JP3949778B2 - 接触分解触媒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は重質油の接触分解に好適に用いられる接触分解触媒及びその製造法並びに前記接触分解触媒を用いた重質油の接触分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
重油の重質化の傾向と重油に対する白油の需要の増加傾向にある今日、重質油の接触分解の重要性が増加している。そこで、脱硫重油等の重質油を分解し、ガソリン、LCO(軽油留分)の収率を増大させることができる接触分解触媒の開発が要望されている。
【0003】
脱硫重油等の重質油のボトム部分を分解するには、接触分解触媒の大きな細孔を多くして、ボトム部分を容易に触媒内部に侵入させ、大まかにまず分解する必要がある。大まかに分解された分解生成物は触媒中に含まれているゼオライトで更に分解され、ガソリン、LCO等の軽質分になる。
【0004】
もし触媒に大きな細孔がない場合は、大きな分子を持つ原料が触媒内部に入れないため、触媒が有効に利用されず、経済的価値が低い、重質油及びコークの生成が多くなる。
【0005】
このため、2,00018,000オングストロームの細孔、200〜2,000オングストロームの細孔と順次、大きさの異なる細孔で重質油のボトム部分を分解していく必要がある。
【0006】
接触分解触媒の細孔の大きさに言及した文献はいくつか存在する。しかしながら、特開平6−25675号公報にはメソ多孔性接触クラッキング触媒が記載されているが、細孔分布は150〜350オングストローム付近にピークがあり、重質油のボトム部分を分解し、ガソリン、LCOを多量に得るには十分でない。また、特開平2−298351号公報にも接触分解触媒の細孔分布に関する記載があるが、どの位の大細孔があるか、どんな形の細孔があるかは明らかではない。また、触媒調製の原料に鋭い細孔ピークを持ったシリカ・アルミナあるいはアルミナを用いることは記載されていない。更に、特開昭55−109446号公報には触媒調製時に混合した有機重合体を分解することにより、直径約100〜275オングストロームの細孔を得ると記載されているが、これでは重質油のボトム部分を分解してガソリン、LCO留分を多量に得るには十分でない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、脱硫重油等の重質油を接触分解に用いた場合、ガソリン、LCOの収率が高く、コーク、ガスの収率が小さい接触分解触媒とその好適な製造法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明はまた、この接触分解触媒を用いたガソリン、LCOの収率が高く、コーク、ガスの収率が小さい重質油の接触分解法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ゼオライトとシリカ・アルミナ又はアルミナとカオリンとを含有する接触分解触媒における触媒の細孔直径分布のピークが特定の位置にあり、特定の範囲の細孔直径の細孔の細孔容積に対する特定の範囲の細孔直径の細孔の細孔容積の占める割合が特定の値を有するものが、重質油の接触分解に用いた場合、ガソリン、LCOの収率が高く、コーク、ガスの収率が小さいことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は(1)ゼオライトと(2)シリカ・アルミナ又はアルミナと(3)カオリンとを含有する接触分解触媒であって、(i)細孔直径分布が450〜3,000オングストロームの位置にピークがあり、(ii)細孔直径が40〜18,000オングストロームの細孔の細孔容積に対して、細孔直径が200オングストローム以上2,000オングストローム未満の細孔の細孔容積が40〜75%であり、細孔直径が2,000オングストローム以上18,000オングストローム未満の細孔の細孔容積が5〜45%であることを特徴とする接触分解触媒を提供するものである。
【0011】
このような特定の細孔を有する接触分解触媒は、例えば、(a)ゼオライトと(b)シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルと(c)カオリンとを含有するスラリーあるいは(a)ゼオライトと(b′)シリカ・アルミナゲルを焼成して得られたシリカ・アルミナ又はアルミナゲルを焼成して得られたアルミナと(c)カオリンとを含有するスラリーを噴霧乾燥あるいは噴霧乾燥後焼成する接触分解触媒の製造法において、シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルとして(i)シリカ/アルミナ比が0/100〜80/20(wt/wt)で、(ii)焼成したものの細孔分布が50〜600オングストロームの位置にピークがあり、(iii)そのピーク高さΔV/ΔlogD[ΔVは細孔容積(cc/g)、ΔlogDは細孔直径(μm)を表す。]