JPWO2006095866A1 - 通信環境学習装置および通信環境学習方法 - Google Patents

通信環境学習装置および通信環境学習方法 Download PDF

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Abstract

位置検出手段(11)、時刻検出手段(12)、天候検出手段(13)および伝送速度検出手段(14)により、移動体受信装置(3)の現在位置、現在時刻、天候および有効データ伝送速度を検出する。これらの検出結果に基づいて通信環境情報を生成する。通信環境情報は、送信装置と移動体受信装置との間の通信状況の予測または認識に用いられる。

Description

本発明は、主に移動無線網を介して接続された送信装置と移動体受信装置との間で双方向の通信を行い、送信装置から移動体受信装置へ情報を転送し、移動体受信装置においてこの情報を再生することができる遠隔再生システムにおいて、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境に応じて送信装置と移動体受信装置との間の通信を制御するために、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境を学習する通信環境学習装置および通信環境学習方法に関する。
現在、インターネットなどの通信網に接続して情報通信を行う機能を備えたAV(Audio Visual)機器およびネット家電の開発が行われている。例えば、情報通信機能を備えたオーディオ・ビデオレコーダなどの開発が進められている。他方、携帯電話網、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)、PHS(Personal Handyphone System)および無線LAN(Wireless Local Area Network)などの移動通信用の通信網に接続して情報通信を行う機能を備えた移動端末が普及している。例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、カーナビゲーション装置およびモバイルパソコンなどが広く普及している。
このように移動端末が広く普及し、そして情報通信機能を備えたAV機器などの開発が行われている中、遠隔再生(Remote Playback)技術の開発が進められている。遠隔再生技術とは、概ね、AV機器などの送信装置と移動端末などの移動体受信装置との間で無線通信を行い、送信装置から移動体受信装置へ音楽、映画または文書などのコンテンツデータその他の情報を転送し、移動体受信装置においてこの情報を再生するといったものである。
遠隔再生技術によれば、ユーザーは屋外で音楽または映画を手軽に視聴することができるようになる。例えば、ユーザーは、自宅に据え置かれたオーディオ・ビデオレコーダに、たくさんの音楽および映像、または長時間の映画など、膨大なサイズを有するコンテンツデータを蓄えておく。そして、ユーザーは、移動端末を所持して屋外に行き、移動端末を用いて自宅に据え置かれたオーディオ・ビデオレコーダを遠隔操作し、オーディオ・ビデオレコーダに蓄えられた音楽または映画を移動端末に転送し、これを移動端末によって再生する。これにより、ユーザーは屋外で音楽または映画を手軽に視聴することができる。しかも、ストリーミング再生技術を用いれば、移動端末のバッファメモリの容量が小さくても、ユーザーは移動端末により屋外で長時間の映画を視聴することが可能となる。
ところで、遠隔再生は、移動端末が移動している最中に行われることが想定される。例えば、ユーザーは、電車やバス、友人が運転している自動車などに乗って移動しながら、移動端末により音楽または映画の再生を行うであろう。移動端末が移動すると、移動端末の周囲の地形などが時々刻々と変化する。これに伴って、移動端末とAV機器との間の通信環境が時々刻々と変化する。例えば、ユーザーが乗っているバスが、ある瞬間、見通しの良い開けた地上の道路を走行していたが、次の瞬間、トンネルに入ったとする。この結果、移動端末の周囲の通信環境が突然悪くなる。通信環境が悪くなると、移動端末とAV機器との間の通信がうまくいかなくなり、それゆえ音楽または映画の再生が不安定になり、または不能になるおそれがある。例えば、音楽については音飛びが生じたり、映像については映像の乱れや映像の一部が失われたりするおそれがある。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、遠隔再生において、送信装置と移動体受信装置との間の通信状況の正確な予測または認識を可能にし、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境の変化に応じたデータの伝送制御を可能にする通信環境学習装置、通信環境学習方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の第2の課題は、通信環境の良し悪しを高精度に示す情報を生成することができる通信環境学習装置、通信環境学習方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の第3の課題は、通信環境に関する情報の生成を効率よく行うことができる通信環境学習装置、通信環境学習方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の通信環境学習装置は、無線を介して接続された送信装置と移動体受信装置との間で双方向の通信を行い、前記送信装置から前記移動体受信装置へデータを送信し、前記移動体受信装置においてこのデータを再生する遠隔再生システムにおいて、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境に応じて前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信を制御するために、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境を学習する通信環境学習装置であって、前記移動体受信装置の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する位置検出手段と、前記移動体受信装置の現在位置において、前記送信装置から前記移動体受信装置へ有効に伝送された単位時間当たりのデータ量を示す有効データ伝送速度を検出し、この有効データ伝送速度を示す有効データ伝送速度情報を提供する伝送速度検出手段と、前記位置情報と前記有効データ伝送速度情報とを対応づけることにより、(a)位置、(b)その位置における有効データ伝送速度、および(c)両者間の対応関係、を示す通信環境情報を生成する通信環境情報生成手段と、前記通信環境情報を記録媒体に記録する記録手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の通信環境学習方法は、無線を介して接続された送信装置と移動体受信装置との間で双方向の通信を行い、前記送信装置