JP3945406B2 - カメラおよびカメラシステム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は外部から書換え可能な大容量メモリを有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラは、マイクロコンピュータ(以降”CPU”と略称する)を搭載する等、高度に電子化を進めることによって、露出、焦点合わせ、フィルム給送、ストロボ制御等の自動化を実現してきた。
【0003】
このような自動化の一例として自動露出を説明する。CPUは、ROM内にあらかじめ記憶されている処理プログラムに従って以下の動作を実行する。すなわち、カメラ内に配設された測光センサからの被写体輝度信号と、装填されているフィルムの感度信号とを読取る。そして、これらの値に対して、ROM内に予め記憶されている演算を実行することによって、適正露出条件を求める。そして、その結果をCPU外に設けられた表示装置に表示させて撮影者に告知する。さらに、シャッタボタンが押された場合には、レンズの絞り値、シャッタの開口時間が、演算結果の通りになるように外部のアクチュエータに制御信号を出力する。
【0004】
小型化、軽量化への要求が強いカメラでは、いわゆるワンチップ型のCPUが用いられる。なお、ワンチップ型CPUとは、入出力制御装置、ROM、RAM、計算等を実行する論理装置等をすべて内部に備えているCPUをさす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
処理プログラムに誤りが発見された場合、また、性能の良いセンサに対応した高度な演算プログラムを使用したい場合、あるいは、アクチュエータの仕様に変更があった場合等には、ROM内の処理プログラムを変更する必要がある。
【0006】
しかし、ワンチップマイコン型CPUでは、ROMへのプログラムの格納が製造プロセスのマスク工程においてなされるため(注:これゆえ、通常”マスクROM”と呼ばれる)、製造後は該ROMの内容を変更することはできない。プログラムの変更は、CPU自体を新たに作り直した上で、さらにカメラ内の回路基板に半田付け等で付直しをするしかなかった。
【0007】
試作品など製品立上がり時に過渡的に使用されるいわゆるワンタイムCPUは、内部のROMへの書き込みが電気的に可能である。そのためマスクROMのような製造工程を経ることなく、新たな処理プログラムの動作確認ができるというメリットはある。しかし、該ワンタイムCPUもマスクROMと同様、一旦書込んだ処理プログラムの消去は不可能で、ROM内のプログラムを書替えて同一CPUの反復使用することはできなかった。また半田付けによる付直しも必要であった。
【0008】
電気的な書換え消去が繰返し可能なROMとしては、EEPROMがある。しかし、従来からあるEEPROMは、記憶容量がせいぜい数Kビットにすぎず、現在の高度に自動化の進んだカメラにおいて必要とされる大量のプログラム(数十Kバイト以上)を記憶するには十分ではなかった。原理的には、EEPROMを多数個使用すれば、大きなプログラムを格納することも可能であるが、EEPROMを数十個も使用したのでは、カメラが実用に耐えないほど大型化してしまう。そのため、カメラという明確な用途を考慮した場合、従来からあるEEPROMに制御プログラムを格納することは不可能であった。
【0009】
以上のように現在のカメラにおいては、ROM内の処理プログラムを迅速に変更する事ができないという問題があった。
【0010】
本発明は、必要に応じて処理プログラムの改変を容易に行うことのできるカメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、近年新たに開発されつつあるフラッシュメモリを用いることによって上記目的を達成した。
【0012】
なお、本明細書中、フラッシュメモリとは、▲1▼電気的な消去/書き込みの繰返し実行、▲2▼一括あるいはブロック単位(数バイトあるいは数十バイト)での消去、▲3▼制御プログラムを格納するに十分な記憶容量、という条件を満たす不揮発性のメモリをさす。構造的には、NAND型、NOR型、AND型、さらにはこれらから派生した様々な構造のものが存在するが、本明細書においては、これらのすべてを含む。
【0013】
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、その一態様としては、
撮影動作の制御を行なう制御手段を備えたカメラにおいて、前記制御手段と電気的に接続され、動作制御プログラムが格納されているデータ書換え可能な記憶手段と、第1装置と接続するための第1接続部と、前記制御手段と電気的に接続され、第2装置と接続するための第2接続部と、を備え、前記第1装置が前記第1接続部に接続された場合、該第1装置から給電されると共に、前記記憶手段に格納されている前記動作制御プログラムが該第1装置からの動作制御プログラムに書き換えられ、前記第2装置が前記第2接続部に接続された場合、前記第2装置が記憶しているデータが前記記憶手段に記憶されることなく、該データにより追加機能が実現されることを特徴とする。
【0015】
前記給電は、前記記憶手段に行われてもよい。
【0016】
前記記憶手段には、撮影データが格納されてもよい。
【0018】
前記給電は、前記プログラムを書き換えるために行われてもよい。
【0019】
