JP3966246B2 - 空気調和装置の室内機の送風ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室内機の送風ユニットに関する。
従来から、ビルや住宅等において調和された空気を室内に送風することにより、室内の快適性を向上させる空気調和装置が知られている。例えば、エアコンは、温風や冷風を室内に送風することにより、室内を快適な温度に保つことができる。
このような空気調和装置には、室内に調和された空気を送風するための室内機が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。この空気調和装置の室内機は、ケース本体と、空気調和部と、送風装置と、固定子取付部材とを備えている。空気調和部は、ケース本体の内部に導入された空気を空気調和するためのものであり、ケース本体の内部に配置されている。送風装置は、モータ固定子と、モータ回転子と、ファンロータとを有している。モータ固定子は、ケース本体の内部に配置されている。モータ回転子は、モータ固定子により回転軸を中心に回転させられる。ファンロータは、モータ回転子に連結されており、空気調和部で空気調和された空気を室内に送り出している。
このような空気調和装置の室内機を用いて、室内に空気を送風するためには、ケース本体内に配置されたモータ固定子によってモータ回転子を回転させる。そして、モータ回転子に連結されたファンロータによって空気調和部で空気調和された空気が室内に送り出される。
実公平6−40952号公報
従来の空気調和装置の室内機では、モータ固定子によってモータ回転子を回転させて、モータ回転子に連結されたファンロータをモータ回転子とともに回転させている。このとき、モータ回転子やファンロータに回転速度むらやトルクむら等が生じたりすると、ファンロータからはケース本体に、モータ回転子からはモータ固定子に回転方向の振動が伝達される。これらケース本体に伝達された振動とモータ固定子に伝達された振動とが、互いに異なる位相で振動したり共振したりすると、モータ固定子の収納されたケース本体の内部から異音が発生するおそれがある。このようにケース本体の内部から異音が発生しないようにするためには、ケース本体とモータ固定子とに生じる振動を抑制することができるような設計をしておく必要がある。
そこで、本発明では、簡易な構成によりケース本体とモータ固定子とに生じる振動を抑制することができる空気調和装置の室内機の送風ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る送風ユニットは、空気調和装置の室内機のケーシングの支持部に取り付けられる送風ユニットであって、モータ固定子と、モータ固定子により回転軸を中心に回転させられるモータ回転子と、モータ回転子に連結されるファンロータとを備えている。モータ固定子は、支持部とモータ固定子とに生じる振動を抑制する固定子取付部材を介して、支持部に取り付けられる。固定子取付部材は、モータ固定子に装着され、その少なくとも一部が、モータ回転子とモータ固定子との回転軸方向間に配置されている。
ここでは、支持部とモータ固定子とに生じる振動を、固定子取付部材によって抑制することができる。
また、モータ回転子とファンロータとが回転軸方向に移動するようなことがあっても、モータ回転子とモータ固定子との衝突を固定子取付部材によって緩衝することができる。
本発明によれば、支持部とモータ固定子とに生じる振動を、固定子取付部材によって抑制することができるとともに、モータ回転子とファンロータとが回転軸方向に移動するようなことがあっても、モータ回転子とモータ固定子との衝突を固定子取付部材によって緩衝することができる。
<空気調和装置の全体構成>
本発明の一実施形態が採用された空気調和装置1の外観を図1に示す。
この空気調和装置1は、調和された空気を室内に供給するための装置である。空気調和装置1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。
室内機2内には室内熱交換器50が収納され、室外機3内には室外熱交換器30が収納される。また、各熱交換器30、50が冷媒配管4により接続されることにより、冷媒回路が構成されている。
<空気調和装置の冷媒回路の概略構成>
空気調和装置1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器50、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
