JP3949593B2 - びん口の内径及び外径検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、びん口の内径及び外径検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平10−54701号公報
びん口の内径及び外径を検査する装置として、図10に示すように、垂直方向に移動する駆動チューブ60内で同軸上に、リングゲージチューブ61およびプラグゲージチューブ62を設けたものがある(前記特許文献1参照)。プラグゲージチューブ62はリングゲージチューブ61内に挿通されている。
【0003】
前記リングゲージチューブ61は下端にリングゲージ63を有し、前記プラグゲージチューブ62は下端にプラグゲージ64を有しており、びん口の内径及び外径が予め設定された大きさである良品の場合は、駆動チューブ60が上方から下方に移動することでプラグゲージ64がびん口65の内部に入って規定量下がり、次いで、駆動チューブ60がさらに下方に移動してリングゲージ64がびん口65の外周部65aを被覆する。
【0004】
リングゲージチューブ61は、リングゲージチューブ61の内周に固定された下環状カラー66を有し、また、プラグゲージチューブ62は、プラグゲージチューブ62の外周に固定された上環状カラー67を有し、両カラー66,67間におけるプラグゲージチューブの外周位置にプラグゲージスプリング68が、通常はプラグゲージ64を完全に伸長した状態に維持するよう圧縮状態で設けられ、同様に、リングゲージチューブ61の外周位置にはリングゲージスプリング69が圧縮された状態で設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記検査装置では、プラグゲージ64で最初に内径を検査し、次にリングゲージ63で外径を検査しているので以下の問題点があった。
【0006】
すなわち、この装置では、上下動のみ自在のプラグゲージ64によりびん口65とのセンターリング(センタ出し)を行っている。そのため、プラグゲージ64がびん口65の内部に挿入される際、プラグゲージ64とびん口内面65bとが接触し、しかもびんBを搬送するコンベア装置の特性により一個所に集中して接触する。前記検査装置は、1分間当たり数百個のびんを検査するため、びん口内面65bとの接触によりプラグゲージ64の先端の先細りテーパ部分70の耐久性に問題があり、そのため、プラグゲージ64を頻繁に交換する必要があり、作業性が悪かった。
【0007】
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、プラグゲージおよび/またはリングゲージの耐久性を向上させ、作業性を向上できるびん口の内径及び外径検査装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のびん口の内径及び外径検査装置は、びん口の内径及び外径を検査する上下動自在な検査部を有するびん口の内径及び外径検査装置において、前記検査部は、前記びん口の内部に挿入され、前記びん口の内径を検査するプラグゲージと、前記プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成され、センターリングを行うとともに前記びん口の外径を検査するリングゲージを備えることを特徴とする。
【0009】
また、この発明は別の観点から、びん口の内径及び外径を検査する上下動自在な検査部を有するびん口の内径及び外径検査装置において、前記検査部は、前記びん口の内部に挿入され、前記びん口の内径を検査するプラグゲージと、前記プラグゲージに組み付けられているピストン部材と、前記プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成され、センターリングを行うとともに前記びん口の外径を検査するリングゲージと、前記プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成され、前記プラグゲージを収容す筒状のハウジングと、前記ハウジング内に収容され前記ピストン部材および前記リングゲージ間に介装された圧縮ばね備え、更に、センターリング時には前記プラグゲージの先端部が前記リングゲージの先端部よりも突出していないように構成され、センターリング後においては前記圧縮ばねの付勢力に抗して少なくとも前記プラグゲージおよびピストン部材が下降するように構成されていることを特徴とするびん口の内径及び外径検査装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図9は、この発明の一実施形態を示す。
【0011】