前記第1外部装置は、前記プログラムを書き換えるための装置であってもよい。
【0020】
前記第2装置は、データを格納しているデータバックであってもよい。
【0021】
以上の各カメラにおいて、前記制御手段は、前記第2接続部に接続された前記第2装置との間で通信を行うものであってもよい。また、以上の各カメラにおいて、前記第1接続部には、遠隔操作を行うための第3装置も接続可能であってもよい。
【0022】
以上の各カメラにおいて、接続される外部装置の種類に応じて前記カメラが異なる動作をしてもよい。
【0023】
以上のカメラにおいて、接続される外部装置を検出して前記カメラの動作を異ならせる検出手段を備えていてもよい。
【0024】
以上のカメラにおいて、前記第1外部装置が接続されている間は、撮影ができないようにしてもよい。
【0025】
上記目的を達成するためのカメラシステムは、前記第1外部装置と、前記第2外部装置と、以上のいずれかのカメラとを有することを特徴とする。
【0028】
【実施例】
本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0029】
第1の実施例
本実施例のカメラの斜視図を図1に示す。この図には、カメラ1にオプションとして接続して使用されるデータバック5、リモコン70も示している。カメラ1は、レンズ2が装着され、裏蓋を兼ねたデータバック5を開放した状態で描いている
カメラ1の上面にはレリーズボタン4、液晶表示装置(以下、”LCD”という)6、操作ボタン7が、また、背面上部にはファインダー3が、背面下部左側には端子群9が設けられている。
【0030】
レリーズボタン4は、撮影者が、露光の開始を指令するためのものである。LCD6は、撮影モードや各種条件を表示するためのものである。操作ボタン7は、カメラ1の撮影モード、撮影条件等を撮影者が設定するためのものである。端子群9は、リモコン70を接続するためのものである。
【0031】
カメラ内部には、左側から順に、パトローネ室10、シャッタ11、スプール12が配置されている。パトローネ室10はフィルムパトローネを装填する部分である。スプール12は、フィルムを巻き取るためのものである。パトローネ室10に装填されたフィルムパトローネから引き出されたフィルムは、シャッタ11の背面側を通過して、スプール12に巻き付けられる。そして、撮影の度毎に所定長さ分だけ巻き取られてゆく。この時のフィルムの給送は、スプール12内部に配置されたモータ36(図2参照)の駆動力によってなされる。
【0032】
シャッタ11下側には、データバック5との電気的接続を行うための端子群8が設けられている。
【0033】
当然ながら、これらの部分は、カメラ使用時にはデータバック5によって蔽われる。
【0034】
データバック5は、フィルムに各種データを光学的に写し込むためのものである。本実施例においては、年月日に関する時刻データと露出データとのうちのいずれか一方を選択して写込むことができる。フィルムにデータを写込むための光は出射孔13から出射される。既に述べたとおり、該データバック5は、カメラ1の裏蓋も兼用しているため、その内側面には、フィルムをアパーチャに押しつけて平面性を保つための圧板14を有している。上述の出射孔13は、該圧板14に設けられている。
【0035】
該圧板14の下部、カメラ1の端子群8に対応した位置には、端子群15が配設されている。該端子群15は、データバック5を閉じられると端子群8と接触し、カメラ1とデータバック5との間でのデータ授受を行うための電気回路を形成する。
【0036】
リモコン70は、ケーブル71を通じてカメラを遠隔操作するためのものである。該リモコン70は、ケーブル71の先端に設けられている端子群72をカメラ1の端子群9に接続して使用される。リモコン70は、LCD73と、複数の操作ボタン74を備えている。撮影者は、LCD73に表示される撮影モード、撮影条件等を確認しながら、操作ボタン7を操作することによって、カメラ1を作動させることができる。
【0037】
次にカメラ1内部における制御構成の概要を図2を用いて説明する。
【0038】
該カメラは、DC/DCコンバータ21、測光手段24、フィルム感度検出手段25、スイッチ検出手段26、測距手段27、CPU28、ドライバ33、LCD6、シャッター11、絞り35、モータ36、モータ37、端子群8、端子群9、フラッシュメモリ(以下”FM”という)32、切り替えスイッチ60a,60bを含んで構成されている。
【0039】
DC/DCコンバータ21は、電池20の発生する電圧を所定の電圧に変換した後、各部に供給するものである。本実施例のDC/DCコンバータ21は、電圧出力22と電圧出力23との2系統の出力を有している。電圧出力22は、CPU28、FM32を含む各制御回路の駆動に用いられるもので、その電圧は本実施例では5Vである。電圧出力23は、測距手段27、FM32の駆動に用いられるもので、その電圧は本実施例では約12Vである。DC/DCコンバータ21は、CPU28が動作していない時でも、後述する信号線68に現れる切り替え信号に応じて電圧出力23をON/OFF可能な構成となっている。
【0040】
測光手段24は、被写体の明るさを測定するためのものである。本実施例では、測光手段24をフォトダイオードを含んで構成している。該測光手段24は、測定結果(測光値情報)をCPU28に出力している。
【0041】
