JP2003249887A - 通信品質レベル制御システム及び履歴情報蓄積装置 - Google Patents

通信品質レベル制御システム及び履歴情報蓄積装置

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JP2003249887A JP2002046794A JP2002046794A JP2003249887A JP 2003249887 A JP2003249887 A JP 2003249887A JP 2002046794 A JP2002046794 A JP 2002046794A JP 2002046794 A JP2002046794 A JP 2002046794A JP 2003249887 A JP2003249887 A JP 2003249887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、一段と優れた通信品質レベルでデー
タ通信を実行できるようにする。 【解決手段】本発明は、基地局11Aから所定の通信路
を経てデータを受信する携帯電話機12Aとの間におけ
るデータ通信品質を制御するセルラー無線通信システム
10において、携帯電話機12Aは、当該携帯電話機1
2Aがデータを実際に受信したときの受信状態に応じた
データ通信速度D2を所定領域で区分けされた受信領域
に対応付けた履歴情報として蓄積するデータ履歴部38
と、指定された位置の周辺を含む複数の受信領域に該当
する履歴情報をデータ蓄積部38からそれぞれ読み出
し、表示部27に表示した地図上にデータ通信速度D2
を複数の受信領域毎に分けてそれぞれ表示することによ
り、データ通信速度D2の優れたエリアへ移動すること
をユーザに対して間接的に促して優れた通信品質レベル
でデータ通信を実行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信品質レベル制御
システム及び履歴情報蓄積装置に関し、例えばセルラー
無線通信システムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セルラー無線通信システムにおい
ては、通信サービスを提供するエリアを所望の大きさの
セルに分割して当該セル内にそれぞれ固定無線局として
の基地局を設置し、移動無線局としての携帯電話機は自
身が存在するセル内の基地局と無線通信するようになさ
れている。
【0003】例えば図11に示すように、セルラー無線
通信システム1では、セル2内に携帯電話機3及び携帯
電話機4が存在する場合、当該セル2内の基地局5と距
離が近い携帯電話機3については当該基地局5及び携帯
電話機3間のデータ通信速度が速く、基地局5と距離が
遠い携帯電話機4については当該データ通信速度が遅く
なる傾向にある。
【0004】またセルラー無線通信システム1では、携
帯電話機3及び4と基地局5との間の距離だけでなく、
フェージング等の影響や気象状態の変化等により同一の
場所であっても曜日や時間帯が異なればデータ通信速度
も時々刻々と変化する。
【0005】さらにセルラー無線通信システム1では、
時分割で複数ユーザにチャンネルを割り当てるようにな
されているため、同一時間帯に複数ユーザからアクセス
があった場合には各自に割り当てられるスロット数が制
限されることにもなる。
【0006】実際上、図12に示すようにセルラー無線
通信システム1では、ステップSP1において基地局5
は携帯電話機3及び4に対して所定周期でパイロット信
号を送信し、次のステップSP2へ移る。
【0007】このときステップSP11において携帯電
話機3及び4は、基地局5から所定周期で送信されたパ
イロット信号を受信し、次のステップSP12へ移る。
【0008】ステップSP12において携帯電話機3及
び4は、ステップSP11で受信したパイロット信号に
基づいて実際に受信可能なデータ通信速度を測定し、そ
の通信速度を基地局5に対して要求し、次のステップS
P13へ移る。
【0009】ステップSP2へ戻り基地局5は、携帯電
話機3及び4から通信速度の要求を受け、当該携帯電話
機3及び4へ送信すべき通信速度を認識し、次のステッ
プSP3へ移る。
【0010】ステップSP3において基地局5は、同一
時間帯で携帯電話機3及び4からアクセスが重なってい
る場合には当該携帯電話機3及び携帯電話機4に対して
順次交互でかつ均等に送信スロットを割り当て、次のス
テップSP4へ移る。
【0011】ステップSP4において基地局5は、携帯
電話機3及び携帯電話機4に対してそれぞれの送信スロ
ットで送信データを送信し、次のステップSP5へ移
る。
【0012】この結果ステップSP13において携帯電
話機3及び4は、自身に割り当てられた送信スロットの
タイミングで送信データをそれぞれ受信し、次のステッ
プSP14へ移る。
【0013】ステップSP5に戻り基地局5は、携帯電
話機3及び4に対するサービスが終了か否かを判定し、
まだ送信すべき送信データが残っている場合には否定結
果を得て再度ステップSP1に戻り上述の処理を繰り返
すのに対して、送信データを全て送信済みである場合に
は肯定結果を得て、次のステップSP6で処理を終了す
る。
【0014】一方ステップSP14において携帯電話機
3及び4は、基地局5と同様にサービスが終了か否かを
判定し、基地局5から送信データを全て受信した場合に
は肯定結果を得、次のステップSP15で処理を終了す
る。
【0015】このようにセルラー無線通信システム1で
は、携帯電話機3及び4に対して送信スロットを割り当
て、その送信スロットのタイミングで時分割にデータ通
信するようになされている。
【0016】従って図13(A)に示すように、基地局
5が比較的距離の近い位置に存在する1台の携帯電話機
3とのみ無線通信している回線使用状況下にあっては、
当該携帯電話機3に対して全ての送信スロットを割り当
てることができると共に、当該基地局5及び携帯電話機
3間のデータ通信速度が速いため、送信スロット毎に大
容量の送信データを送信することが可能である。
【0017】また図13(B)に示すように、基地局5
が比較的距離の遠い位置に存在する1台の携帯電話機4
とのみ無線通信している回線使用状況下にあっては、当
該携帯電話機4に対して全ての送信スロットを割り当て
ることができるものの、当該基地局5及び携帯電話機4
間のデータ通信速度が遅いため、携帯電話機3と比較す
ると送信スロット毎に小容量の送信データしか送信する
ことができない。
【0018】さらに図13(C)に示すように、基地局
5が比較的距離の近い位置に存在する1台の携帯電話機
3及び比較的距離の遠い携帯電話機4の双方と無線通信
している回線使用状況下にあっては、当該携帯電話機3
及び携帯電話機4に対して順次交互でかつ均等に送信ス
ロットを割り当てることになるため、単位時間当りに送
信可能な送信データ量は図13(A)及び図13(B)
の場合と比較して約半分に低減してしまうことになる。
【0019】すなわちセルラー無線通信システム1で
は、携帯電話機3及び4と基地局5との間の距離、フェ
ージング等の影響や気象状態の変化等に加えて当該シス
テムにおける回線使用状況の如何によってもデータ通信
の通信品質レベルは大きく相違することになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
セルラー無線通信システム1においては、このように種
々の要因によってデータ通信の通信品質レベルが大きく
相違するために、ユーザに対して何時どの場所に居れば
所望の通信品質レベルを得られるのかを認識させること
が困難であり、最高の通信品質レベルを常時保障し得な
いという問題があった。
【0021】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、通信品質レベルの状況を解り易く通知することによ
り一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させ
るべきサービスを提供し得る通信品質レベル制御システ