室内機2に設けられている室内熱交換器50は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器50に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン71が設けられている。このクロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置されている。クロスフローファン71は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ72によって中心軸を中心にして回転駆動される。室内機2の詳細な構成については後に説明する。
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器50の一端と接続されている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器50の他端と接続されている。この配管41、42は、図1の冷媒配管4に相当する。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン38が設けられている。このプロペラファン38は、室外ファンモータ39によって回転駆動されている。
<室内機の構成>
室内機2は、正面視において横方向に長い形状を有している(図1参照)。室内機2は、主として、上部ケーシング6、室内機2の内部に収容されている室内熱交換器ユニット5(図3参照)および送風機構7によって構成されている。
上部ケーシング6は、図3に示すように、室内機2の上部を覆っている。この上部ケーシング6には、吸い込み口60、61が設けられている。室内熱交換器ユニット5は、室内熱交換器50、補助配管(図示せず)等によって構成されている。室内熱交換器50は、クロスフローファン71の円周面に対向して配置されており、クロスフローファン71の前方、上方および後方を取り囲むように取り付けられている。室内熱交換器50では、クロスフローファン71を回転させることで吸い込み口60、61から吸い込まれた空気を吸い込み口60、61側からクロスフローファン71側に通過させるときに、伝熱管の内部を通過する冷媒との間で熱交換が行われている。補助配管は、室内熱交換器50と室内機2の外部にある冷媒配管4とを繋いでいる。この補助配管には、室内熱交換器50と室外熱交換器30との間を行き来する冷媒が流れている。
<送風機構の構成>
送風機構7は、室内熱交換器50において熱交換された空気を室内に送風するための装置である。送風機構7は、室内機2の下部を構成しており、図3および図4に示すように、主に、下部ケーシング70と、送風ユニット8と、固定子取付部材77とを有している。
(下部ケーシング)
下部ケーシング70は、外面部79、支持部78等によって構成されている。
外面部79は、正面視において室内機2の外面として視野に現れる部分であり、上端が室内機2の前側に傾斜するように配置されている。また、外面部79には、室内機2の長手方向に沿う開口からなる吹き出し口741が設けられている。吹き出し口741は、図3に示すように、クロスフローファン71が収納された内部空間に連通している。この吹き出し口741から、クロスフローファン71によって生成された空気流が室内へと吹き出される。また、吹き出し口741には、室内へと吹き出される空気流を案内する水平フラップ742が設けられている。水平フラップ742は、室内機2の長手方向に平行な軸を中心に回動自在に設けられている。この水平フラップ742は、フラップモータ(図示せず)によって回転駆動されることにより、吹き出し口741の開閉を行うことができる。
支持部78は、外面部79によって囲まれている。支持部78には、送風ユニット8、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等が取り付けられている。これら送風ユニット8、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等は、支持部78の下方で支持されている。また、支持部78には、図4に示すように、後述する固定子取付部材77を介して後述するステータ720を支持部78に装着するための装着部78aが設けられている。
(送風ユニット)
送風ユニット8は、クロスフローファン71と、クロスフローファン71を回転させるための室内ファンモータ72と、室内ファンモータ72の駆動を制御するための電装品を収納する電装品箱73と、クロスフローファン71を支持するための軸受け部74とを有している。
(クロスフローファン)