フィルム感度検出手段25は、装填されたフィルムパトローネの側面などに付与されているコード化された感度情報を読み取るものである。フィルム感度検出手段25は、読み取った感度情報をCPU28に出力している。
【0042】
スイッチ検出手段26は、レリーズボタン4、操作ボタン7等の操作状態を検出するためのものである。該スイッチ検出手段26は、検出したレリーズボタン4等の操作状態を、CPU28に出力している。
【0043】
測距手段27は、被写体の合焦状況を測定するためのもので、CCD等を含んで構成されている。測距手段27は、測定結果(測距値情報)をCPU28に出力している。
【0044】
LCD6は、露光、作動モード設定に関する情報、警告情報等を表示するためのものである。
【0045】
シャッタ11は、フィルム面に所定の露光時間を与えるためのものである。
【0046】
絞り35は、被写体からの通過光量を調整するためのものである。
【0047】
モータ36は、フィルムの巻上げ、巻き戻し給送を行うためのものである。
【0048】
モータ37は、被写体に焦点を合致させるために、レンズ2内のレンズ群を移動させるためのものである。
【0049】
端子群8は、データバック5との間で、写込み信号等の授受に用いられるものである。なお、実際の通信は、シリアル方式で行っている。端子群8は、複数(本実施例では、6個)の端子を有している。但し、端子の個数は、これに限定されるものではない。
【0050】
端子群9は、上述したとおり、リモコン70を接続するための端子である。また、該端子群9は、FM32へのデータ書き込み用の端子も兼ねている。該端子群9自体は、6個の端子を備えている。但し、端子の個数はこれに限定されるものではない。
【0051】
FM32は、CPU28の使用するプログラムなどを格納するためのものである。本実施例は、該FM32を備えたことおよび該FM32の周辺回路部分を最大の特徴とするものである。従って、該特徴点については、後ほどさらに詳細に説明する。
【0052】
CPU28は、カメラ全体を制御統括するものである。本実施例では該CPU28として、RAM30、論理演算ユニット、ADコンバータ等を備えたいわゆるワンチップ型のマイクロプロセッサを採用している。該CPU28は、上記各部(例えば、測光手段24)からの入力と、FM32にあらかじめ格納されているプログラム(およびデータ)とを用いて所定の演算を実行することによって、LCD6、シャッタ11、絞り35、モータ36、モータ37等を制御している。なお、実際の制御は、ドライバ33を介して行われる。この他、CPU28は、端子群8を通じて、データバック5との間でデータの授受を行う機能を備えている。
【0053】
本実施例の最大の特徴点であるFM32およびこの周辺回路部分についての構成を詳細に説明する。
【0054】
既に述べたとおり、FM32は、CPU28の使用するプログラムなどを格納するためのものである。フラッシュメモリは、大容量であるため、CPU28が必要とする大量のプログラムを十分に格納することができる。また、電気的な書替えが可能であるため、容易にプログラムの変更を行うことができる。一括消去あるいはブロック単位(数バイトあるいは数十バイトでの消去)での消去が可能であるため、プログラムの書替えに要する時間が短いといった利点を有する。フラッシュメモリとしては、NAND型、NOR型等様々なタイプが存在するがいずれのタイプについても適用可能である。
【0055】
該FM32は、電圧出力22と電圧出力23との両方から電力の供給を受けている。電圧出力22からの電力は、格納されているプログラムを読み出す場合にのみFM32に対して供給されている。一方、電圧出力23からの電力は、該プログラムを書き替える際に、FM32を書替え可能状態とするためである。なお、本実施例では、測距手段27と共用される電圧出力23を使用しているが、DC/DCコンバータ21にFM32専用の電圧出力を設けても良い。あるいは、信号ライン68の切り替え信号を流用して、書替え時に必要な電力を外部から供給するようにしても構わない。FM32にかくのうされているプログラムは、FM32に電圧22、電圧23のいずれもが供給されていなくても消えることなく保持される。
【0056】
FM32、CPU28および端子群9は、切り替えスイッチ60a、切り替えスイッチ60bを通じて互いに接続可能に構成されている。
【0057】
本実施例では、切り替えスイッチ60a,60bを、複数の半導体スイッチ等により構成された双方向のスイッチング素子を用いて実現している。切り替えスイッチ60aは、3つの接点61a,62a,63aを備えている。該切り替えスイッチ60aは、外部からの指令(ここでは、信号線68を通じて入力される信号)に応じて内部回路を切り替え、接点61aと接点62aとのうちのいずれか一方のみを選択的に接点63aに接続する構成となっている。切り替えスイッチ60bも基本的に同じ構成となっており、接点61bと接点62bとのうちのいずれか一方のみを選択的に接点63bに接続可能に構成されている。
【0058】
