JP2018056936A - 通信状態情報生成装置及び通信状態情報生成プログラム - Google Patents

通信状態情報生成装置及び通信状態情報生成プログラム Download PDF

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智士 水溜
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Abstract

【課題】携帯電話の通信品質を通信の速さを示す仕組みを提供する。
【解決手段】通信状態情報生成装置は通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する位置情報取得部と、特定の位置と対応付けられた通信端末の通信の状態を示す通信状態情報を取得する通信状態情報取得部と、位置情報取得部が取得する端末位置情報と、通信状態情報取得部が取得する通信状態情報とに基づいて、通信端末の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報を生成する速さ情報生成部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信状態情報生成装置及び通信状態情報生成プログラムに関する。
従来、無線基地局を制御することにより携帯電話等の通信端末装置に提供される通信品質が、所定の品質に保たれるような仕組みが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2014−107672号公報
通信品質には、無線基地局から出力される電波を携帯電話が取得した際の電界の強さとして示す場合と、当該携帯電話が当該無線基地局を介して通信する際の通信の速さとして示す場合とがある。従来、通信品質を電界の強さとして示す仕組みは存在したが、通信の品質を通信の速さとして示す仕組みが存在していなかった。
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、携帯電話の通信品質を通信の速さとして示す仕組みを提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する位置情報取得部と、特定の位置と対応付けられた前記通信端末の通信の状態を示す通信状態情報 を取得する通信状態情報取得部と、前記位置情報取得部が取得する前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得部が取得する前記通信状態情報とに基づいて、前記通信端末の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報を生成する速さ情報生成部とを備える、通信状態情報生成装置である。
(2)本発明の一態様は、上記(1)の通信状態情報生成装置において、前記通信状態情報取得部は、前記通信端末の位置又は前記通信端末の位置の変化に応じた前記通信状態情報を取得する、通信状態情報生成装置である。
(3)本発明の一態様は、上記(2)に記載の通信状態情報生成装置において、前記通信状態情報取得部は、前記通信端末の位置が屋内を示す場合には、前記通信端末内の情報、前記通信端末の位置が移動中を示す場合には、過去の統計情報、前記通信端末の位置が屋外を示す場合には、前記通信端末が接続する基地局の情報のうち少なくとも1つを取得し、前記速さ情報生成部は、前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得部が取得する前記通信端末内の情報、前記過去の統計情報及び前記基地局の情報のうち少なくとも1つとに基づいて、前記通信速さ情報を生成する、通信状態情報生成装置である。
(4)本発明の一態様は、上記(3)に記載の通信状態情報生成装置において、前記速さ情報生成部が生成する前記通信速さ情報と、前記位置情報取得部が取得する前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得部が取得する前記通信状態情報とに基づいて、前記端末の位置に応じた通信の速さを予測する速さ予測部を更に備える、通信状態情報生成装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の通信状態情報生成装置において、前記通信状態情報は、通信の速さの改善を示す、速さ改善情報である、通信状態情報生成装置である。
(6)本発明の一態様は、コンピュータに、通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する位置情報取得ステップと、特定の位置と対応付けられた前記通信端末の通信の状態を示す通信状態情報を取得する通信状態情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップによって取得される前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得ステップによって取得される前記通信状態情報とに基づいて、前記通信端末の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報を生成する速さ情報生成ステップとを実行させるための、通信状態情報生成プログラムである。
本発明によれば、携帯電話の通信品質を通信の速さとして示す仕組みを提供することができる。
第1の実施形態に係る通信状態情報生成システムの概要の一例を示す図である。 通信状態情報の一例を示す図である。 通信端末の位置の一例を示す図である。 通信状態情報生成装置の構成の一例を示す図である。 通信状態情報生成装置の動作の一例を示す流れ図である。 ある位置の通信速さ情報の時間変化と通信速さアイコン一例を示す図である。 通信端末が通信速さ情報に基づいて生成した画像情報を表示した一例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信状態情報生成装置の構成の一例を示す図である。 速さ情報生成部が生成する通信速さ情報に基づいて生成される画像情報の一例を示す図である。 通信状態情報生成装置の動作の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る通信状態情報生成装置の構成の一例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して通信状態情報生成システムの第1の実施形態について説明する。
