JP3943631B2 - 分散型遊技場管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場内に配置された複数の遊技機器を統括管理するホール端末装置を最上位階層の装置とし、島コントローラ、台コントローラの順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラに管理対象としての遊技機器をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
分散型遊技場管理システムは、遊技場内に設置されているパチンコ機やアレンジボール機等の遊技台、玉貸機、景品玉計数器、カード自動販売機および金庫など各種遊技機器の動作状態を管理し制御する装置である。
【0003】
分散型遊技場管理システムでは、ホール端末装置を最上位階層の管理装置とし、島コントローラ、台コントローラの順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続している。最下位階層の台コントローラには、管理対象としての遊技機器が通常1台ずつ接続される。
【0004】
台コントローラは、遊技台などからアウト玉、セーフ玉の数や特賞回数など遊技機器の動作状況を示すデータを収集する。また台コントローラは、接続されている遊技機器が正常状態か異常が発生したかを検知したり、玉補給や打止など一定範囲内で遊技台の制御を行っている。
【0005】
台コントローラの上位装置である島コントローラは、その傘下にある複数台の台コントローラからそれらが収集した末端の遊技機器についての各種データをさらに収集し、これを上位装置であるホール端末装置に中継転送する。最上位階層のホール端末装置は、複数台の島コントローラからデータをさらに収集し、遊技場内に配置されている全ての遊技機器についてのデータを一括管理する。
【0006】
すなわち、ホール端末装置は、収集したデータを基にして、台の開放など台制御のためのコマンドを島コントローラ、台コントローラを介して末端の遊技機器に送信する。
【0007】
このような分散型遊技場管理システムにおいて、営業中にホール端末装置で障害が発生すると、島コントローラや台コントローラは、それぞれホール端末装置へのデータの転送やホール端末装置からの台制御指示を受けることなく、独自のローカル運転によって各遊技機器を管理するようになっている。
【0008】
ローカル運転では、ホール端末装置からの指示とは無関係に、パチンコ機やスロット機など全ての遊技台に対し玉の補給を続け、また遊技台で生じたアウト玉、セーフ玉の数や玉貸機でのコイン投入数など各種の計数データを島コントローラや台コントローラで収集し記憶する。さらに景品玉計数器のシャッタが全台開けられ遊技台への玉の補給が常に行われる。
【0009】
ホール端末装置が復旧すると、島コントローラや台コントローラは、ローカル運転中に記憶したデータをホール端末装置に転送し、これを基にホール端末装置はデータの整合をとって障害の生じる前に行っていた制御を再開するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の分散型遊技場管理システムでは、最上位階層の管理装置であるホール端末装置に障害が発生した場合にしか下位階層の島コントローラや台コントローラによるローカル運転が行われないので、たとえば、島コントローラに障害が生じた場合には、その島の傘下にある遊技機器によって営業を継続することができない。また島コントローラの障害が復旧した際に、データの整合性をとることができないので、誤ったデータで遊技台の釘調整等が行われてしまうという問題があった。
【0011】
さらに、ホール端末装置に障害が生じた際に行われるローカル運転では、景品玉計数器のシャッタが開いた状態に保持されるので、貯留している玉の数と無関係に遊技台に玉が補給され、遊技台で玉が溢れることがあり、適切に玉の補給を行うことができないという問題があった。
【0012】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、営業中にホール端末装置、島コントローラ、台コントローラのいずれに障害が生じても営業を継続でき、かつ障害が復旧した際に遊技場全体としてデータの整合を採ることのできる分散型遊技場管理システムを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技場内に配置された複数の遊技機器(11〜15)を統括管理するホール端末装置(50)を最上位階層の装置とし、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラ(20)に管理対象としての遊技機器(11〜15)をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システム(10)において、
前記ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の各装置は、それぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する異常検出手段(21、31、51)を備え、
前記遊技機器(11〜15)は、その動作状態を示すデータとして動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ(20)、島コントローラ(30)、ホール端末装置(50)の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ(20)、島コントローラ(30)を通じて順次ホール端末装置(50)へ転送され、
前記異常検出手段(21、31、51)は、台コントローラ(20)の有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラ(30)の有する最新の計数データが台コントローラ(20)のそれよりも大きくなく、ホール端末装置(50)の有する最新の計数データが島コントローラ(30)のそれよりも大きくない大小関係が成立しているか否かを基にして各装置における異常の有無を検出し、