切り替えスイッチ60aの接点61aには、信号線64を介してCPU28が、また、接点63aには信号線69を介してFM32が接続されている。一方、切り替えスイッチ60bの接点61bには信号線65を介してCPU28が、接点63bには信号線66を介して端子群9が接続されている。さらに、接点62aと接点62bとが信号線67を介して接続されている。このような回路構成をとった結果、切り替えスイッチ60aの接点63aと接点61aとをつなぐことによって、FM32とCPU28とを電気的に接続することができる。切り替えスイッチ60bの接点61bと接点63bとをつなぐことによって、端子群9とCPU28とを電気的に接続することができる。さらには、接点63aと接点62aとをつなぎ、かつ、接点62bと接点63bとをつなぐことによって、端子群9とFM32とを接続するとともに、CPU28をFM32,端子群9から電気的に切り離すことができる構成となっている。
【0059】
そして、これら切り替えスイッチ60a,60bの内部回路の切り替えは、信号線68を介して端子群9から入力される信号に応じてなされる構成となっている。信号線64,66,67,69は、それぞれ5本の信号線で構成されている。信号線65は、4本の信号線で構成されている。信号線68は1本の信号線で構成されている但し、具体的構成は、ここで述べたものに限定されるものではない。切り替え指示等もコマンド化して送るようにすれば、原理的には、信号線68と他の信号線66等とを兼用化して、1本の信号線のみを使用することも可能である。
【0061】
データバック5内部の電気回路の詳細を図3を用いて説明する。
【0062】
該データバック5は、CPU40,LCD42、写し込み用LCD43、ランプ44、発振子45、端子群15(端子15A〜15E)、操作スイッチ46を含んで構成されている。これらの各部は、電池41から供給される電力によって駆動されている。
【0063】
操作スイッチ46およびLCD42は、データバック5の背面側に配置されている。既に述べたとおり、該データバック5は、時刻データと露出データのいずれか一方をフィルム上に写し込むことができる。撮影者は、該操作スイッチ46を操作することによっていずれかを選択する。実際に写し込まれるデータは、LCD42に表示されるため、該操作はこれを見ながら行う。
【0064】
写込み用LCD43、ランプ44は、フィルムに写し込む映像を作り出すためのものである。写し込み用LCD43は、LCD42の表示内容とほぼ同一の内容が表示される。但し、フィルム上への写し込みを考慮して、適宜、左右、上下、白黒が反転された表示とされていることは言うまでもない。ランプ44が所定のタイミングで発する光は、LCD43の表示面を通され、その後、出射孔13からフィルムに向けて照射される。これにより、LCD43に表示されている文字等がそのままフィルムに写込まれる。
【0065】
CPU40は、データバック5の全体を制御統括するものである。該CPU40は、発振子45が常時出力している一定の周波数の信号をカウントすることによって時刻データを得ている。一方、露出データについては、端子群15を通じたシリアル通信によりカメラ1から得ている。操作スイッチ46の操作に応えた設定処理および写し込み動作等は、該CPU40が上記各部を制御することによって実現している。
【0066】
端子15A〜15Dのそれぞれが担当している信号は、以下のとおりである。端子15Aはクロック信号をカメラ1から受信するものである。端子15Bはハンドシェーク信号の授受を、端子15Cは各種データ信号の授受を、それぞれ双方向で実行するものである。端子15Dは、写込み信号を受信するためのものである。写込み信号とは、カメラ1が露光動作を開始するタイミングに応じて発生する信号であり、データバック5による上述したデータ写込み動作はこの信号をトリガとして実行される。なお、端子15Eは、本実施例においては信号の授受には使用していない、接地用端子である。
【0067】
リモコン70内の電気回路の詳細を図4を用いて説明する。
【0068】
リモコン70は、LCD73、複数子の操作ボタン74、CPU76、端子群72(端子72A〜72F)を含んで構成されている。
【0069】
操作ボタン74は、撮影モード、測距モード、露出条件等の各種条件の設定指示を撮影者が入力するためのものである。また、電源投入、レリーズ動作を指示するためのものである。操作ボタン74を用いて設定した条件等は、LCD73に表示される。
【0070】
これら一連の動作は、操作ボタン74からの入力に応えて、CPU76が、LCD73の制御、カメラ1との通信等を行うことによって実現される。なお、各部が動作するのに必要な電力は、電池78から電力が供給される。
【0071】
端子72A〜72Dは、リモコン70をカメラ1に接続するためのものである。端子群72は、カメラ1の端子群9に接続される。各種設定条件、指令等の授受は、これらケーブル71、端子群72、端子群9を通じて行われる。各端子が担当する信号は以下のとおりである。
【0072】
端子72Aはクロック信号をカメラ1から受信するためのものである。端子72Bはハンドシェーク信号の授受を、端子72Cは各種データ信号の授受を、それぞれ双方向で実行するためのものである。端子72Dは、多重化された電源投入信号及びレリーズ信号をダイレクトに授受するためのものである。
【0073】
なお、端子72Eは、FM32書換え時に使用される切替え信号用であるため、リモコン70は使用していない。端子72Fは接地されている。
【0074】
次に、FM32内のプログラムの消去/書換えを行うためのプログラム書換え装置50の一例を図5を用いて説明する。
【0075】
