JP3948396B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライド動作するエアミックススライドドアを有する車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スライド動作するエアミックススライドドアを有する車両用空調装置は、図1に示すような構成のものがあった。
【0003】
この車両用空調装置は、空調ケース1内の下方側から上方側に向かって空気が流通するようにされている。この空調ケース1の下方側には、エバポレータ(冷却用空調装置)2が水平に配設されている。エバポレータ2の下流側には、ヒータコア(加熱用熱交換器)3が水平に配設されている。そして、エバポレータ2とヒータコア3との間には、エアミックススライドドア4が、車両前後方向(図1の左右方向)にスライド動作可能に配設されている。エアミックススライドドア4のスライド動作により加熱用熱交換器を通過する空気量を調整している。
【0004】
さらに、エアミックススライドドア4がスライド動作するときにエアミックススライドドア4の一端側を収納するエアミックスドア収納部7が、空調ケース1の両端側に2箇所配設されている。このエアミックスドア収納部7を設けることにより、所望の空気の流通経路を確実に得ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−233039号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エアミックスドア収納部7を設けることで、エバポレータ2を通過する空気に含まれている塵埃が、エアミックススライドドア4を伝ってエアミックスドア収納部7に堆積することになる。
【0007】
このエアミックスドア収納部7に堆積した塵埃を排出するために、エアミックスドア収納部7の底面に塵埃専用排出口を形成することが考えられる。しかし、新たに塵埃専用排出口を形成することは、高コスト化につながる。
【0008】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、既存の排出口、すなわち空調ケース内に溜まった水分を排出する排出口を利用して、エアミックスドア収納部7に堆積した塵埃を排出することができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0009】
なお、上述のような構成からなる車両用空調装置は、既存の排出口は、エバポレータ2の下方側に形成されているため、エアミックスドア収納部7の上流側に位置することになる。つまり、一般的には、空気の流通方向に対向する方向に塵埃を排出することは容易ではない。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明の車両用空調装置は、空調ケースと、冷却用熱交換器と、加熱用熱交換器と、エアミックススライドドアと、エアミックスドア収納部と、排出口と、遮蔽板とを備えている。そして、エアミックスドア収納部の溝部の底面は、塵埃排出用開口部側にかけて低く傾斜しており、エアミックスドア収納部の溝部に堆積した塵埃を空気の流通方向の対向方向であるエアミックスドア収納部の溝部からエアミックスドア収納部の塵埃排出用開口部を介して排出口へ排出することを特徴とする。
【0011】
ここで、冷却用熱交換器は、空調ケース内に配設され、通過する空気を冷却する熱交換器である。加熱用熱交換器は、空調ケース内で冷却用熱交換器の下流側に配設され、通過する空気を加熱する熱交換器である。エアミックススライドドアは、冷却用熱交換器の下流側で加熱用熱交換器の上流側に配設されると共に、空気流の略直交方向へスライド動作することで加熱用熱交換器を通過する空気量を調整するドアである。このエアミックススライドドアの動作により、空調ケースに形成された吹出口から車室内へ吹出す空気の温度が調整されることになる。
【0012】
