JP4309517B2 - 位置情報検索システム、移動端末機 - Google Patents

位置情報検索システム、移動端末機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動端末機の位置を遠隔地から確認する位置情報検索システム、及びそのシステムで用いられる移動端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、PHS(personal handyphone system)の無線通信インフラの整備によって、通常の音声による通話だけでなく、小ゾーン制であることを利用して、端末機の位置を遠隔地の情報処理装置からの要求によって検索する位置情報検索システムが考えられている。
【0003】
すなわち、PHSの端末機の出力が10mW程度であり、また基地局の出力が20mW程度であるため、基地局と移動端末機との通信可能な距離が約100m以内であり、PHSのシステムが各端末機が何れの基地局の通信エリア(ゾーン)に存在するかが認識されているので、検索対象とする端末機が存在する通信エリア(ゾーン)の基地局の位置を取得することで、そのゾーン内、つまり基地局の設置場所(この設置場所は既知)から100m以内にいると特定できる。
【0004】
従来の小ゾーンを利用した位置情報検索システムは、次のようにして所望する位置情報、すなわち検索対象とする端末機が存在する基地局の位置を取得する。
まず、情報処理装置から位置情報検索の要求があるとセンター局において、対象となる移動端末機のPHS番号をオートダイアルする。すると、交換局などを経由して移動端末機をそのセル内に持つ基地局を経て、対象とする移動端末機へ電話回線が接続される。
【0005】
センター局と移動端末機との間に回線接続がなされると、回線接続を行った基地局のコード(基地局ID)が認識され、センター局のデータベースに記憶される。この基地局の認識、基地局コードの記憶は、一瞬にして行われるので、センター局と移動端末機との回線は直ちに切断することができる。
【0006】
このデータベースに記憶された基地局の位置情報は、基地局のコードまたは基地局の緯度または経度で表現され、位置情報検索の要求があった情報処理装置に対して送信される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の位置情報検索システムでは、移動端末機の位置を遠隔地の情報処理装置からの要求に応じて検索することができる。
【0008】
しかしながら従来では、情報処理装置からの位置検索の要求に応じて、その都度、検索の対象とする移動端末機との回線接続を行なうことによって、移動端末機が存在するゾーンの基地局の位置情報を取得していたため、回線接続に伴って回線接続費用が発生していた。
【0009】
また、位置情報検索の要求があった場合に回線接続し、その時の移動端末機の現在位置を取得するだけであった。従って、移動端末機の移動の変化、すなわち位置情報の履歴を取得するためには、繰り返し位置情報の取得要求を行なう必要があり、また、その都度、回線接続費用が発生し、通信コストが増大してしまう。
【0010】
また従来の位置情報検索システムでは、移動端末機の現在位置を取得するだけであるため、現在位置が把握できたとしても、その場所でどのような状況にあるかを把握することができなかった。従って、従来では現在位置をもとにして、どのような状況にあるか想像する程度のことしかできなかった。
【0011】
本発明は前記のような事情を考慮してなされたもので、移動端末機の位置情報の履歴を簡単かつ通信コストを増大させることなく取得することが可能な位置情報検索システム、移動端末機を提供することを目的とする。
【0012】
また、移動端末機の位置情報と共に、移動端末機がおかれている状況を表す情報を含めた履歴を簡単かつ通信コストを増大させることなく取得することが可能な位置情報検索システム、移動端末機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の基地局のそれぞれに対応する通信エリアで、前記基地局を介して通信を行なう移動端末機において、現在位置の通信エリアが何れの基地局によるものであるかを示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報を格納するための位置履歴情報格納手段と、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報を、前記位置履歴情報格納手段に対して履歴として時系列的に順次格納する位置情報格納手段と、特定の状況が予め割り当てられたボタンに対するボタン操作に応じて、状況・状態の情報を入力する状況・状態入力手段と、前記状況・状態入力手段によって入力された状況・状態の情報を、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報と対応付けて格納する状況・状態情報格納手段と、前記位置履歴情報格納手段に格納された複数の位置情報と前記状況・状態情報格納手段によって格納された状況・状態の情報とを、予め設定された位置情報送出条件に応じて一括して送出する情報送出手段とを具備し、前記情報送出手段は、前記位置情報送出条件として特定の状況・状態の情報が設定されている場合に、前記状況・状態入力手段により入力された状況・状態の情報が前記特定の状況・状態の情報と一致した場合に情報を送出することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる位置情報検索システムのシステム構成を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態における位置情報検索システムは、移動局10、基地局12、PHS網14、公衆網16、位置情報管理システム18、及び情報処理装置20によって構成される。本実施形態では、PHS(personal handyphone system)を用いた小ゾーン制無線通信システムを利用した構成とする。
【0016】
移動局10(PHS端末)は、基地局12との間で無線通信を行なうもので、時間経過、移動、あるいは特定のボタン操作に伴って、現在位置する通信エリア(ゾーン)が何れの基地局12によるものであるかを示す位置情報を履歴として格納し、基地局12からの位置情報に対する条件指定を含む位置情報要求(4)に応じて、指定された条件に従う位置情報を抽出して一括して位置情報回答(5)として送出する機能を有している。また、移動局10は、基地局12や各網を介さずに、情報処理装置20と直接接続することによって格納している位置情報の履歴を出力することもできる。
【0017】
基地局12は、移動局10との間で無線通信を行なうもので、それぞれに固有な基地局を特定する識別情報(基地局ID)が設定され、常時、基地局IDを通知する信号を発信している(PHSの基本構成)。基地局12は、PHS網14を経由して位置情報要求(3)が受信された場合に、位置情報の検索対象とする移動局10に対して位置情報要求(4)を送信し、この位置情報要求(4)に応じた位置情報回答(5)を受信した場合に、PHS網14に対して位置情報回答(6)を送信する。
【0018】
PHS網14は、複数の基地局12を統合するもので、公衆網16を経由して位置情報管理システム18からの位置情報要求(2)が受信された場合に、位置情報の検索対象となっている移動局10が通信エリアに存在している基地局12に対して位置情報要求(3)を送出し、この位置情報要求(3)に応じた位置情報回答(6)を受信した場合に、公衆網16を介して位置情報管理システム18に対して位置情報回答(7)を送信する。
【0019】
公衆網16は、PHS網14と位置情報管理システム18とを接続するための通信経路であり、例えばISDN網が用いられる。
【0020】
位置情報管理システム18は、移動局10の位置検索を行なうサービスを提供するためのシステムであり、情報処理装置20からの所定の移動局10に関する位置情報の取得を要求する端末機位置情報要求(1)が受信された場合に、検索対象とする移動局10に対する位置情報要求(2)を送出し、この位置情報要求(2)に応じた位置情報回答(7)を受信した場合に、この位置情報回答(7)に含まれる位置情報の履歴をもとにして移動局10の位置(緯度経度)、住所、移動経路等の位置に関する演算を実行して、その結果を端末機位置情報回答(8)として情報処理装置20に送信する。
【0021】
情報処理装置20は、パーソナルコンピュータ等によって構成される位置情報管理システム18が提供する位置情報検索サービスの提供を受けるためのもので、所定の移動局10に対する位置情報を要求するための端末機位置情報要求(1)を、ISDNあるいはインターネットを経由して位置情報管理システム18に対して送出し、この端末機位置情報要求(1)に応じた端末機位置情報回答(8)を受信し、この端末機位置情報回答(8)に含まれる位置情報に基づいた移動局10の位置表示(例えば、地図上での位置、経路等の表示、位置情報の履歴の一覧表示等)を行なう機能が設けられている。
【0022】
次に、移動局10の構成について説明する。図2は本実施形態における移動局10のシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態における移動局10は、例えば記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータ、いわゆるPDA(personal digital assistant)と呼ばれるPHSによる無線通信機能を備えた携帯型情報機器、一般的な音声通話が可能なPHS端末、あるいは音声通話用の機能が省略された位置情報検索用の専用の移動端末機として実現することができる。なお、位置情報検索用の専用の移動端末機の構成については、後述する図6及び図7を用いて説明する。
【0023】
図2に示すように、本実施形態における移動局10は、CPU30、メモリ31、通信機能部32、スピーカ/マイク33、記憶装置35、表示装置36、ダイヤルボタン37、機能ボタン38、及びリアルタイムクロック(RTC)39の各機能を有して構成されている。