から前記移動体受信装置へデータを送信し、前記移動体受信装置においてこのデータを再生する遠隔再生システムにおいて、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境に応じて前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信を制御するために、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境を学習する通信環境学習方法であって、前記移動体受信装置の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する位置検出工程と、前記移動体受信装置の現在位置において、前記送信装置から前記移動体受信装置へ有効に伝送された単位時間当たりのデータ量を示す有効データ伝送速度を検出し、この有効データ伝送速度を示す有効データ伝送速度情報を提供する伝送速度検出工程と、前記位置情報と前記有効データ伝送速度情報とを対応づけることにより、(a)位置、(b)その位置における有効データ伝送速度、および(c)両者間の対応関係、を示す通信環境情報を生成する通信環境情報生成工程と、前記通信環境情報を記録媒体に記録する記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータを本発明の通信環境学習装置(但し、各種態様を含む)として機能させる。
上記課題を解決するためにコンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、本発明の通信環境学習装置(但し、各種態様を含む)として機能させる。
本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の通信環境学習装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の通信環境学習装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から更に明らかにされる。
本発明の通信環境学習装置の実施形態が設けられた遠隔再生システムを示すブロック図である。 本発明の通信環境学習装置の実施形態が設けられた移動体受信装置の一例を示すブロック図である。 送信装置の一例を示すブロック図である。 通信環境情報を示す説明図である。 通信環境情報の一部を拡大して示す説明図である。 通信環境情報の利用例を示す説明図である。 通信環境学習の動作を示すフローチャートである。 本発明の通信環境学習装置の他の実施形態が設けられた移動体受信装置の他の例を示すブロック図である。 本発明の通信環境学習装置の他の実施形態が設けられた送信装置の他の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 遠隔再生システム
2、6 送信装置
3、7 移動体受信装置
10、60A、60B 通信環境学習セクション(通信環境学習装置)
50 通信環境情報
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施形態毎に順に図面を参照しながら説明する。まず、本発明の通信環境学習装置を理解するための予備知識として、通信環境学習装置が用いられる遠隔再生システムの概要について説明し、その後、本発明の通信環境学習装置の実施形態について説明する。続いて、遠隔再生システムのうち、通信環境学習装置の実施形態以外の部分について説明する。その後、本発明の通信環境学習装置の他の実施形態を説明し、最後に本発明の通信環境学習方法の実施形態について説明する。
(遠隔再生システム)
本発明の通信環境学習装置は、遠隔再生システムにおいて、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境に応じて送信装置と移動体受信装置との間の通信を制御するために、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境を学習する装置である。このように、本発明の通信環境学習装置は、遠隔再生システムにおいて用いられる。
図1は、遠隔再生システムの一例を示している。図1に示すように、遠隔再生システム1は、送信装置2および移動体受信装置3を備えている。送信装置2および移動体受信装置3は無線を介して接続されている。遠隔再生システム1において、送信装置2と移動体受信装置3とは互いに双方向の通信を行い、送信装置2は移動体受信装置3へコンテンツデータを送信する。移動体受信装置3はこのコンテンツデータを受信し、これを再生する。コンテンツデータは、音楽、映像または文書その他のデジタルデータである。また、遠隔再生システム1において、移動体受信装置3は、コンテンツデータを送信装置2に送信することも可能である。例えば、移動体受信装置3にビデオ録画機能が備えられている場合には、移動体受信装置3で録画した映像データを送信装置2に送信することも可能である。
送信装置2と移動体受信装置3との間を接続する無線回線は、例えば、携帯電話網、IMT−2000、PHSまたは無線LANなどである。なお、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信線路のすべてが無線でなくてもよく、通信線路の一部が有線であってもよい。例えば、今日では、インターネット網と携帯電話網とがモバイルインターネットサーバなどの接続装置を介して接続された通信線路が普及している。このような有線と無線とが混在した通信線路を、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信線路として用いてもよい。このような通信線路を用いた場合、送信装置2は例えば固定電話回線(有線)などを介してインターネット網に接続する。
図2は、移動体受信装置3の一例を示している。移動体受信装置3は、送信装置2その他の外部機器との間で無線または一部有線の通信を行い、送信装置2からコンテンツデータを受信し、このコンテンツデータを再生する機能を備えている。移動体受信装置3は、例えば、情報再生機能を備えた、携帯電話、PDA、カーナビゲーション装置またはモバイルパソコンなどである。移動体受信装置3は、携帯性および可搬性に優れ、屋外を移動することが予定された装置である。しかし、移動体受信装置3は、ユーザーが直接携帯する装置でなくてもよく、カーナビゲーション装置のように、自動車などに搭載して、自動車と共に移動することが予定された装置でもよい。また、移動体受信装置3は、バスその他の交通車両、航空機、船舶に搭載された運行管理用コンピュータでもよいし、救急車に搭載された医療用コンピュータでもよい。