ム及び履歴情報蓄積装置を提案しようとするものであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、データを送信する送信装置から所
定の通信路を経てデータを受信する受信装置との間にお
けるデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御シス
テムにおいて、受信装置は、当該受信装置がデータを実
際に受信したときの受信状態に応じたデータ通信品質に
関する品質データを所定範囲で区分けされた受信領域に
対応付けることにより履歴情報を生成して蓄積する履歴
情報蓄積手段と、指定された位置の周辺を含む複数の受
信領域に該当する履歴情報を履歴情報蓄積手段からそれ
ぞれ読み出し、所定の表示部に表示した地図上に履歴情
報の品質データを複数の受信領域毎に分けてそれぞれ表
示することによりデータ通信品質を複数の受信領域毎に
通知する通知手段とを設けることにより、ユーザに対し
て複数の受信領域毎にデータ通信品質を認識させること
ができるので、当該データ通信品質の優れたエリアへ移
動することを間接的に促して優れた通信品質レベルでデ
ータ通信を実行させることができる。
【0023】また本発明においては、データを送信する
送信装置から所定の通信路を経てデータを受信する受信
装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品質
レベル制御システムにおいて、送信装置は、受信装置が
データを実際に受信したときの受信状態に応じたデータ
通信品質に関する品質データ及び受信位置の供給を当該
受信装置から受け、当該品質データを受信位置に基づい
て所定範囲に区分けされた受信領域に対応付けることに
より履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、
受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の受信領
域に該当する履歴情報を履歴情報蓄積手段からそれぞれ
読み出して受信装置へ送信する送信手段とを具え、受信
装置は、履歴情報を受信する受信手段と、所定の表示部
に表示した地図上に履歴情報の品質データを複数の受信
領域毎に分けてそれぞれ表示することによりデータ通信
品質を複数の受信領域毎に通知する通知手段とを設ける
ことにより、履歴情報を受信装置が所有することなく必
要なときだけ送信装置から過去の品質データを受信し、
当該品質データを複数の受信領域毎に分けて地図上にそ
れぞれ重ねて表示することができるので、ユーザに対し
て複数の受信領域毎にデータ通信品質を認識させると共
に当該データ通信品質の優れたエリアへ移動することを
間接的に促して優れた通信品質レベルでデータ通信を実
行させることができる。
【0024】さらに本発明においては、データを送信す
る送信装置から所定の通信路を経てデータを受信する受
信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品
質レベル制御システムのデータ通信品質に関する品質デ
ータを履歴情報として記憶する履歴情報蓄積装置におい
て、受信装置がデータを実際に受信したときの受信状態
に応じた品質データを所定範囲で区分けされた受信領域
に対応付けることにより履歴情報を生成して蓄積する履
歴情報蓄積手段と、履歴情報を所定の記憶手段に書き込
む書込手段と、指定された位置の周辺を含む複数の受信
領域に該当する履歴情報を履歴情報蓄積手段からそれぞ
れ読み出す読出手段とを設けることにより、受信装置が
実際に得た品質データを受信領域に対応付けた履歴情報
としてデータベース化することができると共に、当該受
信装置から指定された位置に基づいて当該位置に対応し
た履歴情報を容易かつ短時間で読み出して提供すること
ができる。
【0025】さらに本発明においては、データを送信す
る送信装置から所定の通信路を経てデータを受信する受
信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品
質レベル制御システムにおいて、受信装置は、当該受信
装置がデータを実際に受信したときの受信状態に応じた
データ通信品質に関する品質データを受信時刻に対応付
けることにより履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄
積手段と、指定された時刻に受信時刻がほぼ該当する履
歴情報及び指定された時刻に該当しない履歴情報を履歴
情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表
示した地図上に受信時刻とほぼ該当する履歴情報の品質
データを重ねて表示すると共に、指定された時刻に該当
しない履歴情報の受信時刻及び品質データを補助的に表
示することによりデータ通信品質を時間帯毎に分けて通
知する通知手段とを設けることにより、ユーザに対して
時間帯毎にデータ通信品質が変化することを視覚的に認
識させることができるので、当該データ通信品質の優れ
た時間帯になるまで待つことを間接的に促して優れた通
信品質レベルでデータ通信を実行させることができる。
【0026】さらに本発明においては、データを送信す
る送信装置から所定の通信路を経てデータを受信する受
信装置との間におけるデータ通信品質を制御する通信品
質レベル制御システムにおいて、送信装置は、受信装置
がデータを実際に受信したときの受信状態に応じたデー
タ通信品質に関する品質データの供給を当該受信装置か
ら受け、当該品質データを受信時刻に対応付けることに
より履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、
受信装置から指定された時刻に受信時刻がほぼ該当する
履歴情報を及び指定された時刻に該当しない履歴情報を
履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出して受信装置へ送
信する送信手段とを具え、受信装置は、履歴情報を受信
する受信手段と、所定の表示部に表示した地図上に受信
時刻とほぼ該当する履歴情報の品質データを重ねて表示
すると共に、指定された時刻に該当しない履歴情報の受
信時刻及び品質データを補助的に表示することによりデ
ータ通信品質を時間帯に分けて通知する通知手段とを設
けることにより、履歴情報を受信装置が所有することな
く必要なときだけ送信装置から過去の品質データを受信
して、受信時刻とほぼ該当する履歴情報の品質データ及
び指定された時刻に該当しない履歴情報の受信時刻及び
品質データを補助的に表示することができるので、ユー
ザに対して時間帯毎にデータ通信品質が変化することを
視覚的に認識させた上で、当該データ通信品質の優れた
時間帯になるまで待つことを間接的に促して優れた通信
品質レベルでデータ通信を実行させることができる。
【0027】データを送信する送信装置から所定の通信
路を経てデータを受信する受信装置との間におけるデー
タ通信品質を制御する通信品質レベル制御システムのデ
ータ通信品質に関する品質データを履歴情報として記憶
する履歴情報蓄積装置において、受信装置がデータを実
際に受信したときの受信状態に応じた品質データを受信
時刻に対応付けることにより履歴情報を生成して蓄積す
る履歴情報蓄積手段と、履歴情報を所定の記憶手段に書
き込む書込手段と、指定された時刻に受信時刻がほぼ該
当する履歴情報及び指定された時刻に該当しない履歴情
報を履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出す読出手段と
を設けることにより、受信装置が実際に得た品質データ
を受信時刻に対応付けた履歴情報としてデータベース化
することができると共に、当該受信装置から指定された
時刻に基づいて当該時刻に該当する履歴情報及び当該時
刻に該当しない履歴情報を容易かつ短時間で読み出して
提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面について、本発明の一
