JP3943679B2 - 防水コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水コネクタに関し、特に、コネクタハウジングの電線導出側に被着するグロメットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来の防水コネクタを示す一部断面を含んだ正面図である。
同図において、防水コネクタ(以下、コネクタと略記する)1はコネクタハウジング2と、電線収容カバー3、3と、グロメット4と、グロメットカバー5等を備えて構成されている。
【0003】
コネクタハウジング2には、その内部に電線6の末端に接続された図示しない端子を複数個収容する端子収容室(図示しない)が形成されている。また、その端子収容室の中央にはボルト7に対する円筒状周壁8が図中に対して上方にのびて設けられている。
コネクタハウジング2の上端部(図12に対して上側)には、電線収容カバー3、3に対する図示しない係合部が周設されている。
【0004】
電線収容カバー3は略L字状に形成されており、二つの電線収容カバー3、3が図12に対して左右方向(図中の矢線は分割方向を示している)からコネクタハウジング2の前記図示しない係合部に嵌合して、複数の電線6に対する電線収容部9を形成する。
【0005】
グロメット4は弾力を有するゴム製であり、コネクタハウジング2に嵌合した電線収容カバー3、3の端部に被着するカバー部4aと、そのカバー部4aに連成される管状の電線導出部4bとから成り、カバー部4aの中央部分には円筒状周壁8に挿通されるボルト7に対するねじ孔4cが形成されている。また、カバー部4aには裾部4dが周設されている。
【0006】
グロメットカバー5は二部品(図示しない)で構成されており、図12に対して左右方向からグロメット4の裾部4dに係合してカバー部4aを覆う。
【0007】
上記構成において、コネクタハウジング2に図示しない端子を収容し、グロメット4の電線導出部4bを図示しない拡張機により拡張してコネクタハウジング2を挿し通し、電線収容カバー3、3をコネクタハウジング2に嵌合させて複数の電線6を電線収容部9に収容した後、グロメット4を電線収容カバー3、3の端部に被着してコネクタ1が形成される。そして、コネクタ1はボルト7の締め付けにより車両のパネル10等に嵌着された相手側コネクタ11と相互に結合される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術にあっては、コネクタハウジング2から導出された複数の電線6は、電線カバー3、3によって形成された電線収容部9に収束収容されているので、コネクタ1自体が大型化するとともに部品点数も多くなるという問題点を有している。
この問題点に対し、電線収容部9をコネクタハウジング2に設けることが考えられるが、高さhを有する電線収容部9を追加してコネクタハウジング2を長くすると、前記拡張機によるグロメット4の装着が非常に困難になってしまい、結局のところ上記問題点は未だ解決されていない。
【0009】
本発明は、上述した問題点を解消するため、部品点数を削減し、小型化を図った防水コネクタを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の防水コネクタは、電線の末端に接続された端子を複数個収容するコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに設けられた回転軸に挿着嵌合されるとともに、相手側コネクタの従動突起に係合するカム溝が形成された操作板を有する操作レバーと、前記コネクタハウジングの電線導出側に被着し、前記操作板に対するレバー孔を有するカバー部、及び該カバー部に連成された電線導出部から成るグロメットと、を備える防水コネクタにおいて、前記グロメットの前記カバー部には、前記電線導出側で前記レバー孔間側に位置し、前記電線導出部に連通する第1の電線収容部を形成することを特徴としている。
【0011】
上記構成において、防水コネクタはコネクタハウジングと、操作レバーと、グロメットとを備えており、コネクタハウジングに設けられた回転軸に挿着嵌合された操作レバーが、その操作レバーの操作板に形成されたカム溝を介して相手側コネクタの従動突起に係合することによって、相手側コネクタと相互結合するとともに、グロメットが被着されて防水を施すようになっている。また、コネクタハウジングから導出された複数の端子からの電線は、カバー部と電線導出部とから成るグロメットに形成された第1の電線収容部に収束収容される。第1の電線収容部はコネクタハウジングの電線導出側に被着するグロメットのカバー部であって、操作レバーの操作板に対するレバー孔間側に位置し、電線導出部に連通するように形成されている。