を350オングストロームで除した値が0.0030〜0.0130cc/g・μmオングストロームであるものを、(iv)接触分解触媒中の前記シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルに由来するシリカ・アルミナ又はアルミナの含有量が2〜30wt%となるように用いることにより製造することができる。ここでシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルに由来するシリカ・アルミナ又はアルミナとは、接触分解触媒の製造過程における焼成による原料シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルの焼成物であるシリカ・アルミナ又はアルミナを意味し、ゼオライト等の他の成分に由来するシリカ・アルミナ又はアルミナを含まない。
【0012】
本発明はまた、上記接触分解触媒を用いて重質油を接触分解することを特徴とする重質油の接触分解方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の接触分解触媒の製造法に用いられ、接触分解触媒のマトリックスとなるシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルの原料としては、シリカ原料としては、JIS3号水ガラス、シリカゾル、コロイダルシリカ等が挙げられ、アルミナ原料としては硫酸アルミニウム、アルミン酸ソーダ等が挙げられる。これらの原料を用いて常法によりシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルを得る。
【0014】
このとき原料溶液のpH調整に用いられるpH調整剤としては、酸性のものとしては、硝酸、酢酸、塩酸、硫酸等が挙げられ、塩基性のものとしては、アンモニア、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。
【0015】
シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲル中のシリカ/アルミナ比は0/100〜80/20(wt/wt)とする。好ましくは、0/100〜70/30(wt/wt)、より好ましくは、10/90〜70/30(wt/wt)とする。シリカの量を多くすると触媒中のシリカ・アルミナの細孔を大きくすることができず、重質油が細孔の中に入れなくなる。
【0016】
シリカ・アルミナゲルの調製法の具体例について更に詳しく説明すると、JIS3号水ガラス(SiO2として28wt%含有)をイオン交換水で希釈して、SiO2基準で4.0〜12.0wt%の水溶液を調製する。また、硫酸アルミニウム14水塩をイオン交換水に溶解し、硫酸アルミニウム4.0〜12.0wt%の水溶液を調製する。
【0017】
室温下、イオン交換水中に上記で調製した水ガラス水溶液と硫酸アルミニウム水溶液を同量交互に加えることを0〜10回繰り返す。水ガラス水溶液を加えるときには混合溶液のpHを10以上にする。必要に応じ、上記のアンモニア、水酸化ナトリウム等の塩基性のpH調整剤を使用する。また、硫酸アルミニウム水溶液を加えるときには混合溶液のpHを4〜8にする。必要に応じ、上記の酸性又は塩基性のpH調整剤を使用する。
【0018】
反応終了後、沈殿をろ過し、ろ過残を硝酸アンモニウム水溶液あるいはイオン交換水中に分散、拡散させ、再びろ過を行い、残留ナトリウム分を取り除く。この操作を3〜6回繰り返し、最後にイオン交換水でろ過ケーキを洗浄する。接触分解触媒の調製の際は水分を含んだこの状態で使用することもできるが、このろ過ケーキを60〜200℃で、1〜12時間乾燥し、必要に応じ、300〜900℃で、1〜12時間焼成した後、平均粒径0.2〜5μmに粉砕して触媒材料として用いることができる。
【0019】
本発明の製造法において用いられるシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルは上記の条件で焼成したものの細孔分布が50〜600オングストローム、好ましくは50〜500オングストロームの位置にピークがあることが必要であるが、上記のようにして得られたろ過ケーキを800℃で3時間焼成後の細孔分布をポロシメーターで測定すると、50〜600オングストローム、通常は100〜600オングストロームの位置に鋭いピークがあることが分かる。細孔分布は水銀ポロシメーターを用い水銀の接触角130度で細孔径40オングストローム〜18,000オングストロームの範囲を測定する。
