JP3949485B2 - シリンダブロックの誘導加熱焼入装置と焼入方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、ディーゼルエンジンなどのシリンダブロックのように、高負荷で使用されるシリンダ内面に部分的に分割した焼入層を形成する場合などに、その焼入部と誘導加熱コイルの関係位置を精密に制御して加熱焼入れするシリンダブロックの誘導加熱焼入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンのように高負荷のシリンダの内面には、斑模様の部分的な焼入硬化部を形成させる内面焼入れが施される。かかるシリンダブロックの内面焼入れに対して、出願人は、さきに特開平7−161461号及び特開平7−272845号記載の誘導加熱コイル及び誘導焼入方法を提案した。
【0003】
このような誘導加熱による焼入れにおいては、シリンダと誘導加熱コイルの中心が偏心してシリンダ内面と誘導加熱コイル外面の隙間間隔に差が生ずると、加熱面に温度差が生じてシリンダ内周の焼入れ模様の形状にむらが生ずるとともに、焼入層の深さにも深浅を生ずる。このむらを無くするためにはシリンダ中心と誘導加熱コイルの中心が数十ミクロン単位に正確に一致するように誘導加熱コイルの位置を設定して加熱焼入れしなければならない。しかし、複数のシリンダを有するシリンダブロックの焼入れにおいてはこの設定に非常な手間が掛かり、量産焼入れが困難であるという問題点があった。
【0004】
そこで本発明者らは、これを解決するために、先にシリンダブロックの精密誘導加熱熱処理装置を開示した(特開平8−225846号公報)。この熱処理装置は、加熱コイルを固定して、シリンダブロックを積載したワークテーブルを移動してシリンダブロックのシリンダを順次加熱焼入れするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のシリンダブロックの焼入れは、通常冷却液を満たした冷却液槽中にブロックを沈めた状態で加熱して焼入れするため、上記熱処理装置ではワークテーブルを移動する際にブロックを沈めた冷却液槽の液面が波打つという問題点がある。このために次のシリンダを焼入れするには、液面の波が静まってから焼入れしなければならず時間がかかって生産能力が低下するという問題点がある。
【0006】
また、前記の焼入装置では、シリンダ位置の偏差を1箇所づつ測定しながら焼入れするために測定・焼入れに時間がかかるという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、シリンダブロックの冷却液槽を固定し、測定手段や加熱コイルを移動することにより液槽の冷却液の波打を抑制し、また複数のシリンダ位置の偏差を1回で測定して焼入れすることによりシリンダブロックを効率的に加熱焼入れするシリンダブロックの誘導加熱焼入装置と方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のシリンダ内面を焼入れするシリンダブロックの誘導加熱焼入装置は、被焼入シリンダブロックを基準位置に載置して冷却液に浸漬する冷却液槽が設けられた固定ワークテーブルと、該冷却液槽に載置されたブロックのシリンダ位置を計測する移動する位置測定手段と、シリンダ内面を誘導加熱する移動する加熱コイルと、前記位置測定手段により計測した座標値に基づき前記加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させて加熱する加熱コイル制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
シリンダブロックの誘導加熱焼入れを行う際に冷却槽の冷却液中でシリンダの焼入れ部を誘導加熱・焼入れを行うと、急速加熱、急速冷却ができるので確実な焼入れを行うことができる。前記の特開平8−225846号公報に開示した焼入装置は、このための冷却槽を備え、この冷却槽を移動して複数のシリンダを順次焼入れするものである。しかし、前述のように冷却槽を移動すると冷却液の波打ちが生ずるために迅速な連続した焼入れができないという問題がある。
【0010】