このように、グロメットに電線収容部(第1の)を形成してあるので、部品点数が削減(図に示す従来例に対しては二つの電線収容カバーの分)され、その部品点数の削減によって防水コネクタ自体を小型化することができる。
【0012】
請求項2記載の本発明の防水コネクタは、請求項1に記載の防水コネクタにおいて、前記グロメットの前記電線導出部の基部には、該基部を前記第1の電線収容部に沿う方向に膨出して第2の電線収容部を形成することを特徴としている。
【0013】
上記構成において、グロメットの電線導出部の基部には、その基部を第1の電線収容部に沿う方向に膨出して第2の電線収容部が形成されているので、コネクタハウジングから導出された複数の電線を収容するスペースをさらに確保することができる。
【0014】
請求項3記載の本発明の防水コネクタは、請求項1又は請求項2に記載の防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの前記電線導出側には、前記複数個の端子が収容される端子収容室に連通して前記グロメットの前記第1の電線収容部、又は、該第1の電線収容部及び前記第2の電線収容部を補う第3の電線収容部を形成することを特徴としている。
【0015】
上記構成において、コネクタハウジングの電線導出側には、複数個の端子が収容される端子収容室に連通してグロメットの第1の電線収容部、又は、その第1の電線収容部及び第2の電線収容部を補うように第3の電線収容部を形成する。これにより、コネクタハウジングは補った分だけコネクタハウジングの長さが長くなるが、防水コネクタ自体を従来よりもはるかに小型化することができるので、例えば導出される電線の量が多い、又は電線の線径が太い場合に特に有効となる。
【0016】
請求項4記載の本発明の防水コネクタは、請求項1ないし請求項3いずれかに記載の防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの前記電線導出側に被着した前記グロメットには、前記カバー部を覆う硬質のグロメットカバーが装着されることを特徴としている。
【0017】
上記構成において、コネクタハウジングの電線導出側に被着したグロメットに硬質のグロメットカバーを装着してカバー部を覆うことにより、第1又は/及び第2の電線収容部に収容された電線束が、カバー部を介して浮き上がってしまうことがないので、グロメットの浮き上がりによるシール性の低下を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1は本発明の防水コネクタの一実施の形態を示す一部断面を含んだ正面図である。図2は図1のコネクタハウジングの斜視図、図3は図1の操作レバーの斜視図、図4は図1のグロメットの一部断面を含んだ斜視図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図1の防水コネクタに対する相手側コネクタの取り付けられている状態を示す斜視図を示す。また、図7は図1の防水コネクタを図6の相手側コネクタに結合する状態を説明する正面図、図8は図7の側面図を示す。
【0019】
図1において、21は防水コネクタ(以下、コネクタと略記する)を示し、該コネクタ21はコネクタハウジング22、操作レバー23、グロメット24、グロメットカバー25等を備えて構成されており、車両におけるパネル26(図6参照、例えばドアやエンジンルーム部分)に取り付けられた相手側コネクタ27(図6参照)に結合される。
【0020】
コネクタハウジング22は合成樹脂材により射出成形され、図2に示される如く、矩形のハウジング本体28とそのハウジング本体28の上端縁(図2に対して上側)に形成されたフランジ29とから成る。
ハウジング本体28の内部には、電線30(図1参照)の末端に接続された図示しない端子を収容する複数の端子収容室31が形成されている。また、ハウジング本体28の上端側には複数の端子収容室31に連通する電線収容部(特許請求の範囲においては第3の電線収容部)32が形成されている。
尚、電線収容部32はグロメット24(図1参照)に設けられた後述する電線収容部53を補うために、コネクタハウジング22の上端から僅かな深さで形成される空間である(本一実施の形態においては電線収容部32を設けたが、あくまでも不足分を補うために設けられるものであるため、この電線収容部32は必要に応じて適宜設定できるものとする)。
【0021】
ハウジング本体28の外壁33には、複数の突条34によってガイド溝35、36と前記操作レバー23に対する摺動面37とが形成されている。また、外壁33にはガイド溝35、36の上方に係合突起38、38が設けられ、摺動面37には操作レバー23に対する回転軸39、39が突設されている。
尚、外壁33の相対向する外壁33′も図示はしないが同様の構成を有している。
【0022】