実施の形態を詳述する。
【0029】(1)第1の実施の形態 図1において、10は全体として本発明のセルラー無線
通信システムを示し、通信サービスの提供エリアを所望
の大きさのセルに分割した複数のセル内にそれぞれ同一
構成の基地局11A及び11Bを設置し、当該基地局1
1A及び11Bと携帯電話機12A及び12Bとを無線
接続させるようになされている。
【0030】また基地局11A及び11Bは、当該基地
局11A及び11Bを統括的に制御する無線通信制御装
置13に有線接続されており、当該無線通信制御装置1
3はインターネット14を介して各種コンテンツサーバ
(図示せず)と接続し得るようになされている。
【0031】これによりセルラー無線通信システム10
は、例えば携帯電話機12Aを、基地局11A、無線通
信制御装置13、インターネット14を順次介してコン
テンツサーバと接続し、当該コンテンツサーバから携帯
電話機12Aに対してコンテンツを提供し得るようにな
されている。
【0032】次に携帯電話機12A及び12Bの回路構
成を説明するが、当該携帯電話機12A及び12Bは同
様の回路構成であるため、ここでは携帯電話機12Aの
回路構成のみを説明し、携帯電話機12Bの回路構成に
ついては省略する。
【0033】図2に示すように携帯電話機12Aは、C
PU(Central Processing Unit)構成でなる制御部30
が全体を統括制御するようになされており、一般的な通
信モード(音声通話又は電子メールやコンテンツ等のデ
ータ通信)時、マイクロフォン24で集音した音声信号
や操作部36の操作によって入力された電子メールのテ
キストデータ等をエンコード部23で圧縮符号化し、そ
の結果得られる音声データを送受信部22により所定の
変調方式で変調した後、アンテナ21を介して基地局1
1Aへ送信する。
【0034】また携帯電話機12Aは、通信モード時、
他の携帯電話機12Bから基地局11Aを介してアンテ
ナ21で受信した受信信号を送受信部22で復調処理
し、その結果得られる復調データをデコード部25によ
り復号した後、その復号結果が音声信号であればスピー
カ26を介して通話相手の音声を出力し、復号結果がテ
キストデータやコンテンツデータであれば表示部27を
介してその内容を表示する。
【0035】これに対して携帯電話機12Aは、本発明
におけるデータ通信品質を制御すべく周囲のデータ通信
速度をユーザにガイドするデータ通信品質ガイドモード
を有しており、当該データ通信品質ガイドモード時のガ
イド処理手順について図3のフローチャートを用いて説
明する。
【0036】すなわち携帯電話機12Aの制御部30
は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップ
SP21へ移る。ステップSP21において携帯電話機
12Aの制御部30は、電源の投入に伴って自身が存在
するセル内の基地局11Aと所定の制御チャンネルを介
して通信接続を開始し、次のステップSP22へ移る。
【0037】ステップSP22において携帯電話機12
Aの制御部30は、データ通信品質ガイドモードへ移行
するためのボタン操作がユーザによって行われたことを
認識すると、当該ボタン操作が行われたときのタイミン
グでRTC(Real Time Clock)回路31から供給される
時刻情報CLK1を時刻情報管理部32により取得し、
次のステップSP23へ移る。
【0038】ステップSP23において携帯電話機12
Aの制御部30は、GPS(GlobalPositioning System)
アンテナ33及びGPS受信部34を介してGPS衛星
から受信した衛星信号S1を位置情報管理部35によっ
て解析することにより緯度、経度及び高度からなる位置
情報D1を取得し、次のステップSP24へ移る。
【0039】ステップSP24において携帯電話機12
Aの制御部30は、基地局11Aから所定周期で送信さ
れるパイロット信号をアンテナ21及び送受信部22で
受信し、当該パイロット信号に基づいて現時点で受信可
能なデータ通信速度D2を測定し、次のステップSP2
5へ移る。
【0040】ステップSP25において携帯電話機12
Aの制御部30は、ステップSP22で取得した時刻情
報CLK1、ステップSP23で取得した位置情報D1
及びステップSP24で測定したデータ通信速度D2を
それぞれ対応付けることにより通信品質レベルに関する
履歴情報を生成し、次のステップSP26へ移る。
【0041】ステップSP26において携帯電話機12
Aの制御部30は、ステップSP25で生成した履歴情
報を時刻情報CLKに基づく時系列順に従って例えばハ
ードディスクでなるデータ蓄積部38に記憶することに
より当該履歴情報をデータベース化し、次のステップS
P27へ移る。
【0042】ここで図4に示すように、履歴情報をデー
タ蓄積部38に記憶することによりデータベース化され
た内容としては、時刻情報CLK1に基づく日時(Dat
e)、位置情報D1に基づく緯度及び経度の現在位置(Loc
ation)、当該位置情報D1に基づく高度(Height)及びデ
ータ通信速度D2(Throughput)が互いに対応付けられる
と共に、整理番号によっても指定可能な状態で記憶され
ている。
【0043】ステップSP27において携帯電話機12
Aの制御部30は、ユーザのボタン操作に基づいて通常
の通信モードからデータ通信品質ガイドモードへの移行
要求がされたか否かを判定する。ここで否定結果が得ら
れると、データ通信品質ガイドモードへの移行要求がさ
れていないことを表しており、このとき携帯電話機12
Aの制御部30は、ステップSP22へ戻る。
【0044】このとき携帯電話機12Aの制御部30
は、所定時間経過後又は端末自身が次に移動したことを
検出したときにステップSP22以降の処理を繰り返し
実行し、履歴情報をデータ蓄積部38に逐次記憶してデ
ータ収集し続けることにより、データベース化したその
内容を逐次更新するようになされている。
【0045】これに対してステップSP27で肯定結果
が得られると、このことはユーザによってデータ通信品
質ガイドモードへの移行要求がされたことを表してお
り、このとき携帯電話機12Aの制御部30は、次のス
テップSP28へ移る。
【0046】ステップSP28において携帯電話機12
Aの制御部30は、データ通信品質ガイドモードへの移
行要求がされた現時点での時刻情報CLK1を取得し、
次のステップSP29へ移る。
【0047】ステップSP29において携帯電話機12
Aの制御部30は、GPS受信部34及び位置情報管理
部35を介して現時点での位置情報D1を取得し、次の
ステップSP30へ移る。
【0048】ステップSP30において携帯電話機12
Aの制御部30は、現時点での時刻情報CLK1及び位
置情報D1と対応する履歴情報(この場合、003423〜00
3427まで)をデータ蓄積装置64から複数読出し、次の
ステップSP31へ移る。
【0049】ここでは、現時点での時刻情報CLK1及
び位置情報D1と履歴情報の時刻情報CLK1及び位置
情報D1が完全に一致している必要はなく、ある程度の
誤差を含む許容範囲内で履歴情報を読み出すようになさ
れている。
【0050】ステップSP31において携帯電話機12
Aの制御部30は、現時点での位置情報D1に基づいて
当該携帯電話機12Aの現在位置を中心とした周囲約数
10[M]範囲内の地図データをメモリステイック40か
らメモリスティックインターフェース39を介して読出
し、当該地図データの該当エリアに履歴情報のデータ通
信速度を重ねることにより例えばガイド表示画面50
(図5)を生成した後、これを表示部27に表示し、次
のステップSP32へ移ってガイド処理手順を終了す
る。
【0051】このように携帯電話機12Aの制御部30
は、表示部27にガイド表示画面50を表示することに
より、自身の現在位置を示す現在位置マーク51に対し
て当該現在位置マーク51を含むエリア及びその周囲の
エリアに関する過去のデータ通信速度の実績をユーザに
対して視覚的に通知し得るようになされている。