そこで本発明は加熱コイルを移動し冷却槽を固定することを特徴とするものである。すなわち本発明のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置は、シリンダブロックを沈めた冷却槽を載置するワークテーブルを固定し、シリンダ位置を計測する位置測定手段と、誘導加熱コイルとを移動して加熱焼入れするので、冷却槽が動かず冷却液の波打ちがない。このために速やかな焼入れができ生産能力が向上する。
【0011】
また本発明のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置の前記位置測定手段は2以上のシリンダ位置を同時に測定できる測定ヘッドを備え、該測定ヘッドにより計測したそれぞれのシリンダ位置座標に基づき前記加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させる加熱コイル制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
このように位置測定手段により複数のシリンダ位置の偏差を同時に計測し、その測定値に応じて対応するシリンダ位置に加熱コイルを位置させることにより、従来の1シリンダごとに位置測定して加熱コイルを位置させる従来装置に比して計測時間が大幅に短縮され生産効率を向上することができる。例えば測定ヘッドをシリンダ数だけ備えて全部のシリンダの位置偏差を同時に測定すれば、シリンダを1個づつ測定して加熱コイルを移動する従来方法に比して測定時間と加熱コイル移動時間を数分の1に短縮できる。
【0013】
また本発明のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置は、同時に複数のシリンダに挿入される複数の加熱コイルと、前記位置測定手段により計測したそれぞれのシリンダ位置座標に基づき前記加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させ、該焼入れ箇所が個別または複数同時に加熱されるように該シリンダに対応する加熱コイルに電力を切り換えて入力する加熱コイル制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
すなわち、例えば2個の加熱コイルを備えて2個のシリンダに挿入し、位置測定手段の計測値に基づいてそれぞれの加熱コイルを所定のシリンダ位置に合わせて、対応する加熱コイルに切り換えて電力を入力することにより2個のシリンダが迅速に加熱焼入れすることができる。こうすれば、1シリンダごとに加熱コイルを挿入抽出して加熱焼入れする場合より大幅に時間が短縮できる。また、シリンダの加工の際に2シリンダを同時にボーリング加工して加工誤差の少ない場合など、2個のシリンダ位置の偏差値が同じ場合は2個のコイルに同時に入力して2個のシリンダを同時加熱焼入れすることができる。
【0015】
また本発明のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置は、前記被焼入シリンダブロックを基準位置に載置する冷却液槽が設けられた固定ワークテーブルと、前記誘導加熱コイルを該ブロックのシリンダ列に平行のX方向に往復移動させるXhテーブルと、該X方向に直交したY方向に往復移動させるYhテーブルと、シリンダ軸線のZ方向に往復移動させるZhテーブルからなる加熱テーブルと、前記加熱テーブルの位置座標を計測記憶する座標記憶手段と、前記加熱テーブルを駆動して前記誘導加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させる加熱テーブル制御手段とを備えることが簡易に上記目的を達成するために望ましい。
【0016】
また、前記被焼入シリンダブロックを基準位置に載置する冷却液槽が設けられた固定ワークテーブルと、該ブロックのシリンダの位置を計測する位置測定手段を該ブロックのシリンダ列に平行のX方向に往復移動させるXmテーブルと、該X方向に直交したY方向に往復移動させるYmテーブルと、シリンダ軸線のZ方向に往復移動させるZmテーブルからなる計測テーブルと、前記計測テーブルの位置座標を計測記憶する座標記憶手段と、前記計測テーブルを駆動して前記位置測定手段を所定シリンダの焼入れ箇所に位置させる計測テーブル制御手段とを備えることが簡易に上記目的を達成するために望ましい。
