JP3945718B2 - ブレード・ホルダ - Google Patents
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Description
製紙技術の発展により、ウェブ幅の拡大に関連して絶えず生産率を向上させる要求が高まっている。今日のプラントでは、紙の速度は1500m/minとなり、或る場合には、紙幅は8m以上にもなっている。このようなプラントのブレード・サスペンションに関する精度は大きくなければならず、ウェブの全幅を横切るブレードの係合圧力をセクション毎に個別に適用できなければならない。さらに、大型機械の短い停止でもそれに伴う高いコストにより、機械のメンテナンス、例えばブレード交換を最小限の時間で迅速かつ効果的に行えなければならない。さらに、最適な機能を得るためには、紙ウェブが簡単なやり方でその上に供給されるシリンダに対してのブレードのアタック角(angle of attack)を調節することができなければならない。
本発明は、回転しているシリンダ上を移動するウェブをクレープで覆ったり、あるいは、シリンダ面をドクタ処理するブレード・ホルダ装置であって、上記の点に関して高い要求を満たすブレード・ホルダ装置を提供することを目的とする。
したがって、本発明の主目的は、移動しているウェブ、特に紙ウェブをクレープで覆うブレード・ホルダであって、移動しているウェブを支えているシリンダについてのブレードの係合圧力を、シリンダ面に対するブレードのアタック角を変えることなくブレードの全長にわたって調節することができるブレード・ホルダを提供することにある。
本発明の別の目的は、最短時間でブレードを容易に交換できるブレード・ホルダを提供することにある。
本発明のまた別の目的は、移動しているウェブを支えているシリンダに対するブレードのアタック角を他のパラメータに影響を与えることなく簡単に変えることのできるブレード・ホルダを提供することにある。
本発明の別の目的は、ブレード幅を変えるためのブレード・ホルダを調節する簡単な方法を提供することにある。
本発明のまたさらに別の目的は、シリンダに対してブレードの係合圧力をセクション毎に個別に調節することができるようにすることにある。
以下の説明から明らかとなるこれらおよび他の目的のために、本発明によれば、回転しているシリンダ上を移動しているウェブ、特に紙ウェブをクレープで覆ったり、あるいは、シリンダの表面をドクタ処理したりするためのブレード・ホルダであって、シリンダの移動方向と反対に向いたブレードを包含し、さらに、ブレードの全長にわたって延びている圧力レッジを包含し、この圧力レッジがその全長にわたって均等に分布した回動可能な圧力アームを介してブレードの長手方向上縁のところあるいはその近辺に圧力を加えるように配置してあり、圧力アームが前記上縁をシリンダに係合させるようにブレード・ホルダ上の配置してあるブレード・ホルダを得ることができる。このブレード・ホルダは、各圧力アームが二重膜を有する圧力手段によって個別に作動させられて圧力媒体によって作動し得るように配置してあることを特徴とする。
本発明によるブレード・ホルダの好ましい実施例によれば、各圧力アームは個々に調節可能な逆圧力手段と組み合わせてあり、それによって、圧力手段によるブレードの作動を平衡させることができる。
本発明によるブレード・ホルダの特に好ましい実施例では、膜は二重の環状部材と、ブレード・ホルダに固定した止め部材と協働する中央部分と、環状部分を取り囲むリング状部分とを包含し、このリング状部分が周囲のリング要素に漏洩のないように連結してあり、前記膜および対応する蓋要素がリング要素と共に圧力室を構成しており、この圧力室が、開口を通して、圧力媒体によって所望圧力まで加圧することができ、前記圧力がリング要素を介して対応する圧力アームに影響を与える。
ブレード・ホルダおよびこのホルダへのブレードの取付けに関して、ブレード・ホルダがブレード・キャリヤ・レッジを包含し、このブレード・キャリヤ・レッジがその全長にわたって延びる溝またはくぼみを備え、この溝またはくぼみがブレード幅よりも小さい深さを有し、外方へ広がっており、ブレードが、その長手方向下縁を溝またはくぼみに入れたときに、外部の影響なしに、シリンダに対して前後に自由に傾斜、移動させることができるようになっている。
さらに、ブレード・ホルダがブレードの全長にわたって延びるガイド・レッジを支持するキャリヤ・ビームを包含し、ガイド・レッジの間でブレードをその磨耗量に合わせてシリンダに向かって上方へ変位させることができると好ましい。