【0020】
また、本発明の製造法において用いられるシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルは細孔分布のピーク高さΔV/ΔlogD[ΔVは細孔容積(cc/g)、ΔlogDは細孔直径(μm)を表す。]を350オングストロームで除した値が0.0030〜0.0130cc/g・μmオングストロームであることが必要である。この条件を満たさないシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルを用いても目的とする本発明の接触分解触媒は得られない。
【0021】
接触分解触媒を製造するには、ゼオライトと上記で得られたシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルとカオリンとを、あるいはゼオライトと上記で得られたシリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルを焼成して得られたシリカ・アルミナ又はアルミナとカオリンとをイオン交換水と混合して、固形分濃度が好ましくは5〜25wt%のスラリーとする。必要に応じ、結合剤としてシリカゾル、アルミナゾル等を配合する。ゼオライト及びカオリンも0.2〜5μmに粉砕しておくことが好ましい。
【0022】
これらの配合割合は、触媒中において、ゼオライトが好ましくは5〜50wt%、更に好ましくは10〜40wt%、シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルに由来するシリカ・アルミナ又はアルミナが2〜50wt%、好ましくは5〜30wt%、カオリンが好ましくは10〜50wt%、更に好ましくは20〜40wt%、シリカゾルが0〜20wt%、好ましくは5〜20wt%、アルミナゾルが0〜20wt%、好ましくは0〜10wt%となるように配合する。
【0023】
ゼオライトとしてはUSY、NaYを希土類でイオン交換したREY、これにスチーミング処理等を施して得られるREUSY等が好適に用いられる。ゼオライトとしては、通常、全比表面積が300〜1,000m2/g、好ましくは400〜900m2/gの範囲にあるものが好ましく用いられる。
【0024】
シリカ・アルミナ又はアルミナの割合が2wt%未満であると、重質油の分解に必要な大きな細孔が得られず、50wt%を超えると原料油が大まかに分解された後、ガソリン、LCOに更に分解する分解点(ゼオライト)が少なくなり、目的とする生成物が得られない。
【0025】
スラリーのpHは3〜9に調製することが好ましい。
【0026】
上記により得られたスラリーを通常の方法で噴霧乾燥を行い、好ましくは直径30〜120μmの触媒粒子とする。これを80〜200℃で乾燥し、必要に応じ、300〜900℃で、1〜12時間焼成することにより目的とする接触分解触媒が得られる。
【0027】
また、必要に応じてスチーミング等の処理を行ってもよい。
【0028】
このようにして得られた接触分解触媒は、(i)細孔直径分布において450〜3,000オングストローム、好ましくは450〜2,000オングストロームの位置にピークがあり、(ii)細孔直径が40〜18,000オングストロームの細孔の細孔容積に対して、細孔直径が200オングストローム以上2,000オングストローム未満の細孔の細孔容積が40〜75%であり、細孔直径が2,000オングストローム以上18,000オングストローム未満の細孔の細孔容積が5〜45%であり、重質油の接触分解に用いると、ガソリン、LCOの収率が高く、コーク、ガスの収率が小さいという優れた性能を有している。
【0029】
なお、実際に用いる段階で前記接触分解触媒が所定の細孔分布を有するかどうかは、予備実験等によって容易に判定することができる。例えば、実験室において実用プロセスに適合した適当な条件で触媒体サンプルの擬似的な平衡化処理を行い、その細孔分布を測定して、その結果から適宜判断すればよい。こうした点を実験室において的確に予測・判定する手法としては、触媒体サンプル100gを800℃で3時間焼成した後、760℃、スチーム濃度98vol%、空気濃度2vol%、イオン交換水供給量0.42g/min、空筒線速度2.0cm/secの条件で6時間スチーミング処理し得られた擬似平衡化触媒の細孔分布を測定する方法が好適に採用される。
【0030】
本発明の接触分解触媒を用いた接触分解を行う重質油としては、脱硫重油、未脱硫重油等特に制限されない。接触分解の反応温度は好ましくは450〜550℃で行われ、触媒/原料油比は3〜10(wt/wt)とすることが好ましい。
【0031】
