JP3947963B2 - 通信品質レベル制御システム、受信装置及び送信装置 - Google Patents
通信品質レベル制御システム、受信装置及び送信装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は通信品質レベル制御システム及び履歴情報蓄積装置に関し、例えばセルラー無線通信システムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、セルラー無線通信システムにおいては、通信サービスを提供するエリアを所望の大きさのセルに分割して当該セル内にそれぞれ固定無線局としての基地局を設置し、移動無線局としての携帯電話機は自身が存在するセル内の基地局と無線通信するようになされている。
【0003】
例えば図11に示すように、セルラー無線通信システム1では、セル2内に携帯電話機3及び携帯電話機4が存在する場合、当該セル2内の基地局5と距離が近い携帯電話機3については当該基地局5及び携帯電話機3間のデータ通信速度が速く、基地局5と距離が遠い携帯電話機4については当該データ通信速度が遅くなる傾向にある。
【0004】
またセルラー無線通信システム1では、携帯電話機3及び4と基地局5との間の距離だけでなく、フェージング等の影響や気象状態の変化等により同一の場所であっても曜日や時間帯が異なればデータ通信速度も時々刻々と変化する。
【0005】
さらにセルラー無線通信システム1では、時分割で複数ユーザにチャンネルを割り当てるようになされているため、同一時間帯に複数ユーザからアクセスがあった場合には各自に割り当てられるスロット数が制限されることにもなる。
【0006】
実際上、図12に示すようにセルラー無線通信システム1では、ステップSP1において基地局5は携帯電話機3及び4に対して所定周期でパイロット信号を送信し、次のステップSP2へ移る。
【0007】
このときステップSP11において携帯電話機3及び4は、基地局5から所定周期で送信されたパイロット信号を受信し、次のステップSP12へ移る。
【0008】
ステップSP12において携帯電話機3及び4は、ステップSP11で受信したパイロット信号に基づいて実際に受信可能なデータ通信速度を測定し、その通信速度を基地局5に対して要求し、次のステップSP13へ移る。
【0009】
ステップSP2へ戻り基地局5は、携帯電話機3及び4から通信速度の要求を受け、当該携帯電話機3及び4へ送信すべき通信速度を認識し、次のステップSP3へ移る。
【0010】
ステップSP3において基地局5は、同一時間帯で携帯電話機3及び4からアクセスが重なっている場合には当該携帯電話機3及び携帯電話機4に対して順次交互でかつ均等に送信スロットを割り当て、次のステップSP4へ移る。
【0011】
ステップSP4において基地局5は、携帯電話機3及び携帯電話機4に対してそれぞれの送信スロットで送信データを送信し、次のステップSP5へ移る。
【0012】
この結果ステップSP13において携帯電話機3及び4は、自身に割り当てられた送信スロットのタイミングで送信データをそれぞれ受信し、次のステップSP14へ移る。
【0013】
ステップSP5に戻り基地局5は、携帯電話機3及び4に対するサービスが終了か否かを判定し、まだ送信すべき送信データが残っている場合には否定結果を得て再度ステップSP1に戻り上述の処理を繰り返すのに対して、送信データを全て送信済みである場合には肯定結果を得て、次のステップSP6で処理を終了する。
【0014】
一方ステップSP14において携帯電話機3及び4は、基地局5と同様にサービスが終了か否かを判定し、基地局5から送信データを全て受信した場合には肯定結果を得、次のステップSP15で処理を終了する。
【0015】
このようにセルラー無線通信システム1では、携帯電話機3及び4に対して送信スロットを割り当て、その送信スロットのタイミングで時分割にデータ通信するようになされている。
【0016】
従って図13(A)に示すように、基地局5が比較的距離の近い位置に存在する1台の携帯電話機3とのみ無線通信している回線使用状況下にあっては、当該携帯電話機3に対して全ての送信スロットを割り当てることができると共に、当該基地局5及び携帯電話機3間のデータ通信速度が速いため、送信スロット毎に大容量の送信データを送信することが可能である。
【0017】
また図13(B)に示すように、基地局5が比較的距離の遠い位置に存在する1台の携帯電話機4とのみ無線通信している回線使用状況下にあっては、当該携帯電話機4に対して全ての送信スロットを割り当てることができるものの、当該基地局5及び携帯電話機4間のデータ通信速度が遅いため、携帯電話機3と比較すると送信スロット毎に小容量の送信データしか送信することができない。
【0018】
さらに図13(C)に示すように、基地局5が比較的距離の近い位置に存在する1台の携帯電話機3及び比較的距離の遠い携帯電話機4の双方と無線通信している回線使用状況下にあっては、当該携帯電話機3及び携帯電話機4に対して順次交互でかつ均等に送信スロットを割り当てることになるため、単位時間当りに送信可能な送信データ量は図13(A)及び図13(B)の場合と比較して約半分に低減してしまうことになる。
【0019】
すなわちセルラー無線通信システム1では、携帯電話機3及び4と基地局5との間の距離、フェージング等の影響や気象状態の変化等に加えて当該システムにおける回線使用状況の如何によってもデータ通信の通信品質レベルは大きく相違することになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のセルラー無線通信システム1においては、このように種々の要因によってデータ通信の通信品質レベルが大きく相違するために、ユーザに対して何時どの場所に居れば所望の通信品質レベルを得られるのかを認識させることが困難であり、最高の通信品質レベルを常時保障し得ないという問題があった。
【0021】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、通信品質レベルの状況を解り易く通知することにより一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供し得る通信品質レベル制御システム及び履歴情報蓄積装置を提案しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、データを送信する送信装置と所定の通信路を経てデータを受信する受信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システムにおいて、受信装置は、当該受信装置がデータを実際に受信したときの受信状態に応じたデータ通信品質に関する品質データを、受信時刻と所定範囲で区分けされた受信領域とに対応付けることにより、データ通信品質に関する履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する履歴情報の品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上に品質データを複数の受信領域に分けてそれぞれ表示すると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出して複数の受信領域に分けてそれぞれ補助的に表示することによりデータ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する通知手段とを設けるようにする。
