは、関連の室からの液体を
受け入れる入口を有する。表面アプリケータがハウジン
グに取り付けられ、二成分溶液を表面、例えばユーザの
皮膚に塗布するようになっている。マニホルドがポンプ
の出口に連結され、ポンプ出口からの液体を混合して混
合された液体をアプリケータに差し向けるようになって
いる。ハウジング及びアプリケータのうち一方は、ポン
プを作動させて室からの液体を同時にアプリケータに送
りだすためにポンプに対して動く部分を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二成分溶液、例え
ば二成分デオドラント(脱臭剤)を収容して塗布するパ
ッケージ及びかかるパッケージ内に用いられる液体小出
しカートリッジに関する。
【0002】
【発明の背景及び発明の概要】本発明の一般的な目的
は、二成分溶液、例えば二成分デオドラントを収容して
塗布するパッケージであって、液体成分がパッケージ内
に分離されており、塗布の時点までは混合されず、塗布
のたびに小出しされる液体の絶対量及び相対量がパッケ
ージの設計によって制御されるパッケージを提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、本発明の特定の好まし
い実施形態によれば、液体成分が交換可能及び(又は)
補充可能なカートリッジ組立体の形態で提供される上述
の形式のパッケージを提供することにある。
【0003】本発明は、互いに別々に用いることがで
き、より好ましくは互いに組み合わせて用いることがで
きる多数の特徴を有している。本発明の第1の特徴によ
れば、二成分溶液を収容して塗布するパッケージは、塗
布されるべき関連の液体を収容した第1及び第2の室を
備えるハウジングと、ハウジング内に設けられた第1及
び第2の液体カートリッジポンプとを有する。ポンプは
各々、それぞれ第1及び第2の室内に設けられていて、
関連の室から液体を受け入れる入口及び出口を備える。
表面アプリケータが、ハウジング上に設けられていて、
二成分溶液を表面、例えばユーザの皮膚に塗布するよう
になっている。マニホルドが、ポンプ出口からの液体を
混合し、混合した液体をアプリケータに差し向けるよう
ポンプ出口に連結されている。ハウジング及びアプリケ
ータのうち一方は、ポンプを作動させて室からの液体を
同時にアプリケータに送り出すためにポンプに対して動
くことができる部分を有する。
【0004】本発明の好ましい一実施形態による二成分
溶液を収容して塗布するパッケージは、開放端部を備え
たハウジングと、ハウジングの開放端部上に設けられた
表面アプリケータとを有する。マニホルドがハウジング
内でアプリケータの下側に取り付けられていて、溶液を
アプリケータに送り出すようになっている。第1及び第
2の液体カートリッジ組立体が、マニホルドから吊り下
げられていて、それぞれ塗布されるべき液体を収容して
いる。カートリッジ組立体は各々、カートリッジ内に位
置する入口及びマニホルドに結合された出口を備えるカ
ートリッジポンプを有する。ハウジングは、壁部分を有
し、壁部分は、ハウジング内に弾性的に動いてカートリ
ッジ組立体に係合し、カートリッジをマニホルドに押し
付け、それによりポンプを同時に作動させ、液体をカー
トリッジからアプリケータに送り出すようになってい
る。ハウジング内に設けられたばねが、壁部分に係合
し、壁部分をカートリッジから押し離す。壁部分に設け
られたストップが、カートリッジから離れる壁部分の運
動を制限する。壁部分、ばね及びストップを有するハウ
ジングは好ましくは、一体成形プラスチック構造のもの
である。
【0005】本発明の別の好ましい実施形態の二成分溶
液を収容して塗布するパッケージは、一体成形ヒンジに
よって回動自在に結合されたベース部分と蓋部分を備え
たクラムシェル形ハウジングを有している。第1及び第
2の液体カートリッジ組立体が、ベース部分内に固定さ
れ、それぞれ塗布されるべき液体を収容している。カー
トリッジ組立体は各々、カートリッジ内に位置する入口
を備えたカートリッジポンプを有している。ハウジング
のベース部分に設けられたマニホルドは、それぞれポン
プの出口に結合された第1及び第2の入口を有してい
る。蓋部分上に設けられたアプリケータが、可撓性導管
