JP3953834B2 - 変調信号の符号化による処理利得向上方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、海底地震観測網や、河川観測網、交通観測網など、広範囲を多点で観測する光ファイバセンサシステムを構築する際の変復調処理方式に係り、特に、変調信号の符号化による処理利得向上方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この分野の技術としては、文献名:新藤 雄吾他、「光ファイバ加速度センサによる海底地震観測」、平成12年度海洋音響学会研究発表会講演論文集、PP.107−110,2000がある。
【0003】
図11はかかる従来の光ファイバ加速度センサによる海底地震観測システムの構成図である。
【0004】
この図において、101はレーザ光源、102は送信ゲート、103,107,109,115は光カプラ、104はO/E(光/電気)変換器、105は受信ゲート,106はPGC(Phase Generated Carrier)ホモダイン復調器、108はマイケルソン干渉計を利用したセンサヘッド、110、111は2本の光ファイバ、112,113はミラー、114,117は遅延ファイバ、116はセンサ(図示なし)へ接続される光ファイバである。
【0005】
このシステムは、レーザ光源101、O/E(光/電気)変換器104、PGCホモダイン復調器106、多重化用の送信ゲート102、受信ゲート105およびマイケルソン干渉計を利用したセンサヘッド108からなる。マイケルソン干渉計は2本の光ファイバ110,111を光カプラ109、ミラー112,113を用いて結合したものであり、振動加速度による光ファイバの長さおよび屈折率の変化をレーザ光の位相変化として検出する。
【0006】
ここで、基本的な用語の詳細な説明を行う。
【0007】
(1)TDM方式(時分割多重化:Time Domain Multiplex方式)とは、図12に示すように、複数のセンサを多重化する方式の一つである。レーザパルスと各センサ間に挿入した遅延ファイバを組み合わせたもので、各センサから戻ってくるレーザパルスを時間的に分離する方式である。
【0008】
(2)PGC方式(Phase Generated Carrier方式)は、上記した図11に示すように、干渉型光ファイバセンサで用いる、光信号の変復調方式の一つである。FM変調を加えたレーザ光が光路差をもつ干渉計に加えられると、その時のO/E信号はI∝cos〔Ccosωt+φ(t)〕(ここで、Cは変調度)で与えられる。この式中のCcosωtをPGCとよぶ。
【0009】
(3)CW(Continuous Wave)は、連続光であり、レーザ光源などから得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したようなTDM多チャンネル構成では、各チャンネル毎に送信光を分岐して観測システムを構成するため、各チャンネルあたりのC/N(キャリアツウノイズレシオ)が低下することになり、それによって、信号のSNRが低下することになる。そのため、多重化できるチャンネル数が小さくなってしまう。
【0011】
本発明は、上記状況に鑑みて、PGC変調信号を位相変調あるいは周波数変調して2値化して送り光信号の符号化を行い、戻り光信号の同期検波を送信したレプリカ符号列で行うことにより、信号処理利得を向上することができる変調信号の符号化による処理利得向上方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕変調信号の符号化による処理利得向上方式において、FM変調光を用いた干渉処理システムにおいて、光ファイバ加速度センサへの送り光信号である周波数変調光信号に対し直交成分で位相変調して2値化し、この2値化により光ファイバ加速度センサへの送り光信号の符号化を行い、一方、前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の周波数も周波数変調光信号に対し直交成分で位相変調して2値化し、この2値化によりレプリカ信号列を作成して、復調器において、レプリカ信号で前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の同期検波を行うことを特徴とする。
【0013】
〔2〕変調信号の符号化による処理利得向上方式において、FM変調光を用いた干渉処理システムにおいて、光ファイバ加速度センサへの送り光信号である周波数変調光信号に対し、変調周波数2周波を用いて光ファイバ加速度センサへの送り光信号の符号化を行い、一方、前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の周波数も変調周波数2周波を用いて符号化を行い、レプリカ信号列を作成して、復調器において、レプリカ信号で前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の同期検波を行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