本発明の接触分解触媒に使用する反応装置及び反応方式としては、特に制限はなく、従来のこの種の重質油の接触分解法に常用されるものを適宜充当することができる。実際の接触分解は、例えば、固定床、移動床、流動床(FCC、RFCC)などの様々な装置及び方式によって行うことができる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0033】
実施例1
(i)シリカ・アルミナゲル(シリカ/アルミナ比=50wt/50wt、細孔直径ピーク300オングストローム)の調製
JIS3号水ガラスをイオン交換水で希釈し、SiO2基準で8.0wt%の水溶液を調製した。また、和光純薬製硫酸アルミニウム14水塩をイオン交換水に溶解し8.0wt%の水溶液も調製した。
【0034】
5リットルのガラス製容器にイオン交換水を1リットル加え、電動撹拌機で撹拌しながら水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を交互に100mlずつ、3回加えシリカ・アルミナゲルを調製した。その時水ガラス水溶液を加えた時はpH10以上、硫酸アルミニウム水溶液を加えた時には5wt%アンモニア水を加え、pHを8に調整した。
【0035】
最終的にpHを8にした後、反応生成物をろ過しシリカ・アルミナゲルを得た。ろ過生成物に1リットルの1wt%硝酸アンモニウム水溶液を加え、分散させ、ろ過生成物中のナトリウムとイオン交換させナトリウムの除去を行った。この操作を4回繰返し、最後にイオン交換水でろ過生成物を洗浄後、ろ過し、洗浄シリカ・アルミナゲルを得た。このシリカ・アルミナゲルを80℃で6時間乾燥し、800℃で3時間焼成した場合、細孔直径のピークは300オングストロームであった。その他の物性は表1に示した。
【0036】
細孔直径はマイクロメリティクス社製オートポアII 9220のポロシメーターにて測定した。水銀の接触角130度、水銀の表面張力484dyn/cmにて40オングストーム〜18,000オングストローム間の細孔分布を測定した。これにより細孔のピーク高さΔV/ΔlogD[ΔVは細孔容積(cc/g)、ΔlogDは細孔直径(μm)を表す。]を求めた。
【0037】
(ii)接触分解触媒の調製
調製したシリカ・アルミナゲルを焼成基準で10wt%(以下同じ)、東ソー(株)製USYゼオライト(HSZ−330HUA)30wt%、土屋カオリン工業(株)製カオリン(ASP−170)40wt%、シリカゾル10wt%をイオン交換水に加えスラリーとした。なお、シリカ・アルミナゲル、ゼオライト及びカオリンは平均粒径0.9μmに粉砕したものを用いた。
【0038】
このスラリーに濃硝酸を加え、pH4以下にした後、アルミナゾルを10wt%加え、固形分濃度15wt%のスラリーとした。調製したスラリーを250℃、スプレードライヤーのディスク回転速度9,000rpm、スラリー供給速度10cc/minの条件で噴霧乾燥し直径20〜120ミクロンの球形接触分解触媒を得た。
【0039】
(iii)触媒前処理、MAT(マイクロアクティビティーテスト装置、ASTM MAT D3907 触媒の石油系炭化水素分解活性評価法)による触媒反応評価
調製した触媒100gを800℃で3時間焼成した後、760℃、スチーム濃度98vol%、空気濃度2vol%、イオン交換水供給量0.42g/minの条件で6時間スチーミング処理を行った。触媒の前処理後、マイクロメリテイックス社製オートポアII 9220のポロシメーターにて細孔分布を測定した。測定条件は水銀の接触角130度、水銀の表面張力484dyn/cmにて測定した。
【0040】
MAT装置による反応評価は触媒量5g、反応温度550℃、原料油アラビアンライト脱硫重油の条件にて行った。
【0041】
実施例2
触媒調製時に実施例1で調製したシリカ・アルミナゲルを80℃で6時間乾燥し、800℃で3時間焼成後、平均粒径0.9μmに粉砕したシリカ・アルミナを30wt%、USYゼオライト30wt%、カオリン30wt%、シリカゾル5wt%及びアルミナゾルを5wt%用いた他は実施例1と同様に行った。
【0042】
実施例3
実施例1と同じ水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を用い1リットルのイオン交換水を入れた5リットルの容器に水ガラス水溶液300ml、次に硫酸アルミニウム溶液300mlを加えpHを8にし、シリカ・アルミナゲルを得た。その他は実施例1と同様に行った。この調製法で得たシリカ・アルミナの細孔直径のピークは100オングストロームであった。
【0043】
実施例4
触媒調製時に実施例1で調製したシリカ・アルミナゲルを5wt%、USYゼオライト30wt%、カオリン40wt%及びシリカゾル、アルミナゾルを夫々12.5wt%加え接触分解触媒を調製した。その他の条件は実施例1と同様に行った。
【0044】
実施例5