クロスフローファン71は、AS樹脂などの樹脂製品であり、長細い円筒形状に構成される。このクロスフローファン71は、中心軸すなわち回転軸A1が水平になるように配置される。また、クロスフローファン71は、図5に示すように、エンドプレート710、711と、第1シャフト712と、第2シャフト713と、羽部714とを有している。エンドプレート710、711は、クロスフローファン71の両側に設けられている。エンドプレート710は、クロスフローファン71と後述するロータ721とを連結するために、ロータ721側に配置されている。第1シャフト712はエンドプレート710の略中央、回転軸A1上に配置され、エンドプレート710に連結されている。第2シャフト713はエンドプレート711の略中央、回転軸A1上に配置され、エンドプレート711に連結されている。これら第1シャフト712と第2シャフト713とは、クロスフローファン71が回転する際の回転軸となる。羽部714は、エンドプレート710,711の間に配置されている。このようなクロスフローファン71が回転軸A1周りに回転することにより、空気流が生成される。この空気流は、吸い込み口60、61から取り入れられ室内熱交換器50を通り吹き出し口741から室内へと吹き出される空気の流れである。クロスフローファン71は、側面視において室内機2の概ね中央に配置されている。
(室内ファンモータ)
室内ファンモータ72は、クロスフローファン71を回転軸A1周りに回転駆動する。室内ファンモータ72は、図4に示すような、薄型アウターロータ型のモータである。この室内ファンモータ72は、図5に示すように、ロータ721とステータ720とを有している。
ロータ721は、微小な磁石粒を含む樹脂により形成されており、後述するステータ720の発生する磁界により回転軸A1を中心に回転する。ロータ721は、円筒部721aと円筒部721aの一端に一体に形成される底部721bとからなっている。このロータ721は、底部721bにおいてクロスフローファン71に連結されている。具体的には、ロータ721は、カシメ、ネジ、リベット、ピンなどでクロスフローファン71のエンドプレート710に固定されたり、接着剤などでクロスフローファン71のエンドプレート710に接着されたりする。また、ロータ721の円筒部721aは、ステータ720の径方向外方に配置されている。
ステータ720は、ロータ721を回転させるためのものであり、磁界を発生させるための図示しない鉄心やコイルなどを有する。ステータ720には、径方向外方に突出した環状部720aが一体に形成されている。環状部720aには、図6に示すように、室内機2の正面側、背面側および下部側の外周面に、面取り部720cが形成されている。これら面取り部720cのそれぞれには、図5に示すように、径方向外方に突出した突出部720bが設けられている。突出部720bには、後述する固定子取付部材77が装着され、この固定子取付部材77を介してステータ720が支持部78の装着部78aに取り付けられる(図4参照)。
(軸受け部)
軸受け部74は、ステータ軸受け部75と、支持部軸受け部76とを有する(図5参照)。ステータ軸受け部75には、第1軸受け751と、第1軸受け保持部752とが設けられている。支持部軸受け部76には、第2軸受け761と、第2軸受け保持部762とが設けられている。
第1軸受け751は、合成樹脂製の部材であって、ステータ720の略中央部に配置される。この第1軸受け751は、クロスフローファン71が回転軸A1方向に移動できるように第1シャフト712を軸支している。第1軸受け保持部752は、合成樹脂製の円筒形状の部品であって、クロスフローファン71の回転による第1軸受け751の微小振動を抑制するように第1軸受け751を支持している。
第2軸受け761は、第1軸受け751と同様の合成樹脂製の部材であって、クロスフローファン71のエンドプレート711と対向する支持部78の一部に設けられる。この第2軸受け761は、クロスフローファン71が回転軸A1方向に移動できるように第2シャフト713を軸支している。第2軸受け保持部762は、ゴム製の円筒形状の部品であって、クロスフローファン71の回転による第2軸受け761の微小振動を抑制するように第2軸受け761を支持している。さらに、第2軸受け保持部762は、クロスフローファン71のエンドプレート711に対向する支持部対向面P1からクロスフローファン71のエンドプレート711に向かって突出している。これにより、例えば室内機2を搬送する時などに、クロスフローファン71が支持部78に向かって移動することがあっても、第2軸受け保持部762によって、クロスフローファン71のエンドプレート711が支持部78に当接しないようになっている。なお、クロスフローファン71が回転する時には、エンドプレート711と第2軸受け保持部762とが当接しないようになっている。
(固定子取付部材)
固定子取付部材77は、ゴム製の直方体形状の部品である。固定子取付部材77は、図5および図7に示すように、第1凹部77aおよび第2凹部77bを有している。