【0023】
この通信品質レベル制御システムでは、指定された時刻と、実際過去にデータを受信したときの受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを当該複数の受信領域毎に表示することに加えて、指定された時刻と一致しない他の受信時刻ではあるが、指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻についても補助的に表示することにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来る。
【0024】
また本発明においては、データを送信する送信装置から所定の通信路を経てデータを受信する受信装置であって、当該受信装置がデータを実際に受信したときの受信状態に応じたデータ通信品質に関する品質データを、受信時刻と所定範囲で区分けされた受信領域とに対応付けることにより、データ通信品質に関する履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する履歴情報の品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上に品質データを複数の受信領域に分けてそれぞれ表示すると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出して複数の受信領域に分けてそれぞれ補助的に表示することによりデータ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する通知手段とを設けるようにする。
【0025】
この受信装置では、指定された時刻と、実際過去にデータを受信したときの受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを当該複数の受信領域毎に表示することに加えて、指定された時刻と一致しない他の受信時刻ではあるが、指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻についても補助的に表示することにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来る。
【0026】
さらに本発明においては、データを送信する送信装置と所定の通信路を経てデータを受信する受信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システムにおいて、送信装置は、受信装置がデータを実際に受信したときの受信状態に応じたデータ通信品質に関する品質データ、受信時刻及び受信位置の供給を複数の受信装置から受け、当該品質データを、受信時刻と、受信位置に基づいて所定範囲に区分けされた受信領域とに対応付けることにより、データ通信品質に関する履歴情報をそれぞれ生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、受信装置から指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する履歴情報の品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の受信領域に分けて重ねると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、地図上の複数の受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成する画面生成手段と、ガイド表示画面を受信装置へ送信して表示させることによりデータ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する送信手段とを設けるようにする。
この送信装置では、通知対象となる受信装置だけでなく、複数の受信装置から供給を受けた履歴情報の品質データを蓄積し得るため、豊富な種類の履歴情報を収集し、データベースとしての利用価値を高め、受信装置から指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の受信領域に分けて重ねると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、地図上の複数の受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成し、これを受信装置へ送信して表示させることにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来る。
【0027】
さらに本発明においては、送信すべきデータを所定の通信路を経て受信装置へ送信する送信装置であって、受信装置がデータを実際に受信したときの受信状態に応じたデータ通信品質に関する品質データ、受信時刻及び受信位置の供給を複数の受信装置から受け、当該品質データを、受信時刻と、受信位置に基づいて所定範囲に区分けされた受信領域とに対応付けることにより、データ通信品質に関する履歴情報をそれぞれ生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、受信装置から指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する履歴情報の品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の受信領域に分けて重ねると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、地図上の複数の受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成する画面生成手段と、ガイド表示画面を受信装置へ送信して表示させることによりデータ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する送信手段とを設けるようにする。
この送信装置では、通知対象となる受信装置だけでなく、複数の受信装置から供給を受けた履歴情報の品質データを蓄積し得るため、豊富な種類の履歴情報を収集し、データベースとしての利用価値を高め、受信装置から指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の受信領域に分けて重ねると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、地図上の複数の受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成し、これを受信装置へ送信して表示させることにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0029】
