JP3947058B2 - 固着具打込機の固着具送り装置 - Google Patents

固着具打込機の固着具送り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3947058B2
JP3947058B2 JP2002230195A JP2002230195A JP3947058B2 JP 3947058 B2 JP3947058 B2 JP 3947058B2 JP 2002230195 A JP2002230195 A JP 2002230195A JP 2002230195 A JP2002230195 A JP 2002230195A JP 3947058 B2 JP3947058 B2 JP 3947058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
coil
flat
feeding
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002230195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004066406A (ja
Inventor
憲 荒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2002230195A priority Critical patent/JP3947058B2/ja
Publication of JP2004066406A publication Critical patent/JP2004066406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3947058B2 publication Critical patent/JP3947058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭部と軸部とを有する釘やねじ等の固着具を細長いプラスチックテープによって所定の間隔に連結したテープ連結固着具を固着具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送る、固着具打込機の固着具送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
頭部と軸部を有する釘やねじ等の固着具を細長いテープによって所定の間隔に連結したテープ連結固着具を固着具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送って棒状のドライバでノーズ部の打込通路を通して木材等の打込対象物に打込む固着具打込機はよく知られている。特公昭46−4040号公報には、固着具が釘である、圧縮空気を動力源とする固着具打込機が開示されている。固着具は、各固着具の軸部を頭部側と先端側とで保持するように中間の基部とその両縁部から立上がるタブとから成るコの字形状の横断面を有し且つ連結した多数の固着具軸部を相互に平行にした状態でコイル状に巻回できる、プラスチック製のコイルテープによって所定の間隔に連結される。テープによって連結された固着具は固着具打込機の固着具送り装置に装填される。固着具送り装置において、コイルテープの基部の送り穴には送り爪が係合し、送り爪にはピストンシリンダ装置の可動部が連結され、ドライバの打込後の復帰の時にピストンシリンダ装置が動作して、ノーズ部の打込室に次の固着具を送る。
【0003】
固着具を所定の間隔に連結する細長いテープは、上記のコイルテープの外に、特開昭53−147160号公報(特公昭57−61927号公報)に記載のように、固着具軸部を通す支持穴が所定の間隔で形成されていて固着具を支持穴に通して頭部に隣接する軸部部分を保持する、平坦な帯状の平テープも知られている。特開平11−170180号公報には、この平テープで連結した固着具を打込む固着具打込機が開示されている。前記コイルテープ連結固着具と前記平テープ連結固着具が、同じ固着具打込機で打込めるのであれば、テープの違いに合わせて建築現場等の作業場所に重い打込機を搬送する手間がなくなる。また、作業者にとっても、使用している固着具打込機を変更することなく異なるテープのテープ連結固着具を打込めることになり、便利であり、望ましいことである。
【0004】
実開昭62−92170号公報(実公平2−8707号公報)及び特開平8−164502号公報(特許第2836512号公報)には、コイルテープによって連結した固着具と、ワイヤによって所定の間隔に連結した固着具の2種類の連結固着具を併用できる固着具打込機を開示している。これらの公報に記載の固着具打込機は、異なる形状のテープによって連結した固着具を扱うものではなく、ワイヤ連結固着具とコイルテープ連結固着具が同じ固着具打込機で打込めるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ワイヤ連結固着具とコイルテープ連結固着具を併用できる固着具打込機は知られているが、コイルテープ連結固着具と平テープ連結固着具とを併用できる固着具打込機は知られていない。
【0006】
従って、本発明の目的は、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であってもノーズ部の打込室に1本ずつ送ることのできる、固着具打込機の固着具送り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
固着具を細長いテープによって所定の間隔に連結したテープ連結固着具を固着具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送る、本発明の、固着具打込機の固着具送り装置は、固着具連結テープを打込室に送る給送通路が形成されて、打込室が形成されたノーズ部に一体に形成されたテープガイド部と;固着具連結テープを給送通路上に給送可能に収容して、テープガイド部を開放可能に覆うようにノーズ部又はテープガイド部に旋回自在に連結されたゲート部と;テープガイド部に収容された固着具連結テープを打込室に固着具を1本ずつ送るように進めるテープ送り部とを備え;テープガイド部とゲート部とには、固着具が所定の間隔で連結された平テープの縁部を通すように案内する平テープガイド溝と、固着具が所定の間隔で連結されたコの字形状の横断面のコイルテープを通すように案内するコイルテープガイド溝とが形成されており、平テープガイド溝は、テープガイド部とゲート部とに、平テープの縁部を収容して案内する給送通路方向に延びる細い溝として形成され、コイルテープガイド溝は、ゲート部に、コイルテープの基部を案内するように給送通路方向に延びる広い溝として形成されており;テープ送り部は、ゲート部に、平テープガイド溝に収容される平テープの縁部の送りノッチに係合して後退及び前進して平テープを所定の間隔だけ送る平テープ送り爪と、コイルテープガイド溝に収容されるコイルテープの基部の送り穴に係合して後退及び前進してコイルテープを所定の間隔だけ送るコイルテープ送り爪とを備え、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とは、ピストンシリンダ装置によって駆動され;ピストンシリンダ装置がノーズ部又はテープガイド部に固着され、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とをピストンシリンダ装置の可動部に着脱可能に連結する手段を有し、該連結する手段は、連結アームであり、該連結アームの一端の部分には平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とが固着され、該連結アームの他端には、ピストンシリンダ装置の可動部に形成されたピンに着脱可能に連結される連結穴が形成され、ゲート部を開放状態から前記テープガイド部を覆う位置に旋回させると、連結アームの他端の連結穴がピンに挿入され、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とがピストンシリンダ装置に連結される、ことを特徴とする。
【0008】
上記固着具送り装置によれば、テープガイド部とゲート部に平テープガイド溝が形成され、ゲート部にコイルテープガイド溝が形成され、ゲート部に平テープを送る平テープ送り爪とコイルテープを送るコイルテープ送り爪とが設けられ、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とはピストンシリンダ装置によって駆動されるので、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であっても1つの固着具送り装置によってノーズ部に送ることが実現でき、平テープ送り爪もコイルテープ送り爪も、固着具軸部に係合することなしに平テープ又はコイルテープに係合してテープを直接前進させているので、固着具の姿勢を適正に維持した状態で確実に所定の間隔で打込室に送ることができ、また、ピストンシリンダ装置がノーズ部又はテープガイド部に固着され、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とをピストンシリンダ装置の可動部に着脱可能に連結する手段が設けられているので、テープ連結固着具の装填時等に旋回させる必要のあるゲート部には装填作業等を阻害する惧れがある重いピストンシリンダ装置がなくなる。
【0009】
また、本発明の固着具打込機の固着具送り装置は、固着具連結テープを打込室に送る給送通路が形成されて、打込室が形成されたノーズ部に一体に形成されたテープガイド部と;固着具連結テープを給送通路上に給送可能に収容して、テープガイド部を開放可能に覆うようにノーズ部又はテープガイド部に旋回自在に連結されたゲート部と;テープガイド部に収容された固着具連結テープを打込室に固着具を1本ずつ送るように進めるテープ送り部とを備え;テープガイド部とゲート部とには、固着具が所定の間隔で連結された平テープの縁部を通すように案内する平テープガイド溝と、固着具が所定の間隔で連結されたコの字形状の横断面のコイルテープを通すように案内するコイルテープガイド溝とが形成されており、平テープガイド溝は、テープガイド部とゲート部とに平テープの縁部を収容して案内する給送通路方向に延びる細い溝として形成され、コイルテープガイド溝は、ゲート部にコイルテープの基部を案内するように給送通路方向に延びる広い溝として形成されており;テープ送り部は、ゲート部に、平テープガイド溝に収容される平テープの縁部の送りノッチに係合して後退及び前進して平テープを所定の間隔だけ送る平テープ送り爪と、コイルテープガイド溝に収容されるコイルテープの基部の送り穴に係合して後退及び前進してコイルテープを所定の間隔だけ送るコイルテープ送り爪とを備え、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とは、ピストンシリンダ装置によって駆動され;打込室には、給送通路に向けて延び且つ閉じたゲート部に近い側に沿って延びる保持壁部が固着され、保持壁部は、ゲート部の平テープガイド溝に収容される平テープのゲート部側の縁部を保持するように形成されるとともに、ゲート部のコイルテープガイド溝に収容されるコイルテープの基部とタブに支持される固着具軸部との間の空間に延びるように形成されていることを特徴とする。
【0010】
上記固着具送り装置によれば、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であっても、1つの固着具送り装置によってノーズ部に送ることが実現でき、平テープ送り爪もコイルテープ送り爪も、固着具軸部に係合することなしに平テープ又はコイルテープに係合してテープを直接前進させているので、固着具の姿勢を適正に維持した状態で確実に所定の間隔で打込室に送ることができ、また、打込室から給送通路にゲート部に近い側に沿って延びる保持壁部が、平テープのゲート部側の縁部を保持するとともに、コイルテープの基部と固着具軸部との間の空間に延びるので、平テープ連結固着具をドライバで打込むときには保持壁部が平テープ縁部を支持して固着具を適正な姿勢に維持し、コイルテープ連結固着具の打込み時にはコイルテープの前進を妨げることがなく、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であってもノーズ部での打込みを適正に維持する。
【0011】
上記固着具送り装置において、テープガイド部には、平テープガイド溝に収容される平テープ縁部の送りノッチに係合して平テープを送る、第2の平テープ送り爪が設けられ、第2平テープ送り爪がピストンシリンダ装置によって駆動されるのが好ましい。これによって、平テープの送りを一層確実にする。ゲート部には、平テープ縁部の送りノッチに係合して平テープの後退を阻止する平テープ逆止爪と、コイルテープ基部の送り穴に係合してコイルテープの後退を阻止するコイルテープ逆止爪とが設けられる。これによって、平テープ送り爪の後退又はコイルテープ送り爪の後退時のテープの後退を確実に阻止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。本発明の固着具打込機の固着具送り装置の説明の前に、図1及び図2を参照して、コイルテープ連結固着具と平テープ連結固着具について説明する。コイルテープ1が、図1(A)及び(B)に示されている。コイルテープ1は、プラスチックの細長い帯条体として形成され、釘やビスと呼ばれるねじ等の固着具2を長手方向に多数保持する。