図2に示すように、移動体受信装置3を構成する要素(手段)は、役割に応じて3個のセクションに分けることができる。すなわち、3個のセクションとは、通信環境学習セクション10、伝送制御セクション20およびコンテンツ再生セクション30である。通信環境学習セクション10は、本発明の通信環境学習装置の実施形態である。通信環境学習セクション10は、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境を学習する役割を担っている。伝送制御セクション20は、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況を予測または認識し、この予測または認識された通信状況に応じてコンテンツデータの伝送を制御するのに必要な制御情報を送信装置2に送信する役割を担っている。伝送制御セクション20が送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況を予測または認識するときには、通信環境学習セクション10において学習された通信環境に関する情報(通信環境情報)が用いられる。他方、コンテンツ再生セクション30は、送信装置2から送信されたコンテンツデータを再生する役割を担っている。通信環境学習セクション10、伝送制御セクション20およびコンテンツ再生セクション30の詳細については後述する。
図3は、送信装置2の一例を示している。送信装置2は、移動体受信装置3その他の外部機器との間で無線または一部有線の通信を行い、移動体受信装置3においてコンテンツデータの再生を可能とすべく移動体受信装置3へコンテンツデータを送信する機能を備えている。送信装置2は、たくさんの音楽および映像または長時間の映画など、膨大なサイズを有するコンテンツデータを蓄えるのに十分な記録容量を有する記録媒体を備えていることが望ましい。送信装置2は、例えば、外部機器との通信機能を備えたAV機器またはネット家電(情報家電)などである。AV機器は、例えば情報記録再生装置などであり、より具体的にはDVDレコーダなどである。また、送信装置2は、情報記録再生装置として機能する家庭用パソコンでもよい。送信装置2は、携帯性または可搬性を有していない装置であり、屋内に据え置かれている。しかし、送信装置2は、例えば高性能のノートパソコンなどのように、膨大なサイズを有するコンテンツデータを蓄えるのに十分な記録容量を有する記録媒体を備え、これらコンテンツデータを移動体受信装置3へ送信する機能を備えていれば、携帯性および可搬性を有し、屋外に持ち出すことが可能な装置でもよい。
送信装置2は、移動体受信装置3の伝送制御セクション20から送信された制御情報に基づいて、コンテンツデータの伝送を制御する。例えば、伝送制御セクション20において送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況が良いと予測または認識されたとき、送信装置2は、移動体受信装置3へ送信する映像データのフレームレートを上げ、または圧縮率(例えば符号化レート)を下げて、1パケットに収容される映像データの量を増やし、パケットサイズを大きくする。これにより、移動体受信装置3において高品質な映像の再生が可能となる。一方、通信状況が悪いと予測または認識されたときには、送信装置2は、移動体受信装置3へ送信する映像データのフレームレートを下げ、または圧縮率を上げて、1パケットに収容される映像データの量を減らし、パケットサイズを小さくする。これにより、送信装置2と移動体受信装置3との間のデータの伝送を良好に保つことができ、移動体受信装置3における映像の再生を安定化させることができる。また、例えば数分後に通信状況が悪くなると予測されたときには、送信装置2は、当該数分の間、単位時間当たりに送信されるパケット数を増やして、移動体受信装置3に送信する単位時間当たりの映像データの量を増やす。これにより、通信状況が実際に悪くなる前に、移動体受信装置3のバッファリング手段31に多くの映像データを蓄えることができる。この結果、通信状況が悪くなった後でも、バッファリング手段31に蓄えられた映像データを再生することにより、安定した再生を長時間保つことが可能となる。
(通信環境の学習)
図2に示すように、本発明の通信環境学習装置の実施形態である通信環境学習セクション10は、遠隔再生システム1において、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境に応じて送信装置2と移動体受信装置3との間の通信を制御するために、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境を学習する。なお、本実施形態では、通信環境学習装置が通信環境学習セクション10として移動体受信装置3内に設けられている。しかし、本発明はこれに限られない。通信環境学習装置を送信装置内に設けることも可能であるし、通信環境学習装置を2個のセクションに分け、これらを送信装置と移動体受信装置とにそれぞれ設けることも可能である。通信環境学習装置を2個のセクションに分け、これらを送信装置と移動体受信装置とにそれぞれ設ける例については、図8および図9を用いて後に説明する。
図2に示すように、通信環境学習セクション10は、位置検出手段11、時刻検出手段12、天候検出手段13、伝送速度検出手段14、通信環境情報生成手段15および記録手段16を備えている。
位置検出手段11は、移動体受信装置3の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する。位置検出手段11は、例えばGPS(Global Positioning System)受信器である。位置情報は、例えば移動体受信装置3の現在位置の緯度および経度を示す値である。位置検出手段11における位置検出には、例えばGPS測位法などを用いることができる。
時刻検出手段12は、移動体受信装置3の現在時刻を検出し、この現在時刻を示す時刻情報を提供する。時刻検出手段12は例えば時計である。時刻情報は、例えば現在の月日および時刻を示す値である。なお、以下、「時刻」というときには、月日および時刻を意味する。一方、「時分」というときには、月日は考えず、時分だけを意味する。
天候検出手段13は、移動体受信装置3の現在位置および現在時刻における天候を検出し、この天候を示す天候情報を提供する。天候検出手段13は、例えば通信手段23を利用することにより、無線通信網を介して気象情報データベースにアクセスすることができる。そして、天候検出手段13は、現在位置および現在時刻における天候を示す天候情報を気象情報データベースから受け取ることができる。
伝送速度検出手段14は、移動体受信装置3の現在位置および現在時刻における有効データ伝送速度を検出し、この有効データ伝送速度を示す有効データ伝送速度情報を提供する。有効データ伝送速度は、移動体受信装置3の通信手段23の通信動作を調べることにより検出することができる。伝送速度検出手段14は、例えば演算処理回路および半導体メモリにより実現することができる。
有効データ伝送速度は、送信装置2から移動体受信装置3へ有効に伝送された単位時間当たりのデータ量を示す。具体的には、有効データ伝送速度(V)は、1パケットに収容されるデータ量(A)を、送信装置2が当該1パケットのデータの送信を開始してから移動体受信装置3が当該1パケットのデータを誤りなく受信するまでに費やされた時間(T)で除した値である(V=A/T)。なお、移動体受信装置3が1パケットのデータを「誤りなく」受信するとは、移動体受信装置3が送信装置2から1パケットのデータを受信し、これを再生することができることを意味する。