さらにまた、キャリヤ・ビームが適当にジャッキ・スクリュウを支持しており、それによって、ブレード・キャリヤ・レッジがブレードの磨耗量に合わせてシリンダに向かって連続的に変位することができる。
これに関連して、各ジャッキ・スクリュウがスケールを備えた調節ノブを備え、このスケールがシリンダに対するブレードの係合点とブレード・キャリヤ・レッジのくぼみの底との間の距離を示すように目盛ってあり、ブレードの幅の測定を行えるようにしてあると特に好ましい。
本発明によるブレード・ホルダの好ましい実施例において、シリンダに係合している長手方向縁付近に圧力を加え、ブレードの曲げをほぼ生じさせないようにプレス・レッジが配置してある。この状態を得るためには、ブレードに対するプレス・レッジの圧力をブレードとシリンダの接触点から約15mm未満、好ましくは3〜8mmの距離のところで直線に沿って加えると適当である。
本発明によるブレード・ホルダのさらに別の好ましい実施例では、ブレード・ホルダの各端に配置したキャリヤ・ビーム用のサスペンション・アームを包含し、各サスペンション・アームが2つの脚部を備え、それらの端でキャリヤ・ビームに取付けてあり、一方の脚部が固定要素に枢着してあり、他方の脚部が第1位置調節手段を介してシリンダの表面に対する接線に関してブレード角度を制御するように昇降させられ、ピボット・センタ(C)がブレードとシリンダとの取付け点に位置している。この配置により、ブレードのアタック角度(attack angle)を他の状態を変えることなく変更することができる。
メンテナンス、例えばブレードの交換を可能とする目的で、本発明によるブレード・ホルダが揺動手段を包含し、ブレードがキャリヤ・ビームと共に作動位置と非作動位置との間で動くことができるようになっており、前記揺動手段がキャリヤ・ビームの各端に配置したリンク・アームを包含し、これらのリンク・アームの端が互いに枢着してあり、一方のリンク・アームが反対端でピボット・アームに枢着してあり、このピボット・アームがキャリヤ・ビームの回転軸に固定してあり、他方のリンク・アームの反対端がサスペンション・アームに枢着してあり、第2の位置調節手段が他方のリンク・アーム上に配置してあり、リンク・アームの枢着点を直線作動位置あるいは傾斜非作動位置へ移動させることができるようになっていると好ましい。
本装置の特に好ましい実施例では、第2位置調節手段がサスペンション・アームに枢着してあり、これはピストンと、自由端にリンク・アームの前記一端が枢着してあるピストン・バーとを有する液圧または空気圧シリンダからなる。さらに、この位置調節手段は固定要素に適当に連結してあり、第2リンク・アームの反対端が第2脚部上の第1突起に連結してある。
以下、本発明を好ましい実施例に関連して添付図面を参照しながら説明する。
図面において:
図1は、本発明によるブレード・ホルダを概略的に示す側面図である。
図2は、ブレードを非作動位置に置いた前記実施例を示す。
図3は、ブレード・キャリヤとブレードのまわりの配置を詳細に示す拡大図である。
図4は、ブレードと組み合わせたキャリヤ・ビームおよび作動手段と共にブレード・キャリヤを示す拡大詳細図である。
特に図1、2を参照して、ここに示す本発明によるブレード・ホルダの実施例は全体的に1で示すブレード・キャリヤ装置を包含し、これはブレード3、例えば紙ウェブをクレープで覆うためのブレードを支えている。このブレード3はブレード・キャリヤ・レッジ5上に乗っており、特にこのブレード・キャリヤ・レッジの上部に設けた溝またはくぼみ11内に係合している。例えば図3からわかるように、前記くぼみ11はブレード・キャリヤ・レッジ5の全長にわたって延びており、ブレードの幅よりもかなり小さい深さを有し、外方へ広がっていてブレード3の長手方向下縁がくぼみ内に入っているときに外部の影響なしにブレード3が移動するウェブを支持しているシリンダ2に対して前後に自由に傾斜し、移動することができるようになっている。
ブレード・キャリヤ・レッジ5はその全長およびブレードの全長にわたって延びている2つのガイド部材7、9間に位置している。
図4から明らかなように、ブレード・キャリヤの支持機能は、頂部に上部プレート43を配置したキャリア・ビーム41によって得られる。ブレード3および対応したガイド部材7、9が前記上部プレート上に乗っている。