<通信状態情報生成システムの概要について>
図1は、第1の実施形態に係る通信状態情報生成システム100の概要の一例を示す図である。
通信状態情報生成システム100は、通信端末2と、通信網4と、サーバ5と、基地局3と、通信状態情報生成装置10とを備える。
通信端末2は、基地局3と無線通信する。通信端末2は、基地局3を介して通信網4に接続された装置と通信を行う。通信端末2とは、携帯電話、スマートフォン及びタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータ等である。通信端末2は、基地局3を介して、通信網4と接続されたサーバ5等の装置との無線通信を行う。
通信端末2は、表示部21と位置測定部22とを備える。表示部21は、通信端末2を操作する操作者に対して情報を表示する。具体的には、表示部21とは、液晶ディスプレイである。位置測定部22は、通信端末2の位置を測定する。位置測定部22は、例えば、通信端末2と、通信網4とを接続する基地局3の情報に基づいて、A−GPS(Assisted−Global Positioning System)によって通信端末2の位置を測定する。なお、位置測定部22は、A−GPSによって通信端末2の位置を測定する構成に代えて、GPS(Global Positioning System)又は、準天頂衛星(quasi−zenith satellites: QZS)等の全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System(s): GNSS)よって通信端末2の位置を測定してもよい。位置測定部22は、通信端末2の位置を示す情報として、緯度及び経度を出力する。また、位置測定部22は、GPSが衛星からの電波を受信することができない屋内や地下に通信端末2がある場合には、通信端末2と接続された基地局3から出力される基地局の位置を示す情報又は基地局を識別する情報を、通信端末2の位置を示す情報として出力する。位置測定部22は、上述した位置測定方法に限られず、通信端末2が検出する無線電波から取得する情報に基づいて、通信端末2の位置を測定してもよい。
通信網4とは、無線通信網、当該無線通信網と接続される有線通信網及びインターネット等の通信網である。無線通信網とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)方式等の通信方式の通信を行う携帯電話ネットワークである。無線通信は、LTE方式にしたがって構築された通信網に限られず、LTE方式にしたがって構築された通信網以外の3G方式等の通信網であってもよい。有線通信網とは、有線接続により接続された機器が構成する通信網である。
サーバ5は、通信網4と接続される。サーバ5は、通信網4を介して他の装置と通信を行う。この一例では、サーバ5は、通信端末2と通信を行う。
基地局3は、通信端末2と無線により接続される。基地局3は、通信端末2と通信網4に接続されるサーバ5との通信を制御する。通信網4には複数の基地局が接続される。通信端末2は、通信端末2が無線通信可能な範囲内に存在する基地局3と接続する。通信端末2は、基地局3及び通信網4を介してサーバ5と通信する。
ここで、基地局3が接続された通信端末の通信を制御する一例について説明する。基地局3には、複数の通信端末が接続される。基地局3は、基地局3と接続された複数の通信端末のそれぞれに対して、通信端末が基地局3と通信を行う頻度や、通信端末が基地局3と一度に通信するデータの量である通信量の割り当てを行う。通信を行う頻度が多いほど、通信端末2と基地局3との間の通信の頻度が多い。通信量の割り当てが多いほど、通信端末2と基地局3との間の通信量が多い。言い換えると、基地局3は、接続される通信端末に対して、通信リソースの割り当てを行う。具体的には、基地局3は、接続された通信端末から基地局3に対しての通信を、時分割複信(TIME DIVISION DUPLEX:TDD)方式等によって通信リソースの割り当てを行う。以下の説明では、基地局3が、接続された複数の通信端末に対して、通信リソースの割り当てを行うことを、スケジューリングとも記載する。基地局3は、スケジューリングを行い、通信端末2とサーバ5との通信を制御する。基地局3から通信リソースが多く割り当てられた通信端末2の通信の速さは速い。基地局3から通信リソースが少なく割り当てられた通信端末2の通信の速さは遅い。通信の速さは、上述した基地局3から割り当てられた通信リソースの量に限られず、天候、他の無線信号からの干渉等によっても変化する。
通信状態情報生成装置10は、通信端末2の通信の速さを示す通信速さ情報を生成する。通信端末2の通信の速さとは、通信端末2と基地局3又はサーバ5との通信の速さである。通信端末2の無線通信の電界の強さは、通信の速さとは異なる。以下の説明では、無線通信の電界の強さの事を電界強度とも記載する。例えば、通信端末2と基地局3との間に無線通信の電波を遮蔽する遮蔽物が存在する場合には、通信端末2と基地局3との間に遮蔽物が存在しない場合と比較して、通信端末2と基地局3との電界強度は弱い。
通信端末2と基地局3との電界強度が強い場合でも、基地局3に接続された通信端末の数が多い場合には、基地局3に接続された通信端末にスケジューリングされる通信量や通信を行う頻度の割り当てが少なくなり、通信端末2と当該基地局3を介して通信するサーバ5との通信の速さが遅い場合がある。ここで、通信の速さが遅いとは、無線信号の周波数や、通信端末の通信処理の性能等から期待される通信の速さよりも遅いことである。