前記ホール端末装置(50)、前記島コントローラ(30)のいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行い、
前記島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断し、
前記異常の生じた装置が復旧したとき、該装置の傘下にある装置が前記ローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採ることを特徴とする分散型遊技場管理システム(10)。
【0014】
[2]遊技場内に配置された複数の遊技機器(11〜15)を統括管理するホール端末装置(50)を最上位階層の装置とし、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラ(20)に管理対象としての遊技機器をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システム(10)において、
前記ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の各装置は、それぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する異常検出手段(21、31、51)を備え、
前記ホール端末装置(50)、前記島コントローラ(30)のいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行い、
前記島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断し、
前記ホール端末装置(50)、前記島コントローラ(30)、前記台コントローラ(20)のいずれかに異常が生じたとき、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器は少なくとも遊技に供する玉の補給制御を自ら行い、
前記遊技機器(11〜15)はパチンコ機(11)を含み、該パチンコ機(11)は、遊技者に払い出す玉を貯留するための供給用玉箱と、該供給用玉箱に玉が存在するか否かを検知する空検知スイッチを備え、
前記ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が生じている間、前記空検知スイッチの検知情報のみを基にして玉の補給が行われるように玉の補給制御系を切り替え、
前記異常の生じた装置が復旧したとき、該装置の傘下にある装置が前記ローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採ることを特徴とする分散型遊技場管理システム(10)。
【0015】
[3]遊技場内に配置された複数の遊技機器(11〜15)を統括管理するホール端末装置(50)を最上位階層の装置とし、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラ(20)に管理対象としての遊技機器をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システム(10)において、
前記ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の各装置は、それぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する異常検出手段(21、31、51)を備え、
前記遊技機器(11〜15)は、その動作状態を示すデータとして動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ(20)、島コントローラ(30)、ホール端末装置(50)の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ(20)、島コントローラ(30)を通じて順次ホール端末装置(50)へ転送され、
前記異常検出手段(21、31、51)は、台コントローラ(20)の有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラ(30)の有する最新の計数データが台コントローラ(20)のそれよりも大きくなく、ホール端末装置(50)の有する最新の計数データが島コントローラ(30)のそれよりも大きくない大小関係が成立しているか否かを基にして各装置における異常の有無を検出し、
前記ホール端末装置(50)、前記島コントローラ(30)のいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行い、
前記島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断し、
前記異常の生じた装置が復旧したとき、該装置の傘下にある装置が前記ローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採ることを特徴とする分散型遊技場管理システム(10)。
【0016】
[4]前記遊技機器は、その動作状態を示すデータとして動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ(20)、島コントローラ(30)、ホール端末装置(50)の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ(20)、島コントローラ(30)を通じて順次ホール端末装置(50)へ転送され、
前記異常検出手段(21、31、51)は、台コントローラ(20)の有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラ(30)の有する最新の計数データが台コントローラ(20)のそれよりも大きくなく、ホール端末装置(50)の有する最新の計数データが島コントローラ(30)のそれよりも大きくない大小関係が成立しているか否かを基にして各装置における異常の有無を検出することを特徴とする[2]記載の分散型遊技場管理システム(10)。
【0017】