図3から明らかなように、ブレード・キャリヤ・レッジ5は、その両端に配置した、少なくとも2つの調節装置によってブレード3の磨耗量に合わせて上方に移動することができる。調節装置はスクリュウ49を持つウォームギア47と、ハンドル57を持つハンドル・ホイール55によって軸線53まわりに回転できる協働する歯車51とを包含する。スクリュウ49は、その上端に、ブレード・キャリヤ・レッジ5にある対応した内歯と協働するねじ部59を備えている。ハンドル・ホイール55は目盛り付きのスケール56を備え、このスケールは、ブレード3のシリンダ2との係合点Cとブレード・キャリヤ・レッジ5のくぼみ11の底との間の距離を示すように目盛りが付けてある。この距離はブレードの幅に等しい。
ブレード3をシリンダ2と係合させるために、図2から明らかなように、図示実施例はブレード3の全長にわたって延びるプレス・レッジ13を有する。このプレス・レッジ13はピボット21まわりに回動できるアングル・アーム15によって支えられている。これらのアングル・アームは、各々、上向きの部分17と水平部分19とを包含する。ピボット21はピボット・アタッチメント23内に固定されており、このピボット・アタッチメントはガイド部材7に連結してある。各アングル・アーム15はそれの水平部分19に作用する上向きの力によって選択的に作動させることができる。この力の作用は、各アングル・アーム15の水平部分19に設けたくぼみ内に位置する装置によって与えられる。この装置は、簡単に言えば、以下のように設計してある。
図3から明らかなように、圧力作用は二重膜35によって与えられる。この二重膜35は、二重の環状部39と、この環状部によって取り囲まれ、キャリヤ・ビーム41上の上部プレート43に配置した上向きのシリンダの形をした固定止め部材37と協働する中央部40とを包含する。さらに、この膜は環状部39を取り囲むリング状部を包含し、これは周囲のリング要素44にしっかりと連結してある。対向する蓋要素46およびリング要素44と共に、膜35は圧力室33を構成しており、この圧力室は、蓋要素46にある開口部48を通して、圧力媒体によって所望圧力まで加圧され得る。液圧または空気圧手段によって得ることのできる圧力室33の加圧はリング要素44を介して対応するアングル・アーム15に作用し、プレス・レッジ13を介してブレード3をシリンダ2に押し付ける。ここで、今述べた圧力装置がアングル・アーム15の水平部19上に上向きの力を与え、この上向きの力が固定止め部材37に関連した水平部19の位置と無関係に圧力媒体の発生する圧力によってのみ決まるということに注目されたい。二重膜35を使用することによって、膜材料の弾性による影響を避けることができ、アングル・アーム15の水平部のほぼ摩擦のない動きを得ることができる。
図3からさらに明らかなように、ブレード・ホルダ装置はスプリング27を組み合わせた逆圧力部材25を備える。膜装置の発生した圧力は所望の程度まで抵抗を受ける。こうして、逆圧力部材25を予設定することによって、例えばアングル・アーム15にあるねじ山を備えた部材25を配置し、それをプリセットすることによって逆圧力部材25による逆圧力を制御することができるという事実に鑑みて、プレス・レッジ13を介したブレードの係合圧力を平衡させることができる。今述べた装置類はキャリヤ・ビーム41の全長にわたって延びるカバー・シートの下に収容されている。
図1から明らかなように、キャリヤ・ビーム41は、ブレード・ホルダの各端に配置したサスペンション・アーム61によって軸81を介して支持されている。各サスペンション・アーム61は2つの脚部を備えており、1つは上向きの脚部63であり、1つは水平な脚部65である。上向きの脚部63はピボット・アタッチメント67を介してピボット69によって上方ビーム71に枢着してある。第2脚部は、全体的に76で示す第1位置調節装置を介して、後述する目的のために昇降させられ得る。この位置調節装置76は平衡に連結したハンドル・ホイール80を備えた2つのジャッキ・スクリュウ77を包含する。これらのスクリュウは上方ビーム71に連結したピボット・アタッチメント79に枢着してある。ジャッキ77のスクリュウ75はピボット73を介してサスペンション・アーム61の水平脚部65に枢着してある。
図1から明らかなように、ブレードのシリンダ2に対するアタック角は位置調節装置76によって変えることができる。このとき、シリンダ2に対する接触線および接触圧力を変えることはない。このことは、揺動中心、すなわち、ピボット69の中心がブレード3とシリンダ2の間の接触点Cと一致していることによって行うことができる。