【0052】この場合ガイド表示画面50では、各履歴
情報の位置情報D1に相当する一地点だけでなくその周
囲を含めた所定範囲のエリアでおおよそのデータ通信速
度を通知するようにしているが、あくまで位置情報D1
に相当する一点に対するデータ通信速度として通知する
ようにしてもよい。
【0053】このように携帯電話機12Aの制御部30
は、例えば画像データ等のデータ量の多いコンテンツを
ダウンロードする場合等にガイド表示画面50で通知し
たデータ通信速度の速いエリアへ移動すれば短時間でダ
ウンロードできることをユーザに対して認識させ、その
エリアへ移動させることを間接的に促すことができるの
で、最高の通信品質レベルでデータ通信を実行させ得る
ようになされている。
【0054】以上の構成において、携帯電話機12Aの
制御部30は基地局11Aとデータ通信を行ったときの
実際のデータ通信速度D2を測定しておき、そのときの
時刻情報CLK1及び位置情報D1に当該データ通信速
度D2を対応させることにより履歴情報を生成し、これ
を時系列に従ってデータ蓄積部38に順次記憶すること
によりデータベース化する。
【0055】そして携帯電話機12Aの制御部30は、
通信モードからデータ通信品質ガイドモードへ移行要求
がされたことを認識すると、その現時点とほぼ同時刻で
かつ、当該携帯電話機12Aの現在位置の周囲近辺に関
する履歴情報をデータ蓄積部38から複数読み出し、デ
ータ通信速度D2を地図データの該当エリアに重ねたガ
イド表示画面50として表示することにより、自身の現
在位置を含むエリア及びその周囲のエリアに関する過去
のデータ通信速度D2の実績をユーザに対して視覚的に
認識させることができる。
【0056】このように携帯電話機12Aは、あくまで
自身で過去に基地局11Aと通信したときの実際のデー
タ通信速度D2を履歴情報としてガイド表示画面50に
反映するようにしたことにより、時々刻々とフェージン
グ等の種々の要因によってデータ通信速度D2が変化す
るような通信環境下であったとしても、かなりの高い確
率でユーザに対してデータ通信速度D2の優れたエリア
を認識させることができる。
【0057】また携帯電話機12Aの制御部30は、位
置情報D1に応じた一定範囲のエリアによりデータ通信
速度D2を通知するのではなく、各履歴情報の位置情報
D1に相当する一地点だけを指定してデータ通信速度D
2を通知するようにすれば、その通知結果の信頼性はよ
り一層高いものとなり、適確かつより正確にデータ通信
速度D2を通知することができる。
【0058】以上の構成によれば、携帯電話機12Aの
制御部30は、実際に測定したデータ通信速度D2を時
刻情報CLK1及び位置情報D1に対応させて生成した
履歴情報をデータ蓄積部38に記憶してデータベース化
し、ユーザから要求された時刻とほぼ同一時刻でかつほ
ぼ同一場所を含む周辺の過去のデータ通信速度D2をガ
イド表示画面50により通知することにより、現在位置
及びその周囲のエリアに関するデータ通信速度D2の実
績をユーザに対して視覚的かつ容易に認識させることが
できる。
【0059】これによりセルラー無線通信システム10
は、ユーザに対して、ガイド表示画面50を介して携帯
電話機12Aの現在位置をデータ通信品質に優れたエリ
アへ容易に導くことができるので、最高の通信品質レベ
ルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供するこ
とができる。
【0060】(2)第2の実施の形態 第2の実施の形態においても、セルラー無線通信システ
ム10(図1)の全体構成は第1の実施の形態と同様で
あるため、その説明は省略する。
【0061】図2との対応部分に同一符号を付して示す
図6において、携帯電話機12Aの回路構成については
同一であるため、第1の実施の形態と同様の動作につい
ては説明を省略すると共に、あらたに基地局11Aの動
作について図7及び図8のフローチャートを用いて説明
する。
【0062】図7に示すように基地局11Aの制御部6
3は、ルーチンRT2の開始ステップから入ってステッ
プSP41へ移る。ステップSP41において基地局1
1Aの制御部63は、アンテナ61及び通信処理部62
を介して対象端末である携帯電話機12Aと通信接続を
開始したか否かを判定する。
【0063】ここで否定結果が得られると、このことは
携帯電話機12Aと通信接続を未だ開始しておらず、当
該携帯電話機12Aから履歴情報を収集可能な状態には
なっていないことを表しており、このとき基地局11A
の制御部63は、携帯電話機12Aと通信接続を開始す
るまで待ち受ける。
【0064】これに対してステップSP41で肯定結果
が得られると、このことは対象端末である携帯電話機1
2Aと通信接続を開始したので、履歴情報を収集可能な
状態にあることを表しており、このとき基地局11Aの
制御部63は、次のステップSP42へ移る。
【0065】ステップSP42において基地局11Aの
制御部63は、携帯電話機12AがGPSアンテナ33
及びGPS受信部34を介してGPS衛星から受信した
衛星信号S1を位置情報管理部35によって解析するこ
とにより得た緯度、経度及び高度からなる位置情報D1
を当該携帯電話機12Aからエンコード部23、送受信
部22及びアンテナ21を介して取得し、次のステップ
SP43へ移る。
【0066】ステップSP43において基地局11Aの
制御部63は、携帯電話機12Aが当該基地局11Aか
らのパイロット信号に基づいて測定した受信可能なデー
タ通信速度D2を当該携帯電話機12Aからエンコード
部23、送受信部22及びアンテナ21を介して取得
し、次のステップSP44へ移る。
【0067】ステップSP44において基地局11Aの
制御部63は、ステップSP43でデータ通信速度D2
を取得した時点での時刻情報CLK2をRTC回路65
によって検出し、次のステップSP45へ移る。
【0068】ステップSP45において基地局11Aの
制御部63は、ステップSP44で取得した時刻情報C
LK2、ステップSP42で取得した位置情報D1及び
ステップSP43で測定したデータ通信速度D2を対応
付けることにより通信品質レベルに関する履歴情報を生
成し、次のステップSP46へ移る。
【0069】ステップSP46において基地局11Aの
制御部63は、携帯電話機12Aから取得した位置情報
D1に基づいて当該携帯電話機12Aが移動したか、又
はRTC回路65から供給される時刻情報CLK2に基
づいて履歴情報を生成してから所定時間が経過したか否
かを判定する。
【0070】ここで否定結果が得られると、このことは
対象端末である携帯電話機12Aが移動しておらず、か
つ所定時間が経過してもいないので、あらたに履歴情報
を生成する必要がないことを表しており、このとき基地
局11Aの制御部63は次のステップSP47へ移る。
【0071】これに対してステップSP46で肯定結果
が得られると、このことは対象端末である携帯電話機1
2Aが移動したか、もしくは履歴情報を生成してから所
定時間が経過しているので、あらたに履歴情報を生成す
る必要があることを表しており、このとき基地局11A
の制御部63はステップSP42へ戻って履歴情報の生
成処理を繰り返す。
【0072】ステップSP47において基地局11Aの
制御部63は、アンテナ61及び通信処理部62を介し
て対象端末である携帯電話機12Aと通信接続を終了し
たか否かを判定する。
【0073】ここで否定結果が得られると、このことは
携帯電話機12Aと通信接続を未だ終了しておらず、履
歴情報を収集中であることを表しており、このとき基地
局11Aの制御部63は、ステップSP42へ戻って履
歴情報の生成処理を繰り返し、データベースの内容を逐
次更新する。
【0074】これに対してステップSP47で肯定結果
が得られると、このことは対象端末である携帯電話機1
2Aと通信接続を終了し、複数種類の履歴情報をデータ
蓄積部64に記憶することにより、図4に示したような
データベース化を終了したことを表しており、このとき
基地局11Aの制御部63は、次のステップSP48へ