一方、フランジ29には前記操作レバー23に対する一対のレバー孔40、40が相対向して形成されている。また、フランジ29の一側縁には前記グロメット24に対する係止突起41が設けられている。
【0023】
図3において、操作レバー23は前記コネクタハウジング22と同様に合成樹脂材により射出成形されており、一対の操作板42、42と押圧部43とから成る。
操作板42、42には、前記ハウジング本体28の回転軸39(図2参照)に対する軸孔44、44と、略U字状のカム溝45、45とが形成されている。
【0024】
図4及び図5において、グロメット24は弾性を有するゴム材から成形されており、前記コネクタハウジング22のフランジ29(図2参照)に被着するカバー部46と、そのカバー部46の一端側に連成された管状の電線導出部47とから成る。
【0025】
カバー部46には、裾部48が周設されており、フランジ29(図2参照)に対する溝49とグロメットカバー25(図1参照)に対する溝50とが形成されている。51は前記フランジ29に設けられた係止突起41(図2参照)に被着する係止部である。
【0026】
また、カバー部46には前記操作レバー23の操作板42、42(図3参照)に対するレバー孔52、52が形成されている。レバー孔52は操作板42を押圧してシールするようになっている。
【0027】
さらにまた、カバー部46には前記コネクタハウジング22の電線導出側でレバー孔52、52間に位置して、電線導出部47に連通する凹状の電線収容部(特許請求の範囲においては第1の電線収容部)53が形成されている。
電線収容部53はカバー部46の中央部分(これに限らず適宜設定できるものとする)から電線導出部47の後述する基部54までカバー部46の肉厚を薄くするように窪ませて設けられており、前記コネクタハウジング22から導出された複数の電線30(図1参照)を収容する空間を形成している。
【0028】
一方、電線導出部47はカバー部46から立ち上がる基部54と、その基部54から屈曲して形成された延管部55とを有し、電線収容部53に一旦収容された電線束を導出するようになっている。
【0029】
相手側コネクタ27は、図6に示される如く、パネル26に係合する係止突起56(一方のみ図示)によって固定され、矩形のフード57の内部にはガイド溝35、35(図2参照、一方のみ図示)に対するガイドリブ58、58と、ガイド溝36、36(図2参照、一方のみ図示)に対するガイドリブ59、59とがコネクタ21(図7参照)の結合方向に沿って設けられている。
各ガイドリブ58、59には係止突起38(図2参照)に対する凹部60、60が形成されている。また、前記操作レバー23のカム溝45(図3参照)に係合する従動突起61、61(一方のみ図示)が突設されている。
【0030】
グロメットカバー25は硬質の合成樹脂材から射出成形されており、図1に示される如く、グロメット24の電線導出部47近傍で図に対して左右方向にスライドして分割される2部品構成になっている。また、グロメットカバー25には操作レバー23の各操作板42に対する一対の図示しないレバー孔が形成されている。
【0031】
上記構成において、コネクタ21は次のような過程で組み立てられる(図1参照)。
まず、コネクタハウジング22の複数の端子収容室31(図2参照)に電線30の末端に接続された図示しない端子を収容する。次に、このコネクタハウジング22に電線導出部47を拡張機(不図示)により拡張したグロメット24を挿し通して、グロメット24をコネクタハウジング22のフランジ29に被着させる。続いて、操作レバー23をグロメット24のレバー孔52、52(図4参照)及びフランジ29のレバー孔40、40(図2参照)を介して挿入し、各操作板42の軸孔44(図3参照)をコネクタハウジング22の各回転軸39に嵌合させる。そして、グロメットカバー25をグロメット24の長手方向両端からそれぞれスライド(図1に対して左右方向)させて装着する。
【0032】
このように組み立てられたコネクタ21は次のように相手側コネクタ27と結合する。
図7及び図8において、パネル26に取り付けられた相手側コネクタ27にコネクタ21を挿入してゆくと、相手側コネクタ27のガイドリブ58、59にコネクタハウジング22の係合突起38、38が嵌合するとともに、従動突起61にカム溝45の入口が当接する。この状態から、操作レバー23を矢線方向に回動すると、従動突起61とカム溝45とが摺動し、図示しないコネクタ21の複数の端子と相手側コネクタ27の同じく図示しない対応する端子とが係合してコネクタ21の結合が完了する。操作レバー23を用いてコネクタ21を結合させているので、多極を有するコネクタであっても比較的低い力で結合させることができる。
【0033】