通信端末2と基地局3との電界強度が弱い場合でも、基地局3に接続された通信端末の数が少ない場合には、基地局3に接続された通信端末にスケジューリングされる通信量や通信を行う頻度の割り当てが多くなり、通信端末2と当該基地局3を介して通信するサーバ5との通信の速さが速い場合がある。ここで、通信の速さが速いとは、無線信号の周波数や、通信端末の通信処理の性能等から期待される通信の速さが得られていることである。つまり、電界強度の強さでは、通信の速さを表現することができない。
上述したように、通信端末2は、通信端末2が無線通信可能な範囲内に存在する基地局3と接続する。
通信状態情報生成装置10は、通信端末2の位置と、通信端末2の位置と対応付けられた通信状態情報にと基づいて、通信速さ情報を生成する。通信速さ情報とは、通信端末2の位置に応じた通信の速さを示す情報である。
<通信状態情報について>
次に、図2から図3を参照して、通信状態情報について説明する。
図2は、通信状態情報の一例を示す図である。
図3は、通信端末2の位置の一例を示す図である。
通信状態情報とは、特定の位置と対応付けられた通信端末の通信の状態を示す情報である。特定の位置とは、通信端末2の位置と対応する位置である。対応する位置を言い換えると、通信状態情報は、通信端末2の位置毎に存在する。通信端末2がある地域に置かれた場合、当該地域の位置の通信状態情報が存在する。
通信状態情報TSIは、図2に示すように、横軸に時刻、縦軸に通信の状態をもつグラフによって表すことができる。通信状態情報TSIには、この一例では、通信状態情報TSI1から通信状態情報TSInまでが含まれる。
この一例では、図2に示す位置POS1、位置POS2及び位置POS3が特定の位置である。位置POS1から位置POS3までのそれぞれの位置と対応する通信状態情報がある。具体的には、図3に示すように、位置POS1と対応付けられた通信状態情報とは、通信状態情報TSI1である。位置POS2と対応付けられた通信状態情報とは、通信状態情報TSI2である。位置POS3と対応付けられた通信状態情報とは、通信状態情報TSInである。
図2に戻り、通信状態情報TSIと、通信の速さとの関係について説明する。
通信状態情報TSI1に含まれる曲線W1には、時刻が”7:30”に、通信の状態が”70”である。つまり、位置POS1は、時刻”7:30”に、最も通信の状態が悪いことを示している。通信の状態が悪いとは、位置POS1の位置にある通信端末とサーバ5との通信の速さが遅い状態である。
また、通信状態情報TSI1に含まれる曲線W1には、時刻が”3:00”に、通信の状態が”5”である。つまり、位置POS1は、時刻”3:00”に、最も通信の状態が良いことを示している。通信の状態が良いとは、位置POS1の位置にある通信端末とサーバ5との通信の速さが速い状態である。
<通信状態情報の生成について>
通信状態情報は、通信状態情報を生成する装置毎に、異なる情報に基づいて生成される。具体的には、通信端末2は、通信端末2と無線接続する基地局3から割り当てられるスケジュールに基づいて、通信状態情報を生成する。具体的には、通信端末2は、基地局3から割り当てられたスケジュールと、当該スケジュールが割り当てられた時刻と、当該スケジュールが割り当てられた位置を示す情報とに基づいて、通信状態情報を生成する。なお、通信端末2は、単位時間あたりに基地局3に対して送信した通信の通信量に基づいて、通信状態情報を生成してもよい。通信端末2は、通信端末2と基地局3との通信遅延時間、信号体干渉雑音比、再送回数又はデータ誤り率等の情報と、通信端末2に記憶される所定の評価値とに基づいて、通信状態情報を生成してもよい。
通信端末2は、一定の時間間隔を空け、定期的に通信状態情報を生成する。通信端末2は、スケジュールの更新に併せて、通信状態情報を生成してもよい。通信端末2は、スケジュールされた通信量又は通信を行う頻度の変化に併せて、通信状態情報を生成してもよい。
基地局3は、接続される通信端末の数、接続される通信端末が通信する頻度、接続される通信端末が通信する通信量等に基づいて、通信状態情報を生成する。具体的には、基地局3は、接続される通信端末の数、接続される通信端末が通信する頻度、接続される通信端末が通信する通信量等と、時刻とに基づいて、通信状態情報を生成する。基地局3は、過去の通信状態情報を蓄積してもよい。基地局3は、蓄積した過去の通信状態情報に基づいて、通信状態の統計情報を算出し、通信状態情報として生成してもよい。
基地局3は、一定の時間間隔を空けて、定期的に通信状態情報を生成してもよく、スケジュールの更新に併せて、通信状態情報TSIを生成してもよい。また、基地局3は、生成した通信状態情報を通信端末2又は通信状態情報生成装置10に対して出力してもよい。
通信状態情報生成装置10は、通信網4と接続される複数の基地局や、通信端末2から通信状態情報を収集し、通信状態情報TSIを生成してもよい。
なお、通信状態情報TSIは、基地局3が備える通信状態情報記憶装置31に記憶される。
<通信状態情報生成装置10の構成>
次に、図4を参照して、通信状態情報生成装置10の構成の一例について説明する。
図4は、通信状態情報生成装置10の構成の一例を示す図である。
通信状態情報生成装置10は、位置情報取得部11と、通信状態情報取得部12と、速さ情報生成部13とを備える。
位置情報取得部11は、位置測定部22から端末位置情報PIを取得する。位置情報取得部11は、位置測定部22から取得する端末位置情報PIを、速さ情報生成部13に対して出力する。
なお、位置情報取得部11が取得する端末位置情報PIは、通信端末2の位置を示す情報に限られず、特定の住所や、特定の緯度及び経度の情報であってもよい。この場合には、通信状態情報生成装置10は、位置情報取得部11が取得した特定の住所や特定の経度及び緯度と対応する位置の通信速さ情報SIを出力する。
なお、基地局は、異なる種別の通信メディアに対応するものであってもよい。例えば、基地局は、セルラ通信ネットワークに対してはセルラ通信基地局であり、高速無線通信ネットワークに対してはアクセスポイントである。高速無線通信ネットワークとしては、例えば、無線LAN(Wireless Local Area Network)、無線MAN(Wireless Metropolitan Area Network)等が挙げられる。