第1凹部77aは、図7に示すように、固定子取付部材77を突出部720bに装着するために設けられており、固定子取付部材77の長辺を有する一面P2の中央部に形成されている。この第1凹部77aを突出部720bに嵌合することによって、固定子取付部材77はステータ720の環状部720aに装着される。このとき、第1凹部77aの形成された固定子取付部材77の一面P2が、面取り部720cに接するようにして配置される。このように環状部720aの面取り部720cに配置された固定子取付部材77は、図5に示すように、固定子取付部材77の径方向外方側がロータ721の外周面の位置より外方側に突出している。また、固定子取付部材77の径方向内方側が、ロータ721の外周面の位置より内方側に配置されている。そして、固定子取付部材77の径方向内方側の一部が、環状部720aとロータ721の円筒部721aの他端との回転軸方向間に配置されている。この固定子取付部材77は、径方向外方側において、ステータ720は支持部78の装着部78aに装着される(図4参照)。
第2凹部77bは、図7に示すように、固定子取付部材77の剛性をロータ721の回転方向に小さくするために設けられている。第2凹部77bは、第1凹部77aが形成された固定子取付部材77の一面P2に対向する面P3上において、長辺方向に所定の間隔を隔てて第1凹部77aの両側に形成されている。
<クロスフローファンおよびロータの回転が各部に及ぼす影響>
以下に、クロスフローファン71およびロータ721が回転したときに、クロスフローファン71およびロータ721が各部に及ぼす影響について説明する。
クロスフローファン71およびロータ721が第1および第2シャフト712,713の回転軸A1まわりに回転すると、クロスフローファン71およびロータ721の回転に伴う微小振動が、第1および第2シャフト712,713からステータ軸受け部75および支持部軸受け部76に伝達される。この微小振動は、ステータ軸受け部75および支持部軸受け部76において、第1および第2シャフト712,713を軸支する第1および第2軸受け751,761によって抑制される。
一方で、クロスフローファン71およびロータ721が第1および第2シャフト712,713の回転軸A1まわりに回転するときに、クロスフローファン71およびロータ721に回転速度むらやトルクむら等が生じると、回転速度むらやトルクむら等に伴う振動が、第1および第2シャフト712,713からステータ軸受け部75および支持部軸受け部76に伝達される。この振動のうち微小振動に相当するものは、ステータ軸受け部75および支持部軸受け部76において、第1および第2シャフト712,713を軸支する第1および第2軸受け751,761によって抑制される。そして、第1および第2軸受け751,761によって抑制しきれなかった振動については、ステータ軸受け部75からステータ720に、支持部軸受け部76から支持部78に伝達される。そして、ステータ軸受け部75からステータ720に伝達された振動は、ステータ720の環状部面取り部720cに装着された固定子取付部材77の第2凹部77bによって吸収され抑制される。
<本空気調和装置の特徴>
(1)
この空気調和装置1では、ステータ720と支持部78との間に固定子取付部材77が設けられている。この固定子取付部材77には、ロータ721の回転方向の剛性を小さくするための凹部が形成されている。これにより、クロスフローファン71およびロータ721に回転速度むらやトルクむら等が生じることがあっても、支持部78とステータ720とに生じる振動を、固定子取付部材77の第2凹部77bによって吸収して抑制することができる。このとき、固定子取付部材77に形成された第2凹部77bは、固定子取付部材77の剛性をロータ721の回転方向に小さくするように設けられているので、ロータ721の回転軸方向へのステータ720の固定度は維持することができる。
(2)
この空気調和装置1では、固定子取付部材77が、直方体形状のゴムで形成されている。これにより、固定子取付部材77の弾性によって、支持部78とステータ720とに生じる振動を吸収して抑制することができる。
(3)
この空気調和装置1では、固定子取付部材77の長辺方向がロータ721の回転方向に沿うように、固定子取付部材77がステータ720に装着されている。これにより、固定子取付部材77に第2凹部77bが形成されても、ステータ720の剛性がロータ721の回転方向に大きく低下しないようにすることができる。
(4)
この空気調和装置1では、固定子取付部材77が、ステータ720の径方向外方に突出した環状部720aに装着されている。これにより、ロータ721の回転軸A1上から固定子取付部材77までの垂直方向距離を大きく確保できる。したがって、ロータ721からステータ720に振動が伝達されたときに、環状部720aから固定子取付部材77に入力される外力が小さくなり、ロータ721からステータ720に伝達された振動を固定子取付部材77によって抑制しやすくなる。
(5)