コイルテープ1は、固着具2の軸部3を頭部5の側と先端の側とで保持するように、中間の基部6とその両縁部から立上がる一対のタブ7、7とから成るコの字形状の横断面を有する。タブ対7は、長手方向に所定の間隔をもって多数形成されて固着具を所定の間隔で保持する。基部6の中央には、送り穴9が長手方向にタブ7の所定の間隔をもって形成され、送り爪によるテープの前進を可能にしている。各タブ7には固着具支持穴が設けられ、各支持穴は、固着具がドライバで打込まれたときタブから外れるように切欠かれている。コイルテープ1は、多数の固着具2を連結し、連結した固着具軸部3を相互に平行にした状態でコイル状に巻回することができる。例えば、図1(A)において、コイルテープの右側の端部を持ち上げて左側の端部の側に巻き込むようにすれば長い固着具を連結したコイルテープ1をコイル形状に巻回でき、そのコイル状の固着具連結テープは、ドラム形状のマガジンに収容できる。このようにコイル状に巻回できるので、コイルテープと称する。なお、特公昭46−4040号公報には、上記説明とは反対向きに巻回したコイルテープが示されている。
【0014】
図2(A)及び(B)には平テープ10が示されている。平テープ10は、プラスチックの細長い平坦な帯条体として形成される。平テープ10の幅方向の中央には、固着具2の軸部3を通す支持穴11が長手方向に所定の間隔に形成されている。支持穴11には固着具2の軸部3が挿通されていて、頭部5に隣接する軸部部分が支持穴11で支持されて、多数の固着具2が所定の間隔で連結されている。平テープ1の両縁部には、送りノッチ13が長手方向に支持穴11の所定の間隔をもって形成され、送り爪によるテープの前進を可能にしている。支持穴11は、固着具軸部3を支持するように平坦なテープ面から突出する筒状(図2(B)参照)に形成されている。支持穴11の周囲には、支持された固着具がドライバで打込まれるときに支持穴11から抜け外れるように、放射状の4つの溝14が形成されており、各溝14は筒状の支持穴11にまで延び出ている。支持穴11に支持された固着具2がドライバで打込まれると、固着具2の頭部5が溝14から支持穴11を押し広げつつ押出され、更に頭部5は支持穴11に延びる溝14に押し広げる力を加えて支持穴11の筒状部分を切り裂き、固着具2が支持穴11から抜け出て対象物に打込まれる。なお、ドライバが固着具2を打込むとき、テープ10の両側の縁部(送りノッチ13が形成される縁部)は、ドライバの打込力によって撓まないように保持される。
【0015】
上記のコイルテープ1によって連結される連結固着具も平テープ10による連結固着具も送ることができるのが、本発明の固着具送り装置である。図3〜図5には、固着具打込機17のノーズ部18に設けられた、本発明の実施例に係る固着具送り装置19が示されている。図3は、固着具打込機17が打込動作する前の状態にあり、ノーズ部18の打込室21には固着具2が1本送られており、固着具2の上方にはドライバ22の先端があって打込み可能になっている。図4では、固着具打込機17が打込動作して、ドライバ22が固着具2を打込んでいるときの状態にあり、ドライバ22の先端は、コイルテープ1に保持されて打込室21にあった固着具2をノーズ部18の打込通路23を通してノーズガイド25から木材等の打込対象物に打込む。なお、ノーズガイド25は固着具2を打込対象物に垂直に打込むことができるように保持する。図5は、固着具打込機18が打込動作を終えてドライバ22が打込前の位置に復帰する途中の状態にある。なお、図3〜図5において、コイルテープ1で連結した固着具2が使用されているが、本発明では、平テープ10で連結した連結固着具も使用できる。固着具打込機17のメインシリンダ、メインピストン、トリガ機構等を含む打込機全体の構造及びその動作の詳細については、公知であるので割愛する。それらの詳細について、例えば、特開平11−170180号公報を参照されたい。
【0016】
図3〜図5に示される固着具送り装置19及びノーズ部18の全体が、図6及び図7にも示されている。図3〜図7を参照して、本発明に係る固着具送り装置19を説明する。固着具送り装置19は、固着具連結テープ1(又は10)を打込室21に送る給送通路26が形成されてノーズ部18に一体に形成されたテープガイド部27と、テープガイド部27を開放可能に覆うように、打込室21に隣接する位置でノーズ部18にピン29によって旋回自在に連結されたゲート部30とを有する。ゲート部30は、ノーズ部18ではなく、テープガイド部27に連結してもよい。固着具送り装置19は、更に、テープガイド部27に収容された固着具連結テープ1(又は10)を打込室21に固着具を1本ずつ送るように進めるテープ送り部31を有する。テープ送り部31は、ゲート部30の側とノーズ部18の側とに分けて設けられている。ゲート部30の側に設けられるのは、ゲート部30を重くしないテープ送り機構部分であり、ノーズ部18の側に設けられるのは、ピストンシリンダ装置33を含む、重くて嵩張る部分である。両部分は、連結手段によって連結される。
【0017】
図3〜図7に加えて図8〜図11を参照する。図8は、テープ部分のない図3のVIII−VIII線に沿って断面した図を示しており、図9は、テープ送り部31の静止時の状態を示しており、図10は、テープ送り部31のテープ送り動作時の状態を示しており、図11はピストンシリンダ装置33を示している。図3〜図11を参照して、固着具送り装置19を説明する。先ず、テープ送り部31の、ゲート部30の側に設けられるテープ送り機構部分について説明する。図8に示すように、ゲート部30には、平テープ10の一方の縁部を通すように収容して案内する、給送通路方向に延びる細い平テープガイド溝34が形成されている。平テープガイド溝34に対向するテープガイド部27の位置には、平テープ10の他方の縁部を通すように収容して案内するように給送通路方向に延びる細い平テープガイド溝35が形成され、前記平テープガイド溝34と対を成している。また、ゲート部30には、コイルテープ1の基部6をゲート部30に沿って通すように案内するコイルテープガイド溝37が、基部6の幅に対応する広い溝として給送通路方向に延びるように形成されている。
【0018】