によってマニホルドの出口に連結されている。ハウジン
グのベース部分は、壁部分を有し、壁部分は、ハウジン
グ内に弾性的に動いてマニホルドに当接し、マニホルド
をカートリッジに向かって移動させると同時にポンプを
作動させ、溶液をカートリッジからアプリケータにマニ
ホルド及び可撓性導管を通って送り出すようになってい
る。クラムシェル形ハウジング及びヒンジは好ましく
は、一体成形プラスチック構造のものである。アプリケ
ータをハウジングの蓋部分の外面上に一体成形するのが
よい。ハウジングの可動壁部分は、一体成形ヒンジによ
ってベース部分に結合されている。
【0006】本発明の第3の実施形態の二成分溶液を収
容して塗布するパッケージは、内部に互いに別個の液体
室を形成する内壁を備えた開放シェルを有している。ク
ロージャプレート壁が、シェルの開口端部を横切って延
びていて液体室を密閉している。第1及び第2の液体カ
ートリッジポンプが、クロージャプレートに取り付けら
れ、これらカートリッジポンプは、液体室のそれぞれの
中に位置する入口を有している。可撓性且つ弾性アプリ
ケータが、クロージャプレートから間隔を置いてこれと
重なり合った状態でシェルに取り付けられている。マニ
ホルドが、アプリケータの下側に取り付けられ、マニホ
ルドは、ポンプの出口に結合された入口及びアプリケー
タに結合された出口を有している。例えばアプリケータ
をユーザの皮膚に押し付けることによりアプリケータを
クロージャプレートに向かって弾性的に撓曲させると、
ポンプが同時に作動して液体を室からアプリケータに送
り出す。ポンプは、クロージャプレートから一体に延び
るポンプシリンダと、シリンダ内に設けられたポンプピ
ストンと、シリンダからマニホルドまで延びるポンプ出
口ステムとを有している。ばねが、本発明の好ましい実
施形態では、クロージャプレートとアプリケータとの間
に圧縮状態で捕捉されていて、アプリケータをクロージ
ャプレートから押し離すようになっている。カートリッ
ジポンプ内に互いに別個のばねを用いる代わりに、アプ
リケータとクロージャプレートとの間にばねを1つしか
用いていないことにより、ポンプを作動させるのに必要
な圧力が減少する。
【0007】本発明の別の特徴によれば、液体小出しカ
ートリッジ組立体が、小出しされるべき液体を収容する
容器又はバイアルと、バイアルの開放端部上に固定され
たクロージャとを有する。カートリッジポンプが、バイ
アル内に位置する入口端部及びクロージャから延びる出
口端部を有するようクロージャに取り付けられている。
ポンプ出口は好ましくは、クロージャから延びる中空ス
テムを有している。かかる液体小出しカートリッジ組立
体を、本発明の第1及び第2の実施形態のパッケージ内
に交換用カートリッジとして用いることができる。
【0008】本発明の内容は、その追加の目的、特徴及
び利点と共に、以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び
添付の図面から最もよく理解されよう。
【0009】
【好ましい実施形態の詳細な説明】図1〜図3は、ハウ
ジング12及び着脱自在なカバー14を有するものとし
て本発明の好ましい一実施形態のパッケージ10を示し
ている。ハウジング12は、図2で最もよく分かるよう
に、カップの形をしており、開放上端部を有している
(方向を示す形容詞、例えば「上方」という用語は、説
明のために用いられており、図面に示す向きに関して限
定を加えるものではない。)。上方又は外方に凸状の表
面アプリケータ16がハウジングの開放上端部を覆った
状態で取り付けられている。マニホルド18が、アプリ
ケータ16の下側に固定されている。マニホルド18
は、Yを逆にした形の流体通路を有し、これら流体通路
は、側方に間隔を置くと共に下方に向いた互いに平行な
入口20,22及びアプリケータ16の下側に結合され
た出口24を有している。マニホルド出口24は、混合
室26を包囲しており、流体がこの混合室からアプリケ
ータの上側に設けられた溝又はスロット28(図3)を
通ってアプリケータ16の下側に沿って送られる。
【0010】マニホルド入口20,22は、中空且つ円
筒形であり、側方に間隔を置いた互いに平行な軸線に沿
って延びている。第1及び第2の液体カートリッジ組立
