JP3948983B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全自動洗濯機、ドラム式洗濯機、二槽式洗濯機などの洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機(洗浄機)では、通常、洗剤を用いて洗濯を行っている。例えば、全自動洗濯機では、洗濯兼脱水槽内に洗剤の溶けた水(洗濯液)を溜め、底部に配置されたパルセータを回転させて水流を発生させ洗濯物を攪拌することにより洗濯物の洗いを行っている。即ち、パルセータによる機械力と洗剤の効果で洗濯物の汚れを落とすようにしている。
【0003】
ところで、このような洗濯機では、洗濯運転にかかる費用を抑えるために、洗剤の使用量を少なくしたいという要望がある。また、洗濯と同時に洗濯物の除菌を行いたいという要望もある。
【0004】
そこで、洗濯槽内に溜めた水を電気分解する電解装置を設け、洗剤を用いて洗濯物を洗う洗い行程に代えて、電解装置で電気分解しながら洗濯物に機械力を与えて洗濯物を洗う電解洗い行程を実行したり、洗剤を用いた洗い行程や電解洗い行程の後に、電解装置による電気分解で生成した次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンを作用させて洗濯物の除菌を行う電解すすぎ行程を実行したりできる洗濯機が実現された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような洗濯機では、電解効率を高めるために、給水時に最終的に洗いやすすぎが行なわれる洗濯水位まで給水される前、即ち洗濯水位よりも低い水位であって、少なくとも電解装置の電極が水に浸かったところから電解装置への通電を開始することが好ましい。
【0006】
しかしながら、このような構成とした場合、水道圧がかなり低いなどにより洗濯機への給水流量がかなり小さいと、洗濯水位に達するまでにかなり長時間の電気分解がなされることになり、必要以上の電気分解がなされることになって電極の消耗を大きくしてしまう虞がある。
【0007】
また、このような洗濯機において、洗濯槽内に洗濯水として溜められる水の導電率は、かなりばらついたものとなる。これは、水道水中の塩素などの含有量が地域によって異なったり、あるいは、入浴剤が入った風呂水が洗濯に利用されたりするからである。このため、電極に流れる電流の大きさがばらついて、電気分解の性能がばらつく虞がある。
【0008】
したがって、安定した洗浄性能や除菌性能を得るために、あるいは、過電流を防止し電源回路などを保護するためには、このような点に十分に配慮したものとしなければならない。
【0009】
本発明は、このような課題を解決することにより、電気分解を利用した洗濯(洗浄)や除菌を良好に行うことができる洗濯機(洗浄機)を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
上記課題を解決する本願の第1の発明に係る洗濯機は、洗濯槽内に溜めた水を電気分解して電解水を生成する電解装置を有し、生成した電解水を用いて洗濯物を洗濯する洗濯機において、前記電解装置の電極に電圧を印加するための通電回路と、前記電極への通電電流の大きさを検知する電流検知手段と、この電流検知手段によって検知された通電電流に応じて前記電極へ印加する電圧を変化させ、通電電流を調整する通電制御手段と、前記洗濯槽への投入口の開閉を検知する開閉検知手段と、を備え、前記通電制御手段は、洗い行程やすすぎ行程において、最初に前記電極へ通電するときには低い電圧から印加を開始していくと共に、前記電極への通電を停止してさらに同じ行程中に通電を再開するときには、通電を停止するときに設定していた電圧から印加を開始していくとともに、前記電極への通電中に前記投入口が開いたときには、前記電極への通電を停止すると共に、前記投入口が閉じた後、前記電極への通電を再開するときには、同じ行程中に通電を再開するにもかかわらず、低い電圧から印加を開始していくことを特徴としている。
【0016】
この構成では、洗い行程やすすぎ行程において、洗濯槽内に給水され、電解装置の電極への通電が開始されると、検知された通電電流に応じて、電極に流れる通電電流の大きさが適切な値となるように、電極に印加する電圧が調整される。ここで、通電の最初に印加する電圧は所定の低い電圧とし、このときの通電電流が小さければ、電圧を大きくしていくようにする。こうすることにより、いきなり過電流が流れて電源回路などを破損させてしまうことを防止できる。