移ってデータベース作成処理手順を終了する。
【0075】なお基地局11Aの制御部63は、対象端
末が携帯電話機12Aだけではなく、セル内に存在する
他の携帯電話機12Bも履歴情報を収集するための対象
端末としており、複数の対象端末から履歴情報をデータ
蓄積部64に記憶することにより、第1の実施の形態の
ように携帯電話機12Aのデータ蓄積部38に当該携帯
電話機12Aだけの過去の履歴情報を記憶する場合と比
較して圧倒的に豊富な履歴情報を収集することができる
ので、データベースとしての利用価値も非常に高いもの
となる。
【0076】次に、基地局11Aの制御部63から携帯
電話機12Aに対してデータ通信速度を通知するガイド
処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明
する。すなわち基地局11Aの制御部63は、ルーチン
RT3の開始ステップから入ってステップSP51へ移
る。
【0077】ステップSP51において基地局11Aの
制御部63は、ユーザのボタン操作に基づいて携帯電話
機12Aからデータ通信品質ガイドモードへの移行要求
がされたか否かを判定する。ここで否定結果が得られる
と、データ通信品質ガイドモードへの移行要求がされて
いないことを表しており、このとき基地局11Aの制御
部63は、移行要求がされるまで待ち受ける。
【0078】これに対してステップSP51で肯定結果
が得られると、このことはデータ通信品質ガイドモード
への移行要求がされたことを表しており、このとき基地
局11Aの制御部63は、次のステップSP52へ移
る。
【0079】ステップSP52において基地局11Aの
制御部63は、対象端末である携帯電話機12Aからデ
ータ通信品質ガイドモードへの移行要求がされた時点で
の時刻情報CLK2をRTC回路65から取得し、次の
ステップSP53へ移る。
【0080】ステップSP53において基地局11Aの
制御部63は、対象端末である携帯電話機12AがGP
S受信部34及び位置情報管理部35を介して検出した
現在位置の位置情報D1を当該携帯電話機12Aから取
得し、次のステップSP54へ移る。
【0081】ステップSP54において基地局11Aの
制御部63は、対象端末である携帯電話機12Aの現在
時刻及び現在位置と対応する履歴情報をデータ蓄積装置
64から複数読出し、次のステップSP55へ移る。
【0082】このとき基地局11Aの制御部63は、デ
ータ蓄積部64から複数読み出す履歴情報としては携帯
電話機12Aから予め収集した履歴情報だけでなく他の
携帯電話機12B等から収集した履歴情報をも含まれて
いる。
【0083】ステップSP55において基地局11Aの
制御部63は、現在位置の位置情報D1に基づいて当該
携帯電話機12Aの現在位置を中心とした周囲約数10
[M]範囲内の地図データをデータ蓄積部64から読出
し、当該地図データに履歴情報から得たデータ通信速度
を該当エリアに重ねることにより、第1の実施の形態と
同様のガイド表示画面50(図5)を生成し、これを対
象端末である携帯電話機12Aへ送信し、次のステップ
SP56へ移ってガイド処理手順を終了する。
【0084】これにより携帯電話機12Aの制御部30
は、ガイド表示画面50を表示部27に表示することが
でき、自身の現在位置を示す現在位置マーク51に対し
て当該現在位置マーク51を含むエリア及びその周囲の
エリアに関する過去のデータ通信速度の実績をユーザに
対して視覚的に通知し得るようになされている。
【0085】以上の構成において、基地局11Aの制御
部63は、携帯電話機12A及び他の携帯電話機12B
等と通信接続し、当該携帯電話機12A及び他の携帯電
話機12B等から取得した位置情報D1及び実際のデー
タ通信速度D2と時刻情報CLK2とを互いに対応付け
ることにより通信品質レベルに関する履歴情報を生成
し、時系列に従ってデータ蓄積部64に格納することに
より、実際に通信接続した全ての携帯電話機12A及び
他の携帯電話機12Bから収集したデータ通信速度D2
に基づくデータ量の豊富なデータベースを生成すること
ができる。
【0086】そして基地局11Aの制御部63は、携帯
電話機12Aからデータ通信品質ガイドモードへの移行
要求がされたことを認識すると、その時点とほぼ同時刻
でかつ、当該携帯電話機12Aの現在位置の周囲近辺に
関する履歴情報をデータ蓄積部38から複数種類読み出
し、データ通信速度D2を地図データの該当エリアに重
ねたガイド表示画面50を生成して携帯電話機12Aへ
送り返す。
【0087】これにより携帯電話機12Aの制御部30
は、基地局11Aから受信したガイド表示画面50を表
示部27に表示することができ、その結果、自身で過去
に基地局11Aと通信接続を行った際の履歴情報だけで
なく、他の携帯電話機12B等を含めた多岐に渡る過去
の履歴情報に基づくデータ通信速度D2の実績をもガイ
ド表示画面50を介してユーザに認識させることができ
る。
【0088】このように基地局11Aの制御部63は、
実際に通信接続した全ての携帯電話機12A及び携帯電
話機12B等から取得したデータ通信速度D2を履歴情
報として用いてデータベース化することにより、携帯電
話機12A自身のデータ通信速度を未だ取得していない
場合であっても、当該携帯電話機12Aに対してガイド
表示画面50を提示して現在位置周辺のデータ通信速度
をユーザに認識させることができる。
【0089】また基地局11Aの制御部63は、このよ
うに実際に通信接続した全ての携帯電話機12A及び携
帯電話機12B等から取得したデータ通信速度D2を履
歴情報として用いてデータベース化し、その履歴情報を
用いてガイド表示画面50を生成することにより、第1
の実施の形態のように携帯電話機12Aだけで履歴情報
を収集する場合と比較してデータの確からしさが高く、
ユーザに対してデータ通信速度D2の優れたエリアを一
段と正確に通知することができる。
【0090】この場合も基地局11Aの制御部63は、
位置情報D1に応じた一定範囲のエリアによりデータ通
信速度D2を通知するのではなく、各履歴情報の位置情
報D1に相当する一点だけを指定してデータ通信速度D
2を通知するようにすれば、その通知結果の信頼性はよ
り一層高いものとなり、適確かつより正確にデータ通信
速度D2を通知することができる。
【0091】また基地局11Aの制御部63が履歴情報
をデータ蓄積部64に格納しておき、携帯電話機12A
からの要求に応じてガイド表示画面50を生成して送信
するようにしたことにより、当該携帯電話機12Aに対
して履歴情報を所有させるといった負荷を軽減させるこ
とができると共に、当該携帯電話機12Aと比較して大
容量の履歴情報を所有することができる。
【0092】以上の構成によれば、基地局11Aの制御
部63は、通信接続した全ての携帯電話機12A及び携
帯電話機12B等から取得したデータ通信速度D2を履
歴情報として用いてデータベース化し、ユーザから要求
された時刻とほぼ同一時刻でかつほぼ同一場所を含む周
辺のデータ通信速度D2をガイド表示画面50によって
通知することにより、現在位置及びその周囲のエリアに
関する精度の高いデータ通信速度D2の実績をユーザに
対して視覚的かつ容易に認識させることができる。
【0093】これによりセルラー無線通信システム10
は、ユーザに対して、ガイド表示画面50を介して携帯
電話機12Aの現在位置をデータ通信品質に優れたエリ
アへ容易に導くことができるので、最高の通信品質レベ
ルでデータ通信を実行させるべきサービスを提供するこ
とができる。
【0094】(3)他の実施の形態 なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、通知
手段としての表示部27にガイド表示画面50を表示す
ることにより、ユーザに対して現在位置周辺のデータ通
信速度D2を視覚的に認識させるようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザの移動に合
わせて該当エリアに入ったときにデータ通信速度D2を