【0024】
CPU30は、装置全体の制御を司るもので、メモリ31に格納されたプログラム及びデータに基づいて実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、位置情報通信プログラム31bを実行することで、基地局12からの位置情報要求を受信し、また位置情報要求に対する位置情報回答を送信するための通信を制御し、位置情報管理プログラム31cを実行することによって、位置情報を取得して履歴として格納保存する機能が実現される。位置情報管理プログラム31cでは、位置情報格納機能、位置情報送出機能、位置情報容量管理(削除)機能が実現される。なお、本実施形態において位置情報とは、基地局を特定する識別情報(以下、基地局IDと称する)と、基地局からの電界強度を示す情報との組からなり、さらに基地局ID及び電界強度の情報を格納した時の時刻を示す格納時刻の情報、及び予め設定された特定のボタン(詳細については後述する)に対する操作状態、すなわち何れのボタンが押下されたかを表すボタン状態の情報(特定の状況が予め割り当てられた状況・状態の情報)が付加されて構成される。
【0025】
メモリ31は、CPU30による読み込み専用または読み書き可能なメモリ装置であり、プログラムやデータが格納される。本実施形態では、移動局10の基本的な機能を制御するための制御プログラム31aの他、必要に応じて、位置情報通信プログラム31b、位置情報管理プログラム31c等のプログラムが格納される。また、メモリ31には、位置情報を格納するための位置履歴情報格納領域31d、現在の位置情報を格納するための現在位置情報格納領域31e、位置情報の取得や送出すべき位置情報の条件を格納するための条件格納領域31f、ボタンに対して設定された特定の状況を表す情報、例えば行動内容を表す情報を格納するためのボタン設定格納領域31g等のデータ領域が確保される。各領域に格納される情報の詳細については後述する。
【0026】
通信機能部32は、有線あるいは無線によって電話による通信を行なうもので、無線通信としてPHS(personal handyphone system)により実現され、通常の音声通話による通信の他にデータ通信等を行なうことができる。なお、通信機能部32のPHSによる無線通信のための詳細な構成については後述する(図3)。
【0027】
スピーカ/マイク33は、通信機能部32を介した通常の音声の通話を行なう際に用いられるもので、スピーカにより発呼者側からの音声を出力し、マイクにより発呼者に通知する音声を入力する。
【0028】
記憶装置35は、各種プログラム(制御プログラム31a、位置情報通信プログラム31b、位置情報管理プログラム31c等)やデータ(位置履歴情報格納領域31d、現在位置情報格納領域31e、条件格納領域31fに格納される情報)等が記憶される装置である。記憶装置35において扱われる記録媒体に記録されたプログラムは、必要に応じてメモリ31上に読み出され、実行されることで各種機能を実現する。また、記憶装置35は、可搬型記憶媒体35aに対するデータの読み書きが可能であるものとする。
【0029】
表示装置36は、入力データや出力結果、あるいは通信制御に係わるメッセージ等を表示するためのもので、例えばLCD(液晶ディスプレイ)によって構成される。なお、移動局10を携帯型情報機器とした場合、入力装置としてタブレットを設けて、表示装置36の表示面と積層一体型に構成してあっても良い。
【0030】
ダイヤルボタン37は、移動局10の基本的な機能として通信相手の電話番号を指定するために使用される他、移動局10に設けられた機能に対する各種設定を行なう際に使用される、0〜9の数字と複数の記号を示すボタンを含んでいる。
【0031】
機能ボタン38は、移動局10に設けられた機能に対する各種指示を入力するために使用されるボタンである。また、機能ボタン38は、予め設定された特定のダイヤルボタン37との組み合わせによって、後述する専用移動端末機に設けられる状態通知ボタン37aと同じように機能させることができる。
【0032】
RTC39は、時計情報を供給するもので、年月日時刻の情報を取得するために用いられる。
【0033】
次に、通信機能部32の詳細について説明する。図3は、図2中に示す通信機能部32の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図3では、音声通話のための回路部分については省略している。
【0034】
図3に示すように、通信機能部32は、アンテナ40、受信回路41、復調回路42、ID検出回路43、電界強度測定回路44、制御回路45、送信回路46、変調回路47、及び送信信号生成回路48が設けられている。
【0035】
アンテナ40は、無線通信のための信号の送受信用であり、受信回路41と送信回路46とに接続される。
受信回路41は、アンテナ40によって受信された信号を増幅して、復調回路42及び電界強度測定回路44に出力する。
復調回路42は、受信回路41によって増幅された受信信号を復調して、ID検出回路43に出力する。
ID検出回路43は、復調回路42によって復調された信号に基づいて、受信した信号に含まれる基地局12を特定する識別情報(基地局ID)を検出する。
電界強度測定回路44は、受信回路41によって増幅された受信信号に基づいて、信号の受信が可能な基地局12との間の電界強度を測定する。
【0036】
制御回路45は、CPU30のもとで通信機能部32全体を制御して各種機能を実現するもので、音声通話のための機能の制御の他、CPU30からの要求に応じて、ID検出回路43によって検出された基地局IDと、電界強度測定回路44によって測定された電界強度を示す情報を提供するための制御を行なう。
【0037】
送信回路46は、変調回路47によって変調された信号を増幅して、アンテナ40を通じて送信する。
【0038】
変調回路47は、送信信号生成回路48によって生成された送信信号を変調して、送信回路46に出力する。
送信信号生成回路48は、制御回路45のもとで送信信号を生成し、変調回路47に出力する。
【0039】
次に、移動局10を位置情報検索用の専用の移動端末機(以下、専用移動端末機と称する)として構成した場合について説明する。図4は、専用移動端末機の外観構成を示す図、図5は、専用移動端末機のシステム構成を示すブロック図である。なお、図5のブロック図に示す構成は、図2に示すブロック図中の一般的な音声通話を行なうために設けられた構成部分、すなわちスピーカ/マイク33、ダイヤルボタン37、機能ボタン38が削除されたものであり、その他の機能については図2に示す機能と同様にして動作するものとして詳細な説明を省略する。ただし、専用移動端末機には、新たに状態通知ボタン37aが設けられている。
【0040】
図4(a)に示す専用移動端末機は、比較的大量の位置情報の履歴を蓄積可能とした構成であり、図4(b)に示す専用移動端末機は、携帯性を考慮して小型にした構成の例を示している。図4(a)に示す専用移動端末機では、比較的大容量の記憶装置35と共に、長時間の動作を可能にするためのバッテリ(図示せず)が搭載される。また、アンテナ40なども筐体内に収納されている。図4(b)に示す専用移動端末機では、小型軽量とするために記憶装置35(可搬型記憶媒体35a)が設けられていない構成とすることもできる(この場合、プログラム等は不揮発性のメモリによって提供されるものとする。)。
【0041】
また、図4(a)(b)に示すように、専用移動端末機には、行動内容などの状況を表す情報の履歴を位置情報と共に記録しておくための複数のボタンを含む状態通知ボタン37a、ボタン内容提示部(36)が筐体上面部に設けられている。図4(a)(b)に示す例では、5つのボタン(第1ボタン〜第5ボタン)が設けられた構成としている。状態通知ボタン37aの各ボタンに対しては、予め情報処理装置20において特定の状況を表す情報、例えば行動内容を表す情報が割り当てられ、その設定内容がボタン設定内容としてメモリ31のボタン設定格納領域31gに格納される(ボタン設定内容の詳細については後述する(図9、図10))。
【0042】
図4(b)に示す例では、第1ボタンには「現地到着」、第2ボタンには「作業開始」、第3ボタンには「作業終了」、第4ボタンには「現地出発」、第5ボタンには「緊急」の各行動内容が割り当てられていることを示している。
【0043】
ボタン内容提示部は、例えば表示装置36によってボタン設定格納領域31gに格納された情報に基づいて、行動内容を表す文字列を表示させることにより実現されるもので、例えば第1ボタンに対応付けて「現地到着」の文字列を表示させている。これにより、作業開始の際に操作すべきボタンを容易に判別することができる。
【0044】
なお、専用移動端末機の構成をより簡単化するために表示装置36を省いた構成とすることもできるが、この場合、ボタン内容提示部においては、単に行動内容が印刷されたシールなどを貼り付けることによって、利用者に対して各ボタンに対して割り当てられた行動内容を提示することができる。
【0045】
図6は、図2に示すシステム構成において、制御プログラム31a、位置情報通信プログラム31b、位置情報管理プログラム31c等のプログラムを、CPU30により実行することにより実現される機能の構成を示すブロック図である。
【0046】
図6に示すように、移動局10は、条件受付部50、条件格納部52、位置情報取得部54、位置情報格納部56、位置履歴情報格納部58、状態通知取得部59、時刻取得部60、情報算出部62、移動方向算出部64、住所算出部65、地図情報格納部66、位置算出部68、基地局情報格納部69、位置履歴管理部70、位置情報削除部72、位置情報圧縮部74、一括送出削除部76、格納保存削除部78、位置情報送出要求受付部79、情報送出部80、位置情報抽出部82、位置情報送出部84、位置情報送出指示部86、及び時間計時部88の機能が実現される。
【0047】