図9及び図10に図示のように、テープ送り部31は、ゲート部30に、平テープガイド溝34に収容される平テープ10の縁部の送りノッチ13に係合して後退及び前進して平テープを所定の間隔だけ送る第1の平テープ送り爪38と、コイルテープガイド溝37に収容されるコイルテープ1の基部6の送り穴9に係合して後退及び前進してコイルテープ1を所定の間隔だけ送るコイルテープ送り爪39とを包含する。テープガイド部27には、平テープガイド溝35に収容される平テープ10の縁部の送りノッチ13に係合して後退及び前進して平テープを所定の間隔だけ送る、第2の平テープ送り爪41が設けられる。これらの平テープ送り爪38、41及びコイルテープ送り爪39とは、ピストンシリンダ装置33によって駆動される。ゲート部30を裏面側から見た、図12及び図13には、コイルテープ送り爪39が示され、ゲート部30を裏面側から見た、図14及び図15には、第1平テープ送り爪38及び第2平テープ送り爪41が示されているので、これらの図も参照されたい。第1平テープ送り爪38、第2平テープ送り爪41及びコイルテープ送り爪39は、ピストンシリンダ装置33によって、図9の静止位置から図10の位置に一度後退して、再び、図9の位置に前進する。ピストンシリンダ装置33は、図3〜図6に図示のように、ノーズ部18に一体的に成形又は連結されることによって固着されている。図11は、図9のピストンシリンダ装置33のXI−XI線に沿って断面した図を示している。
【0019】
主に図9〜図11を参照すると、ピストンシリンダ装置33は、ノーズ部18に固着されるシリンダ部42と、シリンダ部42に往復動自在に収容されるピストン43と、ピストン43に一体成形されてシリンダ部42の外周面に円筒形状に形成された可動部45とを包含する。シリンダ部42には、圧縮空気入口46が設けられて、固着具打込機17のリターンチャンバ47(図3〜図5参照)からの圧縮空気が供給されるようになっている。ピストン43には、前記圧縮空気の無い状態ではシリンダ内の容積を最小にする静止位置にあるように、シリンダ部42の中でピストン43を押圧するコイルばね49が当接している。コイルばね49はノーズ部18に固着された支持部50から延びるロッド51によって支持されている。なお、図11に図示のように、実施例では、コイルばね49及びロッド51は、楕円形断面のシリンダ部42に合わせた形状の、楕円断面のピストン43に対応して、2組設けられているが、1組でもよいことは勿論である。図10又は図11(B)に図示のように、圧縮空気入口46にリターンチャンバからの圧縮空気が供給されると、ピストン43がコイルばね49の力に抗して図10の矢印53(及び図11(B)の矢印53)に示すように、右側の方向に移動して、一体の可動部45も右側に移動する。この移動によって、第1平テープ送り爪38及びコイルテープ送り爪39、並びに、第2平テープ送り爪41が、図9の静止位置から図10の位置に移動させられる。
【0020】
この移動のため、第1平テープ送り爪38及びコイルテープ送り爪39とをピストンシリンダ装置33の可動部45に着脱可能に連結する手段が設けられている。その連結手段は、連結アーム54である。連結アーム54は、図3〜図7に示されており、図9に図示の便宜のため連結を外した状態で示されている。連結アーム54は、ほぼL字型に形成されており、連結アーム54の一端の側の部分には第1平テープ送り爪38とコイルテープ送り爪39とが固着されている。連結アーム54の他端の側の部分には、ピストンシリンダ装置33の可動部45に形成されたピン55に着脱可能に連結される連結穴57が形成されている。連結アーム54は、第1平テープ送り爪38及びコイルテープ送り爪39に固着されているため、全体として、ゲート部30に支持されており、ゲート部30を開放状態(図7)からテープガイド部27を覆う位置に旋回させる(図6)と、連結アーム54の他端の連結穴57が、ピストンシリンダ装置33の可動部45のピン55に自動的に挿入される。これによって、第1平テープ送り爪38とコイルテープ送り爪39とがピストンシリンダ装置33の可動部45に連結され、可動部の移動によって両送り爪が後退及び前進する。従って、ゲート部30が旋回自在に形成されていて、そのゲート部30に第1平テープ送り爪38とコイルテープ送り爪39とが設けられていても、ゲート部30を閉じるだけで、両送り爪をピストンシリンダ装置33に連結できる。そして、テープ連結固着具の装填時等に旋回させる必要のあるゲート部30には、重いピストンシリンダ装置はなく、作業者にゲート部30を操作する際の負担を重くすることはない。なお、第2平テープ送り爪41は、固定のテープガイド部27の側に設けられた送り爪であるので、第2平テープ送り爪41のアーム形状部分がピストンシリンダ装置33の可動部45に直接連結されている(図9及び図10)。
【0021】
ゲート部30には、平テープ10縁部の送りノッチ13に係合して平テープの後退を阻止する平テープ逆止爪59と、コイルテープ1の基部6の送り穴9に係合してコイルテープの後退を阻止するコイルテープ逆止爪61とが設けられる。これらの平テープ逆止爪59とコイルテープ逆止爪61は、図9及び図10、並びに、図12〜図15に示される。平テープ逆止爪59並びにコイルテープ逆止爪61は、それぞれ、第1平テープ送り爪38及び第2平テープ送り爪41並びにコイルテープ送り爪39の後退時に平テープ10並びにコイルテープ1に係合して後退するのを阻止するためのものである。図12及び図13を参照すると、コイルテープ逆止爪61は、給送通路方向には移動しないが、コイルテープ1の前進を許し且つ後退を阻止するように中間のピン62によって旋回可能に支持され、爪のある先端と反対側の端部にはコイルばね63が設けられ、コイルテープ逆止爪61の先端がコイルテープ1の基部6の送り穴9に係合するようにばね付勢されている。平テープ逆止爪59は、図14及び図15に図示のように、給送通路方向には移動しないが、平テープ10の前進を許し且つ後退を阻止するように、打込室21にある平テープ部分の送りノッチ13に係合する位置に設けられる。特に、図14(A)及び図15(A)に図示のように、前端と後端にはそれぞれコイルばね65が設けられ、固着具2の1本分の前後の送りノッチ13の一方に必ず係合するようにしている。かかる平テープ逆止爪59とコイルテープ逆止爪61によって、平テープ送り爪38、41の後退時又はコイルテープ送り爪39の後退時のテープの後退を確実に阻止でき、各テープの送りを確実にする。
【0022】
図16は、ゲート部30を取り除いた状態の打込室21を示している。打込室21には、打込室21を形成する壁部分を根元としてテープガイド部27の給送通路26に向けて延びる保持壁部66がノーズ部18に一体に形成されている。図17は、図16のXVII−XVII線断面図を示しており、保持壁部66は、テープガイド部27の側ではなく、閉じたゲート部30の側に沿って延びるように形成されている。保持壁部66は、平テープ10のゲート部30側の縁部を打込室21で保持し、平テープ10に連結された固着具2の打込みのとき、平テープ10から固着具2がドライバに適正な姿勢で打込まれるのを確保する。このため、保持壁部66は、図16に示すように、テープガイド部27の平テープガイド溝35に対向する側の溝の壁面67を、ゲート部30の平テープガイド溝34から打込室21に連続するように形成する。平テープ10は、ゲート部30側の平テープガイド溝34が平テープ逆止爪59の存在によって打込室21において十分な深さを確保できなくても、保持壁部66の壁面67によって確実に保持され、平テープ10のテープガイド部27側の縁部は平テープガイド溝35によって確実に保持される。それによって、ドライバで固着具2が打込まれても平テープ10の姿勢は適正に維持されて適正な姿勢での打込みを確保する。図18(A)は、平テープ10のテープガイド部27側の縁部が平テープガイド溝35によって確実に保持されるとともに、ゲート部30側の縁部が保持壁部66の壁面67によって確実に保持されるのを示している。
