JP3945463B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態が採用された空気調和装置1の外観を図1に示す。
空気調和装置1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器50、室外熱交換器30、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33および電動膨張弁34で構成される。
室内機2は、正面視に置いて横方向に長い形状を有している(図1参照)。室内機2は、主として、上部ケーシング6、送風機構7および室内機2の内部に収容されている室内熱交換器ユニット5(図3参照)によって構成されている。上部ケーシング6は、室内機2の上部を覆っている。送風機構7は、室内機2の下部を構成している。
送風機構7は、室内熱交換器50において熱交換された空気を室内に送風するための装置である。送風機構7は、室内機2の下部を構成しており、図3および図4に示すように、下部ケーシング70、送風ユニット8等がモジュール化されて構成されている。
下部ケーシング70は、外面部74、支持部78、スクロール79等によって構成されている。
送風ユニット8は、クロスフローファン71と、クロスフローファン71を回転させるための室内ファンモータ72と、室内ファンモータ72の駆動を制御するための電装品を収納する電装品箱73とを有している。
クロスフローファン71は、AS樹脂などからなる樹脂製品であり、長細い円筒形状に構成される。クロスフローファン71は、後述するロータ(モータ回転子)713をインサート品とするインサート成形により成形される。このクロスフローファン71は、中心軸すなわち回転軸A1が水平になるように配置される。このクロスフローファン71が回転軸を中心として回転することにより、空気流が生成される。この空気流は、吸い込み口60、61から取り入れられ室内熱交換器50を通って吹き出し口741から室内へと吹き出す空気の流れである。クロスフローファン71は、側面視において室内機2の概ね中央に位置している。
室内ファンモータ72は、クロスフローファン71を回転軸周りに回転駆動する。室内ファンモータ72は、図4に示すような、薄型アウターロータ型のモータである。この室内ファンモータ72は、図5に示すように、ステータ(モータ固定子)720と、ロータ713と、軸受け722と、軸受け保持部723とを有している。
(1)
本実施形態の空気調和機の室内機2では、図3および図6に示すように、スクロール79の上端部79aの背面側であって水平方向における両端部分にリブ790を有している。
従来の空気調和機の室内機においては、冷房運転中にスクロールの背面側、つまりドレンパン側からスクロール前面側へバイパスエアーが流れ込むことがある。このバイパスエアーは、通常、スクロールの背面側に配置されているドレンパンを経由してスクロールの前面側へ流れ込む。冷房運転時のドレンパンにはドレン水が流れているため、もともと熱交換されずに多くの水分を含んでいるバイパスエアーがさらに多くの水分を含むことになる。このため、バイパスエアーがスクロールの前面側に流れ込むとスクロール前面において結露が発生し、水滴が室内へ落下してしまう。特に、本実施形態のように室内熱交換器50の下端部50aとスクロール79の上端部79aとが前後に近接して対向配置されている構成の空気調和機の室内機では、冷房運転時において室内熱交換器50によってスクロール790の上端部79aが冷やされる。このため、バイパスエアーがドレンパン791bを経由してスクロール79の前面側に流れ込んだ場合には、冷やされたスクロール79の表面で結露が発生しやすい状況となる。
そこで、本実施形態の空気調和機の室内機2では、スクロール79背面側の水平方向における両端部分にバイパスエアーの発生を抑えるためのリブ790を設けているため、バイパスエアーがスクロール79の前面に流れ込んで、スクロール前面側において結露が発生することを防止できる。
(2)
本実施形態の空気調和機の室内機2では、通風抑止板としてのリブ790を、スクロール79の水平方向における両端部分に1個ずつ形成している。
バイパスエアーは、一般的にスクロール79の水平方向における両端からスクロール79の前面側へ流れ込んでくる。このため、リブ790をスクロール79の水平方向における両端付近に1個ずつ設けることで、最も効果的にバイパスエアーの発生を防止して、スクロール79の前面における結露の発生を防止できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、通風抑止板としてリブ790を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、リブ790以外でも、スクロール79の背面側から前面側へ流れる風の流れを止めることができるものであれば、形状、大きさ等について変更可能である。
(B)
上記実施形態では、リブ790がスクロール79の背面側であって水平方向における左右両端に1個ずつ配置されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ドレンパン791bの長さに併せてスクロール79の水平方向における両端部分よりも内側に設けた場合、もしくはスクロール79を水平方向に伸ばしてリブを相対的に内側にした場合でも、同様の効果が得られる。
(C)
上記実施形態では、リブ790をスクロール79の水平方向における両端に1個ずつ設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スクロール79の水平方向における両端部分以外の場所にも数個設けてもよい。
(D)
上記実施形態では、スクロール79の上端部79aと室内熱交換器50の下端部50aとが前後に近接して対向配置されている構成の空気調和機の室内機について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、室内熱交換機50とスクロールとが近接して配置されていない構成の空気調和機の室内機であっても、バイパスエアーが発生する可能性がある構成であれば、本発明を適用することが可能である。
(E)
上記実施形態では、リブ790のドレンパン791bを基準とする高さについて規定していた。しかし、本発明では必ずしもリブ790を従来よりも高くする必要はない。例えば、ドレンパン791bからのリブ790の高さが低い場合でも、リブ790によってバイパスエアーを防止することができる。ただし、上述したようにドレン水の巻上げという問題も併せて防止するためには、上記実施形態で規定した高さのリブ790を形成することがより望ましい。
(F)
上記実施形態では、リブ790と室内熱交換器50の下部50aとの間の隙間が1.5mmである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、可撓性材料からなるリブ790を下部50aに密着させて隙間を0mmにしてもよい。
2 室内機
3 室外機
7 送風機構
8 送風ユニット(送風装置)
50 室内熱交換器(空気調和部)
50a 室内熱交換器の下端部
71 クロスフローファン(ファン)
713 ロータ(モータ回転子)
72 室内ファンモータ
720 ステータ(モータ固定子)
74 外面部
741 吹き出し口
78 支持部
79 スクロール
79a スクロールの上端部
790 リブ(通風抑止板)
791a、791b ドレンパン
A1 回転軸
S 隙間
h スクロールの高さ
Claims (4)
- 空気調和された空気を吹き出し口から室内へ供給する空気調和機の室内機(2)であって、
ファン(71)と、
前記ファン(71)から吹き出された空気を前記吹き出し口(741)まで誘導するスクロール(79)と、
前記室内へ供給される空気に対して熱交換を行って空気調和を行う熱交換器(50)と、
前記スクロール(79)の上端部(79a)における前記熱交換器(50)と面する側に設けられた2つの通風抑止板(790)と、
を備え、
前記2つの通風抑止板(790)は、前記スクロール(79)の背面における水平方向の両端付近それぞれに設けられている、
空気調和機の室内機(2)。 - 前記熱交換器(50)の下端部(50a)と前記スクロール(79)の上端部(79a)とは前後に対向するように近接して配置されている、
請求項1に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記通風抑止板(790)は、前記スクロール(79)の背面と前記熱交換器(50)の前面との間に位置する、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記通風抑止板(790)の上端は、前記スクロール(79)の上端から少し下に配置されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機(2)。
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