プログラム書換え装置50は、外部記憶装置53および外部出力端子群72’(端子72’A〜72’F)を備えたパーソナルコンピュータ52を中心として構成することができる。なお、書換え動作の処理順序を規定したプログラム、および、FM32に書き込む新たな制御プログラム等は、フロッピー(登録商標)ディスク(以下、”FD”と称する)51にあらかじめ格納しておく。図2の回路図とを対比させると、端子72’A〜72’Dが信号線66に、また、端子72Eが信号線68に接続されるものである。
【0076】
次に、通常の使用時、および、FM32内のプログラムを書き替え時の、カメラ1内における動作を説明する。
【0077】
通常の使用状態では、端子群9には何も接続されていないか、あるいは、リモコン70の端子群72が接続されている。この状態では、信号線68上に切替え信号が存在しないため、切り替えスイッチ60aは、CPU28とFM32とをつないでいる。従って、CPU28はFM32からプログラム、データの読み出しを行うことができる。一方、切り替えスイッチ60bは、端子群9の信号線66とCPU28とをつないでいる。従って、撮影者はリモコン70を用いてカメラ1を遠隔操作することができる。接点62aと接点62b、および両者をつなぐ信号線67は、FM32,CPU28,端子群9のいずれとも絶縁された状態になっている。そのため、該部分の電位等が誤動作の原因となることはない。
【0078】
端子群9に書換え装置50が接続された場合、信号線68に切替え信号が現れる。すると、DC/DCコンバータ21は、プログラムを書き替える際に必要となる電力のFM32への供給を開始する。これによりFM32は内容の書替え可能な状態とされる。また、切り替えスイッチ60aおよび切り替えスイッチ60bは、FM32と信号線66をつなぐように切り替わる。従って、端子群9、信号線66、信号線67、信号線69等を通じて書替え装置50が送ってくる新しいプログラムは、FM32に格納される。
【0079】
当然、この状態では、CPU28は、FM32および端子群9と絶縁されている。そのため、FM32の書替え処理がCPU28などの動作状態に影響を受けることはない。逆に、プログラム書替え信号がCPU28等に悪影響をおよぼすこともない。
【0080】
次に、書換え装置50の側から見た書替え動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
【0081】
使用者は、まず、端子群72’を端子群9に接続することによって、書替え装置50とカメラ1とを接続する。この後、パーソナルコンピュータ52に、FD51に格納されているプログラムを実行させ、外部出力端子72’A〜72’Eから、カメラ1に対して書換えコマンド並びに処理プログラムを送ることによって以下の処理を行わせる。
【0082】
書替え装置50は、端子72’Eを通じて切替え信号を出力する(ステップ600)。該切り替え信号は、信号ライン68を通じてDC/DCコンバータ21に伝えられ、DC/DCコンバータ21が起動される。また、これと同時に、切り替えスイッチ60a,60bが切り替わり、FM32がCPU28と分離される。また、FM32は、端子群9,72を介して書換え装置50と直接接続される。
【0083】
書替え装置50は、FM32内の古い処理プログラムの消去をFM32に指示する(ステップ601)。該指示に従ってFM32が消去動作を完了するまで、書替え装置50は待機状態となる(ステップ602)。なお、本実施例では、実際には消去動作が完了したか否かを確認することなく、消去が確実に行われるであろう所定時間待機状態を続けた後、自動的に次の処理に進むようにしている。
【0084】
書替え装置50は、FD51から新しいプログラムを読み取り、これを端子72’A〜72’Dから出力する処理を開始する(ステップ603)。そして、書替え装置50は、プログラムの転送が終了するまで待機状態となる(ステップ604)。なお、該プログラムは、ケーブル71、端子群72’、端子群9、信号線66,67,69を通じて、FM32へ送られる。
【0085】
プログラムの転送が終了すると、今度は、この時FM32に格納した新しい処理プログラムを改めて読み出す(ステップ605)。そして、該読み出したプログラムが、FD51内のオリジナルプログラムと一致しているかを比較する(ステップ606)。両者が一致していれば、プログラムが正しく書き込まれているものと判断し、書替え装置50は、端子72Eに出力していた書替え信号をOFFにして処理を終了する(ステップ609)。すると、切り替えスイッチ60a,bが作動して、書替え装置50はFM32と切り離される。FM32は、再びCPU28と接続される。
【0086】
ステップ606において、両プログラムが一致していなかった場合には、書替え装置50は、消去書換え処理を行った回数を確認し、これがあらかじめ定められた限度回数(ここではN回)に達しているか否かを判断する(ステップ607)。限度回数(N回)に達していなければ、ステップ600に戻って、改めて処理をやりなおす。一方、限度回数に達していた場合には、書替え装置50上において警告を発して、正しいプログラムを書き込むことができなかったことを告知する(ステップ608)。この後は、ステップ609に進み処理を終了する。なお、本実施例においては、該限度回数を3回としている。
【0087】
次に、一般的な撮影時におけるCPU28の処理動作を図7を用いて説明する。該処理は、FM32内に格納されている処理プログラムに従ってなされるものである。CPU28は、給電が行われている間該図7に示した処理を繰り返し実行している。