通知手段としてのスピーカ26によって音声として出力
することにより聴覚的に認識させるようにしても良い。
【0095】また上述の第1及び第2の実施の形態にお
いては、品質データとしてデータ通信速度をユーザに対
して認識させるようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、受信電界感度や他の種々のデータ通
信品質を示す品質データをユーザに対して認識させるよ
うにしても良い。
【0096】さらに上述の第1及び第2の実施の形態に
おいては、地図データの該当エリアに履歴情報のデータ
通信速度D2を重ねて生成したガイド表示画面50(図
5)を表示することにより該当エリア毎にデータ通信品
質を通知するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、時間帯毎にデータ通信品質を通知する
ようにしても良い。
【0097】例えば図9に示すように、セルラー無線通
信システム10では、現在位置及び現在時刻と位置デー
タD1及び時刻情報CLK1とがほぼ該当するデータ通
信速度D2と、現時時刻と時刻情報CLK1とは該当し
ないが現在位置と位置情報D1とが該当するデータ通信
速度D2をそれぞれ読み出し、現在時刻に該当する時刻
情報CLK1に応じたデータ通信速度D2として「現在
200[kbps]」の文字を地図上に重ねると共に、現時時
刻と時刻情報CLK1とは該当しないが現在位置と位置
情報D1とが該当するデータ通信速度D2「PM10:00に
は400[kbps]の予定です。AM1:00には600[kbps]の
予定です。」のカッコ書き文字を、メインの「現在20
0[kbps]」の文字に対して補助的に地図上に重ねて生成
したガイド表示画面70を表示することにより、時間帯
毎に変化するデータ通信速度D2の実績をユーザに対し
て視覚的に通知することができる。
【0098】この場合例えば画像データ等のデータ量の
多いコンテンツをダウンロードする場合等にガイド表示
画面70で通知したデータ通信速度D2の速い時間帯に
なるまで待てば短時間でダウンロードできることをユー
ザに対して認識させ、その時間帯になるまで待つことを
間接的に促すことができるので、最高の通信品質レベル
でデータ通信を実行させることができる。
【0099】さらに上述の第1及び第2の実施の形態に
おいては、地図データの該当エリアに履歴情報のデータ
通信速度D2を重ねて生成したガイド表示画面50(図
5)を表示することにより該当エリア毎にデータ通信品
質を通知するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば図10に示すように、該当エリ
ア毎に分けてデータ通信速度D2を表示するだけでな
く、必要に応じて図9で示したような時間帯毎に変化す
るデータ通信速度D2を同時に表示するようにしても良
い。
【0100】この場合、セルラー無線通信システム10
では、ユーザに対してデータ通信速度D2の優れたエリ
アへ移動するか、若しくはデータ通信速度D2の優れた
時間帯になるまで待つべきかを任意に選択させることが
できるので、ユーザに対する使い勝手を一段と向上させ
ることができる。
【0101】さらに上述の第1及び第2の実施の形態に
おいては、本発明の履歴情報蓄積手段及び履歴情報蓄積
装置としてハードディスクでなるデータ蓄積部38及び
64を用い、履歴情報生成手段、書込手段及び読出手段
としての制御部30及び63を用いるようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、DVD(digit
al Versatile Disk)や半導体メモリ等の他の種々の履歴
情報蓄積手段及び履歴情報蓄積装置を用いるようにして
も良い。
【0102】さらに上述の第1及び第2の実施の形態に
おいては、本発明を送信装置としての基地局11A及び
受信装置としての携帯電話機12Aによって構築された
セルラー無線通信システムに適用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、この他の種々
の無線通信システムに適用するようにしても良い。
【0103】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ユーザに
対して複数の受信領域毎にデータ通信品質を認識させる
ことができるので、当該データ通信品質の優れたエリア
へ移動することを間接的に促して優れた通信品質レベル
でデータ通信を実行させることができ、かくして一段と
優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべきサ
ービスを提供し得る通信品質レベル制御システムを実現
することができる。
【0104】また本発明によれば、履歴情報を受信装置
が所有することなく必要なときだけ送信装置から過去の
品質データを受信し、当該品質データを複数の受信領域
毎に分けて地図上にそれぞれ重ねて表示することができ
るので、ユーザに対して複数の受信領域毎にデータ通信
品質を認識させると共に当該データ通信品質の優れたエ
リアへ移動することを間接的に促して優れた通信品質レ
ベルでデータ通信を実行させることができ、かくして一
段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させるべ
きサービスを提供し得る通信品質レベル制御システムを
実現することができる。
【0105】さらに本発明によれば、受信装置が実際に
得た品質データを受信領域に対応付けた履歴情報として
データベース化することができると共に、当該受信装置
から指定された位置に基づいて当該位置に対応した履歴
情報を容易かつ短時間で読み出して提供し得る履歴情報
蓄積装置を実現することができる。
【0106】さらに本発明によれば、ユーザに対して時
間帯毎にデータ通信品質が変化することを視覚的に認識
させることができるので、当該データ通信品質の優れた
時間帯になるまで待つことを間接的に促して優れた通信
品質レベルでデータ通信を実行させることができ、かく
して一段と優れた通信品質レベルでデータ通信を実行さ
せるべきサービスを提供し得る通信品質レベル制御シス
テムを実現することができる。
【0107】さらに本発明によれば、履歴情報を受信装
置が所有することなく必要なときだけ送信装置から過去
の品質データを受信して、受信時刻とほぼ該当する履歴
情報の品質データ及び指定された時刻に該当しない履歴
情報の受信時刻及び品質データを補助的に表示すること
ができるので、ユーザに対して時間帯毎にデータ通信品
質が変化することを視覚的に認識させた上で、当該デー
タ通信品質の優れた時間帯になるまで待つことを間接的
に促して優れた通信品質レベルでデータ通信を実行させ
ることができ、かくして一段と優れた通信品質レベルで
データ通信を実行させるべきサービスを提供し得る通信
品質レベル制御システムを実現することができる。
【0108】さらに本発明によれば、受信装置が実際に
得た品質データを受信時刻に対応付けた履歴情報として
データベース化することができると共に、当該受信装置
から指定された時刻に基づいて当該時刻に該当する履歴
情報及び当該時刻に該当しない履歴情報を容易かつ短時
間で読み出して提供し得る履歴情報蓄積装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態におけるセ
ルラー無線通信システムの全体構成を示す略線図であ
る。
【図2】第1の実施の形態における携帯電話機の回路構
成を示す略線的ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態におけるデータベース作成処
理及びガイド処理手順を示すフローチャートである。
【図4】データベースの内容を示す略線図である。
【図5】ガイド表示画面の一例を示す略線図である。
【図6】第2の実施の形態における基地局及び携帯電機
の回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図7】第2の実施の形態におけるデータベース作成処