(1)第1の実施の形態
図1において、10は全体として本発明のセルラー無線通信システムを示し、通信サービスの提供エリアを所望の大きさのセルに分割した複数のセル内にそれぞれ同一構成の基地局11A及び11Bを設置し、当該基地局11A及び11Bと携帯電話機12A及び12Bとを無線接続させるようになされている。
【0030】
また基地局11A及び11Bは、当該基地局11A及び11Bを統括的に制御する無線通信制御装置13に有線接続されており、当該無線通信制御装置13はインターネット14を介して各種コンテンツサーバ(図示せず)と接続し得るようになされている。
【0031】
これによりセルラー無線通信システム10は、例えば携帯電話機12Aを、基地局11A、無線通信制御装置13、インターネット14を順次介してコンテンツサーバと接続し、当該コンテンツサーバから携帯電話機12Aに対してコンテンツを提供し得るようになされている。
【0032】
次に携帯電話機12A及び12Bの回路構成を説明するが、当該携帯電話機12A及び12Bは同様の回路構成であるため、ここでは携帯電話機12Aの回路構成のみを説明し、携帯電話機12Bの回路構成については省略する。
【0033】
図2に示すように携帯電話機12Aは、CPU(Central Processing Unit)構成でなる制御部30が全体を統括制御するようになされており、一般的な通信モード(音声通話又は電子メールやコンテンツ等のデータ通信)時、マイクロフォン24で集音した音声信号や操作部36の操作によって入力された電子メールのテキストデータ等をエンコード部23で圧縮符号化し、その結果得られる音声データを送受信部22により所定の変調方式で変調した後、アンテナ21を介して基地局11Aへ送信する。
【0034】
また携帯電話機12Aは、通信モード時、他の携帯電話機12Bから基地局11Aを介してアンテナ21で受信した受信信号を送受信部22で復調処理し、その結果得られる復調データをデコード部25により復号した後、その復号結果が音声信号であればスピーカ26を介して通話相手の音声を出力し、復号結果がテキストデータやコンテンツデータであれば表示部27を介してその内容を表示する。
【0035】
これに対して携帯電話機12Aは、本発明におけるデータ通信品質を制御すべく周囲のデータ通信速度をユーザにガイドするデータ通信品質ガイドモードを有しており、当該データ通信品質ガイドモード時のガイド処理手順について図3のフローチャートを用いて説明する。
【0036】
すなわち携帯電話機12Aの制御部30は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP21へ移る。ステップSP21において携帯電話機12Aの制御部30は、電源の投入に伴って自身が存在するセル内の基地局11Aと所定の制御チャンネルを介して通信接続を開始し、次のステップSP22へ移る。
【0037】
ステップSP22において携帯電話機12Aの制御部30は、データ通信品質ガイドモードへ移行するためのボタン操作がユーザによって行われたことを認識すると、当該ボタン操作が行われたときのタイミングでRTC(Real Time Clock)回路31から供給される時刻情報CLK1を時刻情報管理部32により取得し、次のステップSP23へ移る。
【0038】
ステップSP23において携帯電話機12Aの制御部30は、GPS(Global Positioning System)アンテナ33及びGPS受信部34を介してGPS衛星から受信した衛星信号S1を位置情報管理部35によって解析することにより緯度、経度及び高度からなる位置情報D1を取得し、次のステップSP24へ移る。
【0039】
ステップSP24において携帯電話機12Aの制御部30は、基地局11Aから所定周期で送信されるパイロット信号をアンテナ21及び送受信部22で受信し、当該パイロット信号に基づいて現時点で受信可能なデータ通信速度D2を測定し、次のステップSP25へ移る。
【0040】
ステップSP25において携帯電話機12Aの制御部30は、ステップSP22で取得した時刻情報CLK1、ステップSP23で取得した位置情報D1及びステップSP24で測定したデータ通信速度D2をそれぞれ対応付けることにより通信品質レベルに関する履歴情報を生成し、次のステップSP26へ移る。
【0041】
ステップSP26において携帯電話機12Aの制御部30は、ステップSP25で生成した履歴情報を時刻情報CLKに基づく時系列順に従って例えばハードディスクでなるデータ蓄積部38に記憶することにより当該履歴情報をデータベース化し、次のステップSP27へ移る。
【0042】
ここで図4に示すように、履歴情報をデータ蓄積部38に記憶することによりデータベース化された内容としては、時刻情報CLK1に基づく日時(Date)、位置情報D1に基づく緯度及び経度の現在位置(Location)、当該位置情報D1に基づく高度(Height)及びデータ通信速度D2(Throughput)が互いに対応付けられると共に、整理番号によっても指定可能な状態で記憶されている。
【0043】
ステップSP27において携帯電話機12Aの制御部30は、ユーザのボタン操作に基づいて通常の通信モードからデータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、データ通信品質ガイドモードへの移行要求がされていないことを表しており、このとき携帯電話機12Aの制御部30は、ステップSP22へ戻る。
【0044】
このとき携帯電話機12Aの制御部30は、所定時間経過後又は端末自身が次に移動したことを検出したときにステップSP22以降の処理を繰り返し実行し、履歴情報をデータ蓄積部38に逐次記憶してデータ収集し続けることにより、データベース化したその内容を逐次更新するようになされている。
【0045】
これに対してステップSP27で肯定結果が得られると、このことはユーザによってデータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされたことを表しており、このとき携帯電話機12Aの制御部30は、次のステップSP28へ移る。
【0046】
ステップSP28において携帯電話機12Aの制御部30は、データ通信品質ガイドモードへの移行要求がされた現時点での時刻情報CLK1を取得し、次のステップSP29へ移る。
【0047】
ステップSP29において携帯電話機12Aの制御部30は、GPS受信部34及び位置情報管理部35を介して現時点での位置情報D1を取得し、次のステップSP30へ移る。
【0048】
ステップSP30において携帯電話機12Aの制御部30は、現時点での時刻情報CLK1及び位置情報D1と対応する履歴情報(この場合、003423〜003427まで)をデータ蓄積装置64から複数読出し、次のステップSP31へ移る。
【0049】