位置情報取得部11が取得する端末位置情報PIは、基地局毎に予め決められた基地局を識別する情報、通信端末2が接続したアクセスポイントを識別する情報であってもよい。通信状態情報生成装置10が取得した端末位置情報PIが、基地局又はアクセスポイントを識別する情報の場合には、通信状態情報生成装置10は、当該識別する情報に基づいて、当該識別する情報が示す基地局又はアクセスポイントと対応する位置を決定する。通信状態情報生成装置10は、決定した基地局又はアクセスポイントと対応する位置の通信速さ情報SIを出力する。
通信状態情報取得部12は、基地局3が備える通信状態情報記憶装置31から、通信状態情報TSIを取得する。通信状態情報記憶装置31には、通信状態情報TSIが記憶される。通信状態情報取得部12は、通信状態情報記憶装置31から取得した通信状態情報TSIを、速さ情報生成部13に対して出力する。
なお、通信状態情報取得部12は、位置情報取得部11が取得する端末位置情報PIと対応する通信状態情報を、通信状態情報記憶装置31から取得してもよい。端末位置情報PIと対応する位置の通信状態情報を通信状態情報記憶装置31から取得する場合には、通信状態情報取得部12は、位置情報取得部11から端末位置情報PIを取得し、端末位置情報PIと対応する位置の通信状態情報を取得する。
速さ情報生成部13は、位置情報取得部11から端末位置情報PIを取得する。速さ情報生成部13は、通信状態情報取得部12から通信状態情報TSIを取得する。速さ情報生成部13は、端末位置情報PIと、通信状態情報TSIとに基づいて、通信端末2の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報SIを生成する。通信速さ情報SIとは、上述したように、通信端末2の位置に応じた通信の速さを示す情報である。
なお、この一例では、速さ情報生成部13が生成する通信速さ情報SIと対応する位置は、通信端末2が備える位置測定部22が測定する通信端末2の位置の場合について説明するが、位置はこれに限られない。速さ情報生成部13が生成する通信速さ情報SIと対応する位置は、位置情報取得部11が取得する位置であればよく、通信端末2が通信状態情報生成装置10に対して出力する端末位置情報PIが通信端末2の現在の位置と異なる位置を示す場合には、速さ情報生成部13は、端末位置情報PIが示す位置の通信速さ情報SIを生成する。
より具体的には、上述した図3に示す位置POS1にある通信端末2が、通信状態情報生成装置10に対して位置POS2の位置を示す情報を端末位置情報PIとして出力する場合には、通信状態情報生成装置10は、位置POS2に応じた通信速さ情報SIを生成する。
速さ情報生成部13は、生成した通信速さ情報SIを、通信端末2に対して出力する。通信端末2は、速さ情報生成部13から通信速さ情報SIを取得する。通信端末2は、取得した通信速さ情報SIに基づいて、画像情報を生成する。通信端末2は、生成した画像情報を表示部21に表示させる。
<通信状態情報生成装置10の動作の概要>
次に、図5を参照して、通信状態情報生成装置10の動作の概要について説明する。
図5は、通信状態情報生成装置10の動作の一例を示す流れ図である。
位置情報取得部11は、通信端末2が備える位置測定部22から端末位置情報PIを取得する(ステップS110)。位置情報取得部11は、位置測定部22から取得した端末位置情報PIを速さ情報生成部13に対して出力する。
通信状態情報取得部12は、通信状態情報記憶装置31から通信状態情報TSIを取得する(ステップS120)。通信状態情報取得部12は、通信状態情報記憶装置31から取得した通信状態情報TSIを、速さ情報生成部13に対して出力する。
速さ情報生成部13は、位置情報取得部11から端末位置情報PIを取得する。速さ情報生成部13は、通信状態情報取得部12から通信状態情報TSIを取得する。速さ情報生成部13は、端末位置情報PIを対応する位置の通信状態情報を選択する。速さ情報生成部13は、選択した端末位置情報PIと対応する位置の通信状態情報に基づいて、通信速さ情報SIを生成する(ステップS130)。
速さ情報生成部13は、生成した通信速さ情報SIを、通信端末2に対して出力する(ステップS140)。
通信端末2は、速さ情報生成部13が出力した通信速さ情報SIを取得する。通信端末2は、速さ情報生成部13から取得した通信速さ情報SIに基づいて、画像情報を生成する。通信端末2は、生成した画像情報を表示部21に表示させる。
なお、通信状態情報生成装置10は、上述したステップS110及び、ステップS120の処理は、どちらの処理を先に行ってもよい。
<通信状態情報生成装置10の動作の具体例>
次に、図6から図7を参照して、通信状態情報生成装置10の動作の具体例について説明する。
図6は、ある位置の通信速さ情報SIの時間変化と通信速さアイコンICONの一例を示す図である。
図7は、通信端末2が通信速さ情報SIに基づいて生成した画像情報を表示した一例を示す図である。
図6に示すように、ある位置では、時刻”0:00”から時刻”6:30”の間は、通信速さ情報SIが示す通信の状態は、閾値TH_Mよりも低い。言い換えると、時刻”0:00”から時刻”6:30”の間は、通信速さ情報SIが示す通信の状態は、通信端末2と接続された基地局3が混雑せず、通信の速さが速い状態である。
時刻”6:30”から時刻”7:30”の間は、通信速さ情報SIが示す通信の状態は、閾値TH_Mよりも高く、閾値TH_Hよりも低い。言い換えると、時刻”6:30”から時刻”7:30”の間は、通信速さ情報SIが示す通信の状態は、基地局3が混雑する場合があり、一時的に通信の速さが遅くなることがある状態である。
時刻”7:30”から時刻”8:30”の間は、通信速さ情報SIが示す通信の状態は、閾値TH_Hよりも高い。言い換えると、時刻”7:30”から時刻”8:30”の間は、通信速さ情報SIが示す通信の状態は、通信端末2と接続された基地局3が混雑して、通信の速さが遅い状態である。
