JP3948245B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の汚れた空気、臭い空気を吸い込み、浄化、脱臭し、再度室内に循環させる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の空気調和機は、図24〜図26に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図24〜図26に示すように、空気調和機本体1は、吸気口2と排気口3を有し、内部に隔壁4を設け、この隔壁4の後部に渦室5を設けている。この渦室5は、モータ6とファン7からなる電動送風機を囲み、排気口3へ向けて開口している。隔壁4の前面に吸い込み口8とリブ9を設けており、リブ9はその前面に配置した脱臭用の活性炭フィルターと集塵用の帯電フィルターを合わせたフィルター10を支持している。吸い込み口8は空気調和機本体1内の電動送風機と連通している。切り替えスイッチ部11は、内部に制御回路部を有し、この切り替えスイッチ部11により運転操作することが出来る。12は、高電圧発生装置13と放電電極14と接地電極15から成るマイナスイオン発生装置である。
【0004】
上記構成において、切り替えスイッチ部11により電動送風機を回転させると、吸気口2より室内の空気が吸い込まれる。吸引された気流はフィルター10を通り、空気が浄化、脱臭されて排気口3から排気される。また放電電極14と接地電極15の間に発生する放電によってマイナスイオンが発生し、排気口3から排気される気流にのって室内に拡散、放出されるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のマイナスイオン発生装置では、放電によってマイナスイオンを発生させるため、高電圧発生装置13が必要となりこれが高価でコストがかかる物であった。また、高電圧の電気を用いるため安全性に問題があり、また同時に発生するオゾンによる安全性の問題があった。空気中に多量のオゾンが存在すると健康上はなはだ有害であり、オゾン量が10ppmを越えると各種の障害が人体に生じる。したがって、空気浄化の為に静電的集塵法をとる場合などは、オゾン量が一定限度、好ましくは、5ppm前後に維持されることが望まれる。
【0006】
つまり従来、マイナスイオンを発生せしめる方法としては、電極にコロナ放電によるマイナスの高電圧を印加する方法が知られているが、この方法は高電圧の電気を用いるので高価であり、オゾン量が一定限度に維持されないという問題があった。
【0007】
一方、現在、生体の代謝機能や生理機能を衰えさせない快適でより自然界に近い室内空間が要求されている。例えば、半導体分野では+の静電気の発生の恐れのない作業空間が要求され、過剰な陽イオンは中和されている。現状の室内空間においては陽(プラス)、陰(マイナス)イオンが存在するが、生活内容や自然現象等により陽(プラス)イオンが過剰となる場合が多かった。
【0008】
即ち、
1.密閉された室内では陰(マイナス)イオンが極端に減少する。
2.気流により通常の浮遊微粒子は正(プラス)に帯電する。
3.室内ではテレビ等の高圧電源による空間放電や人が動く際の分子摩擦等で正(プラス)に帯電した微粒子や空気分子が多い。
【0009】
この様な雰囲気では、生体は新陳代謝を悪くし、生理機能の衰えの原因となる欠点があった。
【0010】
すなわち、生体内、例えば人体を例にとれば陰(マイナス)イオンが減少すれば体調に変化を生ずると言われる。
【0011】
人体は無数の細胞から形成されており、個々の細胞は細胞膜で包まれていて、細胞はその膜を通して栄養分を吸収したり、老廃物を排出したりして活動を行っている。この細胞は外側が陽(プラス)イオン、内側が陰(マイナス)イオン性を帯び、陰(マイナス)イオンが減少し陽(プラス)イオンが過剰となると、栄養分の吸収や老廃物の排出が困難となる現象が起き、新陳代謝を悪くし、生理機能の衰えの原因となると言われる。
【0012】
本発明は、室内の汚れた空気、臭い空気を吸い込み、浄化、脱臭し、再度室内に循環させると共に、安全性および低コスト化を推進し、室内空間にオゾンレスの陰(マイナス)イオンを発生させることにより、生体の代謝機能や生理機能を衰えさせない空間を作り、また、陰(マイナス)イオンを発生させて微粒子等を電気的に中和もしくは負の電荷を帯びさせ安定な空間を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、大気を本体内に吸引する吸気口と、吸引した空気を大気へ放出する排気口と、吸引作用を有する電動送風機と、前記吸引した空気から塵埃および/または臭いを取り除くフィルターと、光電子放出材と照射源から構成され該光電子放出材に照射源からの紫外線を照射することで光電子を発生するマイナスイオン発生部を備え、前記電動送風機のトング部に沿って、マイナスイオン発生部の気流取入れ口を設け、前記排気口部近傍に、前記光電子を本体内から大気に放出するマイナスイオン放出口を設けた空気調和機である。
【0013】