前記本発明は次のように作用する。
分散型遊技場管理システム(10)は、遊技場内に配置された複数の遊技機器(11〜15)を統括管理するホール端末装置(50)を最上位階層の装置とし、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)の順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続しており、最下位階層の台コントローラ(20)に管理対象としての遊技機器がそれぞれ接続されている。
【0018】
ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)は、それぞれ異常検出手段(21、31、51)を備えており、各装置はそれぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する。
【0019】
異常検出手段(21、31、51)によって、ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)のいずれかの異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行う。
【0020】
たとえば、島コントローラ(30)に異常が発生したとき、該島コントローラ(30)の傘下にある複数台の台コントローラ(20)がローカル運転を行う。島コントローラ(30)に障害があると、台コントローラ(20)とホール端末装置(50)との間で通信が途絶えるので、台コントローラ(20)は、ホール端末装置(50)からの制御を受けない状態で遊技機器の制御および遊技機器からその動作状態を示すデータの収集、蓄積をローカル運転で行う。
【0021】
また、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が検出されたときは、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断する。
【0022】
たとえば、先のように島コントローラ(30)に異常が生じた場合には、ホール端末装置(50)と異常の生じた島コントローラ(30)の傘下にある複数台の台コントローラ(20)の間で通信が途絶えるので、ホール端末装置(50)は、異常のある島コントローラ(30)の傘下にある各遊技機器についての所定事項の管理ができなくなる。そこで、ホール端末装置(50)は、これら遊技機器についての統括管理を中断する。ただし、異常の生じていない島コントローラ(30)の傘下にある遊技機器については、通常の管理を継続する。
【0023】
そして、異常の生じた装置が復旧したとき、その装置の傘下にある装置がローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採る。
【0024】
先の例では、島コントローラ(30)に異常がある間、台コントローラ(20)がローカル運転によって収集し記憶したローカル運転中における遊技機器の動作状態を示すデータを、島コントローラ(30)が復旧した際にホール端末装置(50)で集約し、これを基にして遊技場全体としてデータの整合をとる。
【0025】
このように、ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれに異常が生じても、異常の生じた装置の傘下にある下位階層の装置によってローカル運転が行われるので、異常の復旧後に遊技場全体としてデータの整合をとることができ、管理の信頼性を高めることができる。
【0026】
また、ホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が生じたとき、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器独自で玉の補給制御を行うようにする。これにより、異常が発生した装置の傘下にある遊技台であってもこれを稼動することができ営業を継続することができる。
【0027】
遊技機器はパチンコ機を含み、該パチンコ機は、遊技者に払い出す玉を貯留するための玉箱と、該玉箱に玉が存在するか否かを検知する空検知スイッチを備えている。そしてホール端末装置(50)、島コントローラ(30)、台コントローラ(20)のいずれかに異常が生じている間は、空検知スイッチの検知情報のみを基にして玉の補給を制御する。
【0028】
このように空検知スイッチからの情報によって玉の補給を制御するので、台コントローラ(20)等に異常が生じても玉を適切に補給することができる。
【0029】
遊技台や玉貸機などの遊技機器は、その動作状態を示すデータとして入賞回数やコインの投入個数など動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ(20)、島コントローラ(30)、ホール端末装置(50)の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ(20)、島コントローラ(30)を通じて順次ホール端末装置(50)へ転送される。
【0030】
したがって、通信エラー等が起きていない状態では、台コントローラ(20)の有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラ(30)の有する最新の計数データが台コントローラ(20)のそれと等しいか小さく、ホール端末装置(50)の有する最新の計数データが島コントローラ(30)のそれと等しいか小さいという大小関係が成立する。
【0031】
異常検出手段(21、31、51)は、この大小関係が成立しているか否かを調べ、大小関係がどのように崩れているかにより、異常の生じた装置を検出している。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図1に示すように、遊技場内には、パチンコ機などの遊技台11、玉貸機12、島端金庫13、カード自動販売機14、景品玉計数器15など各種の遊技機器が設置されており、各遊技機器はそれぞれ台コントローラ20A、20Bに接続されている。
【0033】