閾値TH_M及び閾値TH_Hとは、通信端末2毎に予め決められた値である。通信端末2の通信の速さを速いと感じるか、遅いと感じるかは通信端末2を操作するユーザの感性に因ることがある。つまり、ユーザ毎に通信が速いと感じる通信の速さと、通信が遅いと感じる通信の速さは異なる場合がある。閾値TH_M及び閾値TH_Hは、通信端末2を操作するユーザによって入力されることにより決められてもよい。
通信端末2は、通信状態情報生成装置10から取得した通信速さ情報SIが示す通信の状態に応じた画像情報を表示部21に表示させる。通信の状態に応じた画像情報とは、図6に示す太陽の意匠の通信速さアイコンICON1、雲の意匠の通信速さアイコンICON2及び、雨降りの意匠の通信速さアイコンICON3である。
通信端末2は、天気予報等で使用される画像を、通信速さアイコンに用いることにより、通信端末2を操作するユーザに対して、通信の速さの状態を直感的に示すことができる。
ここで、通信の状態が、閾値TH_Mよりも低い通信速さ情報SIを取得した通信端末2は、図7(a)に示すように画像情報を表示部21に表示させる。この一例では、通信端末2は、電波強度アイコンRWI1の横に、通信速さアイコンICON4を表示させ、ユーザに対して通信の速さが速いことを示している。
また、通信の状態が、閾値TH_Mに近い通信速さ情報SIを取得した通信端末2は、図7(b)に示すように画像情報を表示部21に表示させてもよい。この一例では、通信端末2は、電波強度アイコンRWI2の横に、通信速さアイコンICON5を表示させ、ユーザに対して通信の速さが遅くなる場合があることを示している。
<第1の実施形態のまとめ>
上述したように、通信状態情報生成装置10は、位置情報取得部11と、通信状態情報取得部12と、速さ情報生成部13とを備える。位置情報取得部11は通信端末2から通信端末2の位置を示す情報である端末位置情報PIを取得する。通信状態情報取得部12は、通信状態情報記憶装置31から特定の位置と対応付けられた通信端末2の通信の状態を示す通信状態情報TSIを取得する。速さ情報生成部13は、端末位置情報PIと、通信状態情報TSIとに基づいて、通信端末2の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報SIを生成する。速さ情報生成部13は、生成した通信速さ情報SIを通信端末2に対して出力する。通信端末2は、通信状態情報生成装置10から通信速さ情報SIを取得する。通信端末2は、取得した通信速さ情報SIに基づいて画像情報を表示する。
通信状態情報生成装置10は、通信端末2の位置に応じて通信速さ情報SIを生成することができるため、通信端末2を操作するユーザは、現在の位置の通信の速さを知ることができる。これにより、通信端末2を操作するユーザは、通信する内容を選択することができる。具体的には、通信端末2を操作するユーザは、通信の速さが速い場合には、動画等の、通信量が大きなデータ通信が継続して発生するコンテンツの通信を選択することができる。通信端末2を操作するユーザは、通信の速さが遅い場合には、テキストデータ等のデータ通信の通信量が少ないコンテンツの通信を選択することができる。つまり、ユーザは、予め通信の速さを知ることができ、通信の速さに適したコンテンツを選択することにより、快適に通信端末2を利用することができる。
なお、通信状態情報生成装置10は、通信端末2からの指示に応じて通信速さ情報SIを生成してもよい。通信端末2は、定期的に通信速さ情報SIを生成させてもよい。通信端末2は、定期的に通信速さ情報SIを生成させる場合には、所定の通信の状態の場合に、ユーザに対して、通信の速さを通知してもよい。
また、通信端末2は、ユーザが、通信端末2にインストールされたアプリケーションを使用開始するときに通信速さ情報SIを生成させてもよい。通信端末2は、通信端末2が移動されずに、表示部21に画像が表示されている場合に通信速さ情報SIを生成させてもよい。また、通信端末2は、他の装置からの通信を中継する場合に、通信速さ情報SIを生成させてもよい。通信端末2は、表示部21の液晶画面のバックライトが、消灯された状態から点灯された状態へと変化する際に、通信速さ情報SIを生成させてもよい。具体的には、通信端末2の操作が制限されるロック画面の状態が解除され、通信端末2を操作するユーザが、表示部21に表示される情報を閲覧できる状態に、通信端末2の状態が変化する際に、通信端末2は通信速さ情報SIを生成させる。
また、上述した説明では、通信状態情報生成装置10が通信網4に接続されるサーバの場合について説明したが、通信状態情報生成装置10は、通信端末2及び基地局3が備えてもよい。
通信端末2が通信状態情報生成装置10を備える場合には、通信端末2が基地局3と接続できない場合でも、通信端末2が生成する通信状態情報TSIに基づいて、通信速さ情報SIを生成することができる。
基地局3が通信状態情報生成装置10を備える場合には、通信網4が輻輳する場合でも、通信速さ情報SIを生成することができる。
また、上述した説明では、通信状態情報記憶装置31を基地局3が備える場合について説明したが、通信状態情報記憶装置31は、通信端末2及び通信状態情報生成装置10が備えてもよい。
また、通信状態情報生成装置10は、通信速さ情報SIを時間に幅を持たせた情報として生成してもよい。つまり、通信状態情報生成装置10は、通信端末2が移動されず、同一の場所での通信の速さの変化を示す通信速さ情報SIを生成してもよい。これにより、ユーザが外出先で快適に通信が継続して行える場所を探す手間を省くことができ、利便性を向上することができる。
<第2の実施形態>
ここまでは、通信状態情報生成装置は、端末位置情報PIに基づいて通信速さ情報SIを生成する構成について説明した。次に、図8を参照して、通信端末2が移動し、通信端末の位置が変化する第2の実施形態に係る通信状態情報生成装置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成及び動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、第2の実施形態に係る通信状態情報生成装置10aの構成の一例を示す図である。