上記発明によれば、光電子放出材に照射源からの紫外線を照射することによりオゾンレスの陰(マイナス)イオンが生成され、前記マイナスイオンはマイナスイオン放出口から大気中に放出される。一方、吸気口から吸引された気流は、フィルターを通り、脱臭、浄化され排気口を経て室内に排気される。また電動送風機からの気流が最も多く衝突するトング部に沿ってマイナスイオン発生部の気流取入れ口を設けているため、気流がトング形 状に沿ってスムーズにマイナスイオン発生部の気流取入れ口に流れ込むことが出来、多数のマイナスイオンの発生と放出を行うことが出来る。さらにマイナスイオン放出口を排気口部近傍に設けたことで、前記排気口を経て室内に排気される気流に乗せてマイナスイオンを部屋全体に拡散することが出来、マイナスイオンを発生させて微粒子等を電気的に中和もしくは負の電荷を帯びさせ安定な室内空間を提供することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、大気を本体内に吸引する吸気口と、吸引した空気を大気へ放出する排気口と、吸引作用を有する電動送風機と、前記吸引した空気から塵埃および/または臭いを取り除くフィルターと、光電子放出材と照射源から構成され該光電子放出材に照射源からの紫外線を照射することで光電子を発生するマイナスイオン発生部を備え、前記電動送風機のトング部に沿って、マイナスイオン発生部の気流取入れ口を設け、前記排気口部近傍に、前記光電子を本体内から大気に放出するマイナスイオン放出口を設けた空気調和機である。
【0015】
上記発明によれば、光電子放出材に照射源からの紫外線を照射することによりオゾンレスの陰(マイナス)イオンが生成され、前記マイナスイオンはマイナスイオン放出口から大気中に放出される。一方、吸気口から吸引された気流は、フィルターを通り、脱臭、浄化され排気口を経て室内に排気される。また電動送風機からの気流が最も多く衝突するトング部に沿ってマイナスイオン発生部の気流取入れ口を設けているため、気流がトング形状に沿ってスムーズにマイナスイオン発生部の気流取入れ口に流れ込むことが出来、多数のマイナスイオンの発生と放出を行うことが出来る。さらにマイナスイオン放出口を排気口部近傍に設けたことで、前記排気口を経て室内に排気される気流に乗せてマイナスイオンを部屋全体に拡散することが出来、マイナスイオンを発生させて微粒子等を電気的に中和もしくは負の電荷を帯びさせ安定な室内空間を提供することが出来る。
【0016】
本発明の請求項記載の発明は、マイナスイオン発生部を気流の流れ方向に対し傾斜させて配設したものである。
【0017】
そして、上記発明によれば、照射源から照射される紫外線が排気口から本体の外部に漏れるのを防止することができる。
【0018】
本発明の請求項記載の発明は、マイナスイオン発生部を電動送風機の下流側で排気口に近い吹出し風側に配置したものである。
【0019】
そして、上記発明によれば、マイナスイオン発生部で多数発生したマイナスイオンは、本体壁面や構造物に衝突して減少する傾向にあるが、マイナスイオン発生部をフィルターや電動送風機の無い電動送風機の下流側で排気口に近い吹出し風側に配置することにより、マイナスイオンの減少を最大限に抑えることが出来、排気口からより多くの数のマイナスイオンを放出することが出来る。
【0020】
本発明の請求項記載の発明は、マイナスイオン発生部の周囲を覆う保護カバーを設け、マイナスイオン発生部の前部及び/又は後部に庇を設けたものである。
【0021】
そして、上記発明によれば、照射源から照射される紫外線が本体外部に漏れるのを防止すると共に、マイナスイオン発生部への気流のガイドとなる気流取入れ口やマイナスイオン放出口までの流路を形成させることができ、マイナスイオン放出口や排気口から覗き込んでも照射源を直視するのを庇にて防止することが出来、マイナスイオン放出口近傍の他の部品への紫外線照射を防止すると共に庇で外部からの水侵入時にもマイナスイオン発生部に水がかからないようにすることが出来る。
【0022】
本発明の請求項記載の発明は、マイナスイオン発生部を、本体に形成したリブ体にて本体の取付け面より浮かして取付けたものである。
【0023】
そして、上記発明によれば、マイナスイオン放出口や排気口から誤って水が入ってきた場合でも侵入してきた水をリブ体で浮かした隙間に流し、マイナスイオン発生部に水が侵入するのを防止することが出来る。またマイナスイオン発生部内での照射源の発熱が本体の取付け面に伝搬するのを防止することが出来る。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の空気調和機を示す側面の断面図である。
【0026】
図1〜図15において、本体前面を成すフロントグリル20、中間部を成す本体隔壁21、後部を成しさげて部22を有する本体後23、本体上面を成す本体上24で本体を形成し、本体前面のフロントグリル20には凹状の中央部20aに前面吸気口25が設けられている。前記前面吸気口25は、本体の中心より左右両側に向けてくい切りの開口部25aが形成されている。また、本体後23の左右両側にも本体後方に向けて開口する後面吸気口26が形成されている。27は、本体隔壁21と本体後23との間に形成された渦室で、内部にはモータ28に連結されたファン29を有して電動送風機を構成している。本体隔壁21の前面には吸い込み口30とリブ31が設けられており、リブ31は、その前面に配置した脱臭用の活性炭フィルターと集塵用の帯電フィルターを合わせたフィルター32を支持している。
【0027】
また前記吸い込み口30はモータ28及びファン29から構成される電動送風機と連通している。33は、本体後23の上方に形成された排気口で、本体隔壁21と本体後23との間に形成された渦室27へと連通している。フロントグリル20を取り外した内側には、本体前34が本体の前面上方に配設され、前面に表示部35、切り替えスイッチ36、ランプ表示部37、及び空気中の臭いを検知する臭い検知センサ38、空気中の塵埃の多少を検知する粒子検知センサ39の各々が配置されている。本体前4の内部には制御回路40と上記各センサを有し、運転操作は、上記切り替えスイッチ36により操作することができる。本体上24は、本体隔壁21上部で本体前34と本体後23によって挟み込まれ、マイナスイオン放出口41を有している。