まず、本発明を説明するにあたり、従来行われているPGCの処理方式について簡単に説明する。
【0016】
図1は基本的なPGCの処理方式における伝送アレイの模式図である。
【0017】
この図において、1,2,3,…,Nはチャンネルのセンサ、11は光源部、12は光カプラ、13はO/E(光/電気)変換器、14は復調器、15,16は光ファイバ、17は遅延ファイバである。
【0018】
図1に示すように、各チャンネル1,2,3,…,N(センサ)からの戻り光はO/E変換器13でO/E変換されて、式(1)で示される信号強度I(t)なる干渉信号となる。
【0019】
【数1】
ここで、A,Bは電界パワー強度、Cは変調度、ωは変調周波数、φijは信号位相(iはセンサ番号、jはセンサアームの別)である。
【0020】
点線で囲った部分は異なるセンサでの干渉信号を表すが、それ以外の所は設定した時間遅延を持って帰ってくる戻り光である。
【0021】
このように、O/E変換後の干渉強度に関しては、各アーム間での線形加算が成り立つ。
【0022】
上記(1)式を1つのセンサについて、ベッセル関数で展開すると、以下のように表される。
【0023】
I(t)=A+Bcos〔Ccosωt+φ(t)〕
=A+B{〔J0 (C)+2(−1)k ・J2k(C)・cos2kωt〕cosφ(t)−〔2(−1)k ・J2k+1(C)・cos(2k+1)ωt〕sinφ(t)} …(2)
上記(2)式より1次の成分と2次の成分を抽出する。
【0024】
1次信号:2J1 (C)・cosφ(t)・cosωt …(3)
2次信号:2J2 (C)・sinφ(t)・cos2ωt …(4)
抽出は同期検波を行い、それぞれ
1次信号:J1 (C)・cosφ(t) …(5)
2次信号:J2 (C)・sinφ(t) …(6)
なる値を得る。上記(6)式を上記(5)式で割って、J1 (C)/J2 (C)をかけてtan-1(アークtan)をとることによって信号位相φを抽出する(tan-1処理の場合)。
【0025】
ここで、本発明の第1実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式について説明を行う。
【0026】
前述のPGC変調では、送信波形として周波数変調を行っているが、変調信号を位相変調して2値化し、符号化することで同期検波を行い、相関処理を行う。
【0027】
すると、前述の式は以下のように展開される。
【0028】
1次信号:2J1 (C)・cosφ(t)・cos(ωt+pπ) …(7)
2次信号:2J2 (C)・sinφ(t)・cos(2ωt+pπ) …(8)
(pは符号により0もしくは1)
同期検波を行う信号の周波数も同様に変調し、レプリカ化することで同期検波での出力をシグナルビットとして考えることが可能となる。
【0029】
Hn=cos(ωt) …(9)
Ln=cos(ωt+π) …(10)
(nは信号次数)
ここで、「レプリカ」とは、上記のPGCを発展させたもので、FM変調周波数f1 とf2 をある時刻ごとに切り替えていく。このf1 とf2 の時間的な並びがレプリカ信号となり、センサ出力とレプリカ信号との相関処理により信号利得の向上を行う。
【0030】
図2はそのレプリカ信号列RSA(4次の場合)を示す図である。
【0031】
レプリカ信号列で同期検波を行うと、HLは−1となり、LL、HHでは信号振幅(+1)となる。M系列のような相関性の高い信号で符号化した場合、各次数の相関後の信号は図3に示すようになる。
【0032】
変調周期に対して信号周波はずっと低いので、各信号の同時性が満たされ、信号振幅の次数倍の信号となる(ここで、信号振幅はJncosφ、もしくはJnsinφと定義する)。
【0033】
(送信形態)
通常時分割送信する送信空きスロットに、信号変調信号のCW信号を送信する、つまり、パルス長を長くし、デューティを稼ぐことと等価である。
【0034】
(戻り光)
ここで、全てのチャンネルの戻り光が、1チャンネル送信分の信号長より短ければ、送り光は連続的にCW(位相変調を加えた)を送りつづけるだけでよく、パルスジェネレータ(PG)が不要となる。つまり、基本形にPGが不要であり、変調信号をファンクションジェネレータで入力するのみでたりる。
【0035】
図4はその戻り光RSA列のタイミングを示す図である。
【0036】
本発明の方式では、従来、受信側で戻り光(変調周波数)に対するサンプリングにTDMのチャンネル数倍のサンプリングが必要であったのに対し、デジット数×戻り光(変調周波数)に対するサンプリングとなり、デジット数はチャンネル数相当となる。
【0037】
以上のように、符号化を施した同期検波を行うことにより、信号処理利得が稼げる結果となる。そのため、キャリアのゲインが得られ、伝送距離を延ばすことが可能となる。すなわち、キャリアの相関信号がデジット数倍され、それ以外の無相関雑音がデジット数の1/2乗されるため、結果としてC/Nはデジット数の1/2乗増加する結果となる。
【0038】