台コントローラ20A、20Bは、LON(ローカル・オペレーティング・ネットワーク)41と呼ばれるバスを介して島コントローラ30Aに接続されている。島コントローラ30B、島コントローラ30Cには、図示していないが、島コントローラ30Aと同様に各種遊技機器の接続された複数の台コントローラがLONを通じて接続されている。
【0034】
島コントローラ30A〜30Cは、HUB(集線装置)42によりまとめられ、LAN43を通じてホール端末50と接続されている。このほか、LAN43には、顧客と対応するためのカウンタに設置されているカウンタ端末44が接続されている。
【0035】
ホール端末50は、LAN43、LON41を介して接続されている各種の遊技機器を統括的に管理する機能を有し、営業成績(売上データ)の把握や遊技台の稼働を中心とした各種玉の流れに関連するデータの確認、さらに遊技台の制御や釘の調整などに関する情報を提供する。
【0036】
ホール端末50には、周辺装置として、各種の計数データやこれらを処理した管理データを保存するためのデータベース45と、計数データや管理データを印刷するためのプリンタ46および音声出力装置47が接続されている。音声出力装置47は、無線回線によってインカム48から音声信号を受信するようになっている。プリンタ46は、ここでは赤、黒の2色を印刷できるものを用いている。
【0037】
このように分散型遊技場管理システム10は、ホール端末50を最上位階層の管理装置とし、その傘下に島コントローラ30A、30B、30Cが、島コントローラ30Aの傘下に台コントローラ20A、20B等が存在するという木構造の形式で接続された階層構造を成している。
【0038】
ホール端末50は、このような木構造の通信路を通じて収集したデータを基にして遊技場内の遊技機器を統括的に管理するとともに、最下位階層の台コントローラ20にインテリジェンスを持たせており、個々の遊技台について一定範囲の制御を台コントローラ20で行って処理の分散を図っている。
【0039】
図1では島コントローラ30Aに2台の台コントローラが接続されているが、各島コントローラ30A〜30Cには、多数の台コントローラを接続することができ、各島には、通常、数十台の遊技台11および玉貸機12(サンド)が設置される。また、島コントローラ30は、遊技店の規模に応じて、必要な台数が設置される。
【0040】
図2は、ホール端末50の構成の概要を表している。ホール端末50は、遊技店に設置されている各種遊技機器を管理するシステムの核となるコンピュータ装置であり、本体部50aと、コンソール部50bとから構成されている。
【0041】
本体部50aは、CPU(中央処理装置)51、ROM(リード・オンリ・メモリ)52およびRAM53(ランダム・アクセス・メモリ)を備えている。また複数の島コントローラ30との間でLANによる通信を行なう通信インターフェイス54と、大量のデータを記憶する磁気ディスク装置55と、コンソール部50bを接続する入出力部56およびプリンタ46を接続するためのプリンタインターフェイス57を有する。
【0042】
ホール端末50のコンソール部50bは、キーボード58と、タッチパネル部59aを具備した9インチカラー液晶ディスプレイ59とを備えている。
図3は、島コントローラ30の構成の概要を表している。島コントローラ30は、ホール端末50と台コントローラ20A、20Bの間を中継する機能を備えたコンピュータ装置であり、本体部30aとコンソール部30bを備えている。島コントローラ30A〜30Cは、台コントローラ20A等によって取り込まれた遊技台11、玉貸機12、島端金庫13など各種遊技機器からの計数データを吸い上げて収集し保存するとともに、これをホール端末50に転送する。
【0043】
島コントローラ30の本体部30aは、CPU31、ROM32およびRAM33のほか、ホール端末50と通信するための通信インターフェイス34aと複数台の台コントローラ20と通信するための通信インターフェイス34bを有する。また、台コントローラ20から収集したデータ等を保存するためフロッピーディスク装置35と、コンソール部30bを接続する入出力部36および図示しないプリンタを接続するためのプリンタインターフェイス37を有する。
【0044】
島コントローラ30のコンソール部30bは、キーボード38と、タッチパネル部39aを具備した9インチカラー液晶ディスプレイ39とを備えている。 図4は、台コントローラ20の構成の概要を表している。台コントローラ20は、CPU21、ROM22およびRAM23のほか、島コントローラ30と通信するための通信インターフェイス24と、遊技台等の遊技機器との間で各種の信号を受け渡しするための入出力部25を有している。
【0045】
台コントローラ20A、20Bは、遊技台11、玉貸機12、島端金庫13など各種遊技機器から各種の信号(計数データ等)を取り込むとともに、接続されている遊技機器の正常、異常の状態検出や、玉補給、打止等の遊技台11の制御を行なう機能を備えている。また取り込んだ計数データや検出した機器状態を上位装置(島コントローラ)に通知する通信機能を有している。
【0046】
たとえば、図1に示すように、台コントローラ20Aから遊技台11へは、打止制御、開放制御、補給制御、ハンドルストップ制御用の信号を送り、台コントローラ20Aは遊技台11から、入玉信号、出玉信号、スタート信号、特賞信号、不正信号、確率変動信号などを取り込むようになっている。
【0047】
ホール端末50、島コントローラ30、台コントローラ20が正常に動作しているときは、台コントローラ20のソフト制御により遊技台11への玉の補給制御が行われるようになっている。遊技台は、その裏面上部に島から供給される玉を一時的に貯留するための図示しない供給用玉箱を備えており、該供給用玉箱には、その中に玉が存在するか否かを検知するスイッチとして図示しない空接点が設けられている。台コントローラ20は、空接点がオンか否かの情報と遊技場が営業中か否かの情報を基にして玉の補給制御を行っている。
【0048】
次に各装置の異常を検出する際の動作について説明する。