条件受付部50は、基地局12を介して得られる位置情報管理システム18(情報処理装置20)から通知される指示、あるいはダイヤルボタン37及び機能ボタン38による操作によって入力される指示に応じて、各種条件を受付けて条件格納部52に格納する。条件受付部50によって受け付けられる条件情報としては、位置情報を格納する際の位置情報格納条件、位置情報の履歴から送出すべき位置情報を抽出する際の位置情報抽出条件、履歴として格納された位置情報を基地局12に対して送出べきタイミングを示す位置情報送出条件がある。
【0048】
条件格納部52は、条件受付部50によって受付られた条件情報(位置情報格納条件、位置情報抽出条件、位置情報送出条件)を格納する。
【0049】
位置情報取得部54は、通信機能部32によって得られた基地局ID及び電界強度の情報を取得して、位置情報格納部56に通知する。
【0050】
位置情報格納部56は、位置情報取得部54によって取得された基地局ID及び電界強度の情報を、位置履歴情報格納部58に格納する。また、位置情報格納部56は、状態通知取得部59、時刻取得部60及び情報算出部62によって取得される情報についても、基地局ID及び電界強度の情報と共に位置履歴情報格納部58に格納する。位置情報格納部56は、位置履歴情報格納部58に対して、条件格納部52に格納された位置情報格納条件に従って、各種情報を位置情報の履歴として格納する。
【0051】
位置履歴情報格納部58は、位置情報格納部56によって位置情報の履歴が格納される。本実施形態において位置情報とは、基地局ID及び電界強度の情報からなり、さらに格納時刻の情報、ボタン状態の情報(特定のボタンダイヤルボタン37及び機能ボタン38(特定の組み合わせ)、あるいは状態通知ボタン37aに対する操作が行われた場合)が付加されて構成される。
【0052】
状態通知取得部59は、ダイヤルボタン37及び機能ボタン38(特定の組み合わせ)、あるいは状態通知ボタン37aに対する操作によって入力されるボタン状態の情報を取得して、位置情報格納部56に通知する。
【0053】
時刻取得部60は、RTC39からの時刻の情報を取得して位置情報格納部56に通知する。
【0054】
情報算出部62は、位置履歴情報格納部58に先に格納された位置情報に基づいて、移動方向算出部64、住所算出部65、地図情報格納部66、位置算出部68、及び基地局情報格納部69により他の情報を算出する機能が含まれている。
【0055】
移動方向算出部64は、位置履歴情報格納部58に先に格納された位置情報に基づいて、その変化から今後、移動局10が移動する可能性の高い移動方向を算出して位置情報格納部56に通知する。
【0056】
住所算出部65は、位置算出部68によって、位置履歴情報格納部58に格納された現在の位置情報に基づいて算出された現在位置(緯度経度)をもとに、地図情報格納部66に格納された地図情報を参照して、現在位置の住所を求めて位置情報格納部56に通知する。
【0057】
地図情報格納部66は、地図上に表される特徴的な位置、例えば道路(交差点等)、公共施設、建物、工場、公園などの位置を示す位置情報と、それぞれに対応する住所とが対応付けられて格納されている。
【0058】
位置算出部68は、位置履歴情報格納部58に格納された現在の位置情報(基地局ID、電界強度)と、基地局情報格納部69に格納された基地局情報(基地局の位置(緯度経度または住所)、基地局の送信電力、アンテナの設置高さ等)に基づいて現在位置(緯度経度)を算出し、位置情報格納部56に通知する。
【0059】
基地局情報格納部69は、各基地局12について、基地局IDとそれぞれの基地局の位置(緯度経度または住所)、基地局の送信電力、アンテナの設置高さ等)を示す情報を格納する。
【0060】
なお、情報算出部62は、地図情報格納部66及び基地局情報格納部69に格納される情報量が多いため、例えば大記憶容量の記憶装置が接続可能な使用形態などの場合に実現することができる。ただし、移動局10の位置情報検索の対象とするエリアを限定し、このエリア内に存在する基地局12の基地局情報及び地図情報のみを格納することによって情報量を削減すれば、大記憶容量を確保しなくても実現可能である。また、必要に応じて、基地局情報及び地図情報を、通信によって位置情報管理システム18等から取得することも可能である。
【0061】
位置履歴管理部70は、位置履歴情報格納部58に位置情報が格納されることによって変化する空き容量を管理するもので、空き容量が所定値以下となった場合に空き容量を確保するための処理を実行する。位置履歴管理部70は、位置履歴情報格納部58の空き容量を確保するために、位置情報削除部72、位置情報圧縮部74、一括送出削除部76、及び格納保存削除部78の機能を選択的に実行させることができる。
【0062】
位置情報削除部72は、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報のうち条件に従って一部を削除するもので、各位置情報に付加された格納時刻の情報を基づいて、所定の空き容量が確保される分の古い位置情報を削除する。
【0063】
位置情報圧縮部74は、空き容量が所定値以下となった場合に、格納済みの位置情報の情報量を圧縮することで情報量を低減させるもので、例えば統合できる位置情報をマージする、履歴中の途中の位置情報を間引くように削除する、あるいは所定のデータ圧縮方式を用いてデータ圧縮するなどの方法を用いる。
【0064】
一括送出削除部76は、空き容量が所定値以下となった場合に、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報を、位置情報送出部84を介して基地局12(位置情報管理システム18宛て)に送出した後、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報を一括して削除することで空き容量を確保する。
【0065】
格納保存削除部78は、移動局10に外部記憶装置(記憶装置35)が接続されている場合、位置履歴情報格納部58に格納されている位置情報を記憶装置35に格納保存した後、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報を一括して削除することで空き容量を確保する。
【0066】
位置情報送出要求受付部79は、基地局12を介して情報処理装置20からの位置情報要求を受け付けて、位置情報送出指示部86に通知する。なお、位置情報送出要求受付部79が位置情報要求を受信する際、同時に条件受付部50に位置情報抽出条件が受信される。
【0067】
情報送出部80は、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報の履歴を、基地局12(位置情報管理システム18宛て)に送出するもので、位置情報抽出部82及び位置情報送出部84の機能が設けられている。
【0068】
位置情報抽出部82は、条件格納部52に格納された位置情報抽出条件に基づいて、位置履歴情報格納部58から該当する位置情報を抽出し、位置情報送出部84に通知する。なお、位置情報抽出条件が指定されていない場合には、位置履歴情報格納部58に格納された全ての位置情報を一括して抽出する。
【0069】
位置情報送出部84は、位置情報抽出部82によって抽出された位置情報の履歴を基地局12に対して、位置情報回答の情報として送出する。
【0070】
位置情報送出指示部86は、条件格納部52に格納された位置情報送出条件に従って、情報送出部80に対して位置情報の送出実行を指示する。位置情報送出指示部86が位置情報の送出実行を指示する条件として、位置情報送出要求受付部79からの位置情報要求が通知された場合、位置情報送出条件として指定された時間が経過した場合、位置情報送出条件として指定された特定のボタンが操作されてその状態通知が入力された場合、あるいはそれらの組み合わせによる場合がある。
【0071】
時間計時部88は、条件格納部52に格納された位置情報送出条件(時間指定)に応じた時間を計時して、位置情報の送出実行を指示する時刻になったことを検出する。
【0072】
次に、位置情報管理システム18の構成について説明する。
本実施形態における位置情報管理システム18は、例えば記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現される。
【0073】
図7に示すように、本実施形態における位置情報管理システム18は、CPU90、メモリ92、端末機データベース94、基地局データベース95、地図データベース96、通信ユニット98の他、図示していない入力装置、表示装置等の各機能を有して構成されている。
【0074】
CPU90は、装置全体の制御を司るもので、メモリ92に格納されたプログラム及びデータに基づいて実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、位置情報サービスプログラム92bを実行することで、情報処理装置20から要求があった移動局10について位置情報検索をするサービスを提供する。CPU90は、位置情報通信プログラム92cを実行することによって情報処理装置20からの端末機位置情報要求を受信し、また端末機位置情報要求に対する端末機位置情報回答を情報処理装置20に送信するための通信を制御し、位置情報通信プログラム92cを実行することによって、取得した位置情報の履歴をもとにした位置(緯度経度、住所)を演算する機能が実現される。
【0075】
メモリ92は、CPU90による読み込み専用または読み書き可能なメモリ装置であり、プログラムやデータが格納される。本実施形態では、位置情報管理システム18の基本的な機能を制御するための制御プログラム92aの他、必要に応じて、位置情報サービスプログラム92bが格納される。位置情報サービスプログラム92bには、位置情報通信プログラム92c、位置情報演算プログラム92d等のプログラムが含まれる。
【0076】
また、メモリ92には、移動局10から取得した位置情報を格納するための位置履歴情報格納領域、位置情報の履歴をもとにして算出した移動局10の位置(緯度経度)、住所などの情報を格納するための領域が確保される(図示せず)。