通信端末2aは、表示部21と、位置測定部22と、加速度センサ23とを備える。加速度センサ23は、通信状態情報生成装置10aに対して、位置変化情報CPIを出力する。加速度センサ23は、通信端末2aの移動の速度を検出する。位置変化情報CPIとは、通信端末2aの移動の速度を示す情報である。通信端末2aの移動の速度とは、通信端末2aの単位時間あたりの位置の変化量である。より具体的には、通信端末2aの位置の変化とは、通信端末2aの単位時間あたりの位置の緯度及び経度の変化量である。なお、加速度センサ23が検出する位置の変化量は、位置測定部22が検出する位置を定期的に記憶し、記憶した位置の差分に基づいて、算出されてもよい。
通信状態情報生成装置10aは、位置情報取得部11と、通信状態情報取得部12と、位置変化情報取得部14と、速さ情報生成部13aとを備える。
位置変化情報取得部14は、通信端末2aが備える加速度センサ23から、位置変化情報CPIを取得する。位置変化情報取得部14は、通信端末2aから取得した位置変化情報CPIを、速さ情報生成部13aに対して出力する。
速さ情報生成部13aは、位置情報取得部11から端末位置情報PIを取得する。速さ情報生成部13aは、通信状態情報取得部12から通信状態情報TSIを取得する。速さ情報生成部13aは、位置変化情報取得部14から位置変化情報CPIを取得する。速さ情報生成部13aは、端末位置情報PIと、通信状態情報TSIと、位置変化情報CPIとに基づいて、通信速さ情報SIaを生成する。速さ情報生成部13aが生成する通信速さ情報SIaは、通信端末2aの位置の変化に応じた通信の速さを示す情報である。
<通信速さ情報SIaについて>
ここで、速さ情報生成部13aの処理の概要について、図9を参照して説明する。
図9は、速さ情報生成部13aが生成する通信速さ情報SIaに基づいて生成される画像情報の一例を示す図である。
通信端末2aは、位置POS1から位置POS2を経由し、位置POS3まで移動する電車の中に置かれる。言い換えると、通信端末2aは、経路Rを移動する。通信端末2aは、位置POS1に置かれた状態で、通信状態情報生成装置10aに対して通信速さ情報SIaを生成させる。通信状態情報生成装置10aは、生成した通信速さ情報SIaを、通信端末2aに対して出力する。通信端末2aは、通信速さ情報SIaに基づいて、図9に示す地図上に通信速さアイコンICON6、通信速さアイコンICON7及び通信速さアイコンICON8を配置させた画像情報を生成する。通信端末2aは、生成した画像情報を表示部21に表示させる。
具体的には、速さ情報生成部13aは、位置POS1に通信端末2aがある時刻と、通信端末2aから取得する位置変化情報CPIとに基づいて、通信端末2aの位置の変化と時刻とを対応付けて推定する。速さ情報生成部13aは、推定した通信端末2aの位置の変化と時刻とに基づいて、対応する位置の通信状態情報TSIの当該時刻の通信の速さを選択する。速さ情報生成部13aは、選択した通信の速さと、通信端末2aの位置とを対応付けた通信速さ情報SIaを生成する。速さ情報生成部13aは、生成した通信速さ情報SIaを、通信端末2aに対して出力する。
より具体的には、図9に示すように、速さ情報生成部13aは、経路R1は通信の速さが速い状態、経路R2は通信の速さが遅い状態、経路R3は通信の速さが遅くなる場合がある状態を示す通信速さ情報SIaを生成する。
つまり、通信速さ情報SIaとは、通信端末2aの位置の変化を推定し、推定した位置に応じた通信速さ情報である。
<通信状態情報生成装置10aの動作の概要>
次に、図10を参照して、通信状態情報生成装置10aの動作の概要について説明する。
図10は、通信状態情報生成装置10aの動作の一例を示す図である。
位置情報取得部11は、通信端末2aが備える位置測定部22から端末位置情報PIを取得する(ステップS210)。位置情報取得部11は、位置測定部22から取得した端末位置情報PIを速さ情報生成部13aに対して出力する。速さ情報生成部13aは、位置情報取得部11から端末位置情報PIを取得する。
位置変化情報取得部14は、通信端末2aが備える加速度センサ23から位置変化情報CPIを取得する(ステップS220)。位置変化情報取得部14は、加速度センサ23から取得した位置変化情報CPIを、速さ情報生成部13aに対して出力する。
速さ情報生成部13aは、位置変化情報取得部14から位置変化情報CPIを取得する。速さ情報生成部13aは、位置変化情報取得部14から取得した位置変化情報CPIに基づいて、通信端末2aの位置の変化を推定する。言い換えると、速さ情報生成部13aは、位置変化情報取得部14から取得した位置変化情報CPIに基づいて、通信端末2aが移動する経路を推定する(ステップS230)。
通信状態情報取得部12は、通信状態情報記憶装置31から通信状態情報TSIを取得する(ステップS240)。通信状態情報取得部12は、通信状態情報記憶装置31から取得した通信状態情報TSIを、速さ情報生成部13aに対して出力する。速さ情報生成部13aは、通信状態情報取得部12から通信状態情報TSIを取得する。
速さ情報生成部13aは、推定した通信端末2aの経路と、通信端末2aが当該経路上に存在する時刻とに基づいて、通信速さ情報SIaを生成する(ステップS250)。
速さ情報生成部13aは、通信速さ情報SIaを、通信端末2aに対して出力する(ステップS260)。
通信端末2aは、速さ情報生成部13aが出力した通信速さ情報SIaを取得する。通信端末2aは、速さ情報生成部13aから取得した通信速さ情報SIaに基づいて、画像情報を生成する。通信端末2aは、生成した画像情報を表示部21に表示させる。
<第2の実施形態のまとめ>
上述したように、通信状態情報生成装置10aは、位置変化情報取得部14と、速さ情報生成部13aとを更に備える。通信状態情報生成装置10aは、通信端末2aの位置の変化に応じた通信状態情報TSIに基づいて、通信速さ情報SIaを生成する。通信状態情報生成装置10aは、通信端末2aの位置の変化に応じた通信状態情報TSIを生成することができるため、通信端末2aを操作するユーザが、乗り物等で移動中に変化する通信の状態の変化に併せた通信速さ情報SIaを生成する。ユーザは、通信速さ情報SIaに基づいて、通信する内容の計画を立てることができ、効率よく通信を行うことができる。