100チャンネルの多重化を考えた場合、空きスロットを利用することにより、C/Nが10倍増加し、その結果、同一チャンネル数で考えると、伝送距離を10倍相当延ばせることになる。
【0039】
次に、本発明の第2実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式について説明する。
【0040】
従来のPGC変調では、送信波形として周波数変調を行っているが、変調周波数2周波を用いて符号化することで同期検波を行い、相関処理を行う。
【0041】
すると、前述の式は以下のように展開される。
【0042】
1次信号:2J1 (C)・cosφ(t)・cos(ωp t) …(11)
2次信号:2J2 (C)・sinφ(t)・cos(2ωp t) …(12)
(pは符号により0もしくは1)
同期検波を行う信号の周波数も同様に変調しレプリカ化することで、同期検波での出力をシグナルビットとして考えることが可能となる。
【0043】
Hn=cos(ω1 t) …(13)
Ln=cos(ω2 t+π) …(14)
(nは信号次数)
図5はその場合のレプリカ信号列RSA(4次の場合)を示す図である。
【0044】
レプリカ信号列で同期検波を行うと、HLはベースバンドで0となり、LL、HHでは信号振幅となる(後述の参考1参照)。M系列のような相関性の高い信号で符号化した場合、各次数の相関後の信号は図6のようになる。
【0045】
なお、変調周期に対して信号周波数はずっと低いので、各信号の同時性が満たされ、信号振幅の次数倍の信号となる(ここで、信号振幅はJn cosφ、もしくはJn sinφと定義する)。
【0046】
同様に、負論理レプリカ相関を行うと、HLで0となったビットが信号振幅となり、HH、LLで0となる。
【0047】
負論理の符号を反転してM系列出力を構成する。これによって+1、−1の符号化ができ、ビットサムによる相関検出が可能となる。
【0048】
(送信形態)
通常、時分割送信する送信空きスロットに信号変調信号のCW信号を送信する。つまり、パルス長を長くし、デューティを稼ぐことと等価である。
【0049】
(戻り光)
図7は本発明の第2実施例を示す戻り光RSA列のタイミングを示す図である。
【0050】
ここで、全てのチャンネルの戻り光が、1チャンネル送信分の信号長より短ければ、送り光は連続的にCW(位相変調を加えた)を送りつづけるだけでよく、パルスジェネレータが不要となる。つまり、基本的にPGが不要であり、変調信号をファンクションジェネレータで入力するのみでたりる。
【0051】
本発明の方式では、従来受信側で戻り光(変調周波数)に対するサンプリングにTDMのチャンネル数倍のサンプリングが必要であったのに対し、デジット数×戻り光(変調周波数)に対するサンプリングとなり、デジット数はチャンネル数相当となる。
【0052】
(参考1)
各デジットに対して変調周波数を2値(ω1 ω2 )用いて符号の異なったデジットに微小周波数偏移が生じるようにしてフィルタで除去する。
レプリカ×戻り光ビット=2信号振幅×cos(ω1 t)×cos(ω2 t)
=信号振幅×{cos(ω1 −ω2 )t+cos(ω1 +ω2 )
t}(A1)
図8はその場合の信号振幅を示す図であり、この図において、21は正ビット、22は誤ビットであり、適当なフィルタを設けて、誤ビット22であるω′の信号成分を取り除けば、ω′=0の正ビット21に対してのみ信号振幅を返すことになる。
【0053】
以上の符号化を施した同期検波を行うことにより、信号処理利得が稼げる結果となる。そのため、キャリアのゲインが得られ、伝送距離を延ばすことが可能となる。すなわち、キャリアの相関信号がデジット数倍され、それ以外の搬送波雑音がデジット数の1/2乗されるため、結果としてC/Nはデジット数の1/2乗増加する結果となる。
【0054】
100チャンネルの多重化を考えた場合、空きスロットを利用することにより、C/Nが10倍増加し、その結果、同一チャンネル数で考えると伝送距離を10倍相当延ばせることになる。
【0055】
上記(1)式はマルチパスが到来したときも、線形加算として、不要反射による干渉光の線形和として表されるが、それぞれの戻り光が可干渉性であると不要位相による雑音の影響を受けてしまうことになる。
【0056】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0057】
従来文献に示されているような地震計等では、図9に示すように、伝送アレイXYZ3成分を近接して設置するので、戻り光が全てインコヒーレント光とはみなせない。
【0058】
そこで、図10に示すような、伝送アレイを構成して、センサ間の距離を充分に離し、互いに干渉しないような配慮を行い、不要反射の影響を取り除く伝送アレイ配置方式を提案する。
【0059】
この本発明の方式では、分岐損、伝送損に関しても、従来方式に比べ有意差はなく、最小検出限界(チャンネル数、伝送距離)を稼ぐことが可能である。
【0060】
本発明の方式は、広範囲観測などの長距離伝送時に用いられる方式なので、センサ間距離は数km以上としている。
【0061】