端末機データベース94は、位置情報検索の対象とする移動局10に関する情報が登録される。
【0077】
基地局データベース95は、位置情報検索の対象とするエリアに設置された基地局12に関する情報が、位置情報をもとにした移動局10の位置(緯度経度)を算出するために登録されるもので、各基地局12について、基地局IDとそれぞれの基地局の位置(緯度経度または住所)、基地局の送信電力、アンテナの設置高さ等)を示す情報等を格納する。
【0078】
地図データベース96は、地図上に表される特徴的な位置、例えば道路(交差点等)、公共施設、建物、工場、公園などの位置を示す位置情報と、それぞれに対応する住所とが対応付けられて格納されている。
通信ユニット98は、ISDNや専用線(インターネット)等を経由した通信を行なう。
【0079】
記憶装置99は、各種プログラム(制御プログラム92a、位置情報サービスプログラム92b等)やデータ(移動局10から取得した位置情報の履歴等)が記憶される装置である。記憶装置99において扱われる記録媒体に記録されたプログラムは、必要に応じてメモリ92上に読み出され、実行されることで各種機能を実現する。
【0080】
次に、情報処理装置20の構成について説明する。
本実施形態における情報処理装置20は、例えば記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるパーソナルコンピュータによって実現される。
【0081】
図8に示すように、本実施形態における情報処理装置20は、CPU100、メモリ102、記憶装置104、表示装置106、入力装置108、通信ユニット110、及び地図データベース112の各機能を有して構成されている。
【0082】
CPU100は、装置全体の制御を司るもので、メモリ102に格納されたプログラム及びデータに基づいて実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、位置情報通信プログラム102bを実行することで、位置情報管理システム18に対する端末機位置情報要求を送信し、また端末機位置情報要求に対する端末機位置情報回答を受信するための通信を制御し、検索プログラム102cを実行することによって、利用者からの位置情報検索の要求を入力し、この要求に対して得られた端末機位置情報回答に含まれる位置情報に基づいて移動局10の位置表示(例えば、地図上での位置、経路等の表示、位置情報の履歴の一覧表示等)を行なう。
【0083】
メモリ102は、CPU100による読み込み専用または読み書き可能なメモリ装置であり、プログラムやデータが格納される。本実施形態では、情報処理装置20の基本的な機能を制御するための制御プログラム102aの他、必要に応じて、位置情報通信プログラム102b、検索プログラム102c等のプログラムが格納される。また、メモリ102には、位置情報管理システム18から受信した移動局10の位置に関する情報を格納するための位置情報格納領域102d、専用移動端末機の状態通知ボタン37a、あるいは特定のダイヤルボタン37と機能ボタン38との組み合わせに対して割り当てられた特定の状況を表す情報(例えば行動内容)を格納するためのボタン設定格納領域102eの他、各種のデータ領域が確保される。位置情報に基づく移動局10の位置表示を行なう際には、位置情報に付加されたボタン状態の情報に対応するボタン設定格納領域102eに設定された行動内容をともに表示させることができる。
【0084】
記憶装置104は、各種プログラム(制御プログラム102a、位置情報通信プログラム102b、検索プログラム102c等)やデータ(位置情報格納領域102dに格納される位置情報管理システム18から取得した移動局10の位置に関する情報等)が記憶される装置である。記憶装置104において扱われる記録媒体に記録されたプログラムやデータは、必要に応じてメモリ102上に読み出され、実行されることで各種機能を実現する。また、記憶装置35は、可搬型記憶媒体104aに対するデータの読み書きが可能であり、移動局10で扱われる可搬型記憶媒体35aに対するデータの読み書きが可能であるものとする。
【0085】
表示装置106は、各種情報の表示を行なうもので、検索プログラム102cの実行に伴って、地図データベース112に格納された地図情報をもとにした地図の表示や、この地図上における移動局10の位置あるいは経路の表示が行われる。
【0086】
入力装置108は、各種情報の入力を行なう。
【0087】
通信ユニット110は、ISDNや専用線(インターネット)等を経由した通信の他、移動局10を直接接続して、移動局10のメモリ31(位置履歴情報格納部58)に格納された位置情報の履歴を入力することができる。
【0088】
地図データベース112は、地図を表示するためのデータの他、地図上に表される特徴的な位置、例えば道路(交差点等)、公共施設、建物、工場、公園などの位置を示す位置情報と、それぞれに対応する住所とが対応付けられて格納されている。
【0089】
次に、本実施形態における位置情報検索システムの動作について説明する。 はじめに、情報処理装置20において実行される位置情報管理システム18を利用するための初期設定処理について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。初期設定処理には、各種の処理設定が行われるが(ステップS7)、処理移動局10(専用移動端末機)に設けられたボタンに対して、特定の状況を表す情報、例えば行動内容を表す情報を割り当てることができる。
【0090】
まず、初期設定処理においてボタン設定要求が指示された場合(ステップS1)、図8に示す情報処理装置20のCPU100は、移動局10(専用移動端末機)に設けられた特定のボタンに対して割り当てる特定の状況を表す情報、例えば行動内容を表す情報を入力する(ステップS2)。行動内容の入力は、予め用意された複数の中から選択する、あるいは入力装置108の操作によって行動内容を表す文字列を入力するなどして行われる。そして、CPU100は、入力された行動内容を複数のボタンの中の特定のボタンに対して割り当てる(ステップS3)。例えば、図4に示す専用移動端末機の場合には、第1ボタンに対して「現地到着」の行動内容が割り当てられることになる。
【0091】
以上の行動内容の入力と設定の作業が、移動局10(専用移動端末機)に設けられたそれぞれの特定のボタンに対して行われる(ステップS4)。なお、図4及び図5に示す専用移動端末機では、状態通知ボタン37aに設けられた複数のボタン(例えば第1ボタン〜第5のボタン)のそれぞれに対して設定が行われるが、図2に示す一般的な音声通話が可能なPHS端末のようにダイヤルボタン37と機能ボタン38とが設けられた移動局10に対しては、ダイヤルボタン37と機能ボタン38の特定のボタンの組み合わせに対して設定が行われるものとする。
【0092】
設定が終了するとCPU100は、入力されたボタン設定内容をメモリ102のボタン設定格納領域102eに格納させる(ステップS5)。
また、CPU100は、移動局10に対してボタン設定内容を通知して、各移動局10においてボタン設定内容を格納させる(ステップS6)。この際、情報処理装置20は、位置情報管理システム18、公衆網16、PHS網14、及び基地局12を介して、移動局10に通知するようにしても良いし、移動局10を直接接続した状態で通知するようにしても良い。ただし、移動局10(専用移動端末機)において、単にボタン状態を格納するだけで、ボタン内容提示部における行動内容の提示などが不要である場合には、ボタン設定内容の通知を省略することもできる。
【0093】
図10には、専用移動端末機に設けられた状態通知ボタン37aの各ボタンに対して設定されたボタン設定内容の一例を示している。図10に示す例では、第1ボタンには「現地到着」、第2ボタンには「作業開始」、第3ボタンには「作業終了」、第4ボタンには「現地出発」、第5ボタンには「緊急」の各行動内容が割り当てられている。このボタン設定内容が、情報処理装置20のメモリ102中のボタン設定格納領域102e、移動局10(専用移動端末機)のメモリ31中のボタン設定格納領域31gに格納される。
【0094】
次に、移動局10における動作について説明する。
まず、位置情報格納処理について、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、位置情報の格納の条件として、行動内容が割り当てられた状態通知ボタン37a(専用移動端末機の場合)あるいは特定のボタンの組み合わせ(図2に示す構成の場合)が押された場合、予め設定されている一定時間が経過した場合、及び移動局10が移動することによって他の基地局12の通信エリア(ゾーン)内に侵入した場合に、その位置で取得できる位置情報を格納する条件が設定されているものとする。
【0095】
なお、位置履歴情報格納部58には、基本的には図12に示すように、(a)基地局ID、(b)電界強度、(c)格納時刻を示す情報が対応付けて格納されるものとする。また、行動内容が割り当てられた状態通知ボタン37aあるいは特定のボタンの組み合わせが押された場合には、何れのボタンが押されたかを示すボタン状態の情報が、(a)基地局ID、(b)電界強度、(c)格納時刻を示す情報と対応付けて格納される。
【0096】
位置情報取得部54は、各基地局12から常時送出されている各基地局12に固有の基地局IDを取得すると、この基地局IDと共に、基地局12との間の電界強度の情報を取得する。
【0097】
位置情報格納部56は、位置情報取得部54によって取得された基地局ID及び基地局12からの電界強度との組を現在位置情報として保持している。
【0098】
位置情報格納部56は、予め設定された一定時間が経過したか(ステップA1)、あるいは現在位置情報の基地局IDと異なる基地局IDが、位置情報取得部54によって取得された場合には(ステップA2)、取得した基地局IDと電界強度を示す情報を位置履歴情報格納部58に格納する(ステップA3)。また、位置情報格納部56は、時刻取得部60によって取得された、その時の時刻の情報対応付けて格納する。