なお、通信状態情報取得部12は、通信端末2aの位置が屋内を示す場合には、通信端末2a内の情報を取得する。通信状態情報取得部12は、通信端末2aの位置が移動中を示す場合には、過去の統計情報を取得する。通信状態情報取得部12は、通信端末2aの位置が屋外を示す場合には、通信端末2aが接続する基地局3の情報を取得する。つまり、通信状態情報取得部12は上述した、通信端末2a内の情報、過去の統計情報及び通信端末2aが接続する基地局3の情報のうち、少なくとも1つを取得する。
具体的には、通信状態情報生成装置10aは、位置測定部22がGPSの情報が取得できない場合には、通信端末2aは屋内に置かれていると推定し、通信端末2a内の基地局3からのスケジューリング情報に基づいて通信速さ情報SIを生成する。通信状態情報生成装置10aは、通信端末2aが移動中を示す場合には、通信端末2aと接続する基地局が通信端末2aの移動に伴い頻繁に変わる場合があるため、基地局の現在の接続状況ではなく、基地局の過去の通信の状態である過去の統計情報に基づいて、通信速さ情報SIaを生成する。通信状態情報生成装置10aは、通信端末2aが屋外を示す場合には、通信端末2aが接続する基地局3の現在の通信の状態に基づいて通信速さ情報SIを生成する。
速さ情報生成部13aは、端末位置情報PIと、通信状態情報取得部12が取得する通信端末2a内の情報、過去の統計情報及び基地局3の情報のうち少なくとも1つとに基づいて、通信速さ情報SIaを生成する。
通信状態情報生成装置10aは、通信端末2aの置かれた位置や移動中であるか否かに応じて、通信速さ情報SIaを生成する際に使用する通信状態情報TSIを変えることにより、より正確な通信速さ情報SIaを生成することができる。
また、通信端末2aは、通信速さ情報SIaに基づいて、上述した図9に示すように地図や鉄道の路線図等の地理を示す情報と対応付けた位置に、通信速さアイコンICONを重ね合わせた画像情報を生成することができる。ユーザは、表示部21に表示される地理を示す情報から、通信速さ情報SIaを生成したい位置を指定することができる。通信状態情報生成装置10aは、ユーザによって指定された位置と対応する通信速さ情報SIaを生成する。
具体的には、地理を示す情報には、ランドマークとなる場所、建物、及び駅等の情報が含まれる。ユーザは、例えば、通信端末2aを操作して駅を指定する。通信端末2aは、ユーザによって指定された駅の位置を示す端末位置情報PIを、通信状態情報生成装置10aに対して出力する。通信状態情報生成装置10aは、通信端末2aから駅の位置を示す端末位置情報PIを取得する。通信状態情報生成装置10aは、当該端末位置情報PIが示す駅と対応する通信状態情報に基づいて、通信速さ情報SIaを生成し、通信端末2aに対して出力する。通信端末2aは、ユーザが指定した駅と対応する通信速さ情報SIaを取得し、取得した通信速さ情報SIaに基づいて、通信速さアイコンICONが含まれた画像情報を生成し、表示部21に表示させることができる。
これにより、ユーザは、地理を示す情報等から所望する位置を指定し、所望する位置の通信の速さを知ることができる。
<第3の実施形態>
ここまでは、通信状態情報生成装置が通信速さ情報を生成する構成について説明した。次に、図11を参照して、第3の実施形態に係る通信状態情報生成装置について説明する。
なお、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態と同一の構成及び動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、第3の実施形態に係る通信状態情報生成装置10bの構成の一例を示す図である。
通信状態情報生成装置10bは、位置情報取得部11bと、通信状態情報取得部12bと、速さ情報生成部13bと、位置変化情報取得部14と、速さ予測部15とを備える。
位置情報取得部11bは、通信端末2aが備える位置測定部22から端末位置情報PIを取得する。位置情報取得部11bは、通信端末2aから取得した端末位置情報PIを、速さ情報生成部13bと、速さ予測部15とに対して出力する。
通信状態情報取得部12bは、通信状態情報記憶装置31から通信状態情報TSIを取得する。本実施形態において、通信状態情報TSIには、更に、通信の速さの改善を示す、速さ改善情報が含まれる。通信の速さ改善情報とは、特定の位置と対応付けられた将来の通信の速さの改善の程度を示す情報である。具体的には、ある範囲の地域に、基地局が新設された場合、基地局が新設されたある地域は、基地局1つあたりに接続される通信端末が少なくなる。ある範囲の地域に存在する通信端末の数が、基地局の新設の前後で増えない場合には、基地局1つあたりに接続される通信端末が少なくなり、通信端末と基地局との通信の速さは早くなる。つまり、基地局が新設されることにより、当該基地局に接続する通信端末の通信の速さが改善される。通信の速さ改善情報とは、上述した通信の速さの改善を考慮した情報である。
通信状態情報取得部12bは、通信状態情報記憶装置31から取得した通信状態情報TSIを、速さ情報生成部13bと、速さ予測部15とに対して出力する。
速さ情報生成部13bは、位置情報取得部11bから端末位置情報PIを取得する。速さ情報生成部13bは、位置変化情報取得部14から位置変化情報CPIを取得する。速さ情報生成部13bは、通信状態情報取得部12bから通信状態情報TSIを取得する。速さ情報生成部13bは、端末位置情報PIと、位置変化情報CPIと、通信状態情報TSIとに基づいて、通信速さ情報SIaを生成する。速さ情報生成部13bは、生成した通信速さ情報SIaを、速さ予測部15に対して出力する。