有効データ伝送速度は、送信装置2と移動体受信装置3との間におけるコンテンツデータの伝送方式に応じて次のように考えることができる。まず、移動体受信装置3においてコンテンツデータのストリーミング再生を行う場合には、送信装置2と移動体受信装置3との間における伝送方式として、例えばUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)が用いられる。送信装置2から移動体受信装置3へ伝送するコンテンツデータが映像データである場合、各パケットには映像データが収容される。各パケットのデータ量は、映像データの量を変化させることにより変化する。そして、各パケットのデータ量が変化することにより各パケットのパケットサイズが変化する。映像データの量は、送信装置2が映像データのフレームレートまたは圧縮率を変えることにより変化する。例えば、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況が悪いと予測または認識されたときには、送信装置2は、映像データのフレームレートを下げ、または映像データの圧縮率を上げて、送信すべき映像データの量を少なくする。そして、送信装置2は、一定の送信速度で、すなわち単位時間当たりに送信するパケット数を一定に保ったまま、各パケットを移動体受信装置3へ送信する。この結果、各パケットのデータ量が少なくなるが、送信装置2が当該1パケットのデータの送信を開始してから移動体受信装置3が当該1パケットのデータを受信するまでに費やされる時間は変わらない。したがって、有効データ伝送速度は遅くなる。
次に、移動体受信装置3において、コンテンツデータの全部をバッファリング手段31に蓄えた後に当該コンテンツデータの再生を行う場合(以下、これを「ロード後再生」という)には、送信装置2と移動体受信装置3との間における伝送方式として、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)が用いられる。この場合、送信装置2が1パケットのデータの送信を開始してから移動体受信装置3が当該1パケットのデータを誤りなく受信するまでに費やされた時間には、当該1パケットのデータに誤りが生じたために移動体受信装置3が当該1パケットのデータの受信に失敗し、送信装置2が当該1パケットのデータを再び送信し、このパケットのデータを移動体受信装置3が誤りなく受信するまでに費やされた時間が含まれる。具体的に説明すると、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況が悪い場合には、送信装置2から送信した1パケット中のデータに誤りが生じやすくなる。1パケット中のデータに誤りが生じたとき、移動体受信装置3は、当該パケット(同じデータを含むパケット)の再送信を送信装置2に要求する。これに応じて送信装置2は当該パケットの再送信を行う。これにより、送信装置2が1パケットのデータの送信を開始してから移動体受信装置3が当該1パケットのデータを誤りなく受信するまでに費やされた時間は、1パケットのデータが1度の誤りも生じることなく送受信された場合(すなわち再送信が行われなかった場合)と比較して長くなる。しかし、再送信されたデータはその直前に送信されたデータと同じものであるから、送信装置2から移動体受信装置3へ転送され、移動体受信装置3により再生されることになるデータの量(すなわち有効に伝送されたデータの量)は変わらない。したがって、このような場合には、有効データ伝送速度が遅くなる。
有効データ伝送速度は、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境と密接に関連している。通信環境が良いとき、有効データ伝送速度は速くなる。例えば、ストリーミング再生の場合、通信環境が良ければ、送信装置2から移動体受信装置3へ送信する単位時間当たりのデータ量を増やしても、データを誤りなく送信することができる。このため、送信装置2は、映像データのフレームレートを上げ、または映像データの圧縮率を下げて、各パケットの映像データの量を多くする。この結果、有効データ伝送速度が速くなる。また、ロード後再生の場合、通信環境が良ければ、各パケットのデータに誤りが生じにくいため、移動体受信装置3におけるパケットデータの受信の失敗が起こりにくく、それゆえ、パケットの再送信が起こりにくい。実際にパケットの再送信が起こらなければ、有効データ伝送速度が速くなる。
一方、通信環境が悪いとき、有効データ伝送速度は遅くなる。例えば、ストリーミング再生の場合、通信環境が悪ければ、送信装置2から移動体受信装置3へ送信する単位時間当たりのデータ量を減らさなければ、データを誤りなく送信することが困難となる。このため、送信装置2は、映像データのフレームレートを下げ、または映像データの圧縮率を上げて、各パケットの映像データの量を少なくする。この結果、有効データ伝送速度が遅くなる。また、ロード後再生の場合、通信環境が悪ければ、各パケットのデータに誤りが生じやすくなるため、移動体受信装置3におけるパケットデータの受信の失敗が起こりやすくなり、それゆえパケットの再送信が起こりやすくなる。実際にパケットの再送信が起これば、有効データ伝送速度が遅くなる。
通信環境情報生成手段15は、位置検出手段11により提供された位置情報、時刻検出手段12により提供された時刻情報、天候検出手段13により提供された天候情報、および伝送速度検出手段14により提供された有効データ伝送速度情報を、それぞれ相互に対応づけることにより、通信環境情報を生成する。通信環境情報は、(a)位置、(b)時刻、(c)天候、(d)その位置、時刻および天候における有効データ伝送速度、および(e)これらの情報間の対応関係を示す情報である。
図4および図5は、通信環境情報の一例を示している。図4に示すように、通信環境情報50は、例えば2個のテーブル51、52を有する。一方のテーブル51には、天候が晴れまたは曇りの場合における、位置と時刻と有効データ伝送速度との対応関係が記述されている。他方のテーブル52には、天候が雨または雪の場合における、位置と時刻と有効データ伝送速度との対応関係が記述されている。図5に示すように、テーブル51には、複数の有効データ伝送速度VXYが記述されており、テーブル51のそれぞれの行にはそれぞれ異なる位置が割り当てられ、それぞれの列にはそれぞれ異なる時刻が割り当てられている。テーブル52もテーブル51と同様の構造である。例えば、図6に示すように、移動体受信装置3の現在位置および現在時刻における天候が晴れであり、現在位置が東京湾アクアラインの浮島インターチェンジであり、時刻が8月15日、月曜日、18時であるときには、テーブル51を参照することにより、これらの天候、位置および時刻に対応した1個の有効データ伝送速度情報VPPを読みとることができる。