以上説明したように、コネクタ21には導出された複数の電線30を収束収容する電線収容部53がグロメット24に設けられており、この電線収容部53に電線30が収容しきれないようなときには、不足分を補うためにコネクタハウジング22にも電線収容部32を設けるようになっているので、従来例で説明したような電線収容カバー3、3(図12参照)が不要となり、部品点数を削減することができる。また、これに伴ってコネクタ21の小型化が実現できる。
【0034】
図9は上記グロメット24にかかる他の一実施の形態を示す一部断面を含んだ斜視図である。また、図10は図9のB−B線断面図である。尚、上述のコネクタ21と同様の構成部材には同一符号を付してある。
図9及び図10において、グロメット24′は弾性を有するゴム材から成形されており、前記コネクタハウジング22のフランジ29(図2参照)に被着するカバー部46′と、そのカバー部46′の一端側に連成された管状の電線導出部47′とから成る。
【0035】
カバー部46′には、裾部48が周設されており、フランジ29(図2参照)に対する溝49とグロメットカバー25(図1参照)に対する溝50とが形成されている。51は前記フランジ29に設けられた係止突起41(図2参照)に被着する係止部である。
【0036】
また、カバー部46′には前記操作レバー23の操作板42、42(図3参照)に対するレバー孔52、52(一方のみ図示)が形成されている。レバー孔52は操作板42を押圧してシールするようになっている。
【0037】
さらにまた、カバー部46′には前記コネクタハウジング22の電線導出側でレバー孔52、52(一方のみ図示)間に位置して、電線導出部47′に連通する凹状の電線収容部(特許請求の範囲においては第1の電線収容部)53′が形成されている。
電線収容部53′は一端側に設けられた電線導出部47′とは逆側となるカバー部46′の他端部側から電線導出部47′の後述する基部54′までカバー部46′の肉厚を薄くするように窪ませて設けられており、前記コネクタハウジング22から導出された複数の電線30(図1参照)を収容する空間を形成している。
【0038】
一方、電線導出部47′はカバー部46′から立ち上がるとともに、前記グロメット24の基部54(図4、5参照)よりもカバー部46′の前記他端部側に膨出して形成された電線収容部(特許請求の範囲においては第2の電線収容部)62を有する基部54′と、その基部54′から屈曲して形成された延管部55とを有し、電線収容部53′及び電線収容部62に一旦収容された電線束を延管部55から導出するようになっている。
【0039】
図11において、グロメット24′を用いて上述のコネクタ21と同様に組み立てられたコネクタ21′はつぎのように相手側コネクタ27と結合する。
パネル26に取り付けられた相手側コネクタ27にコネクタ21′を挿入してゆくと、相手側コネクタ27のガイドリブ58、59にコネクタハウジング22の係合突起38、38が嵌合するとともに、従動突起61にカム溝45の入口が当接する。この状態から、電線導出部47′に干渉(基部54′に電線収容部62(図9、10参照)が形成されているため)しないように形成された押圧部43′を有する操作レバー23′を矢線方向に回動すると、従動突起61とカム溝45とが摺動し、図示しないコネクタ21′の複数の端子と相手側コネクタ27の同じく図示しない対応する端子とが係合してコネクタ21′の結合が完了する。
【0040】
グロメット24′を用いたコネクタ21′によれば、上述のグロメット24を有するコネクタ21の上記効果の他に、導出された複数の電線に対する収容スペースをさらに確保することができるという利点を有している。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、防水コネクタはコネクタハウジングと、操作レバーと、グロメットとを備えており、コネクタハウジングに設けられた回転軸に挿着嵌合された操作レバーが、その操作レバーの操作板に形成されたカム溝を介して相手側コネクタの従動突起に係合することによって、相手側コネクタと相互結合するとともに、グロメットが被着されて防水を施すようになっている。また、コネクタハウジングから導出された複数の端子からの電線は、カバー部と電線導出部とから成るグロメットに形成された第1の電線収容部に収束収容される。第1の電線収容部はコネクタハウジングの電線導出側に被着するグロメットのカバー部であって、操作レバーの操作板に対するレバー孔間側に位置し、電線導出部に連通するように形成されている。
従って、グロメットに電線収容部(第1の)を形成してあるので、部品点数が削減(図に示す従来例に対しては二つの電線収容カバーの分)され、その部品点数の削減によって防水コネクタ自体を小型化することができるという効果を奏する。
【0042】
請求項2に記載された本発明によれば、グロメットの電線導出部の基部には、その基部を第1の電線収容部に沿う方向に膨出して第2の電線収容部が形成されているので、コネクタハウジングから導出された複数の電線を収容するスペースをさらに確保することができるという効果を奏する。