各装置の異常は、通信におけるデータエラーの有無と通信が途絶えている時間の双方によって検出される。まず、データエラーの有無による異常検出について説明する。遊技台11や玉貸機12等の遊技機器は、玉の入賞や紙幣や硬貨の投入に応じて所定の信号を出力し、該信号の発生回数が台コントローラ20によって計数され、その計数データが図5に示すように台コントローラ20、島コントローラ30、ホール端末50の順に順次転送され収集される。
【0049】
台コントローラ20の有する最新の計数データをD、島コントローラの有する最新の計数データをS、ホール端末50の有する最新の計数データをHとすると、計数データが台コントローラ20からホール端末50に向かって順次転送されることから、ある時点では、次式の大小関係が成立する。
D≧S≧H (1)
D<Sの場合には、島コントローラ30と台コントローラ20のいずれかに通信エラーが生じていることになる。このとき、D≧Hであれば、島コントローラ30が通信エラーの原因であると確定する。また、D<SでかつD<Hであれば、台コントローラが通信エラーの原因であると確定する。島コントローラ30に通信異常が生じている場合には、台コントローラ20からのデータを島コントローラ30のデータに被せこれを採用する。
【0050】
S<Hの場合には、島コントローラ30とホール端末50のいずれかに通信エラーが生じていると判定される。このときD≧Hであれば、島コントローラ30が通信エラーの原因で、D<Hならば、ホール端末50に原因があると判定する。そして、島コントローラ30が異常のときは、島コントローラ30の有する計数データを破棄し、ホール端末50に異常があるときは、島コントローラ30のデータをホール端末50のデータに被せて採用する。
【0051】
このようなデータエラーのチェックは、ホール端末50と台コントローラ20の中間階層に存在する島コントローラ30が主体となって行う。島コントローラ30は、台コントローラ20の計数データ(D)をホール端末50へ転送するために台コントローラ20から逐次計数データ(D)収集している。そこで、今回、収集したデータ(D)と自機のRAM33に記憶してある前回収集した計数データ(S)によりDとSの大小比較を行う。
【0052】
DとSの比較した結果、その大小関係が異常な場合には、ホール端末50に対して最新の計数データを返送するよう要求し、計数データ(H)を取得し、HとDの比較を行う。
【0053】
一方、ホール端末50は、今回、島コントローラ30から収集した計数データをSとし、前回収集し、RAM53に記憶してある計数データをHとし、これらの比較を逐次行うようになっている。すなわち、S<Hとなるデータエラーはホール端末50によって検出される。
【0054】
ホール端末がS<Hなる異常を検出すると、その旨を、該当する島コントローラ30に通知するとともに、ホール端末50の記憶している計数データ(H)を島コントローラ30に転送する。これを受けて島コントローラ30は、ホール端末50から転送されてきた計数データ(H)と台コントローラ20からの計数データ(D)の大小関係を調べ、通信エラーの原因となっている機器を特定する。
【0055】
通信の途絶えによる異常検出は以下のようにして行う。相手装置との間の通信が所定時間(ここでは10分)以上途絶えたとき、その相手装置に異常が生じていると判定する。たとえば、島コントローラ30との間で10分以上通信が途絶えたことをホール端末50が検出したとき、ホール端末50は、島コントローラ30に異常が生じていると判定する。
【0056】
また、島コントローラ30は、ホール端末50、台コントローラ20との間の通信がそれぞれ10分以上途絶えたとき、通信相手の装置に異常が生じていると判定する。同様に台コントローラ20は、島コントローラ30との間の通信が10分以上途絶えたことを検知すると、島コントローラ30に異常が生じていると判定する。このように各装置の異常は、計数データの大小関係と、通信の途絶えた時間の監視により検出される。
【0057】
図6は、各装置に異常が生じたとき、その異常の発生を検出する装置と、異常が生じた際に各装置の行う動作内容を示している。図表の上部横方向の欄61は、異常の生じた装置の種別を示している。欄61に示した機種に異常が発生したときに、左欄62に示した装置の動作を、これらの交わる箇所に表示してある。
【0058】
図表中の○印は、異常の発生を検出する装置であることを、また○印から延びる矢印は、異常の発生を隣接する階層の装置に通知することを示している。
【0059】
たとえば、ホール端末50に異常が生じたとき(図6、63)、該異常の発生は、ホール端末50の傘下の各島コントローラ30で検出され、その旨が各島コントローラ30からその傘下にある台コントローラ20へ通知される。また、ホール端末50に異常が発生したときは、全ての島コントローラ30および台コントローラによりそれぞれローカル運転が行われる。
【0060】
ホール端末に異常が生じたとき島コントローラ30は、ホール端末と通信が行えない状態にある。その際のローカル運転として、各島コントローラ30は傘下にある台コントローラ20と通信を行い、遊技台11等からのデータを収集することを行う。したがって、収集したデータをホール端末50に転送することや、ホール端末50からの制御コマンドを台コントローラ20に転送する中継動作は行わない。
【0061】
ホール端末50に異常が生じたとき、各台コントローラ20は、以下のローカル運転を行う。打止関連については、ハンドルストップ機能は行わない。また打止管理は行わない(打止間差玉はクリアする)。玉の補給は、空接点のオンが検知されたときのみ補給駆動を行う。そのほか、入玉、出玉、特賞回数、確率変動回数、ドラム回転、売り上げ合計等の信号センス情報は、可能な限り台コントローラ20で収集する。
【0062】
島コントローラに異常が生じたときは(図6、64)、異常の発生はその傘下にある台コントローラ20と上位装置であるホール端末50によってそれぞれ検出される。また、ホール端末50は、異常の生じた島コントローラ30の傘下にある各遊技機器について一定項目の管理を中断し、異常の生じた島コントローラ30の傘下にある各台コントローラ20はそれぞれローカル運転を行う。