体30,32がそれぞれ、マニホルド入口20,22か
ら吊り下げられている。カートリッジ組立体30,32
は、互いに側方に間隔を置いて位置し、それぞれマニホ
ルド入口20,22と整列した同一平面上に位置する互
いに平行な長手方向軸線を有している。カートリッジ組
立体30は、開放上端部を備えた全体として円筒形の容
器又はバイアル34及びバイアルの開放上端部を閉鎖す
るクロージャ36を有している。カートリッジポンプ3
8が、クロージャ36とバイアル34の開放上端部との
間にクランプされることにより、クロージャ36によっ
て支持されている。カートリッジポンプ38は、全体と
して従来構造のものである。ポンプ38は、バイアル3
4内にその下端部に隣接して設けられた入口端部39及
びマニホルド入口20内に圧力嵌めされた中空ステム4
0の形態をした出口端部を有している。一般に、カート
リッジ組立体38をマニホルド18に隣接してカートリ
ッジポンプばね42の力に抗して圧縮すると、液体は、
シリンダ46内で逆止弁ボール48の周りに設けられた
ピストンによって小出しされる。カートリッジを解除す
ると、液体は、カートリッジポンプの次の圧縮に備えて
バイアル34内から逆止弁ボール50を越えて吸い込ま
れる。カートリッジポンプの内部構造及び作用は、当該
技術分野において周知であり、種々の特許文献に詳細に
記載されている。
【0011】第2のカートリッジ組立体32は、バイア
ル34aがバイアル34よりも長く、ポンプ38への入
口39aが細長いバイアルの下端部まで延びる浸漬管に
よって形成されている点を除き、カートリッジ組立体3
0と構造が全体として同一である。また、カートリッジ
組立体30,32相互間には行程差52があり、この行
程差により、2つのポンプ相互間の用量差か調節される
ことが注目されよう。かくして、この例では、両方のポ
ンプを同時に作動させると、カートリッジ組立体30と
比較して約2倍という多量の液体がカートリッジ組立体
32から送り出されることになる。カートリッジバイア
ル34aは、カートリッジバイアル34のほぼ2倍の多
量の液体を保持するよう細長く、したがって2つのカー
トリッジ組立体は、ほぼ同一時間経過後且つほぼ同一行
程数の実施後に空になるようになっている。カートリッ
ジ組立体の大きさ及び行程差52は、小出しされるべき
液体の所望の割合に応じてカートリッジの設計時に設定
される。液体の量を等しくすることが望ましい場合、カ
ートリッジ組立体は好ましくは、同一の大きさのもので
あって、行程は等しいものとなろう。
【0012】ハウジング12は、ハウジングの本体に符
号56のところでヒンジ留めされた押しボタン式壁部分
54を有している。押しボタン式壁部分54は、ハウジ
ング内への押しボタンの動作時に、ポンプカートリッジ
組立体30の下端部と当接可能にハウジング12内に設
けられた第1の平坦なランドエリア58及び端に向かう
方向でカートリッジ組立体32と当接可能に設けられた
第2の平坦なランドエリア60を有している。弧状ばね
64が、ハウジング12内にその下端部に隣接して一体
成形されており、押しボタン式壁部分54の端部のとこ
ろに設けられたストップ66に係合するよう上方且つ内
方に延びている。ばね64は、ボタン式壁部分を定位置
に保持するよう僅かに圧縮されている。また、ストップ
68が押しボタン式壁部分の弧状下面に一体成形されて
いて、ボタン式壁部分54を挿通させたハウジング開口
部70を包囲するハウジング12の反対側に位置した内
縁部に当接している。着脱自在なタブ72が、押しボタ
ン式壁部分54の下端部に隣接してハウジング12の外
面に沿って延びていて、出荷用シールとして働き、即
ち、意図した使用に先だってパッケージの出荷及び取り
扱いの際ボタン式壁部分54の内方への運動を阻止する
ようになっている。ボタン式壁部分54、ヒンジ56、
ばね64、ストップ66,68及びタブ72を有するハ
ウジング12は好ましくは、一体成形プラスチック構造
のものである。カバー14及びマニホルド18も又好ま
しくは、成形プラスチック構造のものである。ボタン式
壁部分54は、ハウジング12から外方に延びる位置に
一体成形され、成形後作業で図1及び図2の位置に動か
される。アプリケータ16は、成形又は焼結プラスチッ
ク構造のものであってよく、或いは、比較的剛性の成形