【0017】
すなわち、前記加熱テーブルと計測テーブルを別個のテーブルで駆動することにより、迅速な計測と焼入れ加熱ができるので、生産能力を上げることができる。また、前記加熱テーブルと計測テーブルは固定ワークテーブルの片側に集中して配設することも可能であるが、前記加熱テーブルと前記計測テーブルを前記固定ワークテーブルを挟んで両側に配設することが保守点検の容易のために望ましい。
【0018】
また、前記位置測定手段と加熱コイルの設定位置を検証する基準部材が前記固定ワークテーブル上に設けられることにより、作業開始時や作業途中に位置測定手段と加熱コイルの設定位置のずれなどを早期に発見して対処するために望ましい。
【0019】
前記基準部材は被焼入シリンダとほぼ同内径の複数の基準リングが被焼入シリンダ間隔に一列に配列された部材からなり、前記位置測定手段は前記基準リングの内径の偏差を測定する内径測定器からなることが簡易に上記位置を確正するために望ましい。
【0020】
前記誘導加熱コイルは、θ方向に回転可能に前記Zhテーブルに保持され、前記制御手段は前記誘導加熱コイルの回転を駆動制御する制御部を備えることによりシリンダ内面に斑模様の焼入れ層を形成させるためには望ましい。
【0021】
また、本発明のシリンダブロックの誘導加熱焼入方法は、固定ワークテーブル上に被焼入シリンダブロックを基準位置に載置して冷却液に浸漬する冷却液槽を設け、該冷却液槽の基準位置にマスタシリンダブロックを載置し、位置測定手段を移動して該マスタブロックのシリンダ位置を計測し、誘導加熱コイルを移動して該シリンダ位置に中心を一致させて設定位置とし、被焼入シリンダブロックを前記マスタブロックに置き換えて前記冷却液槽の基準位置に載置し、前記位置測定手段により該被焼入シリンダブロックのシリンダ位置の前記設定位置からの偏差を計測し、該計測した偏差値を補正して誘導加熱コイルをシリンダ中心に位置させて誘導加熱焼入れすることを特徴とするものである。
【0022】
このように被焼入シリンダブロックと同形状のマスタブロックを使用して基準値を設定し、ワークテーブルに載置した被焼入シリンダブロックのシリンダ位置のずれだけを補正し、加熱コイルを位置させて焼入れすることにより、極めて簡易に正確な位置設定と焼入れが可能になる。この際被焼入シリンダブロックを固定し、位置測定手段と加熱コイルを移動するので迅速な焼入れ作業ができる。
【0023】
この操作の具体的内容については、後記する実施形態において詳細に説明するが、上記の各動作は制御手段により自動的に行われるので、被焼入シリンダの位置設定が簡易にでき迅速正確な誘導加熱焼入れができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の一実施形態について具体的に説明する。図1は本発明実施形態のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置の正面図、図2はその上面図、図3は図1のA−A視図、図4は制御手段のブロック図である。本実施形態では図示した4シリンダのシリンダブロックの場合について説明する。6シリンダ、8シリンダの場合も同様である。
【0025】
図1〜3において、共通のベースフレーム10上に固定されたワークテーブル11を挟んで両側に加熱ユニット5と計測ユニット6とが設けられている。中央のワークテーブル11上に冷却槽41が設けられ、被焼入シリンダブロック(以下ワークブロックという)がシリンダ列を図のX方向にして冷却槽41中に載置される。ワークブロックWを冷却液中に浸積する冷却槽41には冷却液が注水パイプ43から供給されて、オーバーフローした液は図示しないオーバーフローパイプから排出され、焼入れ後に排水パイプ44から冷却液タンク45に排出されるようになっている。これにより、ワークブロックWは冷却液に浸積したまま、シリンダに挿入された加熱コイル23に通電することにより誘導加熱され、誘導加熱コイルの電流が遮断されると浸積している冷却液により冷却されてシリンダ内面が焼入れされる。
【0026】