実施例3と同じ100オングストロームに細孔直径のピークを持つシリカ・アルミナゲルを用い、USYゼオライト及びカオリンを平均粒径2μmに粉砕して用いた他は実施例1と同様に行った。
【0045】
実施例6
和光純薬(株)製硫酸アルミニウム14水塩をイオン交換水に溶解し、8.0wt%の水溶液を調製した。また、和光純薬(株)製アルミン酸ナトリウムを同様にイオン交換水に溶解し、8.0wt%の水溶液を調製した。5リットルのガラス製容器にイオン交換水1リットルを加え、電動攪拌機で撹拌しながらアルミン酸ナトリウム水溶液と硫酸アルミニウム水溶液を交互に50mlずつ6回加え、アルミナゲルを調製した。調製時にアルミン酸ナトリウム水溶液を加えた時はpH10以上、硫酸アルミニウム水溶液を加えた時はpHを4〜5に水酸化ナトリウム水溶液あるいは硫酸を適時加えることにより調整した。
【0046】
得られたアルミナゲルを実施例1と同様に処理し、ナトリウム分の少ないアルミナゲルを得た。このアルミナゲルを80℃で3時間乾燥、800℃で3時間焼成した場合、細孔径のピークは500オングストロームであった。
【0047】
調製したアルミナゲルを80℃で3時間乾燥、500℃で3時間焼成したアルミナ、実施例1で用いたUSYゼオライト、カオリンを平均粒径2μmに粉砕した。アルミナ10wt%、USYゼオライト30wt%、カオリン40wt%、シリカゾル20wt%をイオン交換水に加え、スラリーとして、その後実施例1に従い接触分解触媒を調製し、触媒前処理、細孔分布測定及び反応評価をMAT装置にて行った。
【0048】
実施例7
100オングストロームの細孔直径のピークを持ち、Al23として69.2wt%含むカイザー社製球状アルミナを粉砕し、平均粒径2μmの粒子を調製した。
【0049】
調製したカイザー社製球状アルミナを焼成基準で15wt%(以下同じ)、実施例6に用いたのと同じUSYゼオライト30wt%、カオリン35wt%、シリカゾル20wt%を用いた他は実施例1と同様に行い触媒を調製した。
【0050】
実施例8
実施例1と同じ水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を用い、1リットルのイオン交換水を入れた10リットルの容器に水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を交互に50mlづつ8回加え、シリカ・アルミナゲルを調製した。
【0051】
水ガラス水溶液を加えた時にはpH10以上、硫酸アルミニウム水溶液を加えた時には5wt%水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを8に調整した。その他は実施例1と同様に行った結果、得られたシリカ・アルミナの細孔径のピークは600オングストロームであった。
【0052】
その後、調製したシリカ・アルミナゲル、ゼオライト及びカオリンを平均粒径2.2μmに粉砕したものを用いた他は実施例1と同様に行った。
【0053】
比較例1
接触分解触媒の調製時に実施例1等で用いたシリカ・アルミナゲルを用いないで、USYゼオライト30wt%、カオリン40wt%、シリカゾル20wt%及びアルミナゾル10wt%で接触分解触媒の調製を行った。その他は、実施例1と同様に行った。
【0054】
比較例2
実施例1で調製したシリカ・アルミナゲルを触媒調製時に40wt%、USYゼオライト30wt%、カオリン20wt%、シリカゾル5wt%及びアルミナゾル5wt%を用いた他は実施例1と同様に接触分解触媒の調製を行い、反応評価を行った。
【0055】
比較例3
5リットルビーカーにイオン交換水1リットルを入れ、実施例1で調製した水ガラス水溶液と硫酸アルミニウム水溶液各300mlを同時、連続的に撹拌しながら注ぎ入れ、シリカ・アルミナゲルを調製した。その後、実施例1と同様に生成したシリカ・アルミナゲルを洗浄した。このシリカ・アルミナゲルを80℃、3時間乾燥後、800℃で3時間焼成したところ、細孔径のピークは30オングストロームであった。
【0056】
調製したシリカ・アルミナゲルを10wt%用い、その他は実施例1と同様にして触媒を調製した。
【0057】
比較例4
5リットルビーカーにイオン交換水1リットルを入れ、実施例1で調製した水ガラス水溶液と硫酸アルミニウム水溶液を用い、各水溶液50mlを交互に注入する回数8回にてシリカ・アルミナゲルを調製した。その他は実施例1と同様に行った。調製したゲルを実施例1と同様に洗浄、乾燥、焼成した場合、細孔径のピーク位置は500オングストロームであった。
【0058】
触媒調製は、調製したシリカ・アルミナゲルを用い、USYゼオライト及びカオリンは実施例1と同じものを6μmに粉砕して用い、他は実施例1と同様にして触媒を調製した。
【0059】
比較例5