なお、図4に示す通信環境情報50においては、説明の便宜上、天候に関する分類が2個であるが、本発明はこれに限らない。天候に関する分類の個数を増やしてもよい。また、例えば通信環境情報のデータサイズを小さくするなどの要請がある場合には、天候に関する分類をなくしてもよい。また、図5に示す通信環境情報50においては、説明の便宜上、時刻に関する分類を例えば「8月15日(月)18:00〜23:59」というように大まかにしたが、本発明はこれに限らない。時刻に関する分類を細かくし、例えば1時間ごと、あるいは30分ごとにしてもよい。
また、通信環境情報生成手段15には、第2次位置情報を生成する機能を備えてもよい。第2次位置情報は、位置検出手段11から得られた、現在位置の経度および緯度を示す位置情報(第1次位置情報)を、自律航法またはマップマッチング法などを用いて修正することによって生成される。例えば、移動体受信装置3がカーナビゲーション装置である場合には、自動車に取り付けられた速度センサ、角速度センサなどを用いて、自律航法による位置情報の修正を行うことができる。また、移動体受信装置3の記録媒体22に地図情報が記録されている場合には、マップマッチング法による位置情報の修正を行うことができる。第2次位置情報を生成する機能を通信環境情報生成手段15に備えた場合には、位置情報(第1次位置情報)に代えて第2次位置情報を用いて通信環境情報50を生成する。これにより、通信環境情報50の精度を高めることができる。なお、図6では、第2次位置情報を用いて通信環境情報50を生成した場合を例にあげている。
また、通信環境情報生成手段15には、第2次時刻情報を生成する機能を備えてもよい。第2次時刻情報は、時刻検出手段12から得られた現在の月日および時刻を示す値(第1次時刻情報)に、現在の曜日を示す値を付することによって生成される。例えば、移動体受信装置3の記録媒体22にカレンダー情報が記録されている場合には、このカレンダー情報を参照することにより、現在の年月日に基づいて現在の曜日を定めることができる。第2次時刻情報を生成する機能を通信環境情報生成手段15に備えた場合には、時刻情報(第1次時刻情報)に代えて第2次位置情報を用いて通信環境情報50を生成する。例えば、休日である日曜日と平日である月曜日とを比較すると、同一位置、同一時分および同一天候であっても通信環境が異なることが予想される。したがって、第2次時刻情報を用いて通信環境情報50を生成することにより、通信環境情報50の精度を高めることができる。なお、図5および図6では、第2次時刻情報を用いて通信環境情報50を生成した場合を例にあげている。
また、通信環境生成手段15には、第2次有効データ伝送速度情報を生成する機能を備えてもよい。第2次有効データ伝送速度情報は、伝送速度検出手段14により、同一位置、同一時分、同一天候における複数の有効データ伝送速度情報(第1次有効データ伝送速度情報)が検出された場合に、これらに基づいて統計的手法を用いて生成する。例えば、同一位置、同一時分、同一天候における複数の有効データ伝送速度情報の平均値または最頻値を算出し、これにより得られた値を第2次有効データ伝送速度情報とする。同一位置、同一時分、同一天候における複数の有効データ伝送速度情報は、例えば、移動体受信装置3が、東京湾アクアライン浮島インターチェンジを、8月15日18時に通過し、さらに8月16日18時にも通過し、しかも両日の天候がそれぞれ晴れであった場合に取得することができる。第2次有効データ伝送速度情報を生成する機能を通信環境情報生成手段15に備えた場合には、有効データ伝送速度情報(第1次有効データ伝送速度)に代えて第2次有効データ伝送速度情報を用いて通信環境情報50を生成する。これにより、通信環境情報50の精度を高めることができる。
記録手段16は、通信環境情報50を記録媒体22に記録する。
図7は、通信環境学習セクション10の動作の一例を示している。なお、図7では、第2次位置情報、第2次時刻情報および第2次有効データ伝送速度情報を生成する機能を通信環境情報生成手段15に備えた場合を例にあげている。
図7に示すように、まず、位置検出手段11が現在位置を検出し、位置情報を提供する(ステップS1)。さらに、時刻検出手段12が現在時刻を検出し、時刻情報を提供する(ステップS2)。さらに、天候検出手段13が天候を検出し、天候情報を提供する(ステップS3)。さらに、伝送速度検出手段14が有効データ伝送速度を検出し、有効データ伝送速度情報を提供する(ステップS4)。続いて、通信環境情報生成手段15が、自律航法またはマップマッチング法によって位置情報を修正することにより、第2次位置情報を生成する(ステップS5)。さらに、通信環境情報生成手段15は、カレンダー情報を参照することにより時刻情報に基づいて曜日を定め、月日・曜日・時刻を示す第2次時刻情報を生成する(ステップS6)。さらに、通信環境情報生成手段15は、統計的手法により有効データ伝送速度情報に基づいて第2次有効データ伝送速度情報を生成する(ステップS7)。続いて、通信環境情報生成手段15は、第2次位置情報、第2次時刻情報、天候情報および第2次有効データ伝送速度情報をそれぞれ対応づけることにより、通信環境情報50を生成する(ステップS8)。続いて、記録手段16が通信環境情報50を記録媒体22に記録する(ステップS9)。
遠隔再生システム1が稼働している間、このような動作を常時実行することとすれば、通信環境情報50が徐々に豊富になり、しかも、通信環境情報50の正確さが増していく。例えば、移動体受信装置3が様々な場所を移動すれば、様々な位置における通信環境情報50が生成される。また、移動体受信装置3が日夜移動すれば、様々な時刻における通信環境情報50が生成される。さらに、移動体受信装置3が様々な天候のもとで移動すれば、様々な天候における通信環境情報50が生成される。さらに、移動体受信装置3が何度も同じ場所を同じ時間に移動すれば、通信環境情報50が徐々に正確になり、実際の通信環境を的確に示すものとなる。このように、遠隔再生システム1が稼働している間に、通信環境学習セクション10は、次々に通信環境情報50を生成し、または更新していく。つまり、通信環境学習セクション10は、通信環境を学習し、通信環境情報50をより豊富なものへと、そしてより正確なものへと成長させるのである。
なお、時刻検出手段12を設けるか否かは任意である。また、天候検出手段13を設けるか否かは任意である。例えば、時刻検出手段12および天候検出手段13を排除した場合には、通信環境情報生成手段15は、位置検出手段11により提供された位置情報と伝送速度検出手段14により提出された有効データ伝送速度情報とを対応づけることにより通信環境情報を生成する。この場合、通信環境情報は、例えば、位置情報(または第2次位置情報)と有効データ伝送速度情報(または第2次有効データ伝送速度情報)とを対応づけた1個のリストに記述することができる。