ワークブロックWには基準孔が設けられ、冷却槽41の底面に設けられた図示しない基準のノックピンをこれに嵌入させることによりワークブロックはワークテーブル11上の基準位置に載置される。本実施例では図示しないが、ワークブロックWを冷却液に浸積した状態で、または浸積しないで、シリンダの焼入加熱面に冷却液を吹き付けながら焼入冷却することもできる。
【0027】
ワークテーブル11上には冷却槽41に並んでワークブロックWのシリンダ列と同一線上に基準部材である基準リング36が固定されている。この基準リング36は、ワークブロックのシリンダと同一内径の同数の4個のリングがシリンダ間隔と同一間隔にしてシリンダ列線上に配設されている。
【0028】
次に加熱ユニット5について説明する。図1のワークテーブル11の右側のベースフレーム10上に設けられた加熱Xテーブル(Xhテーブル)13は、レール12上をパルスモータ14、ボールねじ15によりシリンダ列と平行にX方向に往復駆動される。加熱Xテーブル13上に設けられたレール16上を、加熱Yテーブル(Yhテーブル)18がパルスモータ等の駆動装置17によりX軸に直角のY方向(シリンダ列に直交)に往復駆動される。
【0029】
加熱Yテーブル18上に設けられた縦フレーム26にレール19が設けられ、レール19上を加熱Zテーブル(Zhテーブル)21が駆動装置20によりワークブロックWのシリンダ軸線方向(すなわちベースフレームに垂直)に往復移動駆動される。加熱Zテーブル21には高周波トランスを収納する電源ボックス22が載設され、電源ボックス22に誘導加熱コイル23が支持軸24によりを支持されている。これにより、誘導加熱コイル23はシリンダ軸線方向(すなわちベースフレームに垂直)に移動するとともに、駆動装置25によってθ方向に回転駆動されるようになっている。図では2個の誘導加熱コイル23が示されているが簡単のためにまず誘導加熱コイル23が1個の場合について説明する。これらのパルスモータなどの駆動装置や後記する駆動手段は制御手段100により送られるパルス信号により駆動されるようになっている。
【0030】
誘導加熱コイル23は詳細を省略するが、特開平7−161461号などに示すシリンダ内面に斑模様の部分分割焼入層を形成させるコイルが使用されている。
【0031】
次に計測ユニット6について説明する。計測ユニット6も加熱ユニット5と同様構成のX−Y−Zテーブルからなる。すなわちワークテーブル11を挟んで加熱ユニット5と反対側のベースフレーム10上に設けられた計測Xテーブル(Xmテーブル)53がレール52上をパルスモータ51、ボールねじ50によりシリンダ列と平行にX方向に往復駆動される。計測Xテーブル53上に設けられたレール54上を計測Yテーブル(Ymテーブル)55がパルスモータ等の駆動装置56によりX軸に直角のY方向(シリンダ列に直交)に往復駆動される。
【0032】
計測Yテーブル55上に設けられた縦フレーム57にレール58が設けられ、レール58上を計測Zテーブル(Zmテーブル)59が駆動装置60によりワークブロックWのシリンダ軸線方向(すなわちベースフレームに垂直)に往復移動駆動される。これらの駆動手段も加熱ユニットと同様に制御手段100から送られるパルス信号により駆動される。
【0033】
Zテーブル59には測定ボックス33が固定され、測定ボックス33に位置測定手段である内径測定ヘッド32を有する内径測定器31がシリンダ数と同数の4個取り付けられている。内径測定器31としては触針型電子プローブを使用した。かかる内径測定器によればX−Y方向の偏差が容易に計測でき、これにより4箇所のシリンダ位置が同時に測定できる。
【0034】
図4に示す制御手段100は、制御部101と記憶部102からなり、前記加熱ユニット5と計測ユニット6を制御する。記憶部102はシリンダブロックの焼入れの各段階における加熱Xh−Yh−Zhテーブル位置のテーブル座標と、計測Xm−Ym−Zmテーブル位置のテーブル座標の測定値及び動作位置を記憶する。
【0035】
制御部101は、記憶部102に記憶された座標値から、後述する準備段階、焼入段階において、加熱Xh−Yh−Zhテーブル13、18、21及び誘導加熱コイル23を所定の移動・回転したり、また計測Xm−Ym−Zmテーブルと内径測定器31を移動する各駆動装置14、17、20、25及び51、56、60などに信号を送るようになっている。