エアミックスドア収納部は、空調ケースの端側に配設され、溝部と、塵埃排出用開口部とからなる。溝部は、下流側で上方側に収納用開口部が形成され、エアミックススライドドアをスライド動作させた際にエアミックススライドドアの一端側を収納用開口部側から収納する部分である。塵埃排出用開口部は、溝部の一端側で空調ケースの内側に形成され、溝部に堆積した塵埃を空調ケースの底面側へ排出する開口部である。そして、溝部の収納用開口部を下流側で上方側に形成しているので、エアミックススライドドアは、略水平方向にスライド動作するようにされている。なお、エアミックスドア収納部は、冷却用熱交換器の側方側に配設してもよいし、冷却用熱交換器の下流側に配設してもよい。もちろん上流側に配設してもよい。
【0013】
排出口は、エアミックスドア収納部の上流側であって空調ケースの底面に形成され、空調ケース内の水分及びエアミックスドア収納部に堆積した塵埃を空調ケースの外へ排出するものである。この排出口は、冷却用熱交換器の下方側に配設されている。遮蔽板は、塵埃排出用開口部の空調ケースの内側で空調ケースの底面に立設され、排出口側からエアミックスドア収納部側への空気の流通を抑制する板である。
【0014】
つまり、エアミックスドア収納部の一端側に開口部を形成した場合であっても、遮蔽板により、排出口側からエアミックスドア収納部側への空気の流通を抑制することができる。これにより、エアミックスドア収納部に堆積した塵埃は、エアミックスドア収納部の溝部から塵埃排出用開口部を介して空調ケースの底面に塵埃を排出することができる。そして、塵埃が排出された空調ケースの底面には、排出口が形成されているため、この排出口から塵埃を排出することができる。
【0015】
このように、エアミックスドア収納部に新たに塵埃排出専用の排出口を形成することなく、既存の排出口を利用して、エアミックスドア収納部に堆積した塵埃を排出することができる。
【0016】
また、前記エアミックスドア収納部は該溝部の底面が前記空調ケースの底面に対して上方側に段差を有して配設され、前記空調ケースは前記段差を形成する壁部を有し、前記遮蔽板と前記壁部との間に前記エアミックスドア収納部に堆積した塵埃を前記空調ケースの底面に落下させる塵埃落下部を形成するようにしてもよい。
【0017】
つまり、塵埃落下部は空気流の発生をより抑制することができる。空調ケースの底面側からエアミックスドア収納部側へ発生する空気流は、塵埃落下部の上方に位置する塵埃排出用開口部を通過するからである。これにより、エアミックス収納部に堆積した塵埃を、エアミックスドア収納部の溝部からエアミックスドア収納部の塵埃排出用開口部を介して、塵埃落下部に排出することができる。そして、塵埃落下部の底面は空調ケースの底面と一致するので、塵埃落下部に排出された塵埃は、排出口から確実に排出することができる。
【0018】
また、前記溝部は、塵埃排出用開口部側が塵埃排出用開口部の反対側より低く傾斜して形成してもよい。これにより、エアミックスドア収納部に堆積した塵埃を塵埃排出用開口部へ排出し易くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
【0020】
本実施形態における車両用空調装置の概略構成図を図1に示す。図1に示すように、車両用空調装置は、空調ケース1と、空調ケース1の内部に配設された空調機能部品とからなる。なお、車両用空調装置は、車両のインスツルメントパネル内に搭載されている。
【0021】
空調ケース1は、デフロスタ吹出口1aとフェイス吹出口1bとフット吹出口1cとが形成されている。デフロスタ吹出口1aは、フロントガラスの内面に向けて空気を吹出す吹出口である。フェイス吹出口1bは、乗員の上半身に向けて空気を吹出す吹出口である。フット吹出口1cは、乗員の下半身に向けて空気を吹出す吹出口である。なお、空調ケース1は、ポリプロピレン樹脂により成形されている。
【0022】
また、空調ケース1には、内気を吸入する内気吸入口(図示せず)と外気を吸入する外気吸入口(図示せず)とが形成されている。
【0023】
この空調ケース1内の車両側方には、空調ケース1内に空気流を発生させる送風機(図示せず)が配設されている。この送風機は、内気または外気を吸引し、空調ケース1の車両前方から車室内に向かった空気流を発生させる。
【0024】