【0088】
CPU28は、測光手段24からの測光情報、感度検出手段25からの感度情報を取り込む(ステップ701)。そして、取り込んだ情報を、この時設定されている撮影モードにおいて定義されている演算手順に従って処理し、適正露光条件(シャッタ時間、絞り値)を決定する(ステップ702)。そして、求めたシャッタ速度、絞り値等を、この時の撮影モードとともにLCD6上に表示させる(ステップ703)。さらに、測距手段27からの被写体の合焦情報を取込み(ステップ704)、この合焦情報に基づいてモータ37を駆動して、レンズ2内のレンズ群を移動させ被写体にピントを合わせる(ステップ705)。
【0089】
CPU28は、スイッチ検出手段26を介してレリーズボタン4が押されたか否かを判定する(ステップ706)。その結果、レリーズボタン4が押されていなければ、ステップ701に戻って上記の処理を繰り返す。一方、レリーズボタン4が押されていた場合には、以下の露光動作を行う(ステップ707〜ステップ711)。
【0090】
つまり、CPU28は、反射ミラー(図示せず)を撮影光路から退避させるとともに(ステップ707)、絞り35を所定の絞り値となるように作動させる(ステップ708)。その後、シャッタ11を作動させてフィルムへの露光を行う(ステップ709)。この時の絞り値、シャッター速度は、ステップ702で求めた値とする。
【0091】
露光動作が完了した後は、CPU28は、反射ミラーを元の状態に復帰させるとともに(ステップ710)、モータ36を正転させて、フィルムの給送およびメカニズムの付勢動作を行う(ステップ711)。
【0092】
露光動作(ステップ707〜ステップ711)が完了した後は、CPU28はステップ701に戻り、レリーズボタン4が操作されるまで再びステップ701〜ステップ706の処理を繰り返す。
【0093】
次に、データバック5内のCPU40の処理動作を図8を用いて説明する。
【0094】
本ルーチンはCPU40に電池41が接続されている間繰返し実行される。
【0095】
CPU40は、発振子45の出力信号をカウントしつづけることによって、年月日等を求める時刻処理を行う(ステップ801)。また、端子15A〜15E、端子群8を介して、カメラ1とデータ交信を行い露出情報を獲得する(ステップ802)。但し、この時にはまだカメラ1が露光シーケンスに入っていないため、端子15Dを経由する写込み信号は入力されていない。
【0096】
続いて、操作スイッチ46の状態を検出して、年月日を示す時刻モードと、露出データモードとのいずれが選択されているかを判定する(ステップ803)。
時刻モードが選択されている場合にはステップ804に、一方、露出データモードが選択されている場合にはステップ805に進む。
【0097】
ステップ804においては、CPU40はステップ801で求めた年月日データをLCD42および写し込み用LCD43に表示させる。一方、ステップ805においては、CPU40は、ステップ802で得た露出データ(シャッタ速度、絞り値)をLCD42、LCD43に表示させる。ここでは、露出データとしてシャッタ速度と絞り値をあげたが、これに限定されるものではない。例えば、これ以外の露出に直接関連するデータ(例えば、使用しているレンズの種類)でもよい。さらには、カメラ1の種類等の露出とは関連のないデータを表示させるようにしても構わない。ステップ804、805の後は、ステップ806に進む。
【0098】
ステップ806において、CPU40は、端子15Dをモニタしてカメラ1から写込み信号が入力されているか否かを判定する。その結果、写込み信号が入力されていなければ、そのままステップ801に戻り、同様の処理を繰り返す。一方、写込み信号が入力されていた場合には、CPU40は、ランプ44を一定時間点灯して、LCD43が表示しているデータをフィルム上に光学記録させる(ステップ807)。この後は、再びステップ801に戻る。
【0099】
なお、本実施例では、該時刻処理をステップ801でのみ実行するようにしているが、ステップ802以降の処理と並行して行っても構わない。
【0100】
リモコン70内のCPU76による処理動作を図9を用いて説明する。 該動作は、CPU76に不図示の電源スイッチを介して電池78が接続されている間繰返し実行される。
【0101】
CPU76は、操作スイッチ74の操作状態を検出し、検出した操作に応じた処理を行う(ステップ901)。操作スイッチ74によって遠隔操作できる項目としては、撮影モードの設定、カメラの電源ON/OFF、カメラのレリーズ操作等が上げられる。
【0102】
撮影モードおよび撮影条件の設定・変更が行われていた場合には、設定された撮影モードをLCD73に表示させるとともに(ステップ902)、設定された条件等をカメラ1に送信する(ステップ903)。電源投入が指令がなされていた場合には、端子72Dを通じて、電源投入信号をカメラ1に送信する(ステップ904)。レリーズ動作が指令されていた場合には、端子72Dを通じて、レリーズ信号をカメラ1に送信する(ステップ905)。
【0103】
ステップ903、ステップ904あるいは、ステップ905の後は、ステップ901に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0104】