【0063】
台コントローラ20の行うローカル運転の内容は、先に説明したホール端末に異常が生じた場合と同様であり、その説明を省略する。島コントローラ30に異常が生じたときホール端末50は、異常の発生した島コントローラ30の傘下にある遊技機器の管理を以下のように制限する。
【0064】
打止、特賞発生、異常発生等の状態検知は行わない。遊技台データ(入玉、出玉、特賞回数等)は、異常の生じる直前のデータをそのまま表示する。台制御(開放、特追等)は行わない。差玉推移や特賞推移等の推移データの作成は行わない。
【0065】
台コントローラ20に異常が生じたときは(図6、65)、異常の発生は上位階層の島コントローラ30によって検出され、その旨が島コントローラ30からホール端末50へ通知される。台コントローラ20に異常が生じたとき、その上位の島コントローラ30は、傘下の台コントローラ20で異常が生じる直前に収集したデータをホール端末50へ送信すること、および台コントローラ20の復旧を監視することのみを行う。
【0066】
台コントローラ20に異常が生じたとき、ホール端末50は、異常の生じた台コントローラ20に接続されている遊技機器についてだけ、その管理の一部を中断する。すなわち、打止、特賞発生、異常発生等の状態検知は行わない。また遊技台データ(入玉、出玉、特賞回数等)は、異常の生じる直前のデータをそのまま表示する。台制御(開放、特追等)は行わない。差玉推移や特賞推移等の推移データの作成は行わない。
【0067】
図7は、玉補給の制御状態を示す図表である。台コントローラ20、島コントローラ30、ホール端末50が全て正常に動作しているときパチンコ機への玉補給制御は、空接点のオンオフ状態と遊技場が営業中であるか否かを基にして台コントローラ20によってソフト制御される(図7、71)。すなわち、営業前は、空接点のオンオフ状態にかかわらず、玉補給の駆動信号を出力しないように制御する。
【0068】
営業中は、空接点のオンオフ状態に応じて玉の補給をソフト制御する。営業後は、空接点がオンの遊技台だけに玉の補給を行って各遊技台の供給用玉箱を満たし、その後は駆動信号を出力しないように制御する。
【0069】
台コントローラ20、島コントローラ30、ホール端末50のいずれかが故障したときは(図7、72)、営業状態にかかわらず空接点がオンか否かのみを基にして遊技台11への玉の補給制御を行う。すなわち、台コントローラ20等に異常が生じたときは、台コントローラ20を介在させずに空接点のオン、オフだけを基にハード的に玉の補給制御を行う。なお、メダル台の場合には(図7、73)、駆動信号の出力は行わない。
【0070】
図8は、島コントローラ30あるいは台コントローラ20に異常が生じた際にホール端末50の行う動作の流れを示したものである。通信の途絶えやデータエラーによって島コントローラ30の異常を検出したとき(ステップS101;Y)、あるいは、島コントローラ30からその傘下にある台コントローラ20の異常が通知されたとき(ステップS102;Y)、ホール端末50は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について先に説明したように一部の管理を中断する(ステップS103)。
【0071】
このとき、異常の無い部分については通常どおりの管理、すなわちデータの収集や台制御などを行う。また、異常の生じた装置の傘下にある台コントローラ20等は、それぞれローカル運転のモードに移行する。
【0072】
島コントローラ30あるいは台コントローラ20の異常が検知等されたときは、その旨を操作者に通知するため異常発生メッセージをホール端末50のディスプレイ59に表示する(ステップS104)。その後、異常が復旧するまで(ステップS105;N)、上記のような管理状態を継続する。島コントローラ30の復旧はホール端末50が監視し、また台コントローラ20の復旧は、島コントローラで監視され通知されるようになっている。
【0073】
異常が復旧したとき(ステップS105;Y)、ローカル運転を行った台コントローラ20等により記憶されている各種のデータをホール端末50へ集約し、異常発生期間中のデータを補充して遊技場全体として管理データの整合をとり(ステップS106)、その後、通常動作モードに移行し、中断していた項目についても管理を再開する(ステップS107)。
【0074】
ただし、台コントローラ20に異常があったときは、その台コントローラ20に接続されている遊技台のデータを収集することができないので、復旧後にデータの整合をとることはできない。この場合には、異常の発生したことを履歴データとして残しておき、閉店後の集計処理等で印刷出力する帳票に、異常の発生した台であることを表示するようになっている。
【0075】
図9は、ホール端末50に異常が生じた際に島コントローラ30の行う動作の流れを示したものである。島コントローラ30がホール端末50の異常を検出すると(ステップS201;Y)、ホール端末50に異常が生じたことを各島コントローラ30は傘下の台コントローラ20に通知する(ステップS202)。そして、ホール端末50の異常が復旧するまでの間、先に説明したローカル運転を行う(ステップS203、S204)。
【0076】
ホール端末50の異常が復旧したとき(ステップS204;Y)、ローカル運転中に収集したデータをホール端末50に転送する(ステップS205)。また、傘下の台コントローラ20にホール端末50の異常が復旧した旨の通知を行う(ステップS206)。その後、通常動作モードに移行し、正常時の処理を行う(ステップS207)。
【0077】
図10は、台コントローラ20に異常が生じた際に島コントローラ30の行う動作の流れを示したものである。島コントローラ30が傘下の台コントローラ20の異常を検出すると(ステップS301;Y)、傘下の台コントローラ20に異常が生じたこと、およびその台コントローラの識別番号をホール端末50に通知する(ステップS302)。
【0078】
その後、島コントローラ30は、異常の生じた台コントローラ20については先に示したローカル運転をその異常が復旧するまで行う(ステップS303、S304)。また、異常の発生していない傘下の台コントローラについては通常どおり中継転送動作を行う。