図1〜図9において、1は、例えばR方向(反時計まわり)に回転するクランク2の枢軸である。3は、クランク2の回転運動で上下方向(両矢印Zで示す垂直方向)に往復直線運動するシャフトである。シャフト3は、Z方向に沿って所定の長さの案内溝3aを有する。
【0012】
4は、Z方向に往復直線移動する駆動筒で、シャフト3とは取付部材13を介して連動連結されている。前記取付部材13の一端は駆動筒4に連結されるとともに、スターホイールからコンベア12によって間欠搬送されるびん11の高さHにより駆動筒4がZ方向において位置変更可能なように取付部材13の他端が案内溝3aを介して取り付けられている。
【0013】
駆動筒4には、Z方向に沿うロッド5が貫通状態で設置されている。そして、駆動筒4と一緒に移動する筒状の上カラー6が、駆動筒4の上端内周面に設けられている。7は、ロッド5と一緒に移動する筒状の下カラーで、駆動筒4の下端4aから下方に所定長さだけ突出した状態でロッド5の下部5bの外周面Eに設けられている。
【0014】
また、駆動筒4は、両カラー6,7間におけるロッド5の外周位置に圧縮状態で設けられたばね8を有する。
【0015】
前記ロッド5は、駆動筒4から上方に突出した突出部分5aにびん口の良否を判定するための判定ゲージ9を有する。この判定ゲージ9はスリット14を有する一方、判定ゲージ9の左右の位置にはそれぞれ発光センサ16および受光センサ17が設けられ、図5に示すようにびん11が良品である場合には発光センサ16から発せられる光Lがスリット14を介して受光センサ17に入光され、それにより良品判定され、また、図6、図7に示すようにびん11が不良品である場合には、発光センサ16から発せられる光Lが判定ゲージ9によって遮光され、光Lが受光センサ17に入光されないことから不良判定されるしくみになっている。
【0016】
以下この発明の特徴的構成について説明する。
【0017】
20は、検査部で、プラグゲージ24の軸芯100まわりに回動自在なリングゲージ23でびん口21の外径を検査するとともにセンターリングを行い、次にびん口21の内部にプラグゲージ24を挿入してびん口21の内径を検査するように構成してある。
【0018】
前記検査部20は、プラグゲージ24の軸芯100まわりに回動自在で、かつ、Z方向に沿って上下動(往復直線運動)する前記リングゲージ23と、ロッド5の上下動に伴いZ方向に沿って上下動する前記プラグゲージ24と、プラグゲージ24の軸芯100まわりに回動自在且つ前記プラグゲージ24に対して上下動自在に形成され、前記プラグゲージ24を収容するとともに、前記リングゲージ23が下方開口部25aに取り付けられている筒状のハウジング25と、大径上部26aおよび小径下部26bよりなる筒体で、前記下方開口部25aから中央貫通穴Tに前記プラグゲージ24の上部を挿通しながらハウジング25内に上下動可能に設けられて前記プラグゲージ24とともにハウジング25内をZ方向に沿って上下動するピストン部材26と、ハウジング25内に収容され、かつ、前記プラグゲージ24と小径下部26bの外周側に位置した状態でピストン部材26および前記リングゲージ23間に介装された圧縮ばね27とから主としてなる。前記中央貫通穴Tは丸穴で、小径下部26bおよび大径上部26aに対応する位置にそれぞれ形成された大径穴部分T1 および小径穴部分T2 で構成される。ハウジング25は、内径Wのハウジング本体25cと前記下方開口部25aよりなる。なお、図1〜図7に示すように、検査部20は、前記往復直線移動する駆動筒4の下端部と連結されている。すなわち、ロッド5の下部5bが前記プラグゲージ24の挿通孔hに挿通されたねじ(図示せず)によって連結されている。
【0019】
前記筒状のハウジング25は、上方開口25bを形成する環状の内向きフランジ28を有し、また、前記筒状のピストン部材26の大径上部26aの上面Mは平坦面となっている。
【0020】
そして、ピストン部材26の前記大径上部26aの前記平坦面Mを介して、前記ハウジング25の前記内向きフランジ28を下側から押圧するよう前記圧縮ばね27はピストン部材26を付勢するとともに、前記圧縮ばね27は前記リングゲージ23を上面側から付勢する。更に、この発明では、前記プラグゲージ24がびん口21に接触するのを避ける目的で、前記プラグゲージ24の先端Aを所定長さfだけ前記リングゲージ23の下端Bから上方に引っ込めた状態で前記プラグゲージ24と前記リングゲージ23の位置関係が設定されている。
【0021】
30は、大径穴部分T1 と小径穴部分T2 の境目に形成される環状の段差面である。
【0022】