理手順を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態におけるガイド処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】他の実施の形態におけるガイド表示画面(1)
を示す略線図である。
【図10】他の実施の形態におけるガイド表示画面
(2)を示す略線図である。
【図11】サービス状態の説明に供する略線図である。
【図12】従来の通信処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】携帯電話機に対する単位時間当りの送信スロ
ットの割り当ての説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1、10……セルラー無線通信システム、3、4、12
A、12B……携帯電話機、5、11A、11B……基
地局、30、63……制御部、31……RTC回路、3
2……時刻情報管理部、34……GPS受信部、35…
…位置情報管理部、36……通信速度測定部、38、6
4……データ蓄積部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA05 BA08 DA01 DA19 EA06 5K035 AA03 BB02 BB03 KK01 KK04 5K067 AA01 AA34 BB04 BB21 EE02 EE10 FF03 FF16 FF23 GG01 GG11 HH22 HH23 JJ52 JJ56

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを送信する送信装置から所定の通信
    路を経て上記データを受信する受信装置との間における
    データ通信品質を制御する通信品質レベル制御システム
    において、 上記受信装置は、 当該受信装置が上記データを実際に受信したときの受信
    状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データを
    所定範囲で区分けされた受信領域に対応付けることによ
    り履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段と、 指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当
    する上記履歴情報を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ
    読み出し、所定の表示部に表示した地図上に上記履歴情
    報の上記品質データを複数の上記受信領域毎に分けてそ
    れぞれ表示することにより上記データ通信品質を複数の
    上記受信領域毎に通知する通知手段とを具えることを特
    徴とする通信品質レベル制御システム。
  2. 【請求項2】上記履歴情報蓄積手段は、上記品質データ
    を上記受信領域に加えて上記データの受信時刻にも対応
    付けることにより上記履歴情報を生成して蓄積し、 上記通知手段は、複数の上記受信領域に該当すると共
    に、指定された時刻にほぼ対応した上記受信時刻に該当
    する上記履歴情報を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ
    読み出し、上記表示部の上記地図上に上記履歴情報の上
    記品質データを複数の受信領域毎に分けてそれぞれ表示
    することを特徴とする請求項1に記載の通信品質レベル
    制御システム。
  3. 【請求項3】上記品質データは、上記データを受信した
    ときの当該データのデータ通信速度であることを特徴と
    する請求項1に記載の通信品質レベル制御システム。
  4. 【請求項4】上記履歴情報蓄積手段は、上記データを受
    信する度に上記品質データを上記履歴情報として蓄積す
    ることにより更新していくことを特徴とする請求項1に
    記載の通信品質レベル制御システム。
  5. 【請求項5】データを送信する送信装置から所定の通信
    路を経て上記データを受信する受信装置との間における
    データ通信品質を制御する通信品質レベル制御システム
    において、 上記送信装置は、 上記受信装置が上記データを実際に受信したときの受信
    状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データ及
    び受信位置の供給を当該受信装置から受け、当該品質デ
    ータを上記受信位置に基づいて所定範囲に区分けされた
    受信領域に対応付けることにより履歴情報を生成して蓄
    積する履歴情報蓄積手段と、 上記受信装置から指定された位置の周辺を含む複数の上
    記受信領域に該当する上記履歴情報を上記履歴情報蓄積
    手段からそれぞれ読み出して上記受信装置へ送信する送
    信手段とを具え、 上記受信装置は、 上記履歴情報を受信する受信手段と、 所定の表示部に表示した地図上に上記履歴情報の上記品
    質データを複数の上記受信領域毎に分けてそれぞれ表示
    することにより上記データ通信品質を複数の上記受信領
    域毎に通知する通知手段とを具えることを特徴とする通
    信品質レベル制御システム。
  6. 【請求項6】上記送信装置の上記履歴情報蓄積手段は、
    上記品質データを上記受信領域に加えて上記データの受
    信時刻にも対応付けることにより上記履歴情報を生成し
    て蓄積し、 上記送信装置の上記送信手段は、複数の上記受信領域に
    該当すると共に、指定された時刻にほぼ対応した上記受
    信時刻にも該当する上記履歴情報を上記履歴情報蓄積手
    段からそれぞれ読み出して上記受信装置へ送信すること
    を特徴とする請求項5に記載の通信品質レベル制御シス
    テム。
  7. 【請求項7】上記品質データは、上記データを受信した
    ときの当該データのデータ通信速度であることを特徴と
    する請求項5に記載の通信品質レベル制御システム。
  8. 【請求項8】上記履歴情報蓄積手段は、複数の上記受信
    装置から上記品質データの供給をそれぞれ受ける度に当
    該品質データを上記履歴情報として蓄積することにより
    更新することを特徴とする請求項5に記載の通信品質レ
    ベル制御システム。
  9. 【請求項9】データを送信する送信装置から所定の通信
    路を経て上記データを受信する受信装置との間における
    データ通信品質を制御する通信品質レベル制御システム
    の上記データ通信品質に関する品質データを履歴情報と
    して記憶する履歴情報蓄積装置において、 上記受信装置が上記データを実際に受信したときの受信
    状態に応じた上記品質データを所定範囲で区分けされた
    受信領域に対応付けることにより履歴情報を生成して蓄
    積する履歴情報蓄積手段と、 上記履歴情報を所定の記憶手段に書き込む書込手段と、 指定された位置の周辺を含む複数の上記受信領域に該当
    する上記履歴情報を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ
    読み出す読出手段とを具えることを特徴とする履歴情報
    蓄積装置。
  10. 【請求項10】上記履歴情報蓄積手段は、上記品質デー
    タを上記受信領域に加えて上記データの受信時刻にも対
    応付けることにより上記履歴情報を生成して蓄積し、 上記読出手段は、複数の上記受信領域に該当すると共
    に、指定された時刻にほぼ対応した上記受信時刻に該当
    する上記履歴情報を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ
    読み出すことを特徴とする請求項9に記載の履歴情報蓄
    積装置。