【0023】
また、保持壁部66は、固着具2を連結したコイルテープ1の前進を阻止しないように形成されている。すなわち、保持壁部66は、コイルテープ1が固着具2を保持した状態で打込室21に入るのを阻止しないように形成され、固着具2が打込まれた後の空のコイルテープ1が打込室21から排出される(図3〜図5参照)を妨げないように形成されている。このため、保持壁部66は、ゲート部30のコイルテープガイド溝37に収容されるコイルテープ1の基部6と固着具軸部3との間の空間に延びる細長い平板形状に形成されている。保持壁部66の幅は、ゲート部30に延びる端部69は平テープ10のための壁面67を形成するだけの細い形状で、基部6と固着具軸部3との間の空間に入り易く形成され、打込室21側の根元部分は基部6の幅に合わせて広幅に形成されて基部6を広い面積でガイドするように形成されている。保持壁部66の打込室21での高さ位置は、打込室21に進入するドライバの進行を妨げない位置にあるとともに、コイルテープ1の基部6をゲート部30のコイルテープガイド溝37に沿わせるように案内する位置にある。これによって、コイルテープ1の打込室21内での姿勢が適正に維持され、コイルテープ1に連結された固着具2も適正な姿勢に維持されて、ドライバによる打込み姿勢も適正であり、対象物へ適正に打込める。図18(B)には、コイルテープ1の基部6がゲート部30の側に案内されて、コイルテープ1が打込室21内で適正な姿勢に維持され、コイルテープ1に連結された固着具2も適正な姿勢に維持される様子が示されている。図19は、図16の矢印IXXの方向から見た図であり、空のコイルテープ1及び平テープ10が、打込室21から排出できる空間が形成される様子を示す。保持壁部66の周囲には、平テープ10の排出できる空間(平テープガイド溝35と保持壁部66の壁面67によって形成される空間)だけでなく、コイルテープ1の基部6が通る空間70とタブ7が通る2つの空間71、73が形成されている。保持壁部66は、空間70、71、73を塞ぐことのないように、所定幅の薄い剛性の細長い板状体に形成されている。
【0024】
かかる保持壁部66によって、コイルテープ連結固着具の打込み時にはコイルテープの前進を妨げることがなく、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であってもノーズ部での打込みを適正に維持する。図20及び図21は、その様子を示している。図20(A)において、平テープ10に連結された固着具2の1つが打込室21に送られる。平テープ10の一方の縁部は、平テープガイド溝35に収容支持されており、他方の縁部は保持壁部66の壁面によって支持されている。これによって、固着具2はその軸心がドライバ22の軸心に一致した状態に保持される。図20(B)に図示のように、ドライバ22が固着具2の頭部5に当接してノーズ部18の先端に移動させる。これによって、平テープ10は、中央部分が固着具2が平テープ10から抜け出るときに撓むが、一方の縁部が平テープガイド溝35によって、他方の縁部が保持壁部66の壁面によってそれぞれ支持されているので、固着具2は適正な姿勢でノーズ部18内を前進し、平テープ10はそのまま残り、次の固着具送り操作によって空テープ部分が打込室21から排出される。図21はコイルテープ1の場合を示している。図21(A)において、コイルテープ1に連結された固着具2が打込室21に送られる。コイルテープ1は、ゲート部30コイルテープガイド溝37に収容されて、保持壁部66はコイルテープ1の基部6をコイルテープガイド溝37に沿うように案内しており、これによって、固着具2をその軸心がドライバ22の軸心に一致した状態に保持する。次に、図21(B)に図示のように、固着具打込機17を動作させると、ドライバ22が固着具2の頭部5に当接してノーズ部18の先端に移動させる。コイルテープ1の2つのタブ7、7は、固着具2が抜け出るときに撓むが、基部6が保持壁部66によってゲート部30の側に規制されているので、固着具2は適正な姿勢でコイルテープ1のタブ7から抜け出してノーズ部18内を前進する。他方、コイルテープ1は、タブ7、7に固着具のない状態で残り、次の固着具送り操作によって空テープ部分が打込室21から排出される。
【0025】
なお、図6及び図7の固着具送り装置19のゲート部30においては、図示の便宜上省略されているが、図3〜図5に図示のように、ゲート部30には、ゲート部30を閉じた状態に維持するロック74が設けられている。ロック74にはタブ75が設けられて、矢印77の方向に移動させることができ、ピストンシリンダ装置33を保持するテープ送り部31のカバー部分の穴に係合していたロック74のロックを解除できる。かかるロックによって、ピストンシリンダ装置とゲート部30のテープ送り機構部分との連結も確実に維持される。
【0026】
図3〜図5を参照して、ドライバ22で打込室21にある固着具2を打込む動作について説明する。また、図12〜図15を参照して固着具2の送り動作を説明する。図3の固着具2が打込室21にある状態は、コイルテープ1の場合が、図12(A)、(B)に示され、平テープ10の場合が、図14(A)、(B)に示されている。固着具2が打込室21にある状態で固着具打込機17のトリガ(図示せず)を引いてドライバ22を駆動する。ドライバ22は、下方に押下げられ、固着具2をノーズ部18の打込通路23を通して、図4に図示のように、ノーズガイド25から突出させ、打込対象物に打込む。打込みが終了するとトリガを釈放して、ドライバ22がリターンチャンバ47からの圧縮空気によって上方に復帰し始める。図5はその復帰の途中の動作を示している。図5において、リターンチャンバ47からの圧縮空気は、ピストンシリンダ装置33のシリンダ42の圧縮空気入口部46にも供給される。これによって、ピストン43がコイルばね49の力を越えて図5の右側の位置に移動する。図5の位置ではピストン43は最も右側の後退位置に位置している。かかる動作位置は、コイルテープの場合が図13(A)、(B)に示され、平テープの場合が図15(A)、(B)に示されている。図13(A)において、コイルテープ送り爪39は後退移動して、次の固着具2を打込室に送るため、基部6の次の送り穴9に係合している。