また、前記プラグゲージ24は樹脂製であり、三つの部分から一体的に構成されている。すなわち、プラグゲージ24は、ピストン部材26の前記小径穴部分T2 挿通可能な径を有する上円柱部分24aを上部に有し、上円柱部分24aよりも大径で前記小径穴部分T2 挿通不能で、前記大径穴部分T1 に遊嵌可能な径Sを有する下円柱部分24bを中間部に有し、先端部分24cを下部に有する。この先端部分24cは、下円柱部分24bよりも径の小さな先細りテーパ状に形成されている。下円柱部分24bの前記径Sは、予め設定された大きさのびん口内径よりも小さくなっており、この径Sのプラグゲージ24を使用することにより、びん口21の内径が予め設定された大きさの良品の場合、びん口21の内部にプラグゲージ24が挿入可能となる。31は、上円柱部分24aと下円柱部分24bの境目に形成される環状の段差面である。この段差面31は、大径穴部分T1 を介して小径穴部分T2 に上円柱部分24aを挿通させたときに前記段差面30に当接する当たり面を構成する。
【0023】
更に、前記プラグゲージ24の上円柱部分24aの高さ(長手方向の長さ)はピストン部材26の平坦面Mおよび段差面30間の長さよりも長さtだけ長く設定されている。
【0024】
33は、圧縮ばね27の上端27aが当接する環状の当たり面で、大径上部26aの下面を構成する。
【0025】
35は、前記リングゲージ23の本体で、樹脂製である。このリングゲージ本体35は、内径Jが小径の上部材36と内径Dが大径の下部材37よりなり、D>Jである。そして、下円柱部分24bが上部材36を挿通可能なように上部材36の内径Jを下円柱部分24bの径Sよりも若干大きく設定してある。そして、検査部20が、図2に示すストローク最上端位置にある状態と、検査部20が、図3に示すストローク中間位置にある状態では、図8に示すように、テーパ状の先端部分24cの先端Aがリングゲージ本体35の下端Bから長さfだけ上方に位置しながら下円柱部分24bが上部材36に挿通した状態に前記プラグゲージ24と前記リングゲージ23の位置が設定されている。
【0026】
すなわち、下部材37は、前記内径Dを持つゲージ穴40を中央部に有する。前記内径Dは、予め設定された大きさのびん口外径dよりも大きくなっており、この径Dのリングゲージ23を使用することにより、びん口21の外径dが予め設定された大きさの良品の場合、びん口21の外周部をリングゲージ23が囲繞することになる。そして、びん口21の内径を検査する前に、図4に示すように、びん口21の外周部22の大半が前記リングゲージ23の下部材37で囲繞されることにより、前記リングゲージ23とびん口21のセンターリング(センタ出し)が行われる。また、下部材37は、下端に環状の外向きフランジ44を有する。
【0027】
上部材36は、圧縮ばね27の下端27bが当接する環状の当たり面mを有する。
【0028】
更に、前記リングゲージ23は、上部材36と下部材37に跨がりこれらの外周、すなわち、リングゲージ本体35の外周の大半を覆う砲金製の筒体45を有する。この筒体45は、外周面に、後述する止めナットの下方開口47aを形成する内向きフランジFによって支持される環状の外向きフランジ46を有する。この砲金製の筒体45を設けることにより、下部材37の内径Dおよび上部材36の内径Jが温度、湿度による影響を受けて変化するのを防止できる。
【0029】
47は、止めナットである。ハウジング25と止めナット47が互いの螺合により連結されている。記筒状のハウジング25は樹脂製であり、ハウジング25の下方開口部25aは、下から順に、前記止めナット47に螺合する、ハウジング本体25cの内径Wよりも若干大きい内径W’を持つ環状の雄ねじ部分48と、前記ナット47の上方開口部47aが外嵌する環状突出部分49と、止めナット47が緩むのを防止する止めナット回り止めリング50に形成された雌ねじ50aに螺合する雄ねじ部分51とから構成される。そして、前記ナット47とハウジング25の連結後は、前記ナット47による締付により、前記環状突出部分49の内周面および雄ねじ部分48の内周面間に形成される環状の水平段差面Qが前記砲金製の筒体45の上端面Pに強固に当接した状態となる。そのため、リングゲージ23は軸芯100に沿って上下動するとともに、リングゲージ23とハウジング25と止めナット47は一体となって、プラグゲージ24を通る軸芯100に対して回動自在となっている。前記圧縮ばね27には、リングゲージ23がピストン部材26及びプラグゲージ24に対し、回動できる程度の付勢力のものが用いられている。
【0030】