【0099】
さらに一定時間の経過、他の基地局12の通信エリア(ゾーン)への侵入に関係なく、状態通知ボタン37aあるいは特定のボタンの組み合わせが押された場合にも(ステップA0)、位置情報格納部56は、取得した基地局IDと電界強度を示す情報を、押されたボタンを示すボタン状態と対応付けて位置履歴情報格納部58に格納する(ステップA3)。
【0100】
例えば、移動局10(専用移動端末機)を携帯している利用者が目的地に到着した場合には、「現地到着」が割り当てられている状態通知ボタン37aの第1ボタンを押すようにする。これにより、位置情報と共に「現地到着」したことを表すボタン状態を格納しておくことができる。
【0101】
なお、ボタンが押された時点では位置情報の取得を行わないようにもできる。この場合、状態通知ボタン37aあるいは特定のボタンの組み合わせが押された際には、そのボタン状態を一時格納しておき(最後に押されたボタン状態のみを格納しておくものとする)、一定時間の経過、あるいは他の基地局IDを取得した時に、ここで取得された位置情報と共に一時格納しておいてボタン情報を格納する。
【0102】
図13には、基地局IDと電界強度の情報の取得の様子を示している。例えば、図13に示すように、移動局10が基地局1の通信エリアと基地局2の通信エリアに共通するエリア内に存在する場合、それぞれの基地局1,2の基地局ID(ID1,ID2)を取得することができる。また、それぞれの基地局との間の電界強度を測定し、それぞれの電界強度(強度1、強度2)を取得することができる。
【0103】
従って、例えば、図14に示すように、移動局10が移動して、それぞれ異なる基地局12の通信エリアを示す領域1、領域2、領域3を通過する場合、それぞれの位置での取得された基地局ID及び電界強度の情報を位置履歴情報格納部58に格納することになる(図14に示す例では、一定時間毎の格納のみを行っている)。
【0104】
例えば、図14(1)の位置では、領域1のみに存在するため、領域1の基地局ID「A」と、例えば電界強度「2」の情報を対応付けて格納する。
【0105】
また、図14(2)の位置では、領域1,2に共通するエリアに移動局10が存在するため、図12に示すように、それぞれの領域に対応する基地局IDと電界強度の情報、すなわち領域1の基地局ID「A」と電界強度「8」、領域2の基地局ID「B」と電界強度「1」の情報を、それぞれ対応付けて位置履歴情報格納部58に格納する。
【0106】
また、図14(3)の位置では、領域1,2,3に共通するエリアに移動局10が存在するため、同様にして、図12に示すように、それぞれの領域に対応する領域1の基地局ID「A」と電界強度「1」、領域2の基地局ID「B」と電界強度「3」、領域3の基地局ID「C」と電界強度「1」の情報を、それぞれ対応付けて位置履歴情報格納部58に格納する。
【0107】
なお、図13、図14では説明を簡単にするため、2または3の基地局12が設けられた状況を例にして説明しているが、移動局10の位置(緯度経度)を基地局情報をもとにして正確に算出するためには、3以上の基地局12に対する位置情報、好ましくは3〜7の基地局12、さらに好ましくは3以上の基地局12の中で電界強度の強い上位3以上の数局の基地局12に対する位置情報を格納することが望ましい。ただし、位置の検出精度が低くても許される場合であれば、2つの基地局12に対する位置情報のみであっても良い。
【0108】
このようにして、位置情報格納部56は、移動局10の現在位置に応じた位置情報((a)基地局ID、(b)電界強度、(c)格納時刻)を、時系列的に履歴として順次格納しておくことができる。また、状態通知ボタン37aあるいは特定のボタンの組み合わせが押された際には、ボタン状態の情報も位置情報と対応付けて順次格納しておくことができる。
【0109】
なお、位置履歴情報格納部58に格納する位置情報として、図12に示すように、基地局ID、電界強度、格納時刻の情報の他に、(d)進行方向、(e)住所、(f)緯度経度の情報を、情報算出部62によって選択的に算出して格納することができる(図11、ステップA5)。
【0110】
例えば、(d)進行方向の情報は、移動方向算出部64によって、位置履歴情報格納部58に先に格納された複数の位置情報に基づいて、その変化から今後、移動局10が移動する可能性の高い移動方向を算出することによって格納することができる。単純には、例えば、(c)格納時刻の変化に伴って、(b)電界強度が強くなっている(a)基地局IDが存在する場合には、その基地局IDが示す基地局12の方向に移動していることになる。
【0111】
また、(f)緯度経度の情報は、位置算出部68によって、位置履歴情報格納部58に格納された現在の位置情報(基地局ID、電界強度)と、基地局情報格納部69に格納された基地局情報(基地局の位置(緯度経度または住所)、基地局の送信電力、アンテナの設置高さ等)に基づいて現在位置(緯度経度)を算出することによって格納することができる。
【0112】
また、(e)住所の情報は、位置算出部68によって、位置履歴情報格納部58に格納された現在の位置情報に基づいて算出された現在位置(緯度経度)をもとに、地図情報格納部66に格納された地図情報を参照して、現在位置の住所を求めて格納することができる。
【0113】
なお、情報算出部62は、必ずしも必要ではなく、位置情報管理システム18において位置情報に基づいて算出される場合には不要となる。ただし、移動局10の位置履歴情報格納部58に格納された情報を、情報処理装置20と直接接続することによって出力する場合や、可搬型記憶媒体35aを介して供給する場合などには有効である。
【0114】
なお、図11のフローチャートを用いた説明では、位置情報の格納の条件として、行動内容が割り当てられた状態通知ボタン37aあるいは特定のボタンが押された場合、予め設定されている一定時間が経過した場合、及び移動局10が移動することによって他の基地局12の通信エリア(ゾーン)内に侵入した場合としているが、図15に示すフローチャートのように、条件格納部52に格納された位置情報格納条件に従って位置情報を格納させることができる。
【0115】
図16には、条件格納部52に格納される位置情報格納条件の具体的な内容を示している。この位置情報格納条件は、前述したように、任意のタイミングによる情報処理装置20から通知される指示、あるいはダイヤルボタン37及び機能ボタン38による操作によって入力される指示が条件受付部50によって受け付けられることにより予め設定されるものとする。
【0116】
図16に示すように、位置情報格納条件としては、位置情報要求があった時の位置情報を格納することを示す「現在情報」、例えば図11(ステップA0,A1,A2)の条件に該当した全ての場合に位置情報を格納することを示す「全件」、範囲指定された時間(年月日時刻により指定されるものとする)内で例えば図11(ステップA0,A1,A2)の条件に該当した場合に位置情報を格納することを示す「時間範囲」、住所あるいは位置(緯度経度)で指定された範囲(例えば矩形を表す対角の2点による範囲指定)内で例えば図11(ステップA0,A1,A2)の条件に該当した場合に位置情報を格納することを示す「エリア範囲」、指定された数の位置情報を格納することを示す「件数」、特定のボタン状態が入力された場合、例えば「現地到着」と「現地出発」が割り当てられたボタン状態が入力された場合にのみ位置情報を格納することを示す「ボタン状態」などがある。ただし、「ボタン状態」に対しては、位置情報については他の条件に従って格納し、ボタン状態について特定のボタン状態のみを格納するものであっても良い。
【0117】
条件格納部52には、前述した複数の条件から任意の組み合わせによって位置情報格納条件を指定することができる。「時間範囲」「件数」については、それぞれに対する具体的な数値が共に指定され、「エリア範囲」については具体的な住所や範囲が共に指定される。
【0118】
位置情報格納部56は、条件格納部52に格納された位置情報格納条件を参照し、指定された条件に該当する状態となっている場合に(ステップB1)、位置情報を位置履歴情報格納部58に格納していく。
【0119】
例えば、「エリア範囲」の条件の判定では、住所算出部65または位置算出部68による処理結果を参照して、位置履歴情報格納部58に格納すべき位置情報であるか否かが位置情報格納部56によって判別されるものとする。
【0120】
なお、図15に示すフローチャートは、図16に示す位置情報格納条件に従う処理(ステップB1)が異なるのみで、他の処理(ステップB2〜B4)が図11のステップA3〜A5と同一なので、詳細な説明を省略する。
【0121】
次に、移動局10から位置情報を送出させる位置情報送出処理について、図17に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0122】
前述のようにして移動局10の位置履歴情報格納部58に格納された位置情報の履歴を、基地局12に送出させる位置情報送出条件としては、図16に示すように、情報処理装置20からの位置情報要求があった場合に位置情報を送出することを示す「送出要求時」、予め指定された一定時間毎に位置情報を送出することを示す「時間指定」(具体的な時間がともに指定される)、予め指定された特定のボタン状態の入力があった場合に位置情報を送出することを示す「ボタン状態指定」などがある。
【0123】
条件受付部50は、送出条件設定要求が受信されると(ステップC1)、図16に示すように、指定された条件を条件格納部52に設定する(ステップC2)。位置情報送出条件は、前述したように、任意のタイミングによる情報処理装置20から通知される指示、あるいはダイヤルボタン37及び機能ボタン38による操作によって入力される指示が条件受付部50によって受け付けられることにより予め設定される。
【0124】
位置情報送出指示部86は、条件格納部52に設定された位置情報送出条件に応じて、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報の履歴を送出すべきタイミングを判別する。
【0125】
すなわち、時間指定の条件が設定されている場合(ステップC3)、位置情報送出指示部86は、時間計時部88によって時間の経過を計時させ、指定された時間が計時された時、情報送出部80に対して位置情報の送出を指示する(ステップC8,C9)。
【0126】
また、ボタン状態が通知された場合、位置情報送出指示部86は、条件格納部52を参照して「ボタン状態指定」に設定されている特定のボタン状態と一致していた場合には(ステップC10)、情報送出部80に対して位置情報の送出を指示する(ステップC8,C9)。
【0127】
また、位置情報送出要求受付部79から位置情報要求を受け付けたことが通知された場合(ステップC6)、位置情報送出指示部86は、条件格納部52を参照して「送出要求時」が設定されていた場合に(ステップC7)、情報送出部80に対して位置情報の送出を指示する(ステップC8,C9)。
【0128】
一方、情報送出部80は、位置情報送出指示部86から位置情報の送出が指示されると、位置情報抽出部82によって位置履歴情報格納部58から条件に該当する位置情報を抽出する(ステップC8)。
【0129】
例えば、位置情報送出要求受付部79によって位置情報要求が受け付けられる際、位置情報抽出条件が共に指定されていた場合には、条件受付部50によって受け付けられ条件格納部52に設定されている。なお、位置情報抽出条件は、図16に示す位置情報格納条件と同様の内容によって指定できるものとして詳細な説明を省略する。
【0130】
位置情報抽出部82は、条件格納部52に設定された位置情報抽出条件に従って位置情報を抽出して、位置情報送出部84に通知する。
位置情報送出部84は、位置情報抽出部82によって抽出された位置情報を一括して、位置情報回答(5)(図1参照)として基地局12に送出する(ステップC9)。
【0131】
このようにして、位置情報格納条件を設定することによって、所望する位置情報の履歴を位置履歴情報格納部58に格納させることができる。また、位置情報送出条件を設定しておくことにより、送出要求時、一定時間毎、あるいは特定のボタン状態が通知された場合のように、所定のタイミングで位置履歴情報格納部58に格納された位置情報を送出させることができる。さらに、位置情報抽出条件を設定することによって、所望する位置情報の履歴を一括して取得することができる。
【0132】
次に、位置履歴情報格納部58の記憶容量を管理する位置情報容量管理処理について、図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0133】
前述したように、位置情報格納処理によって移動局10の位置履歴情報格納部58には位置情報を履歴として順次格納させる。これに伴って空き容量が減少していくが、継続して位置情報の格納が可能となるように、先に格納された位置情報を無駄にすることなく空き容量を確保する。
【0134】
まず、条件受付部50は、削除条件設定要求が受信されると(ステップD1)、指定された条件を条件格納部52に設定する(ステップD2)。
【0135】
削除条件は、任意のタイミングによる情報処理装置20から通知される指示、あるいはダイヤルボタン37及び機能ボタン38による操作によって入力される指示が条件受付部50によって受け付けられることにより予め設定される。
【0136】
削除条件は、位置履歴管理部70に設けられた複数の機能、すなわち位置情報削除部72、位置情報圧縮部74、一括送出削除部76、格納保存削除部78の何れを用いるかを示す指定である。何れか一つの機能を指定しても良いし、任意の組み合わせを指定しても良い。
【0137】
位置履歴管理部70は、位置履歴情報格納部58の空き容量を常に監視しており、残りの空き容量が予め設定されている所定値以下となった場合(ステップD3)、条件格納部52に設定された削除条件を判別して(ステップD4)、設定されている削除条件に応じた機能を起動して位置履歴情報格納部58に空き容量を確保する(ステップD5)。
【0138】
位置情報削除部72が起動された場合、位置情報削除部72は、位置履歴情報格納部58に格納された位置情報の一部を条件に従って削除する。例えば、位置情報削除部72は、図12に示す格納時刻(c)の情報を参照して、所定の空き容量が確保される分の古い位置情報を削除する。
【0139】
位置情報圧縮部74が起動された場合、位置情報圧縮部74は、位置履歴情報格納部58に格納されている位置情報を、所定のデータ圧縮方式を用いてデータ圧縮し、例えば別ファイルとして位置履歴情報格納部58に格納して、位置履歴情報格納部58に空き容量を確保する(ステップD7)。
【0140】
このデータ圧縮されたデータは、情報送出部80から送出される際に、伸張した上で送出しても良いし、データ圧縮したままの形式で送出し、位置情報管理システム18の方で新調した上で処理するようにしても良い。この場合、位置情報管理システム18において、位置情報圧縮部74で用いられるデータ圧縮方式に対応するデータ伸張方式を用いてデータの伸張が行われる。こうして、データ圧縮したまま位置情報を送出することで通信効率も向上される。
【0141】
一括送出削除部76が起動された場合、一括送出削除部76は、位置履歴情報格納部58に格納されている位置情報を情報送出部80によって一括して基地局12に送出させ(ステップD8)、送出が完了した後(ステップD9)、位置履歴情報格納部58に格納されている位置情報を一括して削除する(ステップD10)。
【0142】
この場合、条件格納部52に設定された位置情報送出条件と関係なく強制的に基地局12に送出させることで、先に位置履歴情報格納部58に格納された位置情報を無駄にせず、有効に利用することができる。
【0143】
格納保存削除部78が起動された場合、格納保存削除部78は、移動局10に記憶装置35が接続されている場合(ステップD11)、位置履歴情報格納部58に格納されている位置情報を一括して記憶装置35に格納し(ステップD12)、その後、位置履歴情報格納部58に格納されていた位置情報を一括して削除する(ステップD13)。
【0144】
なお、格納保存削除部78が起動されたにも関わらず、記憶装置35が接続されていない場合には、他の機能(位置情報削除部72、位置情報圧縮部74、一括送出削除部76)の何れかを起動させるものとする。
【0145】
このようにして、位置履歴情報格納部58の空き容量を、所定値よりも常に確保することにより、継続して位置情報の履歴を位置履歴情報格納部58に格納することができる。特に、位置情報圧縮部74、一括送出削除部76、格納保存削除部78によれば、先に位置履歴情報格納部58に格納された位置情報を無駄にすることなく利用できる。
【0146】
次に、位置情報管理システム18における位置情報サービス処理について、図19に示すフローチャートを参照しながら説明する。この位置情報サービス処理は、位置情報サービスプログラム92bを実行することにより実現される。
【0147】
まず、情報処理装置20より端末機位置情報要求(1)があった場合(ステップE1)、位置情報管理システム18は、CPU90の制御のもと、通信ユニット98からPHS網14に対して位置情報要求(2)を送出する(ステップE2)。なお、情報処理装置20から位置情報抽出条件が要求されていた場合には、その位置情報抽出条件の内容も送出する。
【0148】
位置情報要求(2)に対して位置情報回答(7)があった場合(ステップE3)、位置情報管理システム18は、位置情報回答(7)によって得られた位置情報の履歴をもとに、各位置情報に対する位置(緯度経度)を求める(ステップE4)。
【0149】
すなわち、CPU90は、位置情報(基地局ID、電界強度)と、基地局データベース95に格納された基地局情報(基地局の位置(緯度経度または住所)、基地局の送信電力、アンテナの設置高さ等)に基づいて現在位置(緯度経度)を算出する(ステップE4)。
【0150】
また、各位置情報に対する位置(緯度経度)をもとに移動経路を演算して求める(ステップE5)。すなわち、位置情報回答(7)によって時系列的な位置情報の履歴が取得されるので、各位置情報に基づいて算出された位置の変化をもとに移動局10の移動経路を予測して求める。
【0151】
例えば、各位置情報から算出された位置(緯度経度)を接続した線としても表しても良いし、地図データベース96に格納された地図情報をもとに道路などの位置に補正して、移動局10の移動経路を決定しても良い。
【0152】
また、予め情報処理装置20より地図上の特徴的な位置を移動局10の移動先予定場所として登録しておくことによって(位置、住所、名称などの指定)、その指定された位置の近傍を移動局10が通過した場合には、その登録された位置を経由したものとして経路を決定しても良い。
位置情報管理システム18は、位置情報をもとにして求めた情報を、端末機位置情報回答(8)として位置情報要求の要求元である情報処理装置20に対して送出する(ステップE6)。
【0153】
図20には、位置情報管理システム18から情報処理装置20に対する端末機位置情報回答(8)のデータ形式の一例を示している。
図20(a)は、位置情報をもとにして算出した位置(緯度経度)と、それぞれの格納時刻(c)の情報を対応付けたものである。また、ボタン状態(g)の情報が対応付けられている場合には、この情報も端末機位置情報回答(8)に含められる。
図20(b)は、(ステップE5)で求めた経路情報と、通過したと判断された登録場所を示す情報と、格納時刻(c)を対応付けたものである。この経路情報は、地図表示上で表される。また、ボタン状態(g)の情報が対応付けられている場合には、この情報も端末機位置情報回答(8)に含められる。
【0154】
図20(a)(b)に示すデータは、何れか一方が端末機位置情報回答(8)として情報処理装置20に送信されても良いし、経路情報、登録場所情報が位置情報管理システム18において得られる場合には、両方が情報処理装置20に送信されるようにしても良い。この場合、重複する格納時刻(c)とボタン状態(g)の情報は、当然ながら何れか一方に付加されていれば良い。