【0036】
以下、上記構成の誘導加熱焼入装置により、シリンダ間隔がAの4シリンダを有するシリンダブロックを焼入れする動作について説明する。
【0037】
本発明構成の誘導加熱焼入装置の動作は、マスタブロックMの各シリンダボアの位置座標の設定および誘導加熱コイルの位置座標の設定の準備段階と、ワークブロックWの各シリンダボアの位置座標の計測との誘導加熱焼入れの焼入段階とに分けられる。
【0038】
図5は準備段階のマスタブロックMのシリンダ位置の座標設定と誘導加熱コイルの位置座標の設定の工程のフローチャート、図6はワークブロックWの各シリンダボアの位置座標の計測と誘導加熱焼入れのフローチャートである。
【0039】
[準備段階]
図5を用いて準備段階の動作について説明する。すでに4個の内径測定ヘッド32は間隔をAにしてシリンダ列に平行に計測ボックス33に取り付けられているとする。測定ヘッド32の取り付けは、基準リング36の位置で4個のリングに測定ヘッド32を挿入して中心のずれを測定しながら測定ヘッド32を固定すれば正確に取り付けできるので、取り付け方法の詳細は省略する。
【0040】
まず、ワークブロックWと同形状のマスタブロックMを、シリンダ列線をX軸に平行にして固定ワークテーブル上の基準位置に載置する(STEP1)。
【0041】
計測Xm−Ym−Zmテーブルを移動し(STEP2)、4個の測定ヘッド32をマスタブロックの4個のシリンダに挿入しシリンダの中心とほぼ一致させ、その位置のXm−Ymテーブル座標値を(Xm0,Ym0)とする(STEP3)。そして、測定ヘッド32の第1、第2、第3、第4のすべてのシリンダの振れを0に設定する(STEP4)。これにより各シリンダ中心が0点設定される。
【0042】
次に、計測Xm−Ym−Zmテーブルを基準部材位置に移動し(STEP5)、4個の内径測定ヘッド32を4個の基準リング36に挿入して、その位置の計測テーブルXm−Ymの座標値を(Xms,Yms)とする(STEP6)。そして測定ヘッド32で計測した第1、第2…第n基準リング中心のX−Y方向の振れ量を(ms1a,ms1b),(ms2a,ms2b),…(msna,msnb)とする(STEP7)。この座標値と振れ量を記憶しておくことにより、作業の開始時や中途に測定ヘッドのずれが生じていないかどうかをチェックできる。
【0043】
測定ヘッドの設定が終了すると計測Xm−Ym−Zmテーブルを待機位置に移動する(STEP8)。
【0044】
続いて加熱コイルの位置の設定を行う。加熱Xh−Yh−Zhテーブルを移動し(STEP9)、加熱コイル23をマスタシリンダの第1シリンダに挿入してその中心を一致させ、すなわち測定ヘッド32の振れ量を0にして一致点のテーブルXh−Yhの座標値を(Xh1,Yh1)にする(STEP10)。
【0045】
加熱Xm−Ym−Zmテーブルを移動し(STEP11)、加熱コイル23を順次マスタシリンダの第2…第nシリンダに挿入し、その中心が一致した加熱Xh−Yhテーブルの座標値を、それぞれ(Xh2,Yh2)…(Xhn,Yhn)にする(STEP12)。
【0046】
次に加熱Xh−Yhテーブルを基準部材31の位置に移動し(STEP13)、加熱コイル23を基準リング36の第1リングに挿入して、その中心を一致させ、すなわち加熱コイル23の振れ量を0にして一致点の加熱テーブルXh−Yhの座標値を(Xhs,Yhs)にする(STEP14)。この座標値を記憶しておくことにより、作業の開始時や中途に加熱コイルのずれが生じていないかどうかをチェックできる。
【0047】
加熱コイルの設定が終了すると、加熱Xh−Yhテーブルを待機位置に移動し(STEP15)、マスタブロックをワークテーブルから積み降す(STEP16)。
【0048】
そして、計測テーブル座標がXm0,Ym0で測定ヘッドの振れ量が0のときに、加熱テーブルが座標値(Xh1,Yh1)、(Xh2,Yh2)…(Xhn,Yhn)に順次移動駆動されて加熱コイルが所定のシリンダの焼入れ位置に位置するように、制御手段100の記憶部102と制御部101を設定する。(STEP17)。上記の動作を行うことにより準備段階が終了する。
【0049】