そして、空調ケース1内の下方側には、通過する空気を冷却するエバポレータ(冷却用熱交換器)2がほぼ水平に配設されている。このエバポレータ2は、下方側から上方側に向かって流通する空気を冷却している。なお、エバポレータ2は、コンプレッサ、コンデンサ、レシーバ及び膨張弁と配管結合されて冷凍サイクルを構成している。
【0025】
このエバポレータ2の下流側、すなわちエバポレータ2の上方であって、車両後方側には、通過する空気を加熱するヒータコア(加熱用熱交換器)3がほぼ水平に配設されている。ヒータコア3は、エンジンの発熱により温められたエンジン冷却水を熱源として、ウォータバルブ(図示せず)により内部に流入するエンジン冷却水の流量を制御することで、必要な加熱能力を得るものである。
【0026】
そして、エバポレータ2の下流側であってヒータコア3の上流側には、車両前後方向にスライド動作可能なエアミックススライドドア4が水平に配設されている。エアミックススライドドア4は、フレーム部(図示せず)とフィルム41とからなる。フレーム部は、ほぼ矩形の枠型であって、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなる。さらに、フレーム部には、空調ケース1のほぼ中央に配設されたピニオンギヤ5と噛合するラックギヤが形成されている。つまり、ピニオンギヤ5の回動により、エアミックススライドドア4が車両前後方向にスライド動作可能となる。
【0027】
フィルム41は、フレーム部の中央及びフレーム部の両端側に延出して配設されている。ただし、フレーム部の中央に配設されたフィルム41の一部分は、貫通穴42が形成されている。この貫通穴42が空気の流通する部分となる。すなわち、フィルム41がある部分は空気が流通しない部分となる。このように、空気を流通する位置を変更させることができることにより、このエアミックススライドドア4の下流側に配設されたヒータコア3を通過する空気量を調整することができる。つまり、エアミックススライドドア4の位置により、各吹出口1a,1b,1cから吹出す空気の温度を変化させることができる。
【0028】
そして、各吹出口1a,1b,1c部分には、吹出口のモードを切替えるモード切替ドア6が回動可能に配設されている。つまり、モード切換ドア6の位置に応じて、デフロスタ吹出口1a、フェイス吹出口1b及びフット吹出口1cのうち、何れの吹出口から空気を吹出させるかが選択される。
【0029】
そして、エバポレータ2の両端側で、空調ケース1の端側には、エアミックスドア収納部7が配設されている。ここで、図1のA部分の拡大図の斜視図を図2に、図2の平面図を図3に示す。
【0030】
図1〜3に示すように、エアミックスドア収納部7は、溝部71と、塵埃排出用開口部72とからなる。溝部71は、空気流の下流側で上方側に収納用開口部73が形成されており、断面が略コの字型形状をなしている。この溝部71の底面は、塵埃排出用開口部72が形成されていない側から塵埃排出用開口部72が形成されている側に向かって、徐々に低くなるように傾斜している。そして、この溝部71には、エアミックススライドドア4をスライド動作させた際に、エアミックススライドドア4の一端側が収納用開口部73側から収納される。
【0031】
塵埃排出用開口部72は、溝部71の一端側であって空調ケース1の内側に形成されている。つまり、溝部71の底面の傾斜が低い側であって、エバポレータ2が配設されている側に、塵埃排出用開口部72が形成されている。なお、溝部71の底面の傾斜が低い側とは、空調ケース1の側面8側である。
【0032】
そして、溝部71の底面が空調ケース1の底面9に対して上方側に段差を有して配設されている。従って、空調ケース1は、エアミックスドア収納部7の溝部71の底面と空調ケース1の底面9との間に壁部10を有している。
【0033】
この塵埃排出用開口部71の空調ケース1の内側には、遮蔽板11が配設されている。さらに、遮蔽板11は、空調ケース1の底面9に立設されている。つまり、遮蔽板11は、空調ケース1の壁部10との間に僅かな隙間を形成している。そして、遮蔽板11の一端側、すなわち空調ケース1の側面8の反対側が、エアミックスドア収納部7の溝部71の側面及び壁部10と結合されている。一方、遮蔽板11の他端側、すなわち空調ケース1の側面8側は、空調ケース1の側面8との間に隙間が形成されている。
【0034】