プラスチックベース及び混合状態の液体がウィッキング
又は毛管作用により通ることができる上に位置するフォ
ーム等の層を有してもよい。
【0013】液体製品をパッケージ10から塗布するた
め、タブ72を取り外し、ボタン式壁部分54をヒンジ
56の上方でハウジング12の本体内に回動させ、ラン
ドエリア58,60がカートリッジ組立体30,32の
下端部に係合するようにする。ボタン式壁部分54を引
き続き内方に動かすことにより、カートリッジ組立体は
マニホルド18に圧接され、液体が関連のカートリッジ
ポンプ38,38aにより各カートリッジ組立体から圧
送されるようになる。液体は、ポンプ出口ステム40を
通って、マニホルド入口20,22に流れ、次に混合室
26を通ってアプリケータ16の下側の溝又はスロット
28に至る。塗布に先立って室26内で混合された溶液
は、ウィッキング又は毛管作用により、アプリケータを
通って流れ、例えばユーザの皮膚に塗布される。ボタン
式壁部分54がハウジング12内に動いてカートリッジ
組立体を作動させると、ボタン式壁部分はばね64を押
す。かかる内方運動は、当初ハウジングスプリング64
によって妨げられ、平坦部58,60がバイアル34,
34aに係合した後は、カートリッジポンプばね42と
組み合わさったばね64によって妨げられる。カートリ
ッジポンプ38,38aの行程の終わりは、ハウジング
内へのボタン式壁部分54のそれ以上の運動を止めるス
トップとして働く。ボタン式壁部分を離すと、ばね64
はボタン式壁部分を図1及び図2に示すその初期位置に
動かし、この位置では、ボタン式壁部分はストップ6
6,68によって保持される。
【0014】図1〜図3に示す実施形態(及び図4及び
図5に示す実施形態)の特定の特徴は、液体カートリッ
ジ組立体30,32をこれらが空になったときに補充し
又は交換できるということにある。すなわち、カートリ
ッジが空になると、アプリケータ16、マニホルド18
及び液体カートリッジ組立体30,32から成るサブア
センブリ74(図3)をハウジング12から取り外すの
がよい。液体カートリッジ組立体30,32を出口ステ
ム40をマニホルド入口20,22から引き出すことに
より、マニホルド18から取り外すことができる。次
に、液体カートリッジ組立体を補充品としてのカートリ
ッジ組立体で置き換えるだけでよく、或いはクロージャ
36をバイアル34,34aから取り外し、バイアルに
適当な液体を補充することによりカートリッジ組立体そ
れ自体を補充してもよい。次に、クロージャとポンプを
再びバイアルに組み付け、液体カートリッジ組立体3
0,32をマニホルド18に再び組み付け、そしてアプ
リケータ16、マニホルド18及び液体カートリッジ組
立体30,32から成るサブアセンブリ74を再びハウ
ジング12に組み付けるのがよい。
【0015】図4及び図5は、本発明の好ましい第2の
実施形態のパッケージ80を示している。パッケージ8
0は、クラムシェル形ハウジング82を有し、このハウ
ジングは、その長い方の一方の縁部に沿って延びる一体
ヒンジ88によって互いに連結されたベース部分84と
蓋部分86を有している。クラムシェル形ハウジング8
2のベース部分84は、液体カートリッジ組立体30,
32が着脱自在に取り付けられる直立の壁90(図4の
方向)を有している。(図1〜図3に示された符号と同
一の図4〜図6の符号は、同一又は関連の部品を示して
いる。)マニホルド18は、カートリッジ組立体30,
32の出口ステム40に取り付けられている。マニホル
ド18の出口24は、フレキシブルホース又は導管94
により継手96(図4)に連結されており、この継手
は、ハウジング82の蓋部分86から内方に延びてい
る。アプリケータ98が、蓋部分86の外面を覆って延
びていて、導管94及び継手96を通って塗布される液
体を受け入れる。クラムシェル形ハウジング82のベー
ス部分84は、一体ヒンジ106によりベースの残部に
連結されたボタン式壁部分104を有している。ボタン
式壁部分104は、ベース壁90によって支持されたカ
ートリッジ組立体30,32の反対側でマニホルド18
に係合する1対の側方に間隔を置いた直立脚部100,
102(図4及び図5)を有している。カートリッジ組