この空気調和装置1では、環状部720aの外周面に設けられた面取り部に、固定子取付部材77が接するように装着されている。これにより、固定子取付部材77と環状部720aとの密着性を向上することができる。したがって、ロータ721からステータ720に伝達された振動を、固定子取付部材77に有効に伝達することができ、固定子取付部材77によって有効に抑制することができる。
(6)
この空気調和装置1では、固定子取付部材77に形成された第1凹部77aが、環状部720aに形成された突出部720bに嵌合可能になっている。これにより、ロータ721からステータ720に伝達された振動を、固定子取付部材77に確実に伝達でき、固定子取付部材77よって有効に抑制することができる。
(7)
この空気調和装置1では、固定子取付部材77において、第2凹部77bが第1凹部77aのロータ721の回転方向両側に形成されている。これにより、支持部78とステータ720とに生じる振動を、固定子取付部材77の第2凹部77bによって有効に吸収して抑制することができる。
(8)
この空気調和装置1では、固定子取付部材77の少なくとも一部が、ロータ721の円筒部721aの他端と環状部720aとの回転軸方向間に配置されている。これにより、ロータ721とクロスフローファン71とが回転軸方向に移動するようなことがあっても、ロータ721とステータ720との衝突を固定子取付部材77によって緩衝することができる。
(9)
この空気調和装置1では、クロスフローファン71を回転させる室内ファンモータ72が、アウターロータ型のモータである。このため、室内ファンモータがインナーロータ型のモータである場合と比べて、回転軸A1方向の長さが短くなる。これにより、この空気調和装置1では、室内ファンモータ72の占めるスペースを低減することができる。
<他の実施の形態>
以上、本発明について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(a)
本実施の形態では、固定子取付部材77に第2凹部77bを形成することによって、固定子取付部材77の剛性がロータ721の回転方向に小さくなるようにしている。これに代えて、図8(a)に示すように、固定子取付部材177を貫通する孔177dを形成することで、固定子取付部材の剛性がロータの回転方向に小さくなるようにしても良い。
(b)
本実施の形態では、第2凹部77bを固定子取付部材77の長辺方向に所定の間隔を隔てて第1凹部77aの両側に形成することで、固定子取付部材77の剛性がロータ721の回転方向に小さくなるようにしている。これに代えて、図8(b)および図8(c)に示すように、第2凹部177bまたは孔177dを固定子取付部材177の長辺方向の第1凹部177a片側に形成することで、固定子取付部材177の剛性がロータの回転方向に小さくなるようにしても良い。
(c)
本実施の形態では、第1凹部77aが形成された固定子取付部材77の一面P2に対向する面P3上に第2凹部77bを形成することで、固定子取付部材77の剛性をロータ721の回転方向に小さくなるようにしている。これに代えて、図8(d)に示すように、第1凹部177aが形成された固定子取付部材177の一面P2に第2凹部177bを形成することで、固定子取付部材177の剛性がロータの回転方向に小さくなるようにしても良い。このとき、第2凹部177bは、必ずしも第1凹部77aの両側に形成されている必要はなく、第1凹部77aの片側だけに形成されていても良い。
(d)
本実施の形態では、第1凹部77aが形成された固定子取付部材77の一面P2に対向する面P3上において、第2凹部77bを固定子取付部材77の長辺方向に所定の間隔を隔てて第1凹部77aの両側に形成することで、固定子取付部材77の剛性がロータ721の回転方向に小さくなるようにしている。これに代えて、図8(e)に示すように、1つの第2凹部77bを、第1凹部177aが形成された固定子取付部材177の一面P2に対向する面P3上に形成して、もう1つの第2凹部177bを、第1凹部177aが形成された固定子取付部材177の一面上に形成しても良い。
(e)
本実施の形態では、固定子取付部材77をステータ720に装着して、固定子取付部材77を介してステータ720が支持部78に取り付けられている。これに代えて、固定子取付部材を支持部に装着しておいて、固定子取付部材にステータを取り付けても良い。
(f)
本実施の形態では、ゴム製の固定子取付部材77の弾性によって、支持部78とステータ720とに生じる振動を吸収して抑制している。これに代えて、ゴム製以外の弾性体によって固定子取付部材を形成して、支持部78とステータ720とに生じる振動を吸収して抑制しても良い。
(g)
本実施の形態では、固定子取付部材77において、第2凹部77bを第1凹部77a両側の2箇所に形成することで、固定子取付部材77の剛性がロータ721の回転方向に小さくなるようにしている。これに代えて、固定子取付部材において、第2凹部または孔をロータの回転方向に間隔を隔てて複数形成することで、固定子取付部材の剛性がロータの回転方向に小さくなるようにしても良い。