このとき、コイルテープ逆止爪61がその前の送り穴9に係合して、コイルテープ送り爪39の後退に伴うコイルテープ1の後退を防止している。図15(A)において、第1平テープ送り爪38及び第2平テープ送り爪41はともに後退移動して、次の固着具2を打込室に送るため、平テープ10の各縁部の次の送りノッチ13に係合する用意をしている。このとき、平テープ逆止爪59がその前方側の送りノッチ13に係合して、平テープ送り爪38及び41の後退に伴う平テープ10の後退を防止している。ドライバ22が図3の位置に復帰して、リターンチャンバ47からの圧縮空気がなくなると、ピストン43はコイルばね49の力によって図3、図12、図14の位置に復帰し、この復帰動作は、コイルテープ送り爪39を前進させ、第1及び第2平テープ送り爪38及び41を前進させて、次の固着具2を打込室21に配置する。以下、打込動作のたびにこの固着具送り動作を行う。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、テープガイド部とゲート部に平テープガイド溝が形成され、ゲート部にコイルテープガイド溝が形成され、ゲート部に平テープを送る平テープ送り爪とコイルテープを送るコイルテープ送り爪とが設けられ、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とはピストンシリンダ装置によって駆動されるので、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であっても1つの固着具送り装置によってノーズ部に送ることが実現でき、平テープ送り爪もコイルテープ送り爪も、固着具軸部に係合することなしに平テープ又はコイルテープに係合してテープを直接前進させているので、固着具の姿勢を適正に維持した状態で確実に所定の間隔で打込室に送ることができ、また、コイルテープ連結固着具のコイルテープは、テープガイド部上でゲート部によって覆われる給送通路を、その基部がテープガイド部側ではなくゲート部側に配置されるように送られるので、コイルテープ送り爪を固着具軸部ではなくコイルテープの基部の送り穴に係合してテープを直接前進させつつ、特開平8−164502号公報に見られるコイルテープ連結固着具の送り姿勢と同じにすることができ、更に、ピストンシリンダ装置がノーズ部又はテープガイド部に固着され、平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とをピストンシリンダ装置の可動部に着脱可能に連結する手段が設けられているので、テープ連結固着具の装填時等に旋回させる必要のあるゲート部には、装填作業等を阻害する惧れがある重いピストンシリンダ装置がなくなる。
【0028】
また、打込室から給送通路にゲート部に近い側に沿って延びる保持壁部が、平テープのゲート部側の縁部を保持するとともに、コイルテープの基部と固着具軸部との間の空間に延びるので、平テープ連結固着具をドライバで打込むときには保持壁部が平テープ縁部を支持して固着具を適正な姿勢に維持し、コイルテープ連結固着具の打込み時にはコイルテープの前進を妨げることがなく、平テープ連結固着具であってもコイルテープ連結固着具であってもノーズ部での打込みを適正に維持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイルテープと固着具との関係を示す図であり、(A)は、固着具を連結したコイルテープの固着具頭部側から見た図、(B)は、固着具を連結したコイルテープの基部側から見た図である。
【図2】平テープと固着具との関係を示す図であり、(A)は、固着具を連結した平テープの固着具頭部側から見た平面図、(B)は、固着具を連結した平テープの側面側から見た図である。
【図3】静止状態にある固着具打込機のノーズ部及び固着具送り装置を示す部分断面正面図である。
【図4】打込状態にある、図3の固着具打込機のノーズ部及び固着具送り装置を示す部分断面正面図である。
【図5】復帰の途中にある、図3の固着具打込機のノーズ部及び固着具送り装置を示す部分断面正面図である。
【図6】一部の部品を除いて示す、ノーズ部及び固着具送り装置の斜視図である。
【図7】図6のゲート部を開放して示す、ノーズ部及び固着具送り装置の斜視図である。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿った、テープのない断面図である。
【図9】テープ送り部を説明する、一部の部品を除いて示す部分断面正面図である。
【図10】図9のテープ送り部のピストン及び送り爪が後退したときを示す部分断面正面図である。
【図11】ピストンシリンダ装置を示しており、(A)は非動作時のピストンシリンダ装置の上方から見た断面図であり、(B)は後退動作時のピストンシリンダ装置の上方から見た断面図である。
【図12】非動作状態にあるコイルテープ連結固着具の送りを説明する図であり、(A)はゲート部及びテープガイド部の断面図、(B)はゲート部の裏面から見た、ゲート部及びピストンシリンダ装置のピストン及び可動部を示す部分断面図である。
【図13】後退動作状態にあるコイルテープ連結固着具の送りを説明する図であり、(A)はゲート部及びテープガイド部の断面図、(B)はゲート部の裏面から見た、ゲート部及びピストンシリンダ装置のピストン及び可動部を示す部分断面図である。
【図14】非動作状態にある平テープ連結固着具の送りを説明する図であり、(A)はゲート部及びテープガイド部の断面図、(B)はゲート部の裏面から見た、ゲート部及びピストンシリンダ装置のピストン及び可動部を示す部分断面図である。
【図15】後退動作状態にある平テープ連結固着具の送りを説明する図であり、(A)はゲート部及びテープガイド部の断面図、(B)はゲート部の裏面から見た、ゲート部及びピストンシリンダ装置のピストン及び可動部を示す部分断面図である。
【図16】保持壁部を説明するノーズ部及びテープガイド部を示す正面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線断面図である。
【図18】保持壁部とテープ連結固着具との関係を示しており、(A)は平テープ連結固着具と保持壁部との関係を示す図17と同様の図であり、(B)はコイルテープ連結固着具と保持壁部との関係を示す図17と同様の図である。
【図19】図16の矢印IXX方向から見た、ゲート部を含む図である。
【図20】平テープ連結固着具をドライバで打込む動作を説明する図であり、(A)は打込み前のノーズ部の縦断面図であり、(B)は打込んだときのノーズ部の縦断面図である。
【図21】コイルテープ連結固着具をドライバで打込む動作を説明する図であり、(A)は打込み前のノーズ部の縦断面図であり、(B)は打込んだときのノーズ部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 コイルテープ