【0155】
なお、位置情報管理システム18は、位置情報回答(7)によって、移動局10の情報算出部62によって住所、位置、移動方向が算出され、これらの情報が取得できた場合には、この情報を所定のデータ形式に変換してそのまま端末機位置情報回答(8)に情報処理装置20に送信することができる。
【0156】
次に、情報処理装置20における位置情報検索処理について、図21に示すフローチャートを参照しながら説明する。位置情報検索処理は、検索プログラム102cを実行することによって実現される。
【0157】
位置情報要求の送出が指示された場合に、それと共に位置情報抽出条件の設定要求があった場合(ステップF1)、情報処理装置20は、入力装置108から入力された指示に応じて位置情報に対する位置情報抽出条件の設定を行なう(ステップF2)。
【0158】
その後、情報処理装置20は、位置情報要求の送出指示に応じて、端末機位置情報要求(1)を位置情報管理システム18に送信する(ステップF3)。
【0159】
この端末機位置情報要求(1)に対して、位置情報管理システム18から端末機位置情報回答(8)があった場合(ステップF4)、情報処理装置20は、端末機位置情報回答(8)によって取得された情報を位置情報格納領域102dに格納して保存する(ステップF5)。
【0160】
また、情報処理装置20は、地図データベース112に格納された地図情報をもとに、表示装置106に地図を表示させると共に、受信した情報をもとに移動局10の位置、移動経路、及びボタン状態に対応する行動内容等を表示する。
【0161】
図22には、情報処理装置20において表示される地図と移動局10の位置、移動経路を表示した画面の一例を示している(図20(a)(b)に示す両方のデータが送信される場合)。
【0162】
図22に示す一例では、図20(a)の情報をもとに位置表示Aとそれぞれに対応する時刻表示Bが表示されている。さらに、図20(b)に示す情報をもとに、移動局10の位置表示Aを結ぶ経路表示と共に登録場所情報に基づいて、移動局10が通過したと判断された登録場所の名称を登録場所表示Dとして表示している。
【0163】
こうして、移動局10からは位置情報の履歴を一括して取得できるので、単なる位置表示だけでなく、それらを接続した経路として表示することができる。なお、図22に示す例では、位置を結んで経路としているのではなく、地図情報をもとにして道路を通過したものとして経路を補正している。また、予め指定された登録場所に対しては、その近くを通過したことが判別できる場合には、その登録場所を通過したものとして経路を決定している。
【0164】
図23には、情報処理装置20における別の表示形態の画面の一例を示している。
図23に示す例では、図20(a)(b)の情報をもとに位置表示A、経路表示C、さらに時刻と氏名と行動内容との統合表示Eが表示されている。
【0165】
氏名については、各移動局10(専用移動端末機)の利用者名を登録しておくことで、何れの移動局10(専用移動端末機)から取得した位置情報であるかに応じて、対応する利用者名を参照することで表示できる。
【0166】
また、行動内容については、図20(a)に示す端末機位置情報回答によって取得されたボタン状態の情報をもとに、メモリ102のボタン設定格納領域102eに格納してあるボタン設定内容(図10)を参照し、ボタンが押された時の行動内容が判別されて表示される。
【0167】
図23に示す表示例では、図4(b)に示す専用移動端末機を携帯しているものとすると、氏名「AAAA」の利用者が○○工場に到着した際に、「現地到着」の行動内容が割り当てられた第1ボタンが押されることによって、○○工場の近傍の位置情報とボタンが押された到着時刻に該当する「7時40分15秒」と、その行動内容「現地到着」が表示されることになる。同様にして、「7時53分25秒」に「作業開始」(第2ボタンに対する操作)(ただし、この内容は次の行動内容の表示に隠れて見えない状態)、「9時21分05秒」に「作業開始」(第3ボタンに対する操作)、「9時43分58秒」に「現地出発」(第4ボタンに対する操作)したことを表す統合表示Eが、それぞれの位置情報に該当する位置において表示される。
【0168】
また、図23に示す表示例では、氏名「AAAA」の利用者についての表示だけでなく、利用者「BBBB」が携帯する移動局10(専用移動端末機)から取得した端末機位置情報回答をもとにした表示も行っている。図23には、利用者「BBBB」が「10時05分09秒」に「現地到着」したことを表す統合表示Eがされている。また、位置表示に使用しているマークも、利用者「AAAA」に対する表示で用いたマークと異なるものを使用して、明確に区別できるようにしている。
【0169】
なお、図22に示すように、地図上に取得した情報の内容を表すのではなく、位置情報の履歴の情報を一覧表示させることもできる。
【0170】
図24には、位置情報の履歴の情報を利用して、例えば利用者「AAAA」(電話番号070××××××××)に関する勤務表として表示させた一例を示している。情報処理装置20は、移動局10(専用移動端末機)から取得した情報(図20参照)をもとに、予め用意された勤務表のフォーマット、例えば図24に示す例では行動時刻、行動内容、場所、住所の各項目が設けられたフォーマットの所定の位置に、それぞれに該当する情報の内容を表示させている。
【0171】
これにより、利用者「AAAA」の行動内容が、その行動時刻と場所及び住所と対応づけて簡単に参照することができる。従って、移動局10(専用移動端末機)に格納されている情報をもとにして勤務表を自動作成することで、別途、勤務表を作成する場合に比較して大幅な作業負担の軽減が図れる。
【0172】
このようにして、移動局10において位置情報を履歴として時系列的に格納しておき、条件に従って一括して基地局12に対して送出させるので、移動局10との回線を接続する回数を少なくすることができ通信費用を低減させることができる。
【0173】
また、一括して位置情報を取得することができることから、各位置情報をもとにして算出される移動局10の位置を複数表示させるだけでなく、それらの連続性を持った変化として経路表示を行なうことができる。
【0174】
さらに、状態通知ボタン37aあるいは特定のボタン組み合わせに対する操作によって、行動内容をボタン状態の情報として移動局10(専用移動端末機)に位置情報と共に格納しておき、位置情報と共に情報処理装置20に受け渡すことができるので、情報処理装置20において移動局10(専用移動端末機)を携帯している利用者の行動内容を把握することができる。前述した説明では、専用移動端末機の状態通知ボタン37aとして設けられたボタンを5つとし、各ボタンに対して図10に示す行動内容が設定されるものとしているが、ボタンの数やそれぞれのボタンに対して割り当てる行動内容などの特定の状況については任意に決めることができる。
【0175】
なお、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0176】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、移動端末機に位置情報を履歴として時系列的に格納し、一括して送出するようにしたので、複数にわたって位置情報を取得する必要がなく、これにより移動端末機と回線を接続する必要回数が低減されるので、移動端末機の位置情報の履歴を簡単かつ通信コストを増大させることなく取得することが可能となるものである。また、移動端末機がおかれている状況を表す情報についても、位置情報とともに取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる位置情報検索システムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】移動局10のシステム構成を示すブロック図。
【図3】図2中に示す通信機能部32の詳細な構成を示すブロック図。
【図4】専用移動端末機の外観構成を示す図。
【図5】専用移動端末機のシステム構成を示すブロック図。
【図6】図2に示すシステム構成において実現される機能構成を示すブロック図。
【図7】位置情報管理システム18のシステム構成を示すブロック図。
【図8】情報処理装置20のシステム構成を示すブロック図。
【図9】情報処理装置20において実行される位置情報管理システム18を利用するための初期設定処理について説明するフローチャート。
【図10】専用移動端末機に設けられた状態通知ボタン37aの各ボタンに対して設定されたボタン設定内容の一例を示す図。
【図11】位置情報格納処理について説明するためのフローチャート。
【図12】位置履歴情報格納部58に格納される情報の内容を説明するための図。
【図13】移動局10による基地局IDと電界強度の情報の取得の様子を示す図。
【図14】移動局10が異なる基地局12の通信エリアを通過する例を示す図。
【図15】位置情報格納処理について説明するためのフローチャート。
【図16】条件格納部52に格納される位置情報格納条件の具体的な内容を示す図。
【図17】移動局10から位置情報を送出させる位置情報送出処理について説明するためのフローチャート。
【図18】位置履歴情報格納部58の記憶容量を管理する位置情報容量管理処理について説明するためのフローチャート。
【図19】位置情報管理システム18における位置情報サービス処理について説明するためのフローチャート。
【図20】位置情報管理システム18から情報処理装置20に対する端末機位置情報回答(8)のデータ形式の一例を示す図。
【図21】情報処理装置20における位置情報検索処理について説明するためのフローチャート。
【図22】情報処理装置20に置いて表示される地図と移動局10の位置、及び移動経路を表示した画面の一例を示す図。
【図23】情報処理装置20における別の表示形態の画面の一例を示す図。
【図24】位置情報の履歴の情報を利用して作成した勤務表の一例を示す図。
【符号の説明】
10…移動局
12…基地局
14…PHS網
16…公衆網
18…位置情報管理システム
20…情報処理装置
30…CPU
31…メモリ
32…通信機能部
33…スピーカ/マイク
35,104…記憶装置
35a,104a…可搬型記憶媒体
36,106…表示装置
37…ダイヤルボタン
38…機能ボタン
39…RTC
40…アンテナ
41…受信回路
42…復調回路
43…ID検出回路
44…電界強度測定回路
45…制御回路
46…送信回路
47…変調回路
48…送信信号生成回路
50…条件受付部
52…条件格納部
54…位置情報取得部
56…位置情報格納部
58…位置履歴情報格納部
60…時刻取得部
62…情報算出部
64…移動方向算出部
65…住所算出部
66…地図情報格納部
68…位置算出部
69…基地局情報格納部
70…位置履歴管理部
72…位置情報削除部
74…位置情報圧縮部
76…一括送出削除部
78…格納保存削除部
79…位置情報送出要求受付部
80…情報送出部
82…位置情報抽出部
84…位置情報送出部
86…位置情報送出指示部
88…時間計時部
94…端末機データベース
95…基地局データベース
96,112…地図データベース
98,110…通信ユニット
108…入力装置

Claims (17)

  1. 複数の基地局のそれぞれに対応する通信エリアで、前記基地局を介して通信を行なう移動端末機において、
    現在位置の通信エリアが何れの基地局によるものであるかを示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報を格納するための位置履歴情報格納手段と、
    前記位置情報取得手段によって取得された位置情報を、前記位置履歴情報格納手段に対して履歴として時系列的に順次格納する位置情報格納手段と、
    特定の状況が予め割り当てられたボタンに対するボタン操作に応じて、状況・状態の情報を入力する状況・状態入力手段と、
    前記状況・状態入力手段によって入力された状況・状態の情報を、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報と対応付けて格納する状況・状態情報格納手段と、
    前記位置履歴情報格納手段に格納された複数の位置情報と前記状況・状態情報格納手段によって格納された状況・状態の情報とを、予め設定された位置情報送出条件に応じて一括して送出する情報送出手段とを具備し
    前記情報送出手段は、前記位置情報送出条件として特定の状況・状態の情報が設定されている場合に、前記状況・状態入力手段により入力された状況・状態の情報が前記特定の状況・状態の情報と一致した場合に情報を送出することを特徴とする移動端末機。
  2. 前記位置情報取得手段によって取得される位置情報は、現在の位置で通信可能な基地局を特定する識別情報と、同基地局との間の電界強度とから成ることを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  3. 前記位置情報取得手段は、現在の位置で通信可能な基地局が複数ある場合には、それぞれの基地局に対する位置情報を取得することを特徴とする請求項2記載の移動端末機。
  4. 前記位置情報格納手段は、前記位置情報に格納時刻の情報を付加して共に前記位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の移動端末機。
  5. 前記位置情報取得手段によって取得される位置情報は、現在の位置で通信可能な基地局を特定する識別情報と、同基地局との間の電界強度とを含み、
    前記位置情報に格納時刻の情報を付加して前記位置履歴情報格納手段に位置情報の履歴として格納し、前記位置情報の格納時刻の変化に伴って、電界強度が強くなっている基地局が存在する場合には、その基地局の方向に移動しているものとして、移動する可能性の高い方向を算出する移動方向算出手段を具備し、
    前記位置情報格納手段は、前記移動方向算出手段によって算出された移動方向を示す情報を、前記位置情報と共に位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  6. 前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報の履歴をもとに、現在位置の緯度経度を算出する位置算出手段を具備し、
    前記位置情報格納手段は、前記位置算出手段によって算出された現在位置の緯度経度の情報を、前記位置情報と共に位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  7. 地図上の位置と住所の情報とが対応付けられて格納された地図情報格納手段と、
    前記位置算出手段によって算出された現在位置と、前記地図情報格納手段によって格納された情報をもとに、現在位置の住所を算出する住所算出手段とを具備し、
    前記位置情報格納手段は、前記住所算出手段によって算出された現在位置の住所の情報を、前記位置情報と共に位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  8. 前記位置情報格納手段は、予め設定された一定時間毎に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報を位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  9. 前記位置情報格納手段は、前記位置情報取得手段によって他の通信エリアの位置情報が取得された場合に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報を位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  10. 前記位置情報格納手段によって位置情報を格納する際の位置情報格納条件を受け付ける条件受付手段と、
    前記条件受付手段によって受け付けられた位置情報格納条件を格納する条件格納手段とを具備し、
    前記位置情報格納手段は、前記条件格納手段に格納された位置情報格納条件に従って、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報を前記位置履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  11. 前記位置情報の送出を要求する位置情報要求を、外部から入力する位置情報送出要求受付手段と、
    前記位置情報送出要求受付手段によって位置情報要求が入力された場合に、前記情報送出手段に位置情報の送出を指示する位置情報送出指示手段とを具備し、前記情報送出手段は、前記位置情報送出指示手段によって指示された場合に、位置情報を一括して送出することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  12. 前記情報送出手段は、予め設定された一定時間毎に、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報を一括して送出することを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  13. 前記位置履歴情報格納手段の空き容量を監視し、空き容量が所定値以下となった場合に、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報の一部を条件に従って削除する位置情報削除手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  14. 前記位置履歴情報格納手段の空き容量を監視し、空き容量が所定値以下となった場合に、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報を圧縮して、情報量を低減させる位置情報圧縮手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  15. 前記位置履歴情報格納手段の空き容量を監視し、空き容量が所定値以下となった場合に、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報を一括して送出し、その後、位置情報を一括して削除することを具備したことを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  16. 前記位置履歴情報格納手段の空き容量を監視し、空き容量が所定値以下となった場合に、前記位置履歴情報格納手段に格納された位置情報を一括して他の記憶装置に格納し、その後、位置情報を一括して削除することを具備したことを特徴とする請求項1記載の移動端末機。
  17. それぞれが通信エリア内で通信を行なう複数の基地局と、
    前記基地局による通信エリア内で通信を行なうものであって、前記基地局との通信により取得される現在の位置を表す位置情報と、特定の状況が予め割り当てられたボタンに対するボタン操作により取得される現在の状況・状態を表す情報とを履歴として時系列的に順次格納しておき、予め設定された位置情報送出条件として特定の状況・状態が設定されている場合に、入力された状況・状態を表す情報が前記特定の状況・状態の情報と一致した場合に格納された情報を一括して送出する移動端末機と、
    前記移動端末機によって一括して送出された位置情報と前記状況・状態の情報の履歴を取得し、前記位置情報に基づいて前記移動端末機の位置に関する演算を実行する位置情報管理システムと、
    前記位置情報管理システムによる演算で得られた結果と前記状況・状態の情報を取得して、前記移動端末の位置と前記移動端末から送出された状況・状態の情報をもとに前記移動端末の特定の状況に関する表示を行なう情報処理装置とを具備したことを特徴とする位置情報検索システム。
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