以上、通信環境学習セクション10によれば、通信環境を学習する構成としたから、遠隔再生システム1において、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況の正確な予測または認識を可能にし、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境の変化に応じたデータの伝送制御を可能にする。すなわち、遠隔再生システム1が稼働を続ければ続けるほど、通信環境の学習が進行していき、通信環境情報が豊富になり、かつ正確になる。これにより、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境の予測または認識の精度が向上し、送信装置2と移動体受信装置3との間で通信環境の変化に応じた最適なデータ伝送が可能となる。この結果、通信環境が悪くなっても、送信装置2から移動体受信装置3へコンテンツデータを適切に送信することができ、それゆえ、移動体受信装置3におけるコンテンツデータの再生の安定性を確保することが可能となる。また、移動体受信装置3から送信装置2へコンテンツデータなどを送信する場合であっても、通信環境に応じた適切な送信を実現することができる。
また、通信環境学習セクション10によれば、移動体受信装置3の位置情報および有効データ伝送速度情報を収集し、これらに基づいて通信環境情報50を生成する構成としたから、通信環境の良し悪しを高精度に示す通信環境情報50を生成することができる。さらに、これに加え、時刻情報を収集し、位置情報、時刻情報および有効データ伝送速度情報に基づいて通信環境情報50を生成する構成とすれば、通信環境情報50の精度をより高めることができる。さらに、これに加え、天候情報を収集し、位置情報、時刻情報、天候情報および有効データ伝送速度情報に基づいて通信環境情報50を生成する構成とすれば、通信環境情報50の精度をより一層高めることができる。
さらに、通信環境学習セクション10によれば、通信環境情報50を生成するために、通信環境の良し悪しと密接に関連する有効データ伝送速度情報を収集する構成としたから、通信環境に関する情報の収集を効率よく行うことができる。
(データの伝送制御)
図2に戻り、移動体受信装置3の伝送制御セクション20は、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況を予測または認識し、この予測または認識された通信状況に応じてコンテンツデータの伝送を制御するのに必要な制御情報を送信装置2に送信する。伝送制御セクション20は、位置検出手段11、予測・認識手段21、記録媒体22および通信手段23を備えている。
位置検出手段11は、通信環境学習セクション10の構成要素であると同時に、伝送制御セクション20の構成要素でもある。位置検出手段11は、上述したように、移動体受信装置3の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する。
予測・認識手段21は、位置情報および通信環境情報50に基づいて、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況を予測または認識する。予測・認識手段21には3つの機能がある。すなわち、予測機能、現状認識機能、制御情報生成機能である。
予測・認識手段21の予測機能は、移動体受信装置3の将来の位置における通信状況を予測する機能である。すなわち、予測・認識手段21は、位置検出手段11により提供される位置情報により、移動体受信装置3の現在位置を認識する。さらに、予測・認識手段21は、位置検出手段11により順次提供される2箇所以上の位置情報を比較することにより、移動体受信装置3の移動方向および移動速度を認識する。そして、予測・認識手段21は、移動体受信装置3の現在位置、移動方向および移動速度に基づいて、移動体受信装置3の将来の位置を予測する。続いて、予測・認識手段21は、通信環境情報50を参照し、移動体受信装置3の将来の位置における有効データ伝送速度情報を取得する。上述したように、有効データ伝送速度は、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信環境の良し悪しを示す。そして、送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況の良し悪しは、この通信環境の良し悪しによって決まる。したがって、移動体受信装置3の将来の位置における有効データ伝送速度情報の取得は、移動体受信装置3の将来の位置における送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況の予測を意味する。
予測・認識手段21の現状認識機能は、移動体受信装置3の現在の位置における通信状況を認識する機能である。すなわち、予測機能により送信装置2と移動体受信装置3との間の通信状況を予測し、この予測に基づいてコンテンツデータのフレームレートまたは圧縮率を設定したものの、予測に反して通信状況が悪いために、コンテンツデータの伝送がうまくいかない場合が考えられる。このような場合、予測・認識手段21は、コンテンツデータの伝送がうまくいかない事実を検出し、これに基づき、予測に反して通信状況が悪いことを認識する。より具体的に説明すると、UDP/IPを用いたストリーミング再生の場合、予測に反して通信状況が悪いためにパケットの破棄が起こったとき、予測・認識手段21は、この事実を検出し、通信状況が予測に反して悪いことを認識する。また、TCP/IPを用いたロード後再生の場合、予測に反して通信状況が悪いためにパケットの再送信が起こったとき、予測・認識手段21は、この事実を検出し、通信状況が予測に反して悪いことを認識する。
予測・認識手段21の制御情報生成機能は、コンテンツデータの将来または現在の伝送速度の設定または変更を送信装置2に命じる指令を含む制御情報を生成する機能である。指令には、例えば、(i)予測機能により通信環境情報50から取得した有効データ伝送速度情報の指し示すデータ伝送速度となるように将来のコンテンツデータの伝送速度を設定する旨の指令、(ii)認識機能により認識した通信状況の悪化に基づいて現在のコンテンツデータの伝送速度を下げる旨の指令、(iii)将来の通信状況の悪化に備えて、事前にコンテンツデータを移動体受信装置3のバッファリング手段31に蓄える量を増やすために、現在のコンテンツデータの送信速度を上げる旨の指令などがある。
記録媒体22は、データを長期間保存するのに適した書換可能な大容量の記録媒体であることが望ましく、例えばハードディスクであることが望ましい。記録媒体22には、通信環境情報50、地図情報、カレンダー情報などが記録されている。
通信手段23は、主に、移動体受信装置3から送信装置2へ制御情報を送信すると共に、送信装置2から移動体受信装置3へ送信されるコンテンツデータを受信する。