立体30,32はこの場合も又、それぞれマニホルド2
0,22と整列した同一平面上に位置する互いに平行な
長手方向軸線を有している。
【0016】かくして、ボタン式壁部分104をユーザ
が図4で反時計回りの方向にヒンジ106の側方軸線の
回りに回動させると、マニホルド18は図4及び図5の
向きで左側に動かされ、それによりカートリッジ組立体
内のカートリッジポンプを作動させ、液体をそれぞれの
カートリッジ組立体内からマニホルド18の混合室26
内へ圧送する。液体は加圧下で導管94及び継手96を
通って蓋86の外面上のアプリケータ98に送られる。
蓋の外面は、液体を分配しやすくする適当なチャネルを
有するのがよい。他方、ボタン式壁部分104を離す
と、マニホルドは、ポンプばね42によって図4及び図
5に示すようにその元の位置に戻される。カップ状蓋1
08が、使用していないとき、アプリケータ98を覆
う。ベース部分84、蓋部分86、ヒンジ88、ボタン
式壁部分104、脚部100,102及びヒンジ106
を含むクラムシェル形ハウジング82は好ましくは、一
体成形プラスチック構造のものである。アプリケータ9
8を蓋部分86の外面上に一体成形してもよく、或い
は、適当な別法によりハウジングの蓋部分に取り付けて
もよい。液体カートリッジ組立体30,32は、空にな
るとクラムシェル形ハウジングを開き、カートリッジを
取り外すことにより交換又は補充できる。導管94は、
クラムシェル形ハウジングの開放を可能にするほど十分
長い。
【0017】図6は、本発明の第3の実施形態のパッケ
ージ110を示している。ハウジング112が、開いた
カップ状ベース又はシェル114、シェル114の開放
端部を横切って延びるクロージャプレート116及びク
ロージャプレート116の上に位置した状態でこれから
間隔を置いてシェル114に取り付けられたカップを逆
にした形状の弾性可撓性アプリケータ118を有してい
る。(パッケージは、図6には示していないアプリケー
タ118を覆う着脱自在なカップ状カバーを更に有して
いる。)シェル114内の内部壁120が、クロージャ
プレート116によって閉鎖された1対の互いに別個の
液体収容室122,124を形成している。クロージャ
プレート116は、室122,124内にそれぞれ設け
られていて、1対のカートリッジポンプ38b,38c
のシリンダを形成する1対のポケット126,128を
有している。カートリッジポンプ38b,38cは本質
的に、図2のカートリッジポンプ38,38aと同一で
あり、異なる点は、ポンプの外側シリンダが、クロージ
ャプレート116によって形成され、ポンプばね42
(図2)が図6では省かれていることである。カートリ
ッジ38b,38cの入口端部は、シェル114の底部
に隣接して設けられている(図6の向きに関し)。マニ
ホルド18aが、アプリケータ118の下側に固定され
ており、このマニホルドは、カートリッジポンプ38
b,38cの出口ステム40を受け入れる入口20,2
2及び混合した液体をアプリケータ118の本体内へ送
り込む出口24aを備えている。マニホルド入口20,
22が互いに平行な同一平面上に位置する軸線に沿って
プレート116のシリンダポケット126,128と軸
方向に整列している。コイルばね130が、ポンプ38
b,38c相互間でマニホルド18aの下側とクロージ
ャプレート116の対向した表面との間に圧縮状態で捕
捉されている。この実施形態では、アプリケータ118
は、可撓性弾性構造のものであり、かくして、アプリケ
ータ118をばね130の力に抗してクロージャプレー
ト116に向かって押し潰して液体製品を室122,1
24から小出しすることができる。
【0018】すなわち、液体製品を小出しすることが望
ましい場合、アプリケータ118を例えばユーザの皮膚
の適当な部分に押し付け、シェル114をばね130の
力に抗してアプリケータに向かって圧縮する。ばね13
0が圧縮されると、液体は、カートリッジポンプ38
b,38cによってアプリケータ118内に圧送され
る。この実施形態では、室124は、室122よりも大
きく、ポンプ38cのピストン行程は、ポンプ38bの
ピストン行程よりも大きい。他の実施形態の場合と同
様、室の大きさ及びポンプの行程は、小出しされるべき