実施例1と同じ水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を用い、1リットルのイオン交換水を入れた10リットルの容器に水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を交互に50mlずつ8回交互に加え、シリカ・アルミナゲルを調製した。その時、水ガラス水溶液を加えた時にはpH10以上、硫酸アルミニウム水溶液を加えた時には5wt%アンモニア水を加え、pHを8に調整した。その他は実施例1と同様に行った結果、シリカ・アルミナの細孔直径のピークは600オングストロームであった。その後、実施例1と同様に触媒調製し、反応評価を行った。
【0060】
比較例6
実施例1と同じ水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を用い、1リットルのイオン交換水を入れた10リットルの容器に水ガラス水溶液及び硫酸アルミニウム水溶液を交互に50mlづつ10回加え、シリカ・アルミナゲルを調製した。
【0061】
水ガラス水溶液を加えた時にはpH10以上、硫酸アルミニウム水溶液を加えた時には5wt%アンモニア水を加え、pHを8に調整した。その他は実施例1と同様に行った結果、得られたシリカ・アルミナの細孔径のピークは700オングストロームであった。
【0062】
その後、調製したシリカ・アルミナゲル、ゼオライト及びカオリンを平均粒径2.9μmに粉砕したものを用いた他は実施例1と同様に行った。
【0063】
【表1】
Figure 0003949778
【0064】
【発明の効果】
本発明により脱硫重油等の重質油を接触分解に用いた場合、ガソリン、LCOの収率が高く、コーク、ガスの収率が小さい接触分解触媒が得られ、この接触分解触媒を用いた重質油の接触分解法の工業的価値は極めて大である。

Claims (7)

  1. (a)ゼオライトと(b)シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルと(c)カオリンとを含有するスラリーを噴霧乾燥あるいは噴霧乾燥後焼成する接触分解触媒の製造法において、シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルとして(i)シリカ/アルミナ比が0/100〜80/20(wt/wt)で、(ii)焼成したものの細孔分布が50〜600オングストロームの位置にピークがあり、(iii)そのピーク高さΔV/ΔlogD[ΔVは細孔容積(cc/g)、ΔlogDは細孔直径(μm)を表す。]を350オングストロームで除した値が0.0030〜0.0130cc/g・μmオングストロームであるものを、(iv)接触分解触媒中の前記シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルに由来するシリカ・アルミナ又はアルミナの含有量が2〜0wt%となるように用いることを特徴とする接触分解触媒の製造法。
  2. スラリーに含有される(a)ゼオライトと(b)シリカ・アルミナゲル、又はアルミナゲルと(c)カオリンが0.2〜5μmに粉砕されたものである請求項記載の接触分解触媒の製造法。
  3. (a)ゼオライトと(b′)シリカ・アルミナゲルを焼成して得られたシリカ・アルミナ又はアルミナゲルを焼成して得られたアルミナと(c)カオリンとを含有するスラリーを噴霧乾燥あるいは噴霧乾燥後焼成する接触分解触媒の製造法において、シリカ・アルミナゲル若しくはアルミナゲルとして(i)シリカ/アルミナ比が0/100〜80/20(wt/wt)で、(ii)焼成したものの細孔分布が50〜600オングストロームの位置にピークがあり、(iii)そのピーク高さΔV/ΔlogD[ΔVは細孔容積(cc/g)、ΔlogDは細孔直径(μm)を表す。]を350オングストロームで除した値が0.0030〜0.0130cc/g・μmオングストロームであるものを、(iv)接触分解触媒中の前記シリカ・アルミナゲル又はアルミナゲルに由来するシリカ・アルミナ又はアルミナの含有量が2〜0wt%となるように用いることを特徴とする接触分解触媒の製造法。
  4. スラリーに含有される(a)ゼオライトと(b′)シリカ・アルミナ又はアルミナと(c)カオリンが0.2〜5μmに粉砕されたものである請求項記載の接触分解触媒の製造法。
  5. ゼオライトがUSY、REY又はREUSYである請求項又は記載の接触分解触媒の製造法。
  6. 請求項1、2、3、4又は5記載の方法で製造された触媒を用いて重質油を接触分解することを特徴とする重質油の接触分解方法。
  7. 重質油が脱硫重油又は未脱硫重油である請求項記載の重質油の接触分解方法。
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