ここでは、現時点での時刻情報CLK1及び位置情報D1と履歴情報の時刻情報CLK1及び位置情報D1が完全に一致している必要はなく、ある程度の誤差を含む許容範囲内で履歴情報を読み出すようになされている。
【0050】
ステップSP31において携帯電話機12Aの制御部30は、現時点での位置情報D1に基づいて当該携帯電話機12Aの現在位置を中心とした周囲約数10[M]範囲内の地図データをメモリステイック40からメモリスティックインターフェース39を介して読出し、当該地図データの該当エリアに履歴情報のデータ通信速度を重ねることにより例えばガイド表示画面50(図5)を生成した後、これを表示部27に表示し、次のステップSP32へ移ってガイド処理手順を終了する。
【0051】
このように携帯電話機12Aの制御部30は、表示部27にガイド表示画面50を表示することにより、自身の現在位置を示す現在位置マーク51に対して当該現在位置マーク51を含むエリア及びその周囲のエリアに関する過去のデータ通信速度の実績をユーザに対して視覚的に通知し得るようになされている。
【0052】
この場合ガイド表示画面50では、各履歴情報の位置情報D1に相当する一地点だけでなくその周囲を含めた所定範囲のエリアでおおよそのデータ通信速度を通知するようにしているが、あくまで位置情報D1に相当する一点に対するデータ通信速度として通知するようにしてもよい。
【0053】
このように携帯電話機12Aの制御部30は、例えば画像データ等のデータ量の多いコンテンツをダウンロードする場合等にガイド表示画面50で通知したデータ通信速度の速いエリアへ移動すれば短時間でダウンロードできることをユーザに対して認識させ、そのエリアへ移動させることを間接的に促すことができるので、最高の通信品質レベルでデータ通信を実行させ得るようになされている。
【0054】
以上の構成において、携帯電話機12Aの制御部30は基地局11Aとデータ通信を行ったときの実際のデータ通信速度D2を測定しておき、そのときの時刻情報CLK1及び位置情報D1に当該データ通信速度D2を対応させることにより履歴情報を生成し、これを時系列に従ってデータ蓄積部38に順次記憶することによりデータベース化する。
【0055】
そして携帯電話機12Aの制御部30は、通信モードからデータ通信品質ガイドモードへ移行要求がされたことを認識すると、その現時点とほぼ同時刻でかつ、当該携帯電話機12Aの現在位置の周囲近辺に関する履歴情報をデータ蓄積部38から複数読み出し、データ通信速度D2を地図データの該当エリアに重ねたガイド表示画面50として表示することにより、自身の現在位置を含むエリア及びその周囲のエリアに関する過去のデータ通信速度D2の実績をユーザに対して視覚的に認識させることができる。
【0056】
このように携帯電話機12Aは、あくまで自身で過去に基地局11Aと通信したときの実際のデータ通信速度D2を履歴情報としてガイド表示画面50に反映するようにしたことにより、時々刻々とフェージング等の種々の要因によってデータ通信速度D2が変化するような通信環境下であったとしても、かなりの高い確率でユーザに対してデータ通信速度D2の優れたエリアを認識させることができる。
【0057】
また携帯電話機12Aの制御部30は、位置情報D1に応じた一定範囲のエリアによりデータ通信速度D2を通知するのではなく、各履歴情報の位置情報D1に相当する一地点だけを指定してデータ通信速度D2を通知するようにすれば、その通知結果の信頼性はより一層高いものとなり、適確かつより正確にデータ通信速度D2を通知することができる。
【0058】
以上の構成によれば、携帯電話機12Aの制御部30は、実際に測定したデータ通信速度D2を時刻情報CLK1及び位置情報D1に対応させて生成した履歴情報をデータ蓄積部38に記憶してデータベース化し、ユーザから要求された時刻とほぼ同一時刻でかつほぼ同一場所を含む周辺の過去のデータ通信速度D2をガイド表示画面50により通知することにより、現在位置及びその周囲のエリアに関するデータ通信速度D2の実績をユーザに対して視覚的かつ容易に認識させることができる。
【0059】
これによりセルラー無線通信システム10は、ユーザに対して、ガイド表示画面50を介して携帯電話機12Aの現在位置をデータ通信品質に優れたエリアへ容易に導くことができるので、最高の通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供することができる。
【0060】
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態においても、セルラー無線通信システム10(図1)の全体構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0061】
図2との対応部分に同一符号を付して示す図6において、携帯電話機12Aの回路構成については同一であるため、第1の実施の形態と同様の動作については説明を省略すると共に、あらたに基地局11Aの動作について図7及び図8のフローチャートを用いて説明する。
【0062】
図7に示すように基地局11Aの制御部63は、ルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP41へ移る。ステップSP41において基地局11Aの制御部63は、アンテナ61及び通信処理部62を介して対象端末である携帯電話機12Aと通信接続を開始したか否かを判定する。
【0063】
ここで否定結果が得られると、このことは携帯電話機12Aと通信接続を未だ開始しておらず、当該携帯電話機12Aから履歴情報を収集可能な状態にはなっていないことを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は、携帯電話機12Aと通信接続を開始するまで待ち受ける。
【0064】
これに対してステップSP41で肯定結果が得られると、このことは対象端末である携帯電話機12Aと通信接続を開始したので、履歴情報を収集可能な状態にあることを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は、次のステップSP42へ移る。
【0065】
ステップSP42において基地局11Aの制御部63は、携帯電話機12AがGPSアンテナ33及びGPS受信部34を介してGPS衛星から受信した衛星信号S1を位置情報管理部35によって解析することにより得た緯度、経度及び高度からなる位置情報D1を当該携帯電話機12Aからエンコード部23、送受信部22及びアンテナ21を介して取得し、次のステップSP43へ移る。
【0066】
ステップSP43において基地局11Aの制御部63は、携帯電話機12Aが当該基地局11Aからのパイロット信号に基づいて測定した受信可能なデータ通信速度D2を当該携帯電話機12Aからエンコード部23、送受信部22及びアンテナ21を介して取得し、次のステップSP44へ移る。
【0067】
ステップSP44において基地局11Aの制御部63は、ステップSP43でデータ通信速度D2を取得した時点での時刻情報CLK2をRTC回路65によって検出し、次のステップSP45へ移る。