以上述べた実施例(図1乃至図9)は、端子群9に、リモコン70の接続用端子と書替え装置50の接続端子とを兼用化させたものであった。しかし、FM32(つまり、書替え装置50)がより多数の接続端子を必要とする場合には、端子群9に加えて、カメラ1の有する他の端子群をも書替え装置50の接続端子として使用することも当然可能である。例えば、端子群9と端子群8との両方を用いても良い。このような例を図10に示した。
【0105】
この図10の例では、端子8A〜8Dと、端子9A〜9Dとの合計8本の端子を用いてプログラムの転送を行う構成となっている。当然、端子8A〜8Dも、端子9A〜9Dと同様、切り替えスイッチ60a,60bによって、CPU28とFM32とのいずれか一方と選択的に接続可能に構成されている。切り替え信号68は、上記実施例と同様、端子9E1本だけである。
【0106】
これに対応した書替え装置50’を図11に示した。該書替え装置50’は、端子群(端子72’A〜72’F、端子72’G〜72’K)を2つ備えている。端子72’A〜72’Fは、カメラ1の端子群9に接続されるものである。端子72’G〜72’Kは端子群8に接続されるものである。
【0107】
このようにすれば、端子8A〜8Dおよび端子9A〜9Dからなる端子群(およびこれにつながる信号線)を、1つのパラレルデータバスに見立てて、パラレル方式によるプログラムなどの転送が可能となる。なお、端子群8と端子群9とは位置的にはなれているため、端子72’A〜72’Fが構成する端子群と、端子72’G〜72’Kが構成する端子群とを、一体化せず2つのコネクタに分けて設けるようにしても良い。
【0108】
なお、該図10には、切り替えスイッチ60a,60bを、図2よりもより実際の構成に近い形態にて示した。切り替えスイッチ60a,60b内の個々のスイッチング素子は、半導体によるトランスミッションゲート80,81を含んで構成される。各ゲート80,81はそれぞれ位相を逆とする制御信号で、オンあるいはオフとなる。カメラ1が通常の使用状態である場合には、端子9Eから切替え信号が伝達されないので、各ゲート81がオン、ゲート82はオフとなり、図2と同様FM32はCPU28に接続された状態となる。一方、書換え装置50’による消去書換え動作中は、切替え信号が端子9Eに入力されるため、ゲート81はオフ、ゲート82がオンとなり、FM32は端子群8,9を経由して書換え装置50’に直結されている。
【0109】
ここまで述べてきた実施例は、カメラ内部に切り替えスイッチ60a,60bを設けることで、アクセサリ(データバック、リモコン)接続用の端子群8,9を、書替え装置50接続用の端子としても使用するものであった。しかし、当然ながら、書替え装置50専用の端子を設けるようにしてもよい。このような例を図12に示す。該図12は、カメラ1の底部外観図で、底蓋16が取外されている状態である。カメラ1の底面にはCPU28、FM32、切り替えスイッチ60a,bがハンダづけされたプリント基板17の一部が露出される構造とされている。そして、この基板17に、書替え装置50専用の端子群18を設けている。FM32内のプログラムを更新するには、底蓋16を取外し、端子群18に書換え装置50から延出した接触端子をつなげばよい。底蓋16は、工具を用いれば容易に外すことができるように構成されている。従って、該底蓋16を脱着しても各部の再調整は不要である。専用端子の設置場所は、カメラの底部分以外でもよいことは言うまでもない。
【0110】
以上説明したとおり上記実施例のカメラは、FM32を備えたことにより、プログラムの変更に容易かつ迅速に対処することができる。また、書替え装置は、一般的なパーソナルコンピュータ等を用いて構成することもできるため、一般の販売店等においても容易に行うことができる。従って、既に販売したカメラに対するアップグレードといった形で消費者へ新しいプログラムを提供することも可能となる。
【0112】
書替え装置専用の端子を設けた場合には、信頼性が高まる。FM32内のプログラムが破壊された場合、カメラ1は全く機能しなくなるため、信頼性が高いという点は極めて重要である。なお、本実施例においては、該専用端子群18を外部に露出させていないため、カメラ外形を構成するケース等の形状を変更することなく従来機種への適用が可能なる。しかも、従来から存在する底蓋16等を開ければ、容易に該端子群18を使用することができる。
【0113】
上記実施例では、プログラムの書替え時に、カメラを分解する必要がなく、機械的、電気的、光学的な損傷を防止できる。当然、これらの再調整も不要となる。
【0114】
上記実施例においては大容量の電気的消去書換え可能なメモリの一例としてフラッシュメモリを使用していた。しかし、CPUの処理プログラムを格納することが可能な容量を有し、かつカメラの外部から所定の端子を介してその処理プログラムの消去書換えが可能な記憶媒体であれば、フラッシュメモリ以外の記憶媒体を用いても良い。例えば、FRAM(強誘電性メモリ)を用いることも可能である。この場合には、CPUにはRAMが不要となる。また、撮影データ等を適宜信号として保存しておくことができる。これにより後日、撮影データ等を電気信号として読み出し、他の電子機器を用いて管理等することができる。
【0115】
FM32の必要とする電力を、DC/DCコンバータ21からの出力を使用した例では、書換え装置の簡略化が可能となる。一方、FM32の電力を書換え装置50から供給すれば、カメラ内の電気回路を無視して処理を行なうことができる。