【0028】
上記フロントグリル20は、下部に形成した引っ掛け部42を本体隔壁21の下方に形成した嵌合穴43に挿入し、次にフロントグリル20上部左右の両側に設けた爪44を本体前34の左右の両側に設けた係合部44aに係合することにより着脱自在に取り付けている。45は、本体隔壁21の下部に一体に形成された台座部である。
【0029】
46は、マイナスイオン発生部ユニットで内部に光電子放出材47とその光電子放出材47に紫外線を照射する照射源48とから成るマイナスイオン発生部49を有する。マイナスイオン発生部49は、光電子放出材47、該光電子放出材47への紫外線の照射源48より構成され、光電子放出材47は、光電子放出材47の表面に、紫外線を照射しながら、該光電子放出材47の表面に気流を導入して該光電子放出材47の表面に光電子(マイナスイオン66)を発生させるものである。紫外線を照射する照射源48としては紫外線ランプ50を用い、内部にフィラメント及び水銀の球体を有するランプ部51と磁器(陶器)製のソケット52に取付けるためのねじ形状を成した口金部53とから成る。
【0030】
また紫外線を照射する照射源48は、制御回路40に接続されており照射源の照射をON−OFF間欠させてり、照射源の紫外線照射強度を可変したり、あるいは上記照射源のON−OFF間欠や紫外線照射強度の可変をマイナスイオン吹出口41部に設けられたイオン検知センサ68の検知した値に応動して行わせる等の制御が行われている。
【0031】
光電子放出材47は、円筒状の金属の材料、ここではりん青銅から成り、前記円筒状の内面を含む全体にAu(金)の表層を有する表面処理が施されている。ここではAu(金)メッキが施されているが、Au(金)蒸着でもよい。そして、円筒状に曲げ加工を行う前の板材に前記Au(金)メッキの表面処理を施したものである。また光電子放出材47には、端子接続部54が一体に形成されており、制御回路40へ導通した端子55が接続されている。紫外線ランプ50を取付けたソケット52は、板金で形成された固定台56にねじ締め固定され、さらに固定台56は保護カバー下57にねじ締め固定されている。また光電子放出材47は、保護カバー下57を貫通した本体隔壁21のボスに絶縁シート58を挟んでねじ締め固定されている。保護カバー上59は、保護カバー下57を上方から覆うように取り付けられており、紫外線ランプ50から照射される紫外線が外部に漏れないようにすると共に気流が通る通路を形成しており、マイナスイオン発生部49への気流のガイドとなる気流取入れ口60やマイナスイオン放出口41までの流路を形成している。また円筒状の光電子放出材47の外周で保護カバー上59と保護カバー下57との間には、パッキン61が取り付けられており、気流が通る通路は円筒状の光電子放出材47の内面だけと成るようエアータイトされている。マイナスイオン発生部ユニット46は、本体隔壁21の取付け面よりリブ体62にて壁面より浮かして取付けられ、また本体隔壁21の壁面に対し傾斜(約25°)して配設されているため、マイナスイオン発生部49は気流に対し傾斜して配設されたことと成る。
【0032】
またマイナスイオン発生部ユニット46の気流取入れ口60は、トング部63の形状に沿って設けられている。64は、保護カバー上59に形成された庇Aで、マイナスイオン放出口41や排気口33から覗き込んでも照射源48を直視するのを防止している。また、マイナスイオン放出口41近傍の他の部品への紫外線照射を防止すると共に外部からの水侵入時にもマイナスイオン発生部49に水がかからないようにしている。
【0033】
65は、保護カバー下57に形成された庇Bで、庇A64と同様に照射源48の直視防止、他の部品への紫外線照射防止、及び外部からの水侵入時にもマイナスイオン発生部49に水がかからないようにリブ体62にて壁面より浮かした隙間に水を送り込むガイドの役目もさせている。庇A64、庇B65は、マイナスイオン発生部49の後部に設けているが、前部または両方に設けても同様の効果が得られる。
【0034】
上記構成において、動作を説明すると、切り替えスイッチ36によりモータ28を回転させると、同モータ28に連結されたファン29が回転し、前面吸気口25と後面吸気口26より空気が吸い込まれる。吸引された気流は活性炭フィルターと帯電フィルターを合わせたフィルター32を通り、排気口33へと排気されて空気が脱臭、浄化されていく。
【0035】
また自動運転では、室内の空気の汚れに応じて各々のセンサが検知を行う。ほこり等を粒子検知センサ39が検知し、タバコ煙等の臭いを臭い検知センサ38が検知し、各々の濃度によって変化する各センサの出力に応じて制御回路40がモータ28を制御して運転を行う。
【0036】
そして、フィルター32を通り、排気口33へと排気される空気は、トング部63の形状に沿って設けられたマイナスイオン発生部ユニット46の気流取入れ口60より排気の一部が流れ込みマイナスイオン発生部49へと流入する。マイナスイオン発生部49へと流入した気流は、マイナスイオン66が生成される。即ち、光電子放出材47に、紫外線ランプ8からの紫外線を照射することにより光電子(マイナスイオン)66が得られる。このようにして、得られたマイナスイオン66を含んだ気流は、マイナスイオン放出口41より放出される。この時、排気口33を経て室内に排気されるこの気流に乗せてマイナスイオン66は部屋内全体に拡散される。