そして、1分間当たり数百個のびんを検査するが、センターリングのたびに前記リングゲージ23の前記リングゲージ本体35がびん口21に接触する。仮に、前記リングゲージ23がプラグゲージ24の軸芯100に沿って上下動するだけで前記軸芯100まわりに回動不能に固定されている場合を考えると、これにより前記リングゲージ本体35は、センタ出しの接触時に前記軸芯100まわりに回動しないので、この場合、びん11を搬送するコンベア装置の特性により、リングゲージ本体35の特定箇所の耐久性が悪く、前記リングゲージ23を頻繁に交換する必要がある。しかし、この発明では、前記リングゲージ23はプラグゲージ24の軸芯100に沿って上下動しながら前記軸芯100まわりに回動自在に構成されるので、リングゲージ本体35のびん口21との接触個所が一個所に集中するおそれは少なく、びん口21に接触する箇所が特定箇所に片寄ることなくリングゲージ本体35の耐久性が向上する。結果として、リングゲージ23を頻繁に交換する必要はなく、作業性を向上できる。なお、80は、インデックスプランジャである。
【0031】
また、上述したように、ロッド5の下部5bが前記プラグゲージ24の挿通孔hに挿通されたねじ(図示せず)によって連結されている。これにより、前記プラグゲージ24が、前記ロッド5を介して前記判定ゲージ9にダイレクトに繋がることになる。すなわち、びん口21の良否を判定するための判定ゲージ9が、前記プラグゲージ24に連動連結されているので、前記プラグゲージ24と判定ゲージ9のZ方向における移動量を同じに設定できる。
【0032】
而して、良品の場合は、検査部20がストローク最上端位置にある図2に示す状態から、駆動筒4の下降に伴い、判定ゲージ9とロッド5と前記プラグゲージ24は一体となって下降して、検査部20がストローク中間位置にある図3に示す状態になる。
【0033】
続いて、前記リングゲージ23(37)がびん口21の外周部22に触れる所まで下がり、前記リングゲージ23とびん口21のセンターリング(センタ出し)が行われる。この場合、図2および図3で示した状態では、いずれの状態でも前記プラグゲージ24の先端Aが前記リングゲージ23の下端Bよりも上方側に長さfだけ凹んでいるため、前記プラグゲージ24がびん口21に接触することなくびん口21の内部に挿入され始め、図4に示すような、検査部20の前記リングゲージ23によるセンターリング状態となる。
【0034】
続いて、びん11と前記リングゲージ23のセンタが出ているので、前記プラグゲージ24はびん口21に触れずにびん口21の内部を規定位置まで下がり、図5に示すように、検査部20がストローク最下端位置にくるセンサ透光状態となる。すなわち、判定ゲージ9とロッド5と前記プラグゲージ24は一体となって下降することから、前記プラグゲージ24の移動量だけ判定ゲージ9も下降移動し、受光センサ17が入光状態になる。
このように、びん口21の外径を検査するためのリングゲージ23でびん口21の外周部を囲繞し、このリングゲージ23によりびん口21とのセンターリングを行い、次いで、プラグゲージ24をびん口21の内部に挿入するように構成したので、プラグゲージの先端部分24cの耐久性が悪くなるおそれはない。
【0035】
次に、びん口21の内径が下円柱部分24bの径Sより小さい不良品である場合について説明する。
【0036】
図2に示すような検査部20がストローク最上端位置にある状態から、駆動筒4の下降に伴い、判定ゲージ9とロッド5とプラグゲージ24は一体となって下降して、検査部20がストローク中間位置にある図3に示す状態になる。
【0037】
続いて、更に判定ゲージ9とロッド5とプラグゲージ24は一体となって下降して図4に示すようにセンターリング状態となるが、びん口21の内径が下円柱部分24bの径Sより小さいため、プラグゲージ24が規定量下がりきらず、図6に示すように、発光センサ16から発せられる光Lが判定ゲージ9によって遮光されるセンサ遮光状態となる。そして、プラグゲージ24が、ロッド5を介して判定ゲージ9にダイレクトに繋がっており、判定ゲージ9とロッド5とプラグゲージ24は一体となって下降することから、図5と図6を参照すると、図6に示した前記センサ遮光状態ではプラグゲージ24が下がりきらない分だけ判定ゲージ9も下がりきらず、そのため、図6に示した前記センサ遮光状態ではスリット14が光センサ16から発せられる光Lの通路よりも上方に位置することになる。
【0038】
また、びん口21の内径が規格内であり、びん口21の外径がリングゲージ23の内径Dよりも大きい不良品である場合、リングゲージ23がこれ以上びん口21に入らずリングゲージ23が下降しない。このリングゲージ23が下降しない場合、圧縮ばね27が図5に示す状態まで縮み、ピストン部材26の前記小径下部26bがリングゲージ23の後端部と接触するとともに、ロッド5の下部5bがピストン部材26の上部と接触する。リングゲージ23は下降しないので、ピストン部材26も下降しない。そして、ロッド5もこれ以上下降しない。よって、図7に示したセンサ遮光状態となる。この場合、駆動筒4は毎回同じ位置まで下降するので、結果として駆動筒4内の前記ばね8は図5に示す状態よりも縮む。図7に示したセンサ遮光状態では、スリット14は、光センサ16から発せられる光Lの通路よりも上方に位置することになる。