さらに、壁部10と遮蔽板11との間(塵埃落下部)12の下方側には、空調ケース1の側面8側へ低くなるように傾斜面13を形成している。
【0035】
また、空調ケース1の底面9には、エバポレータ2により発生した水分を排出するための排出口(図示せず)が形成されている。
【0036】
次に、上述のような構成からなる車両用空調装置の動作について説明する。
【0037】
まず、車室内に設けられた操作パネル(図示せず)により、空気の吹出口のモード及び車室内の温度を設定する。なお、図1は、フットモードで、最高温度に設定された状態を示す。
【0038】
つまり、フットモードに設定されたことで、モード切替ドア7が図1に示すような位置に移動する。すなわち、デフロスタ吹出口1a及びフェイス吹出口1bからは、空気が吹出されることがなく、すべての空気がフット吹出口1cから吹出されることになる。
【0039】
さらに、最高温度に設定されたこで、ピニオンギヤ5を図1の左側に回転させて、エアミックススライドドア4が図1の左側に移動する。すなわち、空調ケース1内を流通する空気の全てがヒータコア3を通過するようになっている。なお、図1のエアミックススライドドア4の実線で示す部分がフィルム41のある部分であって、一点鎖線で示す部分がフィルム41に貫通穴42が形成された部分である。このとき、図1の左側にあるエアミックスドア収納部7には、エアミックススライドドア4のフィルム41が収納されている。
【0040】
続いて、送風機(図示せず)を駆動させることにより、空調ケース1内に空気流が発生する。つまり、図1の下方側から上方側に向かって空気流が発生する。そして、この空気は、エバポレータ2を通過することにより冷却される。冷却された空気は、ヒータコア3を通過することにより加熱される。そして、加熱された空気は、フット吹出口1cから吹出される。
【0041】
ここで、空調ケース1内に流通させる空気が、内気であっても外気であっても塵埃を含んでいる。特に、外気は、内気に比べて多くの塵埃を含んでいる。そして、エアミックススライドドア4は、空気が流通する通路のほぼ半分を遮断しており、この流通通路を遮断している部分、すなわちエアミックススライドドア4のフィルム41に塵埃が付着する。
【0042】
そこで、以下に、エアミックススライドドア4のフィルム41に付着した塵埃の排出について説明する。
【0043】
上述のように、エアミックススライドドア4のフィルム41に付着した塵埃の一部は、フィルム41を伝ってエアミックスドア収納部7へ送り込まれる。また、付着した塵埃の他の一部は、吹出口から吹出す空気と共に車室内へ送り込まれる。
【0044】
そして、エアミックスドア収納部7に送り込まれた塵埃は、溝部71の底面を伝って塵埃排出用開口部72側へ移動する。なお、溝部71の底面が塵埃排出用開口部72側にかけて低く傾斜しているため、塵埃は塵埃排出用開口部72側へ移動する。さらに、図3に示すように、塵埃排出用開口部72の空調ケース1の内側に遮蔽板11が立設されているため、空調ケース1の底面9側からエアミックスドア収納部7側への空気の流通が抑制されている。なお、遮蔽板11と空調ケース1の側面8との間に隙間はあるものの、その隙間は僅かであるためエアミックスドア収納部7側への空気の流通量は少ない。そのため、エアミックスドア収納部7のうち塵埃排出用開口部72側は上流側に位置するが、空気の流通量は少ないため、塵埃は塵埃排出用開口部72側へ移動する。
【0045】
続いて、塵埃排出用開口部72付近に移動した塵埃は、塵埃落下部12に移動して、さらに下方へ落下する。ここで、塵埃落下部12の上方から下方の方向は下流側から上流側であるが、空気流の影響をあまり受けることなく塵埃を上方から下方へ落下させることができる。このことについて、図4を参照して説明する。なお、図4は図2の正面図を示す。図4に示すように、まず、空気は、空調ケース1の底面9側からエアミックスドア収納部7側へ向かって流通しようとする。ところが、塵埃落下部12は、遮蔽板11と壁部10とにより挟まれた部分であって、空調ケース1の角部分に位置する。そのため、塵埃落下部12には、空気がほとんど流通しない。空調ケース1の底面9側から流通する空気は、遮蔽板11があるため、そのほとんどがエバポレータ2側へ流通する。ただし、遮蔽板11と空調ケース1の側面8との間に僅かな隙間があるために、僅かではあるが、空調ケース1の底面9側からエアミックスドア収納部7側へ空気が流通する。しかし、この空気の流通経路は、塵埃落下部12を通過することなく、空調ケース1の底面9側からエアミックドア収納部7側へ直接流通する。すなわち、塵埃落下部12には、空気がほとんど流通しないことになる。
【0046】
続いて、塵埃が塵埃落下部12のうち下方へ移動すると、傾斜面13を伝って、遮蔽板11と空調ケース1の側面8との隙間側へ移動する。その後、空調ケース1の底面を伝って排出口側へ移動し、空調ケース1の外へ排出される。なお、この排出口は、上述のとおりエバポレータ2から発生した水分をも排出するものである。従って、この排出口からは、空調ケース1内にある水分とエアミックスドア収納部7に堆積した塵埃が空調ケース1の外へ排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置を示す図である。
【図2】図1のA部分の拡大斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の正面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 空調ケース
2 ・・・ エバポレータ(冷却用熱交換器)
3 ・・・ ヒータコア(加熱用熱交換器)
4 ・・・ エアミックススライドドア
5 ・・・ ピニオンギヤ
6 ・・・ モード切替ドア
7 ・・・ エアミックスドア収納部
10 ・・・ 壁部
11 ・・・ 遮蔽板
12 ・・・ 塵埃落下部
13 ・・・ 傾斜面
71 ・・・ 溝部
72 ・・・ 塵埃排出用開口部
Claims (3)
- 空調ケースと、
前記空調ケース内に配設され通過する空気を冷却する冷却用熱交換器と、
前記空調ケース内で前記冷却用熱交換器の下流側に配設され通過する空気を加熱する加熱用熱交換器と、
前記冷却用熱交換器の下流側で前記加熱用熱交換器の上流側に配設されると共に空気流の略直交方向へスライド動作することで前記加熱用熱交換器を通過する空気量を調整するエアミックススライドドアと、
前記空調ケースの端側に配設され、下流側で上方側に収納用開口部が形成され前記エアミックススライドドアをスライド動作させた際に前記エアミックススライドドアの一端側を該収納用開口部側から収納する溝部と、該溝部の一端側で前記空調ケースの内側に形成され該溝部に堆積した塵埃を前記空調ケースの底面側へ排出する塵埃排出用開口部とからなるエアミックスドア収納部と、
前記エアミックスドア収納部の上流側であって前記空調ケースの底面に形成され前記空調ケース内の水分及び前記エアミックスドア収納部に堆積した塵埃を前記空調ケースの外へ排出する排出口と、
前記塵埃排出用開口部の前記空調ケースの内側で前記空調ケースの底面に立設され前記排出口側から前記エアミックスドア収納部側への空気の流通を抑制する遮蔽板とを備え、
前記エアミックスドア収納部の前記溝部の底面は、前記塵埃排出用開口部側にかけて低く傾斜しており、
前記エアミックスドア収納部の前記溝部に堆積した塵埃を空気の流通方向の対向方向である前記エアミックスドア収納部の前記溝部から前記塵埃排出用開口部を介して前記排出口へ排出することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記エアミックスドア収納部は前記溝部の底面が前記空調ケースの底面に対して上方側に段差を有して配設され、
前記空調ケースは前記段差を形成する壁部を有し、
前記遮蔽板と前記壁部との間に前記エアミックスドア収納部に堆積した塵埃を前記空調ケースの底面に落下させる塵埃落下部を形成することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。 - 前記溝部は、前記塵埃排出用開口部側が前記塵埃排出用開口部の反対側より低く傾斜して形成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
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