速さ予測部15は、位置情報取得部11bから端末位置情報PIを取得する。速さ予測部15は、通信状態情報取得部12bから通信状態情報TSIを取得する。速さ予測部15は、速さ情報生成部13bから通信速さ情報SIaを取得する。速さ予測部15は、位置情報取得部11bから取得した端末位置情報PIと、通信状態情報取得部12bが取得した通信状態情報TSIとに基づいて、端末位置情報PIと対応する通信の速さ改善情報を選択する。速さ予測部15は、通信速さ情報SIaと、選択した速さ改善情報とに基づいて、速さ予測情報FSIを生成する。速さ予測情報FSIとは、通信の速さが改善する予定があることを示す情報である。具体的には、速さ予測情報FSIとは、通信端末2aが接続する基地局が増設される場合や、通信端末2aが接続する基地局が収容する通信端末の台数が増える等の改善が見込まれる場合に、当該改善を考慮した通信の状態を示す情報である。速さ予測部15は、生成した速さ予測情報FSIを、通信端末2aに対して出力する。
通信端末2aは、速さ予測部15から速さ予測情報FSIを取得する。通信端末2aは、速さ予測部15から取得した速さ予測情報FSIに基づいて、画像情報を生成する。通信端末2aが生成する画像情報には、現在の通信速さ情報SIaに基づく通信速さアイコンICONと、改善予定の日付等の情報と共に速さ予測情報FSIに基づく通信速さアイコンICONとが含まれる。通信端末2aは、画像情報を表示部21に表示させる。
<第3の実施形態のまとめ>
以上説明したように、通信状態情報生成装置10bは、位置情報取得部11bと、通信状態情報取得部12bと、速さ情報生成部13bと、速さ予測部15とを備える。通信状態情報TSIには、将来の通信の速さの改善を示す、速さ改善情報が含まれるため、速さ予測部15は、将来の通信の速さの改善を考慮した速さを予測した速さ予測情報FSIを生成する。通信状態情報生成装置10bは、生成した速さ予測情報FSIを、通信端末2aに対して出力し、ユーザに対して通信の速さが改善する予定を通知することができる。
なお、上記の各実施形態における通信状態情報生成装置10、通信状態情報生成装置10a及び通信状態情報生成装置10bが備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、通信状態情報生成装置10、通信状態情報生成装置10a及び通信状態情報生成装置10bが備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、通信状態情報生成装置10、通信状態情報生成装置10a及び通信状態情報生成装置10bが備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、通信状態情報生成装置10、通信状態情報生成装置10a及び通信状態情報生成装置10bが備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
2,2a…通信端末、3…基地局、4…通信網、5…サーバ、10,10a,10b…通信状態情報生成装置、11,11b…位置情報取得部、12,12b…通信状態情報取得部、13,13a,13b…速さ情報生成部、14…位置変化情報取得部、15…速さ予測部、21…表示部、22…位置測定部、23…加速度センサ、31…通信状態情報記憶装置、100…通信状態情報生成システム

Claims (6)

  1. 通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する位置情報取得部と、
    特定の位置と対応付けられた前記通信端末の通信の状態を示す通信状態情報を取得する通信状態情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得する前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得部が取得する前記通信状態情報とに基づいて、前記通信端末の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報を生成する速さ情報生成部と
    を備える通信状態情報生成装置。
  2. 前記通信状態情報取得部は、
    前記通信端末の位置又は前記通信端末の位置の変化に応じた前記通信状態情報を取得する
    請求項1に記載の通信状態情報生成装置。
  3. 前記通信状態情報取得部は、
    前記通信端末の位置が屋内を示す場合には、前記通信端末内の情報、
    前記通信端末の位置が移動中を示す場合には、過去の統計情報、
    前記通信端末の位置が屋外を示す場合には、前記通信端末が接続する基地局の情報のうち少なくとも1つを取得し、
    前記速さ情報生成部は、
    前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得部が取得する前記通信端末内の情報、前記過去の統計情報及び前記基地局の情報のうち少なくとも1つとに基づいて、前記通信速さ情報を生成する
    請求項2に記載の通信状態情報生成装置。
  4. 前記速さ情報生成部が生成する前記通信速さ情報と、前記位置情報取得部が取得する前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得部が取得する前記通信状態情報とに基づいて、前記端末の位置に応じた通信の速さを予測する速さ予測部
    を更に備える請求項3に記載の通信状態情報生成装置。
  5. 前記通信状態情報は、通信の速さの改善を示す、速さ改善情報である
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信状態情報生成装置。
  6. コンピュータに、
    通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    特定の位置と対応付けられた前記通信端末の通信の状態を示す通信状態情報を取得する通信状態情報取得ステップと、
    前記位置情報取得ステップによって取得される前記端末位置情報と、前記通信状態情報取得ステップによって取得される前記通信状態情報とに基づいて、前記通信端末の位置に応じた通信の速さを示す通信速さ情報を生成する速さ情報生成ステップと
    を実行させるための通信状態情報生成プログラム。
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