図1、2から明らかなように、本発明によるブレード・ホルダの実施例は揺動装置を備えている。それによって、ブレード3は、キャリヤ・ビーム41と共に、作動位置(図1)と非作動位置(図2)の間を動くことができ、或る種のメンテナンス、例えばブレードの交換を行なうことができる。この揺動装置は、全体的に85で示してあり、キャリヤ・ビーム41の各端に配置したリンク・アーム87、89を包含する。これらのリンク・アームは、その一端を、ピボット91を介して互いに枢着してある。一方のリンク・アーム89の反対端はレバー105に枢着してあり、このレバーはキャリヤ・ビームのピボットまたは軸81に固定してある。一方、他方のリンク・アーム87の反対端は前記脚部上の延長部101を介してサスペンション・アーム61の水平脚部65に枢着してある。
揺動装置85は、さらに、全体的に86で示す第2の位置調節装置を包含する。この第2位置調節装置86はピストン(図示せず)およびピストン・バー93を備えた液圧または空気圧シリンダ95を包含する。ピストン・バー93の自由端には、ピボット91を介して、リンク・アーム87、89の相互に連結した端が枢着してある。液圧または空気圧シリンダ95は第2の延長部97を介してサスペンション・アーム61の水平脚部に枢着してある。
液圧または空気圧シリンダ95を作動させてピストン・バー93を引き込めると、ブレード・ホルダを図2に示す位置、すなわち、例えばブレード交換のできる非作動位置へ調節することができる。ピストン・バー93が伸びると、ブレード3を図1の作動位置へ戻すことができる。この位置は、リンク・アーム87、89を図1の直線位置に持って行くことによって正確に決めることができる。この位置は、リンク・アーム87、89が図1に示す直線位置を採るときに端位置を採るシリンダ95のピストンによって容易に到達することができる。
上述の実施例は以下に簡単に説明する利点を与える。
プレス・レッジ13まわりの配置によって、ブレードは、その全長にわたって、セクション毎に個別にシリンダ2に係合させ、ブレードの全長にわたって均等な係合状態およびクレープ処理またはドクタ処理効果を得ることができる。これは、ロール膜35を逆圧力部材25と組み合わせて使用することによって非常に正確に行なうことができる。さらに、調節装置45によって、ブレードを磨耗量に合わせて所定位置に徐々に持ち上げることができ、同時にブレードの残留幅を制御することができる。
第1位置調節装置76によって、係合点を変えることなくブレード3のシリンダ2に対するアタック角を変えることができ、ブレードのシリンダに対する係合圧力を変えることができる。
最後に、第2位置調節装置86によって、ブレードは、キャリヤ・ビーム41と共に、簡単に図2の非作動位置へ移動させることができ、例えばブレードの交換を容易に実施することができる。
本発明によるブレード・ホルダは、こうして、作動の融通性を向上させ、ブレードの全長にわたってより均等なクレープ処理を行え、メンテナンス、ブレード交換などにかかる時間を短縮でき、ブレードのアタック角の変更を簡単に行うことができる。
ここで、本発明が説明した実施例に限定されるものではなく、その範囲が請求の範囲の内容によってのみ制限されるべきであることは了解されたい。当業者であれば、本発明の範囲内で種々の修正、変更をなし得ることは容易にわかるであろう。
Claims (14)
- 回転しているシリンダ(2)上を移動しているウェブをクレープで覆ったり、あるいは、シリンダの表面をドクタ処理するためのブレード・ホルダであって、シリンダ(2)の移動方向と反対に向いたブレード(3)とそのブレードのためのキャリヤ・ビーム(41)を包含し、さらに、ブレードの全長にわたって延びるプレス・レッジ(13)を包含し、このプレス・レッジ(13)がその全長にわたって均等に分布した回転可能なアングル・アーム(15)を介してブレード(3)の長手方向上縁あるいはその近辺に圧力を加えるように配置してあり、アングル・アーム(15)が前記上縁をシリンダ(2)に係合させるようにキャリヤ・ビーム(41)上に配置してあるブレード・ホルダにおいて、各アングル・アーム(15)が二重膜(35)を有する圧力手段によって個別に作動し、圧力媒体によって作動し得るように配置していることを特徴するブレード・ホルダ。
- 各アングル・アーム(15)に、個別に調節できる逆圧力手段(25)を組み合わせたことを特徴とする請求項1記載のブレード・ホルダ。
- 膜(35)が、二重の環状部(39)と、この環状部によって取り囲まれ、キャリヤ・ビーム(41)に固定止め部材(37)と協働する中央部(40)と、環状部を取り囲むリング状部と、を包含し、このリング状部が周囲のリング要素(44)に漏洩のないように連結してあり、前記膜(35)および対向する蓋要素(46)がリング要素(44)と共に圧力室(33)を構成しており、この圧力室が、開口部(48)を通して、圧力媒体によって所望圧力まで加圧することができ、前記圧力がリング要素(44)を介して対応するアングル・アームに作用することを特徴とする請求項1または2記載のブレード・ホルダ。