【0037】
そして、上記によれば光電子放出材47に照射源48からの紫外線を照射することにより気流中にマイナスイオン66が生成され、マイナスイオン66を含有する空気が得られ、一方前面吸気口25と後面吸気口26の吸気口から吸引された気流はフィルター32を通り、脱臭、浄化され排気口33を経て室内に排気される。この気流に乗せてマイナスイオン66は部屋内全体に拡散する、マイナスイオン66を発生させて微粒子等を電気的に中和もしくは負の電荷を帯びさせ安定な室内空間を提供することが出来る。
【0038】
またここで、マイナスイオン放出口41を排気口33の近傍に設けているため、排気口33からの気流に乗せてマイナスイオン放出口41から放出されるマイナスイオン66を部屋全体に効果的に拡散、放出することが出来る。
【0039】
また、モータ28、ファン29から成る電動送風機からの気流の一部をマイナスイオン発生部49内に通しているため、マイナスイオン発生部49内に気流を通すための専用のモータ、ファン等から成る電動送風機を別に必要とせず、本体からの気流を利用して、マイナスイオン66を発生、放出させることが出来、構成が簡単で安価に提供できる。
【0040】
そして、モータ28、ファン29から成る電動送風機からの気流の一部をマイナスイオン発生部49内に通す量としては、電動送風機からの気流の0.5%から15%を通すのが適しており、好ましくは0.5%から5%を通すのが適している。また風量値では、0.05m3/分から1.0m3/分を通すのが適しており、好ましくは0.05m3/分から0.2m3/分の風量を通すのが適している。マイナスイオン発生部49内に通す気流の量が増えればマイナスイオン66の発生量を増加させることが出来るが、その分空気調和機本体の気流の圧損となるため、空気調和機本体の吸排気量が低下し、室内空気の脱臭、浄化性能が低下ばかりか、マイナスイオン66の発生量を増加させたとしても室内への拡散、放出の低下を招くこととなる。マイナスイオン66の発生量を増加させて室内空気の脱臭、浄化性能を多少犠牲にした場合、気流の0.5%から15%あるいは0.05m3/分から1.0m3/分の風量を通すのが適しいるが、0.5%から5%あるいは0.05m3/分から0.2m3/分の風量を通して気流の圧損にならず、清浄効果を確保しながらマイナスイオン66を多く発生させ、マイナスイオン66の発生量を安定させることが好ましい。そして、上記に述べた範囲に設定することにより、気流の圧損にならず、清浄効果を確保しながらマイナスイオン66を多く発生させ、マイナスイオン66の発生量を安定させることが出来る。
【0041】
そして、モータ28、ファン29から成る電動送風機からの気流が最も多く衝突するトング部63に沿ってマイナスイオン発生部ユニット46の気流取入れ口60が設けられているため、気流がトング形状に沿ってスムーズに気流取入れ口46に流れ込むことが出来、多数のマイナスイオン66の発生と放出を行うことが出来る。
【0042】
また、光電子放出材47に紫外線を照射する照射源48として紫外線ランプ50を用い、ランプ部51と口金部53とから成る上記紫外線ランプ50の口金部53をマイナスイオン発生部49の気流取入れ口60側になるように配置しているため、ランプ部51から光電子放出材47に向けて紫外線が照射されることにより気流中にマイナスイオン66が生成されるが、口金部53がその後流に位置していた場合、口金部53で幾らかのマイナスイオン66が減少することとなるが、紫外線ランプ50の口金部53をマイナスイオン発生部49の気流取入れ口60側に配置させることにより、マイナスイオン66の減少を防止し、多数のマイナスイオン66の発生と放出を行うことが出来るものである。
【0043】
図13は、光電子放出材47に紫外線を照射する照射源48として紫外線ランプ50を用い、ランプ部51と口金部53とから成る上記紫外線ランプ50のランプ部51をマイナスイオン発生部49の気流取入れ口60側に配置したものであるがこの場合、照射源48である紫外線ランプ50のランプ部51は、紫外線を照射する際発熱するため、冷却する必要があるが、紫外線ランプ50のランプ部51をマイナスイオン発生部49の気流取入れ口60側に配置させることにより、発熱部であるランプ部51に先ず排気の気流が当り、紫外線ランプ50の冷却を効果的に行うことが出来る。
【0044】
図14は、マイナスイオン発生部49の下流側でマイナスイオン放出口41の上流に活性炭67を配設したものである。
【0045】
そして、上記示すような構成によれば、光電子放出材47に照射源48からの紫外線を照射することにより気流中にマイナスイオン66が生成されるが、この時万が一微量のオゾンが発生したとても、このオゾン臭を下流側の活性炭67によって完全に取除き、脱臭することが出来る。
【0046】
またここで、マイナスイオン発生部ユニット46は、本体隔壁21の取付け面よりリブ体62にて壁面より浮かして取付けられ、また本体隔壁21の壁面に対し傾斜(約25°)して配設されているため、マイナスイオン発生部49は気流及び排気口33に対し傾斜して配設されたことと成る為、照射源48から照射される紫外線が排気口33から本体の外部に漏れるのを防止することができる。つまり、もしマイナスイオン発生部49が気流及び排気口33に対し傾斜して配設されていなかった場合、照射源48から照射された紫外線は円筒状の光電子放出材47内を通過し、本体の外部へ照射されることとなる。
【0047】