  11. 【請求項11】上記品質データは、上記受信装置が上記
    データを受信したときの当該データのデータ通信速度で
    あることを特徴とする請求項9に記載の履歴情報蓄積装
    置。
  12. 【請求項12】上記履歴情報生成手段は、上記品質デー
    タの供給を受ける度に当該品質データを上記履歴情報と
    して生成し、 上記書込手段は、上記履歴情報を上記記憶手段に書き込
    むことにより更新することを特徴とする請求項9に記載
    の履歴情報蓄積装置。
  13. 【請求項13】データを送信する送信装置から所定の通
    信路を経て上記データを受信する受信装置との間におけ
    るデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システ
    ムにおいて、 上記受信装置は、 当該受信装置が上記データを実際に受信したときの受信
    状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データを
    受信時刻に対応付けることにより履歴情報を生成して蓄
    積する履歴情報蓄積手段と、 指定された時刻に上記受信時刻がほぼ該当する上記履歴
    情報及び上記指定された時刻に該当しない上記履歴情報
    を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の
    表示部に表示した地図上に上記受信時刻とほぼ該当する
    上記履歴情報の上記品質データを重ねて表示すると共
    に、上記指定された時刻に該当しない上記履歴情報の受
    信時刻及び品質データを補助的に表示することにより上
    記データ通信品質を時間帯毎に分けて通知する通知手段
    とを具えることを特徴とする通信品質レベル制御システ
    ム。
  14. 【請求項14】上記履歴情報蓄積手段は、上記品質デー
    タを上記受信時刻に加えて所定範囲で区分けされた受信
    領域にも対応付けることにより上記履歴情報を生成して
    蓄積し、 上記通知手段は、指定された時刻及び指定された位置に
    対して上記受信時刻及び上記受信領域がほぼ該当する上
    記履歴情報及び上記指定された時刻に該当しないが上記
    指定された位置には該当する上記履歴情報を上記履歴情
    報蓄積手段からそれぞれ読み出し、所定の表示部に表示
    した地図上に上記受信時刻及び上記受信領域がほぼ該当
    する上記履歴情報の上記品質データを重ねて表示すると
    共に、上記指定された時刻に該当しないが上記指定され
    た位置には該当する上記履歴情報の受信時刻及び品質デ
    ータを補助的に表示することを特徴とする請求項13に
    記載の通信品質レベル制御システム。
  15. 【請求項15】上記品質データは、上記データを受信し
    たときの当該データのデータ通信速度であることを特徴
    とする請求項13に記載の通信品質レベル制御システ
    ム。
  16. 【請求項16】上記履歴情報蓄積手段は、上記データを
    受信する度に上記品質データを上記履歴情報として蓄積
    することにより更新することを特徴とする請求項13に
    記載の通信品質レベル制御システム。
  17. 【請求項17】データを送信する送信装置から所定の通
    信路を経て上記データを受信する受信装置との間におけ
    るデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システ
    ムにおいて、 上記送信装置は、 上記受信装置が上記データを実際に受信したときの受信
    状態に応じた上記データ通信品質に関する品質データの
    供給を当該受信装置から受け、当該品質データを受信時
    刻に対応付けることにより履歴情報を生成して蓄積する
    履歴情報蓄積手段と、 上記受信装置から指定された時刻に上記受信時刻がほぼ
    該当する上記履歴情報を及び上記指定された時刻に該当
    しない上記履歴情報を上記履歴情報蓄積手段からそれぞ
    れ読み出して上記受信装置へ送信する送信手段とを具
    え、 上記受信装置は、 上記履歴情報を受信する受信手段と、 所定の表示部に表示した地図上に上記受信時刻とほぼ該
    当する上記履歴情報の上記品質データを重ねて表示する
    と共に、上記指定された時刻に該当しない上記履歴情報
    の受信時刻及び品質データを補助的に表示することによ
    り上記データ通信品質を時間帯に分けて通知する通知手
    段とを具えることを特徴とする通信品質レベル制御シス
    テム。
  18. 【請求項18】上記送信装置の上記履歴情報蓄積手段
    は、上記品質データを上記受信時刻に加えて所定範囲で
    区分けされた受信領域に対応付けることにより上記履歴
    情報を生成して蓄積し、 上記送信装置の上記送信手段は、指定された時刻及び指
    定された位置に対して上記受信時刻及び上記受信領域が
    ほぼ該当する上記履歴情報及び上記指定された時刻に該
    当しないが上記指定された位置には該当する上記履歴情
    報を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出して上記
    受信装置へ送信することを特徴とする請求項17に記載
    の通信品質レベル制御システム。
  19. 【請求項19】上記品質データは、上記データを受信し
    たときの当該データのデータ通信速度であることを特徴
    とする請求項17に記載の通信品質レベル制御システ
    ム。
  20. 【請求項20】上記履歴情報蓄積手段は、上記データを
    受信する度に上記品質データを上記履歴情報として蓄積
    することにより更新することを特徴とする請求項17に
    記載の通信品質レベル制御システム。
  21. 【請求項21】データを送信する送信装置から所定の通
    信路を経て上記データを受信する受信装置との間におけ
    るデータ通信品質を制御する通信品質レベル制御システ
    ムの上記データ通信品質に関する品質データを履歴情報
    として記憶する履歴情報蓄積装置において、 上記受信装置が上記データを実際に受信したときの受信
    状態に応じた上記品質データを受信時刻に対応付けるこ
    とにより履歴情報を生成して蓄積する履歴情報蓄積手段
    と、 上記履歴情報を所定の記憶手段に書き込む書込手段と、 指定された時刻に上記受信時刻がほぼ該当する上記履歴
    情報及び上記指定された時刻に該当しない上記履歴情報
    を上記履歴情報蓄積手段からそれぞれ読み出す読出手段
    とを具えることを特徴とする履歴情報蓄積装置。
  22. 【請求項22】上記履歴情報蓄積手段は、上記品質デー
    タを上記受信時刻に加えて所定範囲で区分けされた受信
    領域にも対応付けることにより上記履歴情報を生成して
    蓄積し、 上記読出手段は、指定された時刻及び指定された位置に
    対して上記受信時刻及び上記受信領域がほぼ該当する上
    記履歴情報及び上記指定された時刻に該当しないが上記
    指定された位置には該当する上記履歴情報を上記履歴情
    報蓄積手段からそれぞれ読み出すことを特徴とする請求
    項21に記載の履歴情報蓄積装置。
  23. 【請求項23】上記品質データは、上記受信装置が上記
    データを受信したときの当該データのデータ通信速度で
    あることを特徴とする請求項21に記載の履歴情報蓄積
    装置。
  24. 【請求項24】上記履歴情報生成手段は、上記品質デー
    タの供給を受ける度に当該品質データを上記履歴情報と
    して生成し、 上記書込手段は、上記履歴情報を上記記憶手段に書き込
    むことにより更新することを特徴とする請求項21に記
    載の履歴情報蓄積装置。
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