- ブレード・キャリヤ・レッジ(5)を包含し、このブレード・キャリヤ・レッジ(5)がその上部にその全長にわたって延びる溝またはくぼみ(11)を備え、この溝またはくぼみがブレード(3)の幅よりも小さい深さを有し、外方へ広がっており、ブレード(3)が、その長手方向下縁を溝またはくぼみに入れたときに、外部の影響なしに、シリンダ(2)に対して前後に自由に傾斜、移動させることができるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のブレード・ホルダ。
- キャリア・ビームが、ブレード(3)の全長にわたって延びるガイド部材(7、9)を支持する上部プレート(43)を包含し、ガイド部材の間でブレード(3)をその磨耗量に合わせてシリンダに向かって上方へ変位させることができることを特徴とする請求項4記載のブレード・ホルダ。
- キャリア・ビーム(41)が、平行に連結したウォームギア(47)を支持しており、それによって、ブレード・キャリヤ・レッジ(5)がブレード(3)の磨耗量に合わせてシリンダ(2)に向かって連続的に変位することができることを特徴とする請求項5記載のブレード・ホルダ。
- 各ウォームギア(47)がスケール(56)を備えたハンドル・ホイール(55)を備え、このスケール(56)がシリンダ(2)に対するブレード(3)の係合点とブレード・キャリヤ・レッジ(5)のくぼみ(11)の底との間の距離を示すように目盛ってあり、この距離がブレード(3)の幅に等しいことを特徴とする請求項6記載のブレード・ホルダ。
- ブレード(3)の実質的な曲げなしにブレード(3)の長手方向縁付近に圧力を加えるようにプレス・レッジ(13)が設けてあることを特徴する請求項1〜7の何れか1つに記載のブレード・ホルダ。
- ブレード・ホルダの各端に配置したキャリア・ビーム(41)用のサスペンション・アーム(61)を包含し、各サスペンション・アームが2つの脚部(63、65)を備え、それらの端がキャリア・ビーム(41)に取付けてあり、一方の脚部(63)が上方ビーム(71)に枢着してあり、他方の脚部(65)が第1位置調節手段(75、77)を介してシリンダ(2)の表面に対する接線に関するブレード(3)の角度を制御するように昇降させられ、ピボット・センタ(C)がブレード(3)とシリンダ(2)との取付け点に位置していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のブレード・ホルダ。
- 揺動手段を包含し、ブレード(3)がキャリア・ビーム(41)と共に作動位置と非作動位置との間で動き、メンテナンス、例えばブレード交換を行うことができるようなっており、前記揺動装置(85)がキャリア・ビーム(41)の各端に配置したリンク・アーム(87、89)を包含し、これらのリンク・アームはその一端をピボット(91)を介して互いに枢着してあり、一方のリンク・アーム(89)が反対端でレバー(105)に枢着してあり、このレバーがキャリア・ビームの回転軸(81)に固定してあり、他方のリンク・アームの反対端がサスペンション・アーム(61)に枢着してあり、リンク・アーム(87、89)の回転可能なピボット(91)を直線作動位置あるいは傾斜非作動位置へ移動させることができる第2の位置調節手段(93、95)が設けてあることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のブレード・ホルダ。
- 第2位置調節手段(93、95)がサスペンション・アーム(61)に枢着してあり、これがピストンと、自由端にリンク・アーム(87、89)の前記一端が枢着してあるピストン・バー(93)とを有する液圧または空気圧シリンダ(95)からなることを特徴とする請求項10記載のブレード・ホルダ。
- 位置調節手段(75、77)が上方ビーム(71)に連結してあることを特徴とする請求項4記載のブレード・ホルダ。
- 第2リンク・アーム(87)の反対端が第2脚部(65)の第1延長部(101)に取付けてあることを特徴とする請求項10または11記載のブレード・ホルダ。
- シリンダ(95)が第2脚部(65)の第2延長部(97)に枢着してあることを特徴とする請求項11または12記載のブレード・ホルダ。
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