また、マイナスイオン発生部ユニット46を本体の取付け面よりリブ体62にて浮かして取付けているため、マイナスイオン放出口41や排気口33から誤って水が入ってきた場合でも侵入してきた水は、リブ体62で浮かした隙間に流入し、マイナスイオン発生部49内に水が侵入するのを防止している。また照射源48である紫外線ランプ50は、紫外線を照射する際、発熱するが、マイナスイオン発生部49内での照射源48の発熱が本体隔壁21の取付け面に伝搬するのをリブ体62で浮かした隙間によって防止している。このリブ体62で浮かした隙間には微量ではあるが、気流の一部が通過している。
【0048】
保護カバー上59は、保護カバー下57を上方から覆うように取り付け、内部のマイナスイオン発生部49の周囲を保護しており、紫外線ランプ50から照射される紫外線が外部に漏れないようにしすると共に気流が通る通路を形成しており、マイナスイオン発生部49への気流のガイドとなる気流取入れ口60やマイナスイオン放出口41までの流路を形成している。そして、上記構成により、照射源48から照射される紫外線が本体外部に漏れるのを防止すると共に、マイナスイオン発生部49への気流のガイドとなる気流取入れ口60やマイナスイオン放出口41までの流路を形成させている。
【0049】
上記保護カバー上59、保護カバー下57の材質は、亜鉛メッキ鋼鈑、カラー鋼鈑等の金属から成り、照射源48から照射される紫外線に対する材料の劣化を防止している。ここでは、亜鉛メッキ鋼鈑、カラー鋼鈑等のメッキ鋼鈑や塗装鋼鈑をあげているが、他の物でもよく要は照射源48から照射される紫外線に対し劣化し難い材料であればよい。排気口33から覗かれる場合を考慮すれば、本体色に近い色のカラー鋼鈑を用いれば保護色となり外観的に不具合で無くなる。
【0050】
また、上記保護カバー上59、保護カバー下57の材質を合成樹脂に紫外線吸収剤を添加した材料にて形成したものでもよく、その場合、照射源48から照射される紫外線に対する材料の劣化を紫外線吸収剤を添加することにより防止し、且つ合成樹脂によるため、保護カバー上59、保護カバー下57の加工が一般的には金型による樹脂成形加工となり、加工、成形を容易にすると共に安価に提供することが出来るものである。合成樹脂の材料としては、ポリカーボネートやアクリル等が適している。
【0051】
また、光電子放出材47は、円筒状の金属の材料、ここではりん青銅から成り、前記円筒状の内面を含む全体にAu(金)の層を有する表面処理が施されている。また光電子放出材47には、端子接続部54が一体に形成されており、制御回路40へ導通した端子55が接続されている。
【0052】
そして、上記によれば、照射源48である紫外線ランプ50の周囲を円筒状に均一な距離で包み込み、その紫外線ランプ50表面から均一な距離だけ離れた内面にAuの層を有する表面処理を施した円筒状の光電子放出材47に均一な照射強度の紫外線が照射されることにより、マイナスイオン66の発生量が安定して多数得られる。
【0053】
また、光電子放出材47にりん青銅を用いているが、りん青銅は導電性に優れ、且つメッキ、蒸着等のAuの層を有する表面処理を施しやすい特徴を持つ。マイナスイオン66の発生量を安定して多数得るためには、制御回路40へ導通した光電子放出材47が導電性に優れ常に光電子を放出し続けることが最も重要となる。そのため、光電子放出材47には、導電性に優れた黄銅、青銅、りん青銅等の材質が適しており、またこれらの材料はメッキ、蒸着時の密着性にも優れ、Auの層を有する表面処理を容易に施すことが出来る。
【0054】
また光電子放出材47は、円筒状に曲げ加工を行う前の板材にメッキ、または蒸着等の表面処理を施しているため、円筒状に曲げ加工を行う前の板材、つまりシート状であるため、メッキ、蒸着等の表面処理加工が容易に行え、且つその作業性も良く楽に行えるものである。
【0055】
またもちろん、円筒状に曲げ加工した後にメッキ、または蒸着の表面処理を施してもよく、その場合は、円筒状に曲げ加工した後にメッキ、または蒸着の表面処理を施すため、曲げ加工時に多く発生するの金型、治工具によって表面処理を施した光電子放出材47表面が傷付けられる恐れが無く、曲げ加工時の傷付きを防止することが出来る。
【0056】
また光電子放出材47には、端子接続部54が一体に形成されており、制御回路40へ導通した端子55が接続されているため、別部品として端子接続部を設ける必要がなく、安価に形成することが出来る。
【0057】
そして前記制御回路40への接続は、マイナスイオン発生部49が制御回路40と排気口33の間に配置してあるため、マイナスイオン発生部49から制御回路40までの配線を短くすることが出来、配線作業を容易に行えるようにすることができ且つ、気流に乗せてマイナスイオン66を部屋全体に拡散、放出することが出来る。
【0058】
また紫外線を照射する照射源48は、制御回路40に接続されており照射源48の照射をON−OFF間欠さたり、照射源48の紫外線照射強度を可変したり、あるいは上記照射源48のON−OFF間欠や紫外線照射強度の可変をマイナスイオン吹出口41部に設けられたイオン検知センサ68の検知した値に応動して行わせる等の制御が行われているが、まず照射源48の照射をON−OFF間欠とした場合は、照射源48である紫外線ランプ50をON−OFF間欠点灯させることにより、照射源48である紫外線ランプ50トータルとしての寿命を伸ばすことが出来、またマイナスイオン66の出し過ぎを調整、制御することが出来、自然界に近いマイナスイオンの発生とすることができる。
【0059】