[焼入れ段階]
次に図6を用いて焼入れ段階について説明する。まず計測、加熱テーブルは待機位置にある(STEP18)。被焼入ブロック(以下ワークブロックという)を、シリンダ列線をX軸に平行にして固定ワークテーブル上の基準位置に載置する(STEP19)。このとき、ワークブロックWの各シリンダボアの位置は、前述のマスタブロックMの各シリンダボアとほぼ同位置に位置するが、載置の精度や個別のワークブロック加工の精度によりやや位置がずれるため、このまま前述のマスタブロックの各シリンダの位置座標を用いては精度の高い誘導加熱焼入れすることはできない。そこで、このマスタブロックとワークブロックの位置の偏差を修正する必要がある。以下その動作を説明する。
【0050】
スタートスイッチ105をオンにすると(STEP20)、制御手段100の信号により計測Xm−Ymテーブルが待機位置から座標Xm0,Ym0に移動し(STEP21)、測定ヘッド32がワークシリンダの4個のシリンダに挿入され(STEP22)、4個の測定ヘッド321〜324により各シリンダの振れが同時に計測される。この計測された第1、第2、第3、第4シリンダの中心の振れ量をX,Y方向にそれぞれ(ma1,mb1),(ma2,mb2),…(man,mbn)とする(STEP23)。各シリンダの振れの測定が終わると、計測Xm−Ymテーブルが待機位置に移動する(STEP24)。
【0051】
このように本発明の焼入装置では、複数のシリンダ位置が同時に計測されるので、従来の1シリンダごとに測定した場合に比して計測時間が大幅に短縮され作業能率が向上する。
【0052】
ワークシリンダの位置測定が終わると、加熱Xh−Yhテーブルが座標値(Xh1+ma1,Yh1+mb1)に移動する(STEP25)。この位置でZhテーブルが移動して加熱コイル23が第1ワークシリンダに挿入される(STEP26)。これにより、加熱コイルはシリンダの中心に位置することになる。ここで加熱コイル23に通電されて第1シリンダが加熱急冷して焼入れされる(STEP27)。
【0053】
この焼入れ冷却において、ワークブロックWは冷却槽41の冷却液中で誘導加熱されているので、通電加熱後に電源を切ると、加熱部がただちに冷却液により急冷されることになる。これにより、誘導加熱後の急速冷却ができ高い硬度の焼入層を能率良く得ることができる。
【0054】
第1ワークシリンダの焼入れが終了すると(STEP28)、加熱コイル23が第1ワークシリンダから抽出される(STEP29)。
【0055】
同様にして第2…第nワークシリンダが順次焼入れされる(STEP30〜34)。すべてのシリンダが焼き入れされると、加熱Xh−Yhテーブルが待機位置に移動する(STEP35)。これらの動作は、すべて制御部101のパルス信号制御により自動的に行われる。焼入れが完了するとスタートスイッチ105をオフにして(STEP36)、ワークブロックをワークテーブルから積み下ろし(STEP37)焼入れが終了する。
【0056】
なお、上記工程において、STEP20でスタートスイッチ105がオンにされると注水パイプ41から冷却槽41に冷却液が注入され、STEP33で焼入れが完了すると排水パイプ44から冷却液が排出されるが説明は省略する。
【0057】
上述の各シリンダの焼入れの際にワークの冷却槽は固定され、内径測定器と加熱コイルが移動して焼入れ動作が行われ冷却槽の液面が安定するので連続して焼き入れができ作業能率が上がる。
【0058】
上記のシリンダ内面焼入れにおいて、シリンダ内面に斑模様の複数列の部分焼入層を形成させる場合には、特開平7ー161461号などの加熱コイルを使用して、駆動装置25により加熱コイルを所定角度θに回動させて焼入れすることにより、所定の斑焼入層を得ることができる。
【0059】
上記実施形態では、加熱コイルが1個の場合について述べたが、図2および3に図示したように加熱コイルを2個備える場合について説明する。ここでは加熱コイルは第1と第3シリンダ、または第2と第4シリンダに挿入されるように配設されている。
【0060】
2個の加熱コイル23、23´を第1、第3シリンダに挿入し、まず測定ヘッド32の第1シリンダの測定値に対応させて加熱コイル23を移動し、第1シリンダの中心に置き加熱コイル23に電力を入力して第1シリンダを加熱焼入れする。