現在使用しているレーザでのコヒーレンス長は数100mなので、数kmのセンサ間距離が取れれば、チャンネル間の可干渉性はなくなり、上記(1)式の不要反射光は除去される。
【0062】
1個所にいくつかのチャンネルを配置し、多点で観測するような場合、本発明の方式を用いることにより、不要反射の雑音を低減することができる。これによって、C/Nが増加して、長距離伝送、多チャンネル化が可能となる。
【0063】
本発明の方式は、海底地震観測網や、河川観測網、交通観測網など、広範囲を多点で観測する光ファイバセンサシステムを構築する際、変復調処理として好適である。
【0064】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0065】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0066】
(A)PGC変調信号を位相変調あるいは周波数変調して2値化して符号化を行い、戻り光の同期検波を送信したレプリカ符号列で行うことにより、符号化ビット列に相当する数だけの利得が得られ、キャリアレベルが増加することになり、伝送し得るチャンネル数の増大化を図ることができる。
【0067】
(B)これにより、これまで狭い範囲でしか同時観測ができなかったシステムが一度に広範囲の観測ができるようになる。あるいは一定の範囲内で、より多くの点で詳細なデータを得ることが可能となる。
【0068】
(C)海底地震観測網や、河川観測網、交通観測網など、広範囲を多点で観測する光ファイバセンサシステムを構築する際、変復調処理の利得向上に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本的なPGCの処理方式における伝送アレイの模式図である。
【図2】 本発明の第1実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式のレプリカ信号列RSA(4次の場合)を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式のM系列のような相関性の高い信号で符号化した場合、各次数の相関後の信号を示す図である。
【図4】 本発明の第1実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式の戻り光RSA列のタイミングを示す図である。
【図5】 本発明の第2実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式のレプリカ信号列RSA(4次の場合)を示す図である。
【図6】 本発明の第2実施例の変調信号の符号化による処理利得向上方式のM系列のような相関性の高い信号で符号化した場合、各次数の相関後の信号を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施例を示す戻り光RSA列のタイミングを示す図である。
【図8】 本発明の第2実施例にかかる信号振幅を示す図である。
【図9】 従来の伝送アレイの配置構成図である。
【図10】 本発明の第3実施例を示す伝送アレイの配置構成図である。
【図11】 従来の光ファイバ加速度センサによる海底地震観測システムの構成図である。
【図12】 従来のTDM方式の説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,…,N チャンネル(センサ)
11 光源部
12 光カプラ
13 O/E(光/電気)変換器
14 復調器
15,16 光ファイバ
17 遅延ファイバ
21 正ビット
22 誤ビット
Claims (2)
- FM変調光を用いた干渉処理システムにおいて、光ファイバ加速度センサへの送り光信号である周波数変調光信号に対し直交成分で位相変調して2値化し、該2値化により光ファイバ加速度センサへの送り光信号の符号化を行い、一方、前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の周波数も周波数変調光信号に対し直交成分で位相変調して2値化し、該2値化によりレプリカ信号列を作成して、復調器において、レプリカ信号で前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の同期検波を行うことを特徴とする変調信号の符号化による処理利得向上方式。
- FM変調光を用いた干渉処理システムにおいて、光ファイバ加速度センサへの送り光信号である周波数変調光信号に対し、変調周波数2周波を用いて光ファイバ加速度センサへの送り光信号の符号化を行い、一方、前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の周波数も変調周波数2周波を用いて符号化を行い、レプリカ信号列を作成して、復調器において、レプリカ信号で前記光ファイバ加速度センサからの戻り光信号の同期検波を行うことを特徴とする変調信号の符号化による処理利得向上方式。
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