他方、送信装置2は、図3に示すように、通信手段41、記録媒体42、および伝送制御手段43を備えている。通信手段41は、主に、移動体受信装置3から送信装置2へ送信される制御情報を受信すると共に、送信装置2から移動体受信装置3へコンテンツデータを送信する。記録媒体42は、コンテンツデータを記録し保存するための記録媒体であり、例えばハードディスク、DVDなどの大容量記録媒体であることが望ましい。伝送制御手段43は、記録媒体42に記録されたコンテンツデータを通信手段41から移動体受信装置3へ送信するにあたり、コンテンツデータの伝送速度を設定する。具体的には、伝送制御手段43は、移動体受信装置3から送信された制御情報を、通信手段41を介して受け取る。続いて、伝送制御手段43は、この制御情報に基づいてコンテンツデータの伝送速度を設定または変更する。伝送すべきコンテンツデータが映像データの場合、コンテンツデータの伝送速度を上げるときには、伝送制御手段43は、コンテンツデータのフレームレートを上げ、または圧縮率を下げる。一方、コンテンツデータの伝送速度を下げるときには、伝送制御手段43は、コンテンツデータのフレームレートを下げ、または圧縮率を上げる。また、ロード後再生の場合、またはストリーミング再生において再生前に多量のコンテンツデータを移動体受信装置3のバッファリング手段31に蓄える場合には、伝送制御手段43は、単位時間当たりに送信するパケット数を増減させることによってコンテンツデータの送信速度を変更することもある。
(データの再生)
図2に示すように、移動体受信装置3のコンテンツ再生セクション30は、送信装置2から送信されたコンテンツデータを再生する。コンテンツ再生セクション30は、バッファリング手段31および再生手段32を備えている。バッファリング手段31は、送信装置2から送信され、通信手段23を介して受け取られたコンテンツデータを一時的に蓄えるバッファメモリである。再生手段32は、バッファリング手段31に蓄えられたコンテンツデータをデコードし再生する。再生されたコンテンツデータは、移動体受信装置3に設けられたモニタおよびスピーカ(いずれも図示せず)に出力される。
(他の実施形態)
図8および図9は、通信環境学習装置の他の実施形態を示している。図2に示す通信環境学習装置の実施形態は、移動体受信装置3に設けられた通信環境学習セクション10であった。これに対し、図8および図9に示す通信環境学習装置は、移動体受信装置7に設けられた通信環境学習セクション60Aと、送信装置6に設けられた通信環境学習セクション60Bとから構成されている。このように、通信環境学習装置を構成する各構成要素を移動体受信装置3に配置するか、送信装置2に配置するかは、適宜選択することができる。例えば、図8および図9の実施形態では、位置検出手段11、時刻検出手段12、天候検出手段13および伝送速度検出手段14は、移動体受信装置7の移動に密接に関連する情報を検出する構成要素なので、移動体受信装置7に配置するほうが都合がよい。これに対し、通信環境情報生成手段15および記録手段16は、通信環境情報の生成に直接関わる構成要素であり、通信環境情報は予測・認識手段21において用いられるので、予測・認識手段21の近くに配置するほうが都合がよい。図9に示す例では、予測・認識手段21が送信装置6に配置されているので、通信環境情報生成手段15および記録手段16も送信装置6に配置するほうが都合がよいのである。
(通信環境学習方法)
以下、本発明の通信環境学習方法の実施形態について説明する。本発明の通信環境学習方法の実施形態は、無線を介して接続された送信装置と移動体受信装置との間で双方向に通信を行い、送信装置から移動体受信装置へデータを送信し、移動体受信装置においてこのデータを再生する遠隔再生システムにおいて、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境に応じて送信装置と移動体受信装置との間の通信を制御するために、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境を学習する通信環境学習方法である。この通信環境学習方法は、移動体受信装置の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する位置検出工程と(図7中のステップS1参照)、移動体受信装置の現在時刻を検出し、この現在時刻を示す時刻情報を提供する時刻検出工程と(ステップS2)、移動体受信装置の現在位置および現在時刻における天候を検出し、この天候を示す天候情報を提供する天候検出工程と(ステップS3)、移動体受信装置の現在位置および現在時刻において、送信装置から移動体受信装置へ有効に伝送された単位時間当たりのデータ量を示す有効データ伝送速度を検出し、この有効データ伝送速度を示す有効データ伝送速度情報を提供する伝送速度検出工程と(ステップS4)、位置情報、時刻情報、天候情報および有効データ伝送速度情報をそれぞれ対応づけることにより、(a)位置、(b)時刻、(c)天候、(d)その位置、時刻および天候における有効データ伝送速度、並びに(e)これらの間の対応関係を示す通信環境情報を生成する通信環境情報生成工程と(ステップS8)、通信環境情報を記録媒体に記録する記録工程(ステップS9)とを備えている。なお、時刻検出工程を設けるか否かは任意である。また、天候検出工程を設けるか否かは任意である。
以上、この通信環境学習方法によれば、通信環境を学習する構成としたから、遠隔再生システムにおいて、送信装置と移動体受信装置との間の通信状況の正確な予測または認識を可能にし、送信装置と移動体受信装置との間の通信環境の変化に応じたデータの伝送制御を可能にする。また、この通信環境学習方法によれば、移動体受信装置の位置情報および有効データ伝送速度情報を収集し、これらに基づいて通信環境情報を生成する構成としたから、通信環境の良し悪しを高精度に示す通信環境情報を生成することができる。さらに、これに加え、時刻情報を収集し、位置情報、時刻情報および有効データ伝送速度情報に基づいて通信環境情報を生成する構成とすれば、通信環境情報の精度をより高めることができる。さらに、これに加え、天候情報を収集し、位置情報、時刻情報、天候情報および有効データ伝送速度情報に基づいて通信環境情報を生成する構成とすれば、通信環境情報の精度をより一層高めることができる。さらに、この通信環境学習方法によれば、通信環境情報を生成するために、通信環境の良し悪しと密接に関連する有効データ伝送速度情報を収集する構成としたから、通信環境に関する情報の収集を効率よく行うことができる。
なお、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う通信環境学習装置、通信環境学習方法およびコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明に係る通信環境学習装置および通信環境学習方法は、例えば、インターネットなどの通信網に接続して情報通信を行う機能を備えたAV(Audio Visual)機器およびネット家電に利用可能であり、更に、携帯電話網、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)、PHS(Personal Handyphone System)および無線LAN(Wireless Local Area Network)などの移動通信用の通信網に接続して情報通信を行う機能を備えた移動端末に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な通信環境学習装置等にも利用可能である。