【0079】
傘下の台コントローラ20の異常が復旧すると(ステップS304;Y)、その旨をホール端末50に通知し(ステップS305)、通常動作モードに移行する(ステップS306)。
【0080】
図11は、ホール端末50あるいは島コントローラ30に異常が生じた際に台コントローラ20の行う動作の流れを示したものである。通信の途絶えやデータエラーによって島コントローラ30の異常を検出したとき(ステップS401;Y)、あるいは、島コントローラ30からその上位のホール端末50の異常が通知されたとき(ステップS402;Y)、台コントローラ20は、ローカル運転に移行する(ステップS403)。
【0081】
上位装置の復旧を検出、あるいは復旧が通知されたとき(ステップS404;Y)、ローカル運転中に収集したデータを上位の島コントローラ30に転送し(ステップS405)、通常動作モードに戻る(ステップS406)。転送されたデータは、島コントローラ30からホール端末50へと送られる。これにより、ホール端末50は、異常期間中のデータを補充し整合をとるようになっている。
【0082】
以上説明した実施の形態で示したローカル運転の内容は一例であり、上位装置との通信が途絶えた状態で動作可能な処理であれば、ローカル運転の内容は任意に定めることができる。ただし、異常が復旧した後にデータの整合をとるため、少なくとも島コントローラあるいは台コントローラのいずれかでローカル運転中における末端の遊技機器の動作状態を収集し記憶しなければならない。
【0083】
【発明の効果】
本発明にかかる分散型遊技場管理システムによれば、ホール端末、島コントローラ、台コントローラの最新の計数データの大小関係が成立しているか否かを調べ、大小関係がどのように崩れているかにより異常検出しているので、いずれに異常が生じても、異常の生じた装置の傘下にある装置によってローカル運転が行われるので、復旧後に遊技場全体としてデータの整合をとることができ、信頼性の高い遊技場管理を行うことができる。
【0084】
また、ホール端末、島コントローラ、台コントローラのいずれかに異常が生じた際に、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器には、遊技者に払い出す玉を貯留するための供給用玉箱に玉が存在するか否かを検知する空検知スイッチを備えられているので、ホール端末装置、島コントローラ、台コントローラのいずれかに異常が生じている間、空検知スイッチの検知情報のみを基にして玉の補給が行われるので、異常の発生した装置の傘下にあるパチンコ機であってもこれを稼動して営業を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る分散型遊技場管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技場管理システムの有するホール端末の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技場管理システムの有する島コントローラの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技場管理システムの有する台コントローラの構成を示すブロック図である。
【図5】台コントローラからホール端末へ計数データが転送される様子を模式的に示す説明図である。
【図6】分散型遊技場管理システムの各装置に異常が生じたとき、その異常の発生を検出する装置と異常が生じた際に各装置の行う動作内容を示した説明図である。
【図7】玉補給の制御状態を示す説明図である。
【図8】島コントローラあるいは台コントローラに異常が生じた際にホール端末の行う動作の流れを示す流れ図である。
【図9】ホール端末に異常が生じた際に島コントローラの行う動作の流れを示す流れ図である。
【図10】台コントローラに異常が生じた際に島コントローラの行う動作の流れを示す流れ図である。
【図11】島コントローラあるいはホール端末に異常が生じた際に台コントローラの行う動作の流れを示す流れ図である。
【符号の説明】
10…分散型遊技場管理システム
11…遊技台
12…玉貸機
13…島端金庫
14…カード自動販売機
15…景品玉計数器
20、20A、20B…台コントローラ
21、31、51…CPU
22、32、52…ROM
23、33、53…RAM
24、34a,34b,54…通信インターフェイス
25、36、56…入出力部
30、30A、30B、30C…島コントローラ
30a、50a…本体部
30b、50b…コンソール部
35…フロッピーディスク装置
37、57…プリンタインターフェイス
38、58…キーボード
39、59…ディスプレイ
39a、59a…タッチパネル部
41…LON
42…集線装置(HUB)
43…LAN
44…カウンタ端末
45…データベース
46…プリンタ
47…音声出力装置
48…インカム
50…ホール端末
55…磁気ディスク装置

Claims (4)

  1. 遊技場内に配置された複数の遊技機器を統括管理するホール端末装置を最上位階層の装置とし、島コントローラ、台コントローラの順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラに管理対象としての遊技機器をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システムにおいて、
    前記ホール端末装置、島コントローラ、台コントローラの各装置は、それぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する異常検出手段を備え、
    前記遊技機器は、その動作状態を示すデータとして動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ、島コントローラ、ホール端末装置の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ、島コントローラを通じて順次ホール端末装置へ転送され、