液体の所望の割合に対応するよう自由に設定される。シ
ェル114を離し、マニホルド18a及びアプリケータ
118が図6の位置に動くと、液体は次の塗布に備えて
室122,124からカートリッジポンプ内に吸い込ま
れる。先に説明した実施形態の場合と同様、液体は、ア
プリケータへの小出しの直前にマニホルド18a内の室
26aに達するまでは混合されない。カートリッジポン
プ内の1対のばねに代えて単一のコイルばね130を用
いることが、液体を塗布するのに必要な力を減少させる
のに役立つ。さらに、ばねは、小出しされる製品に決し
て触れることはない。ばね130をクロージャプレート
116又はマニホルド18a内へ一体成形するのがよ
い。パッケージは、ユーザの手のひらに棒状の石鹸のよ
うに保持されるよう寸法決めされたものであってもよ
い。
【0019】かくして、上述の本発明の目的を全て完全
に満足する二成分溶液を収容して塗布するパッケージ及
びかかるパッケージに用いられるカートリッジ組立体が
開示された。本発明をその現時点において好ましい実施
形態と関連して開示すると共に多くの改造例及び変形例
を説明した。当業者であれば、他の改造例及び変形例を
容易に想到できよう。本発明は、特許請求の範囲に記載
された本発明の精神及び範囲に属するかかる全ての改造
例及び変形例を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施形態の二成分液体を収
容して塗布するパッケージの側面図である。
【図2】図1に示すパッケージの断面図である。
【図3】図1及び図2のパッケージ内のアプリケータ及
びカートリッジサブアセンブリの側面図である。
【図4】本発明の別の実施形態のパッケージの断面側面
図である。
【図5】図4のパッケージのベース部分の断面平面図で
あり、実質的に図4の5−5線に沿って見た図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のパッケージの端面断
面図である。
【符号の説明】
10 パッケージ 12 ハウジング 16 アプリケータ 18 マニホルド 26 混合室 30,32 カートリッジ組立体 38,38a カートリッジポンプ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二成分溶液を収容して塗布するパッケー
    ジ(10;80;110 )であって、塗布されるべき関連の液
    体を収容した第1及び第2の室(34,34a;122 ,124
    )を備えるハウジング(12;82;112 )と、前記ハウジ
    ング内に設けられた第1及び第2の液体カートリッジポ
    ンプ(38,38a;38b,38c)とを有し、前記ポンプは
    各々、それぞれ前記第1及び第2の室内に設けられてい
    て、関連の室から液体を受け入れる入口(39)及び出口
    (40)を備え、前記パッケージは、前記ハウジング上に
    設けられた表面アプリケータ(16;98;118 )と、前記
    ポンプ出口からの液体を混合し、混合した液体を前記ア
    プリケータに差し向けるよう前記ポンプ出口に連結され
    たマニホルド(18,18a)とを有し、前記ハウジング及
    び前記アプリケータのうち一方は、ポンプを作動させて
    室からの液体を同時にアプリケータに送り出すためにポ
    ンプに対して動くことができる部分(54,104 ,118 )
    を有し、前記ハウジングは、前記ハウジング内に設けら
    れた前記ポンプ及び前記マニホルドと、前記ハウジング
    の1つの壁上に設けられた前記アプリケータとを備える
    密閉ハウジングであることを特徴とするパッケージ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(12;82;112 )は、開放
    端部を備えたカップ状のハウジングから成り、前記アプ
    リケータ(16;98;118 )は、前記ハウジングの前記開
    放端部を閉鎖するよう前記ハウジングに取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のパッケージ。
  3. 【請求項3】 前記アプリケータ(16;98;118 )は、