本発明の第1実施の形態が採用される空気調和装置の外観図。 冷媒回路の構成図。 室内機の右側面断面図。 送風ユニットの上面図。 クロスフローファンと室内ファンモータと支持部の一部とのX―X断面図。 固定子取付部材が装着されたステータとロータおよびクロスフローファンとの外観図。 固定子取付部材の拡大断面図。 本発明の他の実施の形態による図7に相当する図。
符号の説明
1 空気調和装置
2 室内機
5 室内熱交換器ユニット(空気調和部)
6 上部ケーシング(ケース本体)
7 送風機構
8 送風ユニット(送風装置)
50 室内熱交換器
70 下部ケーシング(ケース本体)
71 クロスフローファン(ファンロータ)
77,177 固定子取付部材
77a,177a 第1凹部(装着用凹部)
77b,177b 第2凹部(凹部)
78 支持部(ケース本体)
712 第1シャフト(回転軸)
713 第2シャフト(回転軸)
720 ステータ(モータ固定子)
720a 環状部
720b 突出部
720c 面取り部
721 ロータ(モータ回転子)
721a 円筒部
721b 底部
751 第1軸受け
752 第1軸受け保持部
761 第2軸受け
762 第2軸受け保持部
P2 固定子取付部材の一面
P3 固定子取付部材の一面に対向する面

Claims (8)

  1. 空気調和装置(1)の室内機(2)のケーシング(70)の支持部(78)に取り付けられる送風ユニット(8)であって、
    モータ固定子(720)と、
    前記モータ固定子(720)により回転軸を中心に回転させられるモータ回転子(721)と、
    前記モータ回転子(721)に連結されるファンロータ(71)と、
    を備え、
    前記モータ固定子(720)は、前記支持部(78)と前記モータ固定子(720)とに生じる振動を抑制する固定子取付部材(77)を介して、前記支持部(78)に取り付けられ、
    前記固定子取付部材(77)は、前記モータ固定子(720)に装着され、その少なくとも一部が、前記モータ回転子(721)と前記モータ固定子(720)との回転軸方向間に配置される、
    空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  2. 前記モータ固定子(720)は、径方向外方に突出した突出部(720b)が設けられた環状部(720a)を有しており、
    前記モータ回転子(721)は、円筒部(721a)を有しており、
    前記固定子取付部材(77)は、前記突出部(720b)に取り付けられ、前記環状部(720a)と前記円筒部(721a)との回転軸方向間に配置される、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  3. 前記固定子取付部材(77)は、直方体形状の弾性部材であり、長辺方向が前記モータ回転子(721)の回転方向に沿うように前記モータ固定子(720)に装着されている、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  4. 前記環状部(720a)には外周面に面取り部(720c)が設けられており、前記面取り部(720c)に前記固定子取付部材(77)が接するように装着されている、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  5. 前記突出部(720b)に嵌合可能な装着用凹部(77a,177a)が前記固定子取付部材(77,177)に形成されている、
    請求項2に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  6. 前記固定子取付部材(77,177)には、孔(177d)または凹部(77b,177b)が、前記装着用凹部(77a,177a)の前記モータ回転子(721)の回転方向片側または両側に形成されている、
    請求項5に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  7. 前記固定子取付部材(77,177)には、前記孔(177d)または前記凹部(77b,177b)が、前記モータ回転子(721)の回転方向に間隔を隔てて複数形成されている、
    請求項6に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
  8. 前記モータ回転子(721)は、前記モータ固定子(720)の径方向外方に配置される、
    請求項1から7のいずれかに記載の空気調和装置(1)の室内機(2)の送風ユニット(8)。
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