【0068】
ステップSP45において基地局11Aの制御部63は、ステップSP44で取得した時刻情報CLK2、ステップSP42で取得した位置情報D1及びステップSP43で測定したデータ通信速度D2を対応付けることにより通信品質レベルに関する履歴情報を生成し、次のステップSP46へ移る。
【0069】
ステップSP46において基地局11Aの制御部63は、携帯電話機12Aから取得した位置情報D1に基づいて当該携帯電話機12Aが移動したか、又はRTC回路65から供給される時刻情報CLK2に基づいて履歴情報を生成してから所定時間が経過したか否かを判定する。
【0070】
ここで否定結果が得られると、このことは対象端末である携帯電話機12Aが移動しておらず、かつ所定時間が経過してもいないので、あらたに履歴情報を生成する必要がないことを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は次のステップSP47へ移る。
【0071】
これに対してステップSP46で肯定結果が得られると、このことは対象端末である携帯電話機12Aが移動したか、もしくは履歴情報を生成してから所定時間が経過しているので、あらたに履歴情報を生成する必要があることを表しており、このとき基地局11Aの制御部63はステップSP42へ戻って履歴情報の生成処理を繰り返す。
【0072】
ステップSP47において基地局11Aの制御部63は、アンテナ61及び通信処理部62を介して対象端末である携帯電話機12Aと通信接続を終了したか否かを判定する。
【0073】
ここで否定結果が得られると、このことは携帯電話機12Aと通信接続を未だ終了しておらず、履歴情報を収集中であることを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は、ステップSP42へ戻って履歴情報の生成処理を繰り返し、データベースの内容を逐次更新する。
【0074】
これに対してステップSP47で肯定結果が得られると、このことは対象端末である携帯電話機12Aと通信接続を終了し、複数種類の履歴情報をデータ蓄積部64に記憶することにより、図4に示したようなデータベース化を終了したことを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は、次のステップSP48へ移ってデータベース作成処理手順を終了する。
【0075】
なお基地局11Aの制御部63は、対象端末が携帯電話機12Aだけではなく、セル内に存在する他の携帯電話機12Bも履歴情報を収集するための対象端末としており、複数の対象端末から履歴情報をデータ蓄積部64に記憶することにより、第1の実施の形態のように携帯電話機12Aのデータ蓄積部38に当該携帯電話機12Aだけの過去の履歴情報を記憶する場合と比較して圧倒的に豊富な履歴情報を収集することができるので、データベースとしての利用価値も非常に高いものとなる。
【0076】
次に、基地局11Aの制御部63から携帯電話機12Aに対してデータ通信速度を通知するガイド処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。すなわち基地局11Aの制御部63は、ルーチンRT3の開始ステップから入ってステップSP51へ移る。
【0077】
ステップSP51において基地局11Aの制御部63は、ユーザのボタン操作に基づいて携帯電話機12Aからデータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、データ通信品質ガイドモードへの移行要求がされていないことを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は、移行要求がされるまで待ち受ける。
【0078】
これに対してステップSP51で肯定結果が得られると、このことはデータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされたことを表しており、このとき基地局11Aの制御部63は、次のステップSP52へ移る。
【0079】
ステップSP52において基地局11Aの制御部63は、対象端末である携帯電話機12Aからデータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされた時点での時刻情報CLK2をRTC回路65から取得し、次のステップSP53へ移る。
【0080】
ステップSP53において基地局11Aの制御部63は、対象端末である携帯電話機12AがGPS受信部34及び位置情報管理部35を介して検出した現在位置の位置情報D1を当該携帯電話機12Aから取得し、次のステップSP54へ移る。
【0081】
ステップSP54において基地局11Aの制御部63は、対象端末である携帯電話機12Aの現在時刻及び現在位置と対応する履歴情報をデータ蓄積装置64から複数読出し、次のステップSP55へ移る。
【0082】
このとき基地局11Aの制御部63は、データ蓄積部64から複数読み出す履歴情報としては携帯電話機12Aから予め収集した履歴情報だけでなく他の携帯電話機12B等から収集した履歴情報をも含まれている。
【0083】
ステップSP55において基地局11Aの制御部63は、現在位置の位置情報D1に基づいて当該携帯電話機12Aの現在位置を中心とした周囲約数10[M]範囲内の地図データをデータ蓄積部64から読出し、当該地図データに履歴情報から得たデータ通信速度を該当エリアに重ねることにより、第1の実施の形態と同様のガイド表示画面50(図5)を生成し、これを対象端末である携帯電話機12Aへ送信し、次のステップSP56へ移ってガイド処理手順を終了する。
【0084】
これにより携帯電話機12Aの制御部30は、ガイド表示画面50を表示部27に表示することができ、自身の現在位置を示す現在位置マーク51に対して当該現在位置マーク51を含むエリア及びその周囲のエリアに関する過去のデータ通信速度の実績をユーザに対して視覚的に通知し得るようになされている。
【0085】
以上の構成において、基地局11Aの制御部63は、携帯電話機12A及び他の携帯電話機12B等と通信接続し、当該携帯電話機12A及び他の携帯電話機12B等から取得した位置情報D1及び実際のデータ通信速度D2と時刻情報CLK2とを互いに対応付けることにより通信品質レベルに関する履歴情報を生成し、時系列に従ってデータ蓄積部64に格納することにより、実際に通信接続した全ての携帯電話機12A及び他の携帯電話機12Bから収集したデータ通信速度D2に基づくデータ量の豊富なデータベースを生成することができる。
【0086】
そして基地局11Aの制御部63は、携帯電話機12Aからデータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされたことを認識すると、その時点とほぼ同時刻でかつ、当該携帯電話機12Aの現在位置の周囲近辺に関する履歴情報をデータ蓄積部38から複数種類読み出し、データ通信速度D2を地図データの該当エリアに重ねたガイド表示画面50を生成して携帯電話機12Aへ送り返す。
【0087】
これにより携帯電話機12Aの制御部30は、基地局11Aから受信したガイド表示画面50を表示部27に表示することができ、その結果、自身で過去に基地局11Aと通信接続を行った際の履歴情報だけでなく、他の携帯電話機12B等を含めた多岐に渡る過去の履歴情報に基づくデータ通信速度D2の実績をもガイド表示画面50を介してユーザに認識させることができる。
【0088】
このように基地局11Aの制御部63は、実際に通信接続した全ての携帯電話機12A及び携帯電話機12B等から取得したデータ通信速度D2を履歴情報として用いてデータベース化することにより、携帯電話機12A自身のデータ通信速度を未だ取得していない場合であっても、当該携帯電話機12Aに対してガイド表示画面50を提示して現在位置周辺のデータ通信速度をユーザに認識させることができる。
【0089】
また基地局11Aの制御部63は、このように実際に通信接続した全ての携帯電話機12A及び携帯電話機12B等から取得したデータ通信速度D2を履歴情報として用いてデータベース化し、その履歴情報を用いてガイド表示画面50を生成することにより、第1の実施の形態のように携帯電話機12Aだけで履歴情報を収集する場合と比較してデータの確からしさが高く、ユーザに対してデータ通信速度D2の優れたエリアを一段と正確に通知することができる。
【0090】
この場合も基地局11Aの制御部63は、位置情報D1に応じた一定範囲のエリアによりデータ通信速度D2を通知するのではなく、各履歴情報の位置情報D1に相当する一点だけを指定してデータ通信速度D2を通知するようにすれば、その通知結果の信頼性はより一層高いものとなり、適確かつより正確にデータ通信速度D2を通知することができる。
【0091】
また基地局11Aの制御部63が履歴情報をデータ蓄積部64に格納しておき、携帯電話機12Aからの要求に応じてガイド表示画面50を生成して送信するようにしたことにより、当該携帯電話機12Aに対して履歴情報を所有させるといった負荷を軽減させることができると共に、当該携帯電話機12Aと比較して大容量の履歴情報を所有することができる。
【0092】
以上の構成によれば、基地局11Aの制御部63は、通信接続した全ての携帯電話機12A及び携帯電話機12B等から取得したデータ通信速度D2を履歴情報として用いてデータベース化し、ユーザから要求された時刻とほぼ同一時刻でかつほぼ同一場所を含む周辺のデータ通信速度D2をガイド表示画面50によって通知することにより、現在位置及びその周囲のエリアに関する精度の高いデータ通信速度D2の実績をユーザに対して視覚的かつ容易に認識させることができる。
【0093】
これによりセルラー無線通信システム10は、ユーザに対して、ガイド表示画面50を介して携帯電話機12Aの現在位置をデータ通信品質に優れたエリアへ容易に導くことができるので、最高の通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供することができる。
【0094】
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、通知手段としての表示部27にガイド表示画面50を表示することにより、ユーザに対して現在位置周辺のデータ通信速度D2を視覚的に認識させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザの移動に合わせて該当エリアに入ったときにデータ通信速度D2を通知手段としてのスピーカ26によって音声として出力することにより聴覚的に認識させるようにしても良い。
【0095】
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、品質データとしてデータ通信速度をユーザに対して認識させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、受信電界感度や他の種々のデータ通信品質を示す品質データをユーザに対して認識させるようにしても良い。
【0096】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、地図データの該当エリアに履歴情報のデータ通信速度D2を重ねて生成したガイド表示画面50(図5)を表示することにより該当エリア毎にデータ通信品質を通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、時間帯毎にデータ通信品質を通知するようにしても良い。
【0097】
例えば図9に示すように、セルラー無線通信システム10では、現在位置及び現在時刻と位置データD1及び時刻情報CLK1とがほぼ該当するデータ通信速度D2と、現時時刻と時刻情報CLK1とは該当しないが現在位置と位置情報D1とが該当するデータ通信速度D2をそれぞれ読み出し、現在時刻に該当する時刻情報CLK1に応じたデータ通信速度D2として「現在200[kbps]」の文字を地図上に重ねると共に、現時時刻と時刻情報CLK1とは該当しないが現在位置と位置情報D1とが該当するデータ通信速度D2「PM10:00には400[kbps]の予定です。AM1:00には600[kbps]の予定です。」のカッコ書き文字を、メインの「現在200[kbps]」の文字に対して補助的に地図上に重ねて生成したガイド表示画面70を表示することにより、時間帯毎に変化するデータ通信速度D2の実績をユーザに対して視覚的に通知することができる。
【0098】
この場合例えば画像データ等のデータ量の多いコンテンツをダウンロードする場合等にガイド表示画面70で通知したデータ通信速度D2の速い時間帯になるまで待てば短時間でダウンロードできることをユーザに対して認識させ、その時間帯になるまで待つことを間接的に促すことができるので、最高の通信品質レベルでデータ通信を実行させることができる。
【0099】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、地図データの該当エリアに履歴情報のデータ通信速度D2を重ねて生成したガイド表示画面50(図5)を表示することにより該当エリア毎にデータ通信品質を通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図10に示すように、該当エリア毎に分けてデータ通信速度D2を表示するだけでなく、必要に応じて図9で示したような時間帯毎に変化するデータ通信速度D2を同時に表示するようにしても良い。
【0100】
この場合、セルラー無線通信システム10では、ユーザに対してデータ通信速度D2の優れたエリアへ移動するか、若しくはデータ通信速度D2の優れた時間帯になるまで待つべきかを任意に選択させることができるので、ユーザに対する使い勝手を一段と向上させることができる。
【0101】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明の履歴情報蓄積手段及び履歴情報蓄積装置としてハードディスクでなるデータ蓄積部38及び64を用い、履歴情報生成手段、書込手段及び読出手段としての制御部30及び63を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、DVD(digital Versatile Disk)や半導体メモリ等の他の種々の履歴情報蓄積手段及び履歴情報蓄積装置を用いるようにしても良い。
【0102】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明を送信装置としての基地局11A及び受信装置としての携帯電話機12Aによって構築されたセルラー無線通信システムに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他の種々の無線通信システムに適用するようにしても良い。
【0103】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、指定された時刻と、実際過去にデータを受信したときの受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを当該複数の受信領域毎に表示することに加えて、指定された時刻と一致しない他の受信時刻ではあるが、指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻についても補助的に表示することにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来、かくして通信品質レベルの状況を解り易く通知することにより一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供し得る通信品質レベル制御システムを実現することができる。
【0104】
また本発明によれば、指定された時刻と、実際過去にデータを受信したときの受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを当該複数の受信領域毎に表示することに加えて、指定された時刻と一致しない他の受信時刻ではあるが、指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻についても補助的に表示することにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来、かくして通信品質レベルの状況を解り易く通知することにより一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供し得る受信装置を実現することができる。
【0105】
さらに本発明によれば、通信品質レベル制御システムの送信装置では、通知対象となる受信装置だけでなく、複数の受信装置から供給を受けた履歴情報の品質データを蓄積し得るため、豊富な種類の履歴情報を収集し、データベースとしての利用価値を高め、受信装置から指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の受信領域に分けて重ねると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、地図上の複数の受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成し、これを受信装置へ送信して表示させることにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来、かくして通信品質レベルの状況を解り易く通知することにより一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供し得る通信品質レベル制御システムを実現することができる。
【0106】
さらに本発明によれば、通知対象となる受信装置だけでなく、複数の受信装置から供給を受けた履歴情報の品質データを蓄積し得るため、豊富な種類の履歴情報を収集し、データベースとしての利用価値を高め、受信装置から指定された時刻と受信時刻とがほぼ該当し、かつ受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データを履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の受信領域に分けて重ねると共に、指定された時刻と受信時刻とが該当しないが指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当する品質データとその受信時刻を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、地図上の複数の受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成し、これを受信装置へ送信して表示させることにより、受信領域毎かつ時間帯毎に品質データが変化することをユーザに認識させることができるので、品質データの速い受信領域へ移動するか、或いは品質データの速くなる時間帯になるまで待つかの選択肢を増やし、ユーザの使い勝手を一段と向上させることが出来、かくして通信品質レベルの状況を解り易く通知することにより一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供し得る送信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態におけるセルラー無線通信システムの全体構成を示す略線図である。
【図2】第1の実施の形態における携帯電話機の回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態におけるデータベース作成処理及びガイド処理手順を示すフローチャートである。
【図4】データベースの内容を示す略線図である。
【図5】ガイド表示画面の一例を示す略線図である。
【図6】第2の実施の形態における基地局及び携帯電機の回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図7】第2の実施の形態におけるデータベース作成処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態におけるガイド処理手順を示すフローチャートである。
【図9】他の実施の形態におけるガイド表示画面(1)を示す略線図である。
【図10】他の実施の形態におけるガイド表示画面(2)を示す略線図である。
【図11】サービス状態の説明に供する略線図である。
【図12】従来の通信処理手順を示すフローチャートである。
【図13】携帯電話機に対する単位時間当りの送信スロットの割り当ての説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1、10……セルラー無線通信システム、3、4、12A、12B……携帯電話機、5、11A、11B……基地局、30、63……制御部、31……RTC回路、32……時刻情報管理部、34……GPS受信部、35……位置情報管理部、36……通信速度測定部、38、64……データ蓄積部。
Claims (4)
- データを送信する送信装置と所定の通信路を経て上記データを受信する受信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システムにおいて、
上記受信装置は、
当該受信装置が上記データを実際に受信したときの受信状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データを、受信時刻と、所定範囲で区分けされた受信領域とに対応付けることにより、上記データ通信品質に関する履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、
指定された時刻と上記受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記履歴情報の上記品質データを上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上に上記品質データを複数の上記受信領域に分けてそれぞれ表示すると共に、上記指定された時刻と上記受信時刻とが該当しないが上記指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記品質データとその受信時刻を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出して複数の上記受信領域に分けてそれぞれ補助的に表示することにより上記データ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する通知手段と
を具えることを特徴とする通信品質レベル制御システム。 - データを送信する送信装置から所定の通信路を経て上記データを受信する受信装置であって、
当該受信装置が上記データを実際に受信したときの受信状態に応じたデータ通信品質に関する品質データを、受信時刻と、所定範囲で区分けされた受信領域とに対応付けることにより、上記データ通信品質に関する履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、
指定された時刻と上記受信時刻とがほぼ該当し、かつ指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記履歴情報の上記品質データを上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上に上記品質データを複数の上記受信領域に分けてそれぞれ表示すると共に、上記指定された時刻と上記受信時刻とが該当しないが上記指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記品質データとその受信時刻を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出して複数の上記受信領域に分けてそれぞれ補助的に表示することにより上記データ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する通知手段と
を具えることを特徴とする受信装置。 - データを送信する送信装置と所定の通信路を経て上記データを受信する受信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システムにおいて、
上記送信装置は、
上記受信装置が上記データを実際に受信したときの受信状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データ、受信時刻及び受信位置の供給を複数の上記受信装置から受け、当該品質データを、上記受信時刻と、上記受信位置に基づいて所定範囲に区分けされた受信領域とに対応付けることにより、上記データ通信品質に関する履歴情報をそれぞれ生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、
上記受信装置から指定された時刻と上記受信時刻とがほぼ該当し、かつ上記受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記履歴情報の上記品質データを上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の上記受信領域に分けて重ねると共に、上記指定された時刻と上記受信時刻とが該当しないが上記指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記品質データとその受信時刻を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、上記地図上の複数の上記受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成する画面生成手段と、
上記ガイド表示画面を上記受信装置へ送信して表示させることにより上記データ通信品 質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する送信手段と
を具えることを特徴とする通信品質レベル制御システム。 - 送信すべきデータを所定の通信路を経て受信装置へ送信する送信装置であって、
上記受信装置が上記データを実際に受信したときの受信状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データ、受信時刻及び受信位置の供給を複数の上記受信装置から受け、当該品質データを、上記受信時刻と、上記受信位置に基づいて所定範囲に区分けされた受信領域とに対応付けることにより、上記データ通信品質に関する履歴情報をそれぞれ生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、
上記受信装置から指定された時刻と上記受信時刻とがほぼ該当し、かつ上記受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記履歴情報の上記品質データを上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上の複数の上記受信領域に分けて重ねると共に、上記指定された時刻と上記受信時刻とが該当しないが上記指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当する上記品質データとその受信時刻を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、上記地図上の複数の上記受信領域に対して補助的に重ねることによりガイド表示画面を生成する画面生成手段と、
上記ガイド表示画面を上記受信装置へ送信して表示させることにより上記データ通信品質を受信領域毎かつ時間帯毎に分けて通知する送信手段と
を具えることを特徴とする送信装置。
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