    可撓性且つ弾性であり、前記アプリケータを前記ハウジ
    ングに対して圧縮すると、前記ポンプが同時に作動し、
    前記室(34,34a;122 ,124 )からの液体が前記アプ
    リケータに送り出されることを特徴とする請求項1又は
    2記載のパッケージ。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング(112 )は、内部に互い
    に別個の液体室を形成する壁(120 )を備えた開放シェ
    ルと、前記ポンプ入口が前記室内に位置した状態で前記
    室を閉鎖して前記ポンプを支持するよう前記開放シェル
    を横切って延びるクロージャプレート(116 )とを有
    し、前記可撓性且つ弾性のアプリケータは、前記クロー
    ジャプレートから間隔を置いてこれと重なり合った状態
    で前記ハウジングに取り付けられ、前記マニホルド(18
    a)は、前記アプリケータに取り付けられていることを
    特徴とする請求項3記載のパッケージ。
  5. 【請求項5】 前記ポンプ(38b,38c)は、前記クロ
    ージャプレート(116 )から一体に延びるポンプシリン
    ダ(126 ,128 )と、前記シリンダ内に設けられたポン
    プ部分と、前記シリンダから前記マニホルド(18a)ま
    で延びるポンプ出口ステム(40)とを有していることを
    特徴とする請求項4記載のパッケージ。
  6. 【請求項6】 前記クロージャプレート(116 )と前記
    アプリケータ(118)との間に圧縮状態で捕捉されてい
    て、前記アプリケータを前記クロージャプレートから押
    し離すばねを更に有していることを特徴とする請求項5
    記載のパッケージ。
  7. 【請求項7】 前記ばね(130 )は、コイルばねである
    ことを特徴とする請求項6記載のパッケージ。
  8. 【請求項8】 前記マニホルド(18)及び前記ポンプ
    (38,38a)は、前記アプリケータ(16)から吊り下げ
    られており、前記ハウジング(12)は、前記室からの液
    体を前記アプリケータに送り出すために前記ポンプに係
    合すると同時に前記ポンプを作動させるよう前記ハウジ
    ング内へ弾性的に動くことができる壁部分(54)を有し
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載のパッケー
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記壁部分(54)は、一体成形ヒンジ
    (56)によって前記ハウジング(12)に連結されている
    ことを特徴とする請求項8記載のパッケージ。
  10. 【請求項10】 前記ハウジング(12)内に設けられて
    いて、前記壁部分(54)に係合し、前記壁部分を前記ポ
    ンプ(38,38a)から押し離すばね(64)を更に有して
    いることを特徴とする請求項9記載のパッケージ。
  11. 【請求項11】 前記壁部分(54)に設けられていて、
    前記ポンプから離れる前記壁部分の運動を制限するスト
    ップ(68)を更に有していることを特徴とする請求項1
    0記載のパッケージ。
  12. 【請求項12】 前記壁分(54)、前記ばね(64)及び
    前記ストップ(68)を有する前記ハウジング(12)は、
    一体成形プラスチック構造のものであることを特徴とす
    る請求項11記載のパッケージ。
  13. 【請求項13】 前記液体室(34,34a)は、前記ポン
    プ(38,38a)を有する液体カートリッジ組立体(30,
    32)から成り、前記ポンプは、前記カートリッジ組立体
    を前記マニホルドから吊り下げるよう前記マニホルド
    (18)内に受け入れられた出口ステム(40)を有してい
    ることを特徴とする請求項12記載のパッケージ。
  14. 【請求項14】 前記室(34,34a)及び前記ポンプ
    (38,38a)は、前記ハウジング(82)内の一定位置に
    固定されており、前記マニホルド(18)は、可撓性導管