図15は、照射源48である紫外線ランプ50を複数設け、この複数の紫外線ランプ50から交互に紫外線を照射したものであり、複数の紫外線ランプ50を交互に点灯させることにより、同様にして照射源48である紫外線ランプ50トータルとしての寿命を伸ばすことが出来る。
【0060】
次に、照射源48の紫外線照射強度を可変した場合は、紫外線の照射強度が高くなればマイナスイオン66の発生量は増加し、照射強度が低くなればマイナスイオン66の発生量は低下することから照射源48である紫外線ランプ50の紫外線照射強度を可変することによりマイナスイオン66の発生量を制御することができ、そして温度、湿度等の使用環境や臭い検知センサ38、粒子検知センサ39の各センサの検知した室内空気の汚染度合い等の使用状態に応じて照射源48の紫外線照射強度を可変することにより、マイナスイオン66の発生量を可変制御することが出来、自然界に近いマイナスイオン66の発生とすることができる。
【0061】
またその際、発生しているマイナスイオン66の量をイオン検知センサ68にて検知し、その値に応動させてマイナスイオン66の発生量を制御することにより、使用環境、使用状態によって変化するマイナスイオン66の発生量をより細かく制御することが出来、あるいはマイナスイオン66の発生量を使用環境、使用状態に関係無く一定に保つこともできる。
【0062】
また本体後方に向けて開口する後面吸気口26を形成したことにより、前面吸気25に加え、本体後方からも吸気することで、立体的な吸気でき、排気口33からの気流と合わせた吸気流により、室内空間の空気循環を立体的にし、マイナスイオン66を室内へ立体的に拡散、放出することができる。さらに、本体前面の凹状中央部20aに前面吸気口25を設け、同前面吸気口25の開口を本体の中心より左右両側に向けてくい切りの開口部25aを形成しているため、本体前面の凹状中央部20aの前面吸気口25に本体の左右両側より気流が流入し、立体的な吸気ができ、室内空間の空気循環を立体的にし、マイナスイオン66の室内への拡散、放出も立体的に行える。
【0063】
そして、マイナスイオン発生部49で多数発生したマイナスイオン66は、本体壁面や構造物に衝突して減少する傾向にあるが、マイナスイオン発生部49をフィルター32やモータ28、ファン29から成る電動送風機の無い送風機の下流側で排気口33に近い吹出し風側に配置しているため、マイナスイオン66の減少を最大限に抑えることが出来、マイナスイオン吹出口41からより多くの数のマイナスイオン66を放出することが出来ている。
【0064】
参考例1
図16は本発明の参考例1の空気調和機を示す側断面図である。
【0065】
参考例1において、実施例1と異なる点はマイナスイオン発生部49をフィルター32の上流側で前面吸気口25側に配設したものである。
【0066】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0067】
マイナスイオン発生部49をフィルター32の上流側で前面吸気口25側に配設したことにより、前面吸気口25や後面吸気口26から吸い込まれた汚れた空気の粒子は、マイナスイオン発生部49で発生したマイナスイオン66により帯電させられるため、下流側のフィルター32での集塵性能が向上する。 (参考例2
図17は本発明の参考例2の空気調和機を示す側断面図である。
【0068】
参考例2において、他の実施例または参考例と異なる点は、マイナスイオン発生部49をモータ28、ファン29から成る電動送風機の上流側である吸引風側で、フィルター32と電動送風機の間に配置したものである。
【0069】
なお、他の実施例または参考例と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0070】
次に動作、作用を説明すると、前面吸気口25や後面吸気口26から吸い込まれた汚れた空気はフィルター32で浄化、脱臭されいるため、フィルター32の後流に有るマイナスイオン発生部49の光電子放出材47や紫外線を照射する照射源48にはフィルター32で浄化、脱臭された空気が当たり、汚れることは無い。また照射源48である紫外線ランプ50は、紫外線を照射する際発熱するため、冷却する必要があるが、モータ28、ファン29から成る電動送風機のモータ28によって暖められる前の気流を紫外線ランプ50に当てるため、紫外線ランプ50の冷却は効果的に行なわれる。
【0071】
参考例3
図18は本発明の参考例3の空気調和機を示すマイナスイオン発生部ユニット部の側断面図である。
【0072】
参考例3において、他の実施例または参考例と異なる点は、マイナスイオン発生部49に設けた専用モータ100、専用ファン101はから成る専用のマイナスイオン発生部用送風機102にて発生した気流をマイナスイオン発生部49内に通したものである。
【0073】
なお、他の実施例または参考例と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0074】
次に動作、作用を説明すると、専用モータ100が回転すると、専用ファン101によって連通口103から外気が吸引され本体の気流と混合してマイナスイオン発生部49内に流入する。マイナスイオン発生部用送風機102にて発生した外気が混合した気流をマイナスイオン発生部49内に通すため、本体の気流の圧損は極端に軽減され、清浄効果を確保しながらマイナスイオン66を多く発生させることが出来、また空気調和機本体の強、弱等の運転風量に関係なく、一定風量でマイナスイオン66を放出することが出来る。
【0075】
また、マイナスイオン発生部49内の直前に外気を導入したことにより、照射源48である紫外線ランプ50は、紫外線を照射する際発熱するため、冷却する必要があるが、電動送風機のモータ28によって暖められていない外部の気流を紫外線ランプ50に当てることが出来るため、紫外線ランプ50の冷却を効果的に行うことが出来る。
【0076】
またマイナスイオン発生部用送風機102によってマイナスイオン発生部内の直前に外気を導入したことにより、電動送風機のモータ28によって暖められていない外部の気流を空気調和機本体の強、弱等の運転風量に関係なく、一定風量で紫外線ランプ50に当てることが出来るため、紫外線ランプ50の冷却をさらに効果的に行うことが出来る。
【0077】
参考例4
図19は本発明の参考例4の空気調和機を示す側断面図である。
【0078】
参考例4において、他の実施例または参考例と異なる点は、マイナスイオン発生部49に設けた専用ファン201を電動送風機のモータ200で回転させて成る専用のマイナスイオン発生部用送風機202にて発生した気流をマイナスイオン発生部49内に通したものである。
【0079】
なお、他の実施例または参考例と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0080】
次に動作、作用を説明すると、電動送風機のモータ200が回転すると、専用ファン201によって連通口203から外気が吸引され本体の気流と混合してマイナスイオン発生部49内に流入する。マイナスイオン発生部用送風機202にて発生した外気が混合した気流をマイナスイオン発生部49内に通すため、本体の気流の圧損は極端に軽減され、清浄効果を確保しながらマイナスイオン66を多く発生させることが出来、また別に専用のモータを必要とせず安価に提供出来る。また、マイナスイオン発生部49内の直前に外気を導入したことにより、照射源48である紫外線ランプ50は、紫外線を照射する際発熱するため、冷却する必要があるが、電動送風機のモータ200によって暖められていない外部の気流を紫外線ランプ50に当てることが出来るため、紫外線ランプ50の冷却を効果的に行うことが出来る。
【0081】
参考例5
図20は本発明の参考例5の空気調和機を示すマイナスイオン発生部ユニット部の側断面図である。
【0082】
参考例5において、他の実施例および参考例と異なる点は、マイナスイオン発生部49に設けた専用ファン301を気流によって回転する風車300で回転させて成る専用のマイナスイオン発生部用送風機302にて発生した気流をマイナスイオン発生部49内に通したものである。
【0083】
なお、他の実施例および参考例と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0084】
次に動作、作用を説明すると、本体の気流によって風車300が回転すると、専用ファン301によって連通口303から外気が吸引され本体の気流と混合してマイナスイオン発生部49内に流入する。マイナスイオン発生部用送風機302にて発生した外気が混合した気流をマイナスイオン発生部49内に通すため、本体の気流の圧損は極端に軽減され、清浄効果を確保しながらマイナスイオン66を多く発生させることが出来、また別に専用のモータを必要とせず安価に提供出来る。
【0085】
参考例6
図21は本発明の参考例6の空気調和機を示すマイナスイオン発生部ユニット部の側断面図である。
【0086】
参考例6において、実施例および参考例と異なる点は、マイナスイオン発生部49内の直前にサイホン400を構成して外気を導入したものである。
【0087】
なお、他の実施例および参考例と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0088】
次に動作、作用を説明すると、サイホン400によって連通口401から外気が吸引され本体の気流と混合してマイナスイオン発生部49内に流入することにより、別に専用のモータを必要とせず安価に提供出来、マイナスイオン発生部49内の直前に外気を導入したことにより、照射源48である紫外線ランプ50は、紫外線を照射する際発熱するため、冷却する必要があるが、電動送風機のモータ28によって暖められていない外部の気流を紫外線ランプ50に当てることが出来るため、紫外線ランプ50の冷却を効果的に行うことが出来る。
【0089】
参考例7
図22は本発明の参考例7の光電子放出材を示す斜視図である。
【0090】
参考例7において、他の実施例および参考例と異なる点は、光電子放出材の形状を多角形筒の光電子放出材500とし、照射源48と光電子放出材500の距離を可変して、マイナスイオン66の発生量を制御したものである。
【0091】
なお、他の実施例および参考例と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0092】
上記発明によれば、照射源である紫外線ランプの周囲を包み込む多角形筒の内面にAuの層を有する表面処理を施した施したものであり、光電子放出材に均一な照射強度の紫外線が照射されることにより、安定して多数のマイナスイオンを発生させることが出来る。
【0093】
また、照射源48と光電子放出材500の距離を可変したことにより、照射源48と光電子放出材500の距離が近くなればマイナスイオンの発生量は増加し、照射源48と光電子放出材500の距離が遠くなればマイナスイオンの発生量は低下することから照射源48と光電子放出材500の距離を可変することによりマイナスイオン66の発生量を制御することができ、そして温度、湿度等の使用環境や臭い検知センサ38、粒子検知センサ39の各センサの検知した室内空気の汚染度合い等の使用状態に応じて照射源48と光電子放出材500の距離を可変することにより、マイナスイオン66の発生量を可変制御することが出来、自然界に近いマイナスイオン66の発生とすることができる。