    前記異常検出手段は、台コントローラの有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラの有する最新の計数データが台コントローラのそれよりも大きくなく、ホール端末装置の有する最新の計数データが島コントローラのそれよりも大きくない大小関係が成立しているか否かを基にして各装置における異常の有無を検出し、
    前記ホール端末装置、前記島コントローラのいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行い、
    前記島コントローラ、台コントローラのいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断し、
    前記異常の生じた装置が復旧したとき、該装置の傘下にある装置が前記ローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採ることを特徴とする分散型遊技場管理システム。
  2. 遊技場内に配置された複数の遊技機器を統括管理するホール端末装置を最上位階層の装置とし、島コントローラ、台コントローラの順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラに管理対象としての遊技機器をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システムにおいて、
    前記ホール端末装置、島コントローラ、台コントローラの各装置は、それぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する異常検出手段を備え、
    前記ホール端末装置、前記島コントローラのいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行い、
    前記島コントローラ、台コントローラのいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断し、
    前記ホール端末装置、前記島コントローラ、前記台コントローラのいずれかに異常が生じたとき、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器は少なくとも遊技に供する玉の補給制御を自ら行い、
    前記遊技機器はパチンコ機を含み、該パチンコ機は、遊技者に払い出す玉を貯留するための供給用玉箱と、該供給用玉箱に玉が存在するか否かを検知する空検知スイッチを備え、
    前記ホール端末装置、島コントローラ、台コントローラのいずれかに異常が生じている間、前記空検知スイッチの検知情報のみを基にして玉の補給が行われるように玉の補給制御系を切り替え、
    前記異常の生じた装置が復旧したとき、該装置の傘下にある装置が前記ローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採ることを特徴とする分散型遊技場管理システム。
  3. 遊技場内に配置された複数の遊技機器を統括管理するホール端末装置を最上位階層の装置とし、島コントローラ、台コントローラの順でこれらを通信路によって木構造の階層形式に接続し、最下位階層の台コントローラに管理対象としての遊技機器をそれぞれ接続した分散型遊技場管理システムにおいて、
    前記ホール端末装置、島コントローラ、台コントローラの各装置は、それぞれに接続されている隣接する階層の装置に異常が生じたことを検出する異常検出手段を備え、
    前記遊技機器は、その動作状態を示すデータとして動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ、島コントローラ、ホール端末装置の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ、島コントローラを通じて順次ホール端末装置へ転送され、
    前記異常検出手段は、台コントローラの有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラの有する最新の計数データが台コントローラのそれよりも大きくなく、ホール端末装置の有する最新の計数データが島コントローラのそれよりも大きくない大小関係が成立しているか否かを基にして各装置における異常の有無を検出し、
    前記ホール端末装置、前記島コントローラのいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置の傘下にある装置は、上位装置との通信が途絶えた状態で実行可能であって少なくとも末端の遊技機器からその動作状態を表すデータを収集し記憶することを含む予め定められたローカル運転を行い、
    前記島コントローラ、台コントローラのいずれかに異常が検出されたとき、異常の生じた装置を傘下に収めている上位階層の装置は、異常の生じた装置の傘下にある遊技機器について所定事項の管理を中断し、
    前記異常の生じた装置が復旧したとき、該装置の傘下にある装置が前記ローカル運転中に末端の遊技機器から収集し記憶しているデータを基にしてシステム全体としてデータの整合を採ることを特徴とする分散型遊技場管理システム。
  4. 前記遊技機器は、その動作状態を示すデータとして動作回数に応じて順次増加する計数データを出力し、台コントローラ、島コントローラ、ホール端末装置の各装置が正常動作しているとき該計数データは台コントローラ、島コントローラを通じて順次ホール端末装置へ転送され、
    前記異常検出手段は、台コントローラの有する最新の計数データが最も大きく、島コントローラの有する最新の計数データが台コントローラのそれよりも大きくなく、ホール端末装置の有する最新の計数データが島コントローラのそれよりも大きくない大小関係が成立しているか否かを基にして各装置における異常の有無を検出することを特徴とする請求項2記載の分散型遊技場管理システム。
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