【0043】
請求項3に記載された本発明によれば、コネクタハウジングの電線導出側には、複数個の端子が収容される端子収容室に連通してグロメットの第1の電線収容部、又は、その第1の電線収容部及び第2の電線収容部を補うように第3の電線収容部を形成する。これにより、コネクタハウジングは補った分だけコネクタハウジングの長さが長くなるが、防水コネクタ自体を従来よりもはるかに小型化することができるという効果を奏する。
また、第3の電線収容部を形成することにより、例えば導出される電線の量が多い、又は電線の線径が太い場合に特に有効となる。
【0044】
請求項4に記載された本発明によれば、コネクタハウジングの電線導出側に被着したグロメットに硬質のグロメットカバーを装着してカバー部を覆うことにより、第1又は/及び第2の電線収容部に収容された電線束が、カバー部を介して浮き上がってしまうことがないので、グロメットの浮き上がりによるシール性の低下を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防水コネクタの一実施の形態を示す一部断面を含んだ正面図である。
【図2】図1のコネクタハウジングの斜視図である。
【図3】図3は図1の操作レバーの斜視図である。
【図4】図1のグロメットの一部断面を含んだ斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図1の防水コネクタに対する相手側コネクタの取り付けられている状態を示す斜視図である。
【図7】図1の防水コネクタを図6の相手側コネクタに結合する状態を説明する正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図1のグロメットにかかる他の一実施の形態を示す一部断面を含んだ斜視図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【図11】図9のグロメットを被着した防水コネクタを相手側コネクタに結合する状態を説明する正面図である。
【図12】従来例の防水コネクタを示す一部断面を含んだ正面図である。
【符号の説明】
21 防水コネクタ
22 コネクタハウジング
23 操作レバー
24 グロメット
25 グロメットカバー
26 パネル
27 相手側コネクタ
28 ハウジング本体
29 フランジ
30 電線
31 端子収容室
32 電線収容部(第3の電線収容部)
33、33′ 外壁
34 突条
35、36 ガイド溝
37 摺動面
38 係合突起
39 回転軸
40 レバー孔
41 係止突起
42 操作板
43 押圧部
44 軸孔
45 カム溝
46 カバー部
47 電線導出部
48 裾部
49、50 溝
51 係止突起
52 レバー孔
53、53′ 電線収容部(第1の電線収容部)
54 基部
55 延管部
56 係止突起
57 フード
58、59 ガイドリブ
60 凹部
61 従動突起
62 電線収容部(第2の電線収容部)
Claims (4)
- 電線の末端に接続された端子を複数個収容するコネクタハウジングと、
該コネクタハウジングに設けられた回転軸に挿着嵌合されるとともに、相手側コネクタの従動突起に係合するカム溝が形成された操作板を有する操作レバーと、
前記コネクタハウジングの電線導出側に被着し、前記操作板に対するレバー孔を有するカバー部、及び該カバー部に連成された電線導出部から成るグロメットと、
を備える防水コネクタにおいて、
前記グロメットの前記カバー部には、前記電線導出側で前記レバー孔間側に位置し、前記電線導出部に連通する第1の電線収容部を形成することを特徴とする防水コネクタ。 - 請求項1に記載の防水コネクタにおいて、
前記グロメットの前記電線導出部の基部には、該基部を前記第1の電線収容部に沿う方向に膨出して第2の電線収容部を形成することを特徴とする防水コネクタ。 - 請求項1又は請求項2に記載の防水コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記電線導出側には、前記複数個の端子が収容される端子収容室に連通して前記グロメットの前記第1の電線収容部、又は、該第1の電線収容部及び前記第2の電線収容部を補う第3の電線収容部を形成することを特徴とする防水コネクタ。 - 請求項1ないし請求項3いずれかに記載の防水コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前記電線導出側に被着した前記グロメットには、前記カバー部を覆う硬質のグロメットカバーが装着されることを特徴とする防水コネクタ。
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