【0061】
次に測定ヘッド32の第3シリンダの測定値に対応させて加熱コイル23´を移動し、第3シリンダの中心に置き加熱コイル23´に電力を切り換えて入力して第3シリンダを加熱焼入れする。この際、加熱コイルはシリンダから抽出しないで挿入したままで2個のシリンダが焼入れされる。
【0062】
同様にして第2、第4シリンダを焼入れする。このようにすれば、電力の切り換えを行うだけで加熱コイルの挿入抽出を繰り返す事なく2個のシリンダの焼入れが行われるので、一層焼入れ時間を短縮できる。
【0063】
また、シリンダブロックの加工精度と載置の精度が高く測定ヘッド32の2個のシリンダの振れ量が等しい場合には、2個のコイルに同時に通電して2個のシリンダを同時に焼入れすることもできる。
【0064】
上述したように本発明の構成の誘導加熱焼入装置は、上記の焼入段階の操作が制御手段100の制御部101、記憶部102により自動的に制御されるので量産焼入れが可能である。また、シリンダブロックの各シリンダボアと誘導加熱コイルの中心が正確に設定されるので円周間隔の差異が少なく、シリンダ内面に形成される斑模様の部分焼入層の場合にもむらが生ずることがない。
【0065】
また、ワークテーブルの冷却槽を固定しているので、連続焼入れが能率よくでき、かつ複数の位置測定手段を備えて全シリンダの位置測定が1回でできるので測定時間が大幅に短縮され、一層能率が上がる。また、複数の加熱コイルを備えて電力の入力を切り換えるだけで加熱焼入れすることによりさらに生産能率が向上する。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置によれば、精度が高く能率のよい焼入れが可能になり、シリンダブロックの焼入れ作業の量産ができて作業コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置の正面図である。
【図2】 図1の上面図である。
【図3】 図1のA−A視図である。
【図4】 本発明実施形態の制御手段のブロック図である。
【図5】 本発明実施形態の誘導加熱焼入装置の準備段階の動作のステップを示すフローチャートである。
【図6】 本発明実施形態の誘導加熱焼入装置の焼入段階の動作のステップを示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 加熱ユニット、6 計測ユニット、10 ベースフレーム、11 ワークテーブル、12 レール、13 加熱Xテーブル、14 パルスモータ、15 ボールねじ、16 レール、17 駆動装置、18 加熱Yテーブル、19 レール、20 駆動装置、21 加熱Zテーブル、22 電源ボックス、23 誘導加熱コイル、24 支持軸、25 回転駆動装置、26 縦フレーム、30 レール、31 内径測定器(位置測定手段)、32 測定ヘッド、33 計測ボックス、36 基準リング(基準部材)、41 冷却槽、43 注水パイプ、44 排水パイプ 45 冷却液タンク、51 パルスモータ、52 レール、53 計測Xテーブル、54 レール、55 計測Yテーブル、56 駆動装置、57 縦フレーム、58 レール、59 計測Zテーブル、60 駆動装置、100 制御手段、101 制御部、102 記憶部、104 操作スイッチ、105 スタートスイッチ、M マスタブロック、W ワークブロック
Claims (10)
- シリンダ内面を焼入れするシリンダブロックの誘導加熱焼入装置において、被焼入シリンダブロックを基準位置に載置して冷却液に浸漬する冷却液槽が設けられた固定ワークテーブルと、該冷却液槽に載置されたブロックのシリンダ位置を計測する移動する位置測定手段と、シリンダ内面を誘導加熱する移動する加熱コイルと、前記位置測定手段により計測した座標値に基づき前記加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させて加熱する加熱コイル制御手段とを備えたことを特徴とするシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記位置測定手段は2以上のシリンダ位置を同時に測定できる測定ヘッドを備え、該測定ヘッドにより計測したそれぞれのシリンダ位置座標に基づき前記加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させる加熱コイル制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 