    (94)により前記アプリケータ(98)に連結され、前記
    ハウジングは、前記ハウジング内へ弾性的に動いて前記
    マニホルドに当接し、前記マニホルドを前記室に向かっ
    て移動させると同時に溶液を前記室から前記アプリケー
    タに送り出す壁部分(104 )を有していることを特徴と
    する請求項1又は2記載のパッケージ。
  15. 【請求項15】 前記ハウジング(82)は、前記室(3
    4,34a)、前記ポンプ(38,38a)及び前記マニホル
    ド(18)が取り付けられると共に前記可動壁部分(104
    )が設けられるベース部分(84)と、前記アプリケー
    タ(98)が設けられる蓋部分(86)とを備えたクラムシ
    ェル形ハウジングから成り、前記導管(94)は、前記ベ
    ース部分上の前記マニホルドと前記蓋部分上の前記アプ
    リケータを互いに連結していることを特徴とする請求項
    14記載のパッケージ。
  16. 【請求項16】 前記ベース部分(84)、前記蓋部分
    (86)及び前記ベース部分と前記蓋部分を連結するヒン
    ジ(88)を備えた前記クラムシェル形ハウジングは、一
    体成形プラスチック構造のものであることを特徴とする
    請求項15記載のパッケージ。
  17. 【請求項17】 前記アプリケータ(98)は、前記蓋部
    分(86)の外部上に一体成形されていることを特徴とす
    る請求項16記載のパッケージ。
  18. 【請求項18】 前記可動壁部分(104 )は、一体成形
    ヒンジ(106 )によって前記ベース部分(84)に結合さ
    れていることを特徴とする請求項16記載のパッケー
    ジ。
  19. 【請求項19】 前記液体室(34,34a)は、前記マニ
    ホルド(18)に結合された液体カートリッジ組立体(3
    0,32)内に設けられていることを特徴とする請求項1
    〜18のうち何れか一に記載のパッケージ。
  20. 【請求項20】 前記液体カートリッジ組立体(30,3
    2)は、前記マニホルド(18)に着脱自在に結合されて
    いることを特徴とする請求項19記載のパッケージ。
  21. 【請求項21】 前記液体カートリッジ組立体(30,3
    2)は各々、小出しされるべき液体を収容するバイアル
    と、前記バイアルに固定されたクロージャ(36)と、前
    記バイアル内に位置する入口及び前記マニホルドに連結
    可能に前記クロージャから突出した出口を有するよう前
    記クロージャに取り付けられた前記ポンプ(38,38a)
    のうちの一方とを有することを特徴とする請求項20記
    載のパッケージ。
  22. 【請求項22】 前記液体室(122 ,124 )は、前記ハ
    ウジング(112 )の互いに別個の部分を有していること
    を特徴とする請求項1〜18のうち何れか一に記載のパ
    ッケージ。
  23. 【請求項23】 前記カートリッジポンプ(38,38a;
    38b,38c)は、前記ポンプをそれぞれ同時に作動させ
    たときに互いに異なる量の溶液を前記室から小出しする
    ために互いに異なる行程を有していることを特徴とする
    請求項1〜22のうち何れか一に記載のパッケージ。
  24. 【請求項24】 請求項1、請求項19又は請求項20
    に記載のパッケージ用の液体小出しカートリッジ組立体
    (30;32)であって、開放端部を備えていて、小出しさ
    れるべき液体を収容するバイアル(34;34a)と、前記
    開放端部を覆った状態で前記バイアルに固定されたクロ
    ージャ(36)と、前記クロージャに取り付けられてい
    て、前記バイアル内に位置した入口端部及び前記クロー
    ジャから延びる出口端部を備えるカートリッジポンプ
    (38;38a)とを有することを特徴とする組立体。
  25. 【請求項25】 前記カートリッジポンプは、前記出口
    端部を形成する中空ステムを有していることを特徴とす
    る請求項24記載の組立体。
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