【0116】
上記実施例では、信号線68に入力される信号に応じて切り替えスイッチ60a,bの切り替え等を行っていた。しかし、端子群9に外部回路が接続されたことを検出するスイッチを別途設け、該スイッチの検出結果に応じて切り替えスイッチ60a,bなどを作動させても良い。該スイッチは、書替え装置50が接続されたことを機械的に検出するものであっても良い。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したとおり本発明によれば、書換え装置を用いて外部からカメラ1内の制御プログラムを迅速かつ確実に書き替えることができる。また、書替え作業の際にカメラの分解等は必要ないため作業は容易である。
【0118】
カメラに配設されている既存の端子を利用すれば、従来機種への適用も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるカメラの外観斜視図である。
【図2】カメラ内部における制御構成を示す回路図である。
【図3】データバック5内の電気回路図例である。
【図4】リモコン70内の電気回路図例である。
【図5】書換え装置50の概要を示す図である。
【図6】FM32内のプログラム変更時の書替え装置50の動作を示す図である。
【図7】カメラ1のCPU28の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】データバック5のCPU40の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】リモコン70のCPU76の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】端子8および端子9を書替え装置50用の端子とした例を示すカメラ1内の回路図である。
【図11】図10のカメラに適合した書替え装置50の概要を示す図である
【図12】カメラ底部に書替え装置専用の端子を設けた例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……カメラ、 5……データバック 、8……端子群(端子)、9……端子群(端子) 、15……端子群(端子) 、28……CPU 、32……フラッシュメモリ(FM) 、40……CPU 、50……書換え装置 、60……切り替えスイッチ 、72……端子群(端子) 、76……CPU
Claims (12)
- 撮影動作の制御を行なう制御手段を備えたカメラにおいて、
前記制御手段と電気的に接続され、動作制御プログラムが格納されているデータ書換え可能な記憶手段と、
第1装置と接続するための第1接続部と、
前記制御手段と電気的に接続され、第2装置と接続するための第2接続部と、
を備え、
前記第1装置が前記第1接続部に接続された場合、該第1装置から給電されると共に、
前記記憶手段に格納されている前記動作制御プログラムが該第1装置からの動作制御プログラムに書き換えられ、
前記第2装置が前記第2接続部に接続された場合、前記第2装置が記憶しているデータが前記記憶手段に記憶されることなく、該データにより追加機能が実現されることを特徴とするカメラ。 - 前記給電は、前記記憶手段に行われることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記記憶手段には、撮影データが格納されることを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載のカメラ。
- 前記給電は、前記プログラムを書き換えるために行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメラ。
- 前記第1装置は、前記プログラムを書き換えるための装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のカメラ。
- 前記第2装置は、データを格納しているデータバックであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のカメラ。
- 前記制御手段は、前記第2接続部に接続された前記第2装置との間で通信を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラ。
- 前記第1接続部には、遠隔操作を行うための第3装置も接続可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のカメラ。
- 接続される装置の種類に応じて前記カメラが異なる動作をすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のカメラ。
- 接続される装置を検出して前記カメラの動作を異ならせる検出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のカメラ。
- 前記第1装置が接続されている間は、撮影ができないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のカメラ。
- 前記第1装置と、前記第2装置と、請求項1乃至11のいずれかに記載のカメラとを有することを特徴とするカメラシステム。
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