【0094】
図23は、光電子放出材の他の形状を示したもので、メッシュ状筒500a、繊維状(金綿)筒500b、蛇腹状筒500c等の形状があり、これらは照射源である紫外線ランプ50の周囲を包み込む内面にAuの層を有する表面処理を施したものであり、各々の形状の光電子放出材に均一な照射強度の紫外線が照射されることにより、安定して多数のマイナスイオン66を発生させることが出来る。
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、室内の汚れた空気、臭い空気を吸い込み、浄化、脱臭し、再度室内に循環させると共に、安全性および低コスト化を推進し、室内空間にオゾンレスの陰(マイナス)イオンを発生させることにより、生体の代謝機能や生理機能を衰えさせない空間を作り、また、陰(マイナス)イオンを発生させて微粒子等を電気的に中和もしくは負の電荷を帯びさせ安定な空間を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における空気調和機の側断面図
【図2】 同空気調和機の側面図
【図3】 同空気調和機の部分断面を含む正面図
【図4】 同空気調和機の平面図
【図5】 同空気調和機の本体後を外した状態の裏面図
【図6】 同空気調和機の平面の断面図
【図7】 同空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した図
【図8】 同空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した図
【図9】 同空気調和機のフロントグリルを外した状態の正面図
【図10】 同空気調和機のフロントグリルの爪部を示した断面図
【図11】 同空気調和機の光電子放出材を示した斜視図
【図12】 同空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図13】 同空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図14】 同空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図15】 同空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図16】 本発明の参考例1における空気調和機の断面図
【図17】 本発明の参考例2における空気調和機の断面図
【図18】 本発明の参考例3における空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図19】 本発明の参考例4における空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図20】 本発明の参考例5における空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図21】 本発明の参考例6における空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図22】 本発明の参考例7における空気調和機のマイナスイオン発生部ユニット部を示した断面図
【図23】 本発明の他の光電子放出材の形状を示した斜視図
【図24】 従来の空気調和機の本体斜視図
【図25】 同空気調和機の側断面図
【図26】 同空気調和機の断面図
【符号の説明】
25 前面吸気口
26 後面吸気口
28 モータ
29 ファン
32 フィルター
33 排気口
40 制御回路
46 マイナスイオン発生部ユニット
47 光電子放出材
48 照射源
49 マイナスイオン発生部
50 紫外線ランプ
51 ランプ部
52 ソケット
53 口金部
60 気流取入れ口
63 トング部
64 庇A
65 庇B
67 活性炭

Claims (5)

  1. 大気を本体内に吸引する吸気口と、吸引した空気を大気へ放出する排気口と、吸引作用を有する電動送風機と、前記吸引した空気から塵埃および/または臭いを取り除くフィルターと、光電子放出材と照射源から構成され該光電子放出材に照射源からの紫外線を照射することで光電子を発生するマイナスイオン発生部を備え、前記電動送風機のトング部に沿って、マイナスイオン発生部の気流取入れ口を設け、前記排気口部近傍に、前記光電子を本体内から大気に放出するマイナスイオン放出口を設けた空気調和機。
  2. マイナスイオン発生部を、気流の流れ方向に対し傾斜させて配設した請求項1記載の空気調和機。
  3. マイナスイオン発生部を、電動送風機の下流側で排気口に近い吹出し風側に配置した請求項1記載の空気調和機。
  4. マイナスイオン発生部の周囲を覆う保護カバーを設け、マイナスイオン発生部の前部及び/又は後部に庇を設けた請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. マイナスイオン発生部を、本体に形成したリブ体にて本体の取付け面より浮かして取付けた請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和機。
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