この場合、びん口21の外径を検査するためのリングゲージ23でびん口21の外周部を囲繞し、このリングゲージ23によりびん口21とのセンターリングを行うので、プラグゲージ24の先端部分24cがびん口21に接触し、先端部分24cの耐久性が悪くなるおそれはない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明では、プラグゲージ挿入前に、プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成されたリングゲージでびん口の外径を検査するとともに、センターリングを行うよう構成したので、このセンターリングにおけるリングゲージとびん口の接触時に、びんを搬送するコンベア装置の特性の有無にかかわらず前記軸芯まわりの回動により、リングゲージのびん口との接触個所が一個所に集中するおそれは少なく、びん口に接触する箇所が特定箇所に片寄ることなくリングゲージの耐久性が向上する。結果として、リングゲージを頻繁に交換する必要はなく、作業性を向上できる。
【0040】
また、センターリング後に、びん口の内部にプラグゲージを挿入するので、プラグゲージがびん口に接触するおそれはなくなり、プラグゲージの耐久性を向上できる。
【0041】
すなわち、この発明では、プラグゲージおよび/またはリングゲージの耐久性を向上させ、作業性を向上できるびん口の内径及び外径検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示す全体構成説明図である。
【図2】 上記実施形態における検査開始直前の状態を示す構成説明図である。
【図3】 上記実施形態における検査開始直後の状態を示す構成説明図である。
【図4】 上記実施形態におけるセンターリング状態を示す構成説明図である。
【図5】 上記実施形態におけるセンサ透光状態を示す構成説明図である。
【図6】 上記実施形態におけるセンサ遮光状態を示す構成説明図である。
【図7】 上記実施形態における別のセンサ遮光状態を示す構成説明図である。
【図8】 上記実施形態の検査部を示す構成説明図である。
【図9】 上記実施形態の検査部の各部材を示す構成説明図である。
【図10】 従来例の動作を説明するための構成説明図である。
【符号の説明】
20…検査部、21…びん口、22…外周部、23…リングゲージ、24…プラグゲージ、100…軸芯

Claims (3)

  1. びん口の内径及び外径を検査する上下動自在な検査部を有するびん口の内径及び外径検査装置において、
    前記検査部は、
    前記びん口の内部に挿入され、前記びん口の内径を検査するプラグゲージと、
    前記プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成され、センターリングを行うとともに前記びん口の外径を検査するリングゲージ
    を備えること
    を特徴とするびん口の内径及び外径検査装置。
  2. びん口の内径及び外径を検査する上下動自在な検査部を有するびん口の内径及び外径検査装置において、
    前記検査部は、
    前記びん口の内部に挿入され、前記びん口の内径を検査するプラグゲージと、
    前記プラグゲージに組み付けられているピストン部材と、
    前記プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成され、センターリングを行うとともに前記びん口の外径を検査するリングゲージと、 前記プラグゲージの軸芯まわりに回動自在且つ前記プラグゲージに対して上下動自在に形成され、前記プラグゲージを収容す筒状のハウジングと、
    前記ハウジング内に収容され前記ピストン部材および前記リングゲージ間に介装された圧縮ばね
    備え、
    更に、センターリング時には前記プラグゲージの先端部が前記リングゲージの先端部よりも突出していないように構成され、センターリング後においては前記圧縮ばねの付勢力に抗して少なくとも前記プラグゲージおよびピストン部材が下降するように構成されていること
    を特徴とするびん口の内径及び外径検査装置。
  3. びん口の良否を判定するための判定ゲージが、前記プラグゲージに連動連結されている請求項1または請求項2に記載のびん口の内径及び外径検査装置。
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