同時に複数のシリンダに挿入される複数の加熱コイルと、前記位置測定手段により計測したそれぞれのシリンダ位置座標に基づき前記加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させ、該焼入れ箇所が個別または複数同時に加熱されるように該シリンダに対応する加熱コイルに電力を切り換えて入力する加熱コイル制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記被焼入シリンダブロックを基準位置に載置する冷却液槽が設けられた固定ワークテーブルと、前記誘導加熱コイルを該ブロックのシリンダ列に平行のX方向に往復移動させるXhテーブルと、該X方向に直交したY方向に往復移動させるYhテーブルと、シリンダ軸線のZ方向に往復移動させるZhテーブルからなる加熱テーブルと、前記加熱テーブルの位置座標を計測記憶する座標記憶手段と、前記加熱テーブルを駆動して前記誘導加熱コイルを所定シリンダの焼入れ箇所に位置させる加熱テーブル制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記被焼入シリンダブロックを基準位置に載置する冷却液槽が設けられた固定ワークテーブルと、該ブロックのシリンダの位置を計測する位置測定手段を該ブロックのシリンダ列に平行のX方向に往復移動させるXmテーブルと、該X方向に直交したY方向に往復移動させるYmテーブルと、シリンダ軸線のZ方向に往復移動させるZmテーブルからなる計測テーブルと、前記計測テーブルの位置座標を計測記憶する座標記憶手段と、前記計測テーブルを駆動して前記位置測定手段を所定シリンダの焼入れ箇所に位置させる計測テーブル制御手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記加熱テーブルと前記計測テーブルが前記固定ワークテーブルを挟んで両側に配設されたことを特徴とする請求項5に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記位置測定手段と加熱コイルの設定位置を検証する基準部材が前記固定ワークテーブル上に設けられたことを特徴とする請求項5に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記基準部材は被焼入シリンダとほぼ同内径の複数の基準リングが被焼入シリンダ間隔に一列に配列された部材からなり、前記位置測定手段は前記基準リングの内径の偏差を測定する内径測定器からなることを特徴とする請求項7に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- 前記誘導加熱コイルは、θ方向に回転可能に前記Zhテーブルに保持され、前記制御手段は前記誘導加熱コイルの回転を駆動制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項3に記載のシリンダブロックの誘導加熱焼入装置。
- シリンダ内面を焼入れするシリンダブロックの誘導加熱焼入において、固定ワークテーブル上に被焼入シリンダブロックを基準位置に載置して冷却液に浸漬する冷却液槽を設け、該冷却液槽の基準位置にマスタシリンダブロックを載置し、位置測定手段を移動して該マスタブロックのシリンダ位置を計測し、誘導加熱コイルを移動して該シリンダ位置に中心を一致させて設定位置とし、被焼入シリンダブロックを前記マスタブロックに置き換えて前記冷却液槽の基準位置に載置し、前記位置測定手段により該被焼入シリンダブロックのシリンダ位置の前記設定位置からの偏差を計測し、該計測した偏差値を補正して誘導加熱コイルをシリンダ中心に位置させて誘導加熱焼入れすることを特徴とするシリンダブロックの誘導加熱焼入方法。
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