2 固着具
3 固着具の軸部
5 固着具の頭部
6 コイルテープの基部
7 コイルテープのタブ
9 基部の送り穴
10 平テープ
11 固着具用支持穴
13 送りノッチ
17 固着具打込機
18 ノーズ部
19 固着具送り装置
21 打込室
22 ドライバ
23 打込通路
25 ノーズガイド
26 給送通路
27 テープガイド部
29 ピン
30 ゲート部
31 テープ送り部
33 ピストンシリンダ装置
34 平テープガイド溝
35 平テープガイド溝
37 コイルテープガイド溝
38 第1平テープ送り爪
39 コイルテープ送り爪
41 第2平テープ送り爪
42 シリンダ部
43 ピストン
45 可動部
46 圧縮空気入口
47 リターンチャンバ
49 コイルばね
54 連結手段(連結アーム)
55 ピン
57 連結穴
59 平テープ逆止爪
61 コイルテープ逆止爪
66 保持壁部
67 壁面
74 ゲート部のロック

Claims (4)

  1. 頭部と該頭部から延びる軸部とから成る、釘やねじ等の固着具を細長いテープによって所定の間隔に連結したテープ連結固着具を固着具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送る固着具打込機の固着具送り装置において、
    多数の固着具を連結した前記テープを前記打込室に送る給送通路が形成され、前記打込室が形成されたノーズ部に一体に形成されたテープガイド部と、
    前記固着具連結テープを前記給送通路上に給送可能に収容するゲート部であって、前記テープガイド部を開放可能に覆うように前記ノーズ部又はテープガイド部に旋回自在に連結されたゲート部と、
    前記テープガイド部に収容された固着具連結テープを、前記打込室に固着具を1本ずつ送るように進めるテープ送り部とを備え、
    前記テープガイド部と前記ゲート部とには、固着具軸部を通す支持穴が前記所定の間隔に形成されていて固着具頭部に隣接する軸部部分を前記支持穴で支持して固着具を前記所定の間隔で保持する、平坦な帯状の平テープの縁部を通すように案内する平テープガイド溝と、各固着具の軸部を頭部側と先端側とで保持するように中間の基部とその両縁部から立上がるタブとから成るコの字形状の横断面を有し且つ連結した多数の固着具軸部を相互に平行にした状態でコイル状に巻回できるコイルテープを通すように案内する、コイルテープガイド溝とが形成されており、前記平テープガイド溝は、前記テープガイド部と前記ゲート部とに、前記平テープの縁部を収容して案内する、給送通路方向に延びる細い溝として形成され、前記コイルテープガイド溝は、前記ゲート部に、コイルテープの前記基部を案内するように給送通路方向に延びる広い溝として形成されており、
    前記テープ送り部は、前記ゲート部に、前記平テープガイド溝に収容される前記平テープの縁部の送りノッチに係合して後退及び前進して平テープを前記所定の間隔だけ送る平テープ送り爪と、前記コイルテープガイド溝に収容される前記コイルテープの前記基部の送り穴に係合して後退及び前進してコイルテープを前記所定の間隔だけ送るコイルテープ送り爪とを備え、前記平テープ送り爪と前記コイルテープ送り爪とは、ピストンシリンダ装置によって駆動されており、
    前記ピストンシリンダ装置が前記ノーズ部又は該ノーズ部に一体に形成された前記テープガイド部に固着され、前記平テープ送り爪と前記コイルテープ送り爪とを前記ピストンシリンダ装置の可動部に着脱可能に連結する手段を有し、
    前記平テープ送り爪とコイルテープ送り爪とをピストンシリンダ装置の可動部に着脱可能に連結する手段は、連結アームであり、該連結アームの一端の部分には前記平テープ送り爪と前記コイルテープ送り爪とが固着され、該連結アームの他端には、前記ピストンシリンダ装置の可動部に形成されたピンに着脱可能に連結される連結穴が形成され、前記ゲート部を前記開放状態から前記テープガイド部を覆う位置に旋回させると、前記連結アームの前記他端の前記連結穴が前記ピンに挿入され、前記平テープ送り爪と前記コイルテープ送り爪とが前記ピストンシリンダ装置に連結される、
    ことを特徴とする固着具送り装置。
  2. 頭部と該頭部から延びる軸部とから成る、釘やねじ等の固着具を細長いテープによって所定の間隔に連結したテープ連結固着具を固着具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送る固着具打込機の固着具送り装置において、
    多数の固着具を連結した前記テープを前記打込室に送る給送通路が形成され、前記打込室が形成されたノーズ部に一体に形成されたテープガイド部と、
    前記固着具連結テープを前記給送通路上に給送可能に収容するゲート部であって、前記テープガイド部を開放可能に覆うように前記ノーズ部又はテープガイド部に旋回自在に連結されたゲート部と、
    前記テープガイド部に収容された固着具連結テープを、前記打込室に固着具を1本ずつ送るように進めるテープ送り部とを備え、
    前記テープガイド部と前記ゲート部とには、固着具軸部を通す支持穴が前記所定の間隔に形成されていて固着具頭部に隣接する軸部部分を前記支持穴で支持して固着具を前記所定の間隔で保持する、平坦な帯状の平テープの縁部を通すように案内する平テープガイド溝と、各固着具の軸部を頭部側と先端側とで保持するように中間の基部とその両縁部から立上がるタブとから成るコの字形状の横断面を有し且つ連結した多数の固着具軸部を相互に平行にした状態でコイル状に巻回できるコイルテープを通すように案内する、コイルテープガイド溝とが形成されており、前記平テープガイド溝は、前記テープガイド部と前記ゲート部とに、前記平テープの縁部を収容して案内する、給送通路方向に延びる細い溝として形成され、前記コイルテープガイド溝は、前記ゲート部に、コイルテープの前記基部を案内するように給送通路方向に延びる広い溝として形成されており、
    前記テープ送り部は、前記ゲート部に、前記平テープガイド溝に収容される前記平テープの縁部の送りノッチに係合して後退及び前進して平テープを前記所定の間隔だけ送る平テープ送り爪と、前記コイルテープガイド溝に収容される前記コイルテープの前記基部の送り穴に係合して後退及び前進してコイルテープを前記所定の間隔だけ送るコイルテープ送り爪とを備え、前記平テープ送り爪と前記コイルテープ送り爪とは、ピストンシリンダ装置によって駆動されており、
    前記打込室には、前記給送通路に向けて延び且つ閉じた前記ゲート部に近い側に沿って延びる保持壁部が固着され、該保持壁部は、前記ゲート部の前記平テープガイド溝に収容される前記平テープのゲート部側の縁部を保持するように形成されるとともに、前記ゲート部の前記コイルテープガイド溝に収容される前記コイルテープの前記基部と前記タブに支持される固着具軸部との間の空間に延びるように形成されている、