【0017】
さて、同じ行程中において、電極への通電が一旦停止され、その後再開されるような場合がある。例えば、使用者の一時停止の操作により洗濯運転を一時停止する場合が考えられる。また、給水時、洗濯水位よりも低い水位から通電を開始したが、洗濯水位になるまでに制限時間が経過してしまい通電を一旦停止する場合が考えられる。このような場合は、洗濯槽内の水の導電率が変化する可能性は極めて小さい。
【0018】
よって、電極への通電を停止した後、同じ行程中において電極への通電を再開するときには、最初に印加する電圧の値を、通電を停止したときの値に設定する。この電圧から印加が開始され、通電電流に応じて電圧が調整される。こうすることにより、迅速に電圧を調整することができる。
【0020】
また、この構成では、電極への通電中に洗濯槽への投入口が開くと(投入口を覆う蓋やドアが開く)、電極への通電を停止し、再び投入口が閉じられると通電を再開する。そして、投入口が開かれた場合には、例えば、すすぎ行程中であれば柔軟仕上剤が投入された可能性がある。つまり、投入口の開閉の後では、洗濯槽内の水の導電率が高くなるような何らかの操作がなされた可能性が考えられる。
【0021】
このため、投入口が閉じられた後に電極への通電を再開するときには、同じ行程中に通電を再開するにもかかわらず、停止前の電圧値を用いることはせずに、最初に印加する電圧を所定の低い電圧に設定する。低い電圧から印加が開始され、通電電流に応じて電圧が調整される。こうすることにより、洗浄槽内の水の導電率が高くなるように変化しても、過電流の発生を防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る洗濯機、および洗浄機の一実施形態であるコイン式の全自動洗濯機について図面に基づき説明する。なお、本発明の洗濯機は、このコイン式全自動洗濯機に限られるものではなく、一般家庭向け(市販)の全自動洗濯機は勿論のこと、ドラム式洗濯機、二槽式洗濯機であってもよい。また、本発明の洗浄機は、これら洗濯機に限られるものではなく、例えば、食器洗い機や器具洗浄機であってもよい。
【0037】
図1は本実施形態のコイン式全自動洗濯機の概要を示す、側面縦断面図である。
【0038】
図1において、機枠1の内部には、4本の吊り棒3により、上面が開口した外槽2が吊り下げ支持されている。この外槽2内には、同じく上面が開口した洗濯兼脱水槽4が配置されている。この洗濯兼脱水槽4は、周囲に多数の脱水孔4aを有し、底壁に設けられた回転軸5を中心として回転する。なお、外槽2及び洗濯兼脱水槽4は、本発明の洗濯槽を構成する。
【0039】
洗濯兼脱水槽4内の底部には、パルセータ6が回転自在に配設されている。洗濯兼脱水槽4及びパルセータ6には、動力伝達機構8を介してモータ7が連結されている。このモータ7は洗い及びすすぎ(ためすすぎ及び注水すすぎ)時にはパルセータ6のみを低速回転させ、洗濯物の脱水時には洗濯兼脱水槽4を回転軸5を中心として一方向へ高速回転させる(このとき前記パルセータ6も同時に高速回転する)。
【0040】
機枠1の上面には、上面板18が配置されている。この上面板18は、中央部に外槽2及び洗濯兼脱水槽4の上面開口につながる洗濯物の投入口19が設けられている。この投入口19は上蓋20により開閉される。
【0041】
上面板18の後部には操作ボックス9が配置されている。その前面には、操作パネル10が設けられている。この操作パネル10は、スタートキー等からなる操作部10a及び運転条件や行程を表示するための表示部10bからなる。操作ボックス9の内部には、後述する制御部が設けられている。また、操作ボックス9には、利用者が洗濯運転を行うときにコインを投入するコイン投入ボックス(図示せず)が備えられている。
【0042】
外槽2の後部上方であって上面板18の内部には、外槽2及び洗濯兼脱水槽4へ給水する給水管11が配置されている。この給水管11の途中には、電磁式の給水バルブ12が設けられている。外槽2の底壁には、排水バルブ14を備えた排水パイプ13が接続されている。排水バルブ14はトルクモータ15の動作により開閉される。外槽2の底部にはエアトラップ17が設けられており、このエアトラップには圧力ホース16aを介して水位センサ16が接続されている。この水位センサ16により前記洗濯兼脱水槽4内の水位が検知され、洗濯兼脱水槽4に供給された水の量が分かる。
【0043】
外槽2には、後述する洗濯水位よりも上方の位置に溢水口21が設けられている。この溢水口21は、溢水ホース22を介して排水パイプ13の排水バルブ14よりも下流の位置に接続されている。外槽2内で溢水口21の位置を越えた水は、溢水口21、溢水ホース22、排水パイプ13を通って機外へ排出される。
【0044】
さて、外槽2の外周壁下部には、電解装置23が備えられている。この電解装置23はユニット化されており、外槽2とは別体に作られ、ネジなどにより外槽2に取り付けられている。この電解装置23は、外槽2の後側に備えられており、機枠1背面の背面パネル(図示せず)を取り外すだけで、電解装置23が表われる。このような構成により、電解装置23の修理、交換などが容易に行なえる。
【0045】
この電解装置23は、外槽2とは別室として設けられた電解槽24と、この電解槽24内に配置された電極25と、電解槽24の上部と外槽2とをつなぐ上部通水路26と、電解槽24の下部と外槽2とをつなぐ下部通水路27とを有している。本実施形態では、電解槽24内に5枚の平板状の電極25を、その板面同士を対向させて並べて配置している。この場合、互いに隣接する2つの電極25が互いに逆極性となるように、電極25の極性を交互に入れ換えて配置する。電極25は、ベース材の表面に酸化触媒となる薄膜部材をコーティングしてなる。ベース材は、例えばチタン製であり、薄膜部材としては、例えば白金が用いられている。薄膜部材としては、他に、金、パラジューム、白金イリジューム、酸化チタンなどがある。なお、電極25は、少なくとも一対配置されていればよい。
【0046】
図2は本実施形態の全自動洗濯機の電気系構成図である。制御の中心には、CPU、RAM、ROM、タイマ等を含んで構成される制御部28(本発明の通電制御手段、計時手段に相当)が据えられている。この制御部28はマイクロコンピュータで構成される。
【0047】
制御部28には、操作部10aから操作信号が入力され、水位センサ16から水位検出信号が入力される。制御部28には、上蓋20の開閉状態を検知する開閉検知スイッチ29(本発明の開閉検知手段に相当)が接続されている。制御部28は、上蓋20の開閉を開閉検知スイッチ29の内部回路のオンオフにより検知することができる。さらに、制御部28には、コインボックス中に所定金額のコインが投入されたことを検知するコイン検知器30からコイン検知信号が入力される。
【0048】
制御部28は、上記各種信号に基づいて、負荷駆動部31を介してモータ7、トルクモータ15、給水バルブ12の動作を制御する。トルクモータ26は前述したように排水バルブ15の動作を制御する。また、制御部28は、表示部10b、および運転の終了や異常を知らせるブザー32の動作を制御する。
【0049】
電極25は、電源トランスなどからなる通電回路33を介して制御部28の出力側に接続されている。制御部28から通電を指示する信号が出力されると、通電回路33が動作して電極25に通電される。通電回路33には、電流検出器34(本発明の電流検知手段に相当)が接続されている。この電流検出器34は、電極33へ通電される通電電流の大きさを検出し、検出した電流値を制御部28へ出力する。
【0050】
図3は通電回路33の概略を示すための電流検出器34を含めた回路図である。この通電回路33では、電源トランス35の二次側に中間タップが備えられ、電極25に流れる電流を検知し、検知された電流に応じて、電源トランス35のタップを切り換えることにより、出力電圧を変化させる。
【0051】
電源トランス35の二次側には、高低のタップを切り換えるためのリレースイッチ36が挿入されている。リレースイッチ36の切り換えは、リレーコイル37への通電により行われる。38は整流ダイオード、Cは平滑コンデンサを示す。整流ダイオード38の出力は、電極25に供給される。電極25と直列にスイッチングトランジスタQ1と抵抗R1とが挿入され、抵抗R1の電圧が電流検出器34である演算増幅器39に入力されている。演算増幅器39の出力は、制御部28で検出される。制御部28は、演算増幅器39の出力に基づいて、電極25に流れる電流を検出するとともに、スイッチングトランジスタQ1のベースに電流を供給することによりスイッチングトランジスタQ1のオンオフ制御を行う。さらに、リレーコイル37を駆動するスイッチングトランジスタQ2のベースに電流を供給することによりスイッチングトランジスタQ2のオンオフ制御も行う。
【0052】
前記スイッチングトランジスタQ1のオフは、リレースイッチ36の切り換え時に行う。リレースイッチ36にサージが発生しないためである。リレースイッチ36に抵抗とコンデンサによる積分回路やバリスタをつけてもサージ防止の効果がある。
【0053】
次に、上記の構成に基づく、本発明実施形態のコイン式全自動洗濯機の洗濯運転動作について説明する。このコイン式全自動洗濯機は、すすぎ行程において、電解水を用いて洗濯物をすすぐ電解すすぎを行ない、洗濯物を除菌することを特徴としている。
【0054】
利用者が洗濯運転に必要な料金を投入してスタートキーを押すと、制御部28による制御の下、洗濯運転が開始される。
【0055】
まず、洗い行程を実行する。制御部28は、給水バルブ12を開放し、所定の洗濯水位まで給水する(ステップS1)。本実施形態のコイン式全自動洗濯機では、洗濯物の量に応じた水位に設定するものではなく、洗濯水位は常に一定としており、その機種の定格容量の洗濯物に適する水位としている。こうして、洗剤が水道水に溶解してできた洗剤液が外槽2内に溜まる。洗濯水位まで給水すると給水バルブ12を閉鎖する。
【0056】
次に、制御部28は、パルセータ6を所定速度で左右両方向に反転回転することによって外槽2内で水流を発生させ、洗濯物の洗いを行う(ステップS2)。洗濯物に付着した汚れは、洗剤の効果、および水流(パルセータ6の機械力)の効果によって落とされる。また、洗剤の効果により、落ちた汚れの洗濯物への再付着が防止される。そして、所定の洗い時間(例えば10分)が経過すると、パルセータ6は停止して、洗いを終了する。制御部28は、排水バルブ14を開放し、外槽2内からの洗濯液を排水する(ステップS3)。
【0057】
こうして、洗い行程が終了すると、中間脱水を行う(ステップS4)。制御部28は、洗濯兼脱水槽4を一方向へ高速回転することにより、洗濯物の脱水を行う。
【0058】
中間脱水が終了すると、まず、1回目のすすぎ行程として、脱水すすぎを行う(ステップS5)。即ち、制御部28は、洗濯兼脱水槽4を、例えば30rpm程度にゆっくりと回転させながら、給水バルブ12を開放して給水する。これにより、中間脱水によって洗濯兼脱水槽4の内壁にへばり付いた洗濯物に満遍なく水を含ませる。次に、制御部28は、洗濯兼脱水槽4を、例えば1000rpm程度に高速回転させ、洗濯物を脱水する。これにより、洗濯物に含まれた洗剤分を水とともに吹き飛ばして除去する。なお、脱水すすぎは、給水と同時に洗濯兼脱水槽4を高速回転させて脱水する形態のものとしても良い。
【0059】
こうして、1回目のすすぎ行程が終了すると、最後のすすぎ行程を実行する。
【0060】
この最後のすすぎ行程では、電解水を用いてすすぎと同時に洗濯物を除菌する電解すすぎを行なう。
【0061】
この最後のすすぎ行程では、まず、洗濯兼脱水槽4内への給水を行なう(ステップS6)。図5のフローチャートは、この給水行程における詳細動作を示す。まず、給水バルブ12を開放し、給水を開始する(ステップS61)。水位センサ16からの出力により、洗濯兼脱水槽4内の水位が洗濯水位よりも低い所定の電解水位まで達すると、電極25への通電を開始して電気分解を行なう(ステップS62、S63)。勿論、この電解水位においては、電解槽24で電極25は水没している。同時に、制御部28は、内部のカウンタを利用して電解の制限時間(例えば、4分)の計測を開始する。そして、制御部28は、洗濯兼脱水槽4内の水位が洗濯水位に達すると、給水バルブ12を閉鎖して給水を停止する(ステップS66、S67)。こうして、電極25への通電を継続したまま給水行程を終了する。
【0062】
ところで、水道圧がかなり低いなどの原因により、給水流量がかなり小さくなった場合には、電解水位から洗濯水位に達するのに長い時間がかかる。これにより、洗濯水位に達する前に制限時間が経過すると、制御部28は、電極25への通電を停止する(ステップS64、S65)。このような場合は、電極25への通電が停止したまま給水行程を終了する。このように、電解の制限時間を設けることにより、給水時に必要以上に電気分解が行われることを防止しているので、電極25の消耗を抑えることができる。
【0063】
次に、電解すすぎ行程を行なう(ステップS7)。電解すすぎ行程では、つけおき行程と除菌すすぎ行程とを順次実行する。まず、つけおき行程を行なう。即ち、制御部28はパルセータ6を停止したまま、電極25に通電して(給水行程で通電を停止していなければ通電を継続して)電気分解を行なう。
【0064】
水道水には、鉄、カルシウム、マグネシウム、塩素などの含有物が微量に含まれており、電気分解によって生成された電解水中には活性酸素が発生しているとともに、次亜塩素酸(HClO)および次亜塩素酸イオン(HClO−)が発生している。より具体的に述べると、陽極(+側)となる電極側では、水とこれに含有された塩素との化学反応により次亜塩素酸および次亜塩素酸イオンが発生する。また、次亜塩素酸が分解される際などに活性酸素が発生する。このとき、パルセータ6は停止しているので、外槽2内および電解槽24内の水は停留する。よって、電解槽24内や外槽2内の電解槽24の近傍箇所には、徐々に次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンの濃度が高い電解水が生成される。こうして、決められたつけおき時間が経過するまでつけおき行程が実行され、電解槽32内や外槽2内の電解槽32の近傍箇所には、次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンの濃度が高い電解水が蓄積される。なお、上述のように、給水行程から電気分解を行なうことにより、より高い濃度となる。
【0065】
つけおき時間(例えば10分)が経過するとつけおき行程を終了し、次に除菌すすぎ行程を実行する。除菌すすぎ行程に入ると、制御部28は、パルセータ6を左右に反転回転させる。また、電解槽24内にエアを供給するエアポンプが設けられている場合には、エアポンプを動作させる。これにより、外槽2内と電解槽24内との間で水が循環し始め、電解槽24内や外槽2内の電解槽24の近傍箇所に蓄積された次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンの濃度が高い電解水が一気に外槽2内に拡がる。そして、濃度の高い電解水が一気に洗濯物に作用し、洗濯物が除菌される。
【0066】
除菌すすぎ行程が開始されても電気分解はしばらく継続される。よって、電解水は生成され続け、つけおき行程で蓄積した次亜塩素酸のみならず、新しく発生した次亜塩素酸も洗濯物に作用する。そして、除菌すすぎ行程の途中で電解動作の終了時間になると、制御部28は、電極25への通電を停止する。この後は、パルセータ6の動作のみによって除菌すすぎ行程が継続される。この間も既に生成された電解水中で洗濯物が攪拌されるため、洗濯物がさらに除菌される。
【0067】
除菌すすぎ行程が終了する少し前、例えば3分前になると、制御部28は、利用者に柔軟仕上剤の投入を促す報知をブザーや表示により行なう。利用者によって、柔軟仕上剤が投入され、除菌された洗濯物はさらにやわらかく仕上げられる。こうして、除菌すすぎ行程の実行時間(例えば13分)が経過すると、制御部28は、パルセータ6を停止して、電解すすぎ行程を終了する。
【0068】
このようにして、電解すすぎ行程が終了すると、排水を行ない(ステップS8)、最後のすすぎ行程を終了する。そして、最終脱水を実行して(ステップS9)、洗濯運転を終了する。
【0069】
さて、本実施形態のコイン式全自動洗濯機は、電極25への通電時(電解装置23の動作時)に、検知した電流に応じて印加電圧や通電のオンオフ比を変えて電極25への通電電流を調整する通電制御を行なっている。特に、この通電制御においては、電極へ印加する電圧を変化させる制御と通電のオンオフ比率を変化させる制御とを組み合せて電極25への通電電流を調整するようにしている。したがって、通電電流が適切な電流値から大きく外れたときには電圧を変えることで対応でき、その後の細かな調整にはオンオフ比率を変えることで対応できるので、通電電流の調整を、中間タップ付きの電源トランスなどの比較的安価な電圧可変手段を用いて精度よく行なうことができる。この通電制御の処理について、以下、図6のフローチャートに従って説明する。
【0070】
制御部28は、電極25への通電を開始する時期がくると、まず、この行程における最初の通電か、即ち外槽2内に給水した後最初の通電か否かを調べる(ステップS101)。そして、最初の通電であれば、スイッチングトランジスタQ2をオフとし、リレースイッチ36を低圧側のタップにセットする(ステップS102)。そしてスイッチングトランジスタQ1をオンして通電を開始させる(ステップS103)。このとき、電極25には、例えば15Vの直流電圧が印加される。このように、給水後最初の通電においては低圧側のタップにセットするので、外槽2内の水の導電率が高くても、いきなり過電流が流れるのを防止することができる。
【0071】
次に、演算増幅器39の出力に基づいて、電極25に流れる電流を検出し、電流がIh(例えば、11A)以上かどうか調べる(ステップS104)。Ihは過電流判定しきい値である。
【0072】
電流がIh未満であれば、電流がIt(例えば、4A)未満かどうか調べる(ステップS105)。Itは目標電流値である。電流がIh以上であれば、次に、オンオフ通電を行なう(ステップS106)。即ち、平均電流値(1つのオンオフ周期における平均の電流値)が目標電流値なるようにオンオフ比率を決定し、このオンオフ比率で電極25に間欠通電を行なう。このとき、オン時間は固定し、オン時間内に検知した電流値に応じてオフ時間を決定する。例えば、オン時間を4秒とした場合、検知した電流値が8Aであり目標電流値が4Aであれば、オフ時間を4秒とする。なお、検知した電流値が目標電流値に等しければ、オフ時間がゼロ、即ち連続通電となる。
【0073】
こうして、上述の電解動作の終了時間になるなど、電極への通電を停止する時期がくれば、電極への通電を停止する(ステップS107、S108)。
【0074】
一方、ステップS105において、検知した電流がIt未満であれば、一旦通電をオフし(ステップS109、S110)、リレースイッチ36を高圧側に切り換える(ステップS111)。そして通電を開始する(ステップS112)。このとき、電極25には、例えば30Vの直流電圧が印加される。
【0075】
次に、電流がIs(例えば、0.3A)以下かどうか調べる(ステップS113)。Isは電極25や通電回路33の異常を判定するための異常判定しきい値であり、極めて低い値である。電流がIsより高ければ、このままの通電制御状態を維持し、ステップ106と同様のオンオフ通電を行なう(ステップS114)。なお、リレースイッチ36を高圧側に切換える前に一旦通電をオフするのは、接点でのスパークの発生を防止して接点を保護するためである。
【0076】
なお、電流をIh,Itなどの値と比較する場合は、演算増幅器39の出力にヒステリシス特性をもたせることが好ましい。ヒステリシス特性がなければ電流値が比較する値に近い場合に、判定が頻繁に行われて、リレースイッチ36の接点の消耗が激しくなるからである。
【0077】
ステップS104において電流がIh以上であれば、リレースイッチ36が低圧側にセットされているかを調べ(ステップS115)、低圧側であれば、過電流状態と判断し(ステップS116)、異常表示を行ない、通電を停止する(ステップS117)。高圧側であれば、一旦通電をオフし(ステップS118)、リレースイッチ36を低圧側に切り換える(ステップS119)。そして通電を開始する(ステップS120)。
【0078】
ステップS113において電流がIs以下であれば、電流が流れないので電極25や通電回路33の故障と判断し(ステップS121)、異常表示を行い、通電を停止する(ステップS117)。通電を停止する前に、電極25の極性を反転させるなどにより通電パターンを切り換えて通電するかどうか試してもよい。極性の反転は、極性切換用のリレースイッチを設けておけばよい。
【0079】
さて、上述したように、給水行程において電解の制限時間の経過によって電極25への通電が一旦停止され、つけおき行程に入って通電が再開されるなど、同じ行程において、一旦停止された通電が再び開始される場合がある。この場合、水が入れ替えられたわけではないので、通電再開後における外槽2内の水の導電率が通電停止前と変わることはほとんど考えられない。
【0080】
したがって、ステップS101において、給水後最初の通電ではないと判断すると、制御部28は、ステップS123において、リレースイッチ36を低圧側に切り換えるのではなく、通電を停止したときの状態のままに保持する。即ち、高圧側であれば高圧側にし、低圧側であれば低圧側にする。このようにすることによって、電極25への通電電流の調整を迅速に行なうことができる。
【0081】
ところで、本実施形態のコイン式全自動洗濯機においては、利用者に安心感を持たせる意味から、電解すすぎ行程中の電解動作時に上蓋20が開いて投入口19が開いた状態になると、電極25への通電を停止して電気分解を止めるようにしている。そして、この場合、再び上蓋20が閉じて投入口19が閉じられれば、通電が再開される。このような場合には、通電再開後における外槽2内の水の導電率が通電停止前と変わることが考えられる。例えば、導電率を極端に上げるような成分を含んだ柔軟仕上剤が投入されたりした場合である。本実施形態では、柔軟仕上剤の投入タイミングを電解動作の後とし報知するようにしているものの、必ずしもこのようなことが起こらないとは限らない。
【0082】
したがって、電極25への通電を再開するときには、さらに、ステップS122において、上蓋20が閉じた後の通電か否かが調べられ、そうであれば、ステップS102に移行して、リレースイッチ36を低圧側にセットする。したがって、上蓋20が開けられて外槽2内の水の導電率を上げるような何らかの操作がなされたとしても、過電流の発生を防止することができる。
【0083】
なお、上記実施形態のコイン式全自動洗濯機は、洗濯運転コースが一つしか設けられていない。しかしながら、洗濯運転コースとして、さらに、洗い行程においても電解水を利用し、電解水で洗濯物を洗うことにより洗剤を用いることなく洗濯できる、洗剤ゼロコースを設けるようにしてもよい。この洗剤ゼロコースの洗濯運転については、本願出願人が特願2001−212762号において既に提案している。ここでは洗剤ゼロコースの詳細な説明を省略するが、この洗剤ゼロコースにおける電解洗い行程や電解すすぎ行程での給水行程を、上記実施形態の最終すすぎ行程の給水行程と同じ動作としてもよい。また、電解洗い行程や電解すすぎ行程において上記実施形態の電極への通電制御を行なってもよい。
【0084】
以上、本発明の洗濯機、および洗浄機の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更や修正を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるコイン式全自動洗濯機の側面断面図。
【図2】本実施形態のコイン式全自動洗濯機の電気系構成図。
【図3】本実施形態のコイン式全自動洗濯機における、通電回路の概要を示す回路図。
【図4】本実施形態のコイン式全自動洗濯機の洗濯運転動作を示すフローチャート。
【図5】同じく洗濯運転動作における最終すすぎ行程での給水行程の動作を示すフローチャート。
【図6】本実施形態のコイン式全自動洗濯機における、電極の通電制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 外槽(洗濯槽、洗浄槽)
4 洗濯兼脱水槽(洗濯槽、洗浄槽)
19 投入口
23 電解装置
25 電極
28 制御部(通電制御手段、計時手段)
29 開閉検知スイッチ(開閉検知手段)
33 通電回路
39 演算増幅器(電流検知手段)

Claims (1)

  1. 洗濯槽内に溜めた水を電気分解して電解水を生成する電解装置を有し、生成した電解水を用いて洗濯物を洗濯する洗濯機において、
    前記電解装置の電極に電圧を印加するための通電回路と、前記電極への通電電流の大きさを検知する電流検知手段と、この電流検知手段によって検知された通電電流に応じて前記電極へ印加する電圧を変化させ、通電電流を調整する通電制御手段と、前記洗濯槽への投入口の開閉を検知する開閉検知手段と、を備え、
    前記通電制御手段は、洗い行程やすすぎ行程において、最初に前記電極へ通電するときには低い電圧から印加を開始していくと共に、前記電極への通電を停止してさらに同じ行程中に通電を再開するときには、通電を停止するときに設定していた電圧から印加を開始していくとともに、前記電極への通電中に前記投入口が開いたときには、前記電極への通電を停止すると共に、前記投入口が閉じた後、前記電極への通電を再開するときには、同じ行程中に通電を再開するにもかかわらず、低い電圧から印加を開始していくことを特徴とする洗濯機。
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