Claims (11)

  1. 無線を介して接続された送信装置と移動体受信装置との間で双方向の通信を行い、前記送信装置から前記移動体受信装置へデータを送信し、前記移動体受信装置においてこのデータを再生する遠隔再生システムにおいて、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境に応じて前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信を制御するために、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境を学習する通信環境学習装置であって、
    前記移動体受信装置の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する位置検出手段と、
    前記移動体受信装置の現在位置において、前記送信装置から前記移動体受信装置へ有効に伝送された単位時間当たりのデータ量を示す有効データ伝送速度を検出し、この有効データ伝送速度を示す有効データ伝送速度情報を提供する伝送速度検出手段と、
    前記位置情報と前記有効データ伝送速度情報とを対応づけることにより、(a)位置、(b)その位置における有効データ伝送速度、および(c)両者間の対応関係、を示す通信環境情報を生成する通信環境情報生成手段と、
    前記通信環境情報を記録媒体に記録する記録手段と
    を備えていることを特徴とする通信環境学習装置。
  2. 前記移動体受信装置の現在時刻を検出し、この現在時刻を示す時刻情報を提供する時刻検出手段をさらに備え、
    前記通信環境情報生成手段は、前記時刻情報を、前記位置情報または前記有効データ伝送速度情報と対応づけることにより、(a)位置、(b)時刻、(c)その位置および時刻における有効データ伝送速度、並びに(d)これらの対応関係、を示す通信環境情報を生成することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の通信環境学習装置。
  3. 前記移動体受信装置の現在位置および現在時刻における天候を検出し、この天候を示す天候情報を提供する天候検出手段と、
    前記通信環境情報生成手段は、前記天候情報を、前記位置情報または前記有効データ伝送速度情報と対応づけることにより、(a)位置、(b)天候、(c)その位置および天候における有効データ伝送速度、並びに(d)これらの対応関係、を示す通信環境情報を生成することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の通信環境学習装置。
  4. 前記有効データ伝送速度は、1パケットに収容されるデータ量を、前記送信装置が当該1パケットのデータの送信を開始してから前記移動体受信装置が当該1パケットのデータを誤りなく受信するまでに費やされた時間で除した値であることを特徴とする請求の範囲第1項の通信環境学習装置。
  5. 前記送信装置は、パケットに収容して送信すべき映像データの量を変化させることによって、パケットサイズを変化させることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の通信環境学習装置。
  6. 前記送信装置は、パケットに収容して送信すべき映像データのフレームレートまたは圧縮率を変化させることによって当該映像データの量を変化させることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の通信環境学習装置。
  7. 前記送信装置が前記1パケットのデータの送信を開始してから前記移動体受信装置が当該1パケットのデータを誤りなく受信するまでに費やされた時間には、当該1パケットのデータに誤りが生じたために前記移動体受信装置が当該1パケットのデータの受信に失敗し、前記送信装置が当該1パケットのデータを再び送信し、このパケットのデータを前記移動体受信装置が誤りなく受信するまでに費やされた時間が含まれることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の通信環境学習装置。
  8. 無線を介して接続された送信装置と移動体受信装置との間で双方向の通信を行い、前記送信装置から前記移動体受信装置へデータを送信し、前記移動体受信装置においてこのデータを再生する遠隔再生システムにおいて、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境に応じて前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信を制御するために、前記送信装置と前記移動体受信装置との間の通信環境を学習する通信環境学習方法であって、
    前記移動体受信装置の現在位置を検出し、この現在位置を示す位置情報を提供する位置検出工程と、
    前記移動体受信装置の現在位置において、前記送信装置から前記移動体受信装置へ有効に伝送された単位時間当たりのデータ量を示す有効データ伝送速度を検出し、この有効データ伝送速度を示す有効データ伝送速度情報を提供する伝送速度検出工程と、
    前記位置情報と前記有効データ伝送速度情報とを対応づけることにより、(a)位置、(b)その位置における有効データ伝送速度、および(c)両者間の対応関係、を示す通信環境情報を生成する通信環境情報生成工程と、
    前記通信環境情報を記録媒体に記録する記録工程と
    を備えていることを特徴とする通信環境学習方法。
  9. 前記移動体受信装置の現在時刻を検出し、この現在時刻を示す時刻情報を提供する時刻検出工程をさらに備え、
    前記通信環境情報生成工程では、前記時刻情報を、前記位置情報または前記有効データ伝送速度情報と対応づけることにより、(a)位置、(b)時刻、(c)その位置および時刻における有効データ伝送速度、並びに(d)これらの対応関係、を示す通信環境情報を生成することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の通信環境学習方法。
  10. 前記移動体受信装置の現在位置および現在時刻における天候を検出し、この天候を示す天候情報を提供する天候検出工程と、
    前記通信環境情報生成工程では、前記天候情報を、前記位置情報または前記有効データ伝送速度情報と対応づけることにより、(a)位置、(b)天候、(c)その位置および天候における有効データ伝送速度、並びに(d)これらの対応関係、を示す通信環境情報を生成することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の通信環境学習方法。
  11. コンピュータを請求の範囲第1項の通信環境学習装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。

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