    ことを特徴とする固着具送り装置。
  3. 請求項1又は2に記載の固着具送り装置において、前記テープガイド部には、前記平テープガイド溝に収容される平テープ縁部の送りノッチに係合して後退及び前進して平テープを前記所定の間隔だけ送る、第2の平テープ送り爪が設けられ、該第2平テープ送り爪が前記ピストンシリンダ装置によって駆動されることを特徴とする固着具送り装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の固着具送り装置において、前記ゲート部には、前記平テープガイド溝に収容される平テープ縁部の前記送りノッチに係合して該平テープの後退を阻止する平テープ逆止爪と、前記コイルテープガイド溝に収容されるコイルテープ基部の前記送り穴に係合して該コイルテープの後退を阻止するコイルテープ逆止爪とが設けられていることを特徴とする固着具送り装置。
JP2002230195A 2002-08-07 2002-08-07 固着具打込機の固着具送り装置 Expired - Fee Related JP3947058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002230195A JP3947058B2 (ja) 2002-08-07 2002-08-07 固着具打込機の固着具送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002230195A JP3947058B2 (ja) 2002-08-07 2002-08-07 固着具打込機の固着具送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004066406A JP2004066406A (ja) 2004-03-04
JP3947058B2 true JP3947058B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=32016352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002230195A Expired - Fee Related JP3947058B2 (ja) 2002-08-07 2002-08-07 固着具打込機の固着具送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3947058B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103112062A (zh) * 2013-03-14 2013-05-22 昆山市玉山镇恒基制刷机械厂 一种打钉机的空气送料系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109339394A (zh) * 2018-09-05 2019-02-15 苏州宏裕千智能设备科技有限公司 一种高效的pvc地板卷材挤出贴合定型装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103112062A (zh) * 2013-03-14 2013-05-22 昆山市玉山镇恒基制刷机械厂 一种打钉机的空气送料系统
CN103112062B (zh) * 2013-03-14 2014-12-24 昆山恒基制刷机械有限公司 一种打钉机的空气送料系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004066406A (ja) 2004-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11793512B2 (en) Staple cartridges for forming staples having differing formed staple heights
JP3996231B2 (ja) 釘打ち込み工具用のマガジン
JP2640988B2 (ja) 釘打機における釘の空打防止装置
EP1938928A1 (en) Screwdrivers
US8047414B2 (en) Fastener driving tool having fastener detector in outlet passage
US7032482B1 (en) Tensioning device apparatus for a bottom feed screw driving tool for use with collated screws
EP0386950A1 (en) Fastener driver
JP2013031720A (ja) 関節式手術用ステープラのためのステープルドライバ
MXPA97000918A (en) Cartridge with tape of bolts with blade elasticapara to tilt member feeder and to separate tapes of per
JP2004330366A (ja) 釘打機における釘の打出し案内機構
JP2007160411A (ja) 打ち込み機の空打ち防止装置
ITBO980005A1 (it) Fissatrice ad aria compressa.
CA2842933A1 (en) An actuation lockout for a fastener-driving tool
TWI583513B (zh) Paper handling device
JP3947058B2 (ja) 固着具打込機の固着具送り装置
EP1127789B1 (en) Binding apparatus for tightening a binding belt
JP4420163B2 (ja) 釘打機における連結釘供給機構
JPH0847871A (ja) 釘打機における釘の空打防止装置
JP3536711B2 (ja) 釘打機用マガジンにおける連結釘の案内機構
JP2000015589A (ja) 釘打機におけるマガジン
JP5459097B2 (ja) ファスナー打込み機
JP3600019B2 (ja) 釘打機におけるマガジン
TW201843086A (zh) 捆束機
JPH08164502A (ja) 連結釘用釘打機における釘案内装置
JP2591845